NHKは「スーダンの首都ハルツームから別の都市に在留邦人を陸路で移動させ、そこから自衛隊機で国外に退避させる計画が検討されている」と報じているが、ポート・スーダンに向けて自国民の脱出を試みたフランスの車列は攻撃を受けて負傷者が出た。
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首都ハルツームの在留邦人を別の都市へ陸路で移動させ、そこから自衛隊機で国外に退避させる計画が検討されている
米国防総省は23日「スーダンの首都ハルツームにある米大使館から外交官など政府職員やその家族を国外に退避させた」と発表、AP通信も「3機のMH-47を含む航空機はジブチを出発し、途中エチオピアで給油を行い約3時間をかけてハルツームに向かった。作戦は何のトラブルもなく迅速に行われ1回の作戦で予定された退避(約70人)を完了させた」と報じている。
英国のスナク首相も23日「英軍が外交官やその家族をスーダンから国外退避させる複雑な作戦(大使館の位置がスーダン軍と準軍事組織=RSFの交戦地域近い)を完了させた」と明かしており、ウォレス国防相も「この作戦に第16空中強襲旅団戦闘団、海兵隊、空軍が参加した」と述べているので、米国と同じように首都ハルツームに航空機を直接飛ばした可能性が高い。
フランス、ドイツ、オランダ、オランダ、オーストラリア、ヨルダン、イラク、エジプト、トルコなどもハルツームからの自国民退避を開始しており、フランスは陸路でポート・スーダンに向かい、トルコは第三国を経由する陸路で退避を行うと発表してしたが、アルジャジーラは「フランスの車列が攻撃を受け負傷者が出た」と報じており、スーダン軍とRSFは「相手が車列を攻撃した(RSFは護衛していた車列がスーダン空軍機の攻撃を受けたと主張)」と責任を押し付けあっている。
一方で日本のNHKは「首都ハルツームから別の都市に在留邦人を陸路で移動させ、そこから自衛隊機で国外に退避させる計画が検討されている」と、TBSは「23日中にも日本人を含む国連職員とその家族が陸路でポート・スーダンに向かい空路(恐らくポート・スーダン空港)で国外に退避する」と報じており、後者は国連の国外退避なので自衛隊の計画とは無関係であると思われる。
どちらにしても日本が在留邦人を国外退避させるためにはポート・スーダンに向う必要があり、アルジャジーラの報道によると首都ハルツームからポート・スーダンに向う陸路は「ナイル川沿いにダーマルを経由するルートだ」と言及していため、首都近郊を抜けるまで非常にリスクが高いがカッサラ経由よりも移動距離が短い。
日本大使館の位置もスーダン軍とRSFの交戦地域に近いため、両陣営との調整が上手くいくかが市内から離れるための条件と言えそうだ。
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※アイキャッチ画像の出典:Alan Wilson/CC BY-SA 2.0
西側諸国も一緒に脱出したりしないんだな
流石に情報共有くらいはしてると思うけど
大使館の位置が違うから、同時は厳しかったんかね
一度に沢山連れ出せないのだろう。
それだけ現地の状況が混沌としているのでしょう。
西側諸国も突発的な出来事を把握するのに手間取って足並みを揃えるどころではないのだと愚考する次第です。
スーダンの状況は今日明日に解決する様子を見せていませんから、とにかく一刻も早く各国の人々が退避してくれることを祈っています。
てっきりアメリカ人と一緒に脱出するもんかと
邦人の方々は何処の国の方と移動するのかね?
調整の面で正直外務省には荷が重いと思うけど少しは軍事に明るい奴いるよな?