イスラエルのヘルツォーク大統領は防空システムをウクライナに提供できない理由に言及、さらに「欧米諸国も特定の装備提供を拒否しているのにイスラエルだけを批判するのは間違っている」と主張した。
参考:Israel’s Herzog says there are limitations on supplying Ukraine with air defense systems
ロシアとの関係に悪影響を与える殺傷兵器の提供も「現時点では不可能」と示唆している可能性が高い
イスラエルはウクライナ侵攻を非難しているもののリシア問題やイラン問題を抱えているため、ロシアとの決定的な関係悪化は安全保障における国益を損なう可能性があり、ウクライナへの支援範囲は「非殺傷装備の提供」に限定してしたが、イラン製無人機による空からの攻撃が急増すると「世界で最も優れたイスラエル製防空システム」に期待する声が強くなり、ウクライナも公式ルートを通じて防空システムの提供を呼びかけている。
この問題についてヘルツォーク大統領は26日「我々の武器には敵の手に渡って欲しくないものや、ウクライナと共有できない秘密もあり、輸出向けバージョンが用意されてない武器もある。しかし我々に出来ることなら何でもするつもりで非殺傷装備なら喜んで提供する」と明かし、欧米諸国もウクライナに特定の装備提供を拒否していると指摘して「武器提供でイスラエルだけを批判するのは間違っている」と主張した。
欧米諸国も西側製戦車や高度な防空システムの提供=軍事技術の共有を拒否しており、提供に踏み切った防空システムもNASAMSやIRIS-TSLMといった近距離もしくは中距離をカバーするもので、長距離をカバーするパトリオット・システムの提供は拒否、統合された防空システムに提供されるのも旧式のホークが有力だ。
つまり欧米諸国ですら提供を拒んでいるのに「ウクライナが提供を期待しているアロー、デービッド・スリング、バラク、アイアンドーム、スパイダーといった最新の防空システムは出せない」という意味で、さらに「非殺傷装備なら喜んで提供する」とも述べているため、ロシアとの関係に悪影響を与える殺傷兵器の提供も「現時点では不可能」と解釈するのが妥当だろう。
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※アイキャッチ画像の出典:public domain David’s Slingで使用される迎撃弾Stunner
>我々の武器には敵の手に渡って欲しくないものや、ウクライナと共有できない秘密もあり
これかなあ。防空システムじゃ世界一と言っても過言ではないイスラエルが渡したくない実戦データもいくらでもあるだろうから。
商売下手な某国の防衛産業みたいですね(イスラエルらしいとはちょっと思えないような
イスラエルには提供するメリットが有りませんからね
実戦データは自国で取れるし、周辺国ほぼ全てが敵対国ですから機密保持がしづらいウクライナに提供して各種データが漏れる方がやばいですね。
ロシアに武器流してた航空企業の奴とかいたし、国内を〆ても中国を通じて中東に流れるとかも充分考えられるしね。
>「武器提供でイスラエルだけを批判するのは間違っている」
結構、これがイスラエルの本音の様な気がする
でも、何時までもロシアとの関係に配慮し続けていると、その内イスラエルも一時のドイツと同じ様に見られて馬鹿を見るかも知れないから、何時まで強情を張っていられるのか気になるね
例えば、イスラエルは毎年自らの軍事費の約4分の1を米国からの援助で賄っているんだけど、もしも米国から「ウクライナへの武器支援をしないのなら、今後貴国への軍事費援助は凍結して、凍結した費用はウクライナヘ回す」と言われたらどうするのだろう?(幾ら米国内のユダヤロビーが強くても、ドイツの様に内外からの批判が高まればロビー活動が逆効果になる恐れもある)
イスラエルからしたらウクライナがロシアに呑み込まれても対岸の火事ですらありませんからね。
イエルサレムを死守するためにロシアは(シリアで)使い道がありますがウクライナにはそれがありません。ならばイスラエル目線の利益の出し手はロシアなのです。
自らの価値観を西側陣営の価値観と同一視していては欧州諸国を正しく察する事は難しいのでは無いかと思います
費用負担が御奉仕であるなら、それもあり得るかもしれないがイスラエルが中東に存在する事や兵器開発面でもリターンがある。
米国の立場なら太平洋に重心置いてそこに続く中東も考えないといけないしウクライナの戦争は欧州が中心になるべきだと思ってるんじゃないの。
いくら自由主義陣営のウクライナのためとは言えそこまでする義理が米国にあるのかな。イスラエル軽視した結果、中東の方も余計にきな臭くなるとかたまったもんじゃないし、いくらウクライナがピンチだと言ってもそこばかりにリソース振るのが正しいとは思えない。
もうイスラエルは諦めたんだろう・・・イランに核弾頭が渡って、デモンストレーションの核爆発が行われても
仕方がないと。
イスラエルだけじゃなくて、euまで核弾頭付きのイラン製のミサイルの射程内に入るのに。
何もロシアが核を使う必要なんかないんだよ!
イランに渡して、イラン領内で爆発させればよいだけ・・・「イランに核弾頭を渡す」今の所、ロシアが採るべき最適な方法。
いや、もしもロシアがイランに核兵器を渡したら、イスラエルは黙っていませんよ
仮にイラン領内で核爆発でもやったら、間違い無くイスラエルはイラン全土へ空爆を仕掛けると思います
尤も、そうなったら第三次世界大戦の可能性も有るので、どこまでロシアが本気でイランへ核兵器を渡すのか不透明ですが
いまんところロシアと関係が破綻してるわけでもないし、欧米諸国が高性能対空兵器を供給していないんだから
イスラエルが出す義理もないし、下手に刺激してその報復として核兵器を拡散される可能性の方が高いのでは…?
だいたいロシアが核を提供した瞬間イスラエルは全力で核兵器をぶっ潰す鬼になるし、西側諸国も本気で取り組むなんてロシアが一番分かってるので、核のカードは切れない
逆に切ってないからこそ中途半端な支援しか西側が出来ないのだと分かってるのだから今の状況を維持するに決まってる
沈みゆくロシアの顔色見ても将来的に損するだけだよ。
イスラエルには🇺🇦が冬を越すのに必要な発電機などの装備をバンバン送って頂いてですね
イランが今年夏にロシアに供与した自爆ドローン数百機の代価は、Su-35戦闘機30機だったらしい
ではその数倍の自爆ドローン2400機は、いまロシアが持ってる何と引き換えに渡すつもりなのかと考えるとなあ、
ロシアを警戒する気持ちはわかるが、結局ロシアの行動を追認していけば、
イランに絶対渡してはならないものを渡すことになるんじゃねと思う
欧米との関係がこじれまくった以上
文字通り腐るほど持ってる核兵器供与するのはありそう
核兵器の維持費も抑えられて同盟国の戦力も強化できる
アメリカはもうニュークリア・シェアリングしてるからロシアがやらない理由もないし
実際ウクライナでロシアが頑張れば頑張るほどアメリカが消耗するのが分かっているから、イランの対価としては自分達の敵対国家へ消耗を強いる事はありそうだが。
別に核とか渡さなくても航空機の技術なり将来的にチェックメイトを渡すなり共同開発するとか。対空ミサイルのアップグレードやT-14由来の戦車アップグレードとか通常兵器で渡せる物は有ると思う。
夏に渡された時のUAVが使い物にならなかった話が情報戦で過小評価するように誘導した訳でなければロシアが協力して現状レベルの性能まで引き上げた可能性有るから、互いに弱い所を補う関係構築した可能性はある。
Tiran-6戦車も売り切れらしいからな。何にせよ強要はできんだろうよ。
では、イスラエルに何を頼めるかを考えよう
ロシアとイランの偉い人たちのスキャンダルを彼らの国内にバラまくというのは
ウクライナの反撃のターンがひと段落し
ロシアがそれに対して様々なカードを切ってきました
兵士の動員、親ロシア国家からの武器の輸入、ウクライナ民間インフラへの攻撃
軍隊だけの衝突ではなく国全体の総力戦になりつつあり
1国だけではなく、お互いの協力国とのチーム戦になりつつあります
次はどのような手を打つべきか、それは主にNATOに委ねられています
はっきり言いますが、この戦争は間違いなくNATOの代理戦争です
いい加減に覚悟を決めなければ、兵器を出し渋っている場合ではないと思います
もう経済的な面では世界大戦は始まっている様相です
もう火が付いていると思います、綺麗事を言い訳にして先延ばしにし続けていては
最終的には専制国家チームが勝利を納める事になりかねません
イスラエルはNATO加盟国じゃないけど?
イスラエルにそこまで言うなら日本にも一言欲しいところだね
イスラエルに向けてのつもりじゃありませんでしたが
その辺り、特に書いていないので誤解を与えてしまいますね
失礼しました
イスラエルに期待するよりも、NATOがやるべきという意見です
NATOはまだまだ強い兵器を持っています
戦車も戦闘機も長射程ミサイルも防空システムも必要です
ウクライナ人だけの戦争じゃありません、NATOの戦争だと思います
只、米国が第101空挺師団の一部をウクライナ国境付近のルーマニア側へ演習名目で展開する等、NATOも無策では無いと思うんです
それで今、注目すべきなのはロシア側がダーティ・ボムの使用を伺わせる発言をしている点で、ここで今後の展開が変わって来る様な気がします
但し、開戦直前と見られる状況下での欧米諸国の基本姿勢は「戦争を起こさせない」です(ロシアのウクライナ侵攻直前の対応が正にそうでした)。この事を忘れてはいけないと思います
難しいところですね。遅れを取る前に総動員、と強硬策を連発して開戦となった第一次大戦。(開戦準備期間でもあるが)戦禍を繰り返すまいと融和策を講じて結局開戦に至った第二次大戦。
何をはっきりと言ってるかは知らないが、これは代理戦争ではなくて、
最初から今までずっとウクライナの反攻を関係各国が支援している戦争なんだよ
兵器は供与するし情報も与えるし、訓練もするしカネも支援物資も出すが、
撃つのも止めるのもウクライナの意思ひとつにある。それが最も重要
そこに関しては各国すべてがウクライナの抗戦意思を尊重している
あと綺麗事を馬鹿にしているようだが、西側がロシアを締め上げてウクライナを支援する根拠にしてるのが
その綺麗事の代表格の国際法だということは忘れてはならない。
そこ忘れて誰を動員してもいいとか、他国への残虐な行為を、総力戦とかいう言葉で糊塗していると
日本を含む各国はどうして支援しているのかという根本的なところを見失うよ
その通りです。2月24日の開戦当初なんか、誰もウクライナが反攻できると思っていませんでしたからねぃ。バイデンもウクライナからの退避を国民に呼びかけていたし、米軍を出さないとはっきりと明言していた。多分、ロシア軍がキーウ攻略を試みずに、ドンバス地域のみの攻撃だったら黙認していた可能性が高いね。日本なんか侵攻直前まで日露経済協力の定例会合に応じてましたから。
ロシア軍の残虐性にショックを受けて「にわか反露」になった人たちはそのことを冷静に見るべきです。
さすがイスラエル
中東方面におけるロシアとの関係を考慮しつつ
国益を損なわない選択をする
ネタニヤフが自分が政権とったら、ウクライナ支援の対応をかえると言ってるらしい。
11月1日に選挙がある。
ネタニヤフが勝つかどうかわからないけど、現与党以外が政権をとったらイスラエルの対応もかわってくるのではないか?
この分じゃこれからもウクライナの発電所は壊され続けるね。。。
ホークじゃ飽和攻撃に対抗しきれないだろうし
ウクライナにとっては暗いニュースだ
只、そこでロシアとイランが調子に乗ると、またイランのドローン工場が爆撃されたり、ドローン供与の責任者が正体不明の武装集団に襲われて暗殺されたりする(誰がやるのかについては御察し下さい)ので、ウクライナ側の一方的な不利にはならなそうな気がする
非殺傷兵器なら良い……
ではモサドのナチス残党拉致チームにプトラーさんを誘拐でもしてもらいたいですね。上手くやれば責任押し付けて戦争終わらせられるかもですしね(半分本気
日本も検討してほしい装備なので有力なのを、参考にして・・ウクライナも災難ですね、せめて参考にさせてもらいます。
米陸軍、中国の巡航ミサイルからグアムを守るためアイアンドーム配備を発表
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アイアンドーム
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スカイネックス
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いよいよつまるところは、どの国もバイデンさんまかせということ
どうするのこの冬を
ウクライナ難民の発生を放置してると西側総崩れもあり得るのに
アメリカ国内の世論に動きが有る(アメリカの3大ネットワークはヘブライ資本)
イランのロシア支援が拡大
辺りが有るまでは様子見にする、という感じなんですかね。
イスラエルを「中東のインド」と考えれば何も問題ないね!😉
どっちも核兵器持っているからなぁ。
このニュースひとつとっても、もはやウクライナに勝ち目がないのは明白
米国中間選挙から一気に流れが変わり、欧米の総崩れが始まる
イスラエルはむしろパレスチナで侵略、虐殺を行なって来た側の国だし、ロシアにシンパシーを持っていても不思議ではない。イランも罪のないウクライナ侵略に与したりせず、イスラエルに立ち向かっているだけなら、正義としての名分は守れたろうに。
開戦以来
イスラエルと同じく何もやってこなかった西側と価値観を一切共有できていない日本人がイスラエルを非難するのはおかしくない?
日本が他国並みになるのを望んでいなかったのは敵性国家ばかりでないから、そう言われても
平成に、水面下で米国にトマホーク売却を打診したら断られたという報道がそれを物語っている
周囲の都合でいきなり変化しろって言われても、そんな簡単に平和国家体制の変換とかできないだろ
そのイスラエルもまた米国の支援で軍事国家を維持できてるのを考えると、動けないのは我が国だけの責任とは言えまい