今回はF-35の整備に関する話をまとめたもので個人的には興味深い分野だが、地味な話が続くため興味がない方はパスしてください。
米国が開発したF-35は同盟国への輸出を念頭に開発された第5世代戦闘機で、これまで輸出されてきた米国製戦闘機や航空機とは全く異なる運用・維持体制が構築されており、大まかに導入国の軍が担当する日常的な機体整備、導入国の民間企業に開放されたF-35のコンポーネント整備、地域毎に複数設定されたエンジンデポが担当するF135の整備、地域毎に設定されたMRO&Uが担当する機体及びシステムの整備の4つに分かれている。
導入国の軍が担当する日常的な機体整備は飽くまで機体の運用に関わる部分に限定されており、予め設定された飛行時間を経過するか故障したコンポーネントは米国防総省が指定した民間の請負企業に送られ、一定時間(恐らく2,000時間毎)を飛行した機体やエンジンもエンジンデポやMRO&Uに送られオーバーホールを受けることが義務付けられているのが特徴だ。
F-35のコンポーネントは米空軍や航空自衛隊など調達国に紐付いていないのが特徴
まずF-35を構成する数百ものコンポーネント整備は地域毎に請負う企業(地域整備業者)が異なっており、2016年と2019年に米国防総省が28分野463品目を民間の請負企業に開放している。
この地域整備業者はFMS経由でF-35を導入した同盟国にも参入のチャンスが残されており、太平洋地域では日本企業(アビオニクス分野の4品目/受注した三菱電機によればレーダー関係ではないらしい)と韓国企業(射出座席など計4品目)がF-35のコンポーネント整備事業を受注、2021年中にラストチャンスとなる3回目の地域整備業者選定結果が発表される予定(コロナ前の話なので遅れる可能性が大)で300を超えるコンポーネント整備が開放されるらしい。
補足:非プログラム出資国(日本と韓国)のコンポーネント整備受注規模は8品目/463品目(計2回の選定で開放されたコンポーネント整備品目の合計)で、如何にプログラム出資国が多くのコンポーネント整備を独占(出資しているの当然の権利)して投資した資金の回収に繋げているのかが垣間見える。
さらに興味深いのはF-35のコンポーネントは米空軍や航空自衛隊など調達国に紐付いていない点だろう。
つまり整備を終えたF-35のコンポーネントは送られてきた国に返却されるのではなく地域毎に一旦プールされ、F-35物流情報システム「ALIS」の管理に基づき必要な国にコンポーネントが配送されるため、航空自衛隊が整備に送り出したコンポーネントの代わりに配送される整備済みコンポーネントはオーストラリア空軍が使用していたものだったりするという意味だ。
IHIがF135のエンジンデポを設立中だが初期デポ要件(IDC)の承認までには至っていない
F135のオーバーホールを担当するエンジンデポも地域毎に複数設定(米国、欧州地域/オランダとノルウェー、太平洋地域/オーストラリアと日本の計5つ)されており、米国以外で正式にエンジンデポが稼働状態に達しているのはオーストラリアとオランダだけで、オーストラリアは2021年7月にオランダは2021年8月に初期デポ要件(IDC)を満たしたと承認されたのでF135のオーバーホールが行えるようになった。
ノルウェーのデポは2020年11月に操業を開始したもののIDC承認は2021年末予定なので、まだF135のオーバーホールに関する能力は確立できていない。
航空自衛隊向けのF135製造を請け負っている日本のIHIもデポ事業参入を視野に入れていると2017年に報じられていたが、ロッキード・マーティンのウェブサイトでは「IHIがF135のデポを設立中だ」と紹介されているのでIHIのデポ事業参入は確定的だが、Pratt&Whitneyの支援を受けてエンジン組み立てとは異なるオーバーホール技術のトレーニングを積む必要があるので初期デポ要件(IDC)の承認を獲得するには時間がかかるものと思われる。
そのためIHIがIDCを獲得するまでは太平洋地域でF135のオーバーホール需要が発生するとオーストラリア行きになるのかもしれない。
参考:Netherlands becomes first operational F135 engine depot outside US
参考:TAE Aerospace’s F135 MRO&U facility in Australia becomes operational
参考:KONGSBERG AVIATION MAINTENANCE SERVICES OPENS F135 ENGINE MAINTENANCE DEPOT
MRO&Uがオーバーホール以外で忙しくなるのは「Tech Refresh3」へのアップグレード作業が本格化する頃
最後に地域毎に設定されたMRO&Uは米国、イタリア、オーストラリア、日本に設置されており4ヶ所全てが正式な稼働に入っている。
因みにMRO&Uが今後取り組むことになるのはBlock4へのアップグレード作業だが、これはソフトウェアが中心なので「MRO&Uに持ち込むことなく部隊レベルで殆ど作業が行われる」と言われており、MRO&Uが定期的なオーバーホール以外で忙しくなるのは「Tech Refresh3」と呼ばれるアビオニクス(コア・プロセッサやメモリーの更新、コックピットに搭載されているパノラマディスプレイの交換、AN/APG-81のアップグレードや武器関係を扱うハードウェアの交換など)の更新作業だろう。
Block4とTR3は非常に密接な関係にあり更新にかかるコストが馬鹿にならないため、米空軍はBlock4とTR3が完全に組み込まれた新規製造機が出てくるまでF-35Aの調達を減らしてF-15EXの調達を優先する決定を下しており、2022年度のウィッシュリスト(空軍予算外での調達希望)には常連だったF-35AではなくF-15EXの名が挙がっている。
但し米空軍がF-35Aの調達を減らしても実際に影響が出るのは数年先のことなので、来年以降にロッキード・マーティンが生産するF-35の数は150機以上に設定(2022年は151機~153機/2023年は156機納入予定)されており、130機台まで落ち込んでいたF-35の生産量はサプライチェーンは新型コロナウイルスの混乱から完全に脱したと言える。
少々話が脱線したがF-35は日常的な機体整備、F-35のコンポーネント整備、エンジンデポが担当するF135の整備、MRO&Uが担当する機体及びシステムの整備の4つが全て機能して初めて運用・維持が可能になるため、もはや米国ですら単独でF-35を運用・維持していくのは困難で、特にコンポーネント整備が国際的なサプライチェーンに依存していると言うのが良い意味でも悪い意味でもF-35の特徴なのだろう。
関連記事:米空軍、F-35AではなくF-15EXの追加調達をウィッシュリストで議会に要請
※アイキャッチ画像の出典:Lockheed Martin Fort Worth Texas Photo by Alexander H Groves
いや、軍事ではこういう地味な話が重要なので面白かった
今後も時間が有ればこういう話をお願いします
IHIのF135のエンジンデポはまだ稼働時期未定というのは知らなかった
オランダは2021年8月にようやく稼働開始、ノルウェーのデポのIDC承認は2021年末予定というあたり、F-35製造数に対するエンジンデポ稼働率が遅れたことが世界的なF-35エンジン整備遅延につながっていたのかな?
2021年2月時点の記事でエンジン問題が発生してるのってアメリカだけでは?
導入時期と訓練回数から他の国は少し先かと思う。
リンク
過去記事によると外国軍のF-35(3機のみ)もエンジンが足りず地上待機してる(過去形?)らしい
>これに加え中東地域に配備された際に吸い込んだ砂に含まれるカルシウムマグネシウムアルミノけい酸塩(CMAS)がタービンブレードに付着して加熱されるとガラスの結晶化が発生してコーティングを破壊する問題と相まって、想定よりも早く機体からエンジンを取り外し整備拠点に持ち込んでいるのだ。
なので米軍特有の問題ではなく、純粋に運用数が多い&運用環境が悪いのコンボで米軍でとくに問題が顕著化してるだけっぽい
価格高騰は全世界的に起こってる
平時は毎回デポ送りでもなんとかなるだろうけど戦時にこれだと運用体制が破綻しそうだな
現代は戦争はストックの戦争と言われて、短期決戦指向だからね
昔の様な総力戦・長期持久戦ってのは想定し辛い
世界大戦には、対応できない戦闘機ですね。
対中国で使えるのだろうか?
正直、この体制は、平時の民生品ですら上手くいかないと思う。
欧州、日本、アメリカ毎に全て対応出来る体制にしないと、実戦で使えない。
恐らくはアメリカは国内で自己完結できる体制にしてるんでしょうね。
その他の運用国はおっしゃる通りでそのリスクを無視できない。
平時であってもコンポーネント供給を一括管理する米と対立することになれば運用に支障が出る可能性も。
トルコがサプライチェーンから脱落することのコスト上昇を心配してるぐらいだからアメリカだけで完結してる可能性は低いと思う
レスされた下の方々へも同じ返信ということで、
自己完結というのは、米国が自身のF-35メンテを国内体制だけで完全にこなせる、と主張する意味ではないです。
米国以外のサプライチェーンが途絶えても国内体制のみで恐らくメンテはできる、という意味で書きました。その能力が足りてるか否かは別問題ですが、現状は皆さんが指摘されてる通りだと思います。
予想以上のエンジン整備待ち機の増加とか見ていると対応できてないと思うよ
それにアメリカの空母艦隊は本土防衛用以外にも横須賀を拠点としている第7艦隊みたいに世界中の在外米軍基地にF-35Cを乗せた空母艦隊を配備していたり、F-35Aを配備している在外米軍基地もあるから、それらを現地近くで整備できるのと一々本国に持ち帰って整備してまた拠点としている各在外米軍基地に戻すのとでは時間も金も手間も全然違うし
そういう事だね
エンジンにしても、F135以外のアダプティブエンジンの購入は全然できると思うよ
ただ、購入が基本的にFMSかライセンス生産かのいずれかに限定されるから、
JSF参加国への利益還元はまったくないけれど
こんなゴミじゃなくてF2を再生産した方が良かった…
F35の整備/アプデ工程が世界規模で分散されているという話は何となく知っていたけど、4段階に分かれていたり米国以外の参加国企業の関与がなければ成立しないほど高度に分業化していることは知らなかったのでありがたい。
三菱かIHIの関係者が「(航空自衛隊の採用数でも)これ以上F35サプライチェーンに部品供給面で関わると赤字が拡大するので多分ない」という話をしていて気になっていたんだけど、あれはコンポーネント整備のことだったんだろうか。
>航空自衛隊が整備に送り出したコンポーネントの代わりに
>配送される整備済みコンポーネントはオーストラリア空軍が使用していたものだったりする
整備や機密保持の信頼度信用度の関係で逆は無いんだろうな
開発プログラムの時点でカースト出来上がってるから
上から下はあっても下から上は無さそう
何を言ってるんだ?
そうやって分けるのが無駄だから、同じ規格で一括で整備するのでは?
第5世代でこれって、第6世代の単独開発に拘ってる日本死ぬのでは?
今からでもイギリスに頭下げてテンペスト計画と統合してもらえよ
これは空海海兵隊という三軍仕様に分かれたF35の特異性でもあるから、国産の場合はここまで拡がる話でもない
それに純国産にはならないから、それなりに国際的な体制になるのは織り込み済みだし
>これは空海海兵隊という三軍仕様に分かれたF35の特異性
それは関係ないでしょ。最新の戦闘機が高度に複雑化してるってことに起因してるわけで・・・
エンジンまで異なるのに関係ないって、
それこそ無理な話でしょ
ならば同じような高度なレベルに達してるロシアや中国はなぜ国際分業無しでやってられるのかを説明できまい
米軍は以前から複数の機体と異なるエンジンを運用してきた
この問題が起こってるのはF-35だけじゃないよ
というより、軍民関わらず、全ての工業製品が同じ問題で苦しんでる
半導体不足とか聞いたことあるでしょ?
これも根本はF-35と同じ問題に直面してて、あらゆる工業製品が行き過ぎたグローバルサプライチェーンの毒に苦しまれてる最中
「F-35だけが問題起こしてる」って騒ぎ立ててる人は多いけど、その人はただの世間知らず
苦しんではいるけど対策も進んでるよ。
昨今の半導体不足は供給国が上から下までまとめてダメージ受けたコロナ禍という特殊な事例が原因だから話が違う。
その中でトルコ一国の排除で大騒ぎになってる様に、開発参加国+αのシェア取り合戦に縛られたF-35は脆弱な部類と言っていいと思う。
まさか、半導体不足がつい最近起こったものであると思ってるんですか?
知識不足ですので、顔洗って出直してきてくださいね
半導体不足が問題になり始めたのは10年以上前からです。
コロナはその不足に拍車をかけたにすぎません
だから「苦しんではいるが」対策も進んでる、って書いてるじゃん。
>昨今の半導体不足は供給国が上から下までまとめてダメージ受けたコロナ禍という特殊な事例が原因だから話が違う。
半導体不足はコロナっていう事例が原因だって書いてるけど?
半導体不足はコロナという特殊な事例が原因じゃなくて、10数年前から起こっていたことで、2010年台は一気に悪化していた。
それにトドメを刺したのが、今のコロナ禍と米国の対中制裁
コロナはお茶の間向けのワイドショーで言ってるだけですよ?ちょっとは調べて見たらいいのに…
F-35も同じで、鉱物資源、樹脂等々といった製造をするための部材の不足、
部材の不足は輸送インフラにも影響し輸送コストの増大化してたところで、トドメの米中摩擦によるコンテナ不足
2010年台にF-35の調達コスト増加が表面化して、「F-35は高い高い」と大騒ぎしていて、世界情勢を全く見てない君だけど、
その2010年台っていうのは、「ありとあらゆる製品の高騰」が起こっていた時代なの
「コロナで高くなった」なんてデタラメもいいところ
対策(サプライチェーンの縮小)を講じ始めているのはあってるけれど、原因と出発点が全然違うよ
横から失礼
「世界的な問題」について熱心に解説し(同一人物じゃなかったらごめんなさい)世界情勢に詳しいみたいですが、
「F-35だけの問題」も調べてみては?
半導体等の物資不足が解決してもF-35の状態が大きく変わるとは思えない。
あなたが他の人は世界情勢を全く見てないように感じるように、私にはあなたがF-35の問題についてあまり知らないように見える。
言っていることは正しいけど、この場はF-35が解決すべき問題が主なテーマだから噛み合わないんだと思う。
いやいや、めちゃくちゃ知ってますよ。
それと「半導体だけ」なんて一言も言ってないですよ
あらゆる「製品」が足りてないと言っています
最初の最初に書いてるんですが…
そのあらゆる製品の中にも当然F-35も含まれてるだけです
半導体も自動車も工業機械も、ぶっちゃけ何もかにも足りてません
それと、テーマが噛み合わないとは、具体的に何が噛み合っていないのでしょうか?
サプライチェーンの問題は、F-35の共同開発枠を広げ過ぎたという体質で起こった側面ももちろんありますが、これだけでこの問題が悪化してるわけじゃないということを説明してます。
全世界、全工業製品が同時多発的に同じ問題を引き起こしたことで、連鎖的に事態が悪化しているんですよ。
「F-35だけ」がこの問題を引き起こしてるわけでもなければ、事態を悪化させているのは、F-35という物ではなく、F-35とは全く関係がないはずの外部の影響を受けて悪化しているということを理解しなければいけません
物の奪い合いにF-35が巻き込まれている、サプライチェーンが広すぎて、それに巻き込まれやすい体質であったことも留意する必要があります。
これをF-35が悪いと決めつけ、ただ非難するのはアンフェアですし、問題の本質が見えていない証拠です
「F-35が悪い」これは大きな間違いであることを理解してくださいね
半導体等の物資不足、これは半導体以外も含めたの全ての製品を指したつもりですが、伝わらなかったようです、申し訳ない。
世界的な問題とF-35特有の問題という2種類のテーマがあり、あなたは前者を他のコメントは後者で議論していそうです。
「F-35が悪い」なんて初めから思ってません。F-35は優秀な戦闘機になるはずです。
しかし、国際情勢と関係ない、F-35自身が解決すべき問題も多いのが現状です。
たとえ製品不足が解決してもこのままではF-35だけが置いてかれます。
これからの国防を担う機体の問題を、「事情があったから仕方ないね」と関係ない問題まで見過ごされては困ります。
サプライチェーンが広すぎて、それに巻き込まれやすい体質であったのならそれを解決するのが重要です。
F35がこんな複雑な分業体制になってるのは、機体や運用システムの高度化で製造/維持管理に必要なコストがバカ高くなってるので百や二百機未満の調達しかしない大半の採用国ではラ国しようとすると凄まじい赤字になるのに、ほとんどの採用国が資本流出を嫌って輸入を忌避した(少なくとも出資や購入にあてた費用の一部が自国の雇用に還流されるべきと考えた)からで、最初から一国での使用前提ならここまで巨大なサプライチェーン構築する必要はないんよ。
記事本文中にもある通り、初期出資国に仕事を割り振る意味が大きい。
第五世代がこれなんじゃなくて、F-35が独特と考えた方がいいのではないかな
よって別に本邦の第六世代がどうこうという話にはこれはあんまり関係はないと思う
それにテンペスト計画に統合まで行ってしまったら、今度はこっちの要求事項と噛み合わなくなる可能性の方が高いし、そうなったら元も子もないので参加するにしても他のテンペスト計画への参加国と同様程度の内容にとどめておく方がいいと思う
イギリスがF-Xの要求仕様をテンペストプログラムへ統合することはない。
この場合、統合はF-Xへの要求仕様をテンペストのそれに無条件に合わせるという意味になる。
そもそも開発形態決定時点でF-Xの国際共同開発は排除されている。
したがって原則的に日英共同開発もコンポーネント単位になる。
コンポーネント単位じゃなくてパテント単位だよ
コンポーネントを製作するのに必要なパテントも資源として、参加国に共有するのがテンペストプログラム
それも一つの解釈だとは思うけど、基本はコンポネごとの特許や知財を一元管理するのがテンペスト計画だと思う
それにパテントを入手出来てもノウハウや開発能力までは伝授されないからパテント単位での共有は意味がないとも思う
ちょっとニュアンス変更
× コンポネごとの特許や知財を一元管理するのがテンペスト計画だと思う
〇 コンポネことの利用料や協力依頼の窓口を一本化するのがテンペスト計画だと思う
パテント単位なので、例えばそれぞれが異なるコンポーネントの製作にその技術を使っていいってことだよ。
例えば、日本と英国とじゃエンジンはそれぞれ違うものを用意するけれど、そのエンジンの内部に使うタービンブレード(勿論規格もそれぞれで違う)ものを製作するにしても、
それを研磨する研磨技術や、工作機械は同様の物を使う、または流用したものを使うといった、各々で使い分けられる
その「パテント単位」という情報の出所を示してもらえませんか?
木主がその前提を投げ捨てて「テンペストに統合してもらえ」と言ってるんだからそっちに反論しなよ…。
話が通じそうな相手でないと反論する意味がないんで、ついついこちらにコメ内容の修正と補強のつもりでレスしてしまいました。
迷惑と思われたなら陳謝し今後気をつけます。
日本はテンペストより順調に進んではいるからイギリスが頭下げてF-3計画に統合させてくれと言ってきた方が早い
北朝鮮が民主化するより可能性は低いだろうが
実証機の一つも作れていない内は五十歩百歩でリードしてると言えるようなもんじゃないぞ
机上で順調でも実際に作ったらダメだった、何て例は腐るほどある
むしろ戦闘機のハードやソフト開発能力から言ったら日本が頭下げてお願いしてもいいぐらいのところを誘ってくれてありがたいぐらい
そこで「実証機」と言う言葉を使われたら先進技術実証機飛ばしてるじゃん、と反論せざるを得ないな。試作機の一つも、であれば同意する。
ただそれを抜きにしても「進捗」で言えば日本の方が進んでるのは間違いないと思うよ。有人機本体に必要な要素はほぼ揃いつつある。
ただそれらを上手く統合できるか、という「展望」や無人機関連を含めると話が別だけど。
まあ個人的には両者の統合には現実味も魅力も感じないので正直「どっちがどっちに」は不毛だと思うけどね。
経験値や開発実力という点で圧倒的な差があると思うけど
「経験値や開発実力」と「進捗」に何か関係が?
F‐3 2024年試作機の製造を開始
そんな簡単に第6世代作れるなんてイギリスもビックリw
心神のことならあれにF-3に直接使う予定のパーツはない(F-3の実証機ではない)よ
てかそもそも両者の統合とか言っている時点でテンペストプログラムを根本的に勘違いしているか理解できてないとしか思えないんだけど
一応はイギリスが言ってるように求めるものが近いってのは理由になりえるとは思う
それに参加国が独自に改変することを許されてるんだから日本環境最適化verテンペストを作ることも可能はなず
だから「両者の統合とか言っている時点でテンペストプログラムを根本的に勘違いしているか理解できてない」という認識がどこから出てきたのか気になる
日本環境最適化verテンペスト作れるだけの技術とライセンスもらうとなると、テンペスト戦闘機を丸ごとライセンス生産するだけの技術やライセンス、金を支払わないといけなくなるのですがそれは
というかテンペストプログラムは部分的に欲しいライセンスや技術があれば相応のものを出して得るという物々交換に近いもので、テンペスト戦闘機全体の技術とライセンスを求めることや求められることは最初から考慮されていないししている国もない
何で実際に使うパーツが使われてないと実証機じゃない、ってことになるの?
使うつもりの技術の基礎でも使われてれば実証機と呼ぶには十分だよ。
で、両者の統合がどうこう言ってるのは俺じゃないよ。
最低限、誰が何を言ってるかくらい把握してからレスしてくれないかな。
一部の韓国人も短距離弾道ミサイルの玄武ミサイルをICBM級SLBMの実証兵器扱いしているしな
日本のF‐3を含め第6世代機もこの方向性のままなら稼働率相当下がりそう
画期的なメンテナンス方法を産み出すかいっそのことシンプルな設計にするか
一つ、管理人含め、全員が誤解してることがあると思う。
「F-35だけ」が部品が枯渇したり価格高騰したりしてるわけじゃないってことは理解しておいておいた方がいい
この問題は、F-35も含めた、軍民問わず、あらゆる工業製品が直面してる問題
半導体然り、自動車然り、産業機械然り、今ありとあらゆるものが物不足に陥ってる。
コンテナすら価格高騰と不足問題が起こってる。
行き過ぎたグローバルサプライチェーンの弊害が全世界的、全工業製品で発生してるってことだけは見間違えないでほしい
そして、その広げ過ぎたサプライチェーンを狭めるというやり方で、生産能力の回復をやってるのも皆同じ。
F-35も例外じゃない
香ばしいな
事実を述べてるだけなんだけど
品不足、部品不足って、もう10年以上前から問題になってた
この広がり過ぎたサプライチェーン問題は「F-35だけ」じゃなかったよ
もちろんそれは合ってる。
しかし、その世界的な課題とは別にF-35はサプライチェーンに固有の課題がある。
F-35はパーツの不足よりむしろパーツの管理と流通•輸送が足かせになってる
誤解というより、明らかな優先すべき課題があるためにこの場では話題にならないんだと思う。
流通、輸送が問題になったのも、サプライチェーンを広範囲にし過ぎたからだよ。
共同開発国を増やし過ぎたことで、サプライチェーンを広げざるおえなかったということもあったけれど
重箱だが「広げざる『を』得ない」な。
「広げない(=広げざる)」訳には「いかない(=得ない」であって「おえない」とか「ざるおえない」という言葉がある訳ではない。
そこまで些末な事に拘るなら「重箱の隅」な!
丸出しですね。
端折るのと間違ってるのは根本的に違うでしょ。
>F-35はパーツの不足よりむしろパーツの管理と流通•輸送が足かせになってる
これを管理するALISシステムがまともに動かなくて新たにODINシステム開発するなんて話もありましたからね
B787の時点でサプライチェーン由来の生産効率低下が問題視されていたしな
2000年以降って、やれグローバルだ、やれ国外移転だって西側では持て囃されてたからなぁ
それで起こったことは、規格に合わない部品、輸送コストの増大、部材の不足、その結果取り合いに
取り合いなったらなったせいで、粗悪な部品、部材でも構わず調達、それが製品の目標品質の未達を招いて、結果再調達でコスト増大に拍車をかけて…
なーんか、ここの人たちって「F-35だけ」が特別でコスト上がってるって思い込んでるせいで、
「なぜ」なのかも考えない、他業種で同じことが頻発してることを知らない人が多すぎるんだよなぁ
根本はF-35だけの問題じゃないのは大半の住民は知っているが
本件はF-35に焦点を当ててるわけだからなぁ。
うどんの話がしたいのに小麦粉の話されてるような気分だな
ここの人たちとかいう曖昧で抽象的で意味不明な主語を使うと、お前もここの人とやらに含まれるだろ?私は世間知らず池沼ですという自己紹介でもしたいのか?という解釈もできるぞ。
それにしも「ここの人たち」って算数もできないエバグレがとってもたくさんいっぱい多すぎるんだよなああああああ。。。。。
おお、君か、久しぶりに見たぞ「エバグレ」って。
で、随分前から「『エバグレ』って何だよ??」って突っ込まれまくってたろ?
何語なのか知らないがそろそろ種明かししてくれよ。
パッと見は素晴らしいけど実際動かしてみると問題が山積みになりそうな話だわな。
能力の最低限は保証で来ても、上には制限がないとなると、どこどこの国の整備はいいけどどこどこの国は整備不良、どこどこの国は良い仕事をするけど期間ギリギリか期間を長く取りすぎとかになりそう。
その上は下手なことをすると、同じ部品でも他では使えないとか起こると、それこそ日本とオーストラリアだけならいいだろうが、アメリカなんてヨーロッパ配備機が日本に移動して整備とかになったら機械の癖とかで整備遅れて次の搭載する機体がハンガークイーン化したりしてな。
エンジンデポがP&Wの指導と審査を受けないと稼動できないように、共通の整備マニュアルと検査基準があるはずと思います。
それがいい加減になると仰るような不具合が出るが、履歴を追えるシステムになってないと品質管理ができないんで、それが放置されることはないかと。
F-35を日本国の武器輸出三原則の例外にしたのはこのサプライチェーンの問題からですね。
日本で製造したパーツが太平洋地域のF-35に使用されるので、武器輸出三原則の例外にした上で担保は「F-35の輸出先は米国の友好国に限定できる」という理屈で成立させてます。
>日本で製造したパーツが太平洋地域のF-35に使用されるので
実際にはまだ使用されてないよ。
可能性があるってことで、そうしたけど、日本で生産される部品はあくまでも日本に納入する者のみに限定されてる。
なお、この武器輸出解禁で日本製部品の輸出がされたのは、F-35ではなくF-15用。
米国や、イスラエル、サウジで使用してるF-15C/D用のF100エンジンの保守部品として、IHIライセンス品が輸出されてる
いまや製造メーカーがIHIだけなんで、各空軍のF-15C/Dで間違いなく使ってる
今日は更新がないのかなぁ、、、