ウクライナのゼレンスキー大統領が創設した「外国人義勇兵」に参加する兵士の国籍、人数、戦死者数をまとめたリストで、日本からも5人の参加者が確認できる。
57ヶ国から4,000人以上の外国人義勇兵がロシアとの戦いに参加
ゼレンスキー大統領はロシア軍による侵攻が始まると直ぐに外国人義勇兵(ウクライナ領土防衛国際部隊)の募集を開始、3月3日には「第一陣として1万6,000人もの外国人義勇兵がウクライナに向かっている」と明かし、3月8日に外国人義勇兵で編成された初の部隊がキーウ周辺に配備されたことを発表した。

出典:Сухопутні війська ЗС України
外国人義勇兵の活動について公式な言及はないものの当初は首都周辺の戦闘=イルピンやブチャの奪還に投入されているのが確認されており、最近ではヘルソン州やザポリージャ州などの南部戦線に投入されているという噂もあったが、6月にはセベロドネツクの戦いに投入されているのが映像で確認されている。
現在、外国人義勇兵の数に関する正確な情報をウクライナ政府は提供していないが、キーウの独立広場には参加している兵士の国旗を掲げ参加人数と戦死数を公開している。
追記:新たな独立広場の画像から参加国を追加、但し新たな画像ではイスラエル、モロッコ、リトアニアの国旗が消えている。
各国からの国際義勇兵の数と死者の数が独立広場に展示されていました。
因みに日本5名死者0、アメリカ400名死者46名
尚国際義勇兵と義勇民兵は別でウクライナ部隊にもっと日本人兵がいるそうです。 pic.twitter.com/Q39DDjSK7o— 高垣典哉 ウクライナ情報局 キエフ ウクライナ最新情報 (@TakagakiUkraine) June 24, 2022
地域 | 国 | 人数 | 戦死者 |
欧州 | 英国 | 100人 | 10人 |
フランス | 100人以上 | 1人 | |
ドイツ | 120人 | 2人 | |
イタリア | 50人 | 1人 | |
オランダ | 50人 | 1人 | |
スペイン | 5人 | ||
ポルトガル | 1人 | ||
ギリシャ | 300人 | 12人 | |
スイス | 5人 | ||
デンマーク | 1人 | ||
スウェーデン | 8人 | ||
ノルウェー | 5人 | ||
フィンランド | 25人 | ||
アイルランド | 75人 | 2人 | |
ポーランド | 16人 | ||
チェコ | 10人 | ||
ブルガリア | 不明 | ||
ハンガリー | 2人 | ||
スロバキア | 5人 | ||
ルーマニア | 5人 | ||
オースリア | 10人 | ||
アルバニア | 8人 | ||
クロアチア | 5人 | ||
セルビア | 10人 | ||
ベラルーシ | 20人 | ||
ボスニア・ヘルツェゴビナ | 不明 | ||
モルドバ | 40人 | ||
アルメニア | 31人 | 1人 | |
アゼルバイジャン | 不明 | ||
ジョージア | 1,000人~1,500人 | 11人~50人 | |
トルコ | 不明 | ||
エストニア | 500人以上 | ||
ラトビア | 500人以上 | ||
リトアニア | 200人以上 | ||
北米2ヶ国 | 米国 | 400人 | 37人 |
カナダ | 100人 | ||
南米3ヶ国 | ブラジル | 2人 | |
メキシコ | 5人 | ||
コロンビア | 1人 | ||
中東2ヶ国 | イスラエル | 100人 | 1人 |
イラン | 2人 | ||
イラク(6/26追加) | 20人 | 1人 | |
シリア(6/26追加) | 不明 | ||
アフリカ2ヶ国 | エジプト(6/26追加) | 20人 | 1人 |
モロッコ | 100人以上 | 1人 | |
南アフリカ | 1人 | ||
アジア8ヶ国 | 日本 | 5人 | |
韓国(6/26追加) | 不明 | ||
台湾 | 10人 | ||
香港(6/26追加) | 不明 | ||
モンゴル | 1人 | ||
インド | 32人 | 3人 | |
ミャンマー(6/26追加) | 不明 | ||
ウズベキスタン | 50人以上 | ||
カザフスタン | 5人 | ||
トルクメニスタン | 不明 | ||
オーストラリア | 36人 | 1人 | |
合計 | 57ヶ国 |
リストの数字が最新のものなのか、参加国を完全に網羅しているのかなど不明な点が多いので参考程度(最近発表された外国人義勇兵の戦死者も反映されているので更新されている模様)だと思って欲しい。
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※アイキャッチ画像の出典:Arjen van der HorstのTwitter経由
お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。 |
日本人の義勇兵はどうやっていったんだろうか?というか韓国がないのはなんでだ。ニュースになってたのに。この中にSASや、 sealsが何人混じってることやら
ジョージア・バルト三国・ギリシャ・イスラエル・モロッコ…個人的にはこの人数上位国家の並びはいささか意外だったりする…
あ、この記事って「軍事的雑学」カテなんですね。でもウクライナ戦争はとりあえず全部「ロシア関連」カテの集めてしまった方がよろしいんではないでしょうか?戦争の経緯を追う閲覧者にはそのほうがありがたいと思うのですが。ご検討いただけたら幸いです。
ジョージア人の人が「義勇兵はジョージア人が多い」と言ってましたが裏付けられたわけですね。南オセチア紛争のときにウクライナ義勇兵が多く来てくれたからだとか。
バルト三国はロシアに対して強硬派ですが有言実行です。同じようにロシアと国境を接するフィンランドやポーランドからが意外と少ないですが、国がバックアップしてるかどうかといった制度上の違いもあるかもしれません。
日本人は5人も、と思ってしまう
どのような経歴なのだろう?
日本人義勇兵は一人がポーランド辺りでCNNトルコにインタビュー受けてましたね。
その後そのインタビューを見ての日本側の記事も加えたら多分
陸上自衛隊からフランス外人部隊に移った人みたいですね。
で、インタビューで仲間と一緒に来たと言ってるみたいですから、
その仲間が日本人であるならばフランス外人部隊か陸自に居た日本人仲間なんでしょうね。
あまり報道がないのは日本政府の方針と相いれないからでしょうかね?
それにしても能力があって何らかの思いがあって他人からの支持が得られる行動力がある方はすごいですね
ジョージアが多いな、同じような境遇だからかな
南オセアチア紛争の防衛側でウクライナ義勇兵が多く参加してた経緯もある
ギリシャのスリーハンドレット 胸熱
正教つながりで昔からロシアとも親密な国だから意外である。
そんなギリシャの場合、義の心というよりもお家の事情がいろいろありそうで
古代ギリシャのスパルタが大国(ペルシア)の侵攻を受け、
神託によって軍が動かせない中、スパルタ王が親衛隊300人のみを連れた散歩と称して≒義勇兵として立ち向かう「スリーハンドレット」とゆー映画がありまして。
アレはすごいメチャクチャな映画で楽しいが、
これはそういうネタなんだろーか
300なら3文字、三百なら2文字で済むところをわざわざ「スリーハンドレット」と表記してるのはそーゆー事かと。
ギリシャ正教とロシア正教は断交してる。モスクワとコンスタンティノープル
の断交って調べれば出てくるよ
「榴弾だ!盾を構えろ!」で、巨大なムキムキオッサン達がくそでかい盾を掲げてガードしそう
韓国がありませんね
韓国では自称傭兵youtuberの方がウクライナ義勇兵に参加していることになっていましたがリストに漏れたのでしょうか…
ふたばの軍事板を読んで知ったのですが、韓国の自称傭兵youtuberは5月27日に帰国しています。
一応負傷による治療の為との事ですが、どこまで本当かは分からないですね。
因みに、韓国警察は旅券法違反の容疑で当人の容態が安定次第事情聴取するそうで、すでに出国禁止の手続きを進めているとの事です。
北に亡命されたら困るので、韓国はこの手のことにものすごく厳しいんですよね
ふたば軍事板にリンクが張られていましたが、74歳の日本人義勇兵が紹介されていましてカウントされているのか気になる所
リンク
ウクライナはかつてフメリニツキーの乱でホロコーストに次ぐユダヤ人殺しをやっちまった暗い歴史があるのに、それでも駆けつけてくれたイスラエル人100人もいるの感動
民族解放や革命の側面を持つ17世紀中期のフメリツキニーの乱と、20世紀にナチスドイツによって行われた組織的な絶滅政策・大量虐殺を同列に語るのはさすがに無理があるでしょう。
是非は別として近世まで遡ればどこの国でも野蛮な歴史があるものですが、イスラエル人が100人もウクライナに駆けつけてくれたのは、今まさに行われている残虐行為を見過ごせなかったからなのかもしれませんね。
韓国なんかは徴兵制だしもっと多そうな気もするけどいないのか
まぁ自国が休戦中だしそれもそうか
この5人の中にはあのお爺ちゃんもカウントされてるのかな?
ベラルーシってもっと多くなかったっけ、前何処かで1個歩兵中隊を編成できる位には人数居た気がするけど記憶違いか
1万6,000人は多すぎじゃね?ホントにそんなに居る?大本営発表だろって思ってたけど、4000人弱って言われるとなんかコッチのほうがしっくりくるというか信憑性がある。
日本人義勇兵も5人も参加してくれたことには感謝しかない。
どうしても国際関係は武器と兵の応援しないと協力したことにならないからな。
あとは義勇兵の皆さんが帰国したときに偽善平和主義の人に攻撃されないように守っていかないといけない。侵略には立ち向かわないと奴隷にされるだけだからな。逃げる自由も戦う自由もあるのに偽善平和主義者は戦う自由行使した人攻撃するからな。
元特殊部隊という触れ込みの韓国人ユーチューバーは結局参戦できなかったのかな?
戦車を10台破壊したそうっすよ。
うん、自己申告で、証明するものは何もないってことです。
あとから国旗が追加されたという時点で、お察し下さいってことですね。
YouTuberなら本人が撃破する動画の一つもあると思ったのですが…。
すごいアピールして売名してた韓国の俳優が入ってないのはなぜ?
みんな韓国好きだなぁ。
中国ではなく香港と書いてあるのが興味深いな。あくまで中国の名は出さないのか。
先に死刑判決を受けた英国人2人は執行されたのでしょうか?
彼ら2人について英国政府がどんな対応をしているのか気になる所。