ペルー海軍の艦艇建造プロジェクト(計4隻)にはスペイン、イタリア、オランダ、韓国が競合し、現代重工業は「プロジェクトのパートナーに選ばれた」と発表した。因みにペルー海軍はフリゲート艦×5隻、大型OPV×4機、揚陸艇×2隻の追加発注を計画している。
参考:Peru Selects HD HHI For Frigate, OPV And Landing Craft Units
ペルー海軍はフリゲート艦×5隻、大型OPV×4機、揚陸艇×2隻の追加発注を計画している
ペルー国営造船所(SIMA)は海軍向けフリゲート艦/3,400トン×1隻、大型OPV/2,200トン×1隻、揚陸艇/1,500トン×2隻の建造を控えており、このプロジェクトにはスペイン、イタリア、オランダ、韓国を含む企業から提案が行われてたが、韓国の現代重工業は「総額4億6,290万ドルのプロジェクトパートナーに当社が選ばれた」と発表した。
Felicitamos al Astillero Hyundai Heavy Industries de Corea, por haber sido elegido co productor para construir, junto a @sima_peru, unidades para nuestra institución. Esta alianza brindará transferencia tecnológica y desarrollará la industria nacional y naval en nuestro país. pic.twitter.com/CtmbB4freW
— Marina de Guerra (@naval_peru) March 28, 2024
SIMAは現代重工業の支援を受けて2029年までに計4隻をペルー海軍に引き渡す予定で、全ての設計も現代重工業が提供し、HDF-3200ベースのフリゲート艦は全長127m、全幅14.9m、最大速度26.5ノット、対艦ミサイル、垂直発射システム、AESAレーダーを、HDP-2200OPVベースの大型OPVは全長95m、全幅14.3m、最大速度20ノット、中型ヘリを運用可能な飛行甲板、コンテナ型ミッションモジュール2基を搭載できるスペースを備えている。
HDL-1500 LCUベースの揚陸艇は全長58m、全幅13.2m、最大速度10ノット、装甲車輌7輌もしくは20TEU以上のコンテナを輸送することができ、現代重工業は「ペルー造船業界にとって今回の契約は重要なマイルストーンになるだろう。ペルーの造船業界が南米で重要な地位を確保出来るよう協力していく」と述べており、ペルー海軍もフリゲート艦×5隻、大型OPV×4機、揚陸艇×2隻の追加発注を計画している。
因みに予定されている追加発注が行われると15年以上のプロジェクトになるらしい。
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※アイキャッチ画像の出典:Public Domain 現代重工業が建造したフィリピン海軍のホセ・リサール
中国はテルーの首都リマ北方のチャンカイにて2019年から中国遠洋海運集団を利用して港湾開発実施中なので
このまま中国から造船技術導入の可能性もと思っていたのですが、さすがにそうはならなかったようで
ただ、ペルー海軍の規模からすると大型OPVの目的は違法漁船取締なのかも。
韓国の軍事産業は、海外需要の取り込みに、本当に積極的ですね。
ポーランド向け、K2戦車・K9自走榴弾砲もそうですが、現地生産・技術移転がセールスのために重要な要素になっていると改めて感じています。
このまま潜水艦の受注まで行くのかね。チリほどではないがそれなりに海岸線が長いから、それなりに運用距離が長いのが欲しいだろうし。
こうやって技術供与して、商売敵か増える訳です。
兵器のコモディティが進むなあ。
橋への誘導装置は完璧だったからな!!
(´・ω・`)
>「DALI」は2015年、現代重工業蔚山工場で建造された。
まあ、世界の大型船の半分近くは韓国で作られているから不思議ではないですが、艦齢若いのに…。
クリミア大橋への攻撃にその手があったかとか某筋が考えてなければ良いですが。
貨物船は軍艦と違って、ずっと動き続けているので結構寿命短いですよ。
償却10年くらい、外洋航海できるのは寿命25年くらいで、解体orショップリサイクル。
消耗も激しいので船主がちゃんメンテナンスしてるのが重要。
鉄骨製で少ない橋脚で支えていたボルチモア橋と違って、クリミア橋はコンクリート製で橋脚も短いスパンで設置されている構造なので、貨物船が衝突しても同じような被害は出ないかと。
橋げたがいくつか外れるくらいで、以前爆発の破損部を掛けなおしたのと同様復旧可能かと。
似た作戦として、WW2の時に、チャリオット作戦がありますね。
サン・ナゼールにあるノルマンディードックを破壊した作戦です。
WW1の時の老朽駆逐艦の艦首にコンクリートで包んだ4.5tの
高性能爆薬を仕込んで突撃させました。
結果はドックのゲートを破壊してドック内まで突っ込んだ状態で
時限信管が作動し、ドックの設備をあらかた吹き飛ばしたようです。
ノルマンディードックはWW2中に復活することはありませんでした。
もし同じことをされたら、”アノ橋” は復旧不可能になるのでは。
それでクリミアを喪失したら、ロシアは戦争を続ける意欲がなくなるでしょう。
まあ仮にウクライナが民間船舶で破壊を行った場合、ロシアは黒海で民間船舶に対して臨検や従わない場合はミサイルや潜水艦による攻撃を行うでしょうからリスクとリターンが合うかどうかですね。
それに現状ロシアは橋を使わない陸上輸送網を構築しているので痛手ではあるでしょうけどそれがクリミア陥落につながる事はまず無いでしょうし。
建設中の鉄道は、その全部がウクライナ側の
GLSDBの射程内にあります。
そのほかのSRBM(古いトーチカU含み)でも同様です。
鉄道の維持には大変な苦労をするでしょうね。無理では?。
黒海艦隊は、現在、1/3の戦力を喪失した状況です。
艦載ミサイルの運用のためには、どうしてもセヴァストポリに
行かねばならないのは変わっていないので、
この後も狙われて、少しづつ戦力を削られるでしょう。
主力艦があと何隻か沈められたら、戦力としては壊滅では?。
> MOL COMFORT(エムオーエル コンフォート)は、三菱重工業長崎造船所で2008年に建造され、ウラル・コンテナ・キャリアーズが所有し商船三井が運用していたバハマ船籍のコンテナ船である。
MOL COMFORTの同型船、APL Poland
2013年6月17日ドバイ時間の7時頃(協定世界時6月17日3時頃)にインド洋をシンガポールからサウジアラビア・ジッダへ向け航行中、北緯12度30分東経60度付近において船体中央部に亀裂が発生し自力航行不能となり、前後2つの部分に破断して漂流を始め、後半部分はドバイ時間6月27日11時48分頃(協定世界時6月27日7時48分頃)に、前半部分はドバイ時間7月10日23時頃(協定世界時7月10日19時頃)に、それぞれ沈没した。
世の中には、特に荒天でもないのに建造後5年ほどで真っ二つになって沈没する船を作る国があるんやわ。
そっちはコンテナ船の規模拡大に安全規格が追いついてなくて「安全規格を守っていたのに発生した事故」、どこぞの潜水艦の海中波と同様その時点の世界の業界の常識にない事態による事故なので、残念ではありますが恥じる要素は特にないですね。
自然現象の沈没と設計不備の沈没を同列に語るのはどうかと思うんやけど、そこは置いといて。
船でも航空機でも自動車でも、以前より大型にすると二乗三乗の原則が働くんで、小型の安全基準で設計すると大概は失敗するんやわ。
大型化する場合は、まず以前の安全基準でええんかを疑うことから始めたほうがええっということで、漫然と取り敢えず安全基準を満たしてんねんからええがなで設計するとこういうことになるのがこの件やね。
存在しない誘導装置はスルーでワイのコメントに当たりにこられるのも意味がわからんので、これ以上キミとは関わらん。
これだけの面々が候補に上がっていて、なんで韓国が受注を勝ち取るんだ…
やはり納期と値段と技術移転なのか
ペルーは漁業依存度が高いので「漁船の製造も手伝うよ」みたいなオフセットも効いたのかもしれませんね。