ベラルーシの反体制派として活動するツェプカロ氏は27日、追加の確認を必要とすると前置きした上で「ルカシェンコがプーチンとの会談後に倒れて危篤状態だ」と明かし、死亡した場合に備えて西側諸国に「選挙実施の話し合い」を呼びかけている。
ツェプカロ氏も「この情報は追加の確認を必要とする」と述べているため「絶対的な証拠」がある訳ではない
ヴァレリー・ツェプカロ氏はベラルーシ初の大統領選挙でルカシェンコ陣営として働き、当選後にルカシェンコ政権でも外務次官や駐米大使を科学分野の大統領顧問に就任、シリコンバレー視察でテクノロジー産業の重要性を認識し、当局を説得して海外のIT企業を誘致する政策を導入するなど政権内で大きな成功を収めたが、2020年に「この国の体制は国民全体で一人ひとりの人間の気分まで毎日監視しあう機能不全のシステム」とルカシェンコ政権を批判して大統領選出馬を表明。
これに怒ったルカシェンコ大統領は出馬を阻止するため様々な疑惑を捏造して逮捕(汚職と贈収賄の容疑)を試み、ツェプカロ氏はロシア経由でラトビアに脱出、ベラルーシ内務省もツェプカロ氏が組織した市民ブループを過激派に認定して排除したが、ツェプカロ氏はラトビアで反ルカシェンコ活動を継続して一定の影響力を保持しており、27日に「独自に入手した情報によればルカシェンコはプーチン大統領と会談後、モスクワの病院に運び込まれて現在も治療中だ。危篤と判断されたルカシェンコを救うため最高の医師が派遣された」と明かした。
ツェプカロ氏は「ロシアがルカシェンコを救うのに必死なのは密室で毒殺したと疑われないためだ」と指摘していたが、新たに「ロシア大統領府がルカシェンコの入院を健康診断で誤魔化そうとする動きがあり、これは本当の状況を隠そうとする極めて自然のやり方で、疑いを持たれないようにするためルカシェンコの飛行機はミンスクに送り返された」と述べ、複数の海外がツェプカロ氏の話を取り上げている。

出典:Президент России ユーラシア経済連合
ルカシェンコ大統領の健康不安説は以前から噂されていた話で、ベラルーシの国章と国旗の日の式典(5月14日)にも姿を見せず、前日に護衛付きで政府の病院を訪れていたことが報告されており、その頃からツェプカロ氏は「あらゆるシナリオに備える必要がある」と訴えていたが、25日に開催されたユーラシア経済連合の首脳会談には姿を見せていた。
この話が真実なら「ユーラシア経済連合の会談後にルカシェンコ大統領が倒れた」という意味になるが、ツェプカロ氏も「この情報は追加の確認を必要とする」と述べているため「絶対的な証拠」がある訳ではないのだろう。
因みにツェプカロ氏は西側諸国に「ルカシェンコ大統領が死亡した場合に備え、ベラルーシでの公平かつ公正な選挙実施のため話し合いを始めよう」と呼びかけており、中々興味深い動きだ。
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※アイキャッチ画像の出典:Президент России
そういやこないだエルドアンもぶっ倒れて病院に担ぎ込まれてたな
バイデンお爺ちゃんも段差には気をつけてね
ガセネタでしょうけど
万が一ルカシェンコが死んでもしばらくは選挙はやらないでしょうね
大半のベラルーシ国民もベラルーシ軍も
今選挙して反露政権ができるリスクは取りたくないでしょう
ここまでずっと独裁体制や選挙不正を批判されてきたルカシェンコ大統領だし、国民はソ連的なシステムより西洋型の民主主義を望んでる気がする。少し前から反体制的な国民がバンバン逮捕されたりしてるし…。
そしてウクライナ戦争もあり、この状況だからこそ反露政権になりそうな予感はある。
ロシアとしてもウクライナと戦いながらベラルーシとも事を構えるリソースはどこにも存在しないし、反露政権が出来ても結局ロシアに出来ることは少ない。そもそも選挙の時点から不正に介入するくらいか…。
独裁者の危篤・死亡説は9割9分ガセネタですからね。でも仮に本当だったとして、むしろ今なら反露政権を作るチャンスとベラルーシの人は考えるのではないでしょうか。いまロシアはベラルーシに介入している場合ではないので。また欧米の注目度も以前とは段違いです。揉めるのは必至ですが。
マジで死んでたら逆に死亡説すら出てこないでしょうね
前から体調が非常に悪いのが見て取れると言われてたので、本当でも不思議はないですね
管理人様。
ミンスクがミンクスになってますよ。
たとえルカシェンコが風呂場の床ですっ転んで伸びてただけだとしても、現にこうしてベラルーシ内外の民主派の見解が表に出始めているのはベラルーシやロシアの当局にとってはこの上なくまずい状況なんでしょう(ベラルーシでは逮捕されていた反体制派が釈放されたという情報も)。
2020年の時のように直接的なキッカケがある訳ではありませんが、同時に鎮圧に駆けつけるロシア軍もまた存在しないんですよね。第二次世界大戦中のムッソリーニ失脚並みにインパクトがある出来事に発展する可能性はありますし、その時のムッソリーニの盟友は配下のドイツ国防軍を使ってイタリアに対して何をしたのかという事を考えると、ルカシェンコが生還する以外の状況は非常にまずいのでは。どうも心臓に持病を抱えているという話ですし、仮に生還しても後遺症が残って政務不可能になれば事は同じですからね…。
ルカシェンコが倒れたのが本当なら、プーチンがもっと命令に忠実な傀儡とすげ替える為にやったんだろう。
健康不安が元からあるんだったら、病死で押し通せるからね。
コントロールに失敗して民主化運動が大きくなって政権転覆だけならまだしも
下手したら駐留ロシア軍と戦いだすかもって考えるとロシアこそが現状維持を強く望んでるんじゃないかな?
俺に続いてルカシェンコもあの世かよ…
ゴルバチョフ君オッスオッス もしくはクチェレンコ君かな? 最近は該当者が多すぎるゾ…
兄貴も独裁者も成仏してクレメンス
ベラルーシが脱落したら戦線縮小でウクライナの予備が増えますね
ルカシェンコだからロシアの参戦要請をなぁなぁでやり過ごせてるけどここで倒れたらどうなるか分らんよなぁ
ウへの宣戦からの内戦、民主化からのロシアとの開戦等々最悪を考えるときりがないし、おじいちゃんにはもう少し持ってもらいたいところ
死んだら、後継者の任務は葬儀準備で忙しい、喪中だ、一周忌まで動けないとか理由を付けてのらりくらりとやるのが1番大事だなぁ。
さあどうなることやら。
これまでのロシアならこれ幸いに介入するだろうが
いまは余力がない。
かといって 反ロシア政権が誕生するのは困る。
ロシアが核配備に不満な狸親父を暗殺しかけた可能性もないわけではないが
今は ルカシェンコがいてくれる方が都合がいいだろうな。
長期的にはベラルーシはロシアの影響を離れEU側にシフトしていくでしょ
ただ急激にそれやるとロシアからの工作や軍事侵攻を招くからタイミングがとても大事
理想的にはウクライナ戦争後のロシアが弱ったタイミングがいいだろうけどウクライナが必ず勝てるという保証もなく
以前からルカシェンコとの口げんかに合わせて国境にロシア軍を派遣して、ベラルーシ国内の緊張感を増し締め付けるプロレスを繰り返してきましたが、
以前からプーチンの発言でロシアに合流してほしい発言もありましたので好機到来か!なのですがウクライナ紛争の為大軍は動かせませんがベラルーシ国内に相互安全保障条約を新に交わした結果、多数のロシア陸軍が駐留していますのでプーチンがどんな決断を下すのかに注目ですね。
ベラルーシに傀儡政権を樹立して併合迄の時間稼ぎを行うのかもしれませんが。
狸爺ぶりを発揮して直接参戦を避けてきたルカシェンコ
内乱勃発したら1番割を食うのは一般市民
民主制国家が樹立するくらいなら、ベラルーシに内戦起こすくらいの工作はロシアならやる
これ西側も微妙に困ってるんじゃないかな
嫌な想像は、ルカシェンコ氏が亡くなった後に、
ベラルーシとロシアの間に密約があったことにして
(なんなら1991年に遡って)連邦国家となり、
現ベラルーシ軍がロシア軍となり、ウクライナに向けて
嗾しかけられることでしょうか。
そうでなくても、プーチン氏はその気満々だったような。
それやったらソ連のアフガン侵攻の二の舞になるだけじゃないかな…
これまた嫌な想像で。
FSBがNKVDと名を変えて後ろに立つとか、
カディロフィツィの出番だったりして。
まあベラルーシ軍は総兵力は5万人程で陸軍に至っては2万人程度 独裁政権維持に不可欠な国内軍、警察は合計で11万人程 参戦しても対して変わらない気がするなあ ウクライナに攻め入るとなると戦線は拡大し今も苦労している補給線はさらに困難に ロシア動員兵をベラルーシ軍が教練する現状の方が両国にとって1番いい気がする
今のベラルーシはロシアの動員兵を訓練し、負傷兵をかくまってくれる貴重な存在ですからね。
ウクライナが攻撃できない聖域となっているから有効利用できていますが、参戦してしまえばこれまでのように利用できなくなり、2万人程度の兵士と兵士と引き換えにするのは惜しい存在だと思います。
何よりベラルーシ軍そのものがウクライナ戦争への参戦に強固に反対しているらしいので、いかに独裁国家と言えども見返りのほとんど期待できないウクライナ戦争へ投入するのは難しいと思います。
どうでしょう。本当に連邦に吸収された場合。
独裁者にとって、自分に反対する軍隊は粛清の対象でしょう。
WIKIを読むと、WW2の”カティンの森事件”にはこうあります。
「更には1992年10月にロシア政府は、ポーランド人2万人以上の虐殺を
スターリンが署名し指令した文書を公表し、事件はソ連が実行者であることが確定した」
独裁者にとってはどうと言うことはないのでしょう。プーチン氏の考え方次第でしょうか。
ベラルーシが西側に救助を求めるとも思えないですし、
西側が援助の手を出せば、それこそ戦争でしょう。
ベラルーシは面従腹背の道を進むしかないような気がします。
今のロシアにベラルーシと二正面で戦う力はないでしょう。
ロシア自由軍の件でウクライナとの国境に兵士を追加配備しなければならなくなったのに、ベラルーシ制圧にどれだけの戦力を割けるのですか?
カティンの森事件はポーランドがドイツからも攻め込まれ、軍が武装解除された後に起きた事件ですよ。
いかに独裁者と言え、サイン一つで万単位の軍人の命を奪うなど不可能です。
この先は想像をするしかないのですが。
それなりの準備をするのでしょう。
おそらく、追加の動員をするのでは。
今このタイミングで徴兵ですか?
しかもベラルーシとロシアの間にはクリミアの様な領土問題はないのに。
国民にどう説明するんでしょうか?
想像するしかありませんが。
例えば”ベラルーシの同志たちの支援するため”
とか言い出しそうな気はします。
実際は、ベラルーシ人(?)の背後に立つことが
支援だったとしても。
ベラルーシの同志って誰ですか?
ロシア人だって昨日まで友好関係だったベラルーシと戦闘状態に入ったらオカシイと思うでしょう
親ロシア派の人と考えて良いのでは。
ベラルーシの前途はロシアと共にある、
と考える人たちでしょう。
ロシア人から見れば”同志”でしょう。
一定数おられても、おかしくはないでしょう。
移民攻撃でさんざんベラルーシに嫌がらせ受けてきたポーランドさえも、今はルカシェンコ存命を願ってるんじゃないかな?
ロシアが介入してる間にウクライナに反抗されたら…って不安もあって大したことできなそう
案外すんなり政変に成功したりして
ルカシェンコの療養に最大の効力を発揮するのは「プーチンに合わない、関わらないで」だろう。
あとは隠居してゆっくり畑をいじくるようにするべき。
ルカシェンコ自身は好きじゃないけど、ジャガイモ芸はわりと好きだった
ウクライナ側のザルジニの件も毛色は違いますが誤報でしたし
一歩引いてみた方が良いでしょうね
むしろ気味が悪いのが、反体制派が情報を拡散しながらも一歩引いて真偽の確認が必要と言ってること。
普通ならプロバガンダかねてデマだろうが大々的にキャンペーンやってもおかしくないのに、妙に腰が引けてる。
自身の保身も含まれるだろうけど、何だかんだウクライナ戦争から一歩引いて結果として自国民を守ってた、優秀なたぬき親父なのに。
西側もベラルーシ国民も困るだろうなあ。
流石にプーチンも堪忍袋の緒が切れたのかな。
久しぶりに伸ばした「プーチンの長い手」かと思っちゃいますが、曲がりなりにもロシア同盟国としての態度を崩さず対話も可能なルカシェンコを失うのはモスクワにとって痛手ですよね。
本当に体調が悪くてここ最近の動きがよっぽどストレスだったんですかね……。
アメリカがNSCで「ロシアが核使用した場合はベラルーシに核報復する」という結論を出したニュースもありましたし、つくづく受難の多い国ですね。
年齢的にコロナで死ねるし健康に不安を抱えていても普通だろう
ルカシェンコはロシアの言う通りには動かないが、独裁者故に西側の価値観とは対立してるからロシアが弱体化しても西側に裏切る可能性が極めて低い人でもあって、ロシアにとって重要なパートナーだろう
ベラルーシの反体制派が興味津々で西側への支援を求め出してるように、ロシアにとって都合がいいこととは限らず、事実ならロシアが普通に困ってる可能性も十分あると思われるよ
もしこのまま引退となった時、後任はロシアの言いなりになりそう。ウクライナにとってもタヌキ親父のルカシェンコにはまだ生きてもらわないと。
毒殺って、ロシアお得意の、ノビチョクだよね。。。ルカシェンコは、ロシアに協力してるようで、ベラルーシの独立維持のために、ロシアの覇権主義は嫌っているから、プーチンとしては、ルカシェンコがいなくなった方がベラルーシを併合するのに都合がいいんじゃないかなぁ、、、
なんだかんだでロシアからの出兵要請を回避してきたルカシェンコ。
既に前外務大臣が不慮の死を遂げており、暗に「次はお前だぞ」と圧力を受け続けていたと思われる。
ついにやられちゃったかもね。
そのルカシェンコさんですが、モスクワで入院中どころか29日にミンスクでロシアのナビウリナ中央銀行総裁と会談していました
結局、元外交官のツィプカロ氏の主張は完全なデマ確定です
【JIJI.COM:ベラルーシ大統領、健在 「搬送」主張の反政権派に批判】
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