ロシア関連

ロシア、第5世代戦闘機Su-57がどの様に製造されているのかを公開

ロシアの国営企業「統一航空機製造会社(UAC)」は先月29日、Su-57の製造風景を紹介した動画を公開して注目を集めている。

参考:Производство истребителя пятого поколения Су-57 на КнААЗ им. Гагарина

海外市場に対するマーケティング活動を重視し始めたロシアの航空宇宙産業

今回公開された動画にSu-57の秘密に関する新しい発見などは一切ないが、ロシアにしては非常に洗練された編集でSu-57が組み立てられて完成していく様子を分かりやすく紹介しており、欧米の航空機メーカーのプロモーション動画と比較しても見劣りしない仕上がりだ。

逆を言えば今まで見せ方が酷すぎたとも言えるのだが、今回公開された動画ではSu-57が製造されている工場は非常に明るく清潔で近代的な印象を受け、Su-57やUAC(ロシア語表記だとОАК)のイメージアップに繋がるような出来栄えと言える。

因みにロシアはスホーイ(Sukhoi)やミグ(MiG)と言った国内の主要航空機メーカーを国営企業「統一航空機製造会社(UAC)」の下に統合して開発・製造の効率化を進めており、もはやロシアの軍用機開発は各メーカー(ベリエフ、イリューシン、イルクート、スホーイ、ミグ、ツポレフ、ヤコヴレフ等)の垣根を超えて協力する体制「オールロシア」で開発されていると言っても過言ではない。

ただロシアはブランド力が確立されているスホーイとミグをUAC(ロシア語表記だとОАК)の下で物理的に合併して新しいブランドを立ち上げるのはビジネス的にマイナスになるだけだと考えているため形式上だけでも両設計局を残して旧ソ連から引き継いだブランド力を維持していくつもりで、近年はブランド力のイメージアップに力を注いでいる。

特にUACの公式YouTubeチャンネルでは依然とは比べ物にならないほど頻繁に自社ブランドの製品紹介動画をアップし続けており、海外市場に対する潜在的なマーケティング活動の一貫なのだろう。

あと付け加えるなら拡張現実(AR)技術をSu-57の製造に活用する準備を進めていると以前の記事で報じたが、今回の動画に全く登場していなかったのでSu-57製造ラインへのAR技術導入には暫く時間が掛かるのかもしれない。

関連記事:ロシア、第5世代戦闘機「Su-57」の製造ラインにAR技術を採用か
関連記事:ロシア、第6世代戦闘機の開発はスホーイやミグでなくUACが担当

 

※アイキャッチ画像の出典:統一航空機製造会社

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コメント

    • 北方領土
    • 2021年 2月 02日

    >ロシアにしては非常に洗練された編集
    www
    でも旧共産圏のプロパガンダには独特の趣があると思う。

    5
    • ソソソナス
    • 2021年 2月 02日

    事実上の商売敵は中国とフランスでしょうか。なんにせよ中国の一人勝ちを阻止してくれるなら悪い話ではないかもしれません。

    9
    • 匿名
    • 2021年 2月 02日

    肝心なことは見せてくれてないはず、ステルスは最高の軍事機密だし
    それでも技術者から見れば、この公開部分からだけでもかなり推測が可能だろ

    2
    • 匿名
    • 2021年 2月 02日

    統一会社の名前「UAC」だったんだね(Doom並感)

    • A
    • 2021年 2月 02日

    動画で最後にSu-57が飛び立つところは映画ファイヤー〇ォックスでMig31が飛び立つシーンを彷彿とさせる。

    1
    • 匿名
    • 2021年 2月 02日

    Su-57カッコいい…カッコよくない?

    8
      • 匿名
      • 2021年 2月 04日

      カッコいいに決まってら。いや、エロカッコいい。ロシア機らしい。

      1
    • 匿名
    • 2021年 2月 02日

    戦闘機の何が凄いって、あのサイズの折り畳み構造の3つの車輪で20トン近い機体が300Kmほどの速度で着陸するってこと。
    同じことを砂利満載の3輪の10トンダンプがやってるとこを想像すればどれほどすごいのとかわかる。

    6
    • 匿名
    • 2021年 2月 02日

    改めて思ったけど可動ストレーキでかいなあ
    こんなんがぐりんぐりん動いても大してRCSに影響ないんなら、J-20とかタイフーンの巨大カナードも問題にならんわけだ

    4
      • 匿名
      • 2021年 2月 02日

      いや動いたら影響あるでしょ。
      ステルス性を求められる状況ではフラットからやや下げに動作限定するのでは?

      4
      • 匿名
      • 2021年 2月 02日

      格闘戦でしか使わないから問題ないだけでRCSは増えると思いますよ。Su-57はファンブレードも丸見えだしステルス性より飛行性能を重視してそうな感じ

      3
        • 匿名
        • 2021年 2月 02日

        そうそうエンジンノズルも今までと変わんないし
        動画で少し見えるアクセスパネルもシールしてないみたいだし
        まぁ細かい事はいいんじゃないかな。カッコイイし!

        3
      • 匿名
      • 2021年 2月 02日

      ラプターと比べれば10~100倍あるって言われてる

      2
        • 匿名
        • 2021年 2月 03日

        Su-57は中国のJ-20よりステルス性は低いとナショナル・インタレストが記事にしているから、RCSはラプターの100倍以上は絶対あると思う。

        1
    • 匿名
    • 2021年 2月 02日

    統合がいいのか、それとも複数を競争させたほうがいいのか、さて結果のほどはいかに?

    • 匿名
    • 2021年 2月 02日

    そのうち、スホーイとミグの公式グッズが出たりして。
    カラシニコフが色々なアイテム出してたんだよね

    1
    • 匿名
    • 2021年 2月 03日

    ただこう、どれだけ見場がよくても、肝心のブツはいつになったら完成するんですか?という問題がね?
    繋ぎの少数生産しかしない、とは言っても、輸出仕様のE型どころか、自国軍向けの量産すら始まったか始まってないか分からないのではなんとも
    F-35は言うに及ばず、J-20も衛星画像では配備が始まっていることを思えば、かなりスタートダッシュに失敗してる感が
    そもそもF-35を買えない国で、自国開発できなくて、特にお安くもなさそうなステルス機を余所から輸入したがる国ってどれくらいあるものなの……?

      • 匿名
      • 2021年 2月 03日

      時間をあまり気にしない悠久の大国インド
      どうせロシアも具体的な販売までには数年以上先を見越してるだろうし、インドもすぐには手を出せないし

        • 匿名ナニガシ
        • 2021年 2月 03日

        インドだったら自分で作るって言い出すのでは?
        半世紀ぐらいかかっても問題ないし。

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