英国のウォレス国防相は「フランスが豪原潜導入を支援する枠組みから外れたのはAUKUS設立がファイブアイズの信頼関係に基づいているからだ」と明かしたが、NYタイムズ紙が報じた豪原潜導入の舞台裏はもっと生々しいもので「ある同盟関係と他の同盟関係に表向き平等な信頼を口にしていても戦略上重要な判断を求められると残酷な計算結果に基づき判断が下される」と結論づけた。
参考:Secret Talks and a Hidden Agenda: Behind the U.S. Defense Deal that France Called a ‘Betrayal’
米国も最後までフランスに沈黙を貫き通した豪原潜導入の舞台裏、変化し続ける世界情勢の中で国益もまた変化するということを再確認
NYタイムズ紙が報じた豪原潜導入の舞台裏を要約すると以下の通りになる。
アタック級潜水艦はシュフラン級原子力潜水艦を通常動力に変更するための設計作業が予定よりも遅延、さらにオーストラリア産業のプログラム参加(オフセット)を取りまとめる仏NavalGroupの作業も複雑さに起因する問題で順調には進んでおらず1番艦の就役も2035年頃にずれ込むことが確実視されており、オーストラリアはアタック級潜水艦の性能が就役と同時に時代遅れの産物になるのではないかと危惧。
新たに誕生したバイデン政権は中国に対抗する新たな戦略を英豪に提示、この頃のオーストラリアではアタック級潜水艦の15年後の性能に対する信頼は完全に失われていて南シナ海で行動する十分な性能を備えた原子力潜水艦の導入を米英に相談(今年の3月頃)、3ヶ国の首脳は豪原潜導入を支援する枠組みについての話し合いをスタートさせることになる。
因みに中国問題を安全保障上の中心に据えていた米国やこれを支持する英国でも「フランス製の潜水艦では中国の沿岸を急襲するような能力はない」と危惧していたらしく、バイデン大統領は直接側近に「オーストラリアのフランス製潜水艦では駄目だ」と漏らしていたとNYタイムズ紙は報じているので、米英にとっても豪州の原潜導入の相談は渡りに船だったのだろう。
ここで問題になったのは米英豪の利害一致から外れることになるフランスをどう取り扱うかで、この動きがフランスに知られると間違いなく妨害を受けるため極少数の関係者で話し合いを進めることになり、契約破棄に関するフランスとの交渉はタイミングを見てオーストラリアが行うことになっていたらしい。
話し合い自体はフランスに気づかれないまま順調に進みG7開催中に米英豪はAUKUSの枠組みについて大筋で合意、これを受けてオーストラリアのモリソン首相はG7出席後にフランスを訪問してマクロン大統領と会談、我々は潜水艦に求める戦略上の要求を変更する可能性があると切り出したがマクロン大統領は「それを決定するのはオーストラリア自身だ」と返答したらしい。
つまりモリソン首相はフランス側に真意が伝わったのかどうかはさておき契約破棄に関する事前通告は行ったと認識、しかし米英豪の動きに全く気付いていなかったマクロン大統領はモリソン首相の話を「潜水艦に対する仕様変更」と受け取っており、それを示すように駐米フランス大使も「米メディアのPolitico誌が15日にAUKUS設立をバイデン大統領が発表するとリークしたことで米英豪の動きを始めて知った」と証言している。
ただ本国のフランス政府はAUKUS発表の1週間に何かが動いていることを疑い始め米国に問い合わせを行っているが、米国も最後までフランスに沈黙を貫き通したため何が起こっているのか把握できず、最終的に米国がフランスに事実を明かしたのはPolitico誌リーク後(バイデン大統領会見の数時間前にサリバン大統領補佐官が駐米フランス大使に説明)だった。
NYタイムズ紙は政権内部一部に「フランスへもっと早く伝えるべきだった」という意見もあったに実行に移されなかったのは豪原潜導入をフランスに説明したり、この枠組みにフランスを参加させるため議論が長引くことを嫌った=ある同盟関係と他の同盟関係に表向き平等な信頼を口にしていても戦略上重要(米国の国益)な判断を求められると残酷な計算結果に基づき決断が下されると結論づけているのが興味深い。
このような残酷な計算結果に基づく決断は英仏のスエズ運河侵攻に対する不支持表明や、日本への事前通知なしに金本位制からの離脱を行ったニクソン・ショックと同じだとNYタイムズ紙は指摘したが、フランスとの関係よりもオーストラリアとの関係を優先したのは米国にとって経済的・戦略的利益が最も大きいインド太平洋地域に欧州からシフトするという方針に従っただけとも言える。
どちらにしても永遠の関係というものはこの世に存在せず、米国のフランス切り捨ては変化し続ける世界情勢の中で国益もまた変化するということを再確認させられた出来事だと言えるだろう。
関連記事:G7の裏で進められた豪州の原潜導入、フランスが外された理由はファイブアイズ参加国でないため
※アイキャッチ画像の出典:The White House / Public Domain
残酷な計算式だとするなら、そういう論理で裏切るのもいいって原理をフランスに与えたか?
そんなもん教えられなくてもフランスのお家芸だから
フランスはとっくに米英を裏切ってると見なされ
東芝工作機械輸出問題でも、実は先にフランスの輸出した機械がソ連潜水艦のスクリュー製造に用いられてたのが騒動の真相
冷戦下にそういうことをやってるフランス
裏切る以前に、アタック級は違約金払えば解約できるビジネスライクな契約だし、
そのアタック級の計画遅延やコスト増大も甚だしく、じゃあ当初の計画通りに出来るのか、出来ないでしょ・・・となるわけで。
冷徹な判断だ、というのはNYTが今回の事態を合理的に解釈しようとした結果にすぎず、
実態としては、外交が得意だと思いこんでいるバイデンの計算違いに過ぎないと思う。
どうしてもバイデン批判につなげないと不満か
これはそんな次元で語っても全然どうでもいい
何を計算違いだと思ってるんだろう?フランスに隠して仲間外れ化を進めた結果反発を招いた筋書きのどこにも意外性が無いけど…
FOIPに賛同して太平洋に艦隊まで送り込んで来てる仏を邪険にして味方を減らしかねない状況にしたのはあまり賢い外交ではないと思うぞ
フランスは開戦してもどうせ参戦しないって見切られてるんだろうね
欧州には直接関係のない話だからな
戦となれば尚更
湾岸戦争のときも、参戦を予定しながらギリギリのとこで裏切ってるし
自国の利害最優先なのはいいんだけど、同盟国にはなれないね
あれ?湾岸戦争の時、フランスは作戦に参加しているよ(クウェート奪還の陸軍部隊に仏陸軍の機甲部隊が参加した他、規模は小さいが空軍も参加したはず)
もしかして、君が言っているのは2003年のイラク戦争の時の話じゃないか?
そっか、空母含む一万人の派兵をギリで止めて急に反戦を語ってるが、そっちでしたか
クウェート奪還というよりはイラク領に進攻してアメリカ第18空挺軍団の側面の防衛じゃなかったけ?
ただアンリか軍の進攻スピードが速すぎて追い付けなくて、側面ががら空きになってアメリカからの苦情があったはず。
というか、ファイブアイズの中でも英豪は米のインド太平洋戦略において軍の一体化運用に積極同意している国でしょ。
つまり万一の米中開戦の場合に参戦を確約している国家。強い信頼関係を持つ3国を対中戦略の中核にするという構想は自然なものかと。
豪のアタック級は損切りするしかない状況で、下手に仏と交渉に入ればコストと時間はさらに膨らむことになる恐れもあるわけで。
その膨らんだコストを仏政府が負担するなんて、仏国内が許すわけもなく。それって結局、全部豪の負担でしょう。
仏が怒るのはわかるけど、仕方ないんじゃないんですかね。
仏政府が怒らないと国内関係企業は政府を突き上げるでしょうよ。
米政府:騙してない
豪政府:騙してない
仏政府:騙された
の公式見解で、各国政府は国内からの突き上げを最小限に抑えられる、いい落とし所だと思いますけど。
よくある事やね
フランスもやってきたし、アメリカもやってきた、当然イギリスも
その中で上手くやっていくのが外交よ
対中国戦略でやるのは下策だと思う。
そもそも、G7サミットで「対中統一アプローチに向けた強固な共有基盤が築けた」とアメリカは言っていたのに、アメリカ自ら共有基盤を潰すのはマズイのでは。
「対中」ですよ対中国。もとより英米とは一定の距離を保つ姿勢をとり、地理的、取組的にも重要度が低い国にいつまでも囚われたくないのが目下3か国の本音でしょう。そもそも「強固な共有基盤」がファイブアイズを示しているのは明らかだと思いますがね。
その3国の組み合わせが良くないです。
結局はアングロサクソン同盟かよ、て印象を与えかねないのはマズイと思いますよ。
身内とも言えるオーストラリアとただの同盟関係でしかないフランスならオーストラリアの方が優先されるのは当然だな
対中包囲網の構築を急いでいるのにフランスが自国の金稼ぎにウダウダやってるから切られたんでしょう。
大局が見えてなかったマクロンの負けという事で…
お人好しに外交は出来ない
どの国も自国の安全が最優先だこらな
いい加減日本人も気づかないかな
しかしオーストラリアも自国生産捨てない限りろくな結末にならなさそうな気もするけど
選挙絡むからこうなってるのだろうが
そうりゅう型が採用されてても、事業がもたつくかファイブアイズの話し合いが変わるとキャンセルさせられてる可能性が高いという
日本の立場なんて無いに等しい
フランスの厄介な所は自分は安全だからと他国の安全を犠牲にして金儲けを最優先にする所だ。昔から
アングロサクソンに恥をかかされたフランスとチャイナマネーにあそこを握られたドイツが手動するEUが今後取る行動は如何に?
元々破綻してたプロジェクトだったから仕方ないとはいえ
フランスの自尊心を傷付ける結果になった今回の対応は、欧州方面でロシアに利する結果になりそうだな
フランスの国粋主義者には親ロシアも多いし
これをアメリカの責任にするのは無理筋ですよ。決断したのはオーストラリアだし、契約書通りのことをしたに過ぎません。あくまで豪仏間の正常なやり取りの範疇です。
〉どちらにしても永遠の関係というものはこの世に存在せず、米国のフランス切り捨ては変化し続ける世界情勢の中で国益もまた変化するということを再確認させられた出来事だと言えるだろう。
フランスがアメリカに問い合わせをしても、ガン無視したのは如何なものかと思うけどね。
というか、アメリカは同盟国に対してこういう態度を取るのね…アメリカの信用性に関わってくると思うけど。
いや、ファイブアイズからさらに情報気密度上げたAUUKUS作って早々に非加盟国に情報漏らすほうがやばいと思うぞ
秘密裏に3ヶ国で同盟を形成して、G7であり常任理事国でもあるフランスを排除して怒らすのは、外交としては稚拙だと思う。
同盟国に対して行う仕打ちではないし、同盟国もアメリカとの付き合いを考えることになりかねない。
アメリカは事前調整を面倒臭がって行わない悪い癖があるからなぁ(アフガン撤退とか)。
この原潜導入の話がオーストラリアから米英に持ちかけたというのが事実なら、オーストラリアの合意の下でちす
この原潜導入の話がオーストラリアから米英に持ちかけたというのが事実なら、オーストラリアの合意の下でフランスへの口止めがなされたと考えるのが当然でしょう。
アメリカがオーストラリアと何の連絡もなしに秘匿していたのなら、この不意打ちのような発表は偶然という事になってしまいますから。それこそオーストラリアからアメリカへの不信表明がされるはずです。フランスからとばっちりを受けた、ということですから。
この案件においては何をするにしても、オーストラリアのみに最終決定権があるという事実を忘れてはなりません。
米政府が仏政府の問い合わせに応じなかったのは、アタック級プログラムを原潜導入へ方針転換し米英に支援を求めたのは豪政府であって、仏との契約破棄を含め責任の所在は一元的に豪政府にある、てことでしょう。
米英豪によるAUKUS設立はその結果であって、これに関しては当事者として米政府にも責任がある。
>マクロン大統領は「それを決定するのはオーストラリア自身だ」と返答したらしい。
言質を与えてしまったようなものじゃん、マクロン。
マクロンは商売センスは無さそうだな
情報力でアングログループに一歩劣る、だからずっと競ってるのにフランスは1度も頂点には立ててない
> つまりモリソン首相はフランス側に真意が伝わったのかどうかはさておき契約破棄に関する事前通告は
> 行ったと認識、しかし米英豪の動きに全く気付いていなかったマクロン大統領はモリソン首相の話を
> 「潜水艦に対する仕様変更」と受け取って
このくだりを額面通りに読むと、G7後の6月時点で仏マクロン大統領が取り違えポカやらかして、仏産業界の大商いの機会損失を招いた様に見えて、コレって仏国内的に大統領に激おこ吊るせっ案件なんじゃ。仏大統領、クビじゃね?
まあ、このくだりのネタ元がNYタイムズ紙で、それは米国の視点と割り引く事も肝心だが。
※
> 契約破棄に関するフランスとの交渉はタイミングを見てオーストラリアが行うことに
コッチを額面通りに読むと、豪の伝えミスで今回の騒ぎ、とも取れて、豪の世論が怒って激おこ吊るせっ案件と化す可能性とかないかな?
モリソン首相がどういう言い方をしたかにもよりますね。
「我々は潜水艦に求める戦略上の要求を変更する可能性がある」は、あくまでもフランスがパートナーであると思わせるような言い方をしたかもしれませんし。
ちゃんと「英米と原潜作る」と言えたとは到底思えないな
言えてたならその直後から強いアクションをフランスは起こすはずだし、起こさない程度の話なら英米が密室で進める必要もないから
国の指導者同士の会談、匂わす&察するの機敏、腹芸?で話が通ると思いきや、明確に言わないと誤解のままに時が過ぎる、って実際に起こるのね。
大半の諸事はボス同士の話の前に、部下の外交の役人同士が事前に詰め合ってズレを無くし、ボス同士は準備された筋書きに乗れば良い筈。
特殊な事情で部下役人が知らされない極秘案件だと、トップに依存する事になり、対話が噛み合わないと、今回みたいな騒ぎなんだねえ。
今回の、金や面子を失したの十分に駄目だが、もしも他の状況で意思疎通不足で開戦とかも起こり得るんなら、外交こえぇ、の一言です。トップのコミュ力(腹芸力?)、大事だ。
米英による豪の原潜保有支援のためのAUKUS結成は豪政府の求めなんでモリソンは首謀者。事業転換への仏政府による阻害行為予防のための極秘協議なんだから会談時点では明確な通知は行いたくなかったのかと。
その他の事案会話の中に紛らせたのかもだが、伝えた内容は記事以上でも以下でもなかったんでしょう。G7後にモリソンがわざわざ仏政府を訪ね会談を設けたという姿勢を、情報の一端も把握していなかったマクロンは上から目線で軽く見た。
その結果、意図は別として「決定権は豪側にある」旨の言質を与えてしまった。この一事で方針転換と契約破棄に関し豪政府が対外的批判を受ける謂れは無くなった。
外交の機微に係わる情報把握と分析に失敗した仏外交の失点で、豪州世論は親米親英が主でしょうから親仏論者以外は気にしないのではないかと。
ってかトランプ政権で日産ゴーンの時もフランスには一切知らせずにアメリカと水面下で捜査してたよな。
共産党のトランプに続いて民主党のバイデンまでとなると…、フランスって裏で何かやらかしてるのでは無いかと…。
フランスの大企業は政府資本が入っていて政府と密接な関係がありますからリークでもされると困るんではないか
ゴーンかぁ・・・懐かしいなぁコロナですっかり忘れてた。元気にしてるかな?
フランスの筋が悪過ぎた。
さっさと、シュフラン級を最優先で供給するから、無理な仕様変更とか、出来もしない自国生産を諦めるよう説得すべきだった。
せめて、キャンベラ級揚陸艦の様にちょっと組立作業しますくらいでお茶を濁すとか。
そう言えば、キャンベラ級にF-35Bを載せる話も復活するのかな?
V-22に空中給油機させれば、長距離攻撃も出来るよー。
フランスはアメリカとの同盟状態から一歩後退した感じやね
ドイツも親中寄りやから同じかと思ったがファイブアイズの追加メンバー候補に
入ってるからそこらへんどうなんやろうね
たしかEUのアメリカの核の傘はドイツ中心(在独米軍が核兵器を配備)だったはずだから、万が一の際に情報遅延が起こるのはまずいからね
それにファイブアイズ追加と言っても初期組と追加組とで共有情報レベルが同じになることはないというか、たぶん何かあったとき初期組が早急に情報渡して対応させたいという意味で追加組を検討したんだと思う
(ファイブアイズが把握していて日本が把握していない在日スパイの情報提供して対処させるとか)
ところで日本の潜水艦に中国の沿岸を急襲するような能力はあるのだろうか
日本がそれやると大陸からの弾道、巡航ミサイルで百倍返しされそう
ところで潜水艦で沿岸を急襲ってどういうことなんだろう
コマンド―の送出や搬入はフランスのでもできるしVLSの有無にしたって通常弾だとあってもなくてもいいようなものだし、なにをどうやって強襲するのか分からん
戦略用の弾道ミサイル原潜を改装してSLBM(大陸間弾道ミサイル)の代わりに巡航ミサイル山積みして戦術用にしたアメリカの支援型原潜は何度か実践投入されていたはず
実戦投入されたのは改オハイオ級SSGN-728 フロリダですね。
トマホーク巡航ミサイルの搭載量が150発以上とタイコンデロガ級の120セルVLSと比較しても多いです。
とは言え、オーストラリアに引き渡すのはアメリカと同等の1隻あたり12-28発程度でしょうから、SSGNのようなハリネズミ装備は調達・運用コスト的にも無理でしょうね。
無理
浅すぎるから日本どうこうじゃなくてどこの国も無理
人民解放軍が対空対艦に比べ対潜を軽視してるのって何もアホだからじゃないんだわ
日本の潜水艦が中国沿岸を急襲する必要などない、軍艦だけを選択的に撃沈できる能力を持っているから中国海軍の艦艇数をゼロにすれば通商破壊も不要。
海自の潜水艦は魚雷と対艦ミサイルしか撃てないから無理。
一応搭載しているハープーンは対地攻撃モードあるよね
だから強襲できるかと言えばそれはNOだけど
フランスはアメリカとオーストラリアから大使を召還したけど、イギリスに対する扱いが1番酷い。
アメリカは事前協議をせずに勝手に物事を進める悪い癖があるからなぁ。
あまり独断行動を取り続けると同盟国から距離を置かれることになるが。
仏高官「英は米の属国」と侮蔑 潜水艦巡る大使召還で無視
リンク
永遠の関係など存在しない、世界情勢と国益の変化で簡単に切り捨てられる・・・成程。
ならば尚更日本独自の国防システムを構築する必要性はさらに高くなりましたね。
でなきゃこれから先の世界情勢とアメリカの守るべき国益の変化で日本もいつ切り捨てられるかわかりませんからね。
少なくとも現時点ではその心配は無いと思いますが。
みんな必死に否定するけど、アメリカが日本を中国に売る日が来ないという保証とか無いよ
いつアメリカがハワイまで下がるのか、その読みだけはやってないと日本は地獄をみる
中国を第一列島ラインで押しとどめるのと、中国軍が太平洋やインド洋に自由に進出できる状態で対処するのと
アメリカにとってどちらが楽で金や手間がかからないかを考えてみては
アメリカが中国の靴をなめたがっているなら話は違ってくるだろうけど
今回のAUKUS結成みたいに、同盟国へ秘密裏にして中国と交渉はしていそうですけどね。
まぁ、アメリカは「ニクソン・ショック」という前例がありますけど。
AUKUSはオーストラリアに原潜という対中戦力投射能力を持たせるためのものなんですがそれは
もちろんその通りだと思うけど
そうなる時は、アメリカが基軸通貨の地位を明け渡し、いち地域大国として存続する
と覚悟を決めた時になるだろうから、そのとき日本が単独では、なにもできなさそうですなー
現時点での戦力差と年間防衛予算の差を考慮したら今後国家予算を北朝鮮なみに軍事費全振りしても勝ち目ないわな
それどころか抜けた在日米軍相応の戦力をそろえることさえできるかどうか怪しいもんだ
いや、「ハワイに下がる」ということは「米西海岸のすぐそこまで中国海軍が跳梁する」と同義だから。
広大な西太平洋をハワイという「点」で守り切れるはずがない。
同盟国に対する信義以前に、自国の都合として必死に守るよ。
すまん、「西」ではなく「東太平洋」。
万一アメリカが日本を中国に売るようなことになって日本が中国と手を結ぶことになったら、その瞬間にアメリカの覇権は失われる。
そのことはアメリカも100%理解している。
理解しているかなあ。
理解してますよ、世界を中国と半分こする妥協点を見いだす予定
日本はどうなるのやら
それが起こるとしたら、日本が再びアメリカの脅威と認識されたときではないかと思う。
ニクソン大統領の訪中は、単純な対ソのパートナーだけでなく、キッシンジャーが経済的に興隆していた日本を脅威と位置づけ、対日包囲網を作ることも目的だったはず。
結果として40年近くに渡って米中連携が続き日本は抑えたが、中国が発展し日本の比じゃない脅威となった。
この後に及んでようやく対中を意識したのに、日本を売る余裕なんて今は無いだろうよ。
まあ中国と取引しなくても、ロシアと取引して北方領土のロシア領有を認める、位はやっても不思議じゃないが。
それもう敗北宣言ですから
インド洋、太平洋の制海権を失い世界経済の中心を中国が握った時になるね
15年後にようやく1番艦が就役って遅すぎだろw いくら何でも見限られて当然だわw
その頃なら、たいげい型の次級が配備されてっだろw
>ここで問題になったのは米英豪の利害一致から外れることになるフランスをどう取り扱うかで、
>この動きがフランスに知られると間違いなく妨害を受ける
具体的にどんな妨害だろう?
「契約を守れ」と言ったところで、 豪州が違約金払えば解消を阻止できないのに。
フランスは太平洋に海外県の島々を持っている。
フランスから独立したけど、経済的に頼ってる国もたくさん。
そういう所に寄港拒否とか、領海への進入禁止とか。
インパクト無いな。
仏は実力行使も厭わないんです、NZでDGSEがグリーンピースの船爆破したみたいに。
英が核実験勝手にしたこともあって豪州で反原子力は結構声がでかかったので
まず豪州の反原子力・自然保護系各種団体に資金と脚色した情報リークして世論戦。
あとはアタック級だとワークシェアで豪州に雇用発生する事なってたけど英米と原潜って話だと雇用なくなると豪州地元紙などにリークもするだろう。Navalグループの現地法人もあるんだし?(なお事実はどうかはキニシナイ)
と素人でもこんくらい考えつくし悪名高いDGSEならもっとネタ抱えてたのでは
ファイブアイズに見張られてるのにそんな謀略仕掛けられるはずもなく、その工作事件もバレてるぞ(笑)
やはり米英に仏は勝てないんだよ
法治国家なので合法な行動は国益に反することであっても止められないんですよ・・・
情報リークそのものは違法に入手したものでない限りまず不法とはいえませんし
合法的な環境団体の類への資金提供もおおむね同じ、海外から直接資金ぶっこむ場合は国によって扱い異なるでしょうが現地にある法人なりを経由すれば?と
さすがに今回のこれは角が立ちすぎている気がするし、バイデンさんほか関係者の裁量次第ではもう少しソフトランディングも出来たのではという気もするなぁ。現状、怒り心頭の仏は対抗措置として日韓との軍事技術協力の枠組みまで検討しているらしい。日本は持て余すだけ(運用基盤もないし国民の理解も得られない)だろうけど、韓国は濡れ手に粟で受け取っちゃう可能性があるし、韓国が自前で原潜技術を習得した後内製化して転売する展開まで考えると、原子力兵器の拡散防止という意味で最悪の後退シナリオに進んでく可能性もありうる訳で…。
そもそもの発端は豪州政府の買い物下手とDCNSの過剰営業なのでアメリカだけ責めるのは筋違いだけど
…なぜ日韓と?
韓国の国産原潜計画なら第一歩として去年アメリカに原潜用核燃料売ってくれと頼んで即拒否された時点で白紙化してなかったっけ?
フランスは太平洋に海外県の島々を持っている。
フランスから独立したけど、経済的に頼ってる国もたくさん。
そういう所に寄港拒否とか、領海への進入禁止とか。
インパクト無いな。
色々と失態続きだから挽回のために勇み足を踏んだら
また新しい失態を作ってしまったみたいなグダグダ感が漂う
AFP記事によると、NZのアーダーン首相は豪原潜の領海通行を禁止すると公表した。
昔からフランスが中国に積極的に軍事技術売りまくってますし、
今の中国海軍のベースになってるのってフランス主のEUの技術が多いもの
それで信用されないのはまずある
それはそれとして、バイデン政権の国際的な調整能力が皆無の証拠でもある
ロシアに強襲揚陸艦売ろうとしてたのは何処の国でしたかねぇ