米国のDefenseNewsは7日、米空軍が調達するF-35Aの数は一体何機になるのかという興味深い記事を公開して注目を集めている。
参考:New US Air Force study asks: What’s the right number of F-35s?
もはやロッキード・マーティン以外に運用コストの削減が実現するとは誰も信じておらず、オプションの代替機調達や開発が実行へ移される可能性は高まっている
米空軍はF-22を除く戦術航空機を第5世代戦闘機に置き換えるためF-35Aを1,763機調達すると約束していたが中国の脅威に対抗するためF-22の後継機開発が前倒しになり、F-35Aを計画通り調達するためには年間運用コスト780万ドル(2020年度実績)を早急に47%削減して国防総省が設定した適正コスト「410万ドル」を実現させる必要がある。
もし運用コストの削減に失敗したままF-35Aの調達を続行すると2036年に空軍は1,192機の在庫を保有することになり、同機の年間運用コストは93億ドル/約1兆円(47%削減に成功すれば49億ドル)に達し予算を圧迫するため空軍はコスト削減失敗に備えて戦力構成の見直しに着手、F-22とF-35の組み合わせに代わる最適な選択肢を模索中だ。

出典:ロッキード・マーティン NGAD
現時点で最も可能性が高いのはF-22を更新する第6世代戦闘機NGAD、F-15C(将来的にはF-15Eも含まれかもしれない)を更新するF-15EX、F-16やA-10を更新するF-35Aの組み合わせだが、F-35Aのコスト削減失敗に備えて空軍はF-16Vの再調達もしくは代替戦闘機(第4.5世代戦闘機または第5世代戦闘機マイナスとかMR-Xと呼ばれている)の開発をオプションに加える可能性が高いと報じられており、米空軍の戦術航空戦力は最大4機種の戦闘機で構成される可能性を秘めている。
問題は「47%ものコスト削減が無理」だと空軍が判断した際、F-35Aの調達数をどこまで削減するのかだ。
ワシントンに拠点を置く戦略国際問題研究所(CSIS)でアナリストを務めるトッド・ハリソン氏は「正直なところF-35の運用コスト削減で良いニュースは殆ど期待できない、この問題はF-35プログラムにとって最大のリスクだ」と述べており、米市場調査会社ティール・グループで航空・宇宙分野のアナリストを務めるリチャード・アブラフィア氏も「この10年間の国防予算編成においてF-35Aを1,763機購入するという方針は最大級のフィクションで、実際に購入する数は1,400機かもしれないし1,200機かもしれないし1,000機かもしれない」と語っている。

出典:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Peter Thompson
空軍内部の文書を入手したAviation Week誌はF-35Aの調達数を1,050機まで削減する計画を空軍は立案していると昨年12月に明かし、CNNはトランプ政権時代に空軍のロジスティックスを担当していたウィル・ローパー次官補(現在は退任)がF-35Aの調達数を800機まで削減するよう要求していたと今年5月に報じるなどF-35Aの調達数削減に対する情報は錯綜しているが、もはやロッキード・マーティン以外に運用コストの削減が実現するとは誰も信じていない。
ただロッキード・マーティンは「F-35を運用コストだけで評価するのではなくF-35がもたらす“効果あたりのコスト”にも目を向けるべきだ」と主張しており、これは元空軍中将で現在はミッチェル研究所の所長を務めるデイブ・デプチュラ氏の主張を焼き直したものだろう。
ライフサイクルコストや運用コストばかり意識した戦闘機の評価は「実戦で任務を果たすためにかかるコストを無視している」と意見もある
デプチュラ氏はライフサイクルコストが安価だという理由からF-15EXやF-16Vなどの第4.5世代戦闘機調達に動いている米空軍に湾岸戦争の教訓を挙げて「第4.5世代戦闘機のライフルサイクルコストが優秀に見えるのは実際の戦闘を考慮していないためで、実戦で任務を果たすためにかかるコストで計算すれば第4.5世代戦闘機は第5世代戦闘機よりも高コストで効率が悪い」と説明して注目を集めたことがある。

出典:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Trevor T. McBride
デプチュラ氏が持ち出した湾岸戦争の教訓とはイラクの防空システムが稼働していた開戦初日の費用対効果のことで20機のステルス攻撃機F-117は28の目標を航空支援なしで破壊することに成功したが、同じ時間帯に非ステルス機が1つの目標を破壊するには各種航空支援を含めると40機以上必要だったことを指しており、この教訓は非ステルス機を主力にしたミッションパッケージが如何に効率が悪いかを示した例として取り上げられることが多い。
要するにライフサイクルコストが安価でステルス以外の性能で大きく見劣りしないF-15EXやF-16Vを推す人々は「実戦での費用対効果を考慮していない」という意味で、中国やロシアといった国は湾岸戦争での教訓を生かしてイラクとは比較にならないほど高度な防空網を構築しているのに「ここに非ステルス機を主力にしたミッションパッケージで挑むには湾岸戦争以上の大規模な航空支援が必要となることを理解していない」とデプチュラ氏は言いたいのだ。

出典:U.S. Air Force Photo by Senior Airman Tristan Biese
さらに第5世代戦闘機と第4.5世代戦闘機で役割を分担するという発想についても彼は明確に「NO」を突きつけている。
デプチュラ氏によればステルスに優れたF-22AやF-35Aが敵防空網や敵航空戦力を破壊もしくは殲滅すれば非ステルスにも出番があるという考えは机上の空論に過ぎず、歴史上最も規模が小さくなってしまった現状の米空軍(湾岸戦争時の約半分)に第5世代戦闘機と第4.5世代戦闘機の両方を保有する余裕はなく、もし湾岸戦争レベルの紛争が現時点で発生すれば空軍は保有する全ての戦力を根こそぎ投入する必要があるためAチームやBチームといった戦力構造は過去のものだと指摘した。
特に中国やロシアといった敵は高度な防空網で守られたエリアに侵入可能な第5世代機の調達に米空軍(戦闘機の約20%と爆撃機の約13%しかステルスに対応していない)にが苦しんでいることを知っているため、S-400やHQ-9といった防空システムに投資することで米空軍機の侵入拒否をより強固なものにしているので、もし第5世代戦闘機と第4.5世代戦闘機で役割を分担するという発想でF-15EXやF-16Vを調達すれば開戦初日の戦力に自信が持てなくなり、仮に戦闘で第5世代戦闘機が損耗すれば残された第4.5世代戦闘機では何もできなくなると言いたいのだろう。

出典:U.S. Air Force photo by 1st Lt Savanah Bray
さらに第5世代戦闘機の調達を削減して早急な第6世代戦闘機への移行を目指すべきだという考えに対しても「このような考えは30年前と同じでF-22やB-2の調達が中途半端に終わった結果、空軍に何が起きたのかを思い出せばいい」とデプチュラ氏は言っているのが印象深い。
F-22やB-2を中途半端に調達したため戦力単位がミニマムで空軍の需要を満たすことが出来ず「戦力化のため投じた莫大な開発コストや高額になりがちな初期調達コストが全て無駄になってしまった」と過去の決定を批判しており、第6世代戦闘機の開発を止める必要はないが再び同じ過ちを繰り返さないためにもF-35Aの調達は続けるべきだと力説している。
確かにライフサイクルコストや運用コストばかり意識した戦闘機の評価は「実戦で任務を果たすためにかかるコストを無視している」ためデプチュラ氏の主張にも一理あるが、折角調達したF-35Aの維持に欠かせない財政的な裏付けが欠けているため100%正しいとまでは言い切れない。

出典:U.S. Air Force photo by Senior Airman Mary Begy
米空軍で戦略とマルチドメイン(多次元戦闘)作戦のコンセプト開発を担当しているクリントン・ヒノテ中将は「空軍チームは戦力構成の見直し結果を取りまとめた報告書の草案をケンドール空軍長官に提出したが、長官は追加の分析を要求したため報告書の草案は差し戻された」と語っているので、空軍の新しい戦力構成が公に発表されるのはもう暫く先の話になりそうだ。
果たして空軍はF-35Aの運用コストとどの様に向き合うのか、F-35Aの調達削減に動く場合どの程度の規模になるのか、F-16Vを再調達するのか代替戦闘機を新規に開発するオプションを行使するのか、日本にも少なからず影響を及ばすので注目せざるを得ない。
関連記事:元米空軍中将はF-35Aを支持、ライフルサイクルコストではなく費用対効果を重視せよ
関連記事:米軍、運用コスト削減に失敗するとF-35維持に年間1.7兆円もの負担が必要
関連記事:F-16の後継機計画が米空軍の公式資料に登場、新しい戦闘機「MR-X」の登場は2035年頃
※アイキャッチ画像の出典:U.S Air Force photo by Airman 1st Class Jacob Wongwai
このペースの戦闘機の単価・維持費向上だといっそ新世代戦闘機を開発・増加させるよりイージス艦の性能・船数を向上させて空中戦より地(水上)対空戦闘をメインに切り替えたほうが安上がりになりそうな気が
高性能な空対空ミサイル積んだ高価格な戦闘機よりかは、大きくて高いけど高性能な対空ミサイルのほうがまだ安そうだし
そうなると、敵地に侵入出来る航空戦力が無くなるから、ロシアや中国にとっては万々歳の結果しか予想出来ないんだけど…B-21にしたってせいぜい100機強しか調達する予定が無いんだし
B-52もB-21で置き換えようって構想もあるから、それが実現されたら200機近くまで増えるけどね
革新的な技術でも開発されない限り、デジタルセンチュリーも金食い虫になるだけ。
頭数を揃えたいなら、既存のF-15EやF-16を延命改修しつつ、F-35を調達し続けるしかない。
無人機が実用段階に入るまでは、これで凌ぐしかない。
いずれにしろ同じ戦闘機を1700機も調達するのは賢い戦略とは言い難いし代替案が必要だな
量産効果を嘗めてはいけません。
F-35一機種で調達すれば量産効果が出るのはメリットだな
F-35でできる戦術を解析されたり機体そのものを解析されると1700機が一気に陳腐化するっていう恐ろしいデメリットもあるけど
1機種に依存するリスクを避けるなら、運用コストには目をつむらないといけない
あれもこれもは無理
200機を600機に増やして1機あたり4割価格が下がったとしたら、1300機を1700機に増やしても4割下がるとでも思ってるのか。
量産効果とやらがそんなに万能で素晴らしいもんなら、植木義晴やティムクラークやアクバルバキルとかに教えてあげられたらいいのにな。
量産効果っていうのは、生産だけじゃなく、
その後の維持管理コストやその人材確保が簡便化できるんだよ
教育プログラムを単一化できる
人的資源の使いまわしができる
予備機総量を少なくできる
工場整備の新規投資がいらない
軍事製品だけに限らず、自動車、鉄道、冷蔵装置等々といった民生工業製品でも単一機種、単一構造で上記を達成してる
アメリカ以外の国では代替機の開発•調達なんて運用規模からして無理だし、
安価な第4.5世代機はどうやっても第4.5世代機にしかならないからなぁ……あーぁ…
兵器の単価が年々上がってるから、同じ軍事予算でも軍のユニット数が年々減っていくんだなぁ。
車とかもそうだけど、顧客の購買力を超えて製品単価が上昇していくとどうなるんだろうな
>顧客の購買力を超えて製品単価が上昇していくとどうなるんだろうな
単純に高くて武器が買えなくなりますな。
自国どころか、敵国まで。
1 商品市場が無くなる。
2 技術的なブレイクスルーにより、低価格化
3 無理矢理市場を創出する。
多分2だな。
無人機やアクティブジャミングの方が効果的になって、安価に作戦出来るようになるかも。
騎兵の登場によって氏族程度の戦闘が不可能になり、砲兵によって地方領主が、艦艇と航空機によって小国がその戦争遂行能力を失っていったわけだけれど、次はいったいどうなるんだろうね
F-35が高過ぎてNATO諸国が調達数を減らしていることについて
某軍事評論家が「戦争が始まる前から次々と撃墜される奇妙な戦闘機」と表現してて妙に納得した
F-15もそうだったよ。
コロナによる経済悪化も忘れずに
NGADがF-35より高コストになったら米軍どうなるんだろう
背に腹は代えられないとNGADを無理やり大量調達するのかね?
やっぱりF-35の追加調達って話に戻って、
金がないから次期戦闘機は国際共同開発にしようって話にまで戻ってきても不思議じゃなさそう
二国で航空機を共同開発すると開発費も開発期間も二倍にある、三国ではそれが3倍になる。
アメリカはF-35で共同開発は炎上の元だとようやく理解したらしい、日本がMHIを主契約者にしてLMなどを下請けにF-3を開発するやり方は実に正しいと思う、F-2の時のような機体とエンジンの二重のライセンス料を支払うようなこともなく、C-2のリベットのような問題も発生しないだろうからF-3は予定の期間内にそれほど開発費が増大せずに完成すると思っている。
重要な要素技術は開発がほとんど完了しているから炎上のしようがない。
けど独自設計・生産だと量産効果がほとんど見込めないからどちらにせよ高価になるし、自国で不足している技術を補うこともできないという
> 自国で不足している技術を補うこともできないという
何で?
甘いなぁ。
三菱だよ。例の航空機?作った。
文字化けしてるね、日本語OSではないのかな?
物凄い初心者が書き込んでいるのは理解できるが
記事にはっきり書かれているように
NGADはF-22を更新する大型双発の第6世代戦闘機である事
当然、もともとF-35よりかなり高額な機体になる前提の計画である事
NGADに要求されているのはF-22より安い事
くらいは読み取ってからコメントしようぜ
ズムウォルトの轍を踏む。
将来戦ではF-35やF-22では対応困難な局面があってNGADが必要てのが米空軍の結論。
可能な限り確立済の技術とデジタルエンジニアリングを多用し開発期間とコスト圧縮を志向してる。F-35開発で確立された新規技術は総動員されるんじゃないかな。
求められる性能機能機体規模的に調達コストがF-35より低くなるとは思えないがF-22を下回ることは要件でしょ。
NGADである必要があまりよくわからんのよなぁ
F-35×B-21の組み合わせでNGADの概念は代替できると思うし
機能集中から機能分散がトレンドになりつつある中で、NGADの構想は機能集中で逆行してるように見えるし
運用規模と任務範囲がかなり違うんだが、空自のF-X構想はNGADを推定する参考になるかと思うんよね。
防衛装備庁資料を参照すれば、将来戦においてF-XもNGADも広範な無人機運用を含め戦場ネットワークの中核的ハブになるのではないかと。
B-21はあらゆる地域での空軍作戦においてネットワークの中核となり得るのは確かだが、日本は防衛戦主体で国土に近い戦域で戦う想定なので必ずしも必要ではない、という構図。
B-21と無人機で済むんじゃね?という構想は将来的にありだが、実現はだいぶ先の話だと思うし。
これ、日本の話じゃなくて米国の話だよ
> 空自のF-X構想はNGADを推定する参考になる
をどう読んだら日本の話をしてる様に見えるのか…
なんで、NGADはF-35とB-21の組み合わせで代替できて、価値が低下してるんでは?って話に
日本のF-Xの話を持ち出してきてるんですかね…
話を明後日の方向に飛ばさないでね
各種ミサイル開発に注力した方がコスパよさげ
ステルスを優先してウエポンベイ収納式にしているからただの空対空ミサイルでさえF-35A/Cには6発、F-35Bには4発しか搭載できない
かといってビーストモードでミサイルのせまくったら早く見つかって遠距離からミサイルをうたれることになる
ミサイルの命中率は100%ではないから機体数が少ないと
予想ミサイル命中数<敵戦闘機の数<敵が発射する予想ミサイル命中数
となって普通に負ける
ですから各種ミサイルと・・・
何も航空機のミサイルそれもF‐35用とは言ってないですが
だから各国随伴機を開発しとるんじゃにゃーの?
だから、追加弾倉として随伴無人機や、B-21、F-15EXを使うんだよ
NGADの大容量搭載も無人機等である程度代替できるから、相対的にNGADの価値は下がってきそうだけどね
「ここに非ステルス機を主力にしたミッションパッケージで挑むには湾岸戦争以上の大規模な航空支援が必要となることを理解していない」
ステルス巡航ミサイルで十分だと思うけどなぁ・・・今更ステルス機が現場まで飛んでって爆撃しなくてもいいだろう?
相手が巡航ミサイルしか持ってないんだったら、ジャミングしてミサイルの通信環境を封殺するだけだけどね
こうなったら巡航ミサイルなんて酔っぱらった鰻以下
楽々撃墜できるし、明後日の方向に飛んでいく、オマケに撃った側はそのミサイルが当たったのか、撃墜されたのかすらわからん
結果すらわからないから、そのミサイルが効力のあったものかの確認すらできないよ
センサー専用の無人機複数を先行させてはるか後方から足の長いミサイルを大型機や4.5世代機もしくは艦船から発射すれば高価な有人第5世代機を敵の全面に晒さなくてもいい。
日本も中距離弾道弾や敵地攻撃用の巡航ミサイルを導入すべき。
戦闘機より遥かにコスパいいだろ。
JASSMやら弾道滑空弾にSSMの長射程化と今割とその方向に装備を整えて行ってますしそこは待ちましょうよ
巡航ミサイルよりステルス戦闘機から精密誘導爆弾のほうがコスパ良い局面は多い
新型戦闘機を開発する予算があるなら
壊れないタービンブレードと
剥がれないステルス塗料を開発したらいいのに・・
F35の当初のコンセプトは正しい選択であったと思う。
すなわち、F-22より安価な単発機、かつ艦上運用まで含めたマルチミッション対応機。
NGADがF-35より運用コストが安くなるなど、机上の議論にすらならない。そんな美味しい費用削減アイデアがあればF-3にぜひとも採用したいものだぜ。
結局、F-35のマイナーチェンジや運用面での改善および量産効果で根気よく対応すべきであり、それが名機の条件ですわ
共通化して量産効果を出すのは、正しい選択だった。
逆に、新技術てんこ盛りで良く此の価格で抑えたと、これから評価されるのではないかな。
アリスさえ、何とかなれば。
ALIS君は実質死産なので
ODIN君に期待するしかない
開発費だけ共同で、生産を一括でアメリカでやれば、もっと良い機体になってたと思う。
当初通りのF-35AとBはうまく行ってたんだよ
F-35BからSTOVL機能をオミットしたF-35Aは構造も単純だったし。
それが後からF-35C作るってなって、こいつを専用で大型化することになったせいで強度が不足した。
C型に強度不足を補強をしたらどんどん重くなって、共通化するからABも巻き込まれて余計に重くなって、飛行プログラムも再整理続きに巻き込まれるを繰り返した
今からでもいいから、海軍も要らないと言っているCキャンセルした方が安いぞ冗談抜きに。海軍はさほどステルスに重き置いてないし
NGADで穴埋めするならともかくとして、4.5世代機じゃ本当に出番皆無の可能性もあるし、何より調達数減らして本当に維持費が削減できるのか?ってのが疑問
当たり前だが数多けりゃ多いほど一機あたりの維持費と調達費は下がるわけで、調達数減らしたとして必ず節約になるわけじゃないだろ
半分に減らしたけど一機辺りコストが1.8倍以上になる。くらいは起こってもおかしくない
最近のアメリの軍のネタは、中露が喜ぶネタばかりだな
赤く染まったミリオタとか歓喜してそう。
アメリカには核の近代化や停滞した戦略ロケット開発の巻き返し。陸軍の再編と航空戦力の近代化。更にはレアアース・レアメタルの脱中国依存と社会インフラ改革も待ってる。正直アルテミス計画とか月ゲートウェイ計画とか、更にはスターシップなんかに予算を投入してる余裕は無いんだが。
アフガン撤退を見るにアメリカには大規模な戦争計画を実行する余力が無い。来年の冬季五輪が終われば世界は中露のパラダイスになるかも。
> 更にはスターシップなんかに予算を投入してる余裕は無い
いや、アメリカの宇宙開発と天秤にかけるのはどうかのかな?
そもそも、スターシップは民間企業が開発してNASAがミッションを契約する見込みなので、NASAが独自に開発するより遥かに安上がり。金の無駄どころか、打ち上げ能力的には世界で一番安くなって節約になる。
スターシップ等が開発されているからこそ米国はより安価に宇宙開発を続けられるし、宇宙ビジネスを育てることができる。そこを軽視するのは中露を利するだけだと思うぞ。
「SLSとスターライナーを中止しろ!」ならまだ分かるんだが…
中共の方も雨天飛べないとか台湾経由で噂されているけど
その辺もどーなんでしょうかね?
これ駄目ね、はい次ってフットワークの軽さは流石だと思うが、その次もことごとく失敗してるのがな、次も大丈夫なのかよと疑念を持たれても仕方ないかと
このままフル生産せずに年60機前後の調達を続けて
30年代半ばに代替機に更新したとしても最低1000機ですかね。
米軍作戦機中最大規模なのは変わらないですね。
実戦が予期される米国の場合は某GAみたく10式に代わって16式でお茶を濁すわけには行かないが、かと言ってこれまで以上に作戦機を減勢するわけにも行かず5G機に拘る必要もなくね?
湾岸の完全勝利基準でもってして対中露戦でも空軍が消耗を拒否するのが問題ではないか?中露相手なら初戦からどうあがいても出血は過大になるのは5G機であっても同じだと思う。
アフガンのように世界から米軍を撤収していく大局下では、戦闘機の保有数自体が減っていくんじゃないかなあ。
コストコストというが、近代化したF15.F16なんて結局4.5世代でしかないし、対抗できないじゃん。対テロ戦争だけならそれでもいいかもしれないが、また国家間対立に戻っている中では持っている機能を見るべきよな。
そう思う、かっては無敵だったF-16も中東の空を飛ぶのは命がけになっている、F-35Aなら地対空ミサイルも怖くない。
だよね、
それに最新のF15.F16も低コストともいえなくなってる.
まーた、オバマ時代のF-22と同じことをしようとしてるのな。
めちゃくちゃいちゃもんつけまくって潰すという
連邦政府は予算を組むことによってお金を発行普及させる立場だから財源が無いなんて問題は起こりようがないわけだけど、
米軍関係の人達は依然として貨幣のプール論に囚われっぱなしな感じだな。
F-35の調達数を大きく減らすということは吊られて民間のF-35に関連する投資も減るということで…。
予算(投資)の拡大が供給能力の拡大を生むし、それが更に大きな予算を許容するという経済活動の基本的な流れを考慮するんだよぉ!
それ自体が正しくても、2回やらかしたLMをもう信じられないんだろ。実際、絶対会社潰されないからと放漫設計した旅客機がどこかにあったろ?