米空軍は開発を進めている極超音速兵器「AGM-183A」の試射に再び失敗したと発表して注目を集めている。
参考:Second Attempt To Test The Air Force’s First Hypersonic Weapon Fails
再び失敗したAGM-183Aの試射、これで空軍の極超音速兵器の試射は3回連続失敗
米空軍はマッハ5.0以上の極超音速で目標に向かって滑空するブースト・グライド・ビークル(極超音速滑空体/HGV)を搭載した「AGM-183A Air Launched Rapid Response Weapon(空中発射高速応答兵器:ARRW)」の開発を進めているのだが、HGVを高高度まで打ち上げ極超音速域まで加速させるロケットブースター部分の性能確認テストが上手くいかず計画に遅れが生じている。
従来のプロセスでAGM-183Aを開発すれば初期作戦能力の獲得は2027年頃になると予想されていたがロッキード・マーティンはデジタル・エンジニアリングを採用してAGM-183Aの開発プロセス圧縮に成功、これを受けて米空軍地球規模攻撃軍団(AFGSC)のティモシー・レイ空軍大将は「陸軍が開発を進めている地上発射型の極超音速兵器LRHWの実用化は2023年以降でARRWと能力が重複する」と批判、LRHWよりも先に実用化されるARRWに「一本化すべきだ」と議会で豪語していたのだが、今年4月に実施されたロケットブースター部分の性能確認テストに失敗してしまう。
B-52Hに搭載されたAGM-183Aのプロトタイプをカルフォルニア州沖の海上で試射しようとしたのだが、AGM-183Aの発射シークエンスが正常に完了しなかったためB-52HからAGM-183Aを切り離すことに失敗、B-52HはAGM-183Aと搭載したままエドワーズ空軍基地に帰還したらしい。
この時の失敗原因は公表されていないので不明だが問題を修正した空軍は今月28日に再びAGM-183Aの試射を実施、何事もなく発射シークエンスが正常に完了してB-52HからAGM-183Aを切り離すことに成功したのだが、今後は切り離されたAGM-183Aのロケットブースターが点火せず再び性能確認テストに失敗してしまった。
空軍は「初期作戦能力の獲得に向けて貴重なデータを収集することが出来た」と成果を強調しているが、このテストはロケットブースターが所定の高度と速度にHGVを運搬できるかを確認するためのものなので「ほぼ失敗」だと言って結果だ。
因みに空軍と国防高等研究計画局(DARPA)が共同で開発を進めている吸入空気式のスクラムジェットを使用した極超音速巡航ミサイル「Hypersonic Air-breathing Weapon Concept:HAWC」も昨年の試射でシステムに不具合が発生してパイロンからの切り離しに失敗しているため、空軍の極超音速開発は「早期実用化」という目標からかけ離れた状態にあるのかもしれない。
関連記事:極超音速兵器の試射に成功しない米空軍、今度はAGM-183A ARRWの試射に失敗
関連記事:米空軍、間抜けなミスで極超音速巡航ミサイルのプロトタイプ試射に失敗
※アイキャッチ画像の出典:Air Force photo by Matt Williams
正に、東西冷戦初期の「ミサイル・ギャップ」が復活したな
まさか米国も極超音速兵器で中国に負けているとは思っていなかっただろうが、現実は残酷だった
米国は今後、アポロ計画並みの態勢で極超音速兵器の開発を進めないと、中国との冷戦に負ける事態すら想定出来るんじゃないか?
考えすぎだろ(笑)
英国のスカイボルト計画のようにようやく試射成功の直後に開発中止が決まっても、結果的にはSLBM配備に傾倒することで軍備としては成功したと言える場合もある
まだまだどこに転んでいくのか判らんよ
考え過ぎでも何でも無く、中国とロシアはちゃんと極超音速兵器をモノにしつつあるけど?
勿論、中国とロシアはそれなりの期間試行錯誤した上でモノにしつつある訳で、幾ら米国でも慌てて開発した所で成功する筈が無かったと言う当然の結末だと思うけどね?
因みに、米国は冷戦初期にも人工衛星打ち上げと有人宇宙飛行でソ連に先行された際、慌てて追いかけようとしたけどロケットの打ち上げに相次いで失敗して切羽詰まった結果、後のアポロ計画に繋がる国家的なプロジェクトを実行する事になる
後、スカイボルト計画について言うなら、実は試射が成功したのは開発中止が決まった後の事だ(それまでに5回も試射に失敗していた)
ついでに言うと、スカイボルト計画は元々米空軍の計画で、英国は空軍の爆撃機に搭載する為に当時自国で開発する予定だったブルーストリークIRBMとブルースチールMk.II ASMをキャンセルしてまで導入しようとしていたのに、米国によって梯子を外された結果となった為、その代償としてポラリスSLBMを導入出来る様にして貰ったと言う経緯があるから、今回のAGM-183Aのケースとは比較が出来ない
露はともかく、中はあんな頻度でロケット打ち上げ失敗やらかしてるのにミサイルの開発は至って順調、と言われてもおよそ信じられんよ。
中国は、今年に入ってから3回連続でロケット打ち上げに失敗していますが、去年迄は97%前後と日本の98%前後とほぼ変わらない成功率を誇っていた(例えば商用ロケットの長征3号は、67回の打ち上げ中、初打ち上げと今年4月の2回しか失敗していない)ので、今後の情報を精査しないと何とも言えないですね
その発表も当てにならない。
失敗の報が隠しようのない惨事ばっかりだからね。
ハインリッヒの法則でいう29の軽微な事故や300の異常はもちろん、
重大な事故さえ隠せる物は隠してると思う。
日本で隠蔽が騒がれるのは300の異常がほとんど。
最悪を想定できないあたり,戦略語るの向いてないよ
最悪だけ考えててもダメなんだよ。
戦力を過大に見せて対応負荷を掛ける戦略もあるんだから。
両面考慮できない奴こそ戦略語るのに向かない。
両面考慮した挙句のそのタカ派発言なんだったらどうしようもないなw
日本の国防の意思決定にお前みたいなのがいないことを切に願うよ
これがタカ派に見える時点でお察し、という奴だな。
タカ派というか「高を括った」だったか
どのみち今の国際情勢考えずに中国の脅威を認識できない(しようとしない?)あたり、その方がお察しだがなw
頑固ジジイはさっさとくたばってくれ〜〜
多分自分の偏りを自覚してないから歪んだ受け取り方をしてる事に気がついてないんだな。
俺はグレーだ、としか言ってないのに自分の脳みそが赤いからグレーが青に見えちゃってる。
自分で判断できないことの言い訳で草
やっぱこういう奴はどうしようもないな
最初から「信じられん」「当てにならない」までしか言ってないだろ。
どこをどう勘違いしてタカ派呼ばわりしたのかしらんけど是とも非とも言ってないんだよ。
対してお前は明確に絶対間違いのない確実な答えが出せるのか?
なら今すぐ防衛省でも米国防総省でも駆け込んで1演説ぶって来いよ。
絶対間違いがない事を証明できるなら大歓迎されるだろうよ。
お前が信じないのは勝手だが,「敵が拡大するのを仮定して準備しておく」ことが間違いないだろうな
お前はその「仮定する」ってことをしてないだろw
だから話にならんと言ってるんだよ
今年の中国は1回しかロケット打ち上げに失敗していないぞ。
失敗したロケット打ち上げも民間企業のロケットだし。
今年の中国は24回ロケットを打ち上げて23回成功している。
ああゴメン
調べ直してみたら「3回連続で失敗した」のは2020年の事だった
御指摘ありがとうございます
去年も3月4月5月7月9月と立て続けにやらかしてた様な。
9月はブースターが学校近くに落ちて民間人に被害が出る事故とかあったけど、あれも実績上は成功だよね?
5月はロケット打ち上げでやらかしていないような。
ブースターの落下問題については失敗扱いされませんね。
衛星を地球の軌道に投入できれば打ち上げ成功です。
ああ、5月も打上げ自体は成功・ブースター落下、のパターンだね。コートジボワールで家屋損壊等の被害有り。
9月は自国内の学校付近でヒドラジンを撒き散らし、今年の5月には散々騒がれた結果辛うじてモルディブ付近の洋上に落下。
この制御外の再突入について問題無いと言い張れば言い張るほど、信頼を失うだけなんだけどねぇ。
中国はロケットを毎年数十回打ち上げているけど失敗は平均1~2回だぞ。
昨年は4回打ち上げに失敗したがその内2回は新型ロケットの打ち上げだった。
失敗を恐れずに新型ロケットを普通に投入しているのが今の中国なのよ。
凡ミスとかではなく、設計上の不備なのだろうか。あるいは開発体制に対する不満を強調するために軍がわざわざ失敗を強調している…というのは考えすぎだな。
AGM183A、諸外国の極超音速滑空体と違って弾頭は普通の円錐形なんですねぇと思ったらこれはカバーで、中身はDF17の弾頭みたいな平べったい飛翔体なのね。弾頭に対してブースターでかいな…
>あるいは開発体制に対する不満を強調するために軍がわざわざ失敗を強調している…というのは考えすぎだな
明らかにそれは考え過ぎで、最早米国の極超音速兵器・ミサイル開発能力が中国より劣ってしまったと判断した方が良い
ポジティブに考えるなら開発開始から僅か3年で
トライアンドエラーを繰り返しながらここまで来たとも見れるかな…?
デジタルエンジニアリングを多用した兵器開発は確かに開発スピードだけは早いように見えます。
>デジタルエンジニアリングを多用した兵器開発は確かに開発スピードだけは早いように見えます。
開発スピードの向上には、煩雑だったクオリティ・ゲートを省略して得られた部分もあるのですかね?
そして、省略したゲートの中に、省略してはいけないものも含まれてたので、ミスの流出を防げなかったとか。
デジタルエンジニアリングのネガが出てきた感じなのかな
F3にロッキードマーティンを関わらせて大丈夫か?
なんで上から目線なの?
F-3に関してはロッキードは三菱重の下請けなんだから当然だろ。
ステルス戦闘機開発で世界トップの技術と経験を持ってる企業が協力してくれるのに、下請けだからって偉そうな態度できないよ。まして、現在の日本の安全保障環境を考えたら。
別にどうしても世界トップに手伝ってもらう必要がある訳じゃないからなぁ。
てか少し前の記事にもあった様にLMに手伝ってもらうと結局はLM依存の双発F-35と言われる・思われるデメリットもあるしね。
ボーイングやBAEの支援ならその声はグッと小さくなる。
>LMに手伝ってもらうと結局はLM依存の双発F-35と言われる・思われるデメリットもあるしね。
「双発F-35」と呼ばれるとしても比較的短期間、
その後はNGAD擬きの類いでしょうね。
うんまあNGAD擬き呼ばわりでも劣化F-22呼ばわりでも話は大して変わらんから何でも良いよ。
三菱単独なら問題は起こらないと?
SRJのゴタゴタを見る限りそれは期待できないし、LM以外にどの企業が協力できるレベルにあるか教えてくれよ
SRJじゃなくMSJでした
やらかしという面では近年の三菱重工だって人のこと言えるレベルじゃないし…
失敗できるだけ羨ましいよ。日本ディスの意図はないと断っておくけど
日本が兵器実験に失敗した見たいな話を聞かないから
日本だって実験をしてれば失敗も確実に経験しているはずなのにそれらを寡聞にして聞かず、成功した例だけ宣伝するのは体質に問題があると言わざるを得ない
“ffos 墜落”
日本の場合、兵器実験に失敗したら下手をすると一般人や市街地を巻き込んだ大惨事(例えば、試作自衛隊機の墜落とか)に繋がる可能性が有るので、失敗出来ない部分が大き過ぎるからね
最近でも、陸自の演習中に迫撃砲弾が演習場の外に一発着弾しただけで大騒ぎになったしね
TACOMが墜落してるぞ
実験する金が限られてるから基本実験に失敗しないように整えてからやるのが多いんよ
そもそもの話もっと研究費出してやれよって話なんだが
その影響で、開発スピードが遅い弊害が生じているのでしたっけ?
防衛省も予算が潤沢にある訳ではないので、仕方ない部分もあるのだろうけど、
それでも研究開発費はもっと手厚くして欲しいよね。
技本/装備庁の開発案件、失敗してどうにもならないときはそっと消えるから…
陸の装備ですが、装輪装甲車(改)が消えた時もそんな感じでしたっけ?
これも予算けちり過ぎて失敗した案件でしたね。
装輪装甲車(改)が消えた時は、軍事専門誌やネットでも騒ぎになったし、コマツが防需から撤退すると言う話にもなったので一般向けのネットニュースで取り上げた所も有ったから、そう言う感じじゃ無かった
普通は、話題にならなくなってから暫く後に開発中止になっていた事が分かるんだが……
基本コンセプトや仕様そのものに問題があった時とか、例えメーカーが要求仕様を達成しても
与えられた仕様そのものに問題があればどうしようもない。
取り敢えず制式化させて格好だけつけて、その後はろくに調達もされずにそっと消えて行く
例もあったりとか。
古くは74式自走105mm自走榴弾砲、近年では06式小銃擲弾かな。
装輪装甲車(改)の場合は開発中止理由を防衛省が公表しています。
(お知らせ)30. 7. 27 防衛省 装輪装甲車(改)の開発事業について
リンク
①試作品の不具合(耐弾性能のばらつきの多い防弾板の使用や板厚不足等)
②改善等の必要な対応を行うため、開発完了時期が、当初計画していた平成30年度から、平成33年度以降に遅延する
③、現状のまま開発事業を継続しても、耐弾性、重量、量産コストに関する目標を満たして開発を完了できる見込みが立たない
この不具合と3年の開発遅延は小松も認め開発体制を再構築するとしていました。
リンク
その所は中国と大差ないよね。
最近の中国軍は試験中の失敗結果などを表に出すようになったけどね。
隠しきれなくなっただけでしょ。
まだまだ氷山の一角だろうし。
人目に触れる事故はネットで情報が拡散される時代だから、ヘタに隠すと政府不信が高まるだけ、苦肉の公表だろう
しかし隠せることは隠したままだろうよ
中国で地下鉄や地下道が水没して、それぞれ数千人単位の犠牲者が出たらしいが習隠蔽はいつまで隠蔽できるのかな。
日本だったら内閣が100回吹っ飛ぶほどの大惨事なのに。
ミリオタは装備庁など実験失敗は良く知っている、別に隠蔽してるわけではない。
地下鉄や地下道が水没して数千人の犠牲者は初耳だな…ソースは?
トンネルが水没して6,000人の犠牲者が出たという話は知っているけど。
もっとも、トンネルが冠水し始めた時点で逃げる人が多かったので、6,000人の犠牲者の話は信憑性がほぼゼロだけどね。
現実逃避ばかりしていても現実は変わりませんよ。
トンネルの出口に無数の白い車が折り重なっているのがYoutubeにある、まさか車の数はあれだけでトンネル内には一台もいなかったと思うのか、あれは捏造じゃないぞ。
全長4、2Kmの6車線の地下道路の7m間隔で車が渋滞してるんだ、計算上は3600台になる、乗っていたのが運転手一人と計算してもね。
その長大なトンネルが5分で水没する量の水がトンネルの前後から流れ込んできているから目の前に出口が見えても助からない。
流れ込んできた水でエンジンが止まればそれ以降の車は逃げることはできない
し、後続の車は何もわからず進んでくる。
地下鉄も6両編成で40本ほど通勤客が乗っていた、ホームにも人がいたはずだ。
この二つの人災だけで万を超える犠牲者が出たことが推定できる。
ダムを爆破することを交通局に伝えるだけで被害者は大幅に減ったはずなのにそれをしない、中国人は一族以外は敵だと思っているからそれをしなかった、影響を受けるアイフォンなどの場には連絡したようだが。
犠牲者に捧げる献花の状況を中国当局が邪魔してる時点で指導者の人民に対する心が丸見えなんだが、実に素晴らしい国だな、こんな指導者を信じてる人民を心底羨ましく思う。
犠牲者は6000人もいない。せいぜい4000人だ、と力説してもドン引きされるだけだってのが分からないんでしょうねぇ。
本当に数千人が亡くなったって信じてるとはいないでしょ。
いないよね?
いたら愚かすぎる。
他人を愚か呼ばわりする前にまともな日本語を書け。
天安門の死者ですら中共の公式発表は319人だからなぁ。
中共の発表するネガティブな数字は10倍してもまだ足りない、と言うのが素直な感想。
異論は認めるが聞く気はない。
じゃあなんで夜中にこっそりトレーラーに山積みになった遺体搬送してたんすかね……しかも三台分、ほんとに文字通り山盛りだったけど
トンネル事件は検証しているところがある
トンネルの本当の長さは1360m。
片面は渋滞しておらず、冠水し始めた頃には逃げはじめた頃には逃げた人も多くいたようで、犠牲者は出口から300mまで生存と考えても353人だと
トンネル長さ4.2kmで数千人死んだという情報は….まあ察しだろう
誤字ってるわ
さーせん
中国人はこんな人災を世界中に知られたらメンツを失うと心配する、だがメンツなんかどうでもいい、大事なのは名誉。
この人災の真実と発生原因を究明し、原因を作った者と無責任に被害を拡大させた者、それらを糾弾することで国の名誉は守られる。
しかしそれをすると共産党にまで拡大するから決してやらない。
つくづく救われない国だな。
大躍進や文化大革命の犠牲者から察してくれ
中国はすべてを隠さなくても真相を明らかにする国ではないから
前世紀の四川大地震の実態も隠蔽したまんま
一帯が核開発施設だったから軍機密のため公表しないままだと言われてる
前回はミサイル本体持ち帰れたけど、今回はミサイル本体を海に投下しただけというわけで
開発陣への金銭的、物理的、開発・製造期間的ダメージの大きさを考えたら前回より悲惨な結果なのでは
まあ成功してもブースターは失われるものですが、点火に失敗して落としただけじゃあ、何の実験成果も得られていませんからね
せいぜいが、前回の失敗の原因が解消されて切り離しに成功したことくらいか
目標を外した、届かなかった、所定の速度まで到達しなかったってな話ならテストだからOKだろうけど
切り離せない、切り離しても点火しないとかちょっとお粗末すぎる
デジタルエンジニアリングはまだ時期尚早な技術の気がするなぁ
成功して予算圧縮できたケースの方が珍しくて炎上して予算増大してるケースばっかりなような…
>デジタルエンジニアリングはまだ時期尚早な技術
従来、開発途中に行ってきた段階的実機試験をシミュレーションによる検証に代えることで、開発期間とコストを圧縮しようてのがデジタルエンジニアリングの眼目でしょう。
デジタルエンジニアリングの信頼性はその再現性と精度にかかっていると言って過言ではない。
コストを要する検証作業の一部でも信頼性が確認されたデジタル検証に代えることで求める効果は得られるわけですから、そこを見極めた上で段階的に取り入れていけば良いと思われます。
米の場合、高い理想と目標を掲げ、実現しようとして開発に苦労したり逆にコスト増を招くケースは昔からです。
デジタルエンジニアリングも熟成不十分な状況で最初から理想追求に走っているかもしれません。
> 米の場合、高い理想と目標を掲げ、実現しようとして開発に苦労したり逆にコスト増を招くケースは昔からです。
F-14で試作評価すっ飛ばして先行量産機12機も作って同時並行で試験進めたりとかね。
結果、開発は早く進んだんだと思うが、フラットスピン癖やコスト・重量増や強度不足みたいな根治不可能な問題を抱え込む事になった。
まあ普通にのんびり開発してたら開発完了前にベトナム戦争が終わって採用すらされなかった可能性もあるけど…。
パイオニア精神というか、失敗を恐れないチャレンジ精神というか、流石アメリカで彼の国の原動力なんですけどね。
それを許容できてきた底力に近年かげりが・・・
F-14の事疎いので、
イントルーダーの主翼や主脚を流用との書き込みを見て不思議に思っていたのですが、
そこら辺の短期開発も一因なのですかね?
1965年5月にF-111B初飛行。この結果を受けて海軍が不採用。VFX計画開始。
1967年10月にVFX計画に各社が応札。翌年グラマン社が落札。
1969年3月に双尾翼の設計案が確定。
1970年12月に初飛行(油圧系設計ミスにより墜落)。
1971年12月に海軍での試験飛行。
…スケジュールこんなんですからね。まだベトナム戦争参戦中だし。
使える物は何でも使ってとにかく完成させて、
問題が見つかれば直す、と言うスタンスだったのかもですね。
まあA-6の設計・実績への自信や信頼もあったんでしょうけど。
民生用途じゃどんなに短く見積もっても10年以上前から始まってるので、時期尚早でもなんでもないんですわ。
ティモシー・レイ空軍大将は陸軍大将の前を通れませんな。
中国は滑空タイプはDF-17で既にIOC獲得
ブースタータイプはまだ実験段階だけど、マッハ5~6で400秒間飛翔成功など
割と堅実にいってる
米軍の問題点はHGVは中国からのレアメタルがないと作れないっていうのもあるんじゃね?
【何故アメリカは中露が新規開発・更新できてる兵器を、次々と失敗するのか】
っていうのは、セントルイス連銀が分析した「ベテラン手工業者の需給ギャップ」
てグラフを読めば理解できるよ
端的にいえば、第二次産業に親方的な人が消えた
人がいないんだからいくら金をかけたって、軍需企業の役員報酬か、
謎のプライベートエクイティに消えるだけ
今日は更新なしか、、、
なんか珍しいね
夏休みなんだよ。
責めるつもりは全く無いけど、Twitterにも一言もないから少し心配になるな。
自宅に雷落ちてPCとスマホがまとめて死んだ、程度の話なら良いんだが。
いや良くはないか。
大事な時に失敗することってあるよね
俺のロケットブースターもそうだった
わかるー。
労改送りにしてやろうか?シベリアとどっちがいいか
そういえばSM3の時も三菱が開発に協力したことで、迎撃実験が成功する割合が増えたといわれた。
管理人様
調子を崩されたのでしょうか。
ご無理せず、ゆっくりなさって下さい。
気長に再開の日をお待ちしております。
初心者だが、これデジタルエンジニアリングの問題なの?デジタルエンジニアリングの問題になるのって、飛行中に分解したとか変な起動とかして墜落したとかのケースでしょ。
最低限地上で点火試験とかして動作に問題ないから空中で発射しようとしただろうし、それだと組み立てや点火周りに関しては地上環境下では問題ないって話にはなると思う。
例えば、切り離し後に母機の安全を担保する点火条件をクリアしてなかったとかなら設定がシビアだったとかセンサーの誤作動とかあるだろうし、高空環境下での部品作動の問題とかあって点火しなかったとかの可能性の方が高い気がするんだが。
慎重に準備されるはずの実射試験での初歩的トラブルの連続なので、おっしゃるような実機での地上試験や実射環境を模擬した動作試験等を実施していなかったことが疑われるんですよね。
疑いはデジタルエンジニアリング故に当該試験をヴァーチャル検証で済ませた可能性です。
その検証システムかデータに不備があって不具合を見落としてしまったのかもしれません。
勿論、そうに違いないと断言できる根拠はありません。
AGM-183Aがデジタルエンジニアリングにより従来手法に比し開発期間を大幅に短縮したという事実を基にした、ありそうな推測の一つです。
事実は全く異なって単なるヒューマンエラーかもしれませんが。
ですね。
デジタルエンジニアリングが悪い訳ではなくともデジタルエンジニアリングを過信した事による過失の可能性は大いにあると見ます。
日本ではハイテク化してもローテクなノウハウを併用して過失を防いでる現場が多々あるので、それらはちゃんと残してもらいたい所ですね。
御安全に。