米空軍は電子タブレットのバッテリーを補給するためB-52Hに持ち込まれるリチウムイオンバッテリーを問題視、1960年代製造されたB-52HにUSBポートの新設作業を進めている。
参考:BARKSDALE AFB RESERVE AIRMEN PROPOSE ADDING MODERN CONVENIENCES TO B-52S
2050年まで空を飛ぶことが予定されているB-52H、電子タブレットのバッテリー切れ問題を解消するためUSBポートを新設
米空軍のパイロットや航空要員は任務に必要な情報やチェックリストを携帯したり、飛行中に必要な計算を行うため電子タブレットを機内に持ち込むことが常用的になっているが、問題は30時間以上の長距離飛行も珍しくないB-52Hでは電子タブレットのバッテリーが途中で切れるという点で、これを解決するため大型のリチウムイオンバッテリーを幾つも機内に持ち込んでいるものの火災を引き起こす危険性が指摘されている。

出典:United States Air Forces Central タブレットを操作するKC-135のパイロット
このリスクを解決するため第307爆撃航空団に所属するウォーレン・キャロル中佐とブランドン・ウルフ少佐の2人は「B-52Hの機内にUSBポートとLEDライトを新設する」というアイデアを昨年のStrikeTank competitionに提出、このアイデアは無事採用され試作段階に進むためのゴールデンチケットと1万5,000ドルの開発資金を獲得したため注目を集めていたが、バークデール空軍基地で現在B-52HにUSBポートとLEDライトを組み込む作業が進行中らしい。
B-52HのどこにUSBポートとLEDライトを設置すれば全ての航空要員がアクセスしやすいのかを調査しにきたエンジニアは「資金的に問題がなければ6ヶ月~9ヶ月で予備的なテストをパスできるだろう」と語っており、早ければ2022年中にもB-52Hの機内でUSBポートとLEDライトの使用が可能になるだろう。

出典:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Duncan C. Bevan
1960年代製造された航空機にUSBポートとLEDライトを新設するということ自体が非常に奇妙だが、B-52Hは搭載エンジンをロールス・ロイス製の「F130(BR700のミリタリーバージョン)」に換装して2050年まで空を飛ぶことが予定されているため次は電子レンジ(冗談)でも追加されるのではないだろうか?
関連記事:米空軍、B-52Hの新型エンジンにロールス・ロイス製「F130」を採用すると発表
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Jessi Monte
物理的に発火しないように魔法瓶で覆ったLiバッテリーとか無いのかな
リチウムイオンバッテリーはそれ自体が衝撃や高温で発火・爆発しうるから外部と遮断しても無意味
むしろ熱がこもってもっと発火・爆発しやすくなるだけ
Liバッテリーから酸素が放出されるのね。もはや爆薬じゃん
化石燃料より悪質やな
既にカラー液晶のグラスコクピット化されているのにUSBポートくらい奇妙でも何でもない。
笑えるんだか笑えないんだかなんとも言えない気持ちになるな
とっくに21世紀だよ、この程度の常識すら現場から声をあげないと改善されない米軍の現状がヤバい
よし次はbluetoothやな(2040年くらいに
wifiは?
F-22「ほな、また……。(2030年代退役)」
電子レンジくらいならもう積んでるのでは?
リンク1:17:20
オーブンはある
乗組員も言ってるけど古くて汚い…
だよね。
記事中にもある通り30時間以上の長時間飛行をするのだから食事は重要。
スペースに余裕のある航空機で多人数が温かい食事を摂るのに一番妥当な機材は電子レンジだろう。
搭載機器への電磁波の影響云々はちゃんと遮蔽するなり運用制限すれば済む問題だし、P-1に積める電子レンジをB-52Hに積めない理由はないだろう。
B-52のシステム詳しくは無いが、P-1は電磁波の影響受けない様にフライ バイ ライト採用してるやろ。少なくとも冷戦時代の機体だし核の電磁波とかは考慮済みだろうが、発生するの外からじゃなくて内部だから何とも言えない。
フライバイライトで電磁波の影響受けないのは操縦系だけでしょ。
計器類が電子レンジの影響を受けない理由にはならんよ。
発生源が明確ならピンポイントで遮蔽すればいいだけの話で外からの攻撃に対処するのとは話が違うし。
てか俺が(コメ主もかな?)言いたいのは電子レンジは冗談扱いする程おかしな装備じゃないんじゃないか、って事。
今度は持ち込んだタブレットと畿内据え付けのUSBのケーブルが合わない問題が発生したりしてな
「これLightningだ!?」
流石にポートはUSB-Aでは?www
コイツ100年後でも飛んでそうだな
むしろタブレットだってリチウムイオン搭載だろうに。そんなに変な激安バッテリー持ち込むなら信頼置けるバッテリーの基準示すか支給すれば良いのに。
LG製ならヤバイ。
いっぽうイスラエルは自動車用鉛バッテリーを搭載して給電していた、とかありそう
B−52の初飛行当時はUSBどころかRS-232Cすらなかったんやね。
ちなみに、日本初の電卓が発売されたのは1964年(価格は53万円で当時の車一台分)。
よくぞここまで時代に適応できたねぇ
核ALCM搭載B-52のusbポートにウイルス入りusbメモリが挿されてしまい…
ファーウェイ製だったり・・・。
セキュリティとかインテグレーション、トータルでのコスト考えたら、電源だけの方が良くないか。
米軍の数少ない成功プロジェクト(見込み)がUSB増設とか
クッソワロタwww
成功するとは限らないところがまた何とも…。
中華部品でバックドア…は流石にないとしても結露→凍結→漏電→火災とか普通にありそう。
機密やけど米軍最新鋭のUSBポートは上下どっちでも刺さるんだって噂やで
一方、ロシアは電池を使った
困れば核電池でも躊躇なく使いそう。
元々わかっていたから複数台持ち込んでそうよね。
うちは大正に建てた木造旅館ですからWi-Fiはありませんって、それ自慢にならないのと同じだから
おじいちゃんを飛ばすならそれなりのアップデートやれよ
USB!USB!
さすがのアメリカもB-52の無人化はしないんだな
旧車にUSB設置してるよーなもんだな
機内のAC115V 400HzからUSB用に変換する装置を設置すると思うんだが
さすがに中国製や中国製部品使用ではないよね。
仮にそういう事態があり、中国の知るところになれば連中は、
アメリカも中国のテクノロジーに依存してると喜ぶか、
あるいは中国も軍関連輸出規制しないとアメリカを利してると怒るか、
どっちだろ
すでに設置してある電子機器の電源ラインから引っ張るだけじゃないの?
大電流じゃないから、新設する必要はないと思うけど
内部的にUSB使ってるところもあるかもしれんし
最近のアメリカだと無駄に新システムを導入しそうな気がするけど大丈夫?