ウォール・ストリート・ジャーナル紙を含む多くの海外メディアが5日、トランプ米大統領は国防総省に対してドイツ駐留の米軍を1/4以上削減するよう命じたと報じている。
参考、Trump to Pull Thousands of U.S. Troops From Germany
唐突に発表されたトランプ大統領による駐独米軍削減命令の意図は?
トランプ米大統領は駐独米軍3万4,500人を2万5,000人まで減らすよう命じたと報じられており、どのような意図で削減を命じたのか憶測が飛び交っている。
最も有力な説はトランプ大統領がNATO加盟国に要求した十分な国防予算の引き上げ要請(GDP比2.0%以上)を再三無視しているドイツに圧力を加えると同時に、大統領再選を狙うトランプ大統領の公約「海外駐留米軍の削減」をアピールするためではないかと言われているが、その伏線にはドイツが戦闘機トーネードの後継機(の一部)に米国製戦闘機F/A-18E/Fを採用すると発表したことでドイツ国内では米国の核兵器撤去論が出てきたことも関係あるのかもしれない。
ドイツの与党「キリスト教民主同盟」と連立政権を組むドイツ社会民主党は、戦闘機トーネードの後継機に核兵器運搬用として米国製戦闘機F/A-18E/Fを30機採用することを決定した現政権に反発して、ドイツ社会民主党の議員代表を務めるロルフ・ミュッツェニヒ議員が「ドイツ国内からの核兵器を撤去するべき時期にきた」と主張しはじめた。
関連記事:ドイツ政府、国内から核兵器撤去とF/A-18E/F購入撤回を迫られる
彼の主張を簡単にまとめると「トランプ大統領が不使用が原則だった核兵器を使用できる兵器に変えようと努力しているため、もし米国がドイツ国内にある戦術核兵器の使用を決断したときドイツが米国の決定を止められることが出来ない=コントロール不可能な核兵器はリスクしか産まないため撤去すべきだ」と言っているのだが、もっとシンプルに言うと国内から核兵器を撤去すればF/A-18E/Fは不要だと言う意味だ。
米国や他のNATO加盟国から言わせれば、NATOが提供する核の傘の恩恵を享受しているのにドイツだけ核兵器に対する負担を放棄するのは身勝手だと思われており、このような話も今回の決定に影響を与えたのかもしれない。
補足:因みにドイツが国内から核兵器を追い出すならポーランドが引き受けるという話も挙がっているが、仮にポーランドに核兵器を移動させればロシアを仮想敵国として見なさいと規定したロンドン宣言を後退させNATOとロシアの対立が鮮明になるとの理由で「あり得ない」と言われている。
次の説は、昨年にトランプ大統領が決定したNATOへの拠出金削減と同じ意図だという主張だ。
米国はNATOの運営資金約25億ドルの約22%に相当する約5.5億ドルを負担してきたが、突出する米国の負担をNATO加盟国で公平に分担すべきだと主張して米国に次いで最も多く負担しているドイツと同等(約14.8%)程度まで引き下げてしまったのだが、この行動はNATOに対する強烈なトランプ大統領の不満の現れだという見方が存在する。
簡単に説明するとトランプ大統領が要求したNATO加盟国への国防予算引き上げは「米国製兵器を購入しろ」という意味と同義であり、国防費引き上げ分が米国の防衛産業界に流れることを意図していたのだが、欧州のNATO加盟国は増加した国防予算を米国に吸い取られるのを防ぐため米国が手を出せないEUの兵器開発基金に資金を流してしまったのだ。
この基金に流れた資金を利用して行われる兵器開発プロジェクトは基本的に米国企業は参加できない仕組みになっているため、NATO加盟国に国防予算を引き上げさせたトランプ大統領からすれば「話が違う」と言いたいのだろう。
関連記事:狡猾な欧州が仕掛けた罠? NATO加盟国が引き上げた「国防予算」を巡って欧米激突
このような水面下の対立が米国のNATOに対する影響力引き下げ=今回の駐独米軍削減に繋がったと言われている所以だ。
どちらにしても今回の決定は政治的な意味合いが強く米軍関係者は口を揃えて「戦略的な軍事的意味合いは全く無い」と言っており、大統領戦が終われば再び元の水準に戻る可能性もある。もしそうなら米軍関係者にとっては災難でしかないだろう。
※アイキャッチ画像の出典:US Army
遂に米国がドイツに三下り半を付けたって所だな
御免、誤植した。
「遂に米国がドイツに三下り半を突き付けたと言う感じだな」だった。
済まん
いまだに、東西ドイツに分かれるドイツ。統一とは名ばかり。
アメリカは、怠慢なドイツから東ドイツかポーランドに移転したらええ。
トランプは長期的な地味な選択肢よりも短期的で派手な選択肢を選ぶ傾向にあるな
株主に配慮する会社の経営者としてならともかく国家の指導者としてそのスタンスはどうなんだと言いたくなる
トランプは自分の得になることを他人に強要する身勝手な人物だ。それでいて自分が損をすると他人のせいにして他人を避難する。トランプのせいで他人が損をしても、それが当然だと思っている。
トランプは「自分にとって損か得か」でしか物事を判断しない。政治家として低能すぎる。
こんな劣等なヤツがアメリカの大統領でいいのか?
むしろ「いかにもアメリカらしい大統領」だと思うけどね。
歴代大統領ではクリントンはもっと酷かったよ?
実際ドイツの役立たずぶりを見れば一緒に戦おうとはならないよなぁ、ロシアからEU守る気もなさそうだし。
日本もあまり言えたことではないけどね、九条を守ろうとか言っている連中はその間は絶対拉致被害者は帰ってこないことを肝に銘じるべき。
ぶっちゃけ拉致被害者なんて単なる外交上の厄介案件(御荷物)じゃね?
あんたがお荷物になった時は俺も喜んでアンタを切るよ
その時はアンタも外交上のお荷物にならずに済んで喜んで逝けるよな
そういうとこだぞ?
その文脈だと、切り捨ててたら、お荷物な状態を解消した事になるのでは?
お荷物な状態と、切り捨てることは、互いに独立性した問題だから。
感情的に反発するのは解らなくないけど、もそっと冷静になった方が良いかと。
むしろ、おかげでならず者と近所づきあいせずに済んでるんだが
VW帝国、その新車には、メルケル首相も出る発表会。
資金だけ持つVW帝国は、ケチで欧州からも批判の的。
その帝国の弱点である所をついたシナの中共。
VW帝国は、金融界と距離を持ち、シナにゾッコンとなった。
その子会社VWの支配する金融は、シナの銀行とか。
ドイツ銀行も廃人とした中共にVW帝国は、中共軍もいれるのか・・
戦後の混乱なき世界で、お花畑なドイツ社会民主党と緑の党の政治。
それは、日本社会党のような売国政治なんだが。
そもそも、欧州貴族の意気地の無い腹のすわらない拝金政治のようである。
そもそも、ドイツ単独の金融高でないEUユーロの恩恵も還元しないドイツ貴族政治の横暴だわな。
アメリカの弱体化で、世界で多極化する欧州勢とロシア勢。
そこに、無駄な投資をしないドイツの不気味さ。いつでも、戦争の準備が出来るさ・・と。
そんな情勢で、イランにウラン濃縮の機械を売ったりとか。
EUを抜けたイギリスの外交は、どう動くのか。ドイツとの関係も気になる。
でも、もともと、世界の中心でなかった欧州は、半島気質である。そして、中世から戦争ばかりしてた。
欧州は、投資家に乗っ取られたわな。そもそも、投資家より国民に投資した方が成長した日本に嫉妬しとる。
そう、戦争という投資に、欧州は第三次欧州大戦に入ってほしい・・
>いつでも、戦争の準備が出来るさ・・と。
札束でする方の戦争なら兎も角、実弾の飛び交う方の戦争だと、ドイツの準備は壊滅的な状態かと。
今のドイツ軍はお笑いのネタ扱い。
5Gの件もあるんだっけ。F-35の部隊は駐留させんひょーって言ってたね
日本も納豆に参加してくれないかしら、と言ったのはドイツのメルケル氏かな。
そもそも、カナダも参加してる納豆だが、欧州は無責任きまわりない。
世界で問題にならないが、
世界第二位というGDPを誇るシナらしいが、世界第一位はEUという大国。シナは3位なのである。
そこには、世界第一位という富裕層の投資家集団もあるのが・・
ドイツに牛耳られるEUってなんなの?