ニューヨーク・タイムズ紙は「部分的動員で変化したロシア軍の戦術は命を顧みない兵士の波で敵を圧倒することにあり、訓練も装備も未熟な兵士と質が高い兵士の交換は痛みを伴い、春攻勢に必要な戦力消耗に繋がる」と指摘している。
参考:Seeing a Prize, Russia Inundates a Ukraine City With Troops
もうバフムートの主要な補給ルート(T0504とM03)はロシア軍の大砲や戦車の主砲の射程圏にあるため移動が制限されているらしい
エストニアの国防次官は「プロセスの欠点がどうであれ動員は効果を発揮して戦線を安定させた。西側諸国に5週間で30万人を前線に動員するのは不可能だ」と語り、西側メディアにロシアの軍事力や動員計画を嘲笑して過小評価するなと警告したが、ニューヨーク・タイムズ紙も「部分的動員で変化したロシア軍の戦術は命を顧みない兵士の波でウクライナ軍を圧倒することにあり、バフムートを巡る終わりのない戦いで訓練も装備も未熟なロシア軍兵士と質が高いウクライナ軍兵士の交換は痛みを伴い、春の攻勢に必要な戦力の消耗に繋がる」と指摘している。
ロシア軍が昨年7月にセベロドネツクやリシチャンシクを制圧したことでルハンシク州の制圧に成功、ドネツク州の制圧に向けてイジューム方面からスラビャンスクに迫り、8年間かけて準備されたドネツク周辺の陣地を迂回するためバフムートに突破口を求めた戦いはハルキウ州やヘルソン州での反撃で大幅に計画が狂ったものの、ドニエプル川左岸を放棄することで戦線を整理、動員した30万人の一部を僅か5週間で投入してルハンシク方面におけるウクライナ軍の前進を阻止することに成功した。
崩壊しかけた戦線を安定させたロシア軍は再びドネツク州制圧に力を入れ始め、バフムート攻略に囚人で構成された兵士(ワグナー所属の兵士)を大量投入したものの想像を絶する人的被害を出していたためウクライナ側は「兵士の消耗比率は1対10だ」と主張、そのため「ロシア軍を消耗させるのに理想的なキルゾーンだ」と考えられていたが、この話は現実とかけ離れていたことが判明する。
部分的動員で変化したロシア軍の戦術は命を顧みない兵士の波でウクライナ軍を圧倒することにあり、バフムート周辺の拠点が次々とロシア側に制圧され始めるとドイツ連邦情報局は「バフムート方面の戦いでウクライナ軍は毎日3桁台の兵士を失っている」と安全保障関係の連邦議員に報告、米軍のミリー統合参謀本部議長も「ロシア軍の死傷者数は10万人を大幅に上回っている。この戦いは非常に血なまぐさい戦争で双方にかなりの死傷者が出ている」とウクライナ軍の人的被害も大きいことを示唆。
最終的にノルウェー軍のエイリック・クリストファーセン陸軍大将が「ロシア軍の死傷者数は18万人に近づきつつあり、ウクライナ軍の死傷者数も恐らく10万人以上だ。さらにウクライナ側には民間人に約3万人の死傷者がいる。これだけの損失を被ってもロシア軍は武器生産の加速と動員によってウクライナとの戦争を長期間維持できる」と明かしたため、両軍の人的損害に10倍近い差がついているという話はおとぎ話に過ぎないことが判明した。
ウクライナは約100万人(軍70万人、国家親衛隊9万人、国境警備隊・沿岸警備隊6万人、国家警察10万人)の動員を完了した昨年7月以降「これ以上の追加動員は必要ない」と主張してきたが、ウクライナ軍の人的被害が明るみになったタイミングでゼレンスキー大統領も「軍に追加の予備戦力を確保するよう指示した」と言及しており、正確な人的損害の数は不明なものの11ヶ月間に及ぶ戦いで軍の戦力にギャップが生じているのは間違いない。
それでも両軍の人的損害は約1対2なのでウクライナ軍優勢と言えるが、NYT紙は「訓練も装備も未熟なロシア軍兵士と質が高いウクライナ軍兵士の交換は痛みを伴う」と指摘、軍事アナリストも「バフムートをロシア軍に奪われても東部戦線で決定的な敗北には繋がらないが、東部地域における交通の要衝なのでロシア軍の優位性は高まる」と言及しており、もうバフムートの主要な補給ルート(T0504とM03)はロシア軍の大砲や戦車の主砲の射程圏にあるため移動が制限されているらしい。
米国や同盟国の諜報機関は「ロシアの方が多くの弾薬と兵士を持っているため現在の戦闘スタイルを持続するのは不可能だ」と考え、バイデン大統領が派遣したファイナー大統領副補佐官、シャーマン国務副長官、カール国防次官はキーウを訪問して「バフムートで展開される消耗戦から機動戦へ移行することを支援したい」と提案、つまり米国側は遠回しに「持続不可能な消耗を止めるためバフムートを放棄して南部での反撃を優先させろ」と助言しているのだが、抵抗のシンボルと化したバフムート放棄をゼレンスキー大統領が決断できるかは不透明だ。
ゼレンスキーの考えをよく知る人物は「ロシアのバフムート勝利を認めおらず、ここを保持できればドンバス全体を奪還する可能性が広がり、逆に失えばロシア軍にスラビャンスク方面への前進を許すことになると考えている」と述べ、NYT紙は「これまでのロシア軍なら都市の包囲を優先し、ウクライナは当該都市を守るための代償を支払うかどうかを検討して抵抗するか後退するかを判断してきたが、バフムートの戦いは相手を消耗させること狙っている」と指摘しており、このままバフムートでの消耗戦に付き合えば予備戦力が消耗して春攻勢に影響がでるかもしれない。
関連記事:激しいバフムート巡る戦い、ゼレンスキー大統領が追加動員を行うよう指示
関連記事:ロシア軍の死傷者数は約18万人、ウクライナ軍の死傷者数も10万人以上
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
流石にキルレート10倍なんて信じてた奴はいねーよな?
ベトナム戦争じゃないんだからさ
>流石にキルレート10倍なんて信じてた奴はいねーよな?
>ベトナム戦争じゃないんだからさ
ほらウクライナ発表を疑うことは政治的自殺行為だからさ。。。
疑ったり不満を述べると親露派のレッテル貼られて社会的に死ぬ
キルレート2倍だとしても異常だけど、それですら構わず攻めてきたりとかが想定外でしょうね
ロシア側損害率を考えたら再編成すら時間がかかるのが今までの軍事的常識だけど
とにかく人数だけ揃えばよいという再編成なら短期間で出来ると
そして部隊半壊前提の戦略であれば、同じ再編性をすれば何度でも攻勢に出れるとか
机上の空論だったことが現実で実行可能だったと
朝鮮戦争当時の人民解放軍ぐらいしか出来ないと思われてた戦略な気がする
SNSとかで漏れ出る情報を見る限り2対1でも相当怪しいもんだけどな、バフムトに限ればウクライナの兵隊の数の方が多いし、それが物量で負けたという時点で・・・
10対1と言うおとぎ話が通用していた時点で疑って掛かるべき話だとは思う、少なくとも仕事でこんな奴居たら絶対疑う
別に陣地に拠ってる敵にまともに正面突撃をかければキルレート10倍は不思議はないですけどねえ。ガダルカナルでの本邦の一木支隊の攻撃もそれぐらいの損害比になってますし。バハムート周辺でのある時期ある局面での戦闘を切り取ればそれぐらいのキルレートになるということじゃないですか。
むしろ、人的損害1対2というのは、緒戦にウクライナが受けた損害や他戦域での損害も含めた11カ月の通算だから、大砲の餌を使って単調に攻め上がるだけの戦場でキルレート2倍を維持できると考える方が楽観的でないですかねえ。
ウクライナ首都圏攻防戦まででウクライナ側は5万もの死者出しているというロシア側の情報あってそうですからね。
首都近郊空港攻防戦だけで、ウクライナの防衛軍5千人がうちやぶられて占領されてしまったから、はじめの被害はどうみてもウクライナ側が多いでしょうね。
前に書いたこともあるけれど、嫌な言い方になるけれど、1:2では不足かと。
人口比を考えると、1:3.3でイコール(共倒れ)かなと、1:4は必要では。
かつての独ソ戦では、諸説ありますが、ドイツの1:2と推定できるかな、と。
それでドイツは負けています。戦争のやり方をよく考えないとですね。
向こうの繰り出してくる数量を現場到着前にもっと削らないと、ですね。
米英は、大陸国家というものを見誤っているような気がします。
日本のように、機雷で囲めば自滅するわけではありません。
ロシア国内を含む兵站線と補給所の破壊をもっと行わねばと思います。
>ロシア国内を含む兵站線と補給所の破壊をもっと行わねば
それができれば戦争は長引いてませんし、できたとしてもロシア国内なら兵站はすぐ回復してしまうでしょう。米英もそれを理解しているからこそ昔からロシアとは直接戦争をしていないと思います(英国は日本に戦わせ、米国は代理戦争で間接的に戦った)。日露戦争を前例にふまえれば、ロシア国内に反乱を煽動させるのが有効でしょう。
ロシアに政変が必要というのは同意見です。政変の主体は軍でしょう。
軍に、今の努力は無駄と思ってもらうためには、
戦場で勝てないと知ってもらうことです。
元々、ロシア軍は数で押すタイプの軍隊ですから、
後方の兵站線と物資補給所を破壊して、
最前線の戦力比を最低でも1:2未満程度に下げる必要があるでしょう。
本来のロシア軍ならば、1:5程度を目指してくると思います。
今の戦場は、ロシア国境沿いですから、ロシアの兵站線はロシア国内にあります。
守ってるだけじゃ駄目なんだよ・・。
それが分かっている上でのこの状況は今のウ軍の規模では
3倍近い人口の露助共と戦うには明らかに不足なんだろな。
それでも追加動員が出来ない理由はなんだろ。
国家を維持するにも人はいるしこれ以上は厳しいんだろな。
NATO諸国のゴールは、ウクライナが勝つことではなくて、自国が対岸の火事として「絶対の安全が保証された状態」で、ロシアの体力をコスパ良く削ること、ですから、
様子を見て供与武器のエスカレーションはあっても、西側供与の武器を使ったロシア本土攻撃は、軍事より上位である政治の判断として、現時点では極めて低いでしょう。
戦闘機の供与拒否も、たぶんこっち側の文脈の理由だと思う。
冷たい言い方ですがロシアの人的資源を削って弱体化が達成できれば最終的にウクライナが負けてもNATOにしてみれば別に損はないんですよね。
フィンランド(加盟成功した場合)〜バルト三国〜ポーランド〜ルーマニアでロシアを抑止する2013年以前の体制に戻るだけですし。
この場合モルドバがかわいそうなことになりますが…
>NATO諸国のゴールは(中略)ロシアの体力をコスパ良く削ること、ですから
実際はロシアの体力が思いのほか続いて(弾薬製造の面で)NATO側の体力が削れている気がするけど?
現代においてもこのようなバカげた戦術を行う国家が存在する
それを前提に防衛戦略を考え直す必要がありますね
今の中国でも真似できそうにない戦略戦術ですからね
ロシアの国力が落ちたところで、中華が丸っと頂き。
いや出来るでしょ。人口有り余っているし、ロシアと同じくらい人の命は安いんだから。ロシアもやっているように前線には少数民族を中心に動員して、後ろには督戦隊。「一人っ子だから親の反対でできない」という甘っちょろい国じゃない。
記事を見るに、実はそんなに馬鹿げてなかったという話なんじゃないか?
損害比 10:1 → おとぎ話でした。
と聞いて
損害比 2:1 → 十分勝ってる。
とは普通ならないよ
2:1もピンチになってようやく出した数字で、現実的には殆どトントンか下手したら負けてるのでは?ってなるかな、全体で18万対10万ぐらいの損害って話なら、特に負けてるここで2:1になる訳がない。
まあ露側の損失については18万と明言されていますが、ウ側の損害については「正確な数字は出さないけど10万以上」という言い方ですから、本当は20万以上死んでましたと言われてもまあ驚きません。
動員規模で明らかに勝るウ軍が2倍も殺せてるならとっくに露軍壊滅出来てるでしょうし。
ロシアの一日あたりの砲弾量が、ピークの1/4に落ちている現実を鑑みると、ロシアの生産量にも限界があるのは明らかではあるんだよね。
だから人的資源が無限に近いとしても、装備品を含めた消耗戦に持ち込めば、西側がバックに付いてるウクライナの物量がロシアを上回るタイミングが必ず来るはずなんだけど、問題はそれがいつになるかだな…
物量はそうだと思うんですが、ウクライナの人的資源が持つのかは心配です。
だから、ハイマースみたいなロングレンジからのキルレートが高くなるような支援でウクライナ軍が死なずにロシア軍を削れるような戦闘ができたら良いなと思います。
一方去年の7月にはウクライナもセベロドネツク・リヒチャンスクでの戦闘ではロシアの多連装ロケット攻撃で一方的に削られました。
あの時は逆にキルレートがウクライナ対ロシアで10対1だったのかもしれません。
侵攻直後もウクライナの損害は大きかったはずです。
たぶんキルレートは時期や場所で変化しているでしょう。
バフムトでもロシア兵が入れ替わっているので、過去に1対10が正しかったとしても現在が同じとは言えないでしょうから一律1対10が正しい正しくないという議論はできないのではないかな ?
書く順番間違えた
> あの時は逆にキルレートがウクライナ対ロシアで10対1だったのかもしれません。
正しくは
あの時は逆にキルレートがウクライナ対ロシアで1対10だったのかもしれません。
言いたかったのはロシアのアウトレンジからの攻撃でウクライナが一方的に損耗したと言うこと。
まだ配給制になってないし学徒動員にもなってないからロシアの生産力の限界まで大分遠いのでは
ロシア人が沢山消えれば反政権運動も盛り上がると思ってたけど認識が甘かったな
このご時世に中国ですら出木なさそうな人海戦術が通じるとは思わんかった。
T0504号線道路と、M03号線道路がすでに砲撃で通行困難ということは、残る補給路、あるいは最後の退路は00506号線道路となりますが、そんなことはロシア軍から見ても百も承知でしょう。
バフムト市街に残っていると言われる、ウクライナ軍最精鋭の10個以上の旅団、というのも今どれくらい残っているのはは定かではありませんが、これがまさに現時点での最後の切り札の予備戦力だったのかもしれません。
春が近づけば、西側の戦車だとか、カエサル自走榴弾砲だとかで新編成された部隊が少しずづ投入できると思いますが、文字通りのまさに逐次投入であり、ゼレンスキ―大統領がバフムトを失えば、M03号線道路でつながるスラビヤンスクも危うい、と危惧するのはまったく当然です。
砲弾量を数えるのも、毎日一律で同じであるはずがありませんし、砲撃が減るのは、目標であるウクライナ軍が減っているからという場合もあるでしょう。別に撃つ必要がないときは、無理して撃つ必要はないのです。目標があっての砲撃です。
対・砲兵戦などを考えても、ウクライナ軍の砲撃、砲兵、砲弾が減れば、ロシア軍の砲撃も減るのは当然であり、フランスが送ったカエサルなどは今はすでに一門も撃てない状態と言われます。
戦力の投入についてはロシアも反対受けながら動員してすり潰してるのでロシア側優位だと見えませんね。
戦車については訓練期間含めて時間は必要ですし逐次投入されたHIMARSは文句なしに戦果を上げてます。
余りにも個人的な推測が多すぎるように見えますが。。。
自分は中立で戦局を見たいし、ウクライナの攻勢に便乗してストレス発散してるような人間は嫌いだが、このTKTという人も全く同じ人種に見える…。前線でロシアが攻勢に出るといつも長文饒舌になるけど宇支持派への当てつけみたいな推論ばかりですごく読みずらい。
撤退しろとは言うが、撤退したら総崩れになりそうでは?
ISWは楽観的な見方をしてるが、現時点で楽観的な見方をしてるのはISWだけでしょ?
ISWは楽観的な見方をしているというか、公式に近い発表のみで考察するという前提でやっているからウクライナのプロパガンダに影響されやすいんですよ。
安価なドローンで高価な対空ミサイル消耗させるみたいな話を
人命でやるとか本当に狂ってるわ
ここまでやってもロシアが得られる物なんてせいぜいドンバス地方だけだろうに
この戦争やる意味あったのかね
仮に10万人が戦死してもドンバス地方の600万人強を獲得できればこの戦争は勝利
ロシアはそういうくに
一センチでも一ミリでも領土拡大するのが信条ですからねぇ……。対フィンランド戦でも対独戦でも自分たちの方が戦死者が多いのに「勝った」戦いですから。
バフムートの放棄を決断したとして、どこまで戦線を後退させるのかというのも問題だ。
ウクライナの防衛力と欧州の供給は限界なのだから、少し下がって防衛線を築こうとも、手数で負ける。
数か月かけてドニエプル川以東からウクライナ軍と住民を引き揚げ、キーウからリヴィウに政府機能を移転し、渡河を試みるロシア軍の撃滅と、ベラルーシ国境の防衛に専念し、反抗の為の準備を整えるしかないだろう。
ただバフムート撤収を早期に実行していた場合。エイブラムスやレオパルト2等の戦車支援を引き出せたかは不明瞭で、ドニエプル川西に引きこもった場合、ロシアの勝利条件を満たす事になり、国際社会から終戦の圧力がかかる可能性があるだろう。
それに反抗の準備には数年かかるが、台湾有事によって兵器弾薬の需要ひっ迫とロシアによる再攻撃も懸念される。
結局、ウクライナの立場的には、バフムートが玉砕しても戦線を後退を行えば負けるのだから、バフムート防衛を行うしかないのではないか。
ワーグナーはほぼ消耗しきっているようですが
ロシア正規軍が同じような戦術を取れるかどうかという問題もありますね
動員兵を人身御供に捧げる可能性もありますが
ワグナー率いるプリゴジン氏と関係の深かったスロヴィキン上級大将なら兵士を犠牲にした消耗戦を継続するかも知れませんが今は総司令官がゲラシモフ参謀総長ですからね。ゲラシモフ氏はソ連・ロシアで機甲部隊の隊長や作戦参謀を歴任し、ロシア軍の軍事アカデミー卒業後は参謀長や軍管区司令官を務めてきた人間でソ連・ロシア式の軍事ドクトリンに精通していると思われるので無闇な消耗戦は計画しないと思います。
むしろ包囲殲滅や開けた場所で歩兵中心のウクライナ軍に対して機甲部隊を集中投入するなどしてじわじわとウクライナ軍を消耗させていく可能性が高いでしょう。バフムート周辺では既にウクライナ軍の機甲部隊は後方に撤退しているとの情報もあり、陣地に残りながら抵抗を続けているウクライナ兵が如何に迅速に撤退できるかがカギになると思います。マリウポリのアゾフスタル製鉄所を巡る攻防では民間人避難者もいたという事情がありましたがバフムートは戦闘が激しくなる前に住民が脱出しているのでゼレンスキー大統領には撤退の決断をして欲しいところです。
ハルキウでの大攻勢でボロ負けしてるのでどのように攻勢しかけるのか楽しみです。
安価なドローンで高価な対空ミサイル消耗させられる
士気と練度の低い大量の兵で歴戦の兵を消耗させられる
エスカレーションを恐れた西側の兵器の逐次援助
その援助を得るためにはロシア領には攻撃してはならない行動制限
西側を標榜している以上
相手が度外視している国際法やら人道を守らなければならい行動制限
ポーランド国境ぐらいしか安全ではない地理的不利
勝利目的を達成しても和平は相手次第の国力的不利
有利になっても状況次第で核攻撃される絶対的不利
果たせるかな…
うーむ……
バハムト市内のキルレートはウクライナの損害が大きいでしょう。
管理人さんの戦況図を見ても、バハムト市内ではウクライナは文字どおり
四方八方から攻勢をかけられており、ロシア側は砲撃はおろか、射撃でも
交差射撃ができるポジションを取っています。これでキルレートが同等、
またはウクライナが優勢であるはずがありません。
ロシア副司令官のスロヴィキンはチェチェン・シリアの野戦司令官を歴任
しており、市街戦のエキスパートです。どうやったら敵戦力をすり潰すか
熟知しています。ウクライナはバハムト撤退の時期を明らかに逸しましたが、
さらに戦力をバハムトに投入しようとしているようです。
このままでは、ウクライナは死地に延々と戦力をつぎ込むことになります。
一旦コンスタンチノフカ・シヴェルシクまで防衛ラインを下げないと、
ウクライナの損害は増えるばかりです。
まあ普通に考えたら
損害比 10:1 → おとぎ話でした。
損害比 2:1 → 十分勝ってる。
と聞いても普通は信用できないよね
2:1もピンチになってようやく出した数字で、全体でロシア18万対ウクライナ10万ぐらいの損害って話なら、特に負けてるここで2:1になる訳がない。
太平洋戦争の台湾沖航空戦に近いものを感じるな、勝ってほしいあまり自分の欲しい情報だけを信じてしまう奴
メンツだけでの判断は避け、ウクライナのガダルカナルにはしないで欲しい。
バフムートこそ本当の意味での転進でいいじゃないですか。
もう充分ダメージは与えました。
ロシアのことだから10万人単位で玉砕させておいて戦後に被害者面するのは容易に想像できる
> 命を顧みない兵士の波
これロシアの士気が低くないのでは ?
やる気がないなら死亡確率が高い状況なら督戦隊と撃ち合うのを選択するような。
損害比は諸説ありまして、ここまで長持ちするとなるとハナから大した損害が出てない可能性がありますね
基本ロシア側の発表は無視されるので、ロシア軍損害のソースはウクライナ軍だけになり裏付けが取れないんですよ
陸戦、それも砲撃戦が主体なので、損害を正確に把握しているのは自軍だけだと思います。
ドローンが爆弾落とす動画で「これ全員死んだわ」ってレベルの至近距離だったのに全員立ち上がって逃げてったからラトニクって防弾チョッキが高性能なのかもしれない。
戦車乗りも命だけは助かったぜ。ってパターンも多そう。
>やる気がないなら死亡確率が高い状況なら督戦隊と撃ち合うのを選択するような。
いや督戦隊とやり合う方が死亡率高いでしょ。
そうかもしれないが、倒すのが目的でなくて戦線離脱が目的だから逃げれれば成功で、撃ってくる相手には応戦した方がマシ。
ロシアは自分を殺す気マンマンだけどウクライナは逃げる相手はそこまでではない気がする。
こうしてみると、ロシア兵士母の会だっけ?全く機能していなんだな。
むしろ積極的に送り出すプロパガンダ―と化してそう。
ソ連ロシアって、独ソ戦で超優秀なドイツ軍相手に苦戦したのと損害覚悟の物量戦のせいで、あまり優秀じゃない軍隊というステレオタイプなイメージが付いてるけど、軍事理論的には一級品な国なんですよね。
今回の戦争でもロシア軍は数々の失態を演じたことで馬鹿にされてますが、あれはプーチンが特別軍事作戦という現実に合わない足枷をはめたせいですし。
9月にロシアが動員に踏み切り、ようやくロシア軍も本来の戦い方を始めた感じがしますが、また、軍需生産の増強に力を入れてるのも確実なので、この戦争の本番はまだこれからでしょうね。
ロシアは泥臭い総力戦が得意。
チェチェン、シリアと経てロシア軍は完全に先祖返りを果たした感じですね。
それにしてもバフムト市圏をめぐる戦いで毎日数百人というのは凄まじいですね。地図を見る感じ戦闘の中心はもう市街地だから、塹壕を掘って相手を迎え撃つような戦いより流動的な歩兵どうしの白兵になってしまっているんですかね。白兵戦だと純粋に数が多いほうが有利ですから、ウクライナがじわじわ削られながら損失も多く出ているのも何となく想像できますし、ロシアが消耗戦を挑んでいるというのは分からない話ではないです。
動員して5週間って先月入ったバイト君レベルじゃん
最前線の激戦地に投入して突撃させるとか、もはや大砲の餌どころか鉄砲の弾だろ
人間として扱われてない
戦争研究所が、楽観的というよりも、ウクライナの国力では最大限の戦果だしてそう。
バフムト撤退すると他の戦場にロシア軍送られると、ウクライナ軍が総崩れになりそう。
クレミンナにバフムトからソルダー陥落したのでロシア軍援軍にいっているのはウクライナもロシア側ブログもいっているから、まだバフムト陥落してないから送れない数万の動員兵と正規兵送られたらクレミンナのロシアやウクライナ軍膠着状態がロシアが圧勝しそう。
バフムートでウクライナ軍が驚異的に粘ってロシア軍に相当な損害を出させているのは事実なんだろうけれど、
ワグナーや動員兵を捨て石にして砲撃で削られると結局これ以上は長く維持できなさそうだな。
セベロドネツク、リシチャンシクが陥落した時と同じような感じになって来てるわ。