トランプ大統領は28日に「The Iron Dome for America」という大統領令に署名、ヘグゼス国防長官には「弾道、極超音速、巡航ミサイル、その他の次世代航空攻撃から国土を守る計画」の策定義務が発生し、この大統領令は「上昇段階での迎撃が可能な宇宙配備型迎撃ミサイル」を要求している。
参考:Trump’s Iron Dome for America calls for space-based interceptors
宇宙に配備したミサイルで上昇段階の迎撃を行うのはスター・ウォーズ計画を連想させる
トランプ大統領は昨年の選挙戦で「我が国の上空に誰も見たことがないアイアンドームを建設する」「最新鋭のミサイル防衛システムを全米に建設したい」と述べたため「イスラエル製のIron Domeを配備して全米を保護する」と解釈されがちだが、Iron Domeはエリア防空ではなく拠点防空に近いシステムなので保護範囲は非常に狭く、これで全米を保護するには何千ものシステムが必要だ。

出典:Israel Defense Forces
イスラエルのミサイル防衛は弾道弾の上層迎撃に対応したArrow3、中層迎撃に対応したArrow2、下層迎撃と空中目標の迎撃に対応したDavid’s Sling、低空域の目標(ロケット弾、無人機、巡航ミサイルの迎撃)に効果的なIron Domeの4段構えなので、Iron Domeのみではパトリオットが苦手な低空域保護の強化に留まるため「米国製アイアンドームの中身」に注目が集まっていたが、どうやらトランプ大統領はTHAADとパトリオットの2段構えに「宇宙配備型迎撃ミサイル」と「指向性エネルギー兵器」を追加することを望んでらしい。
トランプ大統領は28日に「The Iron Dome for America」という大統領令に署名、これによりヘグゼス国防長官には「弾道ミサイル、極超音速ミサイル、最新の巡航ミサイル、その他の次世代航空攻撃から国土を守る計画」を60日以内に策定する義務が発生し、具体的には弾道・極超音速ミサイルを追尾可能な宇宙センサー層の展開加速、上昇段階の迎撃が可能な宇宙配備型迎撃ミサイルの開発と配備、対価値戦略を打ち破るための下層・末端での迎撃能力配備、全ての脅威に対応可能な非運動能力による迎撃手段の開発と配備などを挙げている。

出典:Dynetics EnduringShield
下層・末端での迎撃能力はGlide Phase Interceptor、EnduringShield、SkyHunterなどの開発が進められているため現実味もあるが、スター・ウォーズ計画を連想させる「宇宙に配備したミサイルで上昇段階の迎撃を行う」という目標には目眩しかしない。
上昇段階での迎撃は中間段階や終末段階に比べて技術的難易度が低いものの、これを大気圏内でやるには射点に近づく必要があるため現実的ではなく、これを宇宙に配備したミサイルでやるのが技術的に可能であってもコストの問題で「効果的な抑止力」「実用的な迎撃手段」として機能するとは考えにくく、限られた国防予算を浪費して中国に対抗するための資金を失うかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:DoD photo by Staff Sgt. Danny Gonzalez





















ヒトモノカネは、どの組織でも有限ですからね。
米海軍・アメリカ海事産業がボロボロになっているのを見ていると、予算配分を間違えれば厳しい状況かなと感じます。
迎撃ミサイル衛星に配備にみせかけた
神の杖的な地上攻撃軌道衛星だったりして…
転用可能ですからね。カバーストーリーであっても不思議ではないです
ミサイル以上に宇宙に持っていくコストが馬鹿高い。
遠心力と重力と釣り合っているので軌道速度を落とす必要が有るので弾道軌道で撃ち込んだほうが安上がりな気が
衛星軌道だと迎撃機の防衛難易度が低いですがコストが法外過ぎるので、有効かどうかは疑問ですね。
いっそ、迎撃機能を備えた巨大気球を大量に製造して敵国上空を含めた大気圏内に浮かべた方がお得かもしれません。
平時ではありますが近年の前例に習えば、気象観測用と主張すれば…
「神の杖」は都市伝説でしょう。
スペースx社が儲かる話だなと思ってしまった。
スターシップにミサイルたくさん積んで、、、スターシップが落下するだけでも、地上は大ダメージかな。
結局、低軌道だから、大量にないとカバー出来ないので、アメリカ上空で落とす。だけじゃなく、海上で落とす、敵国で落とす。の組み合わせになり。どうせなら攻撃もできますになり。世界中を3分以内に攻撃できるとかになりそう。
自分がやることは相手もやるということがスッパリ抜け出る気がしますね
宇宙への武器配備を緩和しちゃうと、アメリカの400km上空辺りを中露の自称迎撃ミサイルが飛び交う時代を呼ばないかなと思う
自分がやらなくても、相手がやらないという保証にはならないでしょう。
相互監視が機能しない程度には関係に亀裂が入っており、相手に抑制を強いるほどのチカラは無いと思います。
中国には衛星攻撃衛星のプランがあったはず
>スター・ウォーズ計画を連想させる「宇宙に配備したミサイルで上昇段階の迎撃を行う」という目標には目眩しかしない。
アメリカ人は上から下までSF映画大好きだから……
ただ、レーガンがこれやって巨額の軍事費を生み出しましたね
映画俳優へ払うには高いギャラだった
エスコンでもSDI防御システムあったような記憶
ただ、指向性エネルギー兵器は文明レベルを1段階ぐらい進めないとそんなの無理そう
けど、個人的には良い面もあると思ってます
何故ならあらゆる分野へ大規模な投資が行われるので、その成果が何らかの形で結実するかと
X線の研究とか
中露と手打ちになったら意義自体が消えるような気もしますが……
ロシアさんは手打ちなどせずに、是非対抗してエネルギアロケット復活、ポリウスの再配備をお願いしたい所だ。
>エネルギアロケット
ソ連全開で大好きですねソレ
SDI関連で一番理想に近かったのがポリウスなの因果が逆転してて笑う
そうなったらアルテミス計画なんてやってる場合じゃねぇな
令和最新版ブランも一緒に作って欲しい
トランプはNATO諸国に国防費5%を要求しているので余程性格が悪くなければアメリカも5%に挙げられると見られています。今のアメリカの国防費は2〜3%付近にいるので5%まで挙げるとなればだいぶ予算が増えますがこう言うのに使われたらたまりませんね。現状ボロボロの海軍に予算を多く回すべきですしFAーXX、DDGX、の開発も必要ですし造船業の建て直しも必要です。
確かにアメリカ本土の防空システムの少なさは前々から指摘されていましたが、パトリオットやTHAADの増産などで対応できるはずです。わざわざこういうものを高い金をかけて開発する必要はないと思います。
昔はこういうのロマンがあってワクワクしたんだけどなあ…
現実を知れば知るほどもっと堅実な物にリソース割いてくれと思っちまうなあ
あれ?でもそういえば国際条約で宇宙空間の軍事利用って禁止されてなかったっけ…?
大量破壊兵器の配備が禁止されていて通常兵器は大丈夫だったはず?
アメリカ人のメンタリティとして他国を脅すには賛成だが、自分達が脅されるのは我慢ならないという面の発露ではないかと思う。
ならず者国家のミサイルに自分達が攻撃されるという可能性があるだけで耐えられないのではないかと。
911テロで本土を攻撃された後のアメリカ人の冷静さを失ったかのような対応を彷彿とされます。
現に冷戦時も片道飛行でソ連の爆撃機が本土に来れると分かった途端に狂ったように本土防空体制を強化してますし。
こうなると中国やロシアなんならアメリカでも物議を醸した衛星攻撃兵器の開発が進むでしょうね。
MiG31に新たな用途が出たりして。それともMiG25に先祖返りするか。
ASM-135が復活しちゃう!
射耗したミサイルの補充を考えると。「指向性エネルギー兵器」が現実的な気がします。
電源があれば、自国領土を狙うミサイルも衛星自身を狙うミサイルも、撃てそうな気がします。
また、真空の宇宙空間ならば、レールガンも現実的な気がします。
DEWはともかく真空の宇宙空間ならば、レールガンも現実的というのはどういう理屈ですか?
電力はわりとどうでもなるのですが、レールガンの技術的問題点は、大電流のアブレーションによるレールの寿命が短いという点です。
地上配備の砲なら、レールの交換もできますが、軌道配備では厳しいでしょう。
書いてから、いろんな戦争SFを思い出したのですが、大型宇宙戦艦で、艦内で砲身の再生産をできるようなレベルの技術があれば、レールガンは近接主力兵器のひとつになってますね。
弾体も適当にその辺の小惑星から採取して磁性体に改造すれば補充が簡単ですし。
ただ21世紀の地球には早すぎる。
ステラリスの世界ですな
恒星間航行すらできない現人類には難しい話だ
懐かしいです。
SDI計画を思い出します。
当時は高校生でワクワクして見てましたw
SDI計画で研究された自由電子レーザーは、巨大すぎて打ち上げることは不可能でした。
原爆励起のX線レーザーは、結局実用化されてないです。
軌道上に上げれてミサイル迎撃に使えてそうな強力なレーザーは化学レーザーぐらいです。ただし燃料の補給は必要でしょうね。確か昔、747に搭載したABLってのが化学レーザーでした。結局、頓挫しましたが。
レールガンは今の技術では、火砲より少し速い程度の秒速2km+ぐらいの弾速です。
機関砲のように弾幕を張るほどの連射もできません。
ICBMは平均して秒速7kmぐらいです。上昇時はだいぶ遅いですが、それでもレールガンでの迎撃は無理な気がします。
本当はイーロンマスクにお仕事をプレゼントしたいだけなんじゃ・・・
前回のスターウォーズではソ連が着いていけなくなった。今回はアメリカが自滅しそうに見えるのは私の穿ちすぎでしょうか
SDIがソ連の軍備拡大を諦めさせたという言説は、時々見かけるのですが、そんなものが無くてもソ連は自壊していたというの説の方が主流と思います。
それは誰にも分からないと思います。
間接的な要因として、SDIが無関係とは言えないと思います。
ソ連崩壊の直接的な原因は、ゴルバチョフがそう判断したからです。
平たく言うと彼の心が折れたからです。
ソ連崩壊の惨状を見た中国共産党は、結束して国民を弾圧することで持ちこたえました。
超音速弾道ミサイルを撃破するには宇宙空間で破壊するしかありませんので、スターウォーズ計画は合理的と言えますね。
ですが弾道ミサイル迎撃衛星を打ち上げるとなると、衛星破壊兵器も現れると思いますので、
戦争によるスペースデブリによって、人類が宇宙空間を利用できなくなるSFの様な世界になりそうで恐ろしいですね。
スターウォーズ計画とトランプ大統領の組み合わせとかまるで90年代の架空戦記みたいですね
アメリカはX-37を使用していろいろ実験していたようですが
これをベースに宇宙戦闘機を開発する、という真偽不明の話もあったかと
レーザーかレールガンを積んで弾道弾迎撃・敵衛星攻撃をするX-37の後継機が出現する可能性もあるかと
迎撃戦後のデブリのことを考えるとあまりいい話には思えませんが
関係ない話でスマンだけど、そういえば数年前に見たWar zone の記事でICBMのシステム更新の時期が来ており、全部丸ごと総額1兆ドルを越える費用がかかるとしていましたが
今となってはもういくらかかるか不明なほどだなーと思い出して、本当に軍事予算は制限無しの青天井なんだなと。
言うだけなら有りかな。実現しようとするとしょうもない結果になるけど。
SR-71の開発者でさえ「今の技術では無理」だと抗議したオーロラ偵察機の話とか、レーガン政権がどこまで本気だったのか分からんし。