米国関連

E-3やF-35問題で迷走する米空軍、参謀総長が問題沈静化のため火消しに奔走

ここ最近、世間を騒がせてた問題を沈静化させるため米空軍のブラウン参謀総長が火消しに奔走している。

参考:Top US Air Force general isn’t ready to buy E-7 Wedgetail just yet

米太平洋空軍司令官が言及したプランに待ったをかけたブラウン参謀総長

米太平洋空軍司令官のウィルズバック大将は空軍協会のシンポジウムに出席した先月24日、老朽化した早期警戒管制機「E-3セントリー」をオーストラリア、トルコ、韓国、英国が導入しているE-7Aウェッジテイルで置き換えるプランを披露して注目を集めたが、米空軍のブラウン参謀総長は「このプランに賛同者がいるのは知っているが今直ぐ積極的に検討するのは時期尚早で、もう少し時間をかけて検討しなければならない」と語りE-3をE-7Aに更新しようという勢力を牽制した。

出典:Public Domain 早期警戒管制機 E-3

ウィルズバック大将の説明によると空軍は1971年~1984年までの間に製造された31機のE-3を保有しているがボーイング707ベースの機体が古すぎ運用維持に必要な各種スペアパーツの入手が困難になっており、2035年頃までE-3の運用体制を維持するのが難しいと言っており、政府説明責任局(日本の会計検査院に相当)も2020年に発表した報告書の中で「スペアパーツの供給と老朽化した機体のメンテナンスに関連した問題でE-3は2011年から9年連続で空軍の設定した準備率を達成できていない」と指摘している。

このような状況にも関わらずブラウン参謀総長がE-3の更新について「待て」と言ったのは米空軍の苦しい台所事情が関係している可能性が高い。

出典: Eugene Butler / GFDL 1.2 オーストラリア空軍のE-7Aウェッジテイル

米空軍は配分された予算だけで山積する複数の優先すべき課題に十分な資金を供給するのが難しくなっており、ブラウン参謀総長がE-3をE-7Aで更新するというプランについて「時期尚早」といったのは「空軍の資金繰りが改善するまで待て」という意味ではないかと管理人は予測している。

どちらにしてもE-3の老朽化問題やスペアパーツの入手性は悪化することはあっても改善することは奇跡でも起こらない限り難しいので、米空軍の台所事情とは無関係にE-3の準備率は下降の一途を辿る可能性が高い。しかし予算の問題でE-3をE-7Aで更新するというプランが実現不可能なら「何か別の手段」を考案してギャップを埋めるしか無い。

果たしてウィルズバック大将の発言でスポットライトを浴びたE-3問題は今後どのような展開を見せるのだろうか?

関連記事:米空軍、老朽化が進む早期警戒管制機E-3セントリーをE-7Aウェッジテイルで更新を検討か

F-35が失敗だというフォーブスの報道は完全否定、しかし全ての決定を統合参謀本部と共同で行う検討チームに丸投げした格好

最近よく登場するブラウン参謀総長が出てきたのでF-35A関連に関する話をでも。

ブラウン参謀総長はF-15C、F-16C/D、A-10といったレガシーな航空戦力を更新を年間40~60機程度のペースで調達しているF-35Aだけでは物足りないと語り「シンプルな構造で取り扱いが容易な第4.5世代以上の非ステルス戦闘機」の開発に言及、この発言を経済誌フォーブスは「米空軍がF-35の失敗を認めた」と報じたため大きな注目を集めていた。

出典:public domain F-35A

これに対してブラウン参謀総長は「米空軍の戦力計画においてF-35は礎石である」と語ってフォーブスの報道を完全に否定したが、いくつも興味深い事実に言及している。

参考:USAF Will Not Sacrifice F-35 To Buy NGAD, Brown Says | Aviation Week Network

大半の戦闘機部隊は平均29年と高齢化しているため空軍は10年15年先の未来を見据えて計画を立案する必要があり、自身がシンプルな構造で取り扱いが容易な第4.5世代以上の戦闘機開発に言及したのも将来の戦力計画を補完するのに必要なシステムを検討するという意味で「空軍が何処へ向かうのか現在から未来へどの様に進むのか」を明らかにするための研究に過ぎない。

ただ現在の調達ペースで計画された1,763機のF-35Aを調達するには25年(2045年頃)かかるので空軍にとっては十分な数字ではなく、どうしても空軍が戦力計画で約束した1,763機という数字にこだわるなら調達スピードを加速させる必要がある。

自身には権限がないので今ここで戦闘機の増産を約束することはできない。この決定を下せるのは統合参謀本部と共同で将来の戦力計画を補完するために必要なシステムの検討を命じたチームだけだ。

出典:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Taylor Harrison

次期戦闘機(NGAD)開発に資金を供給するためF-35関連から資金を奪うつもりはないがNGADの開発資金捻出のため戦闘機部隊以外の部分から資金を捻出するつもりで、戦闘機部隊の平均年齢を引き下げるためレガシーな戦闘機を処分する試みも継続する。

しかし、この様な取り組みを進めることで空軍の能力にギャップが生じることは望んでいない。

空軍はF-35計画を維持していきたいが将来の戦闘機中隊が有人機と無人機のミックスになることも十分ありえる。

以上が興味深いブラウン参謀総長の言及内容で、F-35は失敗ではないと明確に否定したものの依然として予定されたF-35Aの調達を計画通り進めるかについては曖昧な表現に終始して、全ての決定を統合参謀本部と共同で行う検討チームに丸投げした格好だが、前回の発言内容を修正したのではなく発言内容の強度を下げただけなので何かを見直すという流れは変わっていない。

とにかく統合参謀本部と共同で行っている将来の戦力構成に関する検討結果が発表されないと確かなことは言えないが、F-15C、F-16C/D、A-10といったレガシーな航空戦力を何とかしたいという米空軍の危機感だけは本物だろう。

関連記事:米空軍、F-35A調達をシンプルな第4.5世代以上の非ステルス戦闘機に変更したい
関連記事:米空軍が保有する戦闘機の在庫は過去最低水準、老朽化は過去最高水準

 

※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force Photo by Andy Morataya

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コメント

    • ソソソナス
    • 2021年 3月 01日

    維持管理の費用を下げるには機種を減らすしかないでしょう。国家間同士の争いにはF35を使用してテロリスト相手にはF7aを使い他の機種は廃棄すればば安上がりで数を揃えられると思うが?

    1
      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      A-10は残さないと。
      テロリスト相手には、他の機種では、コストが掛かり過ぎる。

      10
        • 匿名
        • 2021年 3月 01日

        A-10も老朽化でコストがどんどん膨らむと思う。

        4
        • 匿名
        • 2021年 3月 01日

        ところで米軍で使用するF7aってどんな機体?

        それこそA-10に関してはAT-6E+UAVとかで良いんじゃないの?現行のA-10Cのシステム入っているみたいだし肉薄して弾をばらまくのはヘリとかの役目じゃないかね。陸軍専用で爆弾かミサイルのプラットフォームとして運用出来るならフレアディスペンサーとかレーザー装備するなりしてMANPADS対応とかで良い気がするな。A-10並の重装甲は要らないと思う。

        1
    • 匿名
    • 2021年 3月 01日

    要は遅くて揃わないと言っているのか?しかし前はランニングコスト云々と言ってたような?
    性能的にはF-35は十分ですよというのは伝わった。

    8
    • 匿名
    • 2021年 3月 01日

    維持管理はしやすいけど性能それなりで数だけ揃えるってのもなあ。旧型機維持するよりはそりゃマシだけどさ。
    ロマンはないね端から見てる軍オタとしては。

      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      ヒトラーも言ってるじゃん
      質は数をそろえてからと

        • 匿名
        • 2021年 3月 01日

        うん、でもヒトラーは数も質も整えられずに敗けてるし
        アメリカは、核戦力を整理して浮いた予算を通常兵器に

        4
        • 匿名
        • 2021年 3月 01日

        うん、でもヒトラーは数も質も整えられずに敗けてるし
        アメリカは、核戦力をかなり整理して浮いた予算を通常兵器に回す段階だと思うよ
        はっきりいえば、核を使う段階ってすでに敗けてるから
        その手前でなんとかしろって

        2
    • 匿名
    • 2021年 3月 01日

    F-35は今年2月の時点で機体単価7800万ドル以下、維持費もF-15Eとほぼ同率まで下がってるとは言え
    F-16やA-10を置き換えるには高額なのは確かですからね。

    5
      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      そうはいっても、その「新しい4.5+世代ないし5-世代機」を作ったところで大して安くならなそうなんだよなぁ

      それに、対テロリストや戦争三日目の攻撃であればそれこそF-16やA-10でいいだろうに、その線をわざわざ潰すってことは
      そもそもこの話はF-35とは関係ないラインなんじゃって思うけど

      6
        • 匿名
        • 2021年 3月 01日

        要求値を低く設定して来る次世代機開発に備えて
        デジタルセンチュリーの開発演習も兼ねてるのかもしれませんね。

        1
    • 匿名
    • 2021年 3月 01日

    F-35の方の話って米軍側が火消しに回ってると言ってもForbesに放火された(しかも、書いた記者は以前F-35がF-16にドッグファイトで負けた、と記事にしたのと同一人物)から違うわボケって怒ってるんじゃないの

    全体の話としても、文脈的には次世代戦闘機のプロジェクトの話に見える
    次の戦闘機をテロリストや戦争三日目に使うのは豪華すぎるからもっとグレードの低い戦闘機が必要だけど、その戦闘機が実戦に投入される頃にはF-16等では古すぎるってことじゃないの?

    7
    • 匿名
    • 2021年 3月 01日

    各軍のバランス取りが大変そうだね、f16とa10は制空権を取るまでは活躍したけど、そのあとの支援爆撃では海軍のp3cが上空を滞空できたのでコストにスピードと回数で他を圧倒して支援要請から離陸したのでは遅すぎるとイラク戦争報告書が出てたもんな。

     そのお陰でp3cの寿命が縮まってしまうオチが付いたんだけど。

    • 匿名
    • 2021年 3月 01日

    F-35自体は悪くない、少なくとも日本では相手が相手だから申し分ない戦闘機なのは確かなんだが、元々の、全部これで済ませたら安上がりだからこれで更新しよう。てコンセプトで考えたらまぁ失敗と言われても仕方ない、安くするために数を揃えたら揃えるだけ逆に懐が寒くなる悪循環に陥ってるのは事実だし。デジセンで今回の反省を活かした機体を作らないと厳しいか。

    9
      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      失敗と言われても仕方ないも何も、失敗と言ったのはフォーブスの記者で米軍公式サイドはそれを否定してるって話だよ

      あと、その記者は過去にも「F-35がF-16にドッグファイトで負けた」という、今となってはガセネタもいいところの記事を書いた記者なんだよね

      21
        • 匿名
        • 2021年 3月 01日

        いや当初の予定よりコストの面だけで考えたらって話よ、元々もっと安くなる予定だったんだし、維持費で頭が痛いから四苦八苦してるのは確かなんだから。
        まあ高騰するのは当たり前の戦闘機でコンセプトが、安い・マルチロール・ステルスの欲張りセットからここまで来てるんだから、全体的な推移で言うなら成功でも差し支えないとは思うよ、コストはロッキードの頑張り次第だよなぁ。

        3
          • 匿名
          • 2021年 3月 01日

          記事の文脈とは無関係にってことね、すまん読み違えた

          >維持費で頭が痛いから
          これに限らず米軍って今、能力を落として予算拡大を防ぐか、能力を維持するために予算拡大するか
          という選択に迫られてる気がする。

          F-35もコスパは高いし、先進国クラスを相手にするにはこれくらいの能力が必要ってラインだけど
          それを今の米軍の規模で運用していくのが厳しいって話であれば、今の規模の軍隊自体がアメリカにとって手に余るって話になる気がするし

          4
        • 匿名
        • 2021年 3月 01日

        ガセも何も米空軍自体が公式でF35は運動性では前世代機には敵わないと認めているんだが
        その他アビオニクスを含めた能力では勝てるとしているがね

        単純な運動力のみの空戦ではF35が敵わなかったのは事実だよ
        運動エネルギーの回復が遅く、軽快なF16には追随できなったと言う話

          • 匿名
          • 2021年 3月 01日

          ステルス追求のために空力的に劣ってしまう機体をハイパワーエンジンと電子制御で無理やり飛ばしてるのがF-35だから運動性能で勝てないのは仕方ないな

          5
          • 匿名
          • 2021年 3月 01日

          ソフトウェアコーディング未完了、荷重制限有りの状態で勝った負けたいうこと自体が悪質なガセでしょ
          そういう主旨の試験でも無いのに

          それこそF-22とF/A-18の演習で、F-22のデータリンク禁止・F/A-18にF-22の初期位置を通知っていう条件で1機撃墜したのを取り上げて「F-22がドッグファイトでF/A-18に撃墜された」って記事書くようなもん

          10
    • 匿名
    • 2021年 3月 01日

    米空軍でこれって事は空自のE-3部隊はほぼ死に体だろ…
    可動率10%とかでは?

      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      空自が持っているのはE-3ではなくE-767なんだが
      707を使うE-3と違い767は民間で多数が運用されパーツも豊富

      20
      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      空自がE-3を保有しているのか!?
      問題となっているのは機体の老朽化の話で767ベースの空自機には該当しない。
      空自に影響が出るのはE-3が廃止された後のシステムアップデートの問題。

      18
      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      空自のE-3な、存在しないから稼働率は0%なんじゃないかな笑

      21
        • 匿名
        • 2021年 3月 01日

        保有0機中稼働0機なので稼働率は「0%」じゃなくて「解無し(0による除算)」ですね。

        1
          • 匿名
          • 2021年 3月 02日

          おっとこいつは失礼、確かにその通りですね
          次から気をつけます

          • 匿名
          • 2021年 3月 03日

          計0機が導入されたE-3のうち0機が脱走したものの、最終的に0機を再捕獲できたので、現時点では0機のE-3が空自に所属しているゾ

      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      E-3はもう20年ほど前に軍事用も製造中止になったB707系の機体で今運用中のE-3も30-50歳近いおばあちゃん。
      空自で運用中のE-767はB767にE-3系のミッション機材を載せた機体でE-3と同等の任務に従事できるし、
      B767は民間用の製造は終了したけど軍事用の製造ラインは現用中です。
      あ、あとエンジンが4つから2つになるので運用経費も燃費も向上してます

      米空軍も大人しく程度のいいB767を改修してE-3から機材を移植してしまえばいいのに

      11
        • 匿名
        • 2021年 3月 03日

        旅客機B767ベースのKC-46Aが給油システムに大トラブル抱えているので、ボーイングの軍用機部門はボロボロですし、E767改良版を出す前にボーイングが軍用機を諦めそうで困りますね。
        旅客機ベースの機体はエアバスとボーイングに集約されているのでボーイングがダメならエアバスしか選択肢が無くなりますが、合衆国がこの状況を許すとは思えないので国策でボーイングに何かしらの仕事を与えるか補填契約することになりそうですが。

          • 匿名
          • 2021年 3月 03日

          ボロボロなのは戦闘機部門とKC-46だけで、AH-64やP-8は順調、他の軍事部門も米軍からの受注は堅調に推移している。なんたってボーイングの防衛部門はロッキードマーティンに次いで世界2位の売上を叩き出してるから倒れることないと思うよ。

      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      E-3保有のNATOやフランス、イギリス、サウジは大問題でしょうねこの話題。

      2
        • A
        • 2021年 3月 01日

        そのうちE-3同士で共食いかな。

        2
    • 匿名
    • 2021年 3月 01日

    F-35と部品単位で共通性があるミサイルトラック兼中・低強度紛争向けの機体というのがベスト回答のように思えるけどどうなんだろう。
    A-10好きだけど、議会による保有義務の縛りとかワケわかんない。

    1
      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      エンジン流用とかならあるいは?
      同じエンジンで、RCSと引き換えに空力を突き詰めたら超音速巡行が得意な4.5+世代機もワンチャン

      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      F-15C/16Cの代替機はそれでいいかも知らんけど、
      A-10の代替機としてはちと微妙な気がする。
      非ステルスF-35的な機体では対空火器に対してあまりに無防備で、
      かといってA-10の様な重装甲を施すキャパもない。

      4
      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      A-10に関しては陸軍からの信頼が厚すぎて退役させられない。
      なら陸軍に移管すればって話がでるんだけど
      おかしなプライドと縄張り意識で絶対に空軍が認めない。

      4
        • 匿名
        • 2021年 3月 01日

        A-10後継はUAVになりそうですよね。
        日本との共同開発の話とか来ませんかね?

        1
        • 匿名
        • 2021年 3月 01日

        ぎゃく逆w
        以前に、そんなにA-10が必要だと言うなら機材丸ごと渡すから陸軍の予算と人員で運用しろ、って言ったら陸軍が断ったんだよ。

        1
          • 匿名
          • 2021年 3月 01日

          予算は陸軍で遣り繰りして所属は空軍のままでは陸軍は納得しないさ、
          それって単なる有償のレンタルだからね。
          空軍は昔から固定翼の攻撃機を陸軍が持つのを絶対に許さない。

          3
    • 匿名
    • 2021年 3月 01日

    日本にとっては主力機だから多少高くてもいいけどアメリカにとっては安い機体の置き換えなんだから極力安くないと問題だわな

    4
    • 匿名
    • 2021年 3月 01日

    フォーブスが失敗だと表現したのは、参謀総長が「シンプルな構造で取り扱いが容易な第4.5世代以上の非ステルス戦闘機」の必要性を表明したから。
    F35の開発経緯を思い出せば、実質的に第4世代機をF35で更新しようとした当初の目論見が頓挫したと参謀総長が認めた事になる。商業利益の為に記事を書く連中からしたら無視できない話だ。

    個人的にF35が失敗かどうかと聞かれたら、非対称戦争用の軍事用玩具としては傑作商品だと認識してる。勿論中露の各種長距離対空ミサイルや監視網の前には無力なので、非対称戦争以外での運用は限られるが。

      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      逆では??
      F-35は対中露戦力としては有力な主力機だけど、非対称戦では過剰でコスパ悪いという印象。
      また、長距離SAMやAAMは大型機や第4世代以前なら脅威だけれども、対ステルス機能力が万全に整ったとまではまだ行ってない気がする。

      7
      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      > 勿論中露の各種長距離対空ミサイルや監視網の前には無力
      つまり、レッドフラッグ演習でボコボコにされまくってるF-15Eや、随伴するF-16すら撃墜できなかった(どころか完全にミッションを達成された)アメリカ陸軍のSAM部隊は中露にはるかに劣るポンコツだってこと?

        • 匿名
        • 2021年 3月 01日

        yes 答えはポンコツどころかゴミ。 ソ連時代を含めたロシアとの差が表面化してる。 アメリカがロシアに対し航空優性を確保するには電離層の影響が低下する夜間での軍事作戦が主流になる。
         
        マッハ20前後で突入してくる従来のICBMに加え新型の極超音速兵器。潜水艦発射型の弾道ミサイルが主力装備なのは冷戦時代から変わっておらず、アメリカは航空機による実践的な作戦運用(開発研究)を非対称戦争用に注力してきた。この間にロシア等の東側はミサイル類の大型化(性能向上)や電子戦研究に注力しており、航空機(作戦機)の運用はアメリカと異なる高高度迎撃や長射程化に注力している。

        所詮ミサイル運搬機でしかない航空装備同士の戦いが戦争の優劣を左右する時代ではない。旧式と新鋭機同士の演習はあくまでも性能評価の一環であって、仮想敵は友軍機ではなく東側の防空システム全体なのが重要。

        1
          • 匿名
          • 2021年 3月 01日

          逆に中露の防空システムがF-35ないし低RCSの航空機に有効という根拠は?
          イスラエルは既にガンガン作戦に投入してるそうだけど、ロシア製防空システムがあの近辺で活躍したって話を聞いたことがないけれど

          5
            • 匿名
            • 2021年 3月 01日

            アメリカがS400関連でトルコ等にちらつかせる制裁話と電波吸収体の性質。アメリカが東側陣営近くで実施した幾つかの航空作戦に占める夜間行動の多さ。中露が装備運用する監視網(地上や衛星軌道を問わない)と一体化したミサイル群。

            他にも電離層を利用した広域レーダーや赤外線の話も考慮すると、現状のF35が中露の防空圏で将来性能どうりの能力を発揮するのは難しいと判断した。wikiや海外サイトの情報を漁った上での判断なので具体的な情報を出すのは難しい(めんどくさい)。

            イスラエルのF35の場合は情報少なくて何とも言えない。特に夜間作戦でのF35使用は情報が見当たらなかったので極秘扱いか、そもそも飛ばしてないかのどちらかだと思う。と言うか初期作戦能力しか獲得してないF35を独自改造してるあたり、明らかにs400等の新型防空装備を警戒しているように見える。

              • 匿名
              • 2021年 3月 01日

              要するにソースは俺ってことね
              興味深いけど、一切信用はできないわ

              もちろんそっちも承知の上だろうけど

              6
          • 匿名
          • 2021年 3月 01日

          東側のSAMを過大評価しすぎじゃないかねえ
          トランプ政権がシリアにトマホークを打ち込んだ時にロシアの防空兵器は大した仕事はできなかったしアルメニアでも同様
          S-400にステルス対処能力があるっていうのもどこまで本当か現状では判断付かんし、どうもロシア製SAMは低空目標へ対処能力に欠けてる疑惑すらあって西側SAMに比べて20〜30年遅れてるかも知れないって話も聞いたことがあるぞ
          長い射程に弾道ミサイル対処やステルス機対処など売り文句は勇ましいが実際には低空侵入するトマホークなど西側巡航ミサイルを迎撃できない可能性がある

          2
      • 匿名
      • 2021年 3月 01日

      これを使えばステルスでなくても大丈夫と見込んでいるかもです。
      リンク
      でも、下手に機種増やすとコスト上昇を招く恐れ大ですよね。

    • 匿名
    • 2021年 3月 02日

    結果論ですが、今の時代、ハイローミックスで言えばA-7コルセアIIくらいの機体がいいのかもしれませんね。A-10でもいいのですが。

    • 匿名
    • 2021年 3月 02日

    B-767でもB-737でも採用する頃には、母機の製造が終わりそうってのも採用できない原因になっていそうやな

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