キーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談したオースティン国防長官は「1億ドルのウクライナ支援パッケージ」を発表、さらに会見でF-16などの特定兵器が「戦いの流れを変える」という「ゲームチェンジャー論」を否定した。
参考:США надали Україні новий пакет озброєння на 100 млн доларів
参考:Немає “чарівної палички”. Остін вказав, від чого залежатиме результат України на полі бою
参考:Secretary of Defense Lloyd J. Austin III Holds a Press Gaggle, Kyiv, Ukraine
参考:IMMEDIATE RELEASE Fact Sheet on U.S. Security Assistance to Ukraine
特定の兵器をウクライナに与えるだけで戦いの流れが変わるという「ゲームチェンジャー論」を牽制
米国のオースティン国防長官は20日、予告なしにキーウを訪問してゼレンスキー大統領やウメロフ国防相と会談を行い、大統領権限(PDA)経由による1億ドルのウクライナ支援パッケージ(HIMARS×1輌、HIMARSの追加弾薬、155mm砲弾、105mm砲弾、 TOW、ジャベリン、AT-4、スティンガー、少口径火器の弾薬300万発以上などを含む)を発表した。
さらに国防総省も同じタイミングで「ウクライナ支援に関する完全なリスト」を公開、バイデン大統領がウクライナに提供を約束した軍事支援の総額488億ドル以上(2022年2月24日以降の支援額は442億ドル)で、エイブラムス×31輌、T-72B×45輌、ブラッドレー×186輌、ストライカー×189輌、M113×300輌、M117×250輌、MRAP×500輌以上、HMMWV×2000輌以上、HIMARS×39輌、155mm榴弾砲×198門、155mm砲弾×200万発以上、105mm榴弾砲×72門、105mm砲弾×80万発以上、203mm砲弾×1万発以上、152mm砲弾×20万発以上、122mmロケット弾×6万発以上などが含まれる。
このリストには大統領権限(PDA)とウクライナ安全保障支援イニシアチブ(USAI)から供給されるものが含まれているため、リストの内容が全てウクライナに到着しているという意味でなく、例えばHIMARS×39輌の内18輌はUSAI経由(米軍備蓄から引き出すのではなく企業に発注して納品する方式)なので引き渡しは当分先の話だ。
因みにオースティン国防長官は「F-16がゲームチェンジャーにならないのではないかと懸念する人もいる。貴方は何がウクライナにとってのゲームチェンジャーになると考えているのか?」という記者の質問に「いい質問だ。私がこの種の紛争に特効薬が存在しないと言ったのを覚えているだろう。兵器が戦場で能力を発揮するには各能力の統合にかかっている」と回答。
さらに「F-16であろうが、HIMARSであろうが、他の何であろうが、戦場で適切な効果を生み出すためには能力を活用し、統合し、同期させることが重要だ」と主張し、特定の兵器をウクライナに与えるだけで戦いの流れが変わるという「ゲームチェンジャー論」を否定、ウクライナメディアもオースティン国防長官の発言を受けて「戦場の結果を左右する魔法の杖は存在しない」と報じているのが興味深い。
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※アイキャッチ画像の出典:Photo By Chad J. McNeeley, DOD
至って当たり前の話だし、景気のいいことばかり言っていたが現在の戦況では、ゼレンスキー大東慮の求心力そのものも落ちてきているのでは?
第4世代戦闘機などロシア防空網に通じない…と言われていたが、ロストフ・ナ・ドヌー撃破に成功し宣伝戦でも優勢に立てた
これは、戦闘機と巡航ミサイルなしには成功しなかった
ロシアによるウクライナ侵攻当初には、ウクライナは数日で陥落すると真面目に宣伝する軍事専門家もいた
コスト的な物を考えられないとこういう思考になるんだよね、役に立たない訳じゃ無いけどゲームチェンジャーとは程遠い
>ロシアによるウクライナ侵攻当初には、ウクライナは数日で陥落すると真面目に宣伝する軍事専門家もいた
何個かあるうちの”最悪の予測”に過ぎない、予想なんてあてにならないと言いたいのだろうけど、F-16に関しては99%ゲームチェンジャーにはならないし、そんな博打の為に多大な予算を使うなら戦車と防空システムにまわせという事だ
妥当な考えがイコール正解ではないではないと言いたいんじゃないかな
ロシア侵攻当初は「ウクライナは3日で落ちる」とウクライナ支援を拒否するのが常識的な読みだったけど違った。F-16も「ゲームチェンジャーではない」と言われてるけど、順当にウクライナ領内で我をはりロ攻撃ヘリを前線から2km後退させられれば値千金。SAMや戦車にはできない芸当だから「ゲームチェンジャーではない」とすべてを否定するのは間違ってるみたいな
*最後にツリー読み返すと話の流れはよく分からんかったけど、せっかく書いたのでカキコ
単に願望を書きます。
F16に対して今高橋杉雄氏はどう予想するのですかね。
ハイマースの到着前、ハイマースはゲームチェンジャーにならないし、役に立もたないという人ばかりでしたが、高橋さんがただ一人ウクライナの使い方しだいで有用。
しかしウクライナ軍にはそうゆう使い方ができないだろうと言ってました。
横にいた小泉悠氏はロシアの無限の砲撃力ばかり言っていて、砲より足が長いだけで4機だけしかないハイマースでは焼け石に水と言ってました。
去年は本当にハイマースが役に立つと当時予想した人は高橋さん以外は皆無だったと思います。
ただ去年の時点でも高橋氏は戦闘機を最強の防空兵器と発言していたので役に立つと言うような気もします。
単にシャヘドや巡行ミサイルを打ち落とす防空兵器やロシア攻撃ヘリを追い出す以外の活躍をするのかどうかの予想が聞きたい。
反攻作戦とか人材の育成とかもあるからいるちゃいるからそのあたりバランスよな
足の短いがそこそこ使えるT-50系列にCFTと大出力エンジン積んだ方がましではという感じはあるが
数日で陥落する話を今の神の視点で語る事になんとも思わないんですかね。実際にウクライナが全て上手く撃退した訳でも無いし、パズルのピースが上手く嵌ればあんな状態のロシアでも全然有り得た話。
みんなが恐れて居たようなロシア軍のレベルならば尚の事、任務達成率は上がる。
みなが判で押したように予想したことが、常に当たるわけではないという例としてあげていると思います。
ゲームチェンジャーにならんとか、まったく役に立たないという予想に対しての反論として。
それに対して神の視点というのは、話がかみ合ってない気がします。
ここのツリー外なら神の視点~の話は個人的にありだと思います。
みんなゲームチェンジャー論好きやね。本当にゲームチェンジャーが存在するなら皆使ってるはずなんだが
とは言え、スターリンクだけは真のゲームチェンジャーだと思ってる
ドローンを使った索敵と攻撃、スターリンクに代表される大規模通信環境は戦場での必須条件になってきましたね
日本はこれらの戦訓をどれだけ拾えるか心配です
スターリンクを゙攻撃すると、アメリカと直接戦争になるからしないだけ。
全面戦争になれば、低軌道衛星も撃墜される。
スターリンクって現状でも衛星数1500機とか狂った数の衛星を同時運用してるんですよ。で、自社のロケットでどんどん何十個単位で増やしてます。
分散型通信システムの極地みたいな設計ですから,衛星軌道に届く対空ミサイルや対衛星兵器では機能を無効化するのはほぼ不可能ですよ。
となれば、衛星そのものを撃墜しようとするよりも、地上での通信能力を妨害する方向に進化していく形ですかね。その後はまさに、戦争で様々な手法が試みられた上で通信機能と妨害機能のいたちごっこになっていくのでしょうが。
そうなんですよね。衛星だけをたくさん打ち上げても、衛星からの電波を妨害されれば、地上の味方に偵察衛星からの情報は届かない、まして砲弾が生産できない、味方に砲弾がなければ情報があっても敵を砲撃できないわけです。
ウクライナ軍からすれば、衛星はもういいから砲弾を生産してくれ、というとこではないでしょうか。
逆にロシア軍からすれば、別にスターリンクがなくても戦局を有利に進めているわけです。スターリンクの衛星よりも北朝鮮が生産する152㎜砲弾や、122㎜砲弾の方が重要ということです。
他所の記事の受け売りですが。
ディフェンス・エクスプレスの7月ごろの記事に、
ロシアによる妨害の話とその対策のものがあったそうです。
”対策は、地面に深さ50センチの壕を掘り、その周囲を、
天井のない「ファラデーケージ」(下縁 がアースされている金網構造)
でぐるりとめぐらすことだという。
50センチの穴の中からも、ディッシ ュアンテナで衛星通信はできるそうだ。
もちろん白い皿型アンテナじたいも、上空から目立たぬように、
カモフラ布でカバーしておくこと。”
と言う内容でした。
電波というのは真上から降ってくるのが最強なんですね。
その点でスターリンクはコンセプトレベルで物理的に強力です。
攻撃方法として一番現実的に有効と考えられるのが「通信接続に対するDDoS攻撃」ですね。通信機器は通信を受付なければ意味がないですから。その通信容量に対する攻撃が一番シンプルかつ防ぎにくい。
スターリンクがどちらの陣営にも明確に付かないのは、原理的にどこかの国家級集団に完全に悪意をもって敵対されると厄介なことになる、からですね。
仰る通りです。
大型衛星・中型衛星打ち上げ時の空きスペースを使ったため、スターリンクは打ち上げコスト無料のような形で増やしまくったんですよね。
スペースXは、大型・中型衛星打ち上げビジネスは好調ですから、仮にスターリンク衛星を数機破壊されたとしても。
またすぐ、ロケットの空きスペースに乗せてカバーするだけなので、破壊した事による外交上・安全保障上のリスクとも割に合いません。
驚異的なビジネスモデルですね…
あとは、プーチンがスターリンみたいになってくれればゲームチェンジしますがねえ。
プーチンまだ71歳だからあと3年またないと。
ぽっくり行ってくれるかな ?
アメリカの国防長官が直接訪問しての支援発表が「1億ドルのウクライナ支援パッケージ」というのは、減ったなあ、という印象。去年の今ごろはへルソン奪還で景気良かった時期で、月に4~8億ドル、年末には25億ドルくらい発表してたのと比べると。
この量では現在の戦線維持すら厳しく、アウディーイウカへの追加補給は絶望的・・・とはいえ、1月17日までウクライナ支援予算が0のままでは、国防長官には打つ手はないだろうし。
これを見て自分は朝鮮戦争ではなくベトナム戦争の南ベトナムを思い出しました。流石にポーランド国境まで全域制圧はあり得ないでしょうが、アメリカの支援を受けている側と国際情勢に共通点が多いので。
なるほど確かに、朝鮮戦争よりも「ベトナム寄り」の結末になる可能性は徐々に高まっているかと。
私も、ロシアはドニエプル西岸は占領しない(戦後統治の困難さとNATO諸国との緩衝地帯を残す)方針かと考えています。
スロヴィキンライン以東、以南の奪還は既に不可能でしょうから、ザポリージャ、ドニプロ辺りまでロシア軍に迫られる前に、どこかで停戦ラインを引かざるを得ない状況に追い込まれつつあると思われます。(北東のハリコフ州は、オスキル川が境界線になるのではと)
ゲームチェンジャーになり得るのは戦略兵器だけだよ
核兵器が真っ先に思い浮かびますが、戦争のルールというか勝敗の前提条件を変えてしまう類の兵器ですよね。領土の取り合いだったものが、領土を丸ごと消し飛ばせる兵器だと“爆発するかしないか”が最重要になり、交渉条件も変わってくる。
文字通りの“ゲームを変えてしまう”存在と。
個人の勝手想像ですが。
(一応の)友好国の中国やインドから、核兵器は絶対に使うなと非公式に釘を刺されてるのでは?
この2国を敵に回したら、ロシアは完全に終わりです。
もしロシアが核兵器を使ったら、世界中の国が核武装に走ることは必至です。NPT体制の完全な崩壊が起こります。
核兵器がヤバいのは、既に核爆弾の製造方法は知れ渡ってしまってることです。
作り方はだいたいわかっているので、金があれば作れます。水素爆弾はだいぶ難しそうですが、原爆はそんなに難しくなく、パキスタンでも作れちゃいました。とりあえず、サウジとか産油国、韓国、インドネシア、シンガポールぐらいはいけそうです。日本や台湾ですら無いとは言い切れません。だいたい原発がある国では作れるでしょう。
オースティン長官デカいなぁ、調べたら2m近くあるのか
本人も有能だし、威圧感半端ないしピッタリの役職だね
しかしほんと、バイデン政権は大統領と副大統領以外は有能揃いだわ
>兵器が戦場で能力を発揮するには各能力の統合にかかっている
F16が間に合っていれば反転攻勢は成功していた論の否定だな。
ウクライナ軍には統合運用能力が欠如してるので作戦が複雑化するだけ。
対砲兵戦で一時的優位に立ってもストームシャドーで後方を叩いても地上部隊との連携が取れてなかったからチャンスを活かすこともできなかった。
逆だね。
航空優勢をある程度確保できれば、攻撃ヘリの跋扈を抑えられた。
F-16AMで何処までやれるかとは、思うが。
出来ないね
地上を飛ぶ戦闘ヘリを攻撃出来るほど高度を取ればS-400やS-300Pに狙い撃ちにされて終わり
>航空優勢をある程度確保できれば、攻撃ヘリの跋扈を抑えられた
攻撃ヘリの存在が反転攻勢の失敗の原因ではない。
それなら攻撃ヘリがゲームチェンジャーだったと言ってるようなもの。
戦場のひとつの要素に過ぎん。
日本も副大臣クラス2名がウクライナ訪問して追加の支援とウクライナの平和と復興のために最後まで支援すると表明した
JICAなどを通じて体制や制度のアドバイスも続けているようだからロシアが望む形のウクライナには絶対にならないだろう
ウクライナがどうなろうが日本は約束した復興支援を粛々と行うだけだ
完全にロシアに併合されたとしても連邦構成国として存続していたら復興を手伝う
我が国はすぐ約束を反故にする欧米の詐欺師共とは違う
愚かなウクライナ旧政権の暴走に振り回されてきたウクライナ国民もロシア政府も喜んでくれるさ
日本の支援は汚職対処の制度設計や財政、警察、公共放送に至るまで民主化への支援を総合的に行ってきてるんだよ
愚かな虐殺独裁国家ロシアに飲み込まれるなんてことは一切想定してないから安心してほしい
この状況でロシアに飲まれる可能性を一切想定してないとしたら逆に不安になるんですけど。
ウクライナ戦争の最大のスポンサーであるアメリカがもはやウクライナがロシアに勝つ見込みないと言ってるようなものじゃないの?
自分がアメリカ市民ならバイデン政権は勝てない戦争に俺たちの血税注ぎ込みやがって何してんの?ってツッコミ入れたくなるね
反転攻勢に間に合っても
分散運用で戦果僅少、パフォーマンス重視の無駄な特殊作戦、最後に一か八かの一点突破で大損害
ドローン爆撃等に見られた補給の滞りが早期深刻化
何だかんだ戦局が大分改善されるはずですがロボチネフルボッコみたいなグダグダを今も続ける姿しか想像出来ません
今頃地下壕に隠れて一日数回出撃現在のミグと変わらない結果だと思います。
ロシアの方はスプートニクがF-16全機撃墜!!
とか吠えて世界から失笑されてそう。
>とか吠えて世界から失笑されてそう。
そんな物に一喜一憂してるのはウクライナやゼレンスキーの信者だけですよ、もはや世界の関心は
イスラエルやたの紛争、経済問題に向かっています。
このまま行けば来年後半には支援が細ってどうにもならなくなります、高価なオモチャを欲しがる前に
現実的な路線に修正すべきですよ。
現実的な路線とは?
現実的な和平案だったミンスク合意は(互いに違反もしたにしても)この侵攻で反故にされたばかりですが
現実的な路線として思い浮かぶのは
①NATO加盟申請の取り下げ(ハンガリー、スロバキアが加盟を認める可能性がほぼ0)
②ハリコフ州は前線を下げオスキル川を防衛線に(防衛に負担がかかりすぎ動員解除の妨げになる)
③現状のスロヴィキンラインで即時停戦(領土問題については一旦棚上げ)
④戒厳令を解除し、議会と大統領選挙の実行(③を経ずとも法的改正だけで可能ならそれでよし)
現状ですとこのくらいですかね。厳しい現実を直視して、無理っぽい部分を諦めただけ(妙案でも何でもない凡案)とも言いますが。
ミンスク合意が結局失敗し覆水盆に返らずならば、『きちんとした合意』に拘るよりも、『現場レベルでの兵士の犠牲』をどうにかしなければ国体の存続に関わる段階に入ってきているかと。最初期から動員されている兵士の肉体も精神も限界が近いと思います。
ただ、「ゼレンスキー政権」にとっては現実的でも何でもない机上の空論でしょうから、結局のところ袋小路です。
あと、停戦については必ず両陣営から違反する部分が出て揉めるでしょうから、穀物合意の時と同様に『3か月』と短く区切り、その都度更新していく方式でよいかと。
ロシア側から見てメリットがなくなった時に更新されず攻撃が再開される可能性は大ですが、例え3か月でも兵士を休ませ交戦状態を解除し、ウクライナ国民一人一人が、この戦争をどうするべきか改めて考える時間があったほうがいいのではと思います。
【ウクライナの前線兵士が誰よりも頑張った】のは事実だと思うので、せめて彼らとその家族に休息を贈ることが、強力な兵器を送って殺し合いを続けさせるよりも現実的な路線であって欲しいと思うのです。
頑張った兵士が、報われないのは悲しい。ガザでも、私たち先進国の人間より一生懸命必死に生きているだろう人々が殺されていくのも悲しいですが。
残念ながら、世界から失笑されたのはロシアではなく、「反転攻勢でメリトポリまで奪還!!」と吠えていたウクライナと欧米メディア(及び日本の元自衛官幹部)でした。現実はトクマクはおろかロボティネの先にまで進めていません。
>ブラッドレー×186輌、M113×300輌、M117×250輌
そういえば開戦当時からだけどロシアのT-54やBMP-1を笑ってた人々はコイツらについてどう思ってたんだろう
時速80kmで100km走ったり、小銃やライフルの弾を跳ね返しながら、かめはめ波でも使ってコンクリートを破壊できる強靭な肉体の持ち主なのかなあと…。
結局、普通の人間が徒歩や走るよりも、圧倒的に有用ですよね。
マスコミやコメンテーターも反省して、F16ゲームチェンジャー論を取り下げるべきですね。
特に、世論を誤った方向に誘導してるように感じています。
米国防長官が、マスコミの問いに対して直接反論している訳ですから、マスコミに釘を刺したと見るべきでしょう。
むしろF16供与により、他の軍事支援が削られる事に繋がれば(軍事資源が購入・維持管理に使われれば)、全体の防衛力が低下するリスクすらあります(支援に回せる予算は有限のため)。
ほーら、ゲームチェンジャーだよ(ボロンッ
F-16じゃなくてアメリカ自体がもうゲームチェンジャーとは言えないということだと思います
アメリカが介入するって最初はみんな(私以外は)は期待するけど好転した試しがないじゃないですか
議会もゴタゴタしてますし、米軍だって誰も指摘しませんがボロボロで人事でマイノリティを無理やり昇進させて、明るいニュースをひねり出すぐらいしかできない
オースティン以下 米軍首脳は今の惨状を見れば能力なんてあるとは思えません
F-16 ゲームチェンジャー ×
ゼレンスキー ゲームオーバー 〇
もういっそのことコロナよりヤバい感染症が流行して、露宇双方が戦闘不能になって停戦の流れにならないかな。討死か風邪で死ぬかどちらか選べと言われたら風邪の方がマシに決まっている。
それ単に(戦場の)当事者が全滅するだけで何の解決にもなってないですやん。
なんだか熱狂的なロシア信者さんがいらっしゃるようですが、ロシアも詰んでいますのでその点はご理解の程お願いいたします
世界第2位の軍事大国だと肩を切って歩いていた独裁者が中堅国ウクライナ相手にこれだけ苦戦した上に
暗殺大好き独裁者が子飼いの傭兵隊長に反乱を越されて無様に逃げ出した姿は無かったことにはできませんし
今までロシアから兵器供給を受けていたアジアアフリカ諸国はこの戦争が切っ掛けでロシア軍需産業と袂を分かつ事が決定付けられましたし、この戦争がどうなろうとロシアの長期的衰退と威信の低迷が回避できません
それはさせておき1種類の通常兵器の性能上の優越性がゲームチェンジャーとして機能した例といったら、
単発ボルトアクションを装備したライフル兵が最初にマスケット銃兵と対決した時ぐらいですかね
この戦争で両陣営は様々な兵器が投入されましたが、どれも既存の戦闘システムの強化と改善・補充に費やされているのはご存知の通りです。
この事を前提にして、多めに見積もって数ダースのF16がウクライナにとってどのような意味があるのかと言えば、
・軍事的には作戦レベルで必須である巡航ミサイルの母機の補充(純軍事的にはこれが一番重要)、
・戦力的にロシアに完全に劣後している航空戦力バランスの改善
(実戦投入されなくても戦力があるというだけで戦略的に意味があります)
・西側、特にアメリカから見捨てられずに支援されているというアイコンとしての政治的効果。
(政治セクションのリーダーであるゼレンスキーがF16を重要視している動機が恐らくこれ)
アメリカを恐れているプーチン対して大きな心理的効果も期待できますし
ロシアがプーチンの独裁権力で支配されている以上、プーチンの心理状態にプレスをかけられるのは非常に意味があり
これから仮にウクライナがロシアと講和交渉に望むなら、交渉を少し有利にするバフの効果があります
以上の3点が挙げられると思います
つまり作戦レベル・戦略レベル・政略レベルでF16は必要とされている事がわかりますのでその点を考慮した上で論じた方が宜しいかと存じ上げます
「熱狂的」なんていう感想が出てくることがイマイチよくわかりませんね。
誰も彼も、特に小難しい考察してるとかじゃなくて、要するに「ウクライナ
押されてるなー。支援は細る一方だし、どーすんのこれ?」程度のことしか
言ってないんですよ。記事を読んで普通に抱く感想でしかなく、どこにも
狂ったような熱量なんて感じませんけど。