国防総省のサブリナ・シン副報道官は9日「資金不足でウクライナに対する武器支援の規模を縮小した」と明かし、議会に対して「バイデン政権が提出した緊急予算を可決して欲しい」と要請した。
参考:Deputy Pentagon Press Secretary Sabrina Singh Holds a Press Briefing
参考:DOD Implores Congress to Provide Ukraine Defense Funding
参考:Україна продовжить отримувати допомогу від США, хоча пакети стануть меншими – Пентагон
冗談抜きで米国の武器支援が止まる可能性があり、ウクライナ軍は戦場の内外で厳しい現実に直面している
国防総省のサブリナ・シン副報道官は9日「資金不足でウクライナ支援パッケージの規模がどんどん小さくなっている」と述べ、議会に対して「バイデン政権が提出した緊急予算(1,000億ドル以上)を可決して欲しい」と要請した。
シン副報道官は「ウクライナ支援に割り当てられた資金(623億ドル)の95%を使い果たし、ウクライナ安全保障支援イニシアチブ(USAI=ウクライナ軍が必要とする装備、弾薬、サービスを産業界から調達する権限)の資金は0で、米軍備蓄を埋め戻す資金には10億ドルしか残っておらず、大統領権限(PDA=米軍在庫から引き出した装備・弾薬を当該国に提供する権限)の資金も少額しか残っていない」と明かしたため、支援資金の残高は約31億ドルになる。
ここから国防総省が保持している10億ドルを差し引くとPDAの口座には約21億ドルしか残っていない計算で、管理人は「ウクライナ支援パッケージの規模が以前と比べて少額(1億ドル前後)になっている」と感じていたいたが、シン副報道官も「ウクライナ支援を縮小せざるを得なかったためパッケージの規模はどんどん小さくなっている」と述べており、ウクライナへの武器・弾薬の提供量は相当絞られている格好だ。
上院は下院が可決したイスラエル支援法案(143億ドル)を阻止したものの、下院が1,000億ドルを越える緊急予算を「ワンパッケージで可決するのか」「再びバラバラに可決するのか」は不明で、連邦政府機関の閉鎖を回避するため「つなぎ予算」の審議も行わなければならず、もはや緊急予算がいつ可決するのか誰にも分からない。
約21億ドル(管理人の計算なので推定)で最低限のニーズにどこまで対応できるのか謎だが、冗談抜きで米国の武器支援が止まる可能性があり、ウクライナ軍は戦場の内外で厳しい現実に直面している。
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※アイキャッチ画像の出典:US Army photo by Capt. Cody Gallo
そら反攻もますます滞るわけだわという感じ。
とはいえウクライナが負けてロシアに成功体験与えるのは嫌だなあ。中国はそれを見ているわけで。
かつてアメリカを自国から追い出して南北統一を果たしたベトナムに対して「懲罰戦争」とかいういちゃもんで戦争を仕掛けた国があるらしいっすよ?
彼らからすればロシアが勝とうが負けようが関係ないんです。
そういえばコテンパンにのされて泣きながら武器を投げ捨てて逃げ帰ったのがありました。
ボロ負けなのに今回はこれで許してやるみたいなこと言ってましたね。
確か中・・・
むしろ米の行動を直視しているのは台湾かもです
クルド人、アフガンのガニ政権、さてウクライナはどうなるか
まあ、米国から見れたら、少なくとも金は欧州が出せよって思うでしょうね。
四天王(中国、ロシア、北朝鮮、イラン)最強の大ボスの中国相手で手一杯なのに。
中国ですら手いっぱいなところにウクライナに手を突っ込んでロシアと敵対する道を選び、自分から複数方面戦闘に突撃したのはアメリカ自身の選択なので
それは自業自得としか言いようがないですねぇ…
故安倍元総理は国内政治においては評価が分かれる方でしたが、
中国包囲網を形成する為にロシアやインドとの外交を重視するという、非常に現実的な舵取りをされていたと思います。
仰る通りです。
自衛隊が、新規募集に失敗しており、1万人兵員が足りない事が報じられています。
アメリカが、自衛隊よりも先に血を流してくれるというのは、幻想であり神話な訳ですから危機感を感じます(国内の政治情勢により後方支援のみに限定する事もありえます)。
仰る通り、安倍元首相の外交は現実的でしたね。
岸田首相は、バイデン政権に完全に追随していますが(LGBT法を見ても)、どういった展望があるのか疑問に感じる事が多いです。
欧州の優等生兼財布のドイツくんが後は何とかしてくれるやろ。
ここ最近のウクライナの劣勢はちょっと奇妙でしたので。
既に戦場への供給量自体が激減していて,前線には現状の維持と弾薬の節約が命令されているか暗黙の了解で伝わっているか、のどちらかでしょうね。
もちろん支援が再開されればまた大反攻を続けられるはずですし、支援がゼロになることは無いでしょうが。
指導部にはかなりのプレッシャーでしょう。
>もちろん支援が再開されればまた大反攻を続けられるはず
支援が縮小している期間に、アウディーイウカなどが陥落してしまうと、それすらも危うくなるのが厳しいところだと思います。その後に支援が再開されても、それまでにロシア軍に奪われた陣地や集落は戻ってこない。
本当に、ウクライナにとって11/17までにウクライナ支援予算が決まるかは敗北の瀬戸際なのではと思っています。あと1週間しか時間はありませんが・・・
確かにロシア軍が航空機を積極的に運用するようになっても、しばらくの間はウクライナ軍は善戦していた。だから膠着状態の理由は、空爆だけではないのかもしれない。
しかし空から爆撃され、弾薬まで節約しているとなると、とっくに前線は崩壊していないかな?そういう状態なら膠着状態を維持することすら、不可能になるはず。
仮に、その状態でも膠着状態を突破できないのなら、そうとうロシア軍は弱いということになる。確かに、それなら支援が再開されれば、また反攻も可能だと思う。
確かにロシア軍は、強くはないと思う。アメリカから最新式の戦闘機を提供されている国には、ロシア軍は勝てないはず。
しかし、そこまで弱いとは思えない。ウクライナ軍の劣勢の理由の過半数は、制空権をロシア軍に奪われたため、後方の拠点への空爆を阻止できないことではないかと思う。
そしてロシア軍は、航空機をほとんど失っていない。だから支援が再開して反攻を開始しても、やっぱり今回と同様にゆっくりとした展開になると思う。
空の戦いで勝たないと、根本的な勝利は得られないのではないかと思う。
好意的に解釈するなら予算を得るために不利なポーズをしている。
瀬戸際外交みたいなもんですね。
予算が通らない事も考えて節約している。
悲観的に考えるともう予備兵力が枯渇してて戦線の維持がやっと
10兆円を超える支援をポンと出すのは難しい現実。
欧米共に景気後退の懸念が高まってますし、そうでなくとも物価高の具合ですからね。
とはいえ、フリーダムコーカスの意図が大陸的な福祉論に立ってるとも思えないのでどちらかと言うとリバタリアンなんですかね?純粋なリバタリアンは積極的にトランプ系を支持できないという話も聞いたので単なるリバタリアンとも違いそうですが。
来年には支援切れで終戦してるかもね。
クリミア・ドネツクは失うが、当初と違ってウクライナの独立を担保できる。
ここまで全員よくやってきたよ。
辛いけどこのままいけばすり潰されるだけ。
何事も終わりが肝心よ。
西側兵器なら簡単にロシアを倒せる→メリトポリどころかトクマクにさえ辿り着けない
ウクライナ支援が縮小することはない→アメリカは予算が通らず、ポーランドとは関係悪化、欧州内には二つ新露政権が成立する始末
ロシアは武器が枯渇する→それどころか製造の軌道が乗り始めてる
はっきり言ってウクライナがロシアに勝つと思ってる奴は西側メディアが流布した自由主義の聖戦のプロパガンダをまともに信じてる奴だけだ。
まぁそういう奴らは今でも適当に屁理屈染みた理由をつけてどうにかなるんだと言い張ってるけど
日本人ならばアメリカとEUがいかに当てにならない無責任な連中かよく理解するべきなのにな
中露がヤクザ国家なのは周知の事実ですが、欧米は中露というヤクザと反目してる別のヤクザに過ぎませんからね。個人的には、核兵器振り回して、他国に介入する連中は揃いも揃ってまともじゃないですから、期待も何もしてません。
戦後に日本に生まれて、日本人として育っているからアメリカや西側についてるだけで本当の意味で西側諸国に期待してる人なんてそんなにいないと思いますが、どうなんでしょう?
2010年初頭あたりのEUロシアインド日本というある種理想的な対中包囲網を、
覇権国家としての地位を守りたいが故にウクライナに手を突っ込む事でぶち壊したアメリカに、世界の警察を名乗る資格など元々存在しないと感じますよ。
ロシアEUはその繋がりが深まれば深まるほど巨大な経済的恩恵を相互に得られる関係にありました。
インドはロシアを堂々と味方につけたままに対中への備えを行えました。
日本も対中への安全保障上ロシアを敵に回さずに済むことの恩恵はまた巨大な物でした。
そして残念な事に、そんな国際的に存在感のある国々が三方得する状況は、アメリカにとって悪夢でしかありません。
かつて経済的成長著しかった日本を有形無形の圧力を使って叩き潰したようにね。
自らの覇権のために世界を動かし、他者の幸運を破壊する事をを躊躇わないという意味で、中国もアメリカもなにも変わりはしません。
>はっきり言ってウクライナがロシアに勝つと思ってる奴は西側メディアが流布した自由主義の聖戦のプロパガンダをまともに信じてる奴だけだ。
ほぼ宗教だな
そういう話は外(主にX)でしたら親露派扱いされるから基本出来ないな…
仰る通りです。
西側諸国という言葉は、政治家・官僚・マスコミがよく使うトリック(言葉遊び)です。
外国首脳の支持率を見ても、支持率20%や30%のトップリーダーは多く、海外派兵・経済支援など遠い国(極東)に税金を使う決定を下せる程、政治的な体力を期待できないでしょう(一部が訓練名目くらいでしょう)。
逆の立場で考えれば、分かりやすいと考えています。
日本政府が、ヨーロッパに自衛隊派遣や軍事支援をするという話がでれば、国内問題を優先しろとお𠮟りを受けるでしょうね。
うーん、泥沼にハマってるのは欧米も一緒ですね。
ウクライナの領土の一部をロシアは割譲するってのは到底許しがたいです。当のウクライナ人もそうでしょう。百歩譲ってクリミアの引き渡しくらいが妥当な停戦条件だとは思いますがどうなるでしょう。
クリミアの引渡しも何も実効支配から正式な支配に変わるだけでロシアにとっては何も変わらんでしょう?
ロシアにとっての最低ラインは現状の支配地域を認める事ぐらいじゃないのか。ロシアが強気に出れるならウクライナは海を失い昔からの流れで首都安全の為に領土拡大の傾向があるから、ロシアとの国境沿いは最低何百キロはバッファーゾーンにしろと言うだけでしょう。
ロシアは貴重な航空戦力を、ほとんど失っていない。そして今回の戦いで、航空戦力の重要さが改めて明らかとなった。
黒海艦隊の艦船も、ウクライナが手を出せないロシア本土に移した。というかロシアにとって、黒海艦隊自体が、いくつかある艦隊の一つに過ぎない。
陸上戦力は失ったけど、戦争追行に重要な航空戦力と海上戦力は無傷に近い状態で在り、制空権はロシアが握っているし、制海権も本気を出せばロシアが取れるはず。
だからプーチンにとっては、クリミア程度で妥協する理由がない。今の状態でプーチンが停戦を受け入れるとは思えない。
本当に支援切れになったらプーチンは講和に応じないだろう
ヘルソン・ドネツク・ルㇵンスク・ハリコフの4州の完全併合とウクライナ軍の解体とウクライナの非武装化をウクライナ人が受託するなら話は別だが。
ウクライナが非武装されたらプーチンは次のステップであるオデッサまでの黒海沿岸の併合と東ウクライナの割譲へと進むのは確実だ。これらの予想はただの憶測ではない。プーチンの代弁者を務めるメドヴェージェフが発言したものだ
支援切れになってかつウクライナ軍が存続し独立を維持できる条件でプーチンと講和・終戦するためにはロシア人の血を後100万人以上流す必要がある。できれば300万人の血が欲しいところだ。
プーチンが死亡するか失脚すればハードルは遥かに低くなるがそれは僥倖に過ぎない
この手の脳内プーチンを相手取った話に当たった試しなし
プーチンは穏健派なので、仮にプーチンが死亡するか失脚したら高確率でプーチンよりも過激派が権力を握りますよ
そうなった時に事態がどうなるか現状だと想像もできません
その穏健派消したのはプーチンな気が……
欧米視点でいう「ロシア穏健派」というのは
自らの権力のために欧米に抱き込まれ、その見返りに資源をホイホイ売り渡そうとする腐敗の極みのような政治家のことを言うので
そんな政治家はプーチンでなくても居場所はないですね。
何故なら、国富を身内に流してくれる腐敗は良い腐敗ですけども、よりによって外国にそれを渡すようなやつは、権力者からすればただの外道じゃないですか?
まあ、この手の政治腐敗というのは東欧に限らず良くある話ですよ
開戦直前までプーチンにとってロシア国内最大な不安要素となる現政権への反対派や親欧米派などの団体または企業は開戦後西側による類を見ない経済制裁で欧米との経済的繋がりがとことん断ち切られ、ロシア国内の影響力が急速に低下し、生き延びるために大人しくロシア政府の政策に付き合わなければならない結果になってしまうというプーチン政権だけが得する本末転倒の話もありますね。
ナワリヌイは穏健派かな。
相当ヤバイ人みたいだけど。
パトリチェフあたりが権力握ったらもっとやばいと言う専門家もいますね
仰る通りです。
日本の報道は、間違っているものが多いですよね。
プーチンやネタニヤフよりも、もっと強硬派が政権内部や連立相手に控えているわけです。
それが厄介であり、情勢が読めず怖い所です。
欧米のいつもの感じですね
多額の借金と難民とヘイトを稼いで終わった
こりゃ欧米が滅びるのもなっとくです
先日、ロシアの凍結資産の移管についての報道が少しあったけれど。
その後の進捗はどうなのでしょうか。
米国の支援に比べれば”足し”にしかならないかも、ですが。
相手が気に入らないからと勝手に資産を没収して流用するような真似するなら西側の主張は恐怖政治と変わらんわ
うーん、ロシアの凍結資産を軍需の財源とするのは、”足し”になるかも怪しいと思います。
アメリカ議会が正式に認めてくれた予算ならば、米軍備蓄から弾薬も出せるし、軍需産業の投資にも使えるでしょうが、『後で停戦となった際に、返せと言われるかもしれない法的に灰色の資金』だと、二の足を踏むばかりで、迅速な支援に繋がらないどころか、足を引っ張る可能性が高いかと(別系統の資金が混ざることによる、会計処理の複雑化のリスク)。
なるほどです。
ご教授ありがとうございます。
眉唾と思っています。
数百年・1000年単位で、その国・民族を敵に回す事に繋がります。
外国の利益のために、そんなリスクを取る意味がないという結論に落ち着くのではないでしょうか。
近い将来?の講話条件次第なんでしょうね。きっと。
講和条件で、ウクライナ譲歩をすることも無いと思いますが。
なにしろ、被害がすごいでしょうから。
国土を戦場にされ、国民を虐殺され、戦場になった都市は更地にされ、
全国のエネルギーインフラを壊滅させられ、工業を破壊されているのですから。
地雷や不発弾の処理費もすごいでしょう。きっと。
こう考えると、ロシアは、勝つまで戦わないといけないのかな。
凍結はまだしも、「預けられている他人の資産を預かっている側が勝手に奪って使う」とその時点で「金融機関としての信用度がゼロになります」から、そんな国の銀行へ支払い手段としてですら置いておく人間は居なくなりますので、金融機関としてはダイナミック自殺行為そのものでしかありません。
もっとも「アメリカ国内法」には「アメリカがその国の政府だと認めていない国の資産は、その政府のモノだと認めない」というものがあり、タリバン政権を認めていないバイデン政権は、アメリカの傀儡政権時代のアフガニスタン政府がアメリカの銀行に持っていたアフガニスタンの資産を勝手に運用して利鞘を稼いでいるそうなので、
リンク
何かやらかす恐れはあるかもしれません。
なるほどです。
ご教授ありがとうございます。
・・ま、まあアメリカからの支援が完全に止まったとしても、すぐに前線のウクライナ軍部隊が弾切れになるわけではないでしょうが、そのうちに全く砲弾の補給が途切れ、最後の砲弾の一発を撃ち尽くすような部隊が続出するかもしれません。
その場合、旧・ソ連軍の武器を装備する部隊よりも、西側兵器を装備する部隊の方が弾切れは早い、先に弾切れするかもしれません。152㎜砲弾よりは155㎜砲弾の方が先に弾切れになるかもしれません。
そうなるとゼレンスキー大統領が抗戦の意思を捨てなくても、現地で勝手にロシア軍に投降するウクライナ軍部隊、ウクライナ兵が増えるというようなことも予想できます。NATO軍が撤退した後のアフガニスタン政府軍もそうでした。
ウクライナは戦争の結果に応じた交渉姿勢を取るべきです。南部四州およびクリミヤのロシアへの割譲を受諾すべきだ。
この戦争で世界中の国々が迷惑を受けている。終わらせる責任がウクライナにはあるのです。
終わらせる責任があるのはロシアですよ。
国際法ではいかなる理由があろうと侵略戦争は許されないのです。
当たり前の事実を認識しないと、話が進みません。
>国際法ではいかなる理由があろうと侵略戦争は許されないのです。
イスラエルが“戦争”を宣言して1ヶ月で1万人以上を殺すガザ侵攻を始める前ならば、そう言えたのですがね・・・本当に、当たり前の事実を認識しない限り、ガザ停戦も話が進みません。
“いかなる理由があろうと”ならば、ハマスによる奇襲があったとしても、懲罰的なガザ侵攻は国際法上で許されない。しかし、米国は安保理で拒否権を発動し、イスラエルの「自衛権」の範囲内であると言い続けており、イギリス、フランス、ドイツ、カナダなども同調した。
今のイスラエルを非難しないのであれば、「自衛権の範囲であれば人道を配慮した限定的な侵略戦争は許容される」とメッセージを発したも同然。
最大の問題は、安保理の常任理事国が互いに「自衛権」を盾に侵攻を容認させようとしていることだと考える。
ウクライナに責任なんてある訳ないだろう。一方的に侵略されたのに、一体どんな責任があるというのだ?
この戦争が世界中の国々に迷惑をかけているのは事実だ。しかし、その責任は全てロシアにある。
そしてウクライナが降伏したら、プーチンはバルト三国への侵攻を開始する。バルト三国もウクライナと同様にロシア領だった歴史があり、そしてウクライナよりも軍事力が乏しい。
だからプーチンが見逃す訳ない。そしてバルト三国への侵攻が開始された場合は、もう国際社会は予測が付かない最悪の状態に陥る。
ウクライナ批判が出ると猛烈にいきり立ってくるな
論理も飛躍しすぎて無茶苦茶
と貴方がどれだけ騒ごうが理論的に反論せずお気持ち表明している時点でなんか騒いでるな〜と捉えられて終わりですよ。批判するなら一緒に理由も言いましょう。
岸田首相や日本政府高官は、アメリカが支援が縮小した時に、ウクライナ戦争をどのように見込んでいるのか国民に説明すべきです。
ウクライナ独力で、どの程度戦う体制を整えられたのか。
ドローンなど西部の工場建設は進んだ一方で、ハリコフなどの戦車工場は厳しいという話も出ています。
アメリカの援助再開の見込みはあるのか、アメリカ大統領選挙後の情勢変化により、どういう事を見込んで準備しているのか何の情報も出さないですね。
ウクライナ経済財政の現状、今後の周辺国の見込みについて、日本政府はもっと分かりやすい情報を出すべきではないでしょうか。
ハリコフは前線に近過ぎて、稼働したら各種空爆の雨あられではないかというのが、まず一つ。
および既存の設備は全部T-72系列の生産設備なので。今更びっくり箱を頑張って作ってどうするんだ、という問題と。
そもそも主砲の弾薬の規格が120ミリか125ミリで混乱の原因になっており。西側の援助で今後戦っていくのに125ミリ砲を増やすのか、という問題があり。
なかなかどうにもならないですよ。
じゃあ来月からラインメタル互換の120ミリ滑腔砲を作るか、ってそんなことが出来れば誰も苦労しないわけで・・・
ここに投資するにも悩ましい問題が山積みですね。
仰る通りです。
ハリコフ地下に、全地下学校建設がスタートしており、子供を含めて都市機能を維持する国家方針なんですよね(国策ですが、とても難しい判断です…)。
弾薬や戦車の規格をどうするのかも、非常に難しい問題ですね。
砲身製造に、特殊鋼や鍛造設備の投資が必要でしょうし。
場所(西部・中部・東部)、予定地(線路沿い・海沿い・道路沿い)、規模・予算など、投資判断が本当に難しいですよね…
7月頃にライメタル社がウクライナに
戦車工場を建てると言っていましたね。
続報ないけれど、どうなったのかな。
もし実行するなら、砲身もラインメタルでしょうから、
順次に120mm砲に統一では。
工場が出来るのはハルキウではないでしょう。きっと。
ウクライナの窮地を嘆いてる日本人多いけど、アメリカにはさっさとウクライナなんて損切りして本丸の中国に対して本腰入れてもらわないと困るんですけどね
別に東欧の農業国がロシアに乗っ取られたところで痛くも痒くもないし、日本にとっては台湾有事が喫緊の問題なんでアメリカの関心が東アジアじゃなくて東欧や中東に向けられていること自体がリスクと思うんですが、こう考えるのは自分だけなんですかね?
台湾有事が起きるというのは、日本がポーランドの立場になるって話ですよ。膨大な台湾人難民を受け入れつつ、膨大な戦費を負担しつつ、無償であらゆる物資を供出させられ。
アメリカが台湾有事を諦めてくれればそれに越した話はありません。遠くの戦争はカネになるが、近くの戦争はノーサンキューでふ。
だからこそ、アメリカの豊富な軍事プレゼンスで、台湾侵攻の事前抑止に努めるべきで、
ウクライナでアメリカの余剰軍事力が擦り潰された今こそが、台湾に攻め込むまさに絶好のチャンスじゃね?と、中国に期待を持たせるべきでは無いでしょう。
台湾への余力を擦り潰してまでアメリカがウクライナ肩入れするのは、少なくとも中国目線では、「最後までアメリカ肩入れしてすごい→台湾止めとこう」とは、見られませんよ。
中国に本腰入れてほしいなら、米民主党も損切りしたいね。
米民主党は言行不一致で信用できない。中国と争う気が全く感じられないから。
トランプでもいいから、米共和党に政権取ってもらわないと。
ドイツの動向次第かと
米国はなんだかんだで支援を継続するが今後何年も主導するつもりはないでしょうし
最大の関心ごとはやはり中国をどう抑えつけるかでしょう
欧州の主要国は簡単には引き下がらないと思いますよ
停戦を促したところで自国に安価なロシア製ガスがかつてのように使えるわけでもないので払ったコスト分の代償は相手にも取らせるでしょう
ドイツの最大の経済的メリットは、「NATO各国をなだめかして、なんとかロシアからの天然ガス輸入を復活させる。」が最大の果実となり、ロシアと対立全ツッパしても、経済的にメリットが出る見込みが将来に渡ってないので、どこかのタイミングで、いつもの「ロシア推し」に戻ると思いますぜ。世論の風向きを見ながら。
それが政治というものです。
ウクライナへの支援に反対している人たちは、目先のことだけ考えて20年先の未来を軽視している人たち。ウクライナ支援を支持している人たちは、20年先の未来を重視している人たち。
半世紀以上も先のことを考えるのは馬鹿げているけど、20年先のことは重視するべき。その頃にも、大抵の人間は生きているのだから。共和党の政治家たちも、ほとんどは生きているはず。
ネタニヤフと習近平は、まだ行動に合理性が見い出せる。国際世論というものが存在しない世界なら、そういう世界線での話なら、ハマスを壊滅するためにはネタニヤフの行動は正しい。ウイグルとチベットの土地を完全に利用するためなら、そこを中国化するのが手っ取り早いので、習近平の行動は善悪を無視すれば正しい。
しかしプーチンの行動からは、そういう理屈を見い出せない。どういう理屈が頭の中で動いているのか不明だから、放置した場合の国際社会全体への悪影響が予測できない。
ネタニヤフと習近平は放置しても、ガザやヨルダン川西岸地区、ウイグルやチベットだけの問題で終わる。しかしプーチンは放っておくと、ロシアとウクライナの関係で終わらなくなる。
前の記事に、ロシアはイスラエルと比べると甘いというコメントがあった。軍隊としてはその通りかもしれないけど、指導者の危険性ではネタニヤフよりプーチンの方が数段上だ。
識者はプーチンを本物の狂人だと述べるけど、今のところはプーチンの行動は、その解釈と矛盾していない。その場合は、交渉に基づく停戦など全く成り立たない相手ということになる。
習近平は放置しても台湾は全く問題ないと考えてるのですか?
イデオロギー的にどう考えても危険だと思うのですが…。
また、ネタニヤフのやり方は全く合理的ではありません。
ハマスを壊滅させるには220万人を皆殺しにするか、パレスチナと協力して穏健派を育てるかのどちらかです。
住民と分離できない状況で数万人殺したところで、ただ恨みを買ってハマスのリクルートの手助けになるだけです(これはここの昨日の記事でも指摘されています)。
今のガザ北部に残る大量の住民に困っている様を見れば、ネタニヤフに絶滅戦争をする覚悟がないのは明らかです。
実に中途半端で、合理的でないと思います。
>習近平は放置しても台湾は全く問題ないと考えてるのですか?
習近平は状況を見て判断しているようだ。だから台湾に侵攻したらアメリカが動くと思っている限りは、侵攻を決断しないと思うけど。
放っておいても問題が無いとは思わない。しかし台湾進攻を防ぐためには、アメリカが動くと習近平に思わせることが重要だと思うけどね。
>住民と分離できない状況で数万人殺したところで、ただ恨みを買ってハマスのリクルートの手助けになるだけです
とりあえずは地下の拠点と、それを結ぶ地下トンネルだけでも、完全に潰したいのだろう。これを破壊すれば、当分の間はハマスの力を大きく削げる。
それとパレスチナと協力して穏健派を育てるというのは、正論ではあるけど、あくまでも理想論だ。あの記事は典型的な、絵に描いた餅だよ。
>ネタニヤフに絶滅戦争をする覚悟がないのは明らかです。
ガザ地区はイスラエルの領土ではなく、あくまでもパレスチナ自治政府の一部。自国領外で絶滅戦争をするのは、それこそ常軌を逸した行為だ。
残念だけど(ロシアだけ相手してりゃ良い訳じゃないから)ね、(ウクライナから手を引いても)仕方ないね
アメリカが新たな負担なしに中国の圧力に対抗しロシアを背後から牽制してウクライナに注力する方法がある
日本に核武装させることだ
そろそろ潮時でしょ?
ウクライナも充分反抗したし、援助切れで負ける言い訳はできるだろうし
西側諸国がそう思っていても。
当のウクライナの民衆が許しませんよ。
ウクライナ国内はメディアをしっかり大統領府が握っていてウクライナ戦争の情報発信はウクライナ連戦連勝の大本営発表で塗り潰されていて。
ウクライナ人は、もうすぐロシアに勝ってEUに入るって思ったんですから。そりゃ世論調査で戦争継続派が70%にもなるわけです。
もう政治的にゼレンスキー大統領には戦争を止めるという選択肢は無いんです。行き着くとこまで行かないと、この戦争は終わらないですよ。
これ、国民が気付いたら、ゼレンスキーを国民が打倒して、ロシア軍を歓迎する2月11日+72時間、あるで。