ウクライナ戦況

アウディーイウカの戦い、クラスノホリフカ南西の高台を失った可能性

ウクライナ国防省情報総局は24日「ロシア軍は占領地域に40万人以上の戦力と大量の装備を持っている」と述べて複数の地域で攻勢が続くと示唆、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「クラスノホリフカ南西の高台を失った可能性がある」と言及した。

参考:Россия сосредоточила в Украине более 400 тысяч солдат – ГУР

ロシア人もウクライナ人も高台を占領した(失った)と言及している点が興味深い

ウクライナ国防省情報総局(GUR)のユーソフ報道官は24日「ロシア軍が占領地域に展開させている戦力は40万人以上で、この数字は複数の前線で作戦を行うのに十分な数だ。装備もロシア領内でモスボールされていたものが前線に運び込まれているため占領地域には大量の武器がある。2022年2月のようなシナリオが再び繰り返されることはないものの幾つかの地域で攻勢を維持するだろう」と述べ、アウディーイウカ方面やクピャンスク方面の攻勢は今後も続くと示唆した。

出典:GoogleMap アウディーイウカ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「アウディーイウカ方面のロシア軍がクラスノホリフカ南西の高台を占領している」「ロシア軍がクラスノホリフカ西の鉄道ラインに近づき足場を築こうとしている」と主張していたが、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも23日「敵は装甲車輌の使用を止めてソ連軍のように兵力で圧倒してきた。クラスノホリフカ付近の状況は非常に困難で高台は数日前に失われた可能性がある」と報告した。

上記の戦況マップはDEEP STATEが主張するロシア軍の前進を反映させたもので、ウクライナ軍の自爆型ドローンがロシア軍兵士をで攻撃した映像を提示し「高台から1km足らずの地点でロシア人がのんびりと過ごしている。残念ながら敵がこの地域で前進していることを示す証拠だ」と主張しているが、まだ高台を失ったことを示す視覚的な証拠は登場していない。

DEEP STATEも「(高台を失ったと戦況マップに反映させるのは)正確な情報を待ってからにする」と語っているものの、ロシア人もウクライナ人も高台を占領した(失った)と言及している点が興味深く、アウディーイウカ軍政当局のバラバシュ長官は「ロシア人は損害は甚大なのに攻撃を止める様子がなく狂ったように押し寄せてくる」と述べたが、DEEP STATEも「敵は損害の多さを顧みることなく歩兵を投入し続けている」と述べている。

関連記事:ウクライナ軍、ロシア軍は損害を被っても狂ったように押し寄せててくる
関連記事:ウ軍はドニエプル川左岸に上陸、ロ軍はアウディーイウカ南郊外の防衛ラインを突破
関連記事:ウクライナ軍のザルジニー総司令官、ATACMSの発射シーンを動画で公開
関連記事:シルスキー大将、ロシア軍が再編を完了してクピャンスクで攻勢を開始

 

※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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コメント

    • TA
    • 2023年 10月 24日

    203高地かな
    ハンバーガーヒルでもいいけど
    どちらも傑作です

    2
    • セプテンバー
    • 2023年 10月 24日

    鉄道使えなくなったらここは厳しそうだな
    バフムトのように主要道路が通じてないし後方兵站拠点となる他の市街地と離れすぎ。

    16
      • 拓也さん
      • 2023年 10月 24日

      バフムトは近くにチャソフヤールやイワニフカ、後方にはコンスタンチノフカなどがありましたがアウディイーウカ周辺には都市がほとんどないのが痛いですね。大都市ドネツクが近くにあるロシア軍とは兵站面の差が著しいものとなっていそうです。

      16
    • 分析
    • 2023年 10月 24日

    ウクライナの南部攻勢では、機甲部隊の突撃がロシアドローンによって観測されつつ地雷と砲撃で破砕されましたが、特殊部隊がロシア塹壕に侵入しロシア兵を一掃するような動画に代表されるように、ドローンでも観測しきれない歩兵による地道な浸透作戦で成果を上げました。
    恐らく今のアウディーイウカも同じ状況ではないでしょうか。
    装甲車を沢山破壊したが、ロシア歩兵が押し寄せてくるというウクライナからの報告とも整合します。
    この場合常に敵兵を掃射し続ける弾薬が防衛の鍵になりますが、アウディーイウカの補給路が遮断されかかっており、ウクライナ軍の弾薬不足が懸念材料ですね。
    どれだけ要塞でも弾がなくなれば落ちます。

    22
      • たむごん
      • 2023年 10月 24日

      仰る通りです。
      ウクライナ軍は、ロシア軍の戦車・装甲車撃破に何度も成功していますが、それだけ弾薬を消耗している事になります。

      残弾や補給路を維持できるのか、気になりますね。

      10
    • ar
    • 2023年 10月 24日

    正直ウクライナもロシアも最善の戦力を以てしても押し切れないことが確定したんだから現状ラインで停戦すりゃいいのに

    7
      • メイン
      • 2023年 10月 24日

      きみの国が同じような状態に陥っても、きみは同じことを言うのかい?

      58
        • kaaa
        • 2023年 10月 24日

        停戦か継戦はウクライナ人が決めることではあるけど
        領土に対する通念も歴史も異なるわけだから我が国に置き換えては考えられないかな

        17
        • 774
        • 2023年 10月 24日

        この言い分は降伏論に対する反論によく使われるけど、彼らは状況が悪くなった場合を想定しているのでしょうか?
        例えば8/15に降伏を受け入れず本土決戦が起きていたら?
        例えばソ連と講和をせずカレリアどころかヘルシンキまで占領されたら?
        同じ降伏でも、余力を残した上での降伏と再起不能になってからの降伏ではまったくの別物です。
        もし1年早く停戦できれば、その1年を国内の復興や国土の強化、西側との外交に専念できます。
        でも1年遅く停戦したら、その1年は復興もままならず多くの国民が犠牲になり、西側の顔色を伺う事しかできないです。
        戦争が始まって1年半が過ぎ3年目に突入するかもしれません。
        その間国内の産業やインフラはボロボロ、小麦でも東欧との問題を抱え、働き盛りの若者は戦場で消費される。
        私は抵抗する事が悪いとは言いませんし、降伏する事が悪いとも言いません。
        大事なのはタイミングと見極めです。
        しかし徹底抗戦を掲げてタイミングを見誤るのは健全とは思えません。

        23
          • ahoge
          • 2023年 10月 24日

          ロシアの主張する停戦の条件には戦後のNATO加盟禁止が入ってくるだろうからなあ……。

          23
          • ななし
          • 2023年 10月 24日

          例に出している太平洋戦争にしろ冬戦争にしろ、「もうだめだ、形勢も決まってこれ以上やっても致命的な損失にしかならない」というとこまで押し込まれてからの講和だよ。
          状況が悪くなった場合を『想定』どころか『確定』した状態で、もう状況はこれ以上好転することはないとはっきりした後だからね?
          少なくとも外野から見てる限りはまだウクライナはそこまでいっている状況ではない。今現在使う例としては不適切。
          まだなんとかなる範囲であれば、講和するにしても敵に少しでも有利な条件を突きつけられるだけの戦果が欲しいしそのための南部攻勢でもあったはず。
          タイミングを見極める、というのであれば少なくとも今じゃないとなるのが主流意見になると思うけど。

          22
      • kame
      • 2023年 10月 24日

       まあ、第三者視点で考えるなら現状ラインでの停戦は比較的合理的なんですよね。
       第一の支援国であるアメリカがイスラエル及び台湾への支援という重荷を課せられている状況では、ウクライナ支援が先細っていく可能性もありますし、アメリカ下院の反応や状況を見ても、今後、戦況を変えられるほどの予算案が通貨が通過するとも考えにくい。欧州圏の国がアメリカが支援してきた部分を補強してくれる事が可能なら、継戦も可能でしょうけど現実的とは言えない。
       ロシア側も長期の戦争に対応するように動いてはいるが、経済面の悪化が目立つ訳で中国・第三国ルートからの支援にも限度があるし、今更ウクライナ全土の占領が出来るとは考えてはいない筈だから、東部四州プラス南部のマリウポリ含めた占領地確保で停戦位が一つの落とし所としては内外に示しがつけれる。
       両国が納得するのが大前提ではあるが、お互いに将来的なヴィジョンを何も考えていないとは思えないので、何か政治的・軍事的に重要なイベントを終えたら、あっさりと終戦となる可能性はあると思いますね。

      9
    • 2023年 10月 24日

    (どうしてコミュニティの名前がよりにもよってディープステートなの…)

    23
      • 拓也さん
      • 2023年 10月 24日

      ウクライナ側で最大手と言える情報源なのに名前のせいで勘違いされやすいのがね…

      11
    • たむごん
    • 2023年 10月 24日

    戦争は、政治・外交の延長とは言われますが。

    政治目標が第一になれば、前線部隊にとっては悲惨な事ですね。
    それでも進んでいくのは、数の力は重大な脅威だと感じます。

    戦争において、政治体制・東西文化の違いは、こういうものなのかと考えてしまいますね。

    6
    • 名無し
    • 2023年 10月 24日

    祖国防衛中のウクライナはともかくロシア側の士気の高さが本当に謎です。
    国民性なのか、教育の成果なのか…

    3
      •  
      • 2023年 10月 24日

      薬だよ

      19
      • ななし
      • 2023年 10月 24日

      シンプルに終始優勢だからなんじゃないの?

      19
      • キム
      • 2023年 10月 24日

      その理屈なら中国や南方に侵攻した日本兵の士気も低かったことになるぞ

      15
      • 未来日記
      • 2023年 10月 24日

      これまで一体何をみてきたのか?
      DPR兵には祖国解放の戦いなのでは?

      27
        •  
        • 2023年 10月 24日

        この人一言多いね。
        嫌味抜きで答えられない人なのかな。

        16
    • 名無し
    • 2023年 10月 24日

    プーチンにとっての勝利条件は、ウクライナへの西側の支援を断つ、もしくは減少させること。

    そのための方策としては、領土奪還が一向に進まないと西側諸国に思わせることもある。

    領土奪還が進まない=これ以上の支援は意味がないと西側諸国に思わせれば、そしてそれが支援の縮小につながれば、それでいい。

    よって、ロシア人の若者の命をいくら消費しようとも、ウクライナの前進を阻止できればそれでいい。(押し返せればなおも良し)

    帝国主義時代の日本もそうだったが、人命の消費をものともしない戦術は、時にその国のポテンシャルをはるかに超える結果を生み出すから、強いねえ・・・・・。

    (特にロシアには、まだ消耗するための人材が豊富にある・・)

    しかしまあ、防衛戦争でそれをやるならまだ消費人材の積極登用もしやすいだろうが、今回のロシアの場合は侵略戦争だからなあ・・。

    突然緊張の糸がプチっと切れるかもしれないし、ロシアが非道になればなるほどロシア有利になるが、諸刃の剣にもなるし・・。

    今んとこ考えられこの先のシナリオが、①ロシアの我慢勝ち、②ウクライナ、ロシアの共倒れ、③ロシア国内の暴発(数字は一番低いがいつ破裂するかは未知数)・・くらいの順番かねえ・・・・?

    4
      •  
      • 2023年 10月 24日

      他の記事についた他の人のコメントを見てても常々思ってるけど、脳内のプーチンを相手に敵の軍事作戦を語るのはいい加減やめた方がいいと思うよ
      なんの根拠も生産性もない

      34
        • 名無し
        • 2023年 10月 24日

        ロシアの勝利条件が不明過ぎて戦略の語りようがないですな。

        11
          • 名無し
          • 2023年 10月 24日

          >ロシアの勝利条件が不明過ぎて戦略の語りようがないですな。

          ウクライナ戦争への、西側の関心(干渉)を減らす、もしくは無くすことですかね。

          これである程度は十分なのでは?

          ウクライナにとっての絶望的なシナリオが、このへんだと思いますし。

          そのための『努力』は、プーチン・ロシアは惜しまないでしょう。

          まあ勝利条件というよりかは、勝利のための条件ですかねえ・・?

          4
        • 名無し
        • 2023年 10月 24日

        ここのコメントの大半はなんの意味もない便所の落書きですよね
        生産性の欠片もない
        ここの書き込みが戦局に何某かの影響を与えるわけでもないのに

        9
      • けい2020
      • 2023年 10月 24日

      ロシアという「国家」には戦争をする理由もメリットも無いですからね、
      デメリットならいくらでも出てきますが
      国家理性から必要性があって戦争してるわけでは無いと思います

      プーチン(プーチン一派)にとって必要なだけで、それすらロシアの近い将来を生贄にしてる
      プーチンの寿命10ー20年ロシア持てばという判断でなら、行動原理がある程度推定出来るかもです

      9
        •  
        • 2023年 10月 24日

        そうですね。
        プーチンは第一歩目を踏み出してしまったから、何が何でも自分が生きているうちはウクライナに負けてない体が必要なのかもしれませんね。

        3
    • a
    • 2023年 10月 24日

    ベトナム戦争のアメリカと違って一向にロシアが負ける気配がないな
    権威主義国家の強みが出てるわ

    11
      • panda
      • 2023年 10月 24日

      強権により国民を抑えつけて国家資源を戦争に一極集中できるのは手強いですね
      一切羨ましくないし、そのような国に未来があるとも思わないけど

      30
        •  
        • 2023年 10月 24日

        ウクライナの話だろうか…

        18
          • a
          • 2023年 10月 24日

          ウクライナはベトナム側でしょ
          そうせざるを得ない状況

          14
          • panda
          • 2023年 10月 24日

          ロシアの話ですね

          8
      • 鼻毛
      • 2023年 10月 24日

      なおアフガニスタン侵攻

      15
    •  
    • 2023年 10月 24日

    ウクライナ寄りのDeepStateUAが「数日前からの」高台の喪失の可能性を語ったのは興味深いね
    大規模な攻撃のタイミングから考えると結局RYBARの初報で合ってたんじゃないか?
    まあ本来先鋒の位置の視覚的証拠なんて公開して軍事的にいいことなんて1ミリもないわけで、宣伝戦の側面があって自らそれを公開しているウクライナの側の攻撃と普通に隠してるロシアの側の攻撃では証拠の見方も同じようにはいかんわな

    11
      • panda
      • 2023年 10月 24日

      Rybarの初報は誤りなのは確かだと思います
      特に鉄道路線の突破については路線の西側に砲撃痕が存在しない事が衛星画像から明らかになってます

      18
    • ドネツク国際空港
    • 2023年 10月 24日

    アウディーイウカは長年ウクライナ軍によるドネツク市街への無差別砲撃の拠点として機能してきたからここを落とすのは元DPRにとっては悲願だろう。なので士気が落ちないんだと思われる。

    30
      • 未来日記
      • 2023年 10月 24日

      ですね。
      ウクラ応援団はなぜそんな基本的なことが分からないのだろう?

      25
    • bbcorn
    • 2023年 10月 24日

    東部はこれでいいでしょ。
    多少取られてもロシア軍を削られりゃいいんだから。
    冬が来る前に削れるだけ削っておけばいい。

    8
    • 名無し
    • 2023年 10月 24日

    テリコン陥落はもう少し時間がかかるのではと予想していました想像以上に早く落ちました、いや既に落ちていたのでしょうか?

    個人的にはアウディーイウカもバフムトの様に長期間掛かる絶望的な消耗戦になるのではと思っていたのですがバフムト攻略時はまだウクライナの装備兵員に今よりは余裕が有り補給路も通じていました

    今回は主作戦であるザポリージャ戦線に戦力をメインに振らなければならない中での防衛戦であり且つ補給路も脆弱となるとバフムトの様に長期間持ち堪えられない可能性も出てきましたね…

    6
      •  
      • 2023年 10月 24日

      >主作戦であるザポリージャ戦線に戦力をメインに振らなければならない中での防衛戦

      ロボチネにいたの西側装備の47機械化旅団を引き抜いてここに投入したからトクマクは諦めたんじゃないかな

      11
    • 未来日記
    • 2023年 10月 24日

    鉄道制圧されたらアウディーウカ余り長くもたないよ
    東から伸びてる道路はそろそろ泥濘期が始まって使えなくなるだろう
    ウクラ軍は逃げ出すこともままならなくなるんじゃないか?

    9
    • TKT
    • 2023年 10月 24日

    まず攻撃を続けるロシア軍に損害が出ないわけはもちろんないにしても、甚大であるとか、狂ったように、というような表現はウクライナ軍の主観的な表現であり、実際にどんなもんかはそういう表現ではわからず、明らかなのはロシア軍が前進し、ウクライナ軍が退却しているということだけです。

    「狂ったように突撃してくる」
    といいますが、日本軍だろうと、アメリカ海兵隊だろうと、陸上自衛隊だろうと、歩兵が吶喊を上げて突撃するときに狂ったようになるのは当然のことであり、野戦における突撃などは正気でできるものではありません。

    狂ったように突撃してくるロシア歩兵を阻止できないのは、おそらくウクライナ軍の砲弾が不足している、反攻作戦で砲弾を大量に消耗してしまったためでしょう。この先、アメリカ軍の砲弾はウクライナ軍にではなく、ガザ地区に侵攻するイスラエル軍に優先的に回される可能性も大きいのです。

    15
      • NHG
      • 2023年 10月 24日

      そういう話ではなく、一日に68両(OSINT調べ)以上の各種車両を失っても攻め寄せてくる戦術を1週間継続していることに対してのネガティブ評価が「狂ったように突撃してくる」で、宇軍でたとえるなら反攻作戦開始直後のようなレオ2やブラッドレーが一方的に破壊された状況を修正することなく1週間続けてやり続けてるようなもの。
      露軍の部隊運用がもうちょっと巧妙だったらそんな評価されませんよ

      32
        • panda
        • 2023年 10月 24日

        衛星画像の分析によればアウディーイウカ方面でのロシア軍の損失は100両を超えてますね
        さすがに損耗が激しすぎたのか徒歩攻撃が主体に変わっているとの事ですが

        19
        •  
        • 2023年 10月 24日

        後退の言い訳にしか聞こえないが
        機甲部隊を先鋒にして最後に歩兵で制圧するって普通のことだし
        補充のきかない西側装備のウクライナと違ってロシアは自前で新規生産も修理も山程数揃えられてるわけで、そりゃ許容度も違いますわ

        17
          • NHG
          • 2023年 10月 24日

          戦争やってる限り損害は出るものだけど、先鋒の機甲部隊の損害を抑えるために航空支援や砲撃支援をするというのが定石とされてるし、それができず損失がいたずらに増えるとなればウクライナ軍が南部でやってるように歩兵(とドローンによる遅々とした攻略)主体に切り替えるとかやりようはあったと思いますね。

          あと損害の許容度が違うというけど、総兵力はロシア軍のほうが少ないんだからギャンブルのような突撃をロシア軍が繰り返すのは本来なら矛盾してると思います。だから「狂ったように突撃してくる」という表現に自分は疑問を感じないです。

          6
            •  
            • 2023年 10月 24日

            結局激戦地でありこの戦場の要地である高台の攻略に成功してるけど負け惜しみにしても苦しいわ

            8
      • ヤギェォ朝
      • 2023年 10月 25日

      貴方の世界線では、いっつもウクライナ軍の弾薬が枯渇してるんですが、現実世界では一体いつになったら枯渇するんですかね?

      5
    • 航空太郎
    • 2023年 10月 24日

    秋の大攻勢が始まった当初から、食料供給が途切れてると言われていたので、兵站線が細く、弾薬消費ペースが早過ぎて補給が追いつかなくなっていたのかもしれませんね。包囲されて壊滅する前に上手く後退するか、増援に駆けつけて貰いたいところです。

    取られてもトカマクのように取り返していけば良いのですから。それより兵の補充に難のあるウクライナ軍は人員の消耗を抑えるべきと思います。

    ……しかし、ロシアの損害度外視の攻勢は恐ろしいですね。何がここまで士気を維持させているのか。

    5
    • lang
    • 2023年 10月 24日

    多大な犠牲出しても前進できるロシアと前進できないウクライナの謎

    14
      •  
      • 2023年 10月 24日

      ロシア軍が増援送り込む前に、反転攻勢用に供与された重装備全部溶かす勢いで突っ込んでたらメリトポリにワンチャン到達できたかもしれん。
      攻勢初期のあまりの損害にビビった参謀本部が戦力を小出しにするようになったため、戦力の逐次投入という負けパターンに入ってしまった。

      8
    • ななし
    • 2023年 10月 24日

    ここまでくるとロシアもドネツク完全開放は想定してないだろうし、目の上のたんこぶであるアウディーイウカをバフムート同様なんとしてでも奪って停戦ラインにしたい思惑があるのかな
    最悪ウクライナの目標である南岸ラインを失ってでもドネツク周りは確保したいというのはあるのかもしれない
    すでに半包囲状態ではあるから犠牲さえ考慮しなければ…敵の弾丸補給を上回る鉄と肉壁の突撃の連続さえ可能ならば…奪うだけならなんとかなりはするだろうし

    にしてもこれと同じことを中国がやる可能性があることも考えると暗澹たる気持ちになるな
    縦深のない台湾で犠牲顧みない突撃をやられたらと思うと

    7
    • kitty
    • 2023年 10月 25日

    ロシアにモスボールなんて管理体制があったことに驚きですよね。
    古い原潜よろしく、放置されているのかと思った。

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  3. 欧州関連

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  4. 軍事的雑学

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  5. 中国関連

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