ロシア軍は29日朝にウクライナに対する大規模なミサイル攻撃を開始、大統領府顧問を務めるオレクシイ・アレストビッチ氏は「ロシア軍が何回かに分けて100発以上のミサイルで攻撃してくる」と警告している。
参考:Силы ПВО Украины сбили более 420 ракет и 430 дронов с сентября
参考:Арестович о ракетной атаке: ожидается 100 ракет в несколько волн
参考:По всей Украине – воздушная тревога
ロシア軍が何回かに分けて100発以上のミサイルで攻撃してくる可能性がある
ウクライナ空軍司令部は28日「エネルギーインフラに対する9月11日の攻撃(ロシア軍のインフラ攻撃は10月10日の大規模攻撃が初めてではなく、ハルキウ州の火力発電所に対する9月11日の攻撃が初めてだと空軍は主張)以来、420発以上の巡航ミサイルと430機以上の自爆型ドローンを撃墜した」と明かしていたが、再びロシア軍は29日朝に大規模なミサイル攻撃を開始した。
現時点でキーウ、ポルタバ、リヴィウ、ハルキウ、オデーサなどで爆発音が確認(着弾した爆発音なのか迎撃されて爆発した音なのかは不明)されており、大統領府顧問を務めるオレクシイ・アレストビッチ氏は「ロシア軍が何回かに分けて100発以上のミサイルで攻撃してくる可能性があるためシェルターへの非難を疎かにするな」と警告している。
因みに米国が提供を発表したパトリオットシステムの配備時期は「6ヶ月以内(クレバ外相談)」で、ゼレンスキー大統領は26日「現在も停電が続いて約900万人の国民が電力供給から切り離されている」と明かしており、ウクライナ軍の整備部隊も「停電が毎日発生して作業に遅れが出ている。発電機を使用しても修理に必要な機器を全て動かすことができない。これがプーチンの狙いでロシアは理由があってインフラを攻撃している」と述べている。
29.12.22. Над усією 🇺🇦 більше 120 ракет, випущених «злобным русским миром», щоб зруйнувати критичну інфраструктуру і масово вбивати цивільних…
Чекаємо на чергові пропозиції від «миротворців» про «мирне врегулювання», «гарантії безпеки для Росії» і про небажаність провокацій…— Михайло Подоляк (@Podolyak_M) December 29, 2022
追記:大統領府顧問を務めるミハイロ・ポドリアック氏はロシア軍が120発以上のミサイルを発射したと明かしており、これが事実なら過去最大規模(11月15日100発以上、11月24日70発、12月9日70発)の攻撃だ。
関連記事:ウクライナのクレバ外相、パトリオットシステムの運用開始は6ヶ月以内
関連記事:ウクライナ軍が鹵獲した2,000輌以上の戦車や装甲車、大半が役立たず
関連記事:ロシア軍が多数の巡航ミサイルを発射、ウクライナ全土に空襲警報が発令中
関連記事:今月15日に次ぐ規模、ロシア軍が70発の巡航ミサイルでウクライナを攻撃
関連記事:ロシア軍が再びウクライナに大規模なミサイル攻撃、停電が広範囲で発生
関連記事:破壊されるウクライナ経済、ロシア軍の攻撃で500万人が職を失う
関連記事:ロシア、制裁の影響下で弾道ミサイルや精密誘導ミサイルを288発製造
関連記事:暗闇に飲み込まれるウクライナ、新たなインフラ攻撃をロシア軍が準備中
※アイキャッチ画像の出典:Ministry of Defense of Russia
どこよりも情報早いですね!(ありがとうなのですが、ウクライナにとってはやるせない)
120発、過去最大とは・・・例の空軍基地がやられなかったら。200発だったかも?
どれだけ迎撃できたか、90%以上でありますように
それにしても、ロシアはバクムトよいりも、インフラ攻撃ですかね。。。
対ドローンは2月ですよね。どうか持ちこたえてほしい・・・そろそろ戦闘機を供与してもいいでしょうに
直った頃に攻撃を繰り返すのでしょうね。
アメリカやNATOが本気で対応しないと、やられっぱなしですね。
具体的にどんな任務をさせるためにどんな機体を提供して、全く別物ならウクライナの防空に穴をあけてまで海外で6週間以上の転換訓練をするのか提供出来る兵器はどんなものか煮詰まってないんじゃね。
本当に高性能な最新AESA積んで多種多様な高性能兵器運用できるような機体なんて提供されないと思うし。かといって訓練も不要そうな同レベルのMig-29だと、中のパイロットが情報戦で噓を言ってない限りこんな大規模攻撃での戦力としては性能が微妙なレベルで意味があるのか、それより高性能なら手放す国はそうは無いだろう。
世の中のすべてが被害者である弱者中心に回っている訳でなし、自国が致命的なレベルまで問題が起きるほどにウクライナ支援する国も国際的な組織もないのが現実。ガチの兵器供与してウクライナ支援するならイスラエルと韓国の絶対的な支援が無いとダメだと思うけど現状そのどっちも実現できてないしね。
支援はあくまでする側の善意なり利益等の思惑絡んでの事ってぐらいの認識でないとアカンと思う。無制限ならとっくの昔に西側の航空機/戦車やパトリオットシステムかアイアンドームそのものか試験中の中距離迎撃システム(MRIC)とか試験目的で提供していると思う。
現在の迎撃システムではやはり飽和攻撃を凌ぐのは難しそうですね。。。
まぁ、防衛側のリソースを上回る火力を投入することが前提なので当然といえば当然なんですが。
日本の敵基地攻撃力保有に反対している人たちには、それがないとこうなるということを一人でも多く直視してほしいところ
他人の不幸に乗っかるのは気分のいいものではないですが、反撃能力がないとどうなるかという実例ができたという点に関して、日本が直接戦火に巻き込まれていない範囲では国防意識の変化を促す絶好の機会ではありますし
以前の記事で。
米国がHAWKミサイルを提供する話があったのだけれども。
どこまで進んでいるのでしょうか。
中低空を亜音速で飛ぶ巡航ミサイルは良い的と思うのですが。
現役装備のスペインのが稼働まで2か月ならば、退役して数十年たつどんな状態かもわからない米国の物ならば2倍くらいかかっても不思議じゃないと思う。
スペインが供与したシステムがPHASE1か3なのかどんなタイプのミサイルか米国が残している物がどのタイプか、もう製造もされていないだろう残弾も不明で効率良く戦力化出来るのか外野はわからない。
ホークシステムの単独運用になるならばレーダーをちゃんと巡航ミサイルの探知できる位置に配備するのか、ステルス巡航ミサイルの探知が出来るのかもある。
ミサイルも対TBM想定しているミサイルもあるので、そんなミサイルを普通のごときで消耗するべきかの思いもあるし、去年まで現役だった韓国のホークが正常に稼働する状態で残っているならそっちを供給する流れにした方がましだとも思う
。ホークはある程度高性能だけど現状のオペレーターがすべてを吐き出す流れにならない限りロシアのミサイル製造能力に限界が来てないなら弾切れにより中途半端な戦力になる気はする。
ありがとうございます。
現役装備のままで渡せるものがあるのなら、
使ってみるのが良いと思います。
最新のものが渡せない現状では、
使えるものはなんでも、という形で。
それよりも、ロシアが依然として100発前後の対地ミサイルを発射・補充し得る態勢に有る事を危険視すべきだと思うけどね
一体、必要な半導体等の部品を供給しているのはどの国か?
中国・インド・イラン・そしてまさかの北朝鮮等、容疑者となり得る国は幾らでもある状況だし
先日、G7とEUがロシア産原油の上限価格を決定した事で、ロシア側に原油禁輸と言うカードを切らせた様に、半導体等の密輸に対してもロシアだけでなく密輸をやっている国へ対しての制裁が欲しい所
トルコから組み込み済みの製品の形で流れているという話もありますな
これですかね?
中々に絶望的な話ですが…
リンク
年の瀬に市民を凍えさせ、イヤガラセをするためだけの為に、貴重な軍事リソースを浪費するというのは。陰湿なお国柄が透けて視えます。来年はロシアが戦犯として裁かれ、国連から除名される年になりますように……。
といって、深く追い詰めれば、あの国がこれから行き着く先はWW1敗戦〜ナチス台頭のドイツや軍国主義化〜満州事変の日本と同じように「孤立逆ギレ大暴走」コースでしょうけどね。
次の光景が容易に想像できてしまう。ロシア人がこの戦争にコケて、そのすべての失敗の責任と憎悪を西側に最狂に募らせ拗らせMAXになったところが、きっと「本当の戦争」がはじまる時なんでしょうね。
ウクライナが勝っても希望どころか、最悪の展開はその後にやって来るのかも。
完全にファシスト全体主義国家化したブチ切れロシアか?そうなる前に連邦が自滅するか?それはそれでそうであっても戦国時代の幕開けでしょうし、中国は漁夫の利を得るだろう。やはり、どう転んでも暗い未来しか視えない。
まあ、そこまでロシアが拗らせMAXになったら、次は大マジで全面核戦争なので、そうなったら中国も漁夫の利どころじゃ無くなるでしょうけどね……
発電所や変電所の周囲を阻塞気球で囲うのがコスパ良い対策かなぁ?
送電線よりは守る場所を絞り込めるし
なかなかミサイルが尽きないですね
中国は半導体の輸出をしているようですが不良率が高いとか
カザフを経由した輸入もあるだろうし
個人的にはトルコが疑わしい
トルコマフィアとロシア正教のつながりもあるようなので
汎用MCUの性能向上によりASICへの依存が軽減しているので、完全な遮断ができると思わない方がいいんでしょうね。
必要な数量は民需に対して誤差程度だし、他の貨物に容易に紛れ込ませられるので密輸手段なぞ幾らでもある。
それこそ全世界がロシアとの貿易を完全に絶たない限り。
北朝鮮も長年ミサイル開発や核開発をやってこれているから闇経済の根絶は難しいのでしょうね。
ただ、コストはバカ高く付くはずだから根気強く制裁を続ければ、ロシア経済が疲弊して時代遅れな国に成っていくはず。
それに開戦前から地道に半導体集めてたとしたらすぐに枯渇するとも思えない
2014のクリミアでの経済制裁があったからそれからは買い集めてただろうし
高射機関砲といえば時代遅れ装備の半ば象徴でしたが軍隊ドローン化時代の到来で復権が確実ですね。AHが相手なら確かにミサイルで良かったがドローンは最小サイズのスティンガーでさえ費用対効果で割に合わない。
シャヘド自爆無人機でさえスティンガーで落とすとそれはもう負けです。250万相手に2500万のミサイル使うんですから。ヘルファイアでさえ500万です。250万となるとレーザー誘導ハイドラくらいです。
これを砲で落とすなら相手の負けです。ドローン化で勝つには高射砲が必要です。レーザーだの電磁波だの言う前にまずは既存技術で実在してる砲弾で粉砕すべきです。
ロシアがミサイルなどに使ってる電子製品の密輸方法が色々明らかになってますけど、
中国・トルコの企業が仲介してるようなので、密輸経路潰すのが時間かかりそう
エネルギーインフラを締め上げ、兵器の修理や生産と兵士の体力と士気に継続的にダメージを与えるのは、卑劣ですが有効な攻撃に見えますね。
日本を含めた西側は越冬支援で発電機などを送っていますが、工場を動かせるほどの産業用大型発電機は200トン近くあるそうで届ける準備だけでも時間がかかるようです。
ロシア軍は情けない失敗のニュースも多いのですが、ロシア政府の方の巧みな制裁回避とエネルギーや穀物供給を背景にした圧力、それに連動した戦略は馬鹿に出来ないものがあります。
兵器の支援も大事なのですが、ロシアの力を弱めるには制裁が有効なものになるよう見直して両面から攻める必要があるんじゃないでしょうか。
ゲパルトが大活躍とか報道あった。
だけど、たまたまドローンの飛行ルート上に居たから活躍できたのであって
100%に近づ為の最後の10数%を埋められる兵器ではない気がする。
迎撃コストを下げる効果があるということか。
前に言っていた人がいたけど、ドローンにはドローンも良さそうに見える。
ドローンを対空ミサイルのように使って、自爆型ドローンを撃ち落とすのもコスト的に良さそう。
アメリカのコヨーテあたりが、それに該当するのかな ?
ただ撃ち落とす為のドローンがあっても、バックエンドのシステムがまだ未発達なのか ?
兵器が圧倒的に進化するのは戦時下みたいだけど
実験的な兵器を次々にウクライナに渡してテストしてもらう訳には行かないか ?
ウクライナ軍も、それに付き合う暇はないかな。
それとも実際に新型兵器の開発が裏で動いていて戦後に明らかになるのだろうか ?