ウクライナ戦況

バフムート市内の戦い、ウクライナ軍が保持する一画を襲うロシア軍の砲撃

バフムート市内の戦いに関する視覚的証拠は街の西端に集中しており、もはやウクライナ軍が保持する一画はロシア軍の砲撃がノンストップで続き、アウディーイウカ方面でも両軍が争っていたカムヤンカを「ロシア軍が支配した」という主張が増えている。

登場する視覚的証拠はバフムート市内で戦うウクライナ軍の苦境を示すものばかり

バフムート市内の戦いに関する視覚的証拠は街の西端に集中しており、ロシア軍は市内に通じる周辺を砲撃で破壊、第54旅団駐屯地の建物=も砲撃で破壊、ウクライナ軍が保持している「アパート密集地」に面したにロシア軍兵士が到達、といった地点もロシア軍の砲撃に晒されている。

出典:GoogleMap バフムート市内の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ウクライナ軍は2日「シルスキー陸軍司令官がバフムートを守る兵士を直接激励した」と発表、その様子を収めた映像を公開しているが、以前の訪問には必ず含まれていた市内の地下司令部(何処にあるのかは不明)に立ち寄る様子が映っていないため、もう司令官が自ら市内に入るのは難しい状況なのだろう。

アウディーイウカ方面でも久々に動きが報告されており、長らく両軍が争っていたカムヤンカを「ロシア軍が支配した」という主張が増えているが、まだ視覚的な証拠は登場していない。

出典:GoogleMap アウディーイウカの戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

視覚的証拠の数が少ないのでアウディーイウカはバフムートほど戦闘は激しくないと思われるが、市内の建物はじわじわと砲撃で破壊されているため、ウクライナ軍が活用できる抵抗拠点は確実に減少している。

因みにキーウを含む多くの地域で空襲警報が発令(午前0時頃)されており、ロシア軍はパトリオットが配備されたウクライナの防空能力を連日検証しているようだ。

関連記事:ウクライナ軍、ロシアは戦勝記念日の5月9日までにバフムートを奪いたい
関連記事:最終局面を迎えたバフムート、ロシア軍がチャイコフスキー通りを制圧か
関連記事:ウクライナ軍がセヴァストポリを攻撃か、ロシア軍はバフムート市内で前進
関連記事:バフムート市内の戦い、ロシア軍が防衛ラインを突破してT0504に到達
関連記事:バフムート市内の戦い、ロシア軍がウクライナ軍最後の拠点に侵入を開始
関連記事:ウクライナ国防省、ロシア軍は兵力36.9万人と重火器5,900門を戦いに投入
関連記事:バフムート市内の戦い、ウクライナ軍の第56旅団駐屯地にロシア軍が到達
関連記事:ロシア軍が再びバフムート包囲に向けて攻勢、市内でもじわじわ前進中
関連記事:ヘルソン州の戦い、ドニエプル川左岸のオレシキー郊外にウクライナ軍が到達
関連記事:バフムート市内の戦い、ロシア軍がウクライナ軍を街の西端に押し出す

 

※アイキャッチ画像の出典:93-тя ОМБр Холодний Яр

米軍トップ、ウクライナ軍の反攻作戦で政治的目標を達成するのは困難前のページ

ウクライナ軍の攻撃? 今度はクリミア大橋に近いロシア領の燃料タンクが炎上次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    バフムートの戦い、チャシブ・ヤールまであと2kmの位置にロシア軍が到達

    一部のロシア人達はバフムート方面について「ロシア軍がO-0506沿いで…

  2. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍が要衝スニフリフカの解放に成功、ロシア軍の後退が鮮明に

    南部戦線のウクライナ軍がムィコラーイウ州のスニフリフカ解放に成功、イン…

  3. ウクライナ戦況

    米国とEUがStarlinkへの資金供給を検討、ウクライナ向けのコストを負担する可能性

    米国とEUはウクライナに提供される衛星通信サービス「Starlink」…

  4. ウクライナ戦況

    ロシアがバフムート北地区の制圧を主張、同地区を闊歩する様子も公開

    露国営メディアは「ワグナーがバフムートのスタッキー地区を支配下に置いた…

  5. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍、黒海に浮かぶ石油掘削リグの支配権をロシア軍から奪還

    ロシアはクリミア併合後にタルカンクート岬の沖合に浮かぶ石油掘削リグ(通…

  6. ウクライナ戦況

    反攻作戦の説明責任、ウメロフ国防相がウクライナ軍の司令官交代を示唆

    TIME誌は大統領側近の話として「冬が来る前に反攻作戦の説明責任を果た…

コメント

    • mun
    • 2023年 5月 03日

    バフムートの戦況は順当な推移であり特に驚く事はありませんね
    ゆっくりとウクライナが引いています

    アウディーイウカ方面についてはロシア軍は最近はからっきしで全く戦果がありませんから何とも
    アウディーイウカに限らず、バフムート以外の全ての戦場でロシア軍は低調です
    ウクライナ軍の反抗作戦が近いとされていますので、防備を固めていると思われます

    ザポリージャ方面ではロシア軍陣地を目標とした砲撃が増えているとの事で
    反抗作戦の前触れではないかという憶測もあるようです
    戦域全体で反抗作戦に対する緊張が高まりつつありますね

    27
      • 名無し
      • 2023年 5月 03日

      潰走だ包囲殲滅だと騒ぐ方々が多いけど、
      秩序だった撤退戦やってるようにしか見えないね。
      指揮官と部隊がよほど能力高くないとこんなことできないと思うよ。

      とはいえ損害がでかいのは事実だろうから、
      5月9日にこだわる必要は全然ないと思うんだよね。

      24
        • 見苦しい
        • 2023年 5月 03日

        潰走警察か包囲殲滅警察か?

        誰も触れていないのに、、、ほんと必死だね~

        8
          • 2023年 5月 03日

          あなたの方が必死な感じで煽ってる。
          ただありふれた感想を述べているだけなのに。
          必死とか全然思わないし、意外性がまったくない感想に対して過剰に反応してる。
          それこそ見苦しい。

          22
        • zeema
        • 2023年 5月 03日

        ほんそれ。潰走してるならkm単位で前線が後退するはずなので、明らかにまだ保持しつつ撤退してる状況にしか思えない。現地から上がってくる証拠を見る限り。
        ただ以前より速いペースで下がっているのは街全体が更地にされて拠点がどんどん使えなくなっているから仕方ない。

        17
      • 名無しさん
      • 2023年 5月 03日

      建物が崩壊した画像は多いようですが、鹵獲物の画像はほとんど見ませんからね。
      ウクライナ軍がバフムト市内に戦車も搬入していたのは確実ですので、これらの画像が出てこないという事は、割と計画通りの撤退なのでしょう。

      今思えばセベロドネツク撤退時には大量のM777が遺棄されましたが、ウクライナ軍にとっては運用の難しいこの装備を持ち帰る優先度は低かったのでしょうね。

      11
        • 2023年 5月 03日

        M777は航空優勢とってヘリ輸送して神出鬼没で攻撃するのに使えると思われていたから、有効と勘違いされてたんでしょうね。
        実質そんな運用できるのアメリカ軍だから出来るのだろうから。
        机上の予想だと、そういう錯誤が起こるのは仕方がないんですかね。
        ただ去年のドニプロ川渡河で戦車70両1000人が一気に溶けた時は光ってましたね。
        直後のセベロドネツク陥落で一気に気持ちが冷え込みましたが。。。

        7
    • 偉大なる空に輝くモスクワの星にして大統領
    • 2023年 5月 03日

    5月9日のWW2戦勝記念日までには絶対陥とせって至上命令でてるだろうしなぁ
    実はウクライナ側よりワグナー・ロシア軍司令官のほうが重圧&必死なのではあるまいか
    無意味な戦闘で兵士が消耗されるという意味ではベトナム戦争末期のアメリカ兵のような虚しさがある 悲しいなぁ…

    いつバハムートは落ちる!?できませんでは良心がない

    13
      • sada
      • 2023年 5月 03日

      たしか2月24日だかまでにドンバスの完全制圧の至上命令も出てたはずですし
      ロシアの司令官にはなりたくありませんなあ
      きっとまとめてシベリア送りになってるでしょうね

      2
      • same
      • 2023年 5月 03日

      本当にそんなのあるんですかね?
      今のロシアの若者〜中年世代って少なくともロシアが蹂躙されるような戦争は経験してないですし、
      そこまで愛国心?らしきものはあるんでしょうか。

      仮に日本で戦勝記念日があったとしても、いつまでに、よりもできるだけ少ない損害で、とかできるだけ早く、とか実利を期待してしまいます。

      そういえば侵攻から365日にこだわっているという書き込みもありましたね・・・

      1
    • 馬鹿乳首
    • 2023年 5月 03日

    ウクライナもあと数週間で反攻作戦を行なうと明言していますが正直不安ですね アメリカもやたら”望むような成功はしない”って予防線張ってるし(それもブラフかもしれないけど) ハリコフ反攻みたいになるって勝手に期待しすぎてるのかなあ(ヘルソンでの攻勢は失敗してたのにね)

    5
      • おやつカルパス
      • 2023年 5月 03日

      ハリコフ反抗作戦成功要因の半分くらいはロシア側の不手際のお陰みたいなもんですからね
      今みたいにすっかり腰を据えられて守り固められると簡単には崩れてくれませんよねぇ

      ただバハムートでの戦闘とかでロシア軍が夜間の攻撃に対してめっぽう弱いって話もでてますね
      ざけんなよ暗視装置なんて用意してねーよ!(現場兵士)

      12
        • ミカ
        • 2023年 5月 03日

        >ただバハムートでの戦闘とかでロシア軍が夜間の攻撃に対してめっぽう弱いって話もでてますね

        ちゃんと戦況追ってないでしょ?
        ワグネルが夜戦装備の優越を利用して夜襲を多用してきたことを。
        ウクライナ側の軍事アナリストのレポートでもその戦術は総括されてるよ。

        14
          • バブルガム
          • 2023年 5月 03日

          もしよろしかったらそのレポート教えて頂けると助かります
          自分は見つけるのが下手で露系のTop warのソースしか見つけられなくて…

          3
            • ミカ
            • 2023年 5月 03日

            こういうレポートを読めば報道のようにただワグネルが単に人海戦術で突っ込んできてるだけではないということが分かる。実際にはハイテク装備と柔軟かつ高度な戦術で強固なウクライナ軍陣地を崩してきたのかが理解できる。

            ロシアの傭兵による夜間攻撃の戦術 (ウクライナ語からの自動翻訳)

            一昨日、ロシア軍は、バフムトの南にあるクルデュミフカとオザリャニフカの村の近くのいくつかの位置から私たちのユニットをノックアウトすることができました。

            ウクライナの兵士たちは、私たちの行動と敵の行動についての印象を私に与えてくれました。

            そして、敵の行動は、暗闇での歩兵攻撃という新しい戦術によって決定されます。

            1. 赤外線カメラを搭載したドローンの使用を含む、24 時間体制の空中偵察の適用。

            2.夜間光学系と熱画像サイトを装備した夜間戦闘用の歩兵攻撃グループの作成、10〜20人の戦闘機の数、より良いレベルのトレーニングとより調整された。

            3. 塹壕グループの作成。攻撃グループによる攻撃が成功した場合に、捕らえられた位置に入り、それを確保する必要がある最大 50 人の戦闘機の数。

            4.攻撃の砲兵準備を行う。

            5. 戦闘編成の近くに引き上げられた自動手榴弾発射装置を使用した攻撃の直接射撃支援。AGS の口径が小さいため、敵の歩兵は隙間に近づくことができます。敵は歩兵との可能な限り密接な相互作用を確立しようとしています。

            6. アプリケーション:

            – 私たちの位置の空中監視、ドローン監視による攻撃制御;

            – 陣地への砲撃、防御を「和らげる」試み、重火器のノックアウト;

            – サーマルサイトを備えたKornet対戦車ミサイルシステムを含む、対戦車ミサイルシステムを使用して私たちの位置を攻撃する。

            – 攻撃グループが暗がりで​​攻撃ラインに接近するのを隠します。

            – 装甲車両を損傷から保護し、最大の奇襲を確実にするために、装甲車両は歩兵の直接支援には使用されません。

            – CSO からの陣地への激しい砲撃。

            -砲撃中、攻撃グループは私たちの位置に近づき、AGSからのVOGの最後の爆発とともに塹壕に侵入しようとします。

            – 攻撃グループと攻撃の直接射撃支援の AGS との間の相互作用の確立にかなりの注意が払われます。

            – すぐに地面に食い込むアンカーグループの捕獲位置へのアプローチ;

            – 装甲車両は、対戦車ミサイル複合体に陥らないように、遠くからの火力支援のために遠くを追跡します。

            – 攻撃が失敗した場合、ロシア人はその位置を砲撃にさらします。

            – 昼と夜の攻撃は、同じ方向に交互に行うことができます。

            7.敵の目標は、夜間の航空偵察のおそらく欠如、戦闘機の夜間光学および熱画像装置の欠如を利用するために、損失を減らして奇襲を達成することです。敵は、歩兵の大きな損失を減らし、攻撃グループの集中線への前進の混乱を防ごうとしています。

            8. ロシアの行動の重要な要素は無人偵察機であり、これを通じて戦闘制御のサイクル全体が行われます。

            9. 装甲車両と大砲は、戦争の前段階のように、ロシアの戦術を突破する手段ではなくなりました。現在、主な負担は歩兵にかかっており、歩兵は独立して行動しなければなりません。したがって、夜間行動の戦術の使用は、ロシアの損失の減少にはつながりませんが、以前の昼間の攻撃が長い間成功に至らなかった結果を達成することを可能にします。

            10.小さな歩兵グループの24時間歩兵攻撃は、防御、偵察、通信、夜間戦闘、戦闘機の個々の戦術および射撃訓練の組織に問題がある個々の位置を押し進めて捕獲する効果的な手段になります。ユニット。

            5
              • zala
              • 2023年 5月 03日

              ソース…ソースは?…どこ…

              26
          • 2023年 5月 03日

          両面あると思うよ。
          チャシフヤールに向けてのロシアの攻勢での、特殊部隊同士の攻防ではウクライナ側は全員暗視装置装備でロシア側は5人に1人の割合でしか装備されてなく、夜間戦闘だったのでウクライナ側に損耗なく一方的に撃ち倒された動画が出回ってた。
          ワグネルの装備が良いのはよく言われるけど、国軍の特殊部隊より装備が良いのは、どうして何だろう。
          予算は比べものにならない位違うはずだと思うけど。
          ウクライナ側だと西側支援もあるし、クラウドファウンディングとかよくやっていて、目標達成とかよくtwitterで出てます。

          3
    • aj
    • 2023年 5月 03日

    い、いやでもこの砲撃下でもキルレは5倍なんで….
    と言う人は流石にいないか?

    28
      • 2023年 5月 03日

      それが嫌だから、砲撃で更地にしてから前進してるのでは ?
      よく分からないけど市街戦というより局地的に野戦のような戦いになっているのかも。
      よくバカにされているけど、ロシアも考えてるんだと思う。

      それとは別にバフムトよりマリンカの方が酷くて建物が真っさらになっているのに、ロシア軍は全く前進できないのは何が違う ?
      兵数 ?、それともワグネルが少ないから ?
      なんで国軍やロシア傀儡国軍は弱いの戦果出せないの ?

      5
      • 名無し
      • 2023年 5月 03日

      そもそもウクライナ、ロシア双方が自軍の損害を公表してないのに双方の発表するキルレを信じること自体間抜け
      例の機密文書のキルレを採用するとロシアの損害が少なすぎると言って顔真っ赤にしてレスバ仕掛けてくるやつがちらほらいるが、あれのキルレ3倍未満が妥当と言ったところだろう

      2
        • a
        • 2023年 5月 03日

        煽りたくないんだが、もう!!
        > 双方の発表するキルレを信じること自体間抜け

        と言って
        >キルレ3倍未満が妥当と言ったところだろう

        と言うなら、あなたは間抜けなんですか ?
        なんで間抜けなんて不必要に攻撃的な言葉を他人さまに使うの ?

        6
          • abc
          • 2023年 5月 03日

          あのキルレはウクライナが発表してるものではなくてアメリカが独自に調べたものでは?
          キーウ政権からの情報も元にしてるだろうけど発表されてる数値じゃないしなぁ

          1
    • 名無し
    • 2023年 5月 03日

    >因みにキーウを含む多くの地域で空襲警報が発令(午前0時頃)されており、
    >ロシア軍はパトリオットが配備されたウクライナの防空能力を連日検証しているようだ。

    すんげえロシア軍っぽいネチっこい作業だな。マジの東京急行(キーウ急行?)だ。

    1
    • 醤油
    • 2023年 5月 03日

    撤退どころか未だにバフムートに増援を送り込んでいるようなので、無理矢理押し切られるまではバフムートは保持するだろう。反攻作戦がバフムートで行われるという情報もあるしどうなることやら。

    6
    • 2023年 5月 03日

    プーチン大統領はバフムトに一切言及してませんので
    ワグネルのプリゴジンとゼレンスキー大統領の意地の張り合いに
    正規軍の皆がつきあわされてる状態だと思いますが。
    お互いにここで消耗しすぎです
    互いに戦車含めた戦闘車両を50台以上ここで失っており
    ウクライナはこれ以上バフムトに労力を割くべきではありません。
    時間と人的リソースの無駄だからです。

    6
      • ため息
      • 2023年 5月 03日

      私はプリゴジンが、ウクライナを意図的にバフムートの
      地獄の消耗戦に引き摺り込んだと考えています。

      苦境不満を過度に訴えることで、敵に「これはまだまだ
      持ち堪えられるのではないか?」と誤認させる。例えば
      多少弾薬が足りなくなった時、それを過大に誇張する。

      単にロシア正規軍に申請すれば補充できるのに「中々補充
      しない、シュイグに訴える!」などとSNSにこれ見よがし
      にあげる。意図的に事実に嘘を毒として混ぜるわけです。

      さらに最前線に出没し挑発を繰り返します。ゼレンスキー
      が昨年訪れた場所で動画をあげたり、捕虜のインタビュー
      などでキエフが逆上するよう思考を操作したと。

      いつのまにかプリゴジンがロシア軍全体の状況を率直(笑)
      に伝える広報官になっていますね。ロシア軍全体の状況を
      彼が把握している訳がないのにです。プリゴジンは
      そういう心理操作術に熟達しているのかもしれません。

      12
        • 名無しさん
        • 2023年 5月 03日

        戦場では真偽含めて山のように情報が錯綜するわけで、敵軍の一介の将の発言だけで方針が決まるわけないでしょう。本当に砲弾が不足しているかどうかは、撃たれる側のウクライナが一番よく把握しているはずです。

        8
          • 理想はこの翼では届かない
          • 2023年 5月 03日

          劣勢であると希望的観測・情報に縋りたくなるのが人間の心理だと思います
          もちろんそういった事も含めて情報分析をする専門家がいるはずですが、最終的な判断をするのは政府・政治家なのでそこに情報戦を仕掛ける余地があると思います

        • 名無し
        • 2023年 5月 03日

        随分評価されているんですね、ただの咬ませ犬にしか見えないプリプリにそんな深謀が潜んでいたなんて驚きです!としか

        ポトク大隊の件もそうですけど、縦割組織で自由な発言も許されず寡黙に戦ってる友軍にすら恨みを買ってそうで、ロシアが勝ったとしても煮られる走狗にしか見えません。

        4
        • くろべ
        • 2023年 5月 04日

        バフムトはわざと膠着状態にして、ここにウクライナ兵を呼び寄せて叩いてる「トラップ」の可能性がある。
        実際ロシア軍側視点の戦闘動画では、ロシア軍は西からバフムトへと続く幹線道路でウクライナの援軍や支援物資の車両を待ち伏せしてあっさりと壊滅させてるものがある。

        補給路が伸び切ったこの最前線で待ってれば、次から次へとウクライナ兵がやってくるから、それを待ち構えて叩けばいい。そうすれば自然と消耗していく。
        将棋でいうと、すでに詰みがある局面であえて詰まさず全駒してる状態。
        そしてキリがいいところでバフムトを完全包囲して、補給がなくなって取り残されたウクライナ軍を一網打尽にする。そのほうが効率的。

      • x24pm
      • 2023年 5月 03日

      プーチンはバフムートではなくドネツク州の制圧を目的にしていますので、バフムートには言及しないのではないでしょうか。
      プーチンにとってはレースのスタート地点にも立っていない状態ですし。

      3
        • ため息
        • 2023年 5月 03日

        言及しないと思います。対独戦勝記念日ですからね。
        おっしゃる通り、バフムート攻略はロシアにとっては
        単なる通過点なので、こんなことに言及すれば逆に
        ロシア国内から「勝ってもいないのにアホか!」と
        強硬派から突き上げくらいますよ。

        9日までにどうとか騒いでいるのは欧米だけです。

        ワグネルの目標は2つあって、一つはバフムートの制圧
        二つ目はウクライナ軍をできるだけ無力化することです。
        プリゴジンはそのミッションを遂行しているだけです。

        10
    • mun
    • 2023年 5月 05日

    バフムート市内でウクライナ軍が反撃に出ており
    一部ではロシア軍を押し返しているとのこと

    またバフムート南方の郊外で
    運河を越えウクライナ軍が攻勢に出ている?との情報もあります
    ウクライナ軍は事前に付近の物資集積所をハイマースで叩いており
    ロシア軍としても苦しい所だと思われますね
    バフムート制圧はここまで来てもなかなか一筋縄ではいかないようです

    現状ロシアの最強の部隊はワグナーの精鋭だと思っているんですが
    バフムートで使い潰してしまうのはどうなんでしょう
    ロシア正規軍としては、正規軍はまだまだ元気なので
    いくらでも戦えるという感じなのかも知れませんが
    他の戦場で正規軍はウクライナ軍に撃退されまくっていますので
    ロシア正規軍とウクライナ軍がぶつかるとウクライナ軍の方が強いという印象を持っています

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 中国関連

    中国は3つの新型エンジン開発を完了、サプライチェーン問題を解決すれば量産開始
  2. インド太平洋関連

    米英豪が豪州の原潜取得に関する合意を発表、米戦闘システムを採用するAUKUS級を…
  3. 軍事的雑学

    サプライズ過ぎた? 仏戦闘機ラファールが民間人を空中に射出した事故の真相
  4. 米国関連

    F-35の設計は根本的に冷却要件を見誤り、エンジン寿命に問題を抱えている
  5. 米国関連

    米空軍の2023年調達コスト、F-35Aは1.06億ドル、F-15EXは1.01…
PAGE TOP