ウクライナ軍はクロモヴェ方面のロシア軍を押し戻すため反撃を開始したが、バフムート市内ではロシア軍が第56機械化旅団の駐屯地に北と東から到達、市内で戦うウクライナ軍は街の西端に追いやられている格好だ。
遂に第56機械化旅団の駐屯地周辺までロシア軍が到達
ロシア軍はバフムートを包囲するためクロモヴェ方面で前進を試みているが、ウクライナ国家親衛隊の第3突撃旅団(2022年12月にアゾフ特殊作戦部隊を再編して創設)がⒶ付近で反撃を開始、バフムート市内ではロシア軍がⒸとⒹⒺに到達、さらにRose Alley周辺や第三中学校周辺もロシア軍に奪われた可能性が高い。
つまり「第56機械化旅団の駐屯地周辺」が市内の最前線という意味で、ウクライナ軍は街の西端に追いやられている格好だ。
果たしてバフムート市内のウクライナ軍はあとどれだけ抵抗を続けられるのだろうか?
#Ukraine: Presumably one of the first videos showing US-delivered 🇺🇸 guided bombs with JDAM-ER kits in action in Bakhmut, #Donetsk Oblast.
Four GBU-62 were dropped on what is claimed to be an ammo storage point and Russian military staging area. pic.twitter.com/xExafWGAx0
— 🇺🇦 Ukraine Weapons Tracker (@UAWeapons) April 25, 2023
因みに上記動画=Ⓑはウクライナ空軍機がJDAM-ERを使用したとされる空爆地点だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
諸々のニュースを見ると明らかにウクライナの損害は軽微で、ロシア軍の損害は甚大だ。仮にバフムートを奪取したとしても、もうロシア軍には余力は残されていないでしょうね。崩壊間近です。
いまだにウクライナの損害が軽微とか言ってるからふかしまくりのイギリス国防省ともどもバカにされるんだろ
この状況と長期間の戦闘で両軍大損害以外ありえねーっつーの
・ロシア軍はバフムート攻略に戦力を集中し他の地域では攻勢が減っている。
・ワグネルは戦力の損耗が激しく今は特殊部隊や空挺部隊が中心。
・ロシアで動員された兵士のうち12万人はまだウクライナに投入されていない。
ロシアはバフムートで精鋭部隊を磨り潰しているけど、ウクライナは5月までバフムートを保持する気なのかしら。
>ロシアで動員された兵士のうち12万人はまだウクライナに投入されていない。
これはロシア軍スキーの全裸中年男性の「推測」で、既に投入済みだろうって専門家も複数いるな
元記事では「残り12万人は損耗を補うための作業に従事してるので前線に出せない」というニュアンスで、明らかに全裸中年の誤読だよ。
あの人はなんだかんだ戦況についてロシア寄りのバイアスがかかってる。
誤読かどうかは意見がわかれるところだと思うが、あの人にロシア寄りのバイアスがかかってるなんてことはありませんよ。そんなバイアスはなく冷静に事実ベースで分析されています。素人が勝手なことをいうのはよくないですよ。
この戦いだけで両軍相当損害を被っているだろうからあと少しは激しい戦いが続いてその後はダラダラゲリラ的に戦うんだろうな
両軍ともこの戦いで相当損害を被っているだろうからあと少しは激しい戦いが続いてその後はダラダラゲリラ的に戦うんだろうな
兵站線が生きてるし、やろうと思えば相当長く遅滞戦闘可能だろな
こんなちっぽけな街でさえ包囲できないってなあ
ロシア軍の冬季攻勢とはなんだったのか
いや完全に囲まれてはいないってだけで既に側面押し込まれて補給線に砲撃受けてるんだから戦闘効率なんか推して知るべしだろ
もうここまで来たら5月上旬まで持ったら上出来なんでは
それとも対独戦勝記念日までなんとか抗戦するのだろうか
相手に合わせて記念日にこだわるのはやめたほうがいいと思うけども
ここまで粘れるとは、アメリカや当のウクライナも思ってなかったかもしれないな。
後はどこで反攻するかだな。
去年ロシア軍を逆の立場でハメてハルキウ奪還作戦に至り、誰からも陽動に過ぎないと否定されていた、ドニプロ川越しで反攻中という話もあります。
ウクライナ 博物館攻撃され2人死亡 南部でロシア側兵器を破壊 | NHK | ウクライナ情勢
リンク「
一方、ウクライナ軍の南部方面司令部の報道官は24日、地元メディアに対して、ヘルソン州で、ロシア側が支配するドニプロ川の東岸にある大砲や戦車、それに防空システムなどを破壊することに成功したとアピールしました。
アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は22日、ドニプロ川の東岸の一角に、ウクライナ軍が陣地を築いた可能性があるという見方を示しています。
報道官はこれに言及せず、東岸の前線でウクライナ軍が活発に活動しているとしながら「任務の遂行には沈黙が必要だ」と述べていて、大規模な反転攻勢に向けて慎重に作戦を進めているものとみられます。
」
私も、ドニプロ川越し単独では橋をやられて去年のロシア軍の二の舞がオチだと考えますが。
奇襲効果の面では大きいので、アゾフ海岸打通の可能性が最も高い方面だろうし。
橋をやられてドニプロ川越しの陣地が干上がるまでの間に、その陣地を金床に使って別方面でのアゾフ海岸打通をキメれば、ロシア軍の半数近くを捕虜にできます。
しかし、川越し陣地の確保に使った機動戦力を西岸に戻す前に橋がやられる危険があり、それに備えて別方面でのアゾフ海岸打通用に機動戦力を2セット用意しなければならないので、やっぱり無茶でしょう。
去年のウクライナの夏期反攻は戦線の成り行きで開戦直下の攻勢が停滞したのがあの位置だったからロシアが北東方面の戦力を抽出して南部の撤退と安定に投入しなきゃならなかっただけだ
別にウクライナの大計略が成功してロシアをはめられたって話じゃない
全部戦線の自然な推移に過ぎない
半年ほど落ちる落ちる言われてやっとここまで来たか
何度か書いてる気がするけどまぁ割のいい損害何じゃないかね??
陥落したとしても既に政治的にはウクライナの大勝利と言ってもいいし
バクムトは低地に位置する市街地であり、これを有効な防衛拠点としていたのは北部と南部周辺の丘に張り巡らされた塹壕網でありそのほとんどが2月末頃までに奪取されていた。丘の上からATGM・戦車砲・迫撃砲などから打ち下ろされることになり物量と火力で劣勢のウクライナ軍がこの段階で有利なキルレートを保持することは考えにくい。それ以降のウクライナ軍の抵抗は恐らく反攻作戦までの時間稼ぎと陥落がもたらす政治的影響を阻止しようとした政治的な試みだったのだろう。
今後のウクライナの動きは、何度も主張しているがチャシブ・ヤールの丘陵地帯に下がり、運河と合わせた地の利を再び活用することで戦線を安定させるべきである。ここで防衛ラインを構築できればスラビヤンスク・クラマトルスクが脅かされる恐れはない。無理にバフムトの保持にこだわればますます戦況が不利になることは間違いないだろう。
プリゴジンが市役所取れば勝ちだとか、市街地取れば勝ちだとか変なルールを言い張ってるだけなので…仮にウクライナ軍が一時的に郊外に撤退したとしてもバフムト市街地を含むこの周辺での奪い合いが続くだけなのでは?という気もしないでもない。
逆に言えばワグネルやロシア軍もそこから先に行かずに侵攻を止めたり、兵力の大規模撤収なんか出来るの?という話でもあるよね。
むしろこんな所にこれだけの分厚さの包囲と装備と兵力をつぎ込み続けて漸く一時的に市街地から敵を撤収させたかも知れないって程度の話でしかないので…既に耐えるとか耐えないとかそういう話ではないのかも知れない。ロシア軍はこんなに時間をかけてここを取って何をしたいの?そして、ずっとここを守り続けられるの?という様な…
慎重に撤退戦を進めてるだけにも見える。
どうも市街地を死守する感じには見えない。
バフムート市街はほぼ完全に破壊されていて防御拠点としての能力も相当低下しています
放棄の時は近いかもしれません
この第56独立自動車化歩兵旅団というのは、もともとはマリウポリに配備されていた旅団で、包囲されたアゾフ連隊を残したまま退却に成功した旅団で、その後はピスキーにも配備されていたが、ロシア軍の攻撃を受けて退却し、さらに最近ヴフレダールから移動してきたという旅団であり、各地で消耗を重ねていて強そうな旅団には思えませんが、他に援軍になりそうな旅団もなかったのでしょう。
マリウポリ、ピスキーと退却を続け、今またバフムトに投入されてすぐにまた退却しないといけないかもしれないというのは、可哀そうというか、不運な旅団にも思えます。マリウポリで一度完全に壊滅した第3アゾフ強襲旅団も複雑な気持ちかもしれません。
T-80U戦車を装備する精鋭の第93独立機械化旅団も、今はすでに団地のアパートの間で戦車戦をしているような状況です。