ウクライナ戦況

バフムートの戦い、ウクライナ軍がロシア軍包囲に向けて南北で前進

バフムート方面のウクライナ軍はクリシェイフカの西=水路の内側を南下しているのが視覚的に確認され、ロシア側情報源は「バフムートとって重要なベルヒフカに敵が侵入した」と報告しており、ウクライナ軍は街の南北で確実に前進している。

南北の要衝を奪還できれば「バフムート半包囲(戦術的包囲)」の実現に役立つだろう

バフムート方面のウクライナ軍はクリシェイフカの西=水路の内側を南下しているのを視覚的に確認、第3突撃旅団の戦車がロシア軍陣地=を攻撃しており、この周辺の水路を戦車が西から東に渡るのは不可能なので、第3突撃旅団の戦車は水路の内側を南下してきたことになる。

出典:GoogleMap バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

さらに興味深いのは「ロシア軍がクリシェイフカを落とした手順=T0513の防衛ラインを突破→クルデュミフカを確保→水路を北に前進してクリシェイフカの背後に回り込む動き」の逆手順でウクライナ軍が進んでいる点だ。

このまま南下してⒷの陣地を制圧できればクリシェイフカとクルデュミフカの背後に回り込むことができ、T0513までロシア軍を押し戻すことが出来るかもしれない。

因みにロシア側情報源は「敵がベルヒフカに攻勢を実施し、バフムートの側面にとって重要な集落に侵入した。ウクライナ軍の第57旅団が防衛ラインを突破して戦略的に重要な集落近くに侵入、我が軍の反撃で一部の敵部隊を破壊したが、現在も郊外で戦闘が続いている。敵はバフムートの側面を複数の方向から突破して挟み撃ちにすることを試みており、この目的のため戦略的に重要なクリシェイフカとベルヒフカを狙っている」と指摘。

ウクライナ軍が侵入した「バフムートの側面にとって重要な集落」とはベルヒフカのことで、どこまで前進しているのかは不明だが、南北の要衝を奪還できればマリャル国防次官やシルスキー陸軍司令官が言及していた「バフムート半包囲(戦術的包囲)」の実現に役立つだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:Шершень

ウクライナ軍のレオパルト2A4、爆発反応装甲を取り付けたタイプが登場前のページ

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コメント

    • 朴秀
    • 2023年 7月 02日

    こっち方面は進んでいるなあ

    しかし両陣営とも
    バフムトにこんなにこだわるのはどうしてなんだろうな

    13
      • Easy
      • 2023年 7月 02日

      ゼレンスキー政権にとっては「死守命令を出したのに結局取られた」という指導力に疑問符が付けられかねない大きな失点ですからね。
      WW2の東部戦線におけるスターリングラードに似てますね。戦略的価値が一人歩きして,場所自体が何かの象徴になってしまったパターンです。

      19
        • 2023年 7月 02日

        死守なんて話しロシア応援団発以外でまったく出てないと思う。
        ゼレンスキーはロシア軍を引き付けることと、反攻作戦のためにロシア軍をけずることを繰り返し繰り返し言っていた。
        自分が言ってもいないことを気にすることってあるんだろうか。

        37
          • 2023年 7月 02日

          バフムート死守はゼレンスキーが軍部とアメリカの反対を押し切って記者会見や首脳会談で繰り返し喧伝していた事でしょう
          歴史修正しようとするのはやめましょう

          9
            • 2023年 7月 02日

            あなたこそウソはやめなさいよ。
            「死守」なんて文言は一切言っていないでしょ。
            可能なら守るといいました。
            それと現場指揮官の判断で危なくなったら撤退するように言っていると報道されている。
            「死守」と言っていないんだから、喧伝なんてないよ。

            アメリカが撤退したほうが良いとアドバイスはあった。
            それでもアメリカもウクライナの判断にまかせると言っていた。
            こんなの西側報道を見ていた人はみんな知っていることから、あなたがいくら歴史を修正したくてもゼレンスキーが言っていないものは言っていない。

            44
            • hiroさん
            • 2023年 7月 02日

            本筋と関係無いけど、同じHNで反論するのはややこしいので、配慮した方が良いのでは?
            空白HN同士の論争と同じですよ。

            26
            • くらうん
            • 2023年 7月 03日

            そのゼレンスキーによる死守についてなんですが、以前いくつかのパターンで検索したものの明確なものが見つけられませんでした。
            表題で「ゼレンスキー氏、バフムト死守を強調」といった感じの記事はあるんですが、内容を見ると「可能な限り戦う」を意訳していてコメントで突っ込まれているものや、習近平との会談でも似たようなもので。
            英文記事も軽くしか見てませんが(defend to deathやdefend to the lastで検索)、見つかりませんでした。
            ゼレンスキー氏が死守を宣言または命令したことが明記された記録ってわかりますか?
            これは煽りではなく、以前もある人物の発言が言ったと思っていたら言っていなかったことがあったので、私の中ではっきりさせたいからです。

            29
              • ポンポコ
              • 2023年 7月 03日

              そういうのは、例えば、先の大戦の色々なことでも戦後かなりたってから、歴史の研究で出てきます。双方がそうですが、特にウクライナの方は情報統制が厳しいので、戦争中は明確にわかりません。

              ただ、セベロドネツクやバフムトでも、戦術の定石からすれば、もしロシア軍なら早々に撤退しているだろう段階から、さらに、どんどん増援を入れ続けています。(結果の是非は別問題です)

              ただ、ウクライナの参謀本部や米軍の顧問などの考えとは考えにくく、軍のトップとゼレンスキーの齟齬なども取りざたされて、軍のトップが「ゼレンスキーに従うとが同じ考えだ」などの発現もあったので、ゼレンスキーの考えかなと思われているわけです。現段階では、私もそういう推測です。

              もちろん、定石から外れた作戦がどうでるかは別の問題で、こういう死守的な命令がプラスかマイナスかは、どちらもありえます。

              しかし、私が感じるのは、ウクライナ側を神聖視し過ぎて、「人海戦術」「死守」という言葉をロシア側でなく、ウクライナ側に使ってしまうと、かなり過剰反応する人たちが一定数いるということです。

              4
                • NHG
                • 2023年 7月 03日

                過剰反応というか、歩兵(元囚人)を護衛なしで突っ込ませて囮にするとか、スコップだけ持たせて敵前で塹壕掘らせるといったロシア側の人命軽視が甚だしいので、ウクライナはそういう人命軽視はやってないという意味の擁護・補足でしょう

                15
                  • ポンポコ
                  • 2023年 7月 03日

                  戦争中は戦時宣伝がありますか、今までの戦い方からすると、たぶん、その点については、逆だと思います。善悪や効能は別にして。

                  ウクライナ軍は兵士の数と供給力についてはロシアより断然優位であり、火力については比較的に劣勢です。ロシア軍はその逆であり、双方は優位点を生かした戦い方をしています。

                  1
                • 2023年 7月 03日

                ズレてる。
                神聖視なんてしてなくて、ロシア側を神聖視しすぎている人たちが、ソースもなく「死守」「死守」言っていることが引っかかる。
                ウソも100回付けば本当になると思って、ふれ回っているのではないかと思える。

                無いこと無いこと事実だと触れ回るのは個人の自由だが、私も個人の自由から気味が悪いので反対意見を出さざるを得ない。
                これ、他の人たちは気持ち悪くないですかね。
                ロシア神聖視する人たちは、これが常態であり、他の人たちは織り込み済みで慣れているかもしれないですね。

                個人的にはロシアの子供でもわかりそうなウソ報道やウクライナの戦況報告をしないように勧告しているのは、分かりにくくなるのでもどかしい気持ちがある。
                ウクライナの勧告はロシア側の戦場の霧を晴れさせることになるので、理解できはする。

                バフムトでのウクライナ軍殲滅や大損害もソースがいまいち分からない。
                (バフムトでウクライナの損害が無いとは言っていない。あれだけの激戦でウクライナも無傷なわけないと思っているが証拠が掴めていないので何も言えないというのが本音)

                18
                  • 匿名さん
                  • 2023年 7月 03日

                  >ロシア神聖視する人たちは、~

                  何を根拠に、ロシアを神聖視してる人たちだと判断しているのですか。

                  ウクライナがバフムートへ投入したであろう兵力からして、ロシアの戦勝記念日までは「死守」したいんだろうなと思ったら、あなたのいう「ロシア神聖視する人」と決めつけられるの?

                  2
                    • 2023年 7月 03日

                    返信先をみればわかるけど、ウクライナ神聖視と言うからそれにかけたまでです。
                    それともポンポコさんは言っていいが、私は言ったら駄目だという話ですか ?
                    それと、そう思うのは個人の自由だと思います。

                    それとは別に私の考えでは、流出文書ではバフムトでウクライナとロシアが同数くらいだったと思うので、バフムトに兵を投入したとしても「死守」だと決めつけるには弱いと思います。
                    押されているのだから同数の兵を用意するのは撤退しない以上、当然の措置だとも思います。
                    「死守」でなくてもありだと。

                    なので根拠も理由も見えないので、ゼレンスキーをナチに仕立てたいという動機なのかと憶測していました。
                    それとは違う人もいると思います。

                    私の動機を間違った憶測で書かれたようなので、動機の部分を書きました。

                    5
                      • 匿名さん
                      • 2023年 7月 04日

                      >バフムトに兵を投入したとしても「死守」だと決めつけるには弱いと思います。
                      >押されているのだから同数の兵を用意するのは撤退しない以上、当然の措置だとも思います。

                      でも、両翼を支配されて、航空優勢も取られた地点を守るのは、普通に考えて理解しがたいというのが、ここの評価だったと思います。
                      だから、有力な見方として「死守」と思われても不思議ではない状況だった。

                      そして、最初の人は「ゼレンスキー政権」と言っているのだから、政権として、「死守」命令を出したかどうかは、現時点では不明でしょう。それで、親ロ派と判断するのはせっかちなのかなと思います。

                      3
                • くらうん
                • 2023年 7月 03日

                戦後に色々なものが出てくるのはそうですが、「死守命令を出していた」、「死守命令は~繰り返し喧伝していた」と言う以上は、そのソースはすでに公開されていなければおかしいはずです。
                ぽんぽこさんの言う「ロシア軍なら早々に撤退しているだろう段階」というのも推論ですし、それだけでは防衛側のキルレシオの差を利用した漸減・遅滞戦術の可能性もあるわけで状況証拠としてもまだ弱い。
                首脳部と軍との齟齬があったのは承知していますが、少なくとも「死守命令がでていた・喧伝されていた」「歴史修正」と明言されるなら、明確な言質が無ければならないでしょう。
                親露・親宇関係なく過剰反応する人なんていうのは事実をつきつけてやればいいだけです。

                19
                • 2023年 7月 03日

                記憶違いなだけだと思うけど、セベロドネツクとバフムトでは、ウクライナの後退速度がかなり違う。

                セベロドネツクではウクライナ軍は不利な状況になった段階で速やかに撤退していた。
                セベロドネツクでは攻守がロシアとウクライナで行ったり来たりした。
                終盤ではじめは歩兵の練度で優位(たまたまウクライナが精鋭部隊だっただけ)なウクライナが市街線で優位に進めていたが、ロシアが市街から引いて砲撃で圧倒してきた。
                ウクライナのM777ではロシアの多連装ロケットシステムにはリーチで負けて、ウクライナ側だけが死傷する状況になった(メディアがそう言っていて、戦場の映像でウクライナ軍が建物な何かの中で砲撃されている中、亀のようにうずくまっていて何もできていない映像を見た記憶がある)
                これではタマランと早々にセベロドネツクを捨てたと記憶している。
                (3日も我慢していなかったと思う)
                バフムトではウクライナ発表ではロシア軍を効率的に削れているとの発言だった。
                状況証拠からの推測だけどウクライナの認識はそうなので撤退する判断にならなかったんだと思う。

                1
                  • ポンポコ
                  • 2023年 7月 03日

                  最近火力差は2、3倍てすが、当時は数倍でしたからね。

                  セベロドネツクでは、三方包囲されて、おっしゃるような状況になっても退却でなく、ウクライナ軍は増援を送り続けました。そのため、最終的には夜間に川を泳いでわたって、退却できた兵もいます。

                  1
                    • 2023年 7月 03日

                    高々3日位しかないのに増員は流石に矛盾だから認識が私とはちがいますね。

                    5
        • 匿名11号
        • 2023年 7月 02日

        逆ではないですかね。

        ロシア国民の目線的には「(ワグネルの猛攻で)陥落宣言を出したのに結局取られた」となると、ロシア正規軍への信頼に疑問符がつくし、ワグネルを潰しにくくなることでロシア国内の内部対立も煽れるから、ゼレンスキー政権としては政治的な「得点」を得る方に期待しているのでは。

        24
      • 関東クレーマー
      • 2023年 7月 02日

      バフムトに対する価値が想定以上に上がってしまったからだと思います。私は最近、アルゴノート社の『もっとわかる ロシア・ウクライナ戦争』という本を購入したのですがそこではバフムトをガダルカナル島の戦いのような消耗戦をロシアに強いる為だったと語られています。しかし政治的価値が必要以上に高まりウクライナ軍もかえって消耗戦に付き合わされることになり軍部でも対立が生じたと。バフムトがロシア軍にとっての要衝という主張も地図を見れば道が交差しているので分かりますし、これ以上ロシア軍が西に進出しないための防衛線だという意見も分かります。ウクライナにとっては守りやすい地形で要塞化も進められていますしここでの抗戦は合理的だと思いました。しかし両軍政治的な面で引っ込みがつかなくなって必要以上に拘っている感じがします。今はウクライナにとって有利な展開ですが両軍の損害も不明な以上、まだこの周辺での戦いにどのような価値があるのか詮索するのは早いのかも知れませんね。

      28
      • XYZ
      • 2023年 7月 02日

      ゼレンスキー政権側よりもプーチン側があれだけ占領をアピールしていた地域を奪還するのはロシア側の士気やプーチンの弱体化に役立つ地域になってしまったからでしょう。

      45
      • ASDF
      • 2023年 7月 02日

      バフムト・ソレダルはロシア占領地の突出部でありウクライナに半包囲されていると言い換えることができる
      なので奪還と奪還後の維持がやりやすいというだけではないかな

      6
      • NHG
      • 2023年 7月 02日

      だいぶ前に見たテレビでは、ロシア革命後にウクライナが建国され最初に(ドンバス地域で?)ウクライナの国旗が掲げられたのがバフムト。そしてソビエト時代は名前を変えられソ連崩壊後に元の名前に戻ったという思い入れのある地。
      ロシア目線では、バフムトの先にウクライナに対して最初に反旗を翻した(が鎮圧された)街があるから、バフムトの次はその街を解放して錦を飾りたいみたいな話をしてた。

      だいぶ前だから記憶違いはあるかもしれないけど「都市の戦略上の重要さより、都市の歴史的な重みが両者の原動力なのではないか」みたいな説明は少なからず納得した記憶(ただ歴史上の理由がすべてとするには広報が甘いから、あくまで「そういう見方もできる」ぐらいの話だとは思う)

      14
      • 名無し
      • 2023年 7月 02日

      ロシア側が政治的事情で撤退できないから
      ここを攻めれば戦力を誘引できるからでしょう。

      13
      • 第十軍団
      • 2023年 7月 02日

      自分の印象だとウクライナ側よりロシア側が軍事的価値より過大評価してた感じ
      (制圧宣言してもそこから拡張出来なかったし)
      プリゴジン=ワグネルとショイグーゲラシモフとの権力争いに利用されたというか
      そこをワウクライナ側が迫ってきたらまたロシア側がゴタゴタしそうな…

      12
      • バーナーキング
      • 2023年 7月 02日

      露軍が丁寧に更地にして陣地として使い物にならなくしたにも関わらず、露軍としては戦争開始直後を除けばほとんど唯一の戦果なので、露軍としては「守り難いのに失う訳にいかない」場所ですから普通に攻め所でしょう。

      46
      • たら
      • 2023年 7月 02日

      軍事的なことが分からないのですが、それでは、バフムート以外のどこで戦えばいいのでしょうか?
      双方共に敵がくると分かっているところが、戦場になるのではないのですか?

      3
        • バーナーキング
        • 2023年 7月 03日

        戦略的、戦術的に重要な拠点については仰る通り両軍集まっての決算地になる事もあるでしょうが、
        それ以外では基本、攻撃側は防御の薄い点を狙って突破、防御側はそれをさせまいと対応、その上で自軍が優位に戦える戦場を選択するのが普通かと。
        なので戦略的にも戦術的にも価値が低いにも関わらず、政治的な理由から決戦地になってしまってるバフムトが特異なんですよ。
        まあウクライナ側からすれば、まともな建物が残ってる内は防御に、更地になったところで攻撃に使えてるので一応それぞれ「自軍が優位に戦える戦場」には該当する訳ですが。

        6
      • ポンポコ
      • 2023年 7月 02日

      バフムトやソルダーは古来から草原の尾根道や渡河の点で古来から、例えばモンゴルの騎馬隊長とかでも進軍路の重要地域でした。細かい場所は歴史上で変遷があるようですが。

      しかし、今回はゼレンスキーが政治的にこだわったのでしょう。

      そのため、ウクライナは延べで30個旅団ほどつぎ込んでしまいました。ロシア軍なら三方包囲されたら早い段階で撤退したはずです。

      30個旅団ほどがそれぞれかなり損耗したので、ウクライナ軍の今回の南部の総攻撃は新編旅団中心になりました。

      しかし、南部の総攻撃はうまくいかず、宣伝上で何が戦果が必要となりました。それでウクライナは、再びバフムトに力をいれ始めたのではないでしょうか。もし、バフムトを奪還すれば、宣伝上では南部の失敗を補填できます。

      7
        • hiroさん
        • 2023年 7月 02日

        >ロシア軍なら三方包囲されたら早い段階で撤退したはずです。

        これはどうなんでしょうね?
        他国に攻め込んでいる立場と、自国を防衛する立場の違いがあるのでは?
        ロシア軍にとっては、プーチン一派のファンタジーが無ければ、命を捨てる価値がある土地とは思えないでしょう。

        12
        • 2023年 7月 03日

        >ロシア軍なら三方包囲されたら早い段階で撤退したはずです。

        さてこれからバフムトがどうなるか楽しみです。
        ロシアの人命を尊重した素早い撤退が見られるのか、ワグナーの犠牲で奪ったバフムトにロシア国防省がこだわって撤退が遅れるのかを。

        8
          • ポンポコ
          • 2023年 7月 03日

          わからないけど、たぶんウクライナ側が包囲するところまでいかないのではないか。なぜなら、バフムト戦で何回も繰り返したことだからね。

          しかし、戦争は、特に、大局でなく局地的な戦闘は何が起こるか、わからないけどね。

          2
    • 匿名さん
    • 2023年 7月 02日

    バフムートの地図の完成度がすごいな。
    普通に市販できるレベルになってきてる。

    地形の起伏も加えられてるようだし、これは本当にありがたい。
    またしばらく、この地図にお世話になりそうです。

    54
      • class
      • 2023年 7月 02日

      ・拠点の色と両陣営支配地の色が主題図としてクッキリして分かりやすい!
      ・地形、川、道路など重要な地形インフラや防御陣地がわかりやすい!
      ・縮尺がyd法ではなく、我々に馴染みのあるkm法なので体感で解りやすい!
      ・視覚的証拠などのスポットの記録が正確で分かりやすい!

      8
    • gepard
    • 2023年 7月 02日

    数ヶ月攻略に苦戦しているクリシェイフカの高台と北部の丘陵帯を奪還すればバフムトの半包囲に近づいたと言える。

    ロシアの防衛ラインはこの地域では薄く、起伏と森が比較的多いためロシアの航空機から隠れることも南部よりも容易だ。CV90を装備した旅団など未投入の戦力をウクライナが投入すれば領土奪還できる見込みが南部よりはある。

    ウクライナが領土奪還に望みをつなげるのなら、この地域は有力だろう。

    16
    • ノコ
    • 2023年 7月 02日

    バフムトがいよいよ両翼包囲の可能性が見えてくる状況になってきた
    ロシア軍は包囲されるのを避けるなら後退するしかなく、死守するならそれこそ砲兵のエサになるだろう
    バフムトの価値を勝手に上げたのはロシア軍(プーチンとワグネルの契約)で、ウクライナ軍はキルゾーンを構成しやすかったバフムトで粛々とロシア軍を何ヶ月もの間削り続けながらジリジリと下がったまでのこと
    「プリゴジンの乱」で部隊を引き抜かれたと言われていたバフムト周辺だけど、ロシア軍は再び予備の部隊をバフムトに投入したと言われている
    陥落してまださほど防衛ラインが強化されていないバフムトに兵が集められているのなら、ウクライナとしては美味しい獲物なのかもしれない

    35
    • zeema4
    • 2023年 7月 02日

    ウクライナはまだバフムトの街を守っている時に、バフムトは非常に重要と言いつつある時点で守るのが厳しくなったら戦略的に撤退する可能性もあると言って実際に撤退したが、ロシアはバフムト制圧をあまりにも大きな戦果としてアピールし過ぎてしまったのでこれを易々と手放すことはもう政治的に出来なくなってるのがロシアにとって辛いところでしょうな。
    これからじわじわウクライナがバフムト包囲に向けて前進したときに、自分たちが街を破壊し尽くして遮蔽物がほぼ無くなってしまったバフムトを守るのはウクライナ軍が守っていた時に比べて圧倒的に守り辛そう。

    30
      • 寅三号
      • 2023年 7月 02日

      それはありますね。ロシアは伝統的に人命よりも領土を重視する傾向が強く、大戦果を詠っていたバフムトを数か月で失陥したとなると数万の兵士の犠牲以上に、政治的に大きなマイナスが生じそうです。

      思えば、バフムトを巡る攻防はウクライナ側からも賛否両論ありましたが、ワグネルが自軍の大損害を巡って正規軍と対立して先日の蜂起に繋がったとすると、ワグネルと正規軍の間にクサビを打ち込んだウクライナの犠牲も無駄ではないかったように思います。
      仮にプリゴジンの乱に続きがあったり、ロシアの内部分裂のトリガーになったとしたら、まさにバフムトでのウクライナの粘りが戦争の流れを変える事に繋がった… という評価される未来だってあり得るかも。状況は常に流動するので、状況がどう転ぶか注視したいですね。

      28
        • れんちゃ
        • 2023年 7月 02日

        ソ連で重視されるのはお偉いさんの体面がかかった命令の方ですよ。発出された命令を問題があろうと関係なくとにかく遂行する事が至上命題であり、それによって何かが得られるかどうかは二の次です。その命令を賢明に遵守させないことがサボタージュとなるのがかつての政治委員監督式です。
        別に後で奪い返されようと、命令を遂行したのでオッケーだし、なんなら命令を遂行した後に後々に起こり得る諸問題を他に擦り付け責任逃れするのが得策です。プリゴジンはそれを画策しましたが、押し付けられた国防省が反撃に出て奇妙な展開になって墓穴を掘ってしまいました。

        命の価値についてはジューコフ曰く「勝利は流した味方兵士の血の量によって得られる」という歪んだ認識が上層部に蔓延しており、「勝つための必要経費」としてもっともっと下の扱いです。勝とうが負けようがジャンジャカ消耗させるのがソ連式の末端兵士の命の値段です。
        ノモンハンでも無駄に塹壕へ突入させられ続けて死体の山を作り上げ、厭戦ムードで破綻しかけてました。暫くの間は情報封鎖して事実を隠してましたが…後々発覚してジューコフについての評価はひっくり返りました。
        バフムトの戦いでもそうした傾向が現代においてもあまり変わってなかったという驚くべき事実を示していた訳です。

        11
          • hiroさん
          • 2023年 7月 02日

          嫌味では無く、かっての大日本帝国を見ている様ですね。
          やはり一個人としては、全体主義·権威主義よりは民主主義の方が(問題はあるにせよ)まだ幸せなのでしょうね。

          16
    • 思い付きだけど
    • 2023年 7月 02日

    「バフムトの価値」は、「リチウム」という地下資源によりこれから得られる膨大な価値があるから。
    そしてロシアVSウクライナ・EU・アメリカが電池自動車に載るなら両軍とも手を放すことはないでしょう。
    逆にリチウムで手を結べるなら戦争が終結に至るかもしれません。

    1
      • kitty
      • 2023年 7月 02日

      それは「北朝鮮の豊富な地下資源」並のレトリックだと思います。
      リンク
      ロシア、ウクライナの未来を暗くした…巨額の資源埋蔵地を掌握

      >ロシアは2014年クリミア半島を侵攻・合併した後、石炭埋蔵地などを掌握して生産量を大幅に縮小した。
      >また、ウクライナがこの地域を奪還する場合、再び使用できないように一部の炭鉱を浸水させた。
      >ウクライナのエネルギー会社DTEKのマキシム・ティムチェンコ最高経営責任者(CEO)は
      >「ロシアは原材料が必要なのでなく、ウクライナの経済破壊が目標であるだけ」と指摘した。

      ロシアのスタンスはこれが正解でしょう。

      13
    • paxai
    • 2023年 7月 02日

    記事翻訳しながら見てたけどウクライナでやってる?「一般的な動員」ってなんなのだ?
    記事見てると成人男性は全て入隊事務所にいかなあかんのか?ただウクライナ軍にそこまでの兵士がいるようには思えないけど。
    地域別に出されてるってのもよくわからん話だし。

    0
      • gepard
      • 2023年 7月 02日

      General mobilization(総動員令)を直訳して一般動員と訳してしまったのでしょう。generalには一般という意味がありますからね。
      ロシア側ソースではこれまで病気や家族の介護や育児で免除されてきた人達も今回根こそぎ動員すると伝えてます。(未確認情報です)

      15
        • paxai
        • 2023年 7月 02日

        解説ありがとー
        総動員って開戦した時からじゃね?とは思ってたけどあれは予備役総動員だったか。でも予備役以外の動員も始まってたような?
        総動員(弱) 総動員(強) みたいなのがあるのかな?ここらへんウクライナ人にとっても重要情報だと思うけどウクライナメディアでもあまり取り上げられないイメージだわ。
        個人的には戦争で苦しくなった時どんな順番で動員されていくのかは不謹慎ながら気になる。

        6
          • Active Present
          • 2023年 7月 02日

          それ私も気になりますね
          そういえば赤紙ってどういう感じで回ってきたのだろう

          2
          • 7743
          • 2023年 7月 02日

          日本の場合、赤紙は兄弟順・学歴・職業・年齢などによって召集される順番が決まったそうです。
          職業では①国家公務員 ②兵事事務関連 ③帝国議会議員 ④警察官 ⑤軍職員 ⑥軍需産業で働く専門技術者と職工 ⑦鉄道員と船員 ⑧通信技術者は召集が延期された経緯があるそうです。
          意外と軍事関連で働く人は後回しにされるようですね。
          ただし、末期になるとどの立場の人間も見境なく召集されるようになったらしい。

          4
            • Active Present
            • 2023年 7月 03日

            そんな感じなんですね。そうなると末期は民間レベルでヤバさを共有してたんでしょうね。
            (後れ馳せながら返信ありがとうございます)

            • バーナーキング
            • 2023年 7月 04日

            >意外と軍事関連で働く人は後回しにされるようですね。

            意外でも何でもないのでは。
            軍事関連で働いてるという事は仕事で軍を支えてるんですから、それらの人を兵士にしてしまったら軍の活動が回らなくなるでしょう。

            3
          • gepard
          • 2023年 7月 02日

          リンク
          今年四月のTBSテレビの報道によると、軍務に従事できないという証明書さえあれば動員を回避できる実態があるようです。その中でウクライナ戦争研究所のルスラン・ボルトニク所長によると、健康診断の結果を捏造したり、身体障碍者の偽証明書を発行してもらったり、偽装離婚で子供を一人で育てているふりをして徴兵を逃れるケースが非常に多く、こうした徴兵逃れは50万人にのぼるとのことです。

          ロシアのケースですがメディアゾナがロシアの動員の実態を調べています。
          リンク
          昨年の部分動員では10月中旬までに50万人近くが動員され18–49歳の動員年齢の男性の1.6%程度だということです。
          動員率が高いのはアムール・ザバイカリエ・ハバロフスク地方などの辺境地帯、ブリヤート共和国など少数民族の多い地域でした。モスクワやサンクトペテルブルクは1%未満と低い動員率です。

          1
            • ポンポコ
            • 2023年 7月 03日

            現時点では、ウクライナの動員とロシアの動員は別物です。

            昨年秋のロシアの動員は、200万の予備役の中から30万を召集したものです。
            予備役とは、軍務の経験があり、予備役登録を選択し、定期的に訓練を受けている人たちのことです。もちろん、階級も専門もいます。この時の召集では、わりに佐官クラスや建設や輸送関係の人が目立ちました。普通なら少ないカテゴリーです。

            もちろん、ロシアでも徴兵制度があり、毎年10万人くらいが徴兵されますが、それは、このウクライナ戦争とは直接の関係はないのです。なぜなら、建前が戦争でなく特別軍事作戦なので、徴兵で動員した兵士をこの戦争に投入することができないのです。

            ロシアで徴兵された人がこの戦争で戦地に出る場合は、徴兵期間終了後に、予備役を選択し、将来2回目の召集があった時に含まれた場合です。

            もちろん志願の場合は別です。ロシア軍は志願兵中心で、経済的に地方の人が多いのです。

          • 理想はこの翼では届かない
          • 2023年 7月 02日

          動員(兵務局への出頭)の強制条件が段階的に緩められてきているのです
          最初は、要介護・老齢・幼い家族がいる場合や医師・教師・技術者などは免除でした
          昨年後半からの職業制限の緩和、年齢上限・下限の引き上げ・引き下げ
          そして今回の家族条件の緩和(事実上の撤廃)

          3
      • ポンポコ
      • 2023年 7月 02日

      ウクライナの動員は、ロシアとは違って、一般人を動員しています。いわゆる普通の動員ですね。

      公務員とか3人以上の子を養育しているとか、免除される条件があります。今回、その条件が厳しくなったのでは?

      ウクライナでは、その条件の徴兵猶予証明を常に携帯する必要があります。それがないと、極端な場合、道路や広場をふらふらしていると検問やパトロールで捕まります。

      すると、護送車に放り込まれて令状が発行されて、簡単な訓練で気がつくと最前線に立っていたりします。

      地域別というのは、ウクライナの旅団は旧日本軍と同じで、郷土部隊の色彩がかなり強く、簡単に言うと地域ごとに編成されるわけなんですが。

      だから、旅団名でそこの兵隊がどこの出身者かわかります。極端な場合、マリウポリ方面からの避難者の場合、避難途中の検問でひっかかるとマリウポリ編成の旅団にいれられます。マリウポリの場合は徴兵する郷土がないので、そこの避難民から編成します。

      13
    • れんちゃ
    • 2023年 7月 02日

    ウクライナが突っ込んでる兵力がどこにいるのか?それは都市部を巡る争いではなく、南北西の各幹線道路の包囲ですよ?
    なんかバフムトの争いだから都市部で戦ってたに違いないと曲解している人が多く居る様ですが…
    ロシアの作戦はバフムトを食い破って内部を食い荒らしてドンバスの最前線を維持出来なくして全制圧に持ち込む事でした。
    それを阻止する為の部隊が展開されていただけです。

    むしろ、阻むものが誰もいないのに全然動きもしていなかったらロシアの方が間抜けな話になります。
    進めないからバフムト全包囲や他の都市への突出に失敗して、結果的に都市部正面からのごり押しになっただけな話です。
    ウクライナ側は幹線道路からはロシア軍を排除するか、他の戦線に救援に行かない様に釘付けする必要があります。
    なぜかバフムト都市部の事しか価値や戦場を考えられない人が意外といるので、謎の悩みとなってるだけです。

    だから延々とバフムトに関する予測が外れ続けたんです。ウクライナ側は他の戦線と協調して必要な防備戦力を圧迫にも活用してるだけです。
    また、瓦礫の山となった上に半包囲されてる都市部だけ取り戻しても意味薄いので、外周部を崩してロシア側に割を食わせようとしてる訳です。これも前々から指摘されてます。むしろこれらの流れはごくごく自然な流れでしかありません。

    不思議な状況だったのはロシア軍が正面から突貫を繰り返すほど躍起になった事であって、ウクライナ側は幹線道路から敵が広がらない様にかつ、どちらにせよこの場所に展開し続ける兵力を活用してるだけです。

    21
    • VIVA
    • 2023年 7月 02日

    ウクライナの反転攻勢による領土奪還のニュースが流れる一方で、ゼレンスキーは年内での停戦交渉を進めるとか言ってるのは、実態としてはウクライナも相当疲弊してるということかね?

    4
      • れんちゃ
      • 2023年 7月 02日

      その真偽はともかく、ゼレンスキーいわく秋ごろにはかなりの前進が期待出来るので、年末には停戦交渉を話し合える素地が整うという論陣を張っている様です。
      もっとも、その為に必要な支援を期待するし、それが不十分ならばもっと期間が延びちゃうよ?という事を暗に言っている面もあるのかと。11日頃にあるとされる会議ではそうした事が話し合われるのだと思います。

      反抗作戦の実施は欧米の手配遅れに加えて天候不順などで遅れ気味となっており、まだ始まったばかりという風な説明もされてますね。実際の所はもっと詳しく現地状況を確かめてみないと分かりませんが、理屈的にはそういう事だそうです。

      14
      • ASDF
      • 2023年 7月 02日

      人的資源を見るとそこらへんで歩いている人を徴兵したり、国外脱出したウクライナ人が多いので打撃を受けているだろう。
      経済を見ると2022年のGDP成長率がー30%とひどいことになっている。
      西側の援助で戦っているのだが、今年から世界的に不況に陥ると見込まれており、
      生活苦に陥る西側国民がいつまでウクライナへの援助を支持するか疑わしい。

      長期戦はしたくないというのが本音だろう。

      8
        • ポンポコ
        • 2023年 7月 03日

        逆に戦争を止めると、ウクライナは崩壊してしまう面もある。西側の経済支援で回っているので。

        ゼレンスキーの本音は、戦争を続けたい、できれば、米軍がNATOを直接戦闘に巻き込みたいといったところでしょう。

        4
          • 2023年 7月 03日

          >逆に戦争を止めると、ウクライナは崩壊してしまう
          むしろ戦後の復興支援は支援側にも経済的なリターンがあるのですでにパイの奪い合いが始まっている状況で、兵器支援を行えないわが国がどの程度復興支援に関われるのか・・?という点が懸念されるほどです。

          >ゼレンスキーの本音は、戦争を続けたい
          キーウ政権が戦争を続けたいというのは「現状のロシア占領地が残る形での停戦を望まない」という意味であり、戦闘行為自体を望んでいるわけではないのは明白です。
          “平和を望み、戦争を終わらせたいのであれば、ロシアが即刻撤退すべき。”

          全ての議論はこの共通理解から始まるべきです。
          ロシアが侵攻をあきらめて撤退しないのであれば、戦争を継続せざるを得ない。
          ロシアが侵攻をあきらめて撤退しないのであれば、西側の兵器支援を要求せざるを得ない。
          その上で、現実的にどこまでウクライナが戦えるのか?どのまで西側が支援出来るのか?という議論があるべきでしょう。

          逆にこの前提を共有出来ない場合は、議論が難しいのでしょうね。

          10
            • ポンポコ
            • 2023年 7月 03日

            ウクライナの復興支援自体が独立採算で儲かることはないでしょうね。

            あくまで西側の支援金が集まるかどうかでしょうね。日本がいくら出すかとか?
            でも、戦争が終われば、支援金が続くこともないでしょう。

            1
    • ネコ歩き
    • 2023年 7月 02日

    バフムトはロシアが一方的に編入を宣言していたドネツク州の領域にあり、故にプーチンはバフムトを「開放」したと宣言したわけです。ロシアの建前上の軍事目標は編入宣言州の完全制圧でしょう。
    反攻作戦発動においてウクライナがバフムト奪還を企画するのは当然に思えます。ザポリージャ州方面の戦果こそがクリミア奪還の可能性に通じる道ですが、政治的にバフムトを放置するわけにいかなかったのかと。
    しかし南部戦線ではロシア軍の抵抗が予想以上で、想定した戦果が上げられていないのが現状。バフムトの戦況が結果的に相当数のロシア予備戦力誘引になるならば、南部作戦の戦況好転に貢献するかもしれません。

    4
    • PT
    • 2023年 7月 03日

    ベルヒフカって確か1~2週間くらい前に、ウクライナ軍が突入して撃退された記憶があるんだけど、今回は大丈夫だろうか?

    4
    • ウルフリック
    • 2023年 7月 03日

    最も重要なザポリージャ方面の作戦への支援と西側への「攻勢をかけるのには不十分なのに援助に見合った戦果のアピールをしなければならない」という政治的要求という実益上2つの重要な動気と「ロシア軍の防御態勢が整っていない上に両軍にとってアイコン的な存在であるバフムート」を考えれば、ウクライナ軍が仕掛けるバフムート半包囲作戦は、非常に現実的で妥当としか。ロシアはワグネルを使うことが出来なくなったので、冷酷だが合理的で効果的な肉壁戦術は不可能になったのは注意すべきですな。ウクライナ軍がバフムート戦で半包囲作戦に必要な要地を確保した場合でも、プーチンは自身の失脚を予防するために死守命令を出す可能性が高く、それはロシア軍の戦略予備を費消し尽くすでしょう。状況次第ではウクライナのカウンターパンチが決まるのも夢物語でなくなります……面白くなってきました

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