バフムート方面のクリシェイフカ周辺ではウクライナ軍が「旧高台陣地」の奪還に成功、ザポリージャ方面のロボタイン周辺ではウクライナ軍が敵防衛ラインに到達、これを突破するための戦闘が開始されており、ロシア軍は予備陣地に後退したらしい。
ロボタイン攻略は今後の反攻作戦の進展を占う試金石となるだろう
バフムート方面のウクライナ軍はクリシェイフカの西=水路の内側を戦車や装甲車輌を伴って南下中だが、クリシェイフカを失う原因となった高台陣地=Ⓐを第3突撃旅団が奪還(今年1月17日頃に喪失)したと報告されており、このまま高台陣地に定着できればクリシェイフカ方向に進むための強力な足場になるだろう。
ロシア側情報源が言及した「ベルヒフカに対する攻勢(集落に到達したらしい)」について新たな情報はない。
しかし東部司令部のチェレバティ報道官は「バフムートで積極的な市街戦は行われていない。狙撃兵のグループがそこで活動している。他の部隊も同地域に存在するが詳細はまだ話せない。都市周辺の南側と北側で我が軍の大規模な猛攻が続いている」と述べており、クリシェイフカだけでなくベルヒフカに対する攻勢が行われているのはほぼ確実だ。
ザポリージャ州オレホボ方面でも複数のロシア側情報源は「敵がロボタインの防衛ラインに辿り着いて塹壕に侵入した」「ウクライナ軍がロボタイン郊外で前進し、ロシア軍部隊は左翼の予備陣地に後退した」と述べており、現在はロボタインの北西に位置する森林で両軍が交戦しているらしい。
さらにウクライナ軍第47機械化旅団がⒶとⒷのロシア軍陣地を突破する映像、Ⓒでロシア軍の戦車を対戦車ミサイルで破壊する映像も登場しているため、ロシア側情報源の主張を裏付けている。
※ロボタイン郊外のマップを更新
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
クルスクみたいにジリジリ進んでるな。あの時のソ連軍は予備部隊をわんこそばのごとく無限に次々と投入してたけど、今回は果たしてどうか。シチリア上陸みたいな神風は吹かないであろう所は露軍としては苦しいだろう。
あの時のソ連と同じく、兵力の優位を生かして今ジリジリ進んでいるのが、ウクライナ軍です。
ロシア軍は、火力の優位を生かして対応できるか。
しかし、これまでのバフムトの戦いでは、ウクライナ側の2、3個旅団を投入した攻勢は、たくさんの回数がありました。今回の攻勢が、違う結果をもらすことができるかどうか。
ザボリージャの方は、よくわからないが、ロシア軍の主防衛ラインの前なのかな?
ワグネルにやられた戦術をそのままやり返してるといった感じだね。
派手な突破は無いが塹壕をひとつづつ地味に潰していってる。
時間と兵の血が必要だが確実な手段。
航空優勢獲れない陸戦は歩兵主体に成らざるを得ない。
ロボダインなのか、ロボティネなのか、ロボティーンなのか…
Роботине のウクライナ語発音の仮名表記は「ロボーティネ」か「ロボティネ」が妥当と思います。
もうアルファベットでいいよ
妻に「Роботине」発音を聞いてみました。
「ロボーティネ」だそうです。ちなみにロシア語なら「ラボーティノ」だそうです。
「仕事の」という意味になるそうです。
ついに防衛ラインに到達しましたか。
願わくば極力犠牲が少なく突破出来ることを祈ります。
ウクライナ軍はクリシェイフカの迂回に成功しつつある反面バフムト北部は相変わらず攻め倦ねているようだ
現在のロシア軍の補給ルートはポパスナ→ソレダル→バフムトの鉄道ルートの比重が大きいから当然防御もバフムト北部を優先しているだろう
結局この戦域の戦いは鉄道ルートを確保しポパスナからデポを進出させたいロシアvsそれを阻止したいウクライナ、という構図なわけでウクライナとしてはクリシェイフカからバフムトの陥落に繋げなければこの攻勢は意味を失ってしまう
つまり経過が順調なら言われているような両翼包囲ではなく片翼包囲の形に進むことになる
クリシェイフカ方向では高台陣地の制圧に進んでいるようですが北部ではおっしゃる通り一進一退ですね。機甲戦力に余裕がないため歩兵攻勢となって進捗が遅いのは当然です。ただウクライナ軍はワグナーのような囚人兵の大量突撃や砲火力で圧倒する戦い方はできないのでじりじりと市街地で戦うやり方は難しいでしょう。クリシェイフカを獲れてもバフムト制圧に向かうかは疑問です。
片翼包囲に繋げるにはオピトネ以南の制圧が必須ですが地図で分かるように川を超えないといけません。ただ高台を制圧できれば砲兵観測者を配置して周辺の制圧に有利になりますのでクリシェイフカ方面で攻勢が加速する可能性はあります。
おっしゃる通りで、自分で書いておいてなんだけど、ここから片翼攻撃の形で進めるのはまるで現実的ではない
ウクライナとしても本来は南北から両翼を押し上げてバフムトを包囲(勘違いしてる人が多いけど四方を囲むことではない)してしまう攻勢計画だったように思う
ただ北部の守りが想定より硬く、比較的攻撃の上手くいっている南の片翼に頼らざるを得なくなっている、というのが正直なところだろう
付け加えると、北部の防御の硬さはポパスナ→ソレダル→バフムトの補給線が既にロシア軍の期待した通りの効果を発揮し始めていることを示唆しているように見える
つまるところ兵站が改善されたロシア軍に対して時間をかけるほどこの戦線のウクライナ軍は不利になっていくだろう
ワグナーのやったような市街地の攻略は総動員体制にあるウクライナにも可能だろうけど、それを行う時間は残されていないんじゃないかな
バフムートはロシア軍がVDVを含む相当の予備戦力を投入しているとの事でどこまで進めるかは未知数ですね
一方で予備戦力を誘引出来たことで他の方面に好影響を与える可能性もあります
予備戦力を先に使い切ったほうが負けちゃう感じですかね。
なんだかんだいってプリの乱は影響があったような気がする。
今回の記事の動画も、重く、辛いもんだわ…
本当にそうですね…。
攻勢のスピードが例え遅くなったとしても、今みたいに人命優先でじわじわと出来るだけ少ない犠牲でこのまま続けられることを祈りたい…。
人命優先ではないと思うが。
西側装甲車のロスを恐れてなのか生身の歩兵を8時間歩かせて敵塹壕に向かわせるのは…
負傷しても後送困難ぞ…
なぜバフムートを両軍は重要視するのかということで昨日(7/2)議論がありましたが、これについては妻とウクライナやロシアの情報を徹底的に調べ研究を重ねて独自の仮説を立てております。かなりの長文になりますがご了承ください。(管理人様、長文すみません)
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■プーチンの権力の源泉であるガスを売り込むために
もともとKGBだったプーチンは東ドイツにて活動しており、その時代からドイツとの関係を深めていた。ソ連崩壊後の混乱に乗じてガス利権を手に入れたプーチンは、巨大マーケットとなった統一ドイツにガスを売り込むことを極めて重要視していた。一方のドイツにとっても輸出依存度(輸出額/GDP)は47%(2018年)と、日本の18%や米国の12%(2018年)と比べて格段に高く、輸出競争力を維持するためにも、ロシアからのガスという安いエネルギーの確保は重要であった。
ところがウクライナではクチマ大統領引退後、ウクライナ住民の親欧米派と親ロシア派の対立が先鋭化し、ロシアからドイツをはじめとする欧州向けのガス輸送をウクライナ経由のパイプラインに依存することがリスクとなってきた。権力の源泉であるパイプラインのバルブを親欧米派のウクライナ政権やポーランドに握られていては、プーチンとしてはそれらの国々にいつまでもご機嫌を取り続けなければならない。そこでプーチンは直接ガスをドイツに輸出できるパイプライン、ノルドストリーム1を2012年に完成、さらに2本目のパイプライン、ノルドストリーム2を2021年に完工させた。
昨今のニュースでご存じのとおりノルドストリーム2は米国の圧力によりドイツ側が認証を停止し稼働せず、ウクライナでの戦争勃発後の2022年9月にはノルドストリーム1も何者かによって破壊されてしまった。
■シェール革命と米国天然ガス事情
2005年頃からシェールガス・オイルの採掘技術が発達し米国で採算がとれるようになり、急速にシェールガス・オイル井の開発がすすめられた。米国の石油生産量が再び世界一に返り咲くほどとなり、シェール産業が勃興しシェール革命とも呼ばれた。
しかしながら、米国の天然ガスは2008年までは約7~8ドル/100万BTU(米国内価格)で推移していたが、生産の増加や2008年のリーマンショック、2015年のチャイナショックなどを契機として2020年まで最大2ドル台まで下落するなど価格は低迷を続けた。シェール革命が起こる前には海外からのLNG(特にカタール産)輸入に備えるべく、LNG受入れ基地の建設を始めていた米国だが、シェール革命後のガス価格低迷によって、ガス価格の高い海外(欧州や東アジア)へ輸出する方向へと転換し、LNG基地は受入ではなく輸出基地への設計変更を行った。2019年のフリーポート基地開業、2020年のキャメロン基地開業など、米国内で余ったシェールガスを輸出する体制を整えた。
このように米国は長年だぶついて価格低迷していたシェールガスの輸出体制が整い、世界中に売りさばくために市場を開拓する必要性が高まっていたのである。その売り先の代表がドイツをはじめとする欧州や日本である。そのためにはロシアのガス輸出を何としてでも妨害したかった。
(余談だが、シェール革命以前に米国に大量にLNGを輸出する計画だったカタールだが、シェール革命で米国がガスを買ってくれないことが明らかになり、イラクやシリア経由のパイプラインで欧州にガスを販売しようと計画した。それに対して、ロシアは徹底してシリアのアサド政権を支援し、パイプライン敷設計画をつぶした。それがロシアのシリア支援の動機である。シリア戦争もガス戦争の一環である。)
■ウクライナのシェールガス
米国でシェール革命が生じた2005年から2008年の間に、世界の様々な国でシェールガス田の調査が行われた。特に2007年はエネルギー価格高騰でガス価格も高騰し、シェールガスの価値が急激に高まった時期であった。そのようななかウクライナでのシェールガス田が相当な埋蔵量を有することが判明した。そのガス田はЮзівська(ユジフスカ)ガス田と呼ばれ2兆立米もの埋蔵量があるとの調査結果も出ている(2020 年の世界の天然ガス生産量は約 3.9兆立米なのでその埋蔵量の大きさが計り知れる)。場所はドネツク州北部とハルキウ州南東部にまたがっている。
2008年のリーマンショック後は欧州でのガス価格も低迷し開発の機運が一時しぼんだが、2012年頃からの欧州でのガス価格上昇(米国ガスは価格低迷したままだった)で、米シェブロンと英蘭ロイヤルダッチシェルが開発者として選出され開発が動き出した。その後は2014年のキエフマイダン発生後の混乱で開発は進んでいないが、ウクライナはポーランドなど欧州12か国と「三海洋イニシアチブ」を結成し、天然ガスを東欧内での融通やLNG基地を建設する投資計画を立てており、将来はユジフスカガス田からのガスを輸出する計画だともいわれている。
■バイデンとウクライナガス企業
米大統領バイデンの息子ハンター・バイデンは、2014年から2019年まで、ウクライナの天然ガス会社であるブリスマ・ホールディングスの取締役を務め、この期間で月額5万ドルの報酬を受けていた。バイデンは交通事故で妻と子2人を失っており、生き残った息子ハンターに対する支援の思いは特別だったことが想像できるが、元副大統領という座を利用したと疑われる行為は共和党からの攻撃材料となっている。2014年のキエフマイダンから現在のウクライナ支援まで、バイデン家がどのようにウクライナ政府に関与していたのかはまだはっきりとわかっていないが、ユジフスカ油田の権益をバイデン家が有しているとの未確認情報もある。
■ウクライナ戦争勃発とバフムート
ここまで長々とロシア、ウクライナ、米国のガスをめぐる暗躍を述べてきたが、いよいよバフムートの話となる。
プーチンとしてはユジフスカのガス田が開発されると、大顧客であるドイツの市場を失いかねない。2014年からドンバスでの親ロシア派勢力の抵抗で、ユジフスカの開発が進みづらかったが、2021年頃からの欧州でのガス価格の上昇は、ウクライナとしてもこの膠着を打開したい衝動を引き起こすのに十分だった。一方、ロシアとしてはここの開発を阻止すべくドンバスへの支援を強化する動機がますます強まった。さらにロシアの逆鱗に触れたのがノルドストリーム2の停止だった。ロシアとしてはウクライナを操る状況に置かなければガスの販売先を失う危機に陥った。双方とも話し合いで妥協できる状況にはなく、ついに2022年2月にロシアが本格的戦争に走ったのだった。
当初狙っていたキーウ攻略をあっさりとあきらめたロシアだが、バフムートに徹底して固執した理由が今まで述べてきたガス田が理由だとみている。ガス田の位置図と戦線の位置図を現したのがこのリンクである。
リンク
2014年からピタリと止まって動かない戦線とガス田の境界とが見事に一致している。ユジフスカガス田の最も条件が良い場所がクラマトルスクとスラビャンスクの周辺だともいわれ、そしてバフムートこそがそのガス田を守る最前線の都市なのだ。この地域はガス田だけではなく他の鉱物資源も豊富で、他の書込みにもあったようにリチウムの生産も有望だといわれている。この資源こそが米国が数兆円かけてウクライナを支援しても元を取れる源泉であり、ロシアとしては絶対に開発を阻止しなければならない資源でもある。
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上記意見はあくまでも個人の調査を基にした仮説であり、信頼性を保証するものではありません。しかしながら、双方の国が立派な大義名分を掲げているものの、実際には宝物の奪い合いという醜い海賊同士の争いのような戦争だと思っています
まあそういうような話、説は、ロシア軍のウクライナ侵攻以前からあり、さらに日本について言えば、ロシア軍のウクライナ侵攻後も、日本の商社、日本政府はサハリン2の共同開発からは決して撤退せず、またロシアからの天然ガスの輸入も続けているわけで、ガスに関しては決してウクライナの主張に同調しない独自の立場を守っているわけです。
バイデン家の関与も噂されるユジフスカ油田、ガス田を守るために重要な、アメリカを始めとするNATO各国の支援で要塞化されたと言われるバフムートは、すでにロシア軍によって占領されてしまいました。
こうなるとアメリカは、開発もロシアに阻止されたことになる、ウクライナ支援のために投じた数兆円の元も取れなくなるかもしれません。それはアメリカにとって、ロシアに対する戦略的敗北を意味するかもしれません。
日本政府や、日本の商社がサハリン2のロシアとの共同開発から撤退しないのは、裏ではそういう事情を承知していて、アメリカやEU、NATOの失敗の巻き添えになるのはまっぴらごめんと考えているという可能性もあります。森喜朗や、鈴木宗男ははっきりとそんなことを言っています。
>こうなるとアメリカは、開発もロシアに阻止されたことになる、ウクライナ支援のために投じた数兆円の元も取れなくなるかもしれません。
いえ、アメリカは欧州という大きな市場を得たのだから、十分な成果でしょう。
貴方は、こんなトンチンカンなコメントを返している場合ではなく、
ウクライナ人の妻を持つ男さんを見習うべき。
しっかり伝えたいことを、伝わるように整理して投稿される長文と、
妄想を垂れ流す長文の違いを学ぶべきかと思いますが、いかがでしょうか。
ガス資源が理由ならプーチンとち狂った説が吹っ飛ぶのでは🤔
非常に優れた分析で、たいへん参考になります。
エネルギーを中心に分析されているため、
戦争の動機をノルドストリーム2の承認停止と関連付けられているのかなと感じましたが、
個人的には、ウクライナがNATO加盟を強硬に主張したことが、戦争の発端と思います。
なぜなら、このような全面戦争を起こせば、ガス供給が止まるのは予測可能で、
ロシアにとっては、本末転倒だと思うからです。
ただ、その背景にあるのは、結局はエネルギーをめぐる米ロの争いだという。
ロシアのシェアを奪いたいアメリカの思惑で、世界がこれほど苦しんでることに、本当に嫌気が差します。
面白い分析ですね
バフムトにこだわる理由としては納得できます
裏付けとしては、シェルが2012年にこの地域の開発でウクライナと同意したって話もあるんですね
(クリミア併合なんやかんやで没になりましたが)
善意の支援には限度がありますが
資源目当てなら欧米はウクライナにとことん付き合いそうですね
NATO民の利益の為の戦争に、何故金と兵器を投げるだけで命を張らないのでしょう
ウクライナ人とNATO民の命の値段の差、でしょうか
NATOが介入すれば核戦争必死になりそうなものですが。NATO加盟国の戦争ならともかくNATOに加盟してないウクライナの戦争です。
せっかくなのでユジフスカガス田の経済的価値を算出してみました。
■計算データ
ガス埋蔵量:2兆m3
天然ガス百万BTUあたりガス体積:25m3
天然ガス百万BTU価格:10.1USD(2023年5月欧州スポット価格)
為替レート1USD:145JPY(2023年7月3日)
採掘祖利益率:30%(売上の7割を経費とする)
■計算結果
埋蔵天然ガス価値:117.2兆円
生産粗利益額:35.1兆円
この3分の1でも米国が享受できるのであれば、1兆円や2兆円の戦争支援など安いものですね。さすが、しっかり損得計算をしています。逆にこれをロシアがゲットしたらあっという間に戦費などチャラにできますし、遺族補償費など余裕で払えます。
>■計算結果
>埋蔵天然ガス価値:117.2兆円
>生産粗利益額:35.1兆円
ほぇ、すごい額ですね。
反攻作戦の主攻ラインは、バフムートだったんですかね。
でも、こんな生々しい現実は、その辺にしといたほうが良いかもしれません。
変なレッテルを貼られるやもしれませんから。
現実への理解が無ければ議論そのものが無価値です
現実を見ようとしない人たちへの皮肉ですよ。
1/3…10兆円…、いやまあ個人の感覚では立派な額だけど米国にしてみれば端金もいいとこだし、ロシアが丸々せしめても、戦争起こした代価としては全然割に合わないのでは?
直接の戦費だけならともかく、労働年齢の男性の多数を駆り出して何割かは五体満足では帰らず、国外逃亡者も多数。経済制裁も受けるし、天然資源は買い叩かれる。たかだか35兆円じゃトータル赤だと思うけどなぁ。
まあバイデンが、プーチンが、オリガルヒの誰かが私腹を肥やすため…という話ならまだ分からんでもないし、ロシアなら「長期的な損得よりも目先の利益に目が眩んで」とか「キエフを2日で陥とすつもりだった」ってのは十分あり得るから全面否定はしないけど、正直金額的に余りにもしょっぱい印象を受けます。アメリカの動機としては特に。
プーチンの立場で考えるとやっぱウクライナを自分達の勢力圏に留めておきたい・民主化していくウクライナなんて見たくない(ロシアに波及しかねない)とかが大きいんじゃないかなぁ、資源なんかも勢力圏の一部分であって全体ではないというか。
日本の国家予算ですら年100兆ぐらいありますからね
ロシアがバフムトを何がなんでも手に入れたいなら攻略をワグネルに任せることも、そこへの弾薬供給を滞らせて(プリゴジンが)激怒するなど腑に落ちないところが多い
カタールのガス欧州販売をロシアが邪魔をしたなどの分析は納得できるものの、それ以外は無理やり感が強い
Twitterのどこの界隈かは言わないけど、言ってることとリプ欄がうり二つなの芸術点高い
正直なところ陰謀論じみてて共感できない
単純にバフムトが鉄道の結節点で放置すれば露軍の補給状態を改善しうるから両軍激しく争奪戦を繰り広げているだけだろう
ロシアとアメリカは存在するが、ウクライナは存在しないという前提の論考ですね。ロシアの展開する情報戦に乗っかった論考と思います。
プーチンは以前シェール資源に関して質問された時に否定的見解を言ってたんだよね。
アメリカが掘ってるからってのもあるんだけど普通のガス田に比べて採掘コストと環境負荷が高いってのも理由に挙げてる。
ソ連崩壊後の混乱に乗じてガス利権を手に入れたプーチンは〜
ちょっと意味がわからない エリツィン時代にロシアの資源はユダヤ系ロシア人に牛耳られていたし
何をどう調べればそういう話が出来上がるのか知りたいですね。
他のスレッドでも触れましたが、ロシアはウクライナの資源を奪うことが目的なのではなく、ウクライナの資源開発を破壊することが目的なのでしょう。
だとしても今ウクライナがピンポイントにバフムトだけ奪還したとして、岩塩ならともかくシェールガスの採取やら輸送やらドンパチやってるすぐ横でできるのか、っつーたらそんな訳もなく。
ロシア側は 郵送ミサイルが足りなくて空爆が減ってるそうな。
いまこそ 必要なわけだが。
ロシア側からの攻撃も激減して守る一方に。
このままじゃ ジリ貧だね。
誘導、でよろしい?
おっしゃる通り 誘導です
ソースはありますか?
南ウクライナ軍 ナタリア・フメニュク報道官が言ったそうです。
すいませんがリンクを貼れません。
ググったけど記事がヒットしません。
残念ながら2次3次情報のみです。
正確にいうと新し目の誘導爆弾が枯渇して古い誘導爆弾しかなく、古い誘導爆弾は信頼性がなく、しかたなく無誘導爆弾を使用している状況だそう。
それでつい先日ロシア空軍が味方を誤爆したやつがあったが、それでと腑に落ちた。
推測でしかなく証拠はつかめないと思うので信じなくて良いです。
資源を巡る分析、非常に興味深いです。
資源があるからと言ったって街をあんなに廃墟にしたら復興コストとその時間考えれば完全に赤字でしょ
戦争せずに素直に買ったほうが遥かに経済的
よって算盤で始まった争奪戦じゃないのは確定的じゃね?
復興コストなんて,極東の貯金箱をちょっとシバキあげれば軽く兆円単位でチャリンチャリンと出てきますから。
利権は自分のもの,死ぬのは他人,後始末は舎弟に丸投げ、となれば合理的経営判断としてはやるでしょう。
なら最初から単純に極東の貯金箱に集る方が効率いいでしょーよ。
何で貯金箱が補填してくれるからってわざわざ赤字作る必要があるんですか。
お題目なんざわざわざ作らなくても山ほどあるんだし。
ロシアは自前の油田が脅かされるから廃墟にしてでもウクライナでの採掘を妨害したかった、と考えられますね。
ただ現状としては、アメリカはウクライナが西側に加わればヨシ、ロシアの侵攻があったとしても欧州がアメリカ依存になるのでヨシ。東欧はNATO加盟など対露体制が確立できてヨシ。
独仏は、、、ドンマイと言う感じ。
日本としては数兆円の支援でNATOや欧州におけるプレゼンスを確保して対中路線に撒きこめればヨシ、ロシアが没落して来る台湾侵攻の際の北方の憂いが減るなら尚ヨシ。
ということでエネルギー問題だけでなく地政学的にも現状の流れは日米にはそんなに悪くないと思います。合理的にいきましょう。
まぁそれが気に食わない方々が、経済ガーと煽ったり、反米が転じて親露になったりしているのでしょうけど・・・。
なら最初から砲撃で廃墟にするか、何なら「包囲される恐れがある」というだけでシェールガスの採取なんてやってる余裕ない訳で、むきになって歩兵入れて「制圧」する必要なんかなかったと思いますけどね。
無理に復興しなくても、採掘させないことでマーケットからウクライナのシェールガスを排除してしまえば自国の天然ガスのvalueは上がるので理に適ってますね。ロシアとしてはウクライナに既存のパイプライン使われてガスビジネスされるのは嫌だったはず。
ウクライナがガス代払わなかったりパイプラインからガスを抜き取ってるとかでロシアと揉めてるってのは業界では有名な話でした。それでノルドストリームへと繋がっていくことに。
侵攻の理由はそれだけじゃないと思いますが。
ほかにも類似のことを述べているものを見つけました。
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バフムト市内は防御を固めているので周辺狙いですが、市内西部も反撃始めているのは意外でした。