ロシア軍はアウディーイウカ陥落直後にロボーティネ方面で攻勢を開始したが、DEEP STATEとRYBARの評価は大きく食い違っており、RYBARが主張するロシア軍の前進範囲も視覚的証拠が伴っていないため現地の状況は謎に包まている。
参考:Ореховский участок: переброска подкреплений ВСУ обстановка к исходу 21 февраля 2024 года
参考:Ореховский участок: бои в центре Работино обстановка по состоянию на 13:00 22 февраля 2024 года
参考:Втрати росіян уп’ятеро більші, ніж втрати ЗСУ, – Зеленський
RYBARの主張は視覚的証拠が伴わないままどんどん先に進んでいる
タブリア作戦軍のリホワ報道官は15日「ロシア軍がロボーティネ方面に戦力を集中させてきた」「この集団の兵力規模はアウディーイウカ方面のロシア軍を上回っている」「敵はロボーティネを襲撃して成功を収めたいと考えているようだ」と警告していたが、ロシア軍はアウディーイウカ陥落直後にロボーティネ方面で攻勢を開始。
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは18日「ロシア軍が17日から積極的にロボーティネ方向の陣地を攻撃している」「ロシア軍はロボーティネ集落内に侵入しようとしており、集落の南側にある陣地で戦闘が続いている」「ロシア軍はベルベーヴ南西の防衛ラインを突破した」「ウクライナ軍は状況を安定化させるための作業を進めている」「予備戦力を投入しないと不味い状況になるかもしれない」「この事は両軍とも認識している」と報告。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍はドネツクに関心が集中している状況を利用してロボーティネ方面の攻勢を開始した」「ロシア軍はロボーティネ近郊で1km前進して昨年夏に奪われた陣地を奪還した」「ベルベーヴ方向でも最低3つの森林ゾーンを占領することに成功した」「コパニ方向の攻撃は成功したなった」と報告していたが、19日に「ロシア軍がロボーティネ近郊で大きく前進した」と主張。
RYBARは「空挺部隊と自動車化狙撃部隊は2km以上前進してロボーティネの南郊外と南東郊外に到達した」「ロボーティネの西外れで戦闘が行われているという報告は未確認だが機甲部隊による攻撃方向や、集落西側に歩兵部隊が向かっていることを考えると現実的なシナリオだ」「問題は敵が増援を送り込む時間があるかどうかだ」「この集落は昨年夏の戦闘で破壊されたため要塞にはなり得ない」と、別のロシア人ミルブロガーは「敵の大砲は殆ど動いておらずクラスター砲弾も枯渇している」「敵が使用するFPVドローンの強度は非常に弱く事実上存在しないと同じだ」と報告。
DEEP STATEのロボーティネ方向における評価は現在も「18日時点」と変わっていないが、RYBARの主張は視覚的証拠が伴わないままどんどん先に進んでいる。
RYBARが21日から23日までに報告した内容をまとめると以下の通りになる。
“ロシア軍はロボーティネ方向の前線を水平にすることに成功した。集落内の戦闘は中心部にある学校付近で行われており、ここを制圧できればウクライナ軍は集落の北郊外に撤退せざるを得ないだろう。ベルベーヴ近郊でも幾つかの拠点からウクライナ軍を叩き出した。ロシア軍が補給ルートに接近しているため、何らかの対策がなければロボーティネ方向の突出部に駐留するウクライナ軍部隊は大釜に身を置くことになりかねない状況だ。そのためウクライナ軍は増援を緊急派遣している”

出典:128 окрема гірсько-штурмова Закарпатська бригада
“陸軍の予備戦力から第128山岳強襲旅団の1個大隊を、空中機動軍の第78空中強襲連隊から2個大隊を派遣した。さらに約2ヶ月前に編成されたばかりの第141歩兵旅団の部隊がロボーティネ方向とベルベーヴ方向に到着する予定で、この方向の予備戦力として第116機械化旅団の戦車大隊が移動してきた。これほど多くの増援を投入してきたということはロボーティネ方向の前線を「何が何でも維持する」という現れだ。ウクライナ軍は士気の低下を恐れ、何百もの犠牲を支払っても昨年夏に獲得した陣地を維持したのだ”
繰り返しになるが「RYBARの主張内容や前進範囲」は視覚的に確認されておらず、DEEP STATEもRYBARが主張する範囲の前進を認めていないため黄色斜線の範囲は「未確定」だが、もしRYBARの主張が事実なら「ウクライナ軍はロボーティネ方向で押し戻されている」「ウクライナ軍は相当量の予備戦力を投入してでもロボーティネを維持したい」ということになり、中々興味深い状況といえる。
因みにゼレンスキー大統領はFOX Newsとのインタビューの中で「ウクライナ軍とロシア軍の戦死者数を比較すると1対5だ」「ウクライナ軍兵士1人の戦死に対してロシア軍は5人だ」「これは大凡の統計だ」と明かしており、これをウクライナ軍発表のロシア軍戦死者数(40万8,240人)に当てはめると「8万1,648人」という数字になるが、これが事実なのかどうかは誰にも分からない。
※航空万能論GFのウクライナ関係の記事は「ウクライナを応援する方」や「ロシアを応援する方」を攻撃したり馬鹿にしたりするためのものではないので、今後そういったコメントは他所でやってください。
関連記事:ロボーティネの戦い、ロシア軍が2km以上前進して集落郊外に到達か
関連記事:予見されていた攻勢、ロシア軍がロボーティネ方面で防衛ラインを突破
関連記事:ウクライナ軍、アウディーイウカ西郊外の集落に新たな防衛ラインを設定か
関連記事:ザポリージャの戦い、ロシア軍がロボーティネ周辺で2km以上も前進か
※アイキャッチ画像の出典:Минобороны России
正直、ウクライナ側にとって、政治宣伝以外にロボティネを固守する戦略的意味はないだろう。
反転攻勢は既に失敗し、次を行うにしても前と同じ場所でやる意味がない(既に防衛線を敷かれている)。
三方向から取り囲まれる突出部にしかなっていないのだから、戦線整理で早く退いた方が良いと思うが。
戦略的な意味はほぼ無く、戦術的には高台である事しか意味は無いですが「反攻作戦の成果」という政治的な意味はそれらの意味の無さを消し飛ばすほどに大きく重いのだと思います
ロボティネを奪還される=反攻作戦の完全な失敗と評価される事をウクライナ政府(軍部ではなく)が恐れているのだろうなと
このような憶測が外れて素直に撤退するようであればウクライナ軍にはまだ柔軟性があると思えるのですが、どうなることやら
キルレ1:5?
景気の悪いことを言えないのは分かりますが
支援国の国民としては事実を教えてほしいですね
嘘言ってるわけじゃなく大統領にもこの数字が真実だと報告されてるのかもね
まってほしい。
ゼレンスキー大統領はいつの時期のキルレシオとは明言していないのではないか。
もしかしたら去年の2月ごろまでの統計を答えているのかも知れない。
「(去年の2月ごろまでの)ウクライナ軍とロシア軍の戦死者数を比較すると1対5だ」
こう考えれば、ゼレンスキー大統領は何もウソをついていないのでないか。
え、無理がある?すみません
>これをウクライナ軍発表のロシア軍戦死者数(40万8,240人)に当てはめると「8万1,648人」という数字になるが
これはなんとも藪蛇だなあ
FOXは、プーチン大統領にもインタビューしているし、ゼレンスキー大統領にもインタビューしている。
内容が真実かは不明だけど、努力は凄い。
自慢気にキルレ誇る大統領ってなんなの。結局しんでるじゃんか。停戦求めずに欧米のためにロシアころさないといけないウクライナ死に絶えないといけない義理あるの?前ウクライナ強硬政権ポロシェンコ降ろされた理由分かったな。強硬でもウクライナ人、ユダヤ人と違ってウクライナの一線守っていたのだな。
ウ軍が追加動員最低50万人必要だとザルジニーが言っていたから両軍の損害は逆におもえる。
ゼレンスキーは2022年にウ軍兵力は100万人と言っていてその後120万人位まで動員したと想定する。
ロ軍は侵攻当初の20万人から部分動員35万人を徐々に展開してワグネル等の傭兵10万人以上と想定すると昨年末プーチン氏がウクライナにロ軍60万人展開しているとの数字がピッタリ合う。
追加動員が必要な理由は寡聞にして知らないが少なくともウクライナ国土の完全奪還考えているなら、それくらいは必要でしょうよ。120万いるとして今の状況ですよ?
それに怪我なんてしてなくとも戦場にずっといるのは精神衛生上良くはないし、一度兵士になれば死ぬか大怪我しない限りはノーメンテで戦力として使えますとか思ってます?
流石に、これは、RYBARが景気の良いこと言ってるだけだと信じたくなるような話ですね・・・。
こちら側が攻略する際はあれほど死力を尽くしてようやく解放したロボティネが、攻守が入れ替わった途端、こうも易々と奪い取られかねないとはあまりにも事実が過酷で、当事者たるウクライナ人の心痛を思うと非常に苦しいものがあります。
一部で言われているような「全軍崩壊」シナリオ程でないにせよ、本当にここ最近の諸々の動きは何か良くない兆候に思えてなりません。ここからの勝利への道筋を見出すことができれば良いのですが・・・。
>ここからの勝利への道筋を見出すことができれば良いのですが・・・
まずは勝利条件を、全土奪還という絵空事ではなく現実的なものに修正するところから始めるべきでしょうね。
ただ、現実路線の筆頭だったザルジニー元総司令官を更迭したのは、ゼレンスキー本人です。
ゼレンスキーが大統領である限り、彼の考える勝利への道筋の先には断崖しかないかと。
管理人様、ロボティネ方面の情報ありがとうございます。
ウクライナ軍が、突出部を防衛するならば、どこまで防衛陣地を強化できたのかでしょうか。
ウクライナ軍が、南部反攻作戦の政治的な成果のため、増援を入れても死守したいと推測しています。
ただ、防衛陣地が跳ね返せる程に強化されていなければ(ロボティネは規模が小さい)、予備兵力を消耗する厳しい戦いになりそうですね…。
>南部反攻作戦の政治的な成果のため、増援を入れても死守したいと推測しています。
私も同意見です。
バフムート方面で、イワニフスキーまでロシア軍に浸透されているのに、まだクリシェイフカに拘っているのと同じ構図かと。
ただ、ゼレンスキーとシルスキーの意向はそうだと思うのですが、アウディーイウカで大量の捕虜を出しましたので、現地司令官がどこまでキエフの死守命令に従うかは読みにくくなっている感じもあります。
現場の兵士との間で板挟みで、中間管理職の胃が痛いどころではないでしょうし。
板挟み、仰る通りですね。
ギリギリで後退するにしても、充分な支援部隊が来るのか・タイミングが合うのか、非常に難しいと思います。
アウディーイウカを勝利と発表できるならば、戦線整理も悪くないと思うのですが、悩ましい限りですね…。
ウクライナでのロボティネの評価が去年の大反抗の煌めく大成果であり、現在は奪還しにくるロシア軍を削る最適なキルゾーンっていう認識だと思う。
ドニエプル川右岸も似たような理屈で無理矢理維持してるし、ここもあらゆる予備を突っ込んで死守すると思う。
今は予備の移動が間に合ってなくて押されてるが、もうすぐ大量の予備投入で膠着化させてバフムート、アウディーイウカに続く消耗戦の舞台になるのではないでしょうか。
個人的には、ちょっとウクライナ側の意図や動きがよく分からず。
おそらく、ロボティネを放棄して後方に下がるのは既定路線でしょう。
ただ、果たして上級司令部の計画なのか、現場の部隊が「暗黙の了解」でロシア側が来るのを口実に退却しているのか。
退却は軍事的には非常に難しいマニューバーでして、現地の兵士をちゃんとコントロールしないと士気が崩壊して、戦略的後退のつもりがただの潰走に容易に変わってしまいます。
アウディーウカではほぼ潰走となり、そのためにロシアの追撃を止めることが出来ていません。
ロボティネは、当初の見た目では計画的撤退に見えましたが、その後の続報だと戦線崩壊しているようにも見えます。
まあ、その後ろに第二第三の防御線がある(ロシアの残した塹壕群)ので、ここから一気に突破されることはないとは思いますが。
現状では兵士がかなり貴重な戦略資源になっているので、またここで何百人も捕虜を取られるようになると流石にこの先厳しいだろうと・・・
おそらく理由はアウディーイウカと同じで抗うすべがないって感じなんだろうね
宇軍は敵が5人まとまっていても砲撃できず、ロシア軍はバカスカ撃てる状況では戦線の維持すらできないのは明白すぎる
あと1か月耐えれば膠着させれる(ハンガリーからの80万の砲弾が提供されるとか、東欧の会社が122mm弾の増産に成功したなど好転につながりそうな要素は一応ある)とは思うけど、それまでにどうなるか
RYBARか言っている事が本当かどうかはもう少し経てば分かるだろうけど本当なのだとしたらウクライナ軍は急速に崩れて抵抗力を失っていることになるぞ
>ウクライナ軍は急速に崩れて抵抗力を失っていることになるぞ
私見なのですが、組織的な抵抗力は弱りつつもまだ残っているものの、命令系統と指示が一時的に混乱しているのではと思っています。
10月下旬頃に、アウディーイウカへの増援をロボティネ戦線から引き抜きました。
言い方は悪いですが、ロボティネへの増援としては、「アウディーイウカ敗残兵」と「ドニエプル右岸守備隊」が位置関係的に候補になると思います。(東部戦線の以北は遠すぎるため)
そこに、ショイグ国防相が【クリンキー制圧】という宣伝戦を仕掛けてきたため、『クリンキー橋頭堡は健在!』を示す政治的作戦と、『ロボティネ堅持!』という増援のどちらを優先するかで混乱が生じ、ロシア側とて揺さぶりの宣伝戦を仕掛けている都合上、【発表の軍位置】と【実際の軍位置】に乖離が生じているのではないかと。
ある種のフェイントの掛け合いの果てに、『なんだかんだでどちらもロボティネでは大きく動いていなかった』という状況は、可能性としては考えられるとは思うのです。なので、視覚的証拠が全然登場しない。
仮に今はそうでも、今後方針転換して攻め取るかもしれないので、仮説の域は出ないのですけど。
(ロシア軍にとってはイワニフスキー、アウディーイウカ周辺、ノボミハイリフカ周辺で前進しているため、ロボティネは宣伝戦の囮でもよい。無論、取れるなら取ってしまいたい)
なるほど
そう考えるとロボティネ方面にアウディーウカを超える兵力(具体的な数字が無いけど凄そうな)って言い回しがブラフだったのかも知れない。
RYBARの主張は信じがたいですが、これまでの情報で真っ赤な嘘だったことはそこまで多くないので何とも言えないですね
ロボティネでの戦いはロシア軍にとってはウクライナ軍のゼレンスキーの気持ちを折る為の作戦でしょう。
沿岸部を取り戻しクリミアを取り戻しオデッサを守り切りそしてマリウポリを奪還するにはメルトポリを突破して湾岸部に到達する事が絶対に必要です。ほぼこれ以外のルートはありません。
だからこそロシア軍はここを再奪取してウクライナ軍に取り戻された地域を全て元に戻すつもりだと思われます。そしてその上でより完成度の高い要塞地域にしてしまう。これで仮にNATOが直接介入してきても取れるかどうかという事になります。そしてここまでウクライナにばかり戦わせたNATOが経験を積んだロシア軍の前にわざわざ立ち塞がる可能性はほぼ皆無です。
こうなるとゼレンスキーが宣言していた事はどうやっても不可能と見なされるでしょう。それでも西側指導部は支援し続けるかもしれませんが、見込みの無い支援を続ける各国の政府は急速に支持率が落ちていくと思います。要するに支援も続けられなくなる。
ウクライナも負けられずロシアは得るものがあまりにも大きい地域ですから激戦になるはずですがそれもこれもウクライナ側に十分な戦力があればこそです。無ければアウディーイウカよりも更に徹底した攻撃作戦が実施されていると思いますので恐らく普通に取られます。
視覚的証拠がなかなか入らないのはあまりにも激戦で展開が早いのでという可能性が高いです。
ロシア軍がここで動きだした以上はのんびり戦う理由は皆無だからです。
>ロシア軍がここで動きだした以上はのんびり戦う理由は皆無だからです。
確かに、泥濘期の前に、ロシア軍は進めるところまでは取っておきたいところだと思います。
アウディーイウカとの対比で気になるのは、現状でロボティネ周辺にどれだけのウクライナ兵が守備隊として残っているかです。相当数がアウディーイウカへの増援に引き抜かれたはずで、他からの増援がまだ来ていない場合、さっさと後退してしまったほうが数の少なさを逆に活かせると思うのですが。
>激戦になるはずですがそれもこれもウクライナ側に十分な戦力があればこそ
あるいは、ザポリージャ方面の守備隊を投入する気なんですかね? 距離的には間に合わなくはないと思いますが、他が手薄になるだけで根本問題の解決にはなりません。
私もアウディーイウカ陥落後のウクライナの動向を色々考えてはいるのですが、ここロボティネがどうにも掴み難く、死守するのか撤退する気なのか。(残念ながらクリンキーは死守宣言をしてしまったようですが)
一年目のロシア軍の死者数+捕虜とウクライナの死者数+捕虜でキルレートはロシア優位で10倍とイスラエルの調査をトルコが発表してるんですよね。
これは当時のBBCが集めていたロシアの訃報の総計に近く概ね正しい可能性が高いです。
ロシアやベラルーシも8倍から10倍としてます。
BBCの数字は海外の傭兵や親ロ派のドネツクらの民兵が入ってないのでもっと増えますが、今のBBCの数字は4万でそれ以外の数は謎ですが2割から5割として5万か6万くらい?
ウクライナは50万兵士が新たに必要としてますから、やはり今年もキルレートは10倍くらいと見てます。
>一年目のロシア軍の死者数+捕虜とウクライナの死者数+捕虜でキルレートはロシア優位で10倍とイスラエルの調査をトルコが発表
お手数かけてすみませんが、こちらのソースをお持ちでしたら教えていただけないでしょうか?
>今のBBCの数字は4万
確認ですが、これは以下URLの報道と同じものですか?BBCが同じ内容の報道を出したかは確認できませんでした。
リンク
>ウクライナは50万兵士が新たに必要としてますから、やはり今年もキルレートは10倍くらいと見てます。
これは意見ですが、動員数から見てそのまま同等の死者が出ているというのは無理のある推定だと思います。新たな動員には単純な損失の補充以外にも相手の戦力向上への対応、ローテーションや予備戦力の創出などの目的が考えられるので、それが損失を直接表しているとは言えないと思います。そのままイコールで結んでしまえば、2022年のロシアの動員が30万人なのでその時点でロシア軍戦死者30万人という非現実的なことになってしまいます。
イスラエルがだしたものは「モサド トルコ ウクライナ戦争」でぐぐるとトッブウオーなどのサイトだ確認出来ます。
直接リンクは以前削除されたことがあるのでちょっとご勘弁を
BBCとメドーサの調査ですからそれであってます、昨日書き込んだ時は最新の数字にアップデート出来てなかったので数ヶ月前の数字でした、申し訳ない。
ロシアは前線の軍の規模が六十万(年初のプーチンの発言)ウクライナが最近70万と言ってますし、元々15万で始まり30万動員してるのだからそんなものでは?
ウクライナはロシア兵の遺体を回収してますが、約四万人のロシア兵の遺体の身元を特定したと報告してます。
死者は倍はいると口を滑らせてるので、実際のロシアの戦死者数は10万人程度と、ウクライナも想定してるみたいですね、
その調査のさらにフォローアップが最近あり。
戦死者の2/3が2022年前にはロシア軍に所属していなかった兵士、すなわち囚人兵やドネツク民兵、傭兵や義勇兵だとのこと。
すなわち、ロシア正規軍の死者自体は想像以上に少ないのではないか、と思われますね。
悪く言えば、この戦争で一貫してロシア軍は最前線の死者を「安い外部に押し付けており、自分たちの被害を最小化している」とのことです。
「ロシア人兵士は高い」
「安い民兵・囚人兵・外国人傭兵を出せ」
どこまで本当かはわかりませんが、モンティ・パイソンを地で行ってるんでしょうかね
情報ありがとうございます。
以前コメント欄の皆様から、ロシア軍の構成が多様化している事について、勉強させて頂きました(占領地で徴兵している話もありましたね)。
ロシア正規軍、スペツナズなどがホストメリ空港で壊滅するなど、初動で多大な損害を受けた事は有名と思います。
(仮定ですが)その後、ロシア正規軍の戦力を可能な限り温存・ローテーションによる新兵育成も進めているのであればですが…。
3年目初頭から、戦線膠着しないかもしれませんね。
この戦域をどう捉えるかで意見は変わると思いますが、ロシア側からすると、完全相手の心を折りにきている感じではあるでしょうね。士気という意味では、ウクライナ側から見ても、まったくの無意味なものでもなく、精神的な何か・・とも捉えられます。
色々出てる数字を合わせるとおそらくロシア側の損害は死者五万、負傷者は三倍くらいなのであわせて20万くらいではないかな
と。軍や社会復帰可能な軽傷者が10万、死者五万、重傷者五万くらいとみてます。
ウクライナ側は毎月三万人ほど除隊という話ここで見ましたし、以前東部では毎日最大千人の死傷者が出ているとか漏らしていたのを覚えてます、毎日千人なら一月で三万なのでだいたい数は合いますからおそらく概ね近い数字でしょう。
すでに二年たってますので死者と重症あわせて70万といったところではないかなと。
100万動員したウクライナ軍はもう30万しかいないということなのでだいたいあっているのではないでしょうか?
>すでに二年たってますので死者と重症あわせて70万といったところではないかなと
私も似たような計算イメージを持っています。
実数の誤差がどうこうよりも、そうでもなければ”全戦線で兵力不足”にはならず、総司令官が大統領と対立することは良くないと知りながら、ザルジニー総司令官が50万人の追加動員が必要とも発信しないだろう、というのが大きいです。
あと、ウクライナ兵の死傷者が少ないならば、志願兵が激減する理由付けも弱くなります。
本当にウクライナが優勢ならば、今頃『今年こそロシアを倒せる!』と、志願兵が殺到しているはずですから。
恥ずかしい…ウクライナ発表の40万は今まで死傷者だと思っていました。(宇国防省がtwitterであげてる戦果表)
>ウクライナ軍発表のロシア軍戦死者数(40万8,240人)
去年の6月あたりだと20万だったけど随分盛ったなぁ
反攻作戦失敗してんのに常にロシアの方が戦死多いと言う
意味不明な数値だし、アメリカも同じく40万なんだけど
あっちは死傷者で、戦死は多くて15万との事、
随分な乖離だわな
過去の戦争で砲撃数と死傷者数は高い相関性があるからロシア優位なのは統計からみればそうなるとしか思えないです
精度とかもあるけど、多少係数が変わるだけでここまで砲撃数に差があるとどうしょうもないですね
更新お疲れ様です。
この戦線は今までどういう経緯を辿ってきたかはよくわかりませんが
アウディーイウカの決着から注目されてるもののrybarもdeepstateも誇大広告気味になってる印象があります。
と言ってもrybarはアウディーイウカ終盤でのロシア軍の動きの過小評価を批判され、deepstateはロシア側の発表を絶対に認めないという支持者に押されてた結果、このような構図になってるように感じました。
実質的に膠着状態とはいえ、この戦争の定番として語られる「攻撃側の損失が大きい」という話を加味して、ロシア側の損失が大きいのは事実だと思いますが
ロシアと同等レベルで損失隠しをして、士気高揚のための大本営発表を続けるウクライナを応援することに疑問を抱いてるのが正直な気持ちです。
>この戦争の定番として語られる「攻撃側の損失が大きい」という話
そこは明らかに大衆向けで、疑ったほうがいいです。
塹壕陣地の有無、川の幅や水量、地形、砲弾の数、兵力差などを考慮せずに「攻撃側の損失が大きい」などと言い出すのはプロパガンダ未満の、ただの無知。
仮に、4万のロシア軍が、要塞化された高台から、オスキル川を背にした平地のウクライナ軍1000に対して、10倍の砲弾を撃ち下ろす。だった場合、「攻撃側の損失が大きい」とは絶対になりません。
反転攻勢におけるウクライナの被害が膨大になってしまうのは、「攻撃側」だからではなく、塹壕と地雷に埋め尽くされた防御陣地を持ち、航空優勢・砲撃優勢・兵力優勢・兵站優勢を持つロシア軍に真正面から突っ込んだためです。
また、「攻撃側の損失が大きい」だけだと、ハリコフ奪回時やヘルソン奪回時に、ウクライナ軍が膨大な被害を出したことになってしまいます。
“攻撃側”は元来、敵の手薄なところを狙って攻められる主導権を持ちます。ただ、戦場の霧がドローンの発達で日進月歩で晴れたり曇ったりを繰り返すからこそ、この戦争は難しいと言えます。
「攻撃側の方が損害が大きい」は3割損耗で壊滅なような全く根拠のない風説です
戦史で見ても基本的に失敗した作戦であっても攻撃側の方が損害は少なくなります
それは攻撃側が物資を貯蔵し消耗戦レイヤーで有利であり、かつ火力を投射する場所を選べるからです
「攻撃側の方が損害が大きい」はウクライナが損失隠しに利用するレトリックでしかありません
露出して戦わざるを得ない攻撃側の損害が、遮蔽物を利用できる守備側より大きくなるのは当然です。
航空機艦艇を含めた陸海空の大規模な支援が得られていた沖縄戦の米軍ですら、双方ががっぷり組んで戦っていた段階では、本邦陸戦部隊に対して大きな損害を出しているのに、砲兵火力の優勢と及び腰の航空支援だけしかない軍隊にその当然を覆せるわけがありません。
防衛側の損害が最終的に守備側を上回るのは、最終段階で包囲あるいは孤島に撤退できない状況で後方部隊も含めて投降せざるを得なくなるか、長距離敗走する撤退部隊を追撃撃破されるからで、今次のウクライナ戦争では緒戦以外には局地的ですらその局面がないのですから、「防衛側の方が損害が大きい」と考えるのは無理筋です。
皆さまのコメントありがたく読ませていただきました。
これを言っては身も蓋もない気もしますが、両軍共に損害を隠しながらじゃないと戦争を継続できないということでしょうね。
やはりどういう形であれ早期終戦を望むことに変りはありません。