ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは17日「アウディーイウカ市内では掃討戦や地雷の除去作業が行われている」「ウクライナ軍はベルディチ、セメニフカ、オルリフカに足場を築いている可能性が高い」「ウクライナ軍はラストシュネキを放棄した」と報告した。
ベルディチ、セメニフカ、オルリフカの足場はオケレタイン方向の高台を守るのに必要なのかもしれない
アウディーイウカを巡る戦いは「ウクライナ軍の撤退」という形で決着がつき、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは17日「コークス工場を含むアウディーイウカ全体がロシア軍の支配地域になった」と報告、市内の主要施設でもロシア国旗が掲げられている。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「市内では掃討戦や地雷の除去作業が行われている」「コークス工場の一部で戦闘が続いている」「アウディーイウカから撤退したウクライナ軍はベルディチ、セメニフカ、オルリフカに足場を築いている可能性が高い」「予備情報によるとウクライナ軍はラストシュネキを放棄した」「この拠点はアウディーイウカからの火力管制下にあるので足場を築くのは不可能だ」と報告。
ロシア人軍事特派員のアレクサンダー・ハルチェンコ氏も「アウディーイウカが重要な理由はATGMや無人機の中継機を運用にするのに理想的だからだ」「そのためアウディーイウカ周辺の敵拠点は直ぐに陥落するだろう」と述べている。
現在のウクライナは「反攻作戦の失敗による消耗」「行き詰まった米国の支援」「兵士不足と動員問題」「慢性的な砲弾不足」といった課題に直面、シルスキー総司令官も「軍事作戦を攻撃的ものから防御的なものに切り替えた」「無人機や電子戦などの技術的優位性と準備された防衛ラインを利用して敵に最大限の損失を与える」と表明、これは「強化された防御陣地」によって有利な交戦条件を作り出し、自軍の消耗を抑制しながら「敵の消耗を最大化する」というものだ。
当然、強化された防御陣地は兵士を攻撃から保護できるだけの「頑丈さ」や「構造」が必要だが、それと同じぐらい重要なのが「地形に左右される優位性」だ。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「我々にとっても敵にとってもアウディーイウカはバフムートより遥かに重要だ」「もしアウディーイウカを失えば地形的に不利な戦場で戦うことになるためポクロウシク、ミルノフラド、クラホヴェが最前線の街になるだろう」「つまりアウディーイウカを失うということは戦闘に有利な地形まで後退するという意味で多くの土地を失うことに繋がる」と指摘したことがある。
アウディーイウカ西郊外の広大な空間は低地なので東から前進してくるロシア軍に優位性があり、ブトゥソフ氏がポクロウシク、ミルノフラド、クラホヴェを挙げたのは「ここまで下がらないと地形的な優位性を獲得できない(アウディーイウカ周辺の高地がもたらす優位性を消せない)」という話で、RYBARが予想した「ベルディチ、セメニフカ、オルリフカの足場」はオケレタイン方向の高台を守るのに必要なのかもしれない。
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは昨年末「ロシア軍がクラスノホリフカの北と西の線路沿いを確保してオケレタイン方向に前進してくる可能性」を警告しており、オケレタインの高台を取られると低地を迂回してセリダブ方向に進むことができ、オケレタインから北に進めばニューヨークやトレツクの背後に回って街を包囲することも出来るため、オケレタイン方面には優先的に「強化された防御陣地」が建設されているはずだ。
但し、ロシア軍はアウディーイウカ西郊外の緩衝地帯を確保するため「ラストシュネキ方向への前進」を優先する可能性が高く、そこからアウディーイウカ方面の攻勢を継続するのか、クピャンスク方面やロボーティネ方面で新たな攻勢を仕掛けるのか、それとも再編に入って前線の状況が落ち着くのか、素人の管理人には予想もつかない。
追記:ロシア人らは「ロボーティネに西側面でロシア軍の攻勢が始まった」と主張している。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
地形的にも物資的にも兵力的にも不利となると、ここからのロシア軍の進軍は速そうですね。攻撃的なものから防御的なものに切り替えたと言っていますが、もう、何か月か前から、防御的だったように思います。そして、それを今言い出したということは、それすらも、もう崩れている可能性が高いように思えます。ここ数日の動きが速かっただけに、アウディーイウカ以外の防衛陣地の貧弱さからも、ウクライナ軍が一気に押される可能性は随分と高くなったのではないでしょうか?
普通なら突破口を開いたら数kmは追撃して戦果拡張の流れとなるので、それができるかどうかが今のロシア軍の実力を図るバロメーターとなるでしょうね。まあ、緒戦後はバハムトを含めてできなかったわけですが。
ウクライナ軍が綺麗に脱出していたらロシア軍としてはそのまま追撃しやすかっただろうけど、あちこちに少数の兵を取り残していったのであの広い面積の掃討はかなり時間がかかるだろう。
ダーチャの地下を一軒一軒クリアしつつ。
アゾフスタルとさほど変わらないコークス工場だけでもとてつもない規模だ。
地下なんか図面がないと迷子になるレベル。
そうなると包囲も完成していなかったから、かなりの部隊が撤退できるるでしょうね。
露大統領選を控えたプーチン大統領が目に見える戦果が欲しいので大攻勢をかけている、という見方がありますが、これまでも記念日前とかに大攻勢をかけることは何度かあったので、今回もその類ではないでしょうか?
あなたの言う進軍がどこまでを想定しているのか分かりませんが、記事にある「ここまで下がらないと地形的な優位性を獲得できない(アウディーイウカ周辺の高地がもたらす優位性を消せない)」というところまでウクライナ軍を後退させて「アウディーイウカ西郊外の緩衝地帯を確保」出来たら、露軍の進撃は一旦収まると思います。
今回の大攻勢でウクライナ軍を撤退に追い込んだのは大戦果だとは思いますが、圧倒的な兵力差で攻めた露軍の損害も大きく、犠牲を厭わないワグネルのような戦術をとっているようなので長くは続かないんじゃないかと。
ロボティネ方面の進行もかなり早いという一次情報が出始めており。
ロシア式に下がりながら段階的に迎え撃つ縦深防御によるものなのか,はたまた単なる総崩れの様相なのか。
防御線を築くだけの時間があったのか?さらに防御たるべき火力(機関砲くらいはあるだろうが)があるのか甚だ疑問であまり期待はできないと思います。撤退もおそらく重火器や戦闘車輌などを持ち出せてはいないので後方からの配備になるはずです。この辺りはウクライナから見て補給が難しい地域ですからすぐに破綻すると予測します。
ロボティネ方面はかなり厳しくなりそうでこちらも戦線の整理、つまり撤退を迫られると思います。
立て直しを早く済ませないとハリコフでのロシア軍みたいに装備ほっぽり出して大きく後退することになるかねないのでは?
>ハリコフでのロシア軍みたいに
ロシア軍にみたいに、人名優先、装備はまた生産できる。と言える立場なら遥かにいい。
今のウクライナが装備を放り出したら、補充できる見込みがない。
アメリカ、中国、ロシア、インドのような大国にとっては、戦争初期に一旦占領した土地を放棄して後退しても、徐々に押し上げればいいだけだから、兵站線が整っていない状況で固執するより総合的にプラスに働くことが多い。
アメリカはフィリピンを失っても再復できたが、日本はガダルカナル島やレイテ島を失ったら二度と取り戻せない。
状況はますます、戦争資源に劣る側だった太平洋戦争の日本に似てきたと思う。
>戦争資源に劣る側だった
直近でも欧州とは協定結んで追加支援が入りますが、それだけではやはり足りないんですかね?
アメリカからの支援が復活しないと厳しいのかな?
今から予算会議やるような段階だし少なくともこの攻勢の対応には間に合わないでしょ
今回の追加支援は一部が今年の後半あたりに入ってくるような感じで基本来年以降に向けての話かと
1か月足らずでチェコから80万の砲弾が提供されるらしいよ
資源に劣る側というけど欧州から軍事支援がもらえるんじゃないの?(アメリカ、中国、ロシア、インドのような大国の生産量ほどの物量がもらえるんじゃないの?)という質問だと思うので量に対して答えると金額的には足りないとしか
去年8月までの18カ月のアメリカ軍事支援総額が430億ドル(+他にも他国から200億ドルぐらいかな)で夏の大攻勢がああなったし…
欧州からもらえる1年で101億ユーロ(109億ドル)の支援じゃ”戦争資源に劣る側だった太平洋戦争の日本に似てきた”という言葉を覆すことは困難かと
ハリコフとは状況が違います。
あの時はウクライナ軍は、へルソン西岸とハリコフに人海戦術の攻勢をかけました。
主攻のへルソン西岸は3万くらいのロシア兵が濃い砲兵力で待ち構えていて、ウクライナ兵の虐殺になってしまいました。
陽動のハリコフの方は、広大な面積に守備隊が薄く点在するだけだったので、ロシア軍は退却命令を出し、戦わずにどんどん逃げたのです。ウクライナ軍は戦わずにどんどん進み、一部の殿の部隊に追いついて撃破壊滅したところで、陣地のロシア軍と対峙して終点となりました。
ロシア軍は、兵士の損耗に敏感なので、そこが弱点になっています。しかし、ウクライナ軍は今は兵力不足ですが、兵士を贅沢に使う戦い方なので、どんどん退却命令出すことはないと思うのです。
また、ロシア軍は基本的に砲爆撃で弱ったところを進む戦術です。アウディーイウカも砲爆撃でやられて、ウクライナは以前のような補充兵がこなかったというだけのことです。
予測は難しいのですが、ロシア軍は、このアウディーイウカで開けた穴を西に進むのではないかと思いますが、ハリコフのウクライナ軍の快進撃とは意味合いが全く違います。
それはアウディーウカ市街地で大量の装備品を置いてきただろう。
あれラストシュネキってアゾフの援軍?の拠点じゃなかった、
アウディーイウカにおける数々の惨状を踏まえると、この防衛ラインに関しても塹壕すら碌に用意できていないのでは?と正直思ってしまいますね…
新たに大きく動き始める可能性が出てきた南部戦線はともかく、このままアウディーイウカから西進して周辺の集落を攻略しつつセリダブやポクロウシクに向かうのか、北上してニューヨークやアルテーモヴェにジェルジンスクを攻略してゴルロフカ正面を安定させコンスタンチノフカへ進むのか、それともバフムート方面から北に攻勢をかけてシヴェルスク攻略を目指すのか、次にロシア軍が東部戦線で大きな動きを見せる場所は何処なのか気になりますな
アウディーウカを失ったのはウクライナ軍にとってはかなり厳しい状況ですね。アウディーウカ守備隊を後方にうまく逃がせなかったので、アウディーウカ方面の戦線が崩壊して現在大きな穴が開いている状況。通常ならこの大きな穴を予備選力を使ってすぐに埋めなければなりませんが。現在のウクライナ軍は予備戦力が枯渇していて、穴を埋められない状況。なおかつ戦車や榴弾砲などの重火器も最前線のアウディーウカに配置されていたはずで、後方に潤沢に配置してあるとも思えません。戦線の大幅後退の可能性が高そうですね。
予備隊は、クピャンスク方面に集結中のロシア軍5万人、戦車装甲車1000輌以上に吸引されており。
南部ロボティネ方面に、アウディーイウカ以上の兵力集結という指摘もあります。
クリンキの部隊を使えればよかったのですが、すでに消耗している上に、東部まで1000km以上ありますからね(迂回する必要もある…)。
日テレの深層newsで
ポクロウシクとスラヴャンスクで防衛線が厳重に敷かれていると解説していた
この予想だとウクライナとしては最低でもポクロウシクまでで食い止めたいのかな
スロヴィキンラインが機能したのは1000キロを超える長大な戦線全部を3重以上の防衛線で守るという狂気的な作業量をやり切ってしまったことにあり。
ウクライナ側にそこまでのエネルギーと投下できる資源があったかどうか。
戦線に穴があれば、そこから雪崩れ込まれて戦線の裏に回られてしまい防御線の意味をなしません。単にアウディーウカより柔らかい要塞が一つ新たに包囲されるだけ、になりかねないです。
なんというか,太平洋戦争で制海制空権を失ったあとに島嶼を次々と落とされていくのに近い感じですね。
スロヴィキン司令官と構築した軍は認識を超えて凄まじい成果・効果をもたらしましたね。
西側陣営もこの多重防衛線を貶すのではなくいいとこ取りができればいいですが、実現できそうな国が中露くらいで米国はそもそもドクトリンが異なるので採用はしないだろうというのが勿体無いですね…
個人的には西側軍人がラインの評価を正しくできなかったのショックだったな。
評価できないってことは相手の弱点も自分達の弱点も判らない。
大急ぎで過去の戦史を勉強しているのだろうか。
それともウクライナ軍がダメだから。俺たちにはステルス機があるから大丈夫だろうか。
自分の拝見したものと、同じと思いまして。
ウクライナ東部の南方面。マリウポリ〜ベルジャンシク方面の防衛戦は、空いている絵図だった記憶があります。
防衛線の間隙や強度、予備隊の数や質が、少し気になっています。
アウディーイウカから重装備・弾薬を運べているのか、後方防衛ラインに重装備・弾薬を備蓄しているのかどうか気になりますね。
管理人様が防衛陣地の欠如について指摘されていましたが、半地下式・偽装を徹底するなどしていなければ、ドローン・火砲による損害は止まらないかもしれません。
アウディーイウカ西郊外の緩衝地帯獲得は仰る通りで、重砲が届かない範囲まで獲得する事は必須目標でしょう。
アウディーイウカのコークス工場・マリウポリの製鉄所などが、産業クラスター・雇用創出・復興資材の調達などを考えるうえでセットになるからです(ボホレヒルスクの発電所も気になっています)。
(2024.02.15 ロシア軍がバフムートで成功した理由、FPVドローンの大量使用と防衛陣地の欠如 航空万能論)
ベルディチ、セメニフカ、オルリフカって図見ると湖川で低地。
塹壕掘ってもすぐ水出そうで兵士は大変だな。
まぁ飲用水は確保しやすいかもしれんが。
継戦するつもりなら潔く追加動員した方がいいんじゃないのか
訓練をしなきゃそもそも使い物にならない、詰め込み式の短期訓練じゃ役に立たない事が実証されているのに、これ以上追加動員を先延ばしにしたらまた訓練不十分で即席新兵を戦場に送り出す愚を繰り返す事になるのでは
これで徹底抗戦なんかしても上手くいかないでしょう
動員兵の訓練は、最大のスポンサーかつウクライナの救いの女神(または死神)イギリスの担当なので。
訓練の質を問題にするとイギリスのメンツをつぶしてしまうので、それは触れてはいけない聖域となっています。
スポンサーのご機嫌を取りながら戦争をするって大変なんですね。つくづく、タダより高いものはない、とは至言だなと思います。
反攻作戦当初の
昼間に航空優勢なしで防御陣地にレオパルトが縦列突撃したのを見るとイギリスの訓練の質にも問題があるような気がします
米(空)軍なしで戦うのを考慮していなかったんじゃないかと思うくらいに
今は流石に改善されていると信じたいですが
元々イギリスは、圧倒的な航空戦力や砲撃支援を受けて前進するのを想定した訓練を施していたために航空支援がほぼ無くて砲撃支援も少ない現場で役に立たなかったと言われてますね。
歩兵部隊もどちらかというと陣地や建物内の残敵掃討訓練だったと。
はっきり言って反抗作戦が成功した前提の訓練。
現在では元々海兵隊や空中強襲旅団に指導していたような訓練を一般兵士にも施しているようです。
スポンサーにとってウクライナ兵の命は「無料(タダ)」ですからね。
そりゃ用兵も雑になるってもんですよ。
動員するにも人がいないのでは?
ウクライナの人口ピラミッドを見ると20、30代が歪に括れてるから、軍部が要求してる50万人は今のウクライナの総人口の約1.4%にもなるので、労働人口的に限界でこれ以上やると国として立ち行かなくなりそうですし。
戦時中でも後方は経済活動しないといけませんし。
動員そのものは今でも可能かつ行われていますが、大規模な追加動員に必要とされている動員対象の拡大(や動員手順の変更)は議会を通す必要があります。
最速の場合でも改正案が月末に議会を通過、大統領の署名が三月初頭で発効は四月頭ぐらいになるのではないかと。
ウクライナ軍の防衛陣地の参考になる情報です。
こちらはClement Molin氏(Xアカウント@clement_molin)が作成したウクライナの塹壕陣地・防衛線の位置を示したマップです。
日本のテレビで流れた防衛線の情報はその特徴からこちらのマップが参考にされていると思われます。
Fortifications Ukrainiennes
リンク
Grandes lignes défensivesのチェックボックスをクリックすることで防衛線のだいたいの位置を表示することが出来ます。
この塹壕の情報自体は半年ほど前のものになり、ゼレンスキー大統領の指示した要塞建設によるものはまだ反映されていないことに注意する必要がありますが、アウディーイウカ陥落から派生するであろうロシア軍の攻勢に対応するものとしては、幹線道路H20の北上(そしてそこからの西進)を防ぐ目的があると考えられるオレクサンドピル西の高台陣地やスカ・バルカからケラミックにかけての重層的な陣地、オケレタインからクラホヴェにかけてのヴォブチャ川沿いに都市と地形を利用した複数の陣地による防衛線などがあることが見て取れます。
こちらはClement Molin氏による解説のスレッドです。
リンク
ロシア軍のスロヴィキン線と異なり陣地間に距離があることは全周防御陣地の相互運用を前提とした防衛方針に基づいていることなどが考察されています。
情報ありがとうございます、勉強になります。
ロシア軍がラボーティネ方面の当面の目標としているのはオレホフ。ウクライナは3月上旬から泥濘期に入る。その意味ではロシア軍の進軍スピードは遅くなるかも知れない。本格攻勢は泥濘期開けの5月、6月からだろう。もちろんロシア航空宇宙軍はFAB-500などの爆撃をこれでもかと繰り返すだろう。地上軍の本格攻勢の下準備も兼ねて。クルスクの戦いが始まったのは1943年7月4日、バグラチオン攻勢が始まったのは1944年6月22日、ウクライナ軍の反抗作戦が始まったのは2023年6月4日。やっぱりロシア、ウクライナで地上軍の本格攻勢が始まるのは夏季かなと思う。
どこまで転進するんですかねえ
個人的には守りやすいところまで転進した方がいいとは思いますが政治的に難しそう(領土を取られ過ぎる)ですよね
露軍の目的の一つは敵野戦軍の撃滅。兵力4万程度の戦略予備軍が2個あるということだから、1個をこの大穴に突っ込んでウ軍を更に大きく包囲(補給線切り)していくのではないか。ウ軍はもう再生できない兵力を削られるのが一番堪えるのだから、そこを狙うだろう。兵は拙速を貴ぶとはいえ、露軍も損耗は減らしたいので神速で、ではないだろうが。
恐らく知っている人は多いかもだけど、チェコが「魔法みたい」に「80万発の155mm砲弾を見つけた」そうで、間もなくウクライナに送れるそうな
この魔法云々のカラクリが気になって夜も6〜8時間くらいしか眠れない
アメちゃんのウクライナ支援継続賛成派辺りが流したか?
チェコ国内にある訳ではないとの事なので、外国にあるものみたいですね。
チェコは輸送費用の協力を求めてます。
慌てて流し読みしたのがバレてしまった
多分以前POLITICOが報じていた45万発の続報ですかね。韓国・トルコ・南アの兵器企業から買い付ける話。
今回はウクライナ・プラウダ等が報じています。
配慮のためか国名は明言していませんが
155mm 50万発
122mm 30万発
の在庫があるので、資金さえ調達できればなんとかできるだろうという話のようです。
EU圏外からの買い付けには仏・希・キプロスが反対していましたがどうなるか。トルコの在庫でなければ反対するのは仏だけのはず。
どこから買ったか明かさないってなんか凄い話ですね
いくらで買ったか明かさないまで行きそうな気がしてるのは勘ぐりすぎですかね?
実際明かさないみたいです。金に糸目をつけない、みたいなことは言っているので高額なんだとは思いますが。
あり得そうなことの最悪を行きましたか…
まだそんな中抜きし放題の汚職のような話あり得ないとは思ってるんですけどね
状況的には払った方にも口止めすれば成立しそうな流れなので、いやはや言葉が出ません
>> 資金さえ調達できればなんとかできるだろうという話のようです。
根っからの善意というよりはビジネスチャンスと捉えている感がありますね。一体幾ら吹っかけるのだろうか。
現実の戦争はチェスではなく将棋に近いようだ
アウディーイウカ陥落で敵の砲撃,水不足から人口100万工業都市ドネツクが復活すれば
ロシア連邦の工業生産を押し上げる、すでにマウリポリの巨大製鉄所は生産を再開している
アウディーイウカは州都ドネツクの防衛だけでなく軍事作戦の戦略拠点となるだろう
ソルダル、バフムート要塞陥落ではウクライナは貴重な岩塩資源を失い輸入国に転落した。
hoi4で占領地の資源や工場を使うってこんな感じなのか…
デマ流さないでください。
元ネタはこれでしょ?
リンク
以下引用
戦闘が止むと、14,000人以上の従業員を抱える街の中核企業の再開が課題となった。問題は、いかにして生産を再開するかということだけでなく、多くの労働者が難民となったり死亡したりしたため、いかにして新たな人材を育成するかということだった。そこでまず、訓練センターの建物を部分的に修復し、工場のための電気技師、溶接工、冶金工、その他の専門家が養成が行われた。
現在、350人の若者たちがこの学校で新しい専門技術を学んでいる。建物には電気も暖房も水道もないため、まだリモートでの研修だが、講師たちは実りある仕事へのやる気に満ちている。
コンビナートの復旧は2023年から2025年まで段階的に行われる予定だ。
最初はロシアがウクライナを併合し、そのほかの国も・・・
みたいな感じでしたが、正直ウクライナ丸ごと抱え込むってやばくないですか
ソ連をやめたからロシアは復活したのに、工業地帯とか岩塩とか港は欲しいだろうけど
おいしい部分以外はポイでしょう
西側もたった数年支援するだけでウンザリしてそうですよね ソ連も大変だったでしょう
みんな忘れてますけど2000年代前半〜クリミア危機までのウクライナの嫌われっぷりは尋常じゃないですからね。
友好国なんてのがほぼ存在しなかったぐらいに。
ロシア系も多く資源や工業地帯や港もある東部はともかく、西部は緩衝地帯としそうですよね。
西部はポーランドやハンガリー系とかもいるし、そっちに押し付けた方がってのもあるんでしょうけど。
ソ連崩壊で独立後造船技術なんかも失ったようですし、ソ連時代は第二の構成国だったのに衰退具合が…。
まあ、造船技術の衰退具合は西側はイギリス何かも酷いですけど。
ロシアがあんだけ頑強な塹壕線を
短期間で構築できたのは
冷戦中の塹壕掘削車両を
大量に動態保存してたからだと思います。
ウクライナもスロビキン線のパチモンを作るらしいですが
劣化ロシア軍に本家と同じ事は出来んでしょう。
西側は「塹壕とかいつの時代だよ」
「あんな骨董品を大事にしてバカじゃねーの」
みたいなノリでしたから
同じことができる軍隊は
地球上でロシアか中国くらいだと思われる。
はよこの戦争題材にしたfPSげーやりてえわ
リンク
既にArma Reforgerのmodでありますよ。armaはミリシムですが。
ドローンレースが題材のゲームは既にあるのできっとFPVドローンモノが作られることでしょうね。
あそこはソースがほぼウクライナ側の発表なので中立的と言われる方が違和感がありますな
わりと中立的と思ってたYouTubeチャンネルでもウクライナ軍は撤退に成功して、ロシア軍は一方的に損害を受けてるとかそんな事を言ってますね。
ウクライナ参謀本部や第三強襲旅団の公表する情報だけを鵜呑みにして、現場の兵士の情報はシャットダウンしてる感じ。
全戦域の合計ロシア兵戦死者を1050名と伝えておきながら、第三突撃旅団だけで1500人殺したという主張を鵜呑みにできる思考や如何に?
と思うが、この戦争に正義を見るものと、見ないものの差なのだろう。
取り残された兵士による救援依頼や、先に撤退して、残された仲間の救助を訴えてる情報なんかを見て見ぬふりをしているか、ロシアによるプロパガンダと決めつけてる感じがしました。
あのYouTubeチャンネルを見ることはもう無いですね。
一応その動画教えてもらえませんか?
ちょっと辛口評価してしまったので実名は。
YouTubeで、「ロシア軍作戦失敗」
で検索したら出てきます。
戦況〇ですか?
私も中立っぽい雰囲気を感じて見てたことあるんですが、他のチャンネルでロシア国内へのハイマース使用とかテロまがいの破壊工作を喜んで取り上げてた印象から
そういうモノを戦果扱いとして報告してるの、そっちの系統かなと思って日くらいで離れましたね。
灰色のものを白と言っちゃいけません。
客観的には「本当の最悪」である2個旅団包囲されて殲滅、は避けられました。ロシア側も要塞攻略でかなりのリソースを消費していますから,あそこから追撃で包囲するまでの体力は残っていなかったようです。
ただし、「巧みな撤退戦術によってロシア軍に大打撃を与えつつ無傷の2個旅団が栄光の凱旋!」みたいなお花畑の結末でもなく。ウクライナ寄りに解釈したとしても「痛み分け」。個人的な感触では「ほばウクライナの敗北」でしょうね。
110旅団を助けに行くために第3の2000人を派遣して,1500人程度を失った計算なので。
よく言われるように、だったら1週間前に110を単独で撤退させれば余計な被害出さずに撤退出来たんじゃ?ということにはなりますね。
ウクライナ軍には幸いな事にこれから雪解けで泥濘ですから装甲部隊で強襲されて戦線崩壊はないでしょう
夏までにどれだけ準備できるかですね。
今年の夏か来年の夏に大きく動くと思います
今年はあんま動かんと思うな。
米国は事実上離脱したのでEU、というかドイツがどこまで支援するかで終わりが見えてくる。
ゼレンスキーが動員について語ろうとしないのが気になるが