ウクライナ戦況

ザポリージャの戦い、ウクライナ軍がプヤティハツキー解放を発表

ウクライナのマリャル国防次官は19日、ザポリージャ州カムヤンスキー方面のプヤティハツキーについて「解放した」と発表、プヤティハツキー解放を裏付ける視覚的証拠(第128独立山岳強襲旅団の兵士が国旗を掲げている)も登場した。

これでウクライナ軍はザポリージャ州で2つ目の拠点解放に成功した

ロシア側情報源はザポリージャの戦いについて「16日に開始されたカムヤンスキー方向の攻勢でプヤティハツキーの建物は完全に廃墟になり、我々の兵士は郊外の準備された防衛ラインまで後退した」と報告、ロシア国防省が公開した映像もウクライナ軍との戦闘がプヤティハツキーの西端で発生していることを証明しており、ウクライナ軍が集落全体を確保している可能性が高いと推定されていたが、ウクライナのマリャル国防次官は同拠点を解放したと発表した。

出典:GoogleMap ザポリージャ州カムヤンスキー周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ウクライナのマリャル国防次官は19日「約2週間に及ぶ南部方面への攻撃で8つの集落=ロブコベ、レヴァドネ、ノヴォダリフカ、ネスクチュネ、ストロジェベ、マカリフカ、ブラホダトネ、プヤティハツキーを解放した」と発表、プヤティハツキーの名前が初めて登場している。

ただロシア側情報源は「プヤティハツキーの敵はノックアウトされた。我が軍は意図的に敵を前進させて砲兵、航空機、TOS-1で叩く機動防御を行っており、一時的にプヤティハツキーで足場を築いた敵は第58諸兵科連合軍の部隊によって撃退された」と主張しており、プヤティハツキーの状況はグレーゾーンに戻っている可能性もあるが、マリャル国防次官が発表する解放拠点は視覚的証拠が登場するのでプヤティハツキー解放に自信があるのだろう。

因みにマリャル国防次官は「攻勢を行っている我が軍の損失は敵に比べて何倍も少ない。直近7日間(8日~14日)の死傷者数はバフムート方面で1対8.73、ザポリージャと南ドネツク方面で1対5.3だ」と主張していたが、英国防省は18日「ウクライナ南部ではロシア軍が比較的効果の高い防衛作戦を行うことが多い。しかし双方とも死傷者が多く、ロシア軍の死傷者はバフムートの戦い激しかった3月以降で最も多いと思われる」と言及している。

追記:ウクライナ軍の第128独立山岳強襲旅団がプヤティハツキー解放を裏付ける視覚的証拠を公開した。

関連記事:ザポリージャの戦い、ウクライナ軍がロブコべに続きプヤティハツキーを確保か
関連記事:前進が続くウクライナ軍、ザポリージャ州のロブコベとレヴァドネを解放

 

※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由

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コメント

    • ブルーピーコック
    • 2023年 6月 19日

    段々とザポリージャ原発に近づいてきてるな。
    川を使って一気に・・・は出来ないし、やれても維持できないか。

    3
    • あああ
    • 2023年 6月 19日

    多連装ロケットにしては極めて短射程なTOS-1だと発射煙を即座に観測されると思うが、そっから逃げ切れる防護性能は確かに車体にはある。しかしランチャー自体は対戦車ドローンでも対砲射撃でも破壊は可能でしょ。元々が非対称戦装備で正規軍の対砲火力に対して機能面も残存できるとはあまり思えませんね。
    装備数も化学防護部隊向けでそう多くもないはず。これの戦況影響って実際どの程度のもんなんですかね。確かにIFV部隊が下車戦闘をし始めた所を一網打尽にできるかもしれないがそれってつまり自軍陣地へのブロークンアローですよね?

    17
      • タカ
      • 2023年 6月 19日

       素晴らしい考察ですね!
      確かにTOS1の射程が短いのは知っていましたが、バフムトでの強烈な破壊力が印象にあり恐ろしさが先に立っていました。
       ドローンの濃密な監視下にある戦場では、待ち伏せか特攻にしか使えない可能性が高いと思いました。
       今回は事前に隠蔽しておいて撃ったら乗員は逃げたのかもしれませんね。
       流石に乗員は貴重でしょうから使い捨てにするはずも……?

      4
    • にぼし
    • 2023年 6月 19日

    前途多難だな
    TOS-1が本当ならかなり舐めプされてる
    宇側に機甲が残ってる前哨戦で使う兵器とちゃう

    8
      • 名無し
      • 2023年 6月 19日

      最近のロシア軍は、TOS-1を「自陣に向けた状態で」隠蔽しているらしく、
      機動防御で自軍が逃げ出して、攻めてきたウクライナ軍がロシア軍陣地を蹂躙した瞬間、その豊富な投射量でウクライナ軍を焼き尽くすという用途で使ってるみたいです。

      18
        • TKT
        • 2023年 6月 19日

        そもそも防御陣地、あるいは特に縦深陣地の編成において、火砲、砲口を敵の正面に向けて配置することはほとんどありません。基本は
        「斜射」
        「側射」
        「背射」
        「曲射」
        それらの組み合わせによる十字砲火、クロスファイアーです。砲弾の多くは前からではなく、横から、斜めから、あるいは後ろから飛んでくるのです。

        ウクライナ軍が蹂躙しているのは、もともとまな板戦術のまな板、あらかじめ砲撃の準備がされた
        「偽陣地」
        の可能性もあります。逃げ出すというのも予定通りの行動かもしれません。遅滞行動です。

        こういう砲撃の戦術は、もともと日本陸軍が得意とした戦術であり、硫黄島や沖縄戦の嘉数高地、首里城周辺のシュガーローフ・ヒルでも、正面砲撃ではなく、側面砲撃、背面砲撃、十字砲撃によって、アメリカ軍に大きな損害、出血を強要したのです。

        20
          • 123
          • 2023年 6月 20日

          砲兵てんこ盛りの縦深防御ならそれこそ大祖国戦争以来のロシアのお家芸でしょう
          もっと言えば第1次大戦の塹壕戦に始まりを求めることができるかもしれない
          なぜわざわざ硫黄島や沖縄の日本陸軍をルーツに見立てるのか理解に苦しみますね

          11
    • panda
    • 2023年 6月 19日

    このような大規模な国家間紛争において自軍側の死傷者をわざわざ公にする事はまずないかと
    その程度のことは支援国も弁えてると思いますよ

    64
    • 2023年 6月 19日

    日比谷焼き討ちみたいなものをイメージされてる感じですかね・・・?

    そもそも勝たなければ国が無いし、難しい所ですね・・、この独立戦争・・。

    25
      • 名無しさん
      • 2023年 6月 20日

      日比谷焼き討ちを想定しているなら、たしかに日露戦争は国民に大きな犠牲と重税の負担が課されましたが、戦時中は継戦に関しては一部の活動家を除いて、国民から異議が出ることは殆どなかったかと思います。
      海を挟んでウクライナより安全な立場にあったとはいえ「ロシアとの講和など考えられない」という意識は大差ないのではないですかね。

      むしろ中途半端な停戦(クリミアが返還されない、賠償金未払いなど)をした方が、ウクライナ国民の反発は強くなると思います。それこそ停戦が成った後も、ロシア占領地域でパルチザン活動が続く可能性すらあります。西側諸国をはじめ世界はウクライナが納得できる停戦へ導くことが出来るでしょうか。

      5
    • ななし
    • 2023年 6月 19日

    牛歩に見えてロシアの攻勢時よりは早めに集落を開放しているようにも見える
    とはいえ前線だからまだ比較的取りやすい可能性と考えると今後が辛い…この先の陣地を抜く速度がロシア軍並になるのかそれともどこかで突破できるのか
    ロシアみたいに町を砲撃で更地にするなんてことはウクライナはしにくいだろうし難しいな

    13
    • vkbmw
    • 2023年 6月 19日

    「双方とも死傷者が多く、ロシア軍の死傷者はバフムートの戦いが激しかった3月以降で最も多い=ウクライナ国防省の発表と違いウクライナ死傷者数は大変なものだ」にはならないと思いますが。
    そしてウクライナ国民の大半が戦闘継続を望んでおりますし、ウクライナ兵捕虜を刃物で去勢するような国に降伏はしたくないでしょう。
    人権で批判されるのはロシアの方かと。

    45
    • gepard
    • 2023年 6月 19日

    第128山岳旅団はロシア内戦まで歴史を遡る古い部隊であり、第二次世界大戦では「親衛」の名誉称号を授与される。ウクライナの独立後も数少ないエリート旅団としてドンバス戦争の主力を担い、2022年の開戦当初からも各地で最前線を転戦した。特にヘルソンの反攻作戦とソレダーの戦いでは非常に高い損失率を記録したとされ、恐らくほぼ全ての人員が新兵に置き換わっている。
    今回も危険な反攻作戦の最先鋒を任された模様だ。

    西部カルパティア山岳地帯を根拠地とするこの旅団の人員はハンガリー系・ルーマニア系などのマイノリティが多いとされている点も珍しい。

    24
    • 分析
    • 2023年 6月 19日

    人の命を数字で勘定するのは心苦しいですが、ロシアの人口が1億4000万人、ウクライナの人口が4000万人なんですよね
    戦争勃発後、ロシアが知識人を中心に数百万人国外脱出、ウクライナは1000万人国外脱出と言われています。
    1億3000万対3000万なので、単純に絶滅戦争だとするとウクライナは1人死ぬまでに4人倒す必要があります。
    更にロシアがシリアやアフリカから、貧民を傭兵として雇ってるみたいで、恐らく西側義勇兵よりも数は多いでしょう。
    火力・航空戦力が劣勢で、領土奪還戦を行いつつキルレート4倍以上の戦争をウクライナは実行しなければなりません。
    正直クリミア奪還は、NATOが核戦争を覚悟で直接介入しなければ大変困難と言わざるを得ません
    ザポリージャ州だけでも奪還できればという感じですかね。。

    11
      • vkbmw
      • 2023年 6月 19日

      ロシア(プーチン)は絶滅戦争をする気が無い(というか出来ない)ので、1億3000万対3000万という比較は無意味です。
      ウクライナは根こそぎ動員が出来ますが、ロシアは「特別軍事作戦」なので根こそぎが出来ません。
      流出したアメリカの機密情報だとロシアの戦死者はウクライナの3倍近くなので、今後どうなるかはまだ分かりません。

      38
        • ポンポコ
        • 2023年 6月 20日

        前半の考察はその通りと思います。

        しかし、現状のウクライナ軍の兵力はロシア軍の3倍はありますから、ロシア軍の損失がウクライナ軍の1/3程度で続いたら、この戦争のウクライナ軍の勝利は間違いなしです。

        まして、逆にロシア軍の損害が3倍ということは考えられないと思います。

        3
    • Easy
    • 2023年 6月 19日

    TOS-1は鈍重で見つかりやすく、射程が短く。しかも最も被弾率の高い巨大なロケット装填部に被弾でもしようものなら友軍巻き込んでの大爆発を起こしかねない,おそらく現在ウクライナ軍が装備するあらゆる兵器で撃破されうる「戦場における最弱のマンボウ」みたいな兵器ですが。
    たった一つのメリットが「曲射弾道で撃てる」ことなんですね。
    なので、レオパルドや歩兵部隊には見つけられない稜線の向こう側に隠すことができます。
    そして昼間は慎重に隠しておいてドローンを逃れ。
    夜にウクライナ軍の進出が確認されたら,そこに向けて一斉射撃をして、そのままダッシュで逃げるという戦法を使っているわけですね。
    夜戦装備のウクライナ軍の使うレオパルド戦車砲も歩兵携行兵器も、直射でターゲットを狙う武器なので。稜線を利用して逃げれば撃たれることはないわけです。夜間ならドローンの視野も大幅に狭まるので,ウクライナ側の徘徊型弾薬にやられるリスクも低く。
    まあ、両軍とも命がかかっているだけに、色々戦術を駆使するわけですね。

    11
      • あああ
      • 2023年 6月 19日

      サーモバリック爆薬を対装甲でしかもかなり希少な車両を消耗前提で投入するのは普通じゃないですよ。その上で射撃精度もかなり無茶苦茶なしろもんです。囮の防御陣地でなければ自軍とウ軍の区別も出来やしません
      普通に砲兵で火力戦闘すると西側自走榴とハイマースのカウンターでやられる状況なのかなと思います。局所的に砲兵戦力で不均衡が生じてるので無茶承知のイレギュラーな事例のように思えます。それほどに戦線が長大って事です。
      だからウ軍は警戒線の敵情解明で戦闘偵察に機械化部隊を当ててるんだと思います。それが例の2個旅団でその中で運悪く火炎放射砲に出くわす部隊があっただけという感じに思えます。同じ手を使い続けるのはTSO1の車両数的にも無理でしょう。

      11
        • Easy
        • 2023年 6月 19日

        本来なら非常に使いにくい短射程のTOSですが。
        今回、ウクライナ軍は歩兵の夜間戦闘能力の高さを利用して夜襲をかけて拠点を奪うという戦術を使っています。しかもどうやら政治的理由から,目の前の集落を取ることに非常にこだわっている。
        すなわち,非装甲の歩兵が今夜この地点にやってくる、ということが事前に高確率で読めるんですね。
        特に確実に来るのが「悪天候の夜」です。ヘリと戦闘機が飛べないので。
        そこで、雨が降る予報の日に拠点からこっそり撤収して、ウクライナ軍が来たところにTOSを撃ち込むという戦術がハマったんでしょう。

        7
    • 台湾大好き
    • 2023年 6月 19日

    人権を絶対視してたら戦争なんてできませんがな。国家による殺人を正当化するものなんですから。極端な理想論をぶっても何も解決しないし、支持にも繋がりませんよ。
    そもそも論ロシアが特別軍事作戦で侵略を、抵抗する人の命という最低限の人権を強制的永遠に停止させていることが原因では?

    54
    • sunn
    • 2023年 6月 19日

    第128独立山岳強襲旅団の国旗を掲げる兵士達、爽やかな良い笑顔ですね。

    15
      • Easy
      • 2023年 6月 19日

      良い着眼点ですね。
      この一種純朴な笑顔を見せている兵士たちは、体格や表情から見て本職の軍人では無いですね。
      十中八九、今回の戦争で志願して訓練を受けた新兵でしょう。
      すなわち。
      本物のベテランと精鋭は夜間戦闘に従事していて。町を落としたら、昼間はこういう新米部隊に引き継いで寝てるんでしょう。で、また夜には次の作戦に行く,と。
      そういうローテーションを組んでいるだろうことが写真から透けて見えますね。

      9
    • 朴秀
    • 2023年 6月 19日

    ウクライナも今回は大損害を食らっていると思いますよ
    ただ、国民の信を得て戦争をしているウクライナは根こそぎ動員ができますから
    損害が多くても作戦は続けられますね

    14
    • paxai
    • 2023年 6月 19日

    個人的にはキエフに100ヘクタールの墓地を作る計画の話を見て色々察した。

    15
    • 匿名
    • 2023年 6月 19日

    真実はどちらか、というのは私のような軍事事情の半端者には判断しかねるのですが
    ウクライナがこの戦争前の国土を回復して維持できるよう祈る次第です。

    24
    • bbcorn22
    • 2023年 6月 19日

    予備兵力も投入してない状態で これだけやれてればいいんじゃないかと思うね。
    この間も ロシアの兵站は順調に削られてる。
    占領地もロシア国内も 毎日爆発炎上だから。
    まあ まめにやるしかないね。

    19
      •  
      • 2023年 6月 19日

      あんなPVまで作って沈黙を呼びかけたというのにロシア軍の武器庫を爆破した~みたいな発表を繰り返してるのはなんかそれだけ戦果ないんだな…ってなる

      11
        • 86314
        • 2023年 6月 20日

        HIMARSの射程外にある弾薬庫や司令部を破壊しているのは興味深いですが、ロシア軍の兵器を破壊した発表(映像)も多いですよ。

        10
          •  
          • 2023年 6月 20日

          自分らで呼びかけた沈黙を自分らで破るのはどうなのって話であって武器庫ではなく兵器を破壊したからいいって話ではない

          9
            • 86314
            • 2023年 6月 20日

            >自分らで呼びかけた沈黙を自分らで破るのはどうなの

            自分達で呼びかけた沈黙を自分達で破るのは問題ないと思います。
            第三者があれこれ漏洩する方が問題では。

            9
        • bbcorn22
        • 2023年 6月 20日

        兵站つぶさないと勝てるわけないですよ
        最終的にはいつも兵站で決まるんですから

        10
        • 名無し
        • 2023年 6月 20日

        前線においてどこから反撃するかという情報は、ウクライナの攻撃軸や編成が明らかになる可能性があるので、秘匿すべき情報かと思いますが、ロシア軍の後方が破壊されたという情報は、ウクライナの攻撃地点や方法は不明なので、オープンにしてもいい情報という考え方なのでしょう。

        実際に、ロシアの後方は何度も攻撃されていますが、未だに「どこから、どういう手段で」攻撃されているのか明らかになっていないものが多いです。
        ウクライナは情報について、秘匿すべきものとアピールすべきものを使い分けており、一貫した戦略だと言えます。

        17
          •  
          • 2023年 6月 20日

          頻度からどこの索敵を密にしてるかバレバレでしょそれ

          1
    • 斜め右
    • 2023年 6月 19日

    ウクライナは今回の反攻作戦は中止した方がいい
    ロシアの兵器や戦術の対応が後手になり過ぎてきちんと対応できてないのがすごく気になる
    例えば、ロシアの攻撃ヘリのヒットアンドアウェイに戦車や装甲車など撃破され、ウクライナも攻撃ヘリに対抗してSAMを前線に配備したが、ロシア軍のランセットで撃破される
    未だにロシアの電子戦システムや航空兵器の対応が不十分すぎる
    他にも色々あるがウクライナ軍がやりたい事ってロシアの占領地域の東西分裂だろうけど、このペースでやってたらウクライナ軍体力が持たない

    9
      • 86314
      • 2023年 6月 20日

      >ロシアの兵器や戦術の対応が後手になり過ぎてきちんと対応できてないのがすごく気になる

      とは言っても、先々週にレオパルト2(4両)とブラッドレー(16両)を損失した後に、何か大きな損失はありましたっけ?ブラッドレーはアメリカが追加供与しますし。
      逆にロシア軍の攻撃ヘリ(Ka-52)は1週間で5機撃墜されています。
      ウクライナ軍はロシアの兵器や戦術に対応し始めていると思いますよ。

      13
        • 7743
        • 2023年 6月 20日

        エストニアの諜報機関やウクライナの防衛研究所からは、今週のウクライナ軍の攻撃頻度はかなり減るだろうと予測されています。ウクライナ軍はここまでのロシアの反撃を調査・分析し今後、重点的に攻めるポイントや作戦を修正していくだろうという予測です(というかウクライナ軍の方針を語らせている可能性も高い)。

        そもそも直近でも、1日当たりの戦闘回数が開始直後の40回から15~20回までペースダウンしており、専ら工兵による地雷除去と砲兵による後方攻撃に作戦のリソースを割いている模様です。
        ロシア軍の戦果も最初のレオパルドやブラッドレーの画像以外ほとんど出てきておらず、外野が想像しているよりも余程合理的に攻めていると思いますよ。

        16
        • 斜め右
        • 2023年 6月 20日

        お互いに情報戦をやってるから撃破数は懐疑的
        私は視覚的情報を重視してますからそれで判断してます
        ウクライナが発表したロシアの攻撃ヘリ撃破数数も根拠がないです
        ロシアの攻撃ヘリは推定200機以上、仮にこのペースだと対応されます
        戦争はお互いに対応してきまきますからね
        小泉悠さんや高橋杉雄さんからの発言を引用して、ウクライナ軍の航空戦力は壊滅、F16などの航空戦力があれば戦況はだいぶ違ってたとのこと
        現在12個旅団の内半数以上は前線で攻勢をかけてる可能性があります
        このペースで攻勢してたら海まで行くのに何年かけるつもりでしょうか

        9
          • 86314
          • 2023年 6月 20日

          ウクライナ軍は今のところ12個旅団のうち3個旅団しか戦闘に参加しておりません。

          “How is Ukraine’s counter-offensive going so far?”
          リンク

          4
            • 斜め右
            • 2023年 6月 20日

            情報は鮮度があります。6.14の情報は古いです。
            12個旅団中半数以上戦参加という情報は6.19の情報です。まだ情報の精査は済んでないので、あくまで「可能性があります」と表現しただけです。

            6
              • 86314
              • 2023年 6月 20日

              >12個旅団中半数以上戦参加という情報は6.19の情報です。

              お忙しいところ恐縮ですが、上記のソースを提示していただければ幸いです。

              6
                • 斜め右
                • 2023年 6月 21日

                12個旅団半数以上参加というのは複数の情報をもとに推測しました。
                最近の小川元陸将、高橋杉雄氏の発言や海外のMilitary Summaryなどの情報をもとに現在ウクライナ軍は南部の戦線で、ほぼ全面に圧迫をかけるので3個旅団だけではまず無理です。双方の損失や戦力からまだきちんと計算してはしてないので参考程度くらいで。時間があるときに計算するつもりです。

      • paxai
      • 2023年 6月 20日

      ウクライナの認識として長期戦は不利ってのがあるんじゃないかなあと。
      今回の攻勢の不調もウクライナ軍のミスってよりもロシア軍が力を取り戻しつつあるのが原因に思う。
      それに西側の砲弾備蓄もかなりヤバイし援助が何時まで続くか怪しいし。

      10
        • 斜め右
        • 2023年 6月 20日

        今回の攻勢に関しては、せめて航空戦力や対空兵器をある程度揃えてからでもよかったと思います。対空兵器に関しては、ロシア軍は滑空爆弾や自爆型ドローンなどの安価な兵器での空爆でウクライナ軍の対空ミサイルを枯渇させてるものありますけどね
        ロシア軍の砲弾の生産能力がここまで高いとは思わなかったです
        アメリカですら2025年までに155mm砲弾の生産量を月4万発に目標にしたますが、ロシアは推定月産30万から40万発ですからね
        アメリカの機密文書の戦力からウクライナ軍の反攻作戦は困難だと指摘があったけど、やっぱり現実は厳しい

        7
          • panda
          • 2023年 6月 20日

          ロシアにそこまで砲弾製造能力があるんですかね
          報道によれば推定2万発/月とあるんですが

          5
            • 斜め右
            • 2023年 6月 20日

            そもそもウクライナの戦争以前からロシアの弾薬の製造能力は高く、小泉悠さんの情報からロシア軍の秋の演習(1週間程度)で消費弾薬11万トン、自衛隊の全弾薬備蓄量を消費するとのこと。
            今回のウクライナ戦争ではロシア軍の砲撃はピーク時1日6~10万万発。途中から砲弾の節約して、今年の3月ごろで1日2万発。
            ロシアの砲弾備蓄量は不明ですが、砲弾消費量や様々な情報源をもとに砲弾製造量を推定しました数です。

            5
      • うたす
      • 2023年 6月 20日

      撃たなきゃ当たらないでしょ!(指摘)

      1
    • 名無し
    • 2023年 6月 19日

    あなただけではないが、ウクライナのこと心配してないでロシアに帰国してロシアのために活動された方がいいのでは?
    ロシアも外国人兵の募集してますし

    13
      • リック
      • 2023年 6月 20日

      「ロシアに帰国しろ」という言葉を使って他人をロシア人扱いしながら
      「ロシアは外国人兵の募集をしているぞ」などと支離滅裂な文言を使って
      他人を攻撃するような程度の低いコメントが並ぶ事が管理人さんのモチベーションを下げるという事をなぜ理解できないのでしょうか
      それ程までに沸る正義感を抑えきれないなら貴方こそウクライナに傭兵として志願しなさい。
      向こうは大歓迎してくれますよ

      21
    • vkbmw
    • 2023年 6月 19日

    第128独立山岳強襲旅団がプヤティハツキーを攻撃している動画がありますけど、激戦の上ロシア軍が撃退されていますね。
    なお、プヤティハツキーのロシア軍守備隊(1個大隊)は降伏を拒絶し、ほぼ全員が死傷したとの情報があります。

    リンク

    12
    • ポンポコ
    • 2023年 6月 20日

    第128山岳旅団は最近は後方勤務ではなかったかな?つまり、第128旅団に戦車や装甲車輌はそんなにあるのかと。

    この村の戦闘で、ウクライナ側からは、戦車や車輌で攻撃していたり、ロシア側からは、それを撃破したりとか、そういう視覚的証拠は出ているのかな?
     
    何が言いたいかというと、ロシア側は砲撃や機甲戦の予測で歩兵の警戒部隊を下げて、案外、そこにウクライナの歩兵の偵察部隊が入ったようなことかもしれません。

    何にしても、ウクライナ軍の機甲戦の続報待ちですね。

    3
      • a
      • 2023年 6月 20日

      > ロシア側は砲撃や機甲戦の予測で歩兵の警戒部隊を下げて、そこにウクライナの歩兵の偵察部隊が入ったようなことかもしれません。

      結局ウクライナ前進じゃん、それで何が違うの。
      上で動画がありロシア軍ほぼ全員死傷と言ってるんだから、かもしれませんなんて曖昧な憶測いらないかな。

      5
      • panda
      • 2023年 6月 20日

      第128独立山岳強襲旅団が同集落を巡ってロシア軍と戦闘を行っている映像は既に公開されてます
      また、同旅団は戦車大隊を編成下に持つようです

      6
        • ポンポコ
        • 2023年 6月 20日

        そうでしたか。
        ご指摘ありがとうございました。
        機甲戦闘がありましたかね。

        ザボリージヤ方面では、ウクライナ軍は、一度かなり損害を受けてから戦車集団や特にレオパルドはあまり前線に出さなくなったようなのですよ。

        そしてウクライナ軍が歩兵中心の部隊で出ていくと、しっかりした陣地でなければ、ロシア軍の歩兵はわりと簡単に退却する地域もあります。

        しかし、ロシア軍はヘリや航空とかは出ずに、そこにボツボツ程度の砲撃をしている状況です。それで、ここもそうかと思った次第です。

        つまり、ウクライナ軍は戦車等の集団運用による攻撃はとりあえず停止して、歩兵中心の攻撃ないし威力偵察的なものになったのか?と私は思っていました。とりあえず。

        バフムト南方のクリシチュウカでも部隊に1輌くらいの火力支援車輌がついている場合もありますが、歩兵中心の攻撃になっていますね。

        ロシア歩兵は例によってわりと簡単に退却して、砲撃に頼るというのが、ザボリージヤ方面の一部や現在の東部のバフムト近郊もそうですからね。

        余談ですが、編成の上で戦車大隊があっても、実際はなかったり、数が少なかったりすることもよくあるので、実際の戦況を見ないとわからないことも多いです。

        3
          • panda
          • 2023年 6月 20日

          ロシア軍側の映像ですとウクライナ軍は機械化歩兵部隊に見えますね

          4
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