西側諸国の安全保障や軍事分野のアナリスト達はウクライナ軍の反攻作戦が行われている戦場を視察し、反攻作戦の進捗が遅れているのは「西側製兵器の不足」や「地雷原」といった単一要因のせいではなく、不完全な諸兵科連合作戦のスキルにあると指摘した。
参考:A Sobering Analysis Of Ukraine’s Counteroffensive From The Front
参考:Franz-Stefan Gady
仮に武器のニーズが満たされても諸兵科連合作戦のスキルが伴わなければ結果は同じ
英国の国際戦略研究所や米国のCNASで上級研究員を務めるフランツシュテファン・ガディ氏は、ローチャン・コンサルティングのコンラッド・ムジカ氏、外交政策研究所のロブ・リー氏、カーネギー基金のマイケル・コフマン氏らと共にウクライナ軍の反攻作戦が行われているザポリージャやドンバスを視察、そこで得られた知見を元に「反攻作戦の進展が遅いのは西側製兵器の不足や地雷原といった単一要因が原因ではない。少なくとも私たちが前線で会った指揮官や兵士はそのように考えていない」と指摘し、以下のような主張を披露している。
機動戦を可能にする手段(地雷除去装備、防空ミサイル、対戦車ミサイルなど)が不足しているため機械化部隊が投入されることは殆どない。ウクライナ軍の反攻作戦は砲兵の支援を受けた歩兵戦(最大でも中隊規模)で、機動力が欠如した作戦の進捗は「km」ではなく「m」で測定される。そもそもウクライナ軍は大規模な諸兵科連合作戦を完全にマスターしておらず、戦闘は同期的というより順序的で、これが攻撃側に様々な問題を引き起こし、作戦の進捗が遅れる主な原因になっている。
現在のウクライナ軍は「不完全な諸兵科連合作戦でロシア軍の防衛ラインを突破する」というアイデアを捨て、砲兵戦力の連続射撃に依存する消耗戦略に切り替えた。クラスター砲弾の重要性が高いのは「砲兵戦力の火力投射量を秋頃まで維持するため」で、ウクライナ軍は消耗戦略でロシア軍の抵抗力を機動戦が可能になるまで弱体化させたいと考えている。
地雷原は前進を遅らせる要因の一つだが、ウクライナ軍の前線突破能力に最も深刻な影響を及ぼしているのが「大規模で複雑な諸兵科連合作戦を実行できない」という点で、これが原因でウクライナ軍部隊はロシア軍陣地に辿り着く前に対戦車ミサイルや大砲によって撃破されており、私が観察した範囲で「ロシア軍の防衛ラインが組織的に解体された」という事例は1つもない。
私が出会ったウクライナ人将校や下士官の質や士気は高かったが、動員された兵士の能力は低く、体力が劣る年齢の高い人々が多かったため部隊の質には問題が生じている。
前線で戦う指揮官や兵士は「武器の引き渡しや支援が不足しているため反攻作戦の進捗が遅れている」という説に共感を示さず、その原因が「動員された兵士の質」「戦術のまずさ」「部隊間の連携不足」「官僚的な仕事の進め方」「ソ連流の思考」「ロシア軍の激しい抵抗」にあることを十分認識していた。
以上がガディ氏の指摘で、残念ながら「NATO基準を取り入れたスマートで効率的なウクライナ軍」というイメージは表面的(もしくは部分的)なものでしかなく、仮にガディ氏が指摘が正しいなら「武器があっても諸兵科連合作戦のスキルが伴わなければ結果は同じ=西側装備でソ連流に戦っているだけ」という意味になり、半年程度の訓練で諸兵科連合作戦を実行できるようにするというアイデア自体に無理があったのだろう。
因みにガディ氏は「ウクライナ軍の攻勢アプローチに変化(消耗戦術→機動戦)が起きるのは、ロシア人が士気低下を引き起こして防衛ラインが突然もしくは徐々に崩壊した場合だけだろう。ロシア軍の防衛ラインが崩壊しない限り、ウクライナ軍は予備戦力を少しづつ投入しながら血なまぐさい消耗戦を続けることになると思う」とも指摘しているが、今回の戦場視察に参加した専門家達も「より詳細なレポートを数週間以内に発表する」と述べているため、我々も反攻作戦に関する「新しい視点」を獲得できるかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
擦り付け出して草
どう考えても小泉先生が言うように支援の物量と早さの不足やろ
ほんとにそれだけ?
支援国の国民感情とか知ってる???
支援されて当たり前って思ってない???
いやあなたのは反論になってませんよね?
ウクライナが支援国の感情を害したのが一因で支援遅れたから反転攻勢が進まないと言う流れはあると思うので私の意見とあなたの意見は矛盾しません
個人的にはウクライナ政府が感謝してないとはとても思えませんが…
ドイツへの恨みはあるかもしれませんが
擦り付けってどういう意味や
諸外国はウクライナが仮に負けたとしても自分のせいで負けたんだと責任を感じるような事は一切ないぞ
そもそも劣勢になれば支援している国のせいとか厚かまし過ぎるだろ
大金使ったプロジェクトが失敗したら当然原因追及はされると思いますが…
あとウクライナがそう言ってんじゃなくて日本人の私が言ってるので
国家間の戦争と大金使ったプロジェクト()とやらを同列に語ってる時点で的外れやなあとしか
>>あとウクライナがそう言ってんじゃなくて日本人の私が言ってるので
なおの事傲慢で厚かましいやっちゃなー、としか
国家の運命を決める判断なら尚のこと後から責任追求されるの当たり前で草
責任を感じるかどうかについて答えてなくて草
敗北責任を擦られないわけないやろ
これは本質をついてるね。だから西側の兵器を供給しても急には後世できないんだね。
このことは中国軍にも言えることだと思う。ソ連流の戦術から、近年急激に装備を近代化したが、戦略は追いついているのだろうか?
また、一党独裁だと優秀な将校も政治的に追いやられるから、日本としては両方ともありがたい話だ。
木を見て森を見ず、という諺をご存知でしょうか
相手の欠点だけを見るのは無意味でその感想は無価値です
完全無欠な存在などいないのです
相手が何であれ、良い点悪い点その癖などを客観的に評価出来てこその評論です
陸軍と海空軍で諸兵科混合の概念が違いますし、中国陸軍の平均が弱くても物量あるのであんまり関係ないですね。
それは逆だと思います。
独裁者は周りにイエスマンばかりが集まる傾向にあるので、過度に楽観的に情勢をとらえる傾向があります。
我々が見ている世界とは別世界に生きています。
実際には台湾を攻め切る実力が無くても、習近平がいけると思えば戦争は始まってしまいます。
プーチンがそうでした。過去にはイラクのフセインも。更に前にはヒトラーという例も。日本も独裁という程ではなかったですが、過度に楽観的になって負けました。
それ言っちゃったら自衛隊は中国異常に酷いと思うぞ。UAVとかの装備は限られているし制限ばっかで一時期より実戦的にとかやる気出した部隊もあったけど、後釜の上司が昔ながらのやり方の方が楽だってんで戻ったらしいし。
あと戦術の話しているのに戦略の話になるのは何でだろうか。
ウクライナ軍のプロパガンダも、そろそろ限界なのでしょうね。
将校は、旧ソ連軍式ですから、NATO式訓練を新兵が受けただけでは厳しいですよね。
基本的な作戦命令は、上官が下すわけですから、一般兵卒には限界があります。
ウクライナの消耗、出生率が0.8程度という指摘もあります。(ヤフートピックスや一般メディアが大きく取り上げられた事に驚いてます)
ウクライナが消耗戦に切り替えたとして、成人男子がこのまま失われるのであれば、人口面から持続不可能な攻勢になりそうです。
リンク
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戦争前のウクライナの出生率が1.2に対し、ロシアが1.5。抜きんでてロシアが高いわけではないし、一時的にウクライナの出生率が低くなったとして、両者の動員にまで影響してくるまで何年かかることやら。
ロシアとしては1ケタ損害規模のでかいアフガニスタン戦争を続けているようなものなのに10年続けられますかね。
ソ連崩壊におけるアフガン紛争の影響なんて微々たるものだ
ソ連の経済財政を揺るがしたのは石油価格の下落で政治体制を揺るがしたのはペレストロイカ
「アフガン紛争でソ連を崩壊させた」なんて事実誤認にとらわれてロシアの崩壊を期待したところでソ連とロシアは違うし30年前と今の状況も違う
こういうのを見るとウクライナに勝機があるのか疑問。
ポーランドとかイギリスみたいな有力支援国相手に礼儀を欠く態度を取ってるし、ソ連的な思考はまだまだ抜けなさそう。
失礼だけど、クリミア危機以前の状態に戻ることはもうないだろうね
もう終わりだよこの国
ロシアも共に終わって頂ければ次第点かと
中共も北京の洪水とか凄くて終わりつつあるし
ここ数日は停滞してますねえ、バフムートも膠着しているようですし。
制空権や航空優勢が大規模で複雑な諸兵科連合作戦を実行するためには必要で
特に観測機や対戦車ヘリを排除しないと、実施困難だと思うのですが
NATOは、制空権なしでどうやってスマートで効率的な作戦を行えというのでしょうか?
防空網が整った相手、航空戦力が劣位な状況下で効果的な諸兵科連合ができる軍があるというのならば知りたい
同感です。
密な地雷原、対空網、ドローンによる監視・徘徊攻撃網、火砲群による迅速かつ的確な間接砲撃、ロシア兵を守る塹壕。
装甲車両による機動が封じられ、ヘリボーンも困難、どこかを急襲してもドローンに位置を把握されて着陸地点に降り注ぐだろう榴弾の雨霰、互いに相手の偵察兵やドローンを潰し合う状況下で、西側陣営の訓練を終えてる書兵科連合部隊を投入したとして、何か画期的なことができるものでしょうか?
多少、連携に優れて、行動が迅速だったとしても、地雷原を抜けて移動してくるウクライナ軍に対して、ロケット散布で地雷の追加をしてくるような有様では、記事の言う作戦なんて絵に描いた餅だと思います。
正直米軍でもこれ(ロシアの防衛ライン)抜くのきつくねえか?
流石に米軍なら余裕で抜ける。物量も練度も戦術も遥かに上なので。
その話が正しいならロシア軍は自国の利点を有効に使いウクライナ軍をとっくに駆逐してチェックメイトになっているとしか思えませんが。ロシアだって制空権を一方的に優位に活用出来ているケースが圧倒的でも無いし、一部では活用出来ているが戦線全体で見ると限られている。
指摘の内容なんか制空権が関係無い話もあるし、制空権がない事で要所要所のタイミングでロシアが素晴らしい攻撃をしてキルチェーンを抑止していたかというと疑問がある。衛星からの情報を渡しある程度まともな通信環境を構築させUAVも支援している。
少なくとも今の制限された環境下でもまだ効率的な手段は取れたはずで、一方的な蹂躙が何故出来ないのって話では無いでしょう。
そら素人の集まりが半年やちょっとで西側の最新兵器や戦術を使えるようになるなら
軍人さんたちは毎日必死こいて訓練したり体力トレーニングしないわな
今後世界大戦が起こって場合NATOだって軍人だけじゃなく素人も動員いなきゃいけなくなる事態が起こるかもしれないから
いかに素人を効率よく鍛えるかって面でも今回の戦争は参考になるかも
>「より詳細なレポートを数週間以内に発表する」と述べている
これ待ちですかね。
>動員された兵士の能力は低く、体力が劣る年齢の高い人々が多かったため部隊の質には問題が生じている。
スキルの低さから機動戦は捨てるにしても、これだと長期の消耗戦にも耐えられそうにもないな。
戦術もそうですが、全体の兵士の質が下がっているという事が非常に重要だと思います
>ウクライナ人将校や下士官の質や士気は高かったが、動員された兵士の能力は低く、体力が劣る年齢の高い人々が多かったため部隊の質には問題が生じている。
とありますが「年齢の高い人々が多かった」という事は、もう青年~壮年層は動員し尽くしてしまった可能性があります
もし事実であれば、現在から今後の動員兵はより質が低下せざるを得なくなるので、兵員可能数でのウクライナ側の有利が薄まってしまう事が懸念されます
以前から言われていたウクライナの人的リソース問題が表面化しつつあるように思えます
ずっと前(去年の半ば)からだよ
父親と子供が同じ部隊にとかちょくちょくインタビューで見かけたから、若年層が枯渇したから壮年層を動員しだしたってわけではないはず
>ウクライナ人将校や下士官の質や士気は高かったが、動員された兵士の能力は低く、体力が劣る年齢の高い人々が多かったため部隊の質には問題が生じている。
無駄に士気だけ高い脳筋の上官が無謀に兵士を突っ込ませてるならまさにソ連軍って感じだな
高齢者を動員しても、訓練で能力向上どころか消耗してしまいそう
ウクライナ軍の反攻作戦の進展が遅い原因は、単に戦術や作戦スキルが低いからではないと思う。
ウクライナ軍の作戦スキルが低いせいにするのは、米軍やNATO軍の指導や助言をしている軍人や教官の言い訳ではないか。
真の原因は
1.航空優勢と火力優勢の両方ともない。攻勢が遅いのは、これにつきるのではないか。
(そもそも米軍らの戦術は両方の優勢を前提にしている)
2.そのためウクライナ軍は、基本的に人海戦術である。
(人海戦術と言っても、現在、南部の総反撃は車両が比較的多く、バフムト方面は車両が比較的少ない)
3.結局、航空優勢と火力優勢の両方ともない場合の人海戦術は、10倍くらいの兵力差がないと急激な大成功は難しいのではないか。
(つまり、昨年のハルキュー方面の攻勢成功のように。しかし、現在の兵力差は、南部では3、4倍で、バフムト南方のクリシチュウカでも数倍である)
ウクライナの反抗作戦を難しくしている、航空戦力の不在とロシアの強固な防衛陣の構築は、ウクライナが散々言っていた「支援が少なく、しかも遅い」事が原因ですからねぇ。
ハルキウ・ヘルソン奪還の時点で西側の戦車が供与されていれば、そのままの勢いでかなりロシア軍を押し出せたと思います。供与するかどうかの議論が始まり、決定してからも整備・提供・訓練に長々と時間をかけた結果、今の苦戦を招いているとは、NATOとしても認めたくない話でしょう。
現場の兵や指揮官も同様の感想を持っているというのが歯がゆいですね。やはりセベロドネツクやバフムートでベテランを多く失ったのが響いているように思います。
やっぱりoryxの損失装備を見た感じ機械化部隊による攻撃は行われていないようですね
もうこうなった場合レオパルト1/2やエイブラムスは完全にコスパ最悪の兵器となるのでは無いでしょうか
もうクラスター弾のハードルも超えましたし今後は榴弾などの各種弾薬の支援や東欧諸国における武器の整備請負や兵士の訓練に絞るべきではないかと思います。
9月頃からエイブラムスが到着と言われていますが何の役割も果たせずロシア軍にタコ殴りにされた上でプロパガンダに利用される未来しか見えません……
以前の記事でもドイツの記者が似たような言説を行っていましたが、大前提として航空戦力による支援もなしでは、いかにNATO流の戦術を完璧にマスターしたとしても、似たような戦いになるのではないですかね。
それともNATO軍には航空支援なしで敵を圧倒するような効果的な戦術でもあると言うのでしょうか。
最近、この手の記事が増えてきたのは「西側の兵器と戦術が導入されれば、ウクライナ軍がロシア軍を粉砕してくれるはずだ」と言う反抗作戦前の西側諸国の期待が叶えられなかったことに対する、NATO陣営からの言い訳に近いものを感じます。
ゼレンスキー大統領をはじめとするウクライナ軍の司令部は反抗作戦開始前から、反攻作戦が簡単には進まないことを明言していたはずなんですけどね。
仮にガディ氏の指摘が妥当である場合、管理人様が4月12日にまとめた「ウクライナの反攻作戦、ハルキウやヘルソンほどの成功は見込めない」の記事の内容が、答え合わせかの様に感じてしまいますね。
反攻作戦の中枢はそれを承知して決断したのでしょうが、地獄の様な最前線で死傷し、四肢欠損しても満額の補償も受けられない末端兵士が気の毒で仕方ありません。
個人的な意見としては士気の悪化は末端兵士では無く、出血ありきの反攻作戦を推進させた上層部の責任でしょう。
諸兵科連合作戦、自衛隊で言ったら即応機動連隊ですね。自衛隊も一部隊編成するのに半年から一年程かけてるのに訓練期間も人員も限られているウクライナでは厳しいでしょうね。そもそも数倍の兵力で攻めたロシアが侵攻であれだけ苦戦していたのですからウクライナも攻める側では厳しくて当然でしょう。やはり戦争における事前準備がどれだけ大事かが良く分かりますね。
スゲー雑なDD論になってしって申し訳ないけどこの人の言うようなウクライナ軍の諸兵科連合スキルの低さも原因だけど同時に西側の支援の遅れと不足も反攻作戦が遅れた原因であることに変わりはないでしょ
エスカレーションがどうのこうの言ってひよらずロシア側の防衛戦が構築される前かつウクライナ側に勢いがあったタイミングで西側戦車や防空ミサイル、そしてATACMSなんかがあれば絶対もっとマシになってたはず
開戦当初に戦車等重装備を何百両もすぐ送ってほしい!ってゼレンスキー大統領が言ってて、ここのコメント欄でも
ふっかけすぎ、みたいに言われてたけど今思えば現実的な数字でしたね
あれだけの規模をさっさと送っていれば防御が固まる前の南部を攻撃も可能だったというかそのタイミングでしか不可能だったように思えますね…
訓練不足は相手も同じなので装備の質がよければ防御陣地が無いぶん有利でしたでしょうし
まずNATO流の戦い方なるものが本当にあるのか疑うところから始めた方がいいのでは
西側で訓練されて西側の兵器で編成された部隊がロシア軍を腐った納屋の如く1蹴りで瓦解させることを期待していたのに、去年のような華々しい戦果を挙げることはできないのはなぜか、という原因を命令する側が古臭いソ連流の戦い方だからと押し付けてるようにしか思えない
供与が遅れたせいで防衛線を固められただのF-16が供与されてないからだのといまさらの如く言うけれど、指揮してる貴方達それを承知で攻勢を開始したわけだし、応援してる貴方達もそれを承知で供与したレオパルト2やブラッドレーで編成されたウクライナ軍の機甲部隊がロシア軍の防衛線を突破するのを夢見ていたんじゃないんですかと言いたくなる
文章の前半と後半のつながりがよくわかりませんが、NATOとWTOのドクトリンが違うのは自明では?
後今回はウクライナは最初から昨年ほどの期待はできないとは言ってましたよ
この話が本当だとして1年後に投入する切り札の前提で1個師団(旅団?)だけ虎の子を徹底訓練するのはどうですか?
突破する箇所が南部の一箇所でいいなら、1個だけでも精鋭部隊があればいけませんかね
これ、要は机上の正論通りに進まない原因は、机上演習のように兵を動かせないスキル不足だって言ってるのと近い。
台湾有事でも尖閣でも上手くいかなかったらスキル不足って批判されそう…
西側のスマートなやり方とは航空戦力で相手の反撃力を削ぎ落した後に進行するからこそスマートなわけで…
ともあれ今更言っても意味はないので、この反転攻勢がひと段落着いたところで長期戦を見据えて方針を変更する必要があるでしょうね。土地の奪還が難しいとなれば、後はロシア人を効率良く殺し続ける事これがウクライナの勝利条件となるでしょう。
ロシア側は動員をおかわりすればする程、経済人口減少によるダメージを受ける。西側にはそれがないというのが有利な点でもあるので、後は殺すための兵器を長期的に供給する体制を確立できるかどうかにかかっています。それが出来れば、少なくとも武力による侵略の成功という民主主義陣営にとっては最悪の事態成立は阻止出来るはず。
洗練されたウクライナ軍がガタガタなロシア軍を打ちのめすという言説が散見されたけど、もはや空前の灯火ですね。
まぁ、これまで使っていた兵器と軍事的なドクトリンと西側ナイズされた兵器と軍事的なドクトリンとでは全く異なるから、この辺までは想定内の話だろう。
ただすぐに習得しないとロシアの攻勢が発動すると防衛線をすぐに突破されるだろうな。
だけどこれを参謀総長から前線のここの兵士まで頭を完全に切り替えて習得する時間がどれだけ残っているかだな。
優れた西側流の戦術を実行すればロシア軍陣地を突破出来るのにソ連流しか出来ないから駄目なんだ、だなんて非常にバカバカしい主張だと思うね
圧勝だったイラクだって数少ない陣地戦は血みどろだった
F16が来るまではロシア進軍を止めていればいいと思いますね。その前にロシア大攻勢でキエフ陥落なんてのはメルカトルロシアならありうるかもしれませんが。