ウクライナ軍は50機近い無人機でクルスク州、ベルゴロド州、ヴォルゴグラード州、ロストフ州を攻撃、特にロストフ州上空には40機以上の無人機が飛来し、ロシア人らは「損傷したA-50を修理しているベリエフ工場が狙われた」と推測している。
参考:Безпілотники атакували Таганрог: ціллю став авіазавод, де ремонтують літак А-50
ウクライナによる自爆型無人機の生産が軌道に乗っていると示唆する攻撃規模
ロシア国防省は9日「計47機の無人機を連邦領上空で撃墜した」「我が軍の防空システムがクルスク州上空で2機、ベルゴロド州で1機、ヴォルゴグラード州上空で3機、ロストフ州上空で41機を撃墜した」と発表、最も多くの無人機が飛来したロストフ州の住民らは「タガンログ上空に多数の無人機が飛行している」「無人機による攻撃は1時間以上も続いた」と、ロストフ州知事も「この攻撃は大規模なものだった」と述べている。
ロストフ州に向けて発射された無人機が全てタガンログに向かっていたのかは不明だが、Telegram上に登場した映像は「無人機のエンジン音」「対空兵器の射撃音」「着弾を示唆する大きな爆発音」「地上で発生した爆発」が記録されている。
この攻撃についてロシア人らは「以前のドローン攻撃で損傷したA-50を修理しているベリエフ工場が狙われた」と推測しているが、ウクライナ軍の無人機が工場に命中したかどうかは分かっていない。
どちらにも「50機近い無人機でロシア領内を攻撃した」という事実は「ウクライナの自爆型無人機生産が軌道に乗っている」と示唆しており、この点だけでも注目に値する。
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※アイキャッチ画像の出典:Nataliya Sad
現状の戦況でA-50が最優先目標である事にやや疑問符が付きますが、所在がはっきりしていて狙いやすかったんでしょうかね?
小型とはいえ1回で40機以上を投入したのは初めてのはずなので、ちょっと驚きです
普通なら飛行場や補給デポを狙った方が近い上に戦場に変化をある程度見込めるのですが、GPSも妨害される電子戦の密度が濃い状況ではそれは難しくなっているのかなと。
FighterbomberによるとA50の生産が再開され、既に最初の一機が引き渡されたという情報もあるのでそれを妨害したかったのかもしれません。
まさしく「所在がはっきりしていて狙いやす」いからでしょうね。動かす事もほぼ不可能ですし。
しかも比較的手が届きやすい位置にあって、稼働機も少なく長期的に見れば確実に効果が見込めるのですから総合点で「優先攻撃目標」になるのは十分理解できる気がします。
前線で煩いスホーイをどんなに潰したくてもノヴォシビルスクやらハバロフスクやら攻撃するのは難しいだろうし効果も薄いでしょうからね。
前線での戦果が振るわないウクライナ軍は、こういった無人機でのテロ攻撃を強めると思っていましたが予想通りでしたね。
ただこの様な戦法は厭戦気分を高めるどころかかえってロシア人の怒りを買うと思いますので、戦場後方へのロシア軍による爆撃は益々苛烈になると思います。
攻撃目標がはっきり分からない内にテロ攻撃と罵るのは不当であると思います
>攻撃目標がはっきり分からない内にテロ攻撃と罵るのは不当であると思います
それを言い出すと、ロシア国防省が攻撃目標は軍需工場だったなどと発表した後もロシアのシャヘドなどによる攻撃を民間人を狙ったテロ攻撃としか報道しない西側やウクライナのメディアは全て不当ということになってしまいます。
その点については、どっちもどっちとしか言いようがなく、不毛でしかない。(私の個人的な意見は、テロ攻撃とは思いません。頭の悪い無能な攻撃とは思いますが)
nanashi氏のコメントで最も重要なのは、「この様な戦法は厭戦気分を高めるどころかかえってロシア人の怒りを買う」の部分であり、私も同感です。
例えるなら、太平洋戦争の旧日本軍がフィリピンや沖縄で押されている戦況で、アメリカ本土への気球爆弾による空襲を繰り返すようなもの。それで戦線が改善されるはずもなく、アメリカ市民の怒りを買うだけ。
根本的に何が問題かと言えば、戦略的にも、政略的にも悪手でしかないこと。力づくでロシア軍を占領地から追い出せるなら意味もありますが、それが出来ない以上どこかで外交解決を図らねばならないのに、自ら遠ざかる軍事行動を行っている。
既に実現不可能と分かり切っているはずの【全領土奪還】に固執した行動でしか無いのが愚かさだと考えます。ゼレンスキー政権はこの期に及んで現実が見えていない。
現在A-50があろうがなかろうがベリエフの工場なんて24時間365日重要な軍事目標でしょう。
ロシア領を攻撃していてそれを迎撃しているので規模は違えど太平洋戦争のB-29を迎撃しているのと同様の国民心理があるだろう。
ロシア軍は全く不利ではないからウクライナがロシア領を攻撃する程正規軍に自らなる兵員が増えるだろう。
ロシア国民を守る強いプーチン
だから支持されているみたいですし
ウクライナの無差別テロ攻撃を防げない雑魚プーチンは辞めろ
ってなるかもしれないですよ(願望)
防空リソースに負荷をかけるって意味では有効でしょうね
すでにww2で無差別爆撃が市民の憎悪を増幅させるだけで効果はないと実証済みです
防空リソースより、テロ攻撃の方がコスパ悪そうですね
今度はロシア軍がSAMの不足に悩むのかね?
西側の発想とは違う解決策が見られるか、興味を唆られますね
手っ取り早いのは工場の地下化とかでしょうか?
恒常的な攻撃に晒されるなら都度消費する迎撃兵器より要塞化のが安くつく可能性も出るかも知れません
必要な時に必要な性能のものを必要な場所へ。大日本帝国の航空機は大体どれかを間違えて生まれてる。全てではないが一つ一つの性能やコンセプト、設計時期だけは間違ってないものも多いのに。そう言う意味ではウクライナもロシアもよくやっている。
本当にA-50をタガンログに置いてあって、それを狙われたなら。
ロシアは随分と舐めプをしているのでは。
先日墜とされた2機目のA-50は、タガンログよりもっと離れた
対岸の上空を用心しながら飛んでいても、攻撃に遭っているのですから。
そして、ウクライナのドローンの到達距離が1,000kmであることは、
もはや良く知られたことでしょうし。
それとも、タガンログに、A-50が格納できるバンカーでもあるのかな。
A-50はベリエフ設計局で開発·製造されているので、大規模修理はベリエフしか出来ない様です。
ご教授ありがとうございます。
他所の国のことですが。
カスピ海沿岸へ移転すべきでは、などと思います。
今のところ、一種の聖域?でしょうから。
縦横50mの特殊機を製造・整備する機材なんてそう簡単にお引越しできるもんじゃないのでは。
そんな輸送能力あったらウクライナへの重機材輸送に使ってそうですし。
ロシアがこの先も西側と戦争
を続けるつもりなら必要では。
WW2の時にウラルへ移転していたように。
戦況次第で、カスピ海は機雷封鎖されるかもですが。
ベリエフ社は、今のうちにWIGの設計もしておいたら、
などと思ったりもします。機雷対策にもなりますしね。
数百トンの貨物を一度に運べるような大型の機体で。
戦役を続けるには必要になるでしょうし。
仮に今回負けても、ロシアには次の準備は必要でしょうし。
ウクライナとの国境が現状のままなら将来的にはそうですね。
ですが産業面では総力戦に近い現在の状況で「A-50の整備能力の抗堪性向上」の優先順位がそのコストに見合うほど高いとは思えません。
そもそも国境が大きく西進するなら移動する必要もなくなる訳ですし。
もちろん放置できる問題でもありませんので防空体制の強化くらいはするでしょうが。
戦況如何なところはありますね。
言われるように、戦役の結果、
国境が1991年と変更がなければ、
長期的には移転が良いのでは。
その通りですがロシアとしては大幅な西進を前提としてますので、
「ベリエフ工場の移転」は敗戦に近しい決断になるかと。
ウクライナにもベリエフの工場で働いてたり、下請け会社もあったりで中は分かってる人はちょこちょこいそう。
ウクライナの長距離攻撃可能なドローンの製造が安定してきたのは何よりです。これでロシアが都市への無差別攻撃を行うのと同じか、それ以上の頻度、数でロシア領に攻撃を行えるようになれば、ロシアも国内に多少は対空戦力を戻して、ウクライナからロシア軍は減ってくれるでしょうから。今はこの夏のロシアの大攻勢をどうしのぐかという時期と思うので、このペースで頑張って欲しいですね。
日本は鳥山明とTARAKOの2人の死で悲しんでいるのに
今後数万や数十万の死者が出るであろう戦禍を望むのは正直信じられない図太さです
ロシアが撤退してくれれば、明日にでもウクライナ侵攻は集結するというのに、ロシアがそれをしない、という酷い現実がありますからね。惨劇を続けるロシアに対して、その言葉を届けてはいかがでしょう? 彼らにも理性があれば聞く耳を持ってくるかもしれませんよ。
2014年のマイダンからのキーウ政権の暴挙からはじまっている紛争です
ロシアが悪いと単純に決めつけるのはどうかと思いますよ?
これを以ってドローン製造が安定してきたとはただの願望ですね。
援助金は底ついてるのに?
ロシア軍はウクライナの都市に無差別攻撃を行っていないのはここの住民なら周知している事だが。
ウクライナのロシア領へのドローン攻撃はあくまでやった感をだすものであって戦略的には対して意味もない攻撃だ。(ロシア国民から反感を買うだけ)
陰謀論界隈でしか周知されていないことをここに持ち込まないでください。
>ロシア軍はウクライナの都市に無差別攻撃を行っていないのはここの住民なら周知している事だが。
じゃあニュースで放映されている映像は、一体なんなんだ?あれは全て、CGか役者の演技だとでも言いたいのかね?
そもそも海外の記者がウクライナで取材を行ない、無差別爆撃は立証されている。記者が全員揃って陰謀に加担していない限り、ロシア軍の無差別爆撃は否定しようがない。
この書き込みにハート・マークを押した人間がいるってことが、とてつもなく怖いのだが。これだけ反論が不可能な証拠が揃っているのに、陰謀論を信じてロシアを擁護する人間って、どういう思考パターンの持ち主なのだろうか?
人間には何万何十万という罪のない民間人を虐殺した独裁者を、私利私欲が無く大義に殉じたというだけで擁護する。その一方で、私利私欲から些細な過ちを犯しただけの人間に対して、必要以上の憎しみを向ける。
そういう悍ましくて愚かしい一面が、人間にはあるのだ。とでも考えない限りは、ロシア支持の陰謀論など信じたりはしないだろう。
国内の防空にリソース割く必要性が増すし、プーチンに盲従してきた層が自分の身かわいさに反戦的になる可能性もあるし、いい戦略かと
ロシア国民の怒りを買って不利になるだけという分析は独裁的な国ではあんまり関係ないでしょ
元から反政府派以外は戦争協力度高いんだから
第二次大戦のアメリカとは前提条件が真逆かと
aって名前で書こうとしたら被ってたので変えたw
記事とは直接関係ないですがウ軍のパトリオットの初撃破が視覚的に確認されたようです。映像では2個か3個のSAMランチャーと指揮車らしき車列が丸ごと吹き飛ばされています。
私の記憶が確かなら米独オランダから3セット供与されていたはずなので、キエフ防空などで動かせないものを除けば前線にはあと1セットか2セットしかない計算になると思います。
今回のドローン攻撃も守りに入ってはジリ貧なので、HVTに何とか意味のある打撃を模索しているということなのでしょう。
当初ロシア側はS-300の車列であるとしていたものの、ウクライナ支持界隈の指摘によって改めて残骸を精査した結果パトリオットであると判明するという珍しいパターンでしたね
ただ、貴重なパトリオットを前線にほど近いドネツク州の奥深くに展開していたという点で、如何に戦況が悪化しているのかという証左にもなってしまっていますが
「無人機による攻撃は1時間以上も続いた」という情報が気になります。
攻撃規模の面では心強い一方で、飽和攻撃という観点からいうと改善の余地があるのでは?
とはいえどの個体がどのタイミングで目標地点に至ったか知る術がない以上、改善もままならないのがもどかしいですが。