ウクライナ戦況

アウディーイウカ方面の戦い、ウクライナ軍が複数拠点からの撤退を発表

DEEP STATEとRYBARは26日「ロシア軍がステポヴェとシェベルネを占領した」と報告、ロシア軍がステポヴェ集落の西端で軍旗を掲げる様子も登場し、ウクライナ軍も27日「ステポヴェとシェベルネから撤退した」と発表した。

参考:ОСУВ “Таврия” подтвердило, что ВСУ отошли от сел Степное и Северное под Авдеевкой
参考:на фронті станом на кінець доби 26 лютого 2024 року
参考:Мапу оновлено!

他の戦線も状況は厳しいがアウディーイウカ方面ほど酷くない

ウクライナ人が運営するDEEP STATEとロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは26日「ロシア軍がステポヴェとシェベルネを占領した」と報告、ロシア軍がステポヴェ集落の西端=で軍旗を掲げる視覚的証拠も登場し、DEEP STATEは28日に更新した戦況マップの中で「ロシア軍がステポヴェの南でベルディチ方向に前進した」と報告、さらにステポヴェとラストシュネの間=でロシア軍が西に前進している様子も確認されている。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

タブリア作戦軍のリホワ報道官も27日「ウクライナ軍はステポヴェとシェベルネから撤退した」「我々はベルディチ、オルリフカ、トネネキーで防衛ラインを安定させた」「敵の攻撃はオルリフカ北東郊外で阻止された」と発表し、アウディーイウカから西に向かって前進するロシア軍を「ベルディチ~トネネキーラインで食い止めている」という意味だが、DEEP STATEの評価はリホワ報道官ほど楽観的なものではない。

DEEP STATEはアウディーイウカ方面について「我が軍はステポヴェで敵の攻撃を撃退してきたがリスクを加味して日曜に集落から撤退した。既にロシア軍はステポヴェ集落の西郊外に足場を築いている」「敵はオルリフカに対する攻撃を続けて集落そのものに侵入している」「トネネキー近郊ではロシア軍が北から集落に侵入しようとしている」「敵はアウディーイウカの西側で圧力をかけて作戦スペースを確保しようとしている」「他の戦線も状況は厳しいがアウディーイウカ方面ほど酷くない」と指摘している。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

因みにRYBARは22日「ロシア軍がクラスノホリフカ南郊外にも支配地域を広げた」と主張、DEEP STATEも28日「ロシア軍がクラスノホリフカ方向に前進した」と報告したが、RYBARが主張するほどの前進は認めていない。

さらにDEEP STATEは「ロシア軍がボダニフカ方向とイワニフスキー方向で攻撃を続け部分的に成功を収めている」と言及したが、具体的な成功の範囲=前進には言及していない。

関連記事:アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がステポヴェとシェベルネを占領
関連記事:ロシア軍がポブジェダを占領、ウクライナ軍はドネツク西郊外の防衛拠点を失う
関連記事:バフムート方面の戦い、ロシア軍がイワニフスキー中心部に到達した可能性

 

※アイキャッチ画像の出典:Сливочный каприз

ウクライナはSu-34撃墜、ロシア人はアーチャーやNASAMSの破壊を主張前のページ

米海軍、30万ドル以下で年500発調達可能な低コスト巡航ミサイルを要求次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍はミサイル75発内41発を撃墜、ゼレンスキー大統領は演説で国民を鼓舞

    ウクライナ軍のザルジュニー総司令官はロシア軍が発射したミサイル75発の…

  2. ウクライナ戦況

    ウクライナ侵攻346日目の戦況、ロシア軍がドンバス全体で攻勢に出る

    ロシア軍はクピャンスク、リマン、バフムート、ヴーレダー方面で攻勢に出て…

  3. ウクライナ戦況

    ウクライナ戦略産業相、国産155mm自走砲の生産量が月6輌に到達した

    カムイシン戦略産業相は「ボーダナの生産量は月産6輌で今後も生産量を引き…

  4. ウクライナ戦況

    旧ソ連製兵器の奪い合い、ロシアも自国が輸出した武器や弾薬を買い戻し

    英国のウォレス国防相は11日、訓練なしでウクライナ軍が使用できる武器を…

  5. ウクライナ戦況

    クピャンスクの戦い、ロシア軍のシンキフカ郊外到達を視覚的に確認

    ウクライナ軍戦略広報局のウラジミール・フィチョ氏は26日「クピャンスク…

  6. ウクライナ戦況

    米軍のものより優れたウクライナ軍の砲兵システム、PzH2000への統合が完了

    イタリア陸軍で勤務経験をもつトーマス・タイナー氏は5日、ドイツとオラン…

コメント

    • ホテルラウンジ
    • 2024年 2月 28日

    このまま戦線を整理して後退した所で、どこかでロシアは攻勢限界を迎えて、その辺でまたハイマースで兵站集積地叩いて膠着出来るのか
    あと、マクロンのNATO派兵以前に、ロシア・北朝鮮の弾薬製造数に少なくとも匹敵する数を生産できる生産能力を西側がウクライナ戦線に供給出来るようにならないと根本的に均衡にすら達せずに中長期的にはジリジリと押されていくと思うんですが、その辺はどうなってるのか。
    この戦争は弾薬とドローンの製造量がポイントになってきてる事が明確になっているのに、NATO派兵とかポイントズレた話は出てくるが、肝心のロシアを凌駕する生産体制の整備について積極的な取り組みと達成の見通しの話が出てこないのが気がかり。
    そら西側は戦争していないのでロシアと違って戦時体制になる必要は無いが、じゃあこのまま大量生産体制を大幅強化しない事でウクライナが平定される事を受け入れるのかどうかという見解も出てないし
    弾薬製造能力を強化しなくても別の奥の手があるのであればいいですけど

    19
      • 琥珀
      • 2024年 2月 28日

      マクロンのNATO派兵発言のインパクト大きいからか、そこだけ切り出されてまるで派兵するかのように言われたりして、アメリカ始め色んなとこが否定してて周りが大変そうでしたね。

      民間としては今はともかくいずれ需要無くなるとこに投資したくないから、国が責任持ってやるしかないでしょうね。
      ただ民需が犠牲にすることになるから、支持率を犠牲にしてやる覚悟があるかどうか?
      選挙近い国はやれないでしょうし。
      まあ、生産量増やすにしても戦時体制にでもならないと、数年から数十年かかる話になりますけど。

      27
      • ポンポコ
      • 2024年 2月 28日

      マクロンの派兵の話は、勇み足か失言、リップサービスだと思います。なぜなら、それを真正面から真面目に受け取ると、それは、フランス軍の参戦だからです。

      それは、NATOやアメリカの参戦にも繋がります。ということは、第三次世界大戦や核戦争にも繋がる重大な話です。

      おっしゃるように、ウクライナ軍の砲弾不足、すなわち西側の支援不足は重大問題ですね。

      そして、今、ウクライナは砲弾不足と兵士不足で、例えば、アウディイウカ方面では段々と西に押されています。これが、どこまで押されて下がるのか、というところですね。

      フランスの参戦が本当であれば、そんなこともぶっ飛ぶくらいの衝撃かもしれませんが。

      21
      • kitty
      • 2024年 2月 28日

      北朝鮮が売るほど砲弾を持ってたのが明らかになっていますが、韓国はいったいどうする気だったんでしょう。
      第二次朝鮮戦争が起きていたら、いくらK-9が「素晴らしい」自走砲でも撃つ弾の数で、撃ち負けていたでしょう。
      おそらく米国の補給があっても負けてたでしょうね。

      21
        • NHG
        • 2024年 2月 28日

        去年に韓国がポンッとだした砲弾数は全欧州が提供した量より多かったといわれてるから、今のウクライナ軍のようには撃ち負けなかったのではなかろうか
        それでも北の国境基地は地下要塞化が進んでるらしいから有効打になりえるかどうかはわからないけど

        22
        • shkk
        • 2024年 2月 29日

        北って今も昔ながらの砲弾打ち込みあってた時代の体制だろうし生産量やばいんだろうな…

        ちなみに砲弾が足りないのは昔ですけど韓国でも問題になってましたね
        2011年の韓国紙で「韓国軍の予備弾薬、全面戦争起きれば半月も持たない 予備役将官が指摘」
        >戦闘予備弾薬の保有日数は基準値(30日)の半分にも満たなず、特に陸軍の主砲であるK9自走砲用155ミリは、基準値に達しないという深刻な状況であることが分かった。

        そこから増やしてるらしいけど
        自走砲のK9だけでもwikipedia曰く1300門(他含めると3000門ってコメント欄で見たんですがほんとぉ?)、消費量も莫大なのでフルレートでは長くは戦えないのは今も変わらないでしょうね

        消費量がどのくらいか考えると
        ウクライナで牽引砲含めて西側155mm砲が数百門で最大キャパが月間56.4万発の砲弾を使用できるらしいので
        (↑元記事 [ロシア軍の火力投射量はウクライナ軍の4倍、レズニコフ国防相はEUに月25万発の砲弾を要求])
        3000門ある韓国軍がフルで射撃したら100万発は軽いだろうし

        まぁ実際は発射キャパの最大で撃つことは無い(↑の記事でも37万発ぐらいがロシアを押しとどめるのに必要な発射数と書いてる)だろうからなんとも言えんけど
        なんにせよ月間百万発撃てる軍隊を満足させるのは西側の民主国家の平時では難しいだろうね

        1
      •  
      • 2024年 2月 28日

      数では格差が大きすぎてどうにもならんな。
      西側が優位に立てるとしたら技術しかない。
      砲弾はもう発展しようのない技術だから無理だがドローン関連はまだまだ発展途上の技術なので戦中に何か生まれてくるかもしれない。
      ただそれもいたちごっこにはなるだろうが。

      2
        • 2024年 2月 28日

        すぐに百万用意出来るほどの生産能力凄いですよね。
        まあ、北朝鮮と韓国の国境線から普通にソウルに大砲届くんで、開戦したら即座に首都壊滅出来るように備えてたとかですかね?
        確か韓国の首都圏って日本以上に人口集中してるから、即座に大量の人口殲滅出来る事になりますし。

        24
      • たむごん
      • 2024年 2月 28日

      5年程度では(開戦から3年目ですが)、ヨーロッパだけで弾薬量を凌駕するのは厳しいなと。

      NATOと言っても、もしトラも現実的ですから、アメリカを除いて考えなければなりません。

      各国の国民、中間層は生活に余裕がないですから、他国の為の支出に同意を得にくいのが現状と思います(ウクライナ戦争によるインフレ)。

      >肝心のロシアを凌駕する生産体制の整備

      7
      • 匿名さん
      • 2024年 2月 28日

      >この戦争は弾薬とドローンの製造量がポイントになってきてる事が明確になっているのに、NATO派兵とかポイントズレた話は出てくるが、

      本質的にはそれほどズレた話でもないと思います。
      弾薬の供給能力の差は、今に始まったわけではなく、戦争当初からそうだったはずです。
      その戦力差を、ウクライナは総動員体制による人海戦術で埋め合わせていた。

      その兵士が不足し始めて、戦線を維持できなくなってきているわけですから、
      今からロシアと同等の弾薬だけがあっても、肝心の歩兵がいなければ、戦争には勝てません。

      そして、ウクライナ国内だけでは、徴兵も訓練も著しく不足しているから、
      弾薬と派兵をセットで行わなければ、どの道、劣勢を覆すことはできないでしょう。

      3
    • fusa
    • 2024年 2月 28日

    私の生え際戦線は踏ん張っております

    28
      • たむごん
      • 2024年 2月 28日

      生え際の交代を禁ずる。死守せよ。

      32
      • 1.44スキー
      • 2024年 2月 28日

      ワカメの差し入れだ。今のうちにストレスも落とせるだけ落とせってよ。

      司令部も無茶言うぜ。

      18
      • Z-day
      • 2024年 2月 28日

      前線はとにかく、後頭部もとい後方はスカスカじゃないか!

      • Natto
      • 2024年 2月 28日

      撤退を許可する。

      7
      • D-day
      • 2024年 2月 29日

      後頭部、もとい後方がスカスカです。

    • たむごん
    • 2024年 2月 28日

    ロシア軍の前進速度が気になりますね。
    ウクライナ軍の要塞建設ですが、ロシア軍の進撃速度を加味しながら、要塞建設を進めているとは思います(今、建設中ならばですが)。

    FPVドローン・砲兵・滑空誘導爆弾、それぞれの射程があります。
    重機を破壊されれば、どうしようもないですから、進撃速度を加味して・どの場所に・どのくらいの工期で・要塞建設を進めているのか気になりますね。

    ウクライナ=ポーランドなど(西側国境)のトラック輸送を揉めていますが、本来ならば陣地構築の労働力として、緊急活用すべきと思うのですが難しいのでしょうね。

    11
      • kame
      • 2024年 2月 28日

       前線が内地に押し込まれる程に、多くの兵器の射程に建設中の要塞や工事作業員が入ってしまうのでいずれにせよ、要塞前に何処かで一度ロシア軍を食い止める必要があります。
       労働力といっても民間の経済活動を全て止める訳にもいかないですし、どうしようもない部分でしょうね。極端な話、軍事に関わる生産活動と一般市民の生活に関わる必需品の生産活動だけに絞って、残りを全て要塞建設や兵員不足解消に回せば、人手不足はどうにかなるでしょうけど、それはゼレンスキー政権の支持率低下と引き換えになるでしょうし、実施することはないでしょう。まあ、個人的にはそこまでしないといけない状況なんじゃないかとは思いますが、最終的にはウクライナが決定することですし、傍観しか出来ないですね。

      10
        • たむごん
        • 2024年 2月 28日

        仰る通り、押し込まれると厳しくなりますよね。

        日本は傍観する立場ですから、ゼレンスキー大統領がどういった決断をするのか見守りたいと思います。

        2
    •  
    • 2024年 2月 28日

    まあロシア軍から見た問題点は明らかで、アウディーイウカにおける作戦レベルの成功を戦略レベルの有利に近づける手段に欠けるところです
    用意の出来ていない陣地を守らせてウクライナ野戦軍に打撃を与えるのはその1つの手段ではありますが、いずれ防御を固められ作戦の連続性は失われます
    また、マリンカ方面やバフムト方面との連結は現状からするとまだ迂遠です

    17
      •  
      • 2024年 2月 28日

      確かにロシアの意図が読めん。連続性がない。
      逆に言えば連続性がない=先の行動が読めんから限られた資源をやりくりするウクライナ側も防御に困る。

      10
        • 歴史と貧困
        • 2024年 2月 28日

        >確かにロシアの意図が読めん。連続性がない。
        下にも書きましたが、「戦略レベル」ではなく、「政略レベル」の駆け引きの段階に入っているのではないでしょうか。2024年が選挙の年であることから、NATO盟主であるアメリカは嫌でも“方針転換”が迫られます。

        軍事ゲームではありませんから、【最終勝利条件】が常に固定化されて決まっているわけでもなく、外交関係の変化などによってその条件は流動的です。(本当にトランプが大統領に返り咲いた場合など)

        NATOがこれ以上兵器を流すつもりがないのなら、ウクライナ軍を必要以上に削ること(NATOの兵器を壊せるから戦ってもいた)もなくなり、ゼレンスキー政権が孤立無援で自壊するのを待てばよい。

        この戦争はアメリカにとっては代理戦争でしたから、アメリカが支援をしない状況が続くなら、ロシア側が様子見しつつ国内体制を固めることに注力してもおかしくないと思います。

        13
          • D-day
          • 2024年 2月 29日

          後頭部、もとい後方がスカスカです。

      • 歴史と貧困
      • 2024年 2月 28日

      おっしゃることは、軍学上では正しいと思います。

      “対峙している2陣営”が双方とも【政略レベル】に欠点がなく、【戦略レベル】で拮抗している場合は、『作戦レベルの成功を戦略レベルの有利に近づける』ことが最重要となり、これを為した側が主導権を持てます。第一次大戦のフランスVSドイツや、第二次大戦の独ソ戦は、少なくとも2年近くそういった競り合いを行っていました。

      ただ、日露戦争を例に取ると、日本は日本海海戦で大勝利を、奉天会戦でも勝利(損耗的には引き分け)を得ましたが、それを次の戦略レベルの有利に近づける手段には欠けていました(兵力、砲弾数、国力の限界)。
      しかし、ロシア側に継戦が厳しくなり要素が浮上した結果、ポーツマス条約に至ることに成功しています。
      (ロマノフ朝は、満州の争覇が自国の国益に繋がると農奴から解放したばかりの民衆層と意識共有できなかった)

      今のドンバスの状況では、ウクライナ側の自壊が大きいです。【政略レベル】がアメリカ支援途切れで破綻しており、防衛強化か領土奪還かの【戦略レベル】も具体的な道筋がなく、それ故に兵員不足、砲弾不足を誘発し『作戦レベル』の敗北を繰り返しています。

      ロシア側としてはこの段階からは、『欧州で厭戦気分を高め、停戦、和平への機運を高める』ことに注力したほうが価値があるのではと思われます。既にウクライナの防空能力は低下しており、1年前のような飽和攻撃によるインフラ破壊は【戦略レベル】では現在も有効でしょうが、停戦や和平がゴールならば【政略レベル】の足かせになるため、実施を控えているのではと推察しています。
      (ウクライナが発表を繰り返すロシア戦闘機撃墜も、“領土奪還”を目指すならプラス材料なれど、“停戦”を目指すなら主戦派の暴走を止められていないだけのマイナス材料)

      >いずれ防御を固められ作戦の連続性は失われます
      ウクライナは「防御を固める」だけでは、スポンサーからの投資は乏しくなり、政略レベルで負けます(自国で十分な兵器を生産できないため)。
      そのため、23年6月がそうだったように、不利を承知で暴れるしかできないジレンマを抱えています。
      ロシアからすれば、焦って戦略レベルの勝利へ繋げるよりも、外交を固めて確保した領土を守るだけで勝てる段階に入っているのではと。

      20
        • 犬の〆
        • 2024年 2月 29日

        仰る通りだと思います。プーチンは待てることが最大のイニシアチブですよね。体制も磐石。特に局地的な戦闘の優劣にこだわらなくても、。押せば引く、引けば押すでウクライナを時間をかけて「削る」ことだけを考えていればいいだけなので。

        1
      •  
      • 2024年 2月 28日

      軍事的合理性だけでなく両国とも政治に作戦が縛られるのは当然のこと。
      アウディーイウカに関して言えばドネツクの水不足や砲撃が占領統治上解決せねばならない喫緊の問題であった。
      長期化すれば住民の怒りの矛先がウクライナでなく問題を解決できないロシアに向くし厭戦気分も高まることになる。

      17
      • NHG
      • 2024年 2月 29日

      だいぶ前に似たようなことを書いたら、この攻勢は新しい攻勢ではなく2022年から続くものの延長だと解説されて納得したよ
      つまりバフムト・アウディーイウカ・東部をつなげた新たな攻勢ではなく、開戦この方続けてる部分的攻勢の延長

      2
    • 名無し
    • 2024年 2月 28日

    ウクライナはどこまで下がるんでしょうね?

    中途半端な反撃仕掛けて後退するなら、兵士の損耗避けるためにもさっさと土地放棄すれば良いと思ってしまうのは政治の観点から厳しいかな?何か策があるように思えないんですよね。そもそも強固な防衛ラインが無い可能性もありますね・・・

    ロシアが考慮すべきは兵站ですね。あまり長くなりすぎると怖いですがウクライナ軍に本当に弾が無いならしばらく気にする必要は無いですね。

    18
      • TKT
      • 2024年 2月 28日

      もうウクライナ軍としてはロシア軍が攻撃してきたら退却する、ロシア軍が停止したらウクライナ軍も停止する、というだけで、もはや全てはロシア軍次第、主導権、イニシアティブは完全にロシア軍が握っている状態です。

      すでに虎の子の切り札であったエイブラムス戦車も最前線に投入され、破壊されたのはまだ一台ですが、もう他にウクライナ軍に切り札と呼べるような兵器や、部隊は残されていません。強いて言えばあとはチャレンジャー2戦車とレオパルト1A戦車、そして徴兵忌避者で無理やりに編成した部隊でしょうか?

      現地の判断による場当たり的な反撃は、弾薬が残っていればまだ可能かもしれませんが、弾薬が確実に補給されるめどはありません。現地の判断で無理に反撃しても弾薬が無くなり次第、すぐにまた退却せざるを得ないでしょう。

      またウクライナ軍の砲兵に反撃のための砲弾がほとんどないために、逆にロシア軍の方は自軍の砲弾を大幅に節約することができ、兵站の維持は前よりもずっと楽になります。

      16
        • 名無し
        • 2024年 2月 28日

        一応まだHIMARSは生き残りがままいたと思いますが…
        ハリコフ奪還戦前後の大活躍は見込めないか

        5
          • nanashi
          • 2024年 2月 28日

          ハイマースも数百発一斉掃射するならともかく、一発一発チビチビ撃ったところで歩兵部隊を数十人吹き飛ばして終わりですからね。
          その動画をSNSに勇ましい音楽とともにアップロードしたところで、戦局は何も変わりません。

          16
          • Easy
          • 2024年 2月 28日

          HIMARSの最大の敵はPole-21のGPS妨害なので。
          GPS妨害がかかってしまうと「無誘導弾より当たらない」ので、使い所が難しいですね。
          ただ、ロシア側は進攻するとPole-21の範囲外にならざるを得ないので、ウクライナとしては「引いてカウンター」が一つの有効な戦術です。
          ただ、それをやると政治的に厳しい、というのが難点ですね。

          8
      • 匿名11号
      • 2024年 2月 28日

      >ウクライナはどこまで下がるんでしょうね?

      100m/日の侵攻速度ならどこまでも下がれるんじゃないですか。キーウに到達するだけでも数十年かかるわけで。ただ、兵站の負担はその間もかかりますなあ。たとえ戦闘がなくて弾丸が使われないとしても、食糧燃料は必要になるわけで。

      1
        • AM
        • 2024年 2月 28日

        最近1km/日になってきてるようにも思いますので、数ヶ月-数年のスパンかもしれません。。。

        8
          • 匿名11号
          • 2024年 2月 29日

          いまのところ、策源地のドネツクから近くてもこの程度かという印象ではありますが。

          それに他の戦線でも1、2km進んで長期間停滞するケースが多いようですからね。1か月停滞すれば結局平均で100m/日になる。マップ範囲が頻繁に後退更新されるような状況でない限り慌てる必要はないかと。

          1
        • MarkⅡ
        • 2024年 2月 29日

        退却戦が負担にならないと思ってる時点で・・・
        郊外の急造拠点になると塹壕にその辺のボロ板くっ付けたような場所ばっかりで、
        立地が悪ければ入口からドローン入って来て爆死、又は負傷ですよ

        そうじゃなくても殆ど屋外レベルの寒気に大量の鼠が湧くという地獄の様な環境です。
        (5時間ぐらいしか休みが無いのに、1時間は鼠を追い払うのに費やすレベルで湧く)

        ウクライナに都合の良い想定ばかりしてコテンパンにやられてるのに全然懲りないんですね

        15
          • 匿名11号
          • 2024年 2月 29日

          まあ、別の視点も必要でしょうよ。

          問題にしていたのはロシア側の兵站でしたからねえ。
          それに耕せねば前進できない状況であればやはり侵攻速度は這うようなものになります。

          2
            • 犬の〆
            • 2024年 2月 29日

            ロシア側はもう時間が味方しているので急ぐ必要はないんだと思いますよ。ウ軍がまた押してくれば引けばいいだけで。時間が経てば経つほど、ウクライナは懐も(スポンサーのお財布も)、兵器弾薬も、戦意も民意も勝手に減っていくので。別にキーウまで進軍できなくても、政治的にロシアが納得できる条件を引き出せれば、あの「作戦」自体は成功するのですから。

            2
    • 愛国戦線
    • 2024年 2月 28日

    1週間前に出た極めて秀逸な分析記事貼っとくわ

    リンク

    3
    • 241
    • 2024年 2月 28日

    トネネキーを守れるならそれはその方がいいんですけど難しいと思います。良い建物がないですし。ロシア空軍がSu-25でCASをやっているみたいなので。それと道路の繋がり方も良くないと思います。

    8
  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 欧州関連

    トルコのBAYKAR、KızılelmaとAkinciによる編隊飛行を飛行を披露…
  2. 米国関連

    米空軍の2023年調達コスト、F-35Aは1.06億ドル、F-15EXは1.01…
  3. 中東アフリカ関連

    アラブ首長国連邦のEDGE、IDEX2023で無人戦闘機「Jeniah」を披露
  4. 欧州関連

    オーストリア空軍、お荷物状態だったタイフーンへのアップグレードを検討
  5. 北米/南米関連

    カナダ海軍は最大12隻の新型潜水艦を調達したい、乗組員はどうするの?
PAGE TOP