英国のBBCは「約3週間が経過した反攻作戦の進展は『望んでいたよりも遅い』とゼレンスキー大統領が認めたものの『これはハリウッド映画ではない』とも述べた」と報じており、反攻作戦に対する世論の評価を気にしているのかもしれない。
参考:Ukraine war: Zelensky admits slow progress but says offensive is not a movie
ウクライナは今後「戦場の現実」と「世論の期待」のギャップに悩まされるのかもしれない
ウクライナ軍は6月上旬に開始した待望の反攻作戦でロブコベ、レヴァドネ、ノヴォダリフカ、ネスクチュネ、ストロジェベ、マカリフカ、ブラホダトネ、プヤティハツキーを解放したが、世論は「今度もハルキウのような成功を収める=劇的な展開で次々と拠点を解放する」と期待していたため、この異常とも言える期待感は「失望感」に変化しつつあり、マリャル国防次官は「敵が簡単に諦めて引き下がらないことを理解し、非常に厳しい戦いに備えておく必要がある。ウクライナ軍の成功は作戦上の課題があるため、何km前進できたか、どれだけ拠点を解放したかで測るべきではない」と主張。
レズニコフ国防相も「ウクライナ軍の反攻作戦に過剰な期待を抱くのは昨年秋の出来事が関係しており、ハルキウでの作戦は敵にとっても、国際社会にとっても、そしてウクライナ人にとっても予想外の結果で、非常に素早く成功を収めることができたが、現在の反攻作戦がハルキウのように進むと期待するのは無理な話だ。戦場環境が異なり、ここを守るロシア人には守りを固める時間が十分あって、地雷原の密度は信じられないほどだ。ウクライナ軍は作戦を練り、機会を伺い、慎重に動く。だから彼らに過度なプレッシャーを与えず仕事をさせてほしい。そうすれば必ず仕事をやり遂げるだろう」と訴えていた。
さらに英国のBBCも「約3週間が経過した反攻作戦の進展は『望んでいたよりも遅い』とゼレンスキー大統領が認めたものの『これはハリウッド映画ではない』とも述べた」と報じて注目を集めている。
BBCの取材に応じたゼレンスキー大統領は「(ウクライナ軍が進めている反攻作戦について)ハリウッド映画だと信じている人もいるし、今すぐ結果を期待している人もいるが、そうではない。危機に瀕しているのは人々の命で、ロシア軍は約20万km2の土地に地雷を埋めているため軍事的な攻勢は容易ではない。我々に圧力を加えようとする者がいたとしても、我々は戦場で最善だと思われる方法で前進する」と述べており、反攻作戦に対する世論の評価を気にしているのかもしれない。
ウクライナ軍の反攻作戦はロシア軍が守りを固めている地域で実施されるため西側当局者も軍事アナリストも「ハルキウのような成功を収める」とは期待しておらず、反攻作戦が結果を出すためには「長い戦いになる」と予想する声が多いが、世論が反攻作戦に期待するのは「ハルキウのような快進撃」なので、ウクライナは今後「戦場の現実」と「世論の期待」のギャップに悩まされる可能性がある。
管理人的には現段階でウクライナ軍の反攻作戦を評価するのは時期尚早だと思っており、今回の反攻作戦で達成すべき大きな目標(究極的にはアゾフ海沿いの陸橋遮断)を考えれば現段階での損失など小さなものだと考えているが、ややこしい理屈抜きで「分かりやすい勝利」を見たいという世論の気持ちも十分理解できる。
関連記事:ウクライナ国防相、ハルキウのように反攻作戦が進むと期待しないで欲しい
関連記事:ウクライナ軍、敵が簡単に諦めて引き下がらないことを理解すべき
関連記事:ウクライナの反攻作戦、ハルキウやヘルソンほどの成功は見込めない
※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE
誰よりも戦況を政治化することで世論を引っ張ってきたのはウクライナでは?
ハリウッドのように単純明快分かりやすい勝利が無いと国際世論の関心は続かないでしょう。熱く冷めやすい民の副作用です。
ここの掲示板の方々は世論のような単純さはないと思いますが、
>単純明快分かりやすい勝利が無いと国際世論の関心は続かない
その一環でしょうか?従来はあまりテレビでは見られなかった血生臭い映像(ウクライナ軍が塹壕において至近距離でロシア兵を掃討する映像など。)が公開されています。
ボカシを入れているとはいえ抵抗するロシア兵がウクライナ軍の射撃によって倒れていく様子は見る人によってはショッキングかも知れません。しかしウクライナ軍の置かれている戦場の現実を知ることは過度の戦果に期待する民衆に対して必要なことだと思います。
テレグラムなどで情報を掘っていると、TOSのサーモバリック弾で黒焦げの亡骸になったウクライナ兵の映像や、ドローンから投下された手りゅう弾に逃げ場のない塹壕に追い詰められて銃口をくわえて自害するロシア兵の映像を無修正で見たことがあります。建物を包囲されて逃げ場がなくなったウクライナ兵が降伏を拒否して飛び降りて亡くなった後とされる映像もありました。
一番つらいのはそうして死んだ敵兵を嘲笑するようなコメントが双方のチャンネルで見られるのです。
戦争の狂気は恐ろしいです。
吐き気がしますね・・。
むしろ人間らしい反応なんでしょうけどね
日本だと7月にはクリミア陥落とか年内には露軍を潰走させて終わりとか書き散らしてる軍事ライター(自称のネットライターだと信じたい)が居て辟易してましたけど海外もそんな感じなんすねって報道
いやわかるじゃん常識的に考えてと思うんですけど、世の中それほどこの話に興味無いんですかね
世の中はこの戦争に興味あるよ
ただしその大多数はスポーツニュース的な興味でしかない
軍事的に妥当でウクライナにとって耳障りの悪い記事なんて書いても親露派として吊し上げられるだけなのだからライターは翼賛的な記事を書いた方が楽だろう
いい加減今までのプロパガンダを訂正して公正に総動員と死体の山の後ろで戦線を維持していることを発表をした方が同情も引けていいだろうと思うが
無敵のウクライナ軍だと宣伝しすぎて
自分らのクビが絞まっているのか
「無敵のウクライナ軍」と宣伝し過ぎていましたかね?個人的にはそこまで宣伝していなかったと思いますが。
世間は「泥臭い戦争」を忘れていたので過剰に期待していたと思います。
台湾有事の際も「泥臭い戦争」になる可能性が高いので、日本は覚悟をしておく必要がありますな。
我々は現地の武装組織に金と兵器だけ渡して火力支援で勝ち馬に乗る戦争に慣れ過ぎましたね
現地の人間がいくら死のうと被害0計上で戦闘機が落とされようもんなら大騒ぎしてましたし
BBCなどが「ロシア兵は弾薬が尽きてシャベルで戦っている」とか垂れ流してたじゃないですか
ウクライナに不利なニュースはでないようにウクライナ政府が要請してるのに対して、有利・ロシア弱い系は何も言わないので、宣伝戦略として加担していたのは明らかでしょう
過剰に期待させるようにした事、現実が期待に沿っていない事に対して、支援側に「期待するな」というのは虫の良い話ですよねって事です
また、仰るとおり軍事関係者に限らず日本国民は「泥臭い戦争」がありえる事に対して認識を改める必要がありますよね
ここのコメント欄でもそういった翼賛的な記事を鵜呑みにしてロシア軍を腐すコメントの多いこと
塹壕内の遭遇戦におけるスコップの有効性なんて(それこそWW1で一番人を殺したのがスコップなんて誇張したネタがあるくらいに)軍事的には有名な話であり、特にロシアは現代においてもスコップ術を熱心に訓練させているなんてことも少し詳しい人なら一度は聞いたことがあると思うのだが、正義のウクライナが悪のロシアを打ち砕くハリウッド映画を鑑賞している気分の人々はそういった背景は知らず知ろうとすることもなく言われるがままプロパガンダに騙されてしまうんだろう
なら当のイギリス軍は2004年のイラクで弾薬が尽きたから銃剣突撃したのかな?なんて皮肉も言ってやりたくもなるが、結局コマンドーを見てクレイモアはそんなに爆発しないなどとケチをつけるのは少数派でしかないわけで、意識的なのか無意識的なのかは定かではないけど返ってくる反応は「映画に何言ってんの?」に類するものにしかならないんだよなあ
しかしそのハリウッド映画化を煽ってきた/今でも煽っているウクライナの大統領当人がこれを言うのは情けない
全部見ている訳ではないけど、BBCはシャベルだけで戦っているとは報道してない気がする。
シャベルと古い小銃を支給して戦っているとかの記事を読んだ。
要はWW1並みに退化した塹壕戦主体の戦術や最新兵器の枯渇が言いたかったんだと。
それを上念さんらが面白おかしくデフォルメしたエンタメを流したとの認識です。
全部を見切れないので断言すると嘘になるかもしれませんが。
未だにキルレシオ1:5だとか7だとか馬鹿馬鹿しすぎて数値は覚えてないけど言い張ってるのは本当にどうかと思ってるよ
頭からそういうキルレシオを信じてしまう人はご愁傷様としか言えませんが,また他方で,そのようなプロパガンダが戦時には有効であることを否定してしまうのもおかしいと思います。流している当人は,「わざと」やっているのですから。
ハリコフとオデッサが無事なうちに停戦がいいと思うんやけどな
ハルキウは国境が近いので何とも言えませんが
オデーサが落ちる可能性は心配する必要があるほど高いとは思えませんね
ロシアの停戦条件は
オデーサ含む黒海沿岸部の割譲を要求する気がするわ
ロシア側の妥協は
内陸国になったウクライナのNATO加盟は認めるみたいな
但しキエフとハリコフの帰属は別途交渉
それぐらい強気の交渉をする国だから
拮抗してる間の
停戦は非常に難しいかと
日本でもJBPressや現代ビジネスが毎日のようにロシア崩壊を謳ってましたからね……
西側の援助が行き届いて反転攻勢が始まれば全て蹴りがつく、と解釈している人が案外多数派だったりするかもしれません。
「反転攻勢」も半ばバズワードみたいになってますし…
ウクライナでも去年ブダノフが言ってましたからね
来夏までにウクライナ勝利、ロシアの敗北必至 国防省情報総局長
2022.10.20 CNN
「来年春の終わりには戦争は終わるであろうし、夏までには全てが終わるであろう」
これだけ予防線張ってると逆に裏があるんじゃないかって疑っちゃう(実際は無いんだろうけど)。まあ多くの人は「無敵ウクライナ」と「雑魚ロシア」のコメディが見たいのであって、今回の作戦みたいなドキュメンタリーは観たく無いんだろなあ。
コメディは兎も角、少なくとも侵略者が勝つ所は見たくはないですね・・・。
特に、これから台湾有事があるかもしれない身としては・・・。
普通に考えてアメリカの直接参戦がなければ台湾も負けると思う
中国とは軍事力生産力で差がありすぎる
ここのコメント欄もウクライナ優勢の時は山ほどコメント付くけどウクライナ劣勢の時はコメント少ないしな
バフムト構成時も山程コメントあったと思ったけどな。
ウクライナ軍殲滅とか言い合ってキャッキャしてた。
正直気持ち悪いと思ったが、それはロシア人だという人がいて
そう思って見返すと自然な反応な気がしてきた。
ていうか、ここからが地獄でしょうね・・。
日露戦争の旅順攻囲戦や、第一次世界大戦のフランス対ドイツの西部戦線がごとく・・。
双方とも、地獄のような死者がおそらくでるのでしょうね・・・。
日本やフランスが如く、ウクライナの勝利を祈る・・。
コメディは兎も角、少なくとも侵略者が勝つ所は見たくはないですね・・・。
特に、これから台湾有事があるかもしれない身としては・・・。
自分も侵略者の勝利なんて見たくない。でも人は己が被害に遭わないとどうしても外野から観戦してる感じになって全く異なる世界を観てる感じになっちゃうんだよね。茹でガエル状態になってるなんていざ知らず
ちょっと考えればわかることをわかろうとしない・・。
武力による堂々とした国境線の変更と、領土拡張がどれだけやばいか、ということです・・。
アメリカでさえ、第2次大戦後もさまざまな戦争を行ったが、アメリカの領土を増やそうとしたことはなかった。
ソ連でさえ、共産主義圏の同盟国維持と獲得には走ったが、自国の領土拡張はしてこなかった。
その大国の不文律が、今回の戦争ではっきりと破られたわけです。
ロシアは自称独立国の東部地域を越え、ウクライナの広範な地域をロシア領に編入しようとしています。
それも武力によってです。
これのやばさを理解してない人が多すぎる。
第2次世界大戦以降、表面上は抑えられていた帝国主義という世界戦国時代の幕が開くかどうか、という瀬戸際の事態なのです、今は。
少なくとも、ここで何らかの形でもウクライナの勝利という演出がなければ、ここから連鎖的に世界規模での国家間の領土獲得戦争が起こるでしょう。(事実、もうかなり怪しい所まで来ています・・)
我々は、その蓋をあけさせないためにウクライナ人に流血をしいているようなものですよ。
汚い言い方をすれば、私達は、自分達の血を一滴も流さずに、世界秩序を守ることができるのです。
最低だとは思いますけど、このことをきちんと理解していれば、ウクライナの遅々として進まない反抗も、非難する気になどならないのです。
そして彼等も、命を張るのは自分達がやるから、お前たちは武器だけ寄越せと言うのです。
こんな都合の良い事態があるでしょうか!?
死地に行くのは彼等。私達は言ってしまえば高みの見物ですよ!
最低ですよ、ほんとに・・。
自分達のためにも、ウクライナ国民自身のためにも、どうかこの戦争、勝ってほしいです・・。
そんなに熱弁するほど侵略を憂いてるくせにイスラエルは無視するんだから都合のいい認識能力だな
まあ領土編入も傀儡政権樹立も侵略の方式違いでしかないだろうと思うけど
イスラエルも問題ではあるが、国際世論を前に現代では大々的侵略はしてないでしょう・・・。
第5次中東戦争がもし起これば、悲惨の度合いも段違いでしょう。
それを誘引する可能性さえあるということですよ・・・。
何十年前の侵略ならOKとかすごい倫理観だなあ
なら戦後はロシアのこともイスラエルのように迎え入れてあげてね
あと
>イスラエルも問題ではあるが、国際世論を前に現代では大々的侵略はしてないでしょう・・・。
同じことをパレスチナ人の前で言ってきてほしいわ
あさんに具体的に何をして欲しいと言ってる?
パレスチナに肩入れして欲しいの?
イスラエルの件は、どっちもどっちでイギリスに土地の支配権をわたすとか言われて争ってイスラエルが勝っただけで他人の支配地に越境したのとは違うんじゃないかな?
強いて言うとイギリスか悪い。
だけどイギリスを責めたところで何の解決にもならない。
>だけどイギリスを責めたところで何の解決にもならない。
そういう都合の悪い(都合の良い?)ところだけ冷笑系に転じる言動は
本人は「現実的思考」のつもりかもしれませんけど、正直失笑を禁じ得ませんね
「現実問題として、大国ロシアをウクライナ領から追い出すことなんて不可能なわけだから。
これ以上「ロシア許さない」の姿勢を続けてもなんの解決にもならない。」
という主張も容易に成り立つと思いますが
都合の良いところは感情論でゴリ押しで、都合の悪いところは冷笑系論で逃げを打つ
だから説得力がないんですよ
ロシアの問題は現在進行形なので変更の可能性は残されているけど
今更イギリスに行をただせと言っても時間を遡って変更するのは不能だ。
解決の方法があるなら教えて欲しいくらいで、不可能と確信している。
冷笑系論て何ですか ?
初耳です。
>>「現実問題として、大国ロシアをウクライナ領から追い出すことなんて不可能なわけだから。
>>これ以上「ロシア許さない」の姿勢を続けてもなんの解決にもならない。」
>>という主張も容易に成り立つと思いますが
割りと帝国主義が復活しても構わないって人がやたらここの住人に多いよね
イスラエルの明確な侵略と言うとゴラン高原ですかね
国連緊急総会でも国連安保理でも無効決議されとりますが、どれくらい制裁に力入れているかと言うと…
またアメリカはイスラエルにゴラン高原の主権を認め、つまり現状変更を追認し国際秩序を乱した訳ですがこれも非難以前にどれだけ知られているのやら
イスラエルを連呼してる人らはロシアが侵略始めてからイスラエルを連呼するようになり、悪いのはロシアだけじゃないと連呼するようになった
中東諸国でさえ表だってパレスチナを応援、支援する国はほとんどなくなってる
イスラエルの問題は極右とネタニヤフぐらいでパレスチナ人も大量に住んでる国ですから
パレスチナ系でもイスラエルの大臣やれる国なの知らない人は多そう
>自国の領土拡張はしてこなかった。
>その大国の不文律が、今回の戦争ではっきりと破られたわけです。
お隣の中国が行っている、チベット・南シナ海・尖閣諸島…などは、領土拡張ではないと認識されているのでしょうか。
ロシアに厳しく、中国に甘い。
それが経済的な理由であれ、歴史認識の違いであれ、そこまで中国の肩を持てるのが不思議ですね。
そのような認識だから、香港を武力弾圧され、台湾有事が差し迫っているのではないのですか?
中国の台湾有事があるからこそ、ここまで書いたんでしょうが・・・。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
あなたとは考え方が違うようですね。
傍から見てたら
別にあさんは中国にもイスラエルにも肩入れするような発言をしていないというのに
行間に勝手に己の思想をぶち込んで的外れな批判するあなたのほうが滑稽なんだよなあ
反省します。
私自身が、どうも事実と異なることやダブルスタンダードなことを言われると、つい冷静さを失ってしまうようで。失礼いたしました。
負けたら民族浄化されるだけのウクライナは徹底抗戦の構えだし、ロシアもひくに引けないし。そもそもこれは実質、ソ連崩壊の混乱に伴うロシア帝国の内戦状態ですので、戦いが何年続こうとウクライナとロシアが共倒れになるだけなので西側は勝っているのですが…希望を述べるとさくっと終わらせてウクライナ人(あと前線に送り込まれるロシア兵)の被害は少なくあってほしいです。
ウクライナの命綱となっているのは膨大な西側の支援である。これは有権者の意思によって容易に変わるものだ。
これまでの大規模支援により、多くの支援国は自国の安全保障に影響を及ばない程度の軍事支援を出し尽くしており、りゅう弾砲の弾薬に至っては韓国や日本といったアジアの米同盟国を頼らざるを得ないほど深刻な事態となっている。
ウクライナが支援を繋ぎとめるためには一般市民に分かりやすい物語が必要である。「反転攻勢」のイメージはわかりやすくウクライナの勝利の道筋を示していた。ロシアの物よりも遥かに優れた西側戦車と士気が高いウクライナ兵が、ロシアの構築した防衛ラインをいとも簡単に突破してクリミアまで奪回するという勇ましい物語はSNSにあふれていた。
この幻想が破れ、良くてもWW1のような血みどろになりながらの前進。悪ければ作戦は失敗して反攻用の野戦軍が壊滅するという現実は落差が大きいだろう。
支援国の市民にとっても衝撃だろうがウクライナの市民はどれほどの失望だろうか。ゼレンスキーは彼らにまた厳しく残酷な冬が来ることを告げて備えさせる必要がある。
戦争は楽しいものではない
自省を込めてそう思う
仮にトランプになったら即武器支援やめて和平迫るとかになりそうだから
2024年末までにだいぶ取り戻してないとつらいですね…
手っ取り早く成果を得られるもの…
某所に架かっている大きな橋をハリウッド映画みたいにセンセーショナルに破壊できれば世界中のトップニュース確定よね
こっそり支援してしもいいんじゃないの
(真珠湾攻撃したら、センセーショナルやろうなあ。。。攻撃された側はビビって和睦を請いに来るやろうし。。。)
「そうだ!ハリウッドを爆撃しよう。きっとビビるぞ」
ドイツ人「やめとけ…」
一般世論へ動揺が波及し、それが失望に変わる前に、
この状況を打開するなり、受け入れる必要があるでしょう。
時間との戦いになる。
一般世論とは認識が異なるここの住人として言わせてもらえば、
いい加減、キルレ5倍とか7倍とか、挽き肉機戦術のロシアよりマシだとか、
余計な情報を拡散するのはやめるべきだと思う。
あと、事前評価でささやかな領土奪還になるとされているものを、
時間がかかっているだけと言い訳するのも、どうかと思う。
「彼を知らず、己を知らざれば、戦うごとに必ず殆うし。」
西側諸国は、この格言を甘んじて受け入れる必要があると思う。
あなたはロシア人ですか?
そんなにロシア不利な情報は聞きたくないのですか?
ロシア国営放送の大本営発表だけ見たらどうですか。
幸せになれると本気で思いますよ。
人に尋ねる前にまず自分から名乗る。って教わらなかった?
それはさておき、
現状分析を疎かにして、楽観的な見通しに迎合した結果、どうなってますか?
自分にとって不都合なことを言う人に、レッテルを貼っても仕方ないでしょう。
私が黙れば、ウクライナの戦況が良くなるのであれば、喜んで黙りますよ。
私は日本人です。
だまれと言った覚えはまったく無い。
キルレ言う奴はだまれと言っているように聞こえたんで、聞きたくないなら聞かなければよいのにねと思っただけ。
それが分析には見えなくて結論ありきで偏った論を無理矢理作ってるように見えてしまってる。
ロシア人だと仮定するとその論が理解しやすいのがある。
>ロシア人だと仮定するとその論が理解しやすいのがある。
ここはくだらないイデオロギーが知識や情報に優越する場所ではないのですよ
そりゃ全くイデオロギーを持っていない人間なんかいないし、管理人さんもウクライナを応援していることはあらかじめ表明されてますよ?
それでもこのサイトに掲載される情報はあくまでも事実に即したものであり、
ここにコメントする人たちもそれを理解した上で事実に則った言論をして(そこに認識の齟齬があるから論争になるけど)いる。
残念ながら貴方にはその為の基本的知識が欠如しており、理解できて然るべき理屈が理解できず、
見えてはいけないものが見えてしまっているようですね。
一度ここを離れて頭を真っさらにしてお勉強されることをお勧めしますよ
名乗ってくれてありがとう。私も日本人です。
キルレに関しては、全くデタラメとわかる数字を言うのは、宣伝的に逆効果になっているから、それなら言わないほうが良いと思うからです。
挽き肉機戦術のロシアよりマシという発言は、正直、ふざけてるのかと思いました。
イギリス人の話で、ウクライナ戦争による物価高騰により、
最愛のペットを手放さなくてはならなくなった人がいます。
当然、冬に暖房は使えず、食事も一食抜いて耐えている。
そんな状況でも支援してくれている国に対して、自分もいざとなったらハマーを操縦して、負傷兵を運ぶ準備ができている。くらい言ってほしいのですよ。
そして、反攻作戦の推移を見る限り、流出した機密文書の評価通りであるから、
期待値は「ささやかな領土奪還」で終わると可能性が高い。
それであれば、反攻作戦を続けて出血し続けるより、中止して守りを固めたほうが良い。
ウクライナが国内からロシアを追い出すことが、不可能になりつつあるから、
ウクライナにとって最善の結果は、早期に停戦して、有利な条件を引き出すこと。
ウクライナが反攻作戦の中止と停戦交渉の開始を宣言すれば、
西側諸国だけでなく、グローバルサウスやアフリカ、中国、ベラルーシまでも、
停戦を支持してくれるでしょう。
そうなれば、ロシアのプーチンも、無理な条件を提示できなくなります。
それこそ、現状のウクライナにとって、最善だと考えています。
だから、反攻作戦を継続することに、疑問を投げかけているのです。
もちろん、私の意見に同意しなくてもいいです。
>あなたはロシア人ですか?
あなたは統一教会(勝共連合)ですか?
日本会議ですか?
幸福の科学ですか?
もしそういうのだったら生粋の日本人であったとしても日本を代表するのはやめてもらいたい。
>日本会議ですか?
日本会議って何ですか ?
私は知りません
>統一教会(勝共連合)ですか?
勝共連合ってよく知らないです。
一時期メディアに上がっていましたね。
そもそも宗教はマヤカシだと思っているくらいだから関係ないですね。
>幸福の科学ですか?
これ宗教らしいですけど、イタコと宗教の関係もよくわからんくらいに疎いです。
まったく理解できないくらいなので無関係です。
日本を代表するつもりは毛頭ありません。
個人の意見としてしか発言しかしてないです。
んさんは、上記の方々のカウンター団体の方なんですかね。
疑問をあげて何なんですが、そういう団体には興味がないので
そうだとしても名乗らないでください、よろしくお願いします。
少し前までその道にいた者ですが、おっしゃる通りだと思います。
現代戦、特にNATOの戦闘教義で最も重視されるのはBDA(Battle Damage Assessment)で、つまり「敵をどれだけ倒したか」であって、古風に言えば「敵野戦軍の撃滅(減殺)」です。地域の奪取はそれを有利に進める手段にすぎません。この軍事原則は孫子以来普遍のものなのですが、政治的には常に野戦軍の撃滅よりも地域の奪取が優先されます。野戦軍の撃滅は評価しにくく、政治的成果に直結しないからです。ヒトラーの戦争指導は批判されますが、しかし戦争が外交の手段である以上その綱引きは常にあり続けます。
ゼレンスキー氏は、その上で「現場に圧をかけずに自由に仕事させてやってほしい」と言っています。そんな発言ができる日本の政治家も、経営者も100人に1人もいないでしょう。彼らは現場の理屈より政治成果あるいは株価・売上をいかに現場に押し付けることができるかが経営手腕だと信奉しています。ウクライナやロシアをあれこれ言うより、両者の攻防とそこから溢れてくる彼らの英智や失敗から真摯に学ぶ、それが今日本人ができる、すべきことだと思います。それができなかったから私たちは80年前に米国に敗れ、現代になって世界に敗れているのだと思います。
「世界に敗れている」まではちょっと言い過ぎ。もちろん勝ってもいないけど。
まだ勝負ついてないんでこっから巻き返せばいいんですよ。最初から負けてる前提では勝てるものも勝てません。弱気にならずにいきましょう。
日本は弱気になっといた方が良いですよ
連帯感重視し過ぎて、ブレーキ掛けるの苦手な国民性があるので
安全運転バンザイ
CNNの報道だと、ウクライナの反攻戦力は正規軍12個旅団と内務省(ウクライナ国家親衛隊?)8個旅団とのこと。
反攻戦力のうち投入したのはまだ4分の1程度らしいので、今のウクライナは5個旅団で攻めているということですな。
ハリウッド映画のようにはなっていませんが、逆にいえば彩プロや、アルバトロスからDVDで出しているロシア戦争映画のようになっているのかもしれません。
ロシア戦争映画では、ドイツ戦車がロシア軍の努力や工夫で撃破されるのは定番の展開です。
「ホワイトタイガー」
とか、
「T-34 レジェンド・オブ・ウォ―」
とか、その手のロシア戦車映画はたくさんあります。近所のゲオや、TSUTAYAのようなレンタルDVD屋、BOOK OFFのような中古DVD屋にもたくさんあります。
最後には残されたロシア軍部隊が孤軍奮闘で敵に大損害を与えるも全滅して英雄視されるんですねわかります
目立たないのでスルーされがちですが,ウクライナ国内経済が事実上破綻状態にあり。ウクライナ国内のウクライナ人の生活を維持するために海外からのかなりの額のヒト・カネ・モノの支援が必要な状態です。
皮肉なことに経済が崩壊することで大量の失業者が発生し、それが兵力供給源となってウクライナの継戦能力を支えているんですが。それは社会の生産力を犠牲に戦闘しているのと変わらないわけですから、
このままでは早晩,市民生活を支えられなくなり。生活が破綻した市民が難民となり、そのまま難民爆弾としてポーランドを直撃するかもしれません。
なので戦費とは別に継続的な資金支援を続ける必要があり。
そのためにも「目立つ立派な成果」が必要なんですね。
もうこの戦争はほとんど劇場のようなものなんですよ。
「ウクライナ支援の財源のため増税する」若しくは「ウクライナ支援のため自らの福祉予算を削る」となれば、西側諸国の国民はウクライナ支援をいつまで支持できるだろうか。現在、西側諸国がウクライナに資金と武器を支援し、ウクライナ人を犠牲にしてロシアと戦争するという構図となっているが、現在の支援では互角に戦うことはできず更に支援を増やす必要があるとすれば、西側諸国の国民生活を犠牲にすることになる。この戦争のせいで物価は上昇し、各国の貧困層は苦しんでいるのに、戦争継続のために更に負担を強いる。「民主制国家において納税に納得させるためには、自分が連帯感を抱く者のために税金が使われる必要がある」という文言がある本に記述されていたが、ウクライナに対して我々がどれだけ「連帯感」を持てるかが戦争継続の鍵となってくる。
経済が崩壊することで大量の失業者が発生し、それが兵力供給源となって……
なるほど軍オタ脳ではそこまで思い至らなかった。
ポーランドに難民爆弾とか
そりゃーポーランドはウクに負けてもらうわけにはいかないわな…
難民爆弾でポーランド暴発シナリオもありそう
そういう事情があるので各国及びIMFやら世界銀行の基金やらで何回も金融支援を行って支えてる状況で、日本も支援を行っているものの
世界銀行からはなおも資金が不足しているとの報告が出ている以上、こういった政治的な金融支援を維持もしくは増加、また他の寄付などの支援を増やすためにはあまり泥沼イメージはつけたくないというのは事実
いくら支援してもウクライナの泥濘の中に消えていくだけ、いい加減他に優先すべきことがある、という主張が大きくなりかねない
とはいえ今年中はまだ十分に支援の機運は保つと思われるので、成果は秋の泥濘までに取り返せるだけ取り返して示すくらいに「ウクライナ反攻劇場」の公演期間を引き伸ばさないとねぇ
怖いのは今年の冬で、欧州大寒波なんて事態になると欧州世論がちょっと不安…
戦争が始まってから「ウクライナは農業大国で小麦の一大生産地、私達の生活にも影響が…」なんて調子でテレビで(主に池上さんが)繰り返し喧伝してたけどその農業も去年が前年比の6割超、今年は更に下回る見込みってんだからどうしょうもないです
国際社会の篤志で戦争している手前この辺の肌感覚が鋭敏になるのは当然なんでしょう。米大統領選挙を意識して考えると来年2月から民主党予備選が始まりますが、それまでの半年で戦闘が膠着したままだったらおそらく米世論は消極支持派に傾いていくでしょう。そうなれば11月の本選でも影響は必至です。米国の支援が止まっても東欧やバルト諸国の支援は続くかもしれませんが、おそらく西欧とアジア諸国は資本を引き上げるでしょうから、失地回復どころか守勢の維持すら怪しくなります。ウクライナが懸念しているのはそのあたりでしょう。
ただ逆に国際社会の目線から考えると、米欧による資金・武器の供与や国際社会としての政治的支援は既に膨大であり、コンコルド効果的な判断が働く事も考えられると思うんです。特にウクライナへの支援が途切れた後の事を考えると、ロシア軍の再度攻勢によってウクライナが地図から消えてしまう場合でも、ウクライナが独自に防衛に成功して今より少ないながら領土が残った場合でも国際的には全く好ましくない状態になります。前者ならどのみちNATOはロシア(それも大工業国ウクライナを併呑した新生ロシア)と対峙するし、後者のシナリオのウクライナは北朝鮮やハンガリーのような外交安保ドクトリンの国になるでしょう。もちろんウクライナからすればどちらの末路も受け入れがたいもので、国際社会の支援が途切れた時点で実質ゲームオーバーという勘定をしているのだと思いますが、国際社会としても突然支援を停止してそれっきり無かったことには出来ないという点はやはり明らかにしておきたいと思いました。
ウクライナ南部戦線のウクライナ軍は歩兵中心の攻勢に戦術変更した可能性が非常に高い。根拠として、ロシア軍の攻撃がTOS-1やクラスター爆弾、ランセットなどウクライナ歩兵への攻撃の動画が増えて、装甲車、戦車の動画が減少した。また、ウクライナ軍からは歩兵中心の動画が増えた。
ウクライナ軍はランセットや地雷などによる装甲車や戦車の損害で苦戦していたので、大きな戦術変更したと思われます。歩兵中心とした攻勢に変更したなら、ウクライナ軍の進撃速度が鈍化した理由のひとつだと思われます。
結局あれほど馬鹿にしてたバフムトのワグネルの歩兵の「人海戦術」になるとはね…
こんなことなら西側戦車も泥濘明けも待たずもっと早くに攻勢かけとけばよかったのでは…
「人海戦術」と「浸透戦術」は違いますけどね。
ウクライナ軍が行っているのは「浸透戦術」の方では。
あと、もっと早く攻勢を行おうとしても、ロシア軍が冬季攻勢を行っていましたし、ウクライナ軍兵士達の訓練が終わっていなかったので無理だと思いますよ。
>「人海戦術」と「浸透戦術」は違いますけどね。
分かってますよ。
皮肉のつもりで人海戦術に「」を付けたので
それと歩兵だけの訓練なら1カ月もあれば充分です。
なんならワグネルの囚人兵はもっと短いので。
〉なんならワグネルの囚人兵はもっと短いので。
流石に一般的な兵士の訓練と、戦争で死んでくれれば一石二鳥の棄民兵士を同列に語るのはNGでしょ。
F16が来ればリアルトップガンですね。レオパルド2はロシア支配地域で捕獲したなら1台はモスクワに持っていって展示すれば破壊した証拠になるのですが、やらないんですかね。
レオパルト2が擱座して放棄されているのは両軍が衝突しているホットスポットなので両軍とも回収は難しいでしょうね
どちらかが進軍出来れば回収できる可能性はあります
ロシア軍の場合は人海戦術で、ウクライナ軍の場合は浸透戦術でしょうか。でも、それはメディアによるイメージのための言葉の使い分けかもしれません。
大雑把に言うと、
ウクライナ軍は兵士の数では優勢で火力では劣性です。ロシア軍は兵士の数では劣性で火力では優勢です。
兵力の供給については、ロシア軍は一般の動員はできず、予備役の一部召集も昨年秋に1回やったきりで追加召集もできません。志願に頼らざるをえませんが、十分な供給はありません。
ウクライナ軍は、ずっと一般の動員を継続しており、かなり強引なやり方で動員しており、供給力は今のところは十分あります。
火力の方は、当初はロシア軍がウクライナ軍の数倍でしたが、今は2、3倍くらいと差は小さくなっています。しかし、火力のロシア軍の優勢は、変わりません。
そのため、一貫してウクライナ軍は上記の意味での人海戦術です。兵士の数の優勢を生かすわけです。それで攻勢においては、ハリコフ方面では成功し、へルソン方面では失敗しました。今回の南部の攻勢はその中間くらいですが、初動で総攻撃は一時停止したかもしれません。
守勢においては、ウクライナ軍は、バフムトやアウディイウカやマリンカでも、市街戦や陣地や要塞に籠り、火力差を低減させ、豊富な兵力で補充兵を送り続ける戦術をとっています。これも人海戦術の成功例かもしれません。
ロシア軍の場合は、兵士の数が劣性なので、包囲されることを嫌い、早めに退却命令が出て、砲撃で戦うことを意図しています。
また、大規模な総攻撃はできず、火力の傘の範囲で、砲撃してその後に威力偵察するなどでチマチマ進むようになります。市街戦もワグネルなどに頼るしかないようです。なぜか、ワグネルの損害なら、わりに許容されるようです。
>市街戦や陣地や要塞に籠り、火力差を低減させ
それ普通「人海戦術」とは言わないのでは。
冬季まで攻勢を続ける体力があるのなら年内にトクマクを取れるかどうか、と期待したいところですがどうなるやら。
というか、世論はそれほど問題になりますかね?
だってウクライナに侵攻がある現実にすでに慣れきってるじゃないですか。初期は戦争という事実にすら国際社会の人々が全く受け入れられないほどパニックになっていたのに、厭戦気分が広がるには流石にロシアのやっている事が悪魔じみていると思うので…いや、その部分でさえ国際社会は慣れてしまったのか。
端的に言えばアメリカの選挙対策が必要なんですよ。
1番お金を出しているのはアメリカですので。そして実は1番儲けているのもアメリカですが,選挙でそれを大っぴらに言うのはマズイわけです。バイデンさんがちょいちょい口を滑らせてますが。
そしてアメリカ人の国民性的に「暗く長い冬を耐え忍ぶ」なんてウケないんですよ。
アメコミヒーローがスーパーウェポンで爽快に敵を吹っ飛ばす、それがアメリカの大衆に受けるストーリーです。負けてるからもっとカネを貸してくれ,という哀願はアメリカの有権者には全くウケない。
勝てるチャンスがあるからカネを出してくれ,と言わねばならないんですね。
これがウクライナ軍の戦略が軍事常識より「見栄え」「バズる方」を選びがちな理由の一つです。
彼らはスポンサーの顔を見ながら戦争をせねばならないんですね。
バイデン大統領も突然、
「女王陛下万歳!」
と意味不明なことを叫んだり、次男のハンター・バイデンが訴追されたり、アメリカ共和党が債務上限停止を認める条件は国家予算、支出の大幅削減であったりと、色々な意味で危うい状況にあります。FRBによる利上げ、物価高による不安はアメリカ国内の三ならず、日本にもあります。
イギリスのボリス・ジョンソンは、すでに国会議員さえも辞職し、広島にゼレンスキー大統領を呼んだ日本の岸田首相は、息子の問題と、マイナンバーカードの問題で支持率が急落しています。
NATO各国がジャベリンを供与しても、M777を供与しても、ハイマースを供与しても、スターリンクを使わせても、パトリオットを供与しても、ブラッドレー戦闘装甲車を供与しても、レオパルト2A戦車を供与しても、チャレンジャー2戦車を供与しても、ロシア軍の対戦車縦深陣地を突破することできず、もはや
「ゲームチェンジャー」
になりそうな、横文字必殺技のような兵器はほとんど残されていません。
また今の金融偏重、軽薄短小な情報通信IT企業偏重の経済の仕組みでは、重厚長大の製造業である軍需産業自体が儲からない、投資先とならないということであり、つまり海外で戦争をしてアメリカ国内の軍需産業が儲ける、という図式自体もすでに過去のものとなりつつあります。
どうなんでしょうね?
軍需儲からない論も、儲けを飛ばしてあまり儲かってないように見せ掛けてるのかも知れませんし
国際会計は割と面倒で複雑で、だからこそタックスヘイブンに見せ掛けのペーパーカンパニー置いたりできる訳です
アメリカ国内の危うさで言うと、マイケル・モレル元CIA長官代行による偽情報流布が気になるところ
少なくとも名目上は大統領直轄であるCIAが、大統領トランプを裏切り
大統領選挙期間中の流布とおう事で民主主義を裏切り
どんな政治力学が働けばそんな陰謀を行えるのか
さて、「アメリカの選挙対策」から「カネを出してくれない」に至るまでに飛躍がありすぎて説得力がありませんな。
既にアメリカの軍事支援については枠組みが成立しているわけで、それをわざわざ差し止めてまで悪役を演じることが選挙対策にはなると見えませんな。有権者にウケるためならもっと直接的な利益誘導をするでしょうよ。
総額を抑えることぐらいは主張するかもしれないが、結果として西側全体の支援にどれだけインパクトを与えますかねえ。他国がその分カバーすればそれまででしょう。
ウクライナが侵攻されていることには慣れてしまったから問題な訳で。
ロシアが不法に侵攻してきた!ウクライナが必死に抵抗している!何はともあれ助けなければ!なんて熱狂の段階はとっくに過ぎ去り、今はウクライナ勝利で早く戦争が終わってくれと願う段階になっている。
物価高、資源高騰で生活は苦しくなっているけれどある程度は仕方がないと、ウクライナへの支援で反転攻勢が成功してロシアを叩き出して戦争が終わればきっと少しは楽になると。
ところがウクライナが攻めきれない、希望が薄いとなると、こんな苦しい生活が何年もずっとこのまま続くのか、そんなのは嫌だ、適当なところで停戦させろ、ウクライナや軍事に使っている金を国内にまわせ……という労働者層の意見やそこを支持母体にする政党が力を増してしまう。というか選挙でそう煽り始める人間も出る。
そして世論がだんだんそちらに傾けば。ウクライナ支援そのものはストップする訳にはいかないにしても支援規模は消極的になってしまうかもしれない。
それを避けて、苦しくてもウクライナを助けるべきという世論を維持するためにはウクライナが希望を見せる必要がある。
そのために数か月前から反攻作戦を行うと言い続けて希望を維持してきたので、何か結果を出す必要があるというのがウクライナの辛いところ…
なんで、ロシアはこんなにも粘れるんだろ。
この戦争の終結のシナリオには、プーチン体制の崩壊がよく書かれている。現にプリゴジンが喚き散らしたり、内部での不協和音が表に出ている・・・なのに、ロシアの体制崩壊が起こらない。粘り強いな。
ウクライナには何とか頑張りぬいて、プーチンロシアの息の根を止めて欲しいものだ。
帝制ロシアもそんな数年で倒れなかったから、意外なほど粘っている訳でもないと思う。
日露戦争やWW1だと内政重視で負け戦でも停戦したけどプーチンは行くところまで行くスタンスみたいだから、その影響はどうなるのか見ものかもしれない、