ウクライナ戦況

ウクライナ軍の反攻、ヘルソン州のノボボロンツォフカ奪回に成功

ロシア軍参謀本部作戦本部のセルゲイ・ルドスコイ大将は金曜日の会見で「ヘルソン州全域を完全に支配している」と主張したが、ウクライナ軍はヘルソン州の集落ノボボロンツォフカの奪回に成功した。

参考:Украинские войска освободили Нововоронцовку на Херсонщине
参考:Conflicting reports emerge on whether Russia is still in full control of Kherson.

Posad-Pokrovsky奪還と合わせるとロシア軍のヘルソン州支配は確実に崩壊している

金曜日の会見でロシア軍参謀本部作戦本部のセルゲイ・ルドスコイ大将は「ヘルソン州全域を完全に支配している」と主張したが、ドニプロペトローウシク州のアポーストロヴェ市長は「州境まで迫っていたロシア軍部隊をウクライナ軍が攻撃してノボボロンツォフカ(ヘルソン州)を解放した」と25日に自身のFacebook上で報告、18日に奪還が確認されたムィコラーイウ州とヘルソン州の州境にあるPosad-Pokrovskyと合わせるとロシア軍のヘルソン州支配は確実に崩壊している。

国防総省の高官も「ウクライナ軍はヘルソン市内の戦闘中でもロシア軍の支配を押し戻し、戦略的に重要な都市を再び係争地に変えた」と述べているのだが、今のところウクライナは「ヘルソン市がロシア軍の支配下にあり、我々はヘルソン州の広範囲な地域でロシア軍と戦っている」と説明しているため、NYT紙やウクライナメディアも国防総省の主張には首を傾げている。

ヘルソン市内とヘルソン州を言い間違えただけかもしれないが、ウクライナがヘルソンの奪還に成功すれば「オデッサを手に入れてウクライナの黒海に対するアクセスを遮断、ロシアの後押しでモルドバからの分離独立を主張する沿ドニエストル共和国まで陸続きにする」というプーチン大統領の目論見は完全に実行不可能になり、ヘルソン州全域の奪還に成功すればアゾフ海へのアクセスが復活してマリウポリを西から包囲するロシア軍の補給路(クリミア経由)を断つことも可能だ。

どちらにしてもロシア軍はドンバス解放(ドネツクとルガンスクが自国の領土と主張する州境までの領域回復)を優先、キエフ方面のロシア軍部隊も塹壕を掘って防御的な姿勢を鮮明にしているため、攻勢限界に到達しているムィコラーイウのロシア軍部隊もヘルソン防衛のため後退させるのではないだろうか?

問題はウクライナ軍の中で最も装備が優れている合同部隊作戦(Joint Forces Operation/ドンバス地域防衛のための専門部隊)がロシア軍が優先するドネツィク州とルハーンシク州の支配権確立をどこまで阻止出来るかで、30日を経過してもJFOは両地域の主要拠点を守る防衛ラインは破られておらず、マリウポリにハリコフに張り付く部隊がJFOの背後に回り込んで包囲しないと8年間準備された防衛ラインは崩せないかもしれない。

ムィコラーイウで始まったウクライナ軍の反撃は果たしてどこまで届くのか、1ヶ月を経過した戦いの主要攻防は首都からウクライナ南東部に移ったと言える。

関連記事:ロシア軍、作戦規模をウクライナ軍の弱体化とドンバス解放に縮小か

ロシア軍の損害規模と保管してあった旧式装備に手をつけたという噂

因みに侵攻開始から30日目までに破壊、破損、放棄、鹵獲が写真や動画で確認されたロシア軍の損失は戦車282輌(T-64×7、T-72×159、T-80×74、T-90×17、種類不明×25)、歩兵戦闘車193輌(BMP-1×22、BMP-2×90、BMP-3×36、BTR-82×44)、装甲兵員輸送車171輌(BTR-80×37、BTR-D×29、MT-LBV×105)、自走砲38輌(Akatsiya×14、Msta-S×21、Msta-SM2×3)、ロケット砲29輌(Grad×26、Uragan×3)だ。

出典:Операція об’єднаних сил

この損失を戦術大隊(BTG)の標準的な構成に当てはめると戦車中隊、機械化大隊、自走砲中隊、ロケット砲中隊を全てを失ったBTGは5つ、戦車中隊と機械化大隊だけを失ったBTGが3~4つ、車中隊だけを失ったBTGが13~19という計算になり、ウクライナを侵攻するため動員したBTG(117個)の23%が戦闘任務に支障を来している。

勿論、上記の損害は全てのBTGに分散してるため28のBTGだけが戦闘任務に支障を来しているという意味はないが、上記の計算には空挺中隊(BMD-2/4×68、BTR-D/MD×41)や他の装備品の損害は含まれておらず、写真や動画で確認できないものを加味すると戦闘任務に支障を来している=再編を必要とするBTGの数は相当になるはずで、ウクライナ軍参謀本部は「失った装備を補填するためロシア軍は保管してあった旧式装備を活用し始めた」と指摘しているのが興味深い。

出典:Andrew Butko / CC BY-SA 3.0

ウクライナ軍参謀本部は「旧式装備」が何なのかについては言及していないが、ウクライナのDefense Expressは「最大で900輌近く保管しているT-64Mを投入してくるかもしれない」と指摘している。

2018年の軍事演習でロシア陸軍はT-64Mの起動テストに成功しているが「大半のT-64Mは条件付きでの運用が保証されているだけなのでオーバーホールが必要で、仮に投入されても性能が時代遅れなので役に立たない」とDefense Expressは指摘しており、T-64Mを活用するというアイデアは「絶望的なジェスチャー」だと言っている。

関連記事:ロシア軍はウクライナ侵攻に動員した約19%の戦術大隊を失う

 

※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。

ロシア軍、作戦規模をウクライナ軍の弱体化とドンバス解放に縮小か前のページ

作戦失敗をプーチンに叱責されたショイグ国防相、心臓発作で入院中次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    ヘルソン州の戦い、ドニエプル川左岸のオレシキー郊外にウクライナ軍が到達

    ドニエプル川を挟んでウクライナ軍とロシア軍が睨み合うヘルソン戦線は前線…

  2. ウクライナ戦況

    ウクライナ国防省、ロシア軍は兵力36.9万人と重火器5,900門を戦いに投入

    ウクライナ国防省は26日「クレムリンの長期的な特別軍事作戦の戦略に何も…

  3. ウクライナ戦況

    ロシア国防省がクピャンスク方面のタバイフカ解放を発表、ウクライナは否定

    ウクライナ軍やDEEP STATEはクピャンスク方面について「ロシア軍…

  4. ウクライナ戦況

    ウクライナ諜報機関、ロシアが射程350km以上のミサイルを月115発製造

    ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー報道官は6日「ロシアは10月に計…

  5. ウクライナ戦況

    来週中にもウクライナ軍がヘルソン奪還? 今のところ大きな動きはない

    FT紙は14日「ウクライナ軍が来週中にもドニプロからヘルソンまでを奪還…

  6. ウクライナ戦況

    アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がオケレタインへの突破に成功

    DEEP STATEとRYBARは「アウディーイウカ方面のロシア軍がオ…

コメント

    • 匿名
    • 2022年 3月 26日

    それに対してウクライナ軍の戦車数は戦前より「増加」したそうだ

    38
      • 課長第
      • 2022年 3月 26日

      ウクライナでは畑で戦車が採れる?(すっとぼけ)

      20
      • ぺろリスト
      • 2022年 3月 26日

      着実に戦車保有数を増やしていくウクライナ軍と、確実に稼働車が減っていくロシア軍…
      90年代まで予備装備として保管されていたT-10Mが出てきても驚かない

      18
        • 無無
        • 2022年 3月 26日

        T10、個人的にすごく見たい、ソ連式重戦車の遺物
        ペテルブルグの博物館に展示はしてあったが、やはり戦車は走ってないとな

        9
          • くらうん
          • 2022年 3月 26日

          いよいよもって「動く戦争博物館」の様相を呈してきた。

          12
        • 58式素人
        • 2022年 3月 26日

        素人としては、JSU-152が主砲を撃つ場面が見てみたい。

        4
      • 無題
      • 2022年 3月 26日

      ロシアが気前よく最新の戦車を提供してくれたからな

      28
      • ミリオタの猫
      • 2022年 3月 26日

      それにしてもウクライナ軍、まるで某・戦車道アニメの継続高校…いや、冬戦争と継続戦争時のフィンランド軍に似て来ましたね(苦笑)。

      16
      • zerotester
      • 2022年 3月 26日

      戦うと敵がアイテムをドロップするのでそれで戦うという、ゲームみたいなことになってますね。笑い事ではないけれど。
      今度ロシアの退却戦になるとさらにドロップしそう。

      12
    • や、やめろー
    • 2022年 3月 26日

    プーチンくんさぁ、そろそろ撤退命令出したら?政治的に退けないのはわかってるけど、ウクライナの人も、ロシア軍の人もかわいそうだよ。

    23
    • でるご
    • 2022年 3月 26日

    今年はT-64の60周年記念
    ただでさえ不具合の多かった初期型がそのまま出てくるんでしょうか

    10
      • 無無
      • 2022年 3月 26日

      有名な人食い戦車ね、乗員が自動装填装置に腕を潰されるという化け物
      その前に戦争が終わるのが双方のためだろう

      余談だが、数年間ウクライナ在住してた邦人女性が、ウクライナ政府を批判するコメントを出していた。
      やはりウクライナは白でなく、限りなくブラックに近いグレーな印象らしい
      戦後にはウクライナに対する検証も必要だろう、陰で西側とつるんで必要以上にロシアを刺激していた可能性が高い

      4
        • デイゴの花
        • 2022年 3月 26日

        うーん、一般人の印象だけで物事を語るのはどうなんでしょうか。。。
        クリミアなどを既に奪われたウクライナが西側と接近するのは当たり前ですし、何をしてようが、ロシアが蒔いた種でしかないですよね。
        それで刺激されたとか言われても自業自得以外の感想は持ち合わせないですね。

        63
          • 無無
          • 2022年 3月 26日

          そのきっかけがクリミア半島併合であることは容易に想像できる、ユダヤ系が大統領になれる国なのにネオナチが存在するという不思議は、反ロシア活動のために政権が画策していたと見ていい
          今回の情報戦争も、ウクライナもロシアもどっこいどっこいじゃないですか、とりあえずはウクライナが被害者には違いないから応援はしてるけど、
          信用していいものかはまた別

          1
            •  
            • 2022年 3月 26日

            クリミア半島併合は日本でいうと「先住民のアイヌ民族が北海道を自治区と宣言、アイヌ民族はロシア系なのでアイヌ民族を保護するという理由で日本の公的機関や自衛隊を追い出してロシアが一方的に北海道を併合した」みたいなものですよ

            そんな状態になってもし日本政府が対抗策をとらず北海道を放棄したら、あなたはどう思ういますか?
            対抗策をとった場合、それは単なる反ロシア活動のための政権の画策と言いますか?
            ちなみにアイヌ民族はロシア系という話は近年急に大声で言われだし、広げられつつあります

            14
        • Vahagn
        • 2022年 3月 26日

        んー、例えばの話。日本が周辺国と武力紛争になったとして。
        社民党とかその支持者の人たちが頭ごなしに「日本が悪い!政府が悪い!こちらからはやく停戦すべき!」と言ったとして、それが外国のマスメディアやSNSを通じて配信されて、「日本の国民はこう言ってるぞ」とか「日本が先に挑発して誘い込んだ可能性が高い」とかトンチンカンな論調で大真面目に報じられたらどうします?
        「いや、それはあくまで一個人のへんなおじさん・おばさん方の主張」でってなるでしょう。色んな意見があるのはどの国の中でも当然として。
        ウクライナにも地域党とか親ロシア派の支持者、自分の国が侵略されて喜んでるサイコパスみたいな人たちはそれなりに居るんでしょうからね。

        43
          • 無無
          • 2022年 3月 26日

          専門家の声だけ聞いてると、此度のようにロシアは軍事侵攻まではしないとか評論して恥をかく
          チャンネルは多くもっていましょうという話です
          民衆の声を聞き落とすな

            • G
            • 2022年 3月 26日

            でしたらウクライナという国を判断する材料として、数年間ウクライナ在住していただけの邦人女性一人の声を取り上げるのではなく、生まれも育ちもウクライナの民衆の声こそを聴くべきでは?

            25
    • h4
    • 2022年 3月 26日

    ヘルソン州でドニエプル川を渡る橋があるのはヘルソン市とノバ・カホフカだけで、ヘルソン空港は補給用のヘリの活動拠点になっていたので、ヘルソン市・ヘルソン空港を射程内に収めを包囲しているというだけで、ドニエプル川を渡った戦力への補給を遮断している状態にある。

    ヘルソン州の外から徐々にドニエプル川まで押し込むのではなく、3つしかない細い補給路を抑えてしまい、橋まで戻ってくる燃料すらないムィコライウ方面、クリヴィ・リフ方面のロシア軍を「生け捕り」にする作戦ではないかなと思う。

    6
      • トト
      • 2022年 3月 26日

      ヘルソン国際空港は第7親衛空挺師団の部隊が駐留しているようなので空港にいたヘリは部隊運用用かと思います。

      6
    • 通りすがり
    • 2022年 3月 26日

    流石に陸軍国家は海洋国家の感覚からすると多いな
    本国にもある程度残した上で、ウクライナ戦線20数%の損失でこの数になるんだから
    使えるかはともかく、保管されている旧式戦車が900両ってとこも、数だけで言えば旧ソ連の面目躍如って感
    とても韓国以下の経済力しか無い国とは思えない
    この際、ウクライナにごっそり削られてしまえ

    28
    • くらうん
    • 2022年 3月 26日

    普通は旧式武器の活用って侵攻されている側のオプションなのに。
    たまに頭が混乱する。

    24
      • ナニガシ
      • 2022年 3月 26日

      住民を人質するとかね。
      戦後のこととかも考えると、ロシアは既に大損して、更に損害を増やしてる。
      経済的チキンレースを続けるなら、西側の支援を期待できないロシアの方が不利。
      でも損切りする様子がないから、追い詰められてるのは、ロシア軍かも。
      督戦隊が活躍するかな?

      10
    • ブルーピーコック
    • 2022年 3月 26日

    伝統と実績のやられメカであるT-72はさることながら、ガスタービンのT-80も損害が多いな。多分、燃料切れで放棄されたのが多いんだろうが。

    11
    • 匿名
    • 2022年 3月 26日

    管理人さん、ロシア軍兵士に少数民族や貧困者が多いという情報のまとめもお願いします

      • 無無
      • 2022年 3月 26日

      実は米軍も同じだから、そこに触れるのは後日にゆっくりで良いと思う
      軍というものの体質だよ
      しばしば帝大にいけない貧しいエリートが陸士海兵に入ったのも、我が国

      3
      • 黒丸
      • 2022年 3月 26日

      これのことかな、

      ロストフの病院にいるロシア兵傷病者リスト「名前がムハンマドばかり」どうして???
      リンク

      5
    • ああああ
    • 2022年 3月 26日

    ヘルソン方面のウクライナ軍は部隊構成からするとおそらく大部分の戦果を砲兵戦で得てますよね。
    ヘルソン市で市街戦をやるなら戦車を持ってこないときついので、
    そこまで簡単ではないと思いますが。

    ただ、ムィラーコウ攻略も全く準備できてない状態で逐次投入していたようなので、
    ロシア軍はウクライナ軍に踊らされていますね。
    最初にムィラーコウ空港まで誘い込んだのはウクライナ軍の策だったのかもしれませんね。

      • zerotester
      • 2022年 3月 26日

      市街戦に戦車必要ですかね。
      そもそも戦車ってなんのために必要なんだっけ?となりつつあるような。

    • AAA
    • 2022年 3月 26日

    T-64!?おまえ、退役したはずじゃ!?
    もうこうなったら軍事パレードで走らせてるT-34も投入しちまうかwww

    • RE
    • 2022年 3月 26日

    T10、T54/55、T62、T72、T80、T90

    もうあちこちの部隊で崩壊してるから、そのうち寄せ集めになって過去から今までラインナップ「戦車博物館大隊」みたいになりそう。

    これ、ほんまに現実なんやろか(困惑

    7
      • 匿名
      • 2022年 3月 26日

      T80系の幻の試作車まで見つかってるからスホイ57投入も多分本当なんだろうし次はT14がアフガニトAPSの実力発揮しても内製化されてないのアダになって補修が出来ずに結局やられてしまい海軍以外が全滅しそう

      6
    • 戦略眼
    • 2022年 3月 26日

    T-64なら、置いていってくれれば、ウクライナで活用できるな。
    どうせ、直ぐ故障して、放棄だ。

    1
    • 匿名
    • 2022年 3月 26日

    >>1ヶ月を経過した戦いの主要攻防は首都からウクライナ南東部に移ったと言える。

    キエフ諦めた以上は本来の目的であるクリミアとドンバスの緩衝地帯の確保しないとメンツ保てんし東部のウ軍排除を最優先に考え改めたとしたらヘルソンより先の攻略はもう無理でドニエプル川を隔て防衛する側なの露軍だろね
    マリウポリ陥落は時間の問題で西はヘルソン北はハリコフが最前線になってそっからまた塹壕戦が始まるだけというしょうもない話に落ち着くのか?
    依然キエフ包囲部隊は残存し圧力かけてるふりし占領地含め交渉材料にする気だろうが西部の予備戦力を誘導したら儲けもん程度の捨て石発想なのかは謎

    3
    • タカハヤ
    • 2022年 3月 26日

    「チャンネルは多くもっていましょう」って書いているけど、あなたは一つの情報源から「やはりー」って書かれていますよね? そのウクライナに住んでいた女性がロシアの息のかかった人物も否定できない。
    勿論、ウクライナも政治の腐敗があったようだから裏で何やっているかわからない。だけど過度な挑発=侵攻の理由にはならないでしょ。

    5
      • 無無
      • 2022年 3月 27日

      実はそちらと個人的に面識がありまして。
      むしろ政治とは無縁に生きてきた人物で、信用はできます。
      ロシアという暗黒の勢力と対峙してるうちに、無意識のうちにウクライナまで黒く染まってしまったといえば適切かもしれない

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 米国関連

    米陸軍の2023年調達コスト、AMPVは1,080万ドル、MPFは1,250万ド…
  2. 欧州関連

    オーストリア空軍、お荷物状態だったタイフーンへのアップグレードを検討
  3. 中国関連

    中国、量産中の052DL型駆逐艦が進水間近、055型駆逐艦7番艦が初期作戦能力を…
  4. 欧州関連

    BAYKAR、TB2に搭載可能なジェットエンジン駆動の徘徊型弾薬を発表
  5. 米国関連

    米海軍の2023年調達コスト、MQ-25Aは1.7億ドル、アーレイ・バーク級は1…
PAGE TOP