DEEP STATEとRYBARは「アウディーイウカ方面のロシア軍がオケレタインに到達して集落内の変電所に取り付いている」と報告、これを裏付ける視覚的証拠も登場したため、ロシア軍が線路沿いの防衛を突破してオケレタインに到達したと確認された。
参考:Тривають бої на східних околицях Очеретиного
参考:Більше 50 кацапів втікає з підстанції в Очеретиному
参考:Мапу оновлено!
参考:Хроника специальной военной операции за 18 апреля 2024 года
この方面のホットスポットはアウディーイウカの西から北に移った格好だ
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは18日に更新した戦況マップの中で「ロシア軍がノボカリノベ集落内に入った」「ロシア軍がオケレタイン集落内に入った」と報告、ロシア軍の支配地域もノボカリノベの南東、オケレタイン方向の線路沿いで拡大したと主張。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはオケレタイン方向に対する突破について「線路沿いのダーチャまでしか支配していない」と主張、DEEP STATEの報告を裏付ける視覚的証拠も登場していなかったが、この方向の状況がようやく判明した。
DEEP STATEはウクライナ軍が変電所に取りついたロシア軍を砲撃する映像=Ⓐを公開して「敵は変電所からダーチャ方向に後退した」と報告したものの、19日に更新した戦況マップの中で「ロシア軍は砲撃を受けながらもオケレタインの変電所を保持しようとしている」と評価を変更。
RYBARも18日夜に更新した戦況マップの中で「ロシア軍が線路沿いに前進してオケレタインの変電所を保持している」と報告、両者の評価は「ロシア軍がオケレタインに到達して集落内の変電所に取り付いている」という評価で一致した。
因みにDEEP STATEは「ロシア軍がノボカリノベ集落内を前進してT0511に肉薄している」と、RYBARは「ロシア軍が線路沿いからノボカリノベ方向に前進した」とも報告しており、この方面のホットスポットはアウディーイウカの西から北に移った格好だ。
関連記事:ウクライナ軍の劣勢が際立つ東部戦線、ロシア軍が複数方向で前進中
関連記事:アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がオケレタインに到達した可能性
関連記事:アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がオケレタイン方向に突破中
関連記事:勢いづくロシア軍、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク西郊外で前進
関連記事:シルスキー総司令官、ここ数日間で東部戦線の状況が著しく悪化した
関連記事:侵攻779日目、完全に勢いを取り戻したロシア軍がボダニフカを占領
関連記事:バフムート方面の戦い、ロシア軍がチャシブ・ヤールに向けて前進中
関連記事:アウディーイウカ方面の戦い、ロシア軍がペルヴォマイズケで国旗を掲げる
関連記事:侵攻775日目、ドネツク西郊外ノヴォミハイリフカ方向でロシア軍が前進
関連記事:侵攻773日目、アウディーイウカ方面のロシア軍がセメニフカ集落内に侵入
関連記事:侵攻772日目、バフムート方面のロシア軍がチャシブ・ヤール郊外に到達
※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
オケレタイン北には台地が広がっており、カリノヴエの西側に南北に広がる稜線にはGoogleマップでも陣地化されているのが分かります。オケレタインから台地を伝っていって回り込むつもりなのかな。
その台地を確保してカリノヴエ東側の低地を望むことができれば、H20に沿って進軍することができそう。そうなればジェルジンシク、アルテーモヴエが危ない。チャシブヤールも占領され、そこも占領されたとなればついに来年あたりにはコンスタンチノフカをめぐる戦いが起きるかもぬ。
知らんけど
ウクライナ軍、この方面の警戒が薄かったか、兵力が不足していたのかもしれませんね。
変電所の規模は分かりませんが、制圧されれば一帯は電気が使えなくなります。
ディーゼル発電だけで、発電を続けていくのは難しいため、この辺り一帯も厳しくなりそうですね。
軽油のタンクローリーが狙われるうえに、ロジスティクスへの負担が大きくなるからです。
ベルディチ~トネネキーでのロシアの進攻を止めるために、ウクライナがオケレンタインや周辺の集落から兵力を集めていたという情報がありましたが、事実だったのかもしれませんね。
情報ありがとうございます、仰る通りのやりくりがありそうですね。
ウクライナは兵士不足のため、戦線を下げて、予備部隊を創出するのが常道かと感じています。
政治的な介入で、前線死守に拘りすぎているため、すり潰され続けている印象を受けています。
ウクライナ戦争の最大の教訓:取り敢えず金網で囲っておけば大丈夫。
ジープでもトラックでも金網で囲っておけば即席のドローン対策になる。ドローンの導入及びドローン対策で遅れている我が国でも金網防御ぐらいは真似できるはず。ホームセンターで調達できるので民間防衛でも役に立つ。
滑空爆弾のアタッチメント取り付けもですが、思えばホームセンター程度の民生品が大活躍してますね
ロシアは両翼包囲みたいな動きしてるな
陣地戦だからそこまで影響ないだろうけど
弾薬が無いと二進も三進も行かないけど、戦車みたいな兵器の部品とか大丈夫なのかな?
スロベニアからM55を提供してもらえるみたいですね。ロシア軍がT55を持ち出した時は「骨董品」呼ばわりして馬鹿にしてたのに、Youtubeのコメ欄だとM55を絶賛されててポカーンとしてしまった。
骨格が同じだけの別物です
仰る点理解できます、野球やサッカーのヤジ・推し活の延長みたいなものなんですかね?
認知的不協和かもしれないですから、彼らを特に批判するような意図ではないのですが…。
Youtuberさんが、商売を上手くやって顧客を掴んでると感じます。
ただまあ、そろそろ気付いてもよさそうだなあと…。
誤投稿したため追記致します。
大先生の記事を貼る前に、投稿してしまいました。
(2023.08.19 ウクライナ軍のM-55S戦車、想定外の激戦で奮闘 ロ軍の進撃阻む Forbes Japan)
(2023.09.14 ロシア、1950年代のT-55戦車でウクライナ反攻に対抗 Forbes Japan)
(2024.04.07 「70年前の戦車を使うエリート師団」が映すロシアの苦境と魂胆 Forbes Japan)
T55はロシアも近代化はしてます。
ただ改修をしたのはかなり昔で保管中に泥棒や部品取りで近代化した部分がちゃんと機能するか謎です。
CIA長官が2024年のうちにウクライナが敗北するかロシア有利な条件での和議を迫られることになるという話も出てきたし、ロシア軍は今後2年は攻勢可能な備蓄があるとする情報もあった。
戦線を縮小して防衛に転換というよりは兵士や弾薬の不足から来る後退に思えるし、これは本当に今年中にケリがつくかも知れないね。
まぁ日本のネット民の知識なんてそんなもんだよな、is3が博物館に移送されているだけなのに勝手に実践に投入されたことにしていたし
返信場所ミスりました