Breaking Defenseはラムシュタイン会議の結果について「ウクライナが要求していたパトリオットシステムの追加提供で行き詰まった」と報じ、西側製戦車の提供と同じように「誰がウクライナにシステムを提供するのか」で大いに揉める可能性がある。
参考:Russia Strikes Ukraine’s Railways and Vows to Slow Arrival of U.S. Aid
参考:US approves $6B weapons package for Ukraine, but Kyiv stalled on Patriot battery breakthrough
効果的な防空システムの欠如は前線に様々な問題をもたらしている
ウクライナとロシアの戦争は高度な防空システムによって接近拒否が成立し、戦場における伝統的な航空戦力は存在感を失ってしまったが、ロシア軍は安価な無人機、巡航ミサイル、弾道ミサイルによる攻撃で防空システムや迎撃弾を消耗させる戦略を採用、米空軍のブレマー大佐は2023年1月「これはミサイルやドローンを使用した世界初の空中消耗戦だ。ロシア軍は航空優勢を確保するためインフラを攻撃して地対空ミサイルの枯渇を狙っており非常に狡猾な策略だ」と指摘していた。
ウクライナ空軍のオレシュチュク司令官は2024年1月「我々はロシア軍がShahed-131/136を3,940機中3,095機、Kh-101/555/55を1,360発中1,045発、Kalibrを834発中397発、Iskander-Kを154発中62発撃墜した」と、イグナト報道官も「我々はロシア軍が発射した様々なミサイル7,400発のうち約1,600発を破壊した。この7,400発という数字にはS-300/S-400、Kh-22、弾道ミサイルなどが含まれている」「対地攻撃モードで発射されたS-300/S-400の割合は全体の約1/3を占め、Iskander-Mの発射数は約900発だ」と明かしていたが、この消耗戦は3月~4月に致命的な結果をもたらすことになる。
ロシアの生産能力は「経済制裁によって大きな打撃を受ける」と考えられていたものの実際には右肩上がりで、逆に西側諸国は高価な迎撃弾の安定供給が難しくなってしまい、ここに米支援の停滞が重なってウクライナ軍の迎撃弾が枯渇、3月末に実施された約2週間の集中攻撃(ミサイル400発以上、無人機600機以上、誘導爆弾約3,000発)でザポリージャ原子力発電所=原発6基分に匹敵する発電能力を喪失。
さらに前線上空をカバーしていた近距離防空システムやMANPADSの消耗も約2年間の戦いで消耗し、存在感を失っていた航空戦力と滑空爆弾の組み合わせがバフムートやアウディーイウカで猛威をふるっており、抵抗拠点になりえる建造物の破壊が容易になったためロシア軍の前進ペースも飛躍的に向上してしまう。
待望の米支援が今月24日に再開されたものの、ロシアのショイグ国防相も「支援物資の物流拠点や保管基地への攻撃を強化する」と言及、26日にはチェルカッスイ、ハルキウ、ドネツクにある鉄道関連の施設をミサイルで攻撃、New York Timesは「米支援が前線に届くの遅らせるためロシアは物流システムへの攻撃を強化した」と報じており、効果的な防空システムの欠如は前線に様々な問題をもたらしている格好だ。
ロシア軍による「空からのアプローチ」を再び拒否するには「ウクライナ全土をカバーする広域の防空能力」と「前線上空を保護する防空能力」を建て直さなければならず、前者の解決策はパトリオットシステム(もしくはSAMP/T)の追加取得と迎撃弾の安定供給、後者の解決策は近距離防空システムの追加取得と迎撃弾の安定供給で、FrankenSAMやF-16は後者の問題解決に役立つ可能性を秘めており、ゼレンスキー大統領は前者の問題を解決するためパトリオットシステムの追加提供(当面7セット)を緊急要請している。
この要請に手を挙げたのはドイツのみで、26日に開催されたラムシュタイン会議で「何らかの方針が示される」と期待されていたが、提供候補に名前が挙がっていた米国の支援パッケージにはパトリオットシステム本体の提供は含まれておらず、スペインは本体提供を拒否して「パトリオットシステムの迎撃弾を少数提供する」と表明、ギリシャのミツォタキス首相も「パトリオットやS-300のウクライナ提供には応じない」と断言し、他の保有国も「追加供給を支持しても自国分は出せない」という立場だ。
Breaking Defenseは「米国による60億ドル相当の支援パッケージ発表はウクライナにとって良いニュースだったが、これも国際社会がパトリオットシステムの追加提供に応じれなかったという事実によって台無しなった」と報じており、西側製戦車の提供と同じように「誰がウクライナにシステムを提供するのか」で大いに揉める可能性がある。
本ブログのコメント欄は悪意を吐き出す場所ではありません
管理人は心情的にウクライナ支持ですが、この戦争をウクライナメディアや海外メディアがどう報じているのか、戦場で何が起きているのかに興味があるだけで、巷でいうところの「ウクライナを応援する人」や「ロシアを応援する人」に肩入れする意図は皆無で、読者様が取り上げた内容をどう解釈するかも自由です。
但し、本ブログのコメント欄は他者(特定集団や組織・特定の民族・特的の国を含む)を差別する用語、限度を超えた嘲弄文句や過剰過ぎる煽り文句などは禁止しており、ここはウクライナ人、ロシア人、ウクライナを応援する人、ロシアを応援する人、専門家などを馬鹿にしたり侮辱する場所ではないので、悪意を吐き出したいだけ、一方の応援団をなじりたいだけなら他所でやってください。
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※アイキャッチ画像の出典:Michigan Army National Guard photo by Spc. Aaron Good/Released
NATOがミサイルの供与程度の問題でこんなに揉める様子を見ることになるとは思わなんだ
思ったより脆い組織なのかもしれんな
台湾有事の際には全く役に立たないだろう事が予想できたのは有益
自分も、仰る通りの事を感じています。
NATOと言っても、安全保障上の脅威・外交は様々ですから、一体ではなかったですね。
以前から対空ミサイルの弾数が保つのかと思っていたが、現実になるとは。
このペースなら、我が国なぞ全く足りないぞ!
自分の財布も国の財布も、不安極まり無い。
更にF-35も予定通りアップデート出来ないとなると、不安しか無い。
仰る通りです。
イランが、今月イスラエルを攻撃した規模、無人機+ミサイルが300発以上の攻撃でした。
中国の工業力を想定すれば、中国の第1波攻撃は、それよりも1桁多い攻撃能力があると考えるべきです。
北朝鮮=ロシアが、蜜月関係を築いたことも考慮すれば、北朝鮮も第1波に数百発の能力はあるとみるべきでしょう。
日本も、日本海沿いの原発を中心に守る場所を絞って、着弾する想定も必要になりますね。
拘束力を有する軍事的な協定が存在しない他国への過剰な支援で揉めるのは当然のことでは。
支援にかこつけた政治的主導権や市場争いは今以上に過熱するようだと心配ですが。
特にギリシャなんて同じNATO加盟国のトルコとの軍事的対立故に提供できないってのがまぁ…
×狡猾な
〇巧妙な
司令官と報道官で戦果になんでそんなに差が出るのよ。すり合わせとかしてないんかな?
提供に関してはまあそうなるわな
というか今更提供したとしてもゲームみたいにインベントリから目標地点にリポップするわけないし、ウクライナ全土が攻撃範囲に入っている以上移動、終結(集積)展開の無防備になる3行程の何れかの場面で撃破される可能性が高いのに提供はできんよ
それにこの期に及んでF16提供したってもう何の影響もないでしょうよ。防空ミサイルすら自衛できない状況じゃ降りれる「巣」を守ることすら満足にできんでしょ
「これはミサイルやドローンを使用した世界初の空中消耗戦だ。ロシア軍は航空優勢を確保するためインフラを攻撃して地対空ミサイルの枯渇を狙っており非常に狡猾な策略だ」・・いやいや、アメリカもこれを参考にし、今後実施するんでしょ?
アメリカ空軍はロシア空軍みたいに下手くそじゃないから、SAM狩りはSEAD専門部隊が対レーダーミサイルを使って行う。アメリカは軍用機も航空兵装も大量に保有しているので、態々ロシアみたいに時間を掛けてSAMを消耗させるなんて貧乏な真似はしない。
まあアメリカも中国ロシアの真似をして長射程兵器の車両化(タイフォンシステム、極超音速飛翔体)を進めているので、前線偵察部隊と地上発射型長射程兵器とのデータリンクによるSEADは今後実用化されるかも。
まあ、米軍のSEAD能力は突出していますらね。ロシア航空宇宙軍じゃ比較にならない。
以前ここの記事で、中国の接近拒否戦略を恐れすぎてはならない、ベトナム戦争の時と同様積極的に対応出来るとの記事があった記憶があります。
確かに米軍のSEAD能力には目を見張るものがありますが、その一方で砂漠地帯以外で目覚ましい戦果を挙げたことが無い…という問題も
ベトナムでは手探りの中ノウハウを得たものの甚大な損害を出し、コソボでは悪天候と擬装により上手く行きませんでしたね
管理人様の仰る通り、ロシアが各種ミサイル・無人機など、制裁下で各種攻撃兵器の生産が止まらない事が、大きな読み違いだった気がしますね。
パトリオットシステムが、仮に提供されたとしても、この攻撃頻度・投射量に対応していては弾薬不足が問題になるからです。
ロシアは近代的な半導体やハイテク部品を自国で生産できない、だから西側の制裁は効くと言われていましたね。実際には第三国を経由した迂回輸出で何とかなっている、と。
あと、Su-57やT-14のような最新鋭だが高価な兵器ではなく、比較的安価に取得できる兵器を優先するあたりはロシアの現実主義を感じます。
アメリカなら、有事には未完成でも新鋭機の投入にこだわりそう(笑)
仰る通りです。
ロシアへの半導体制裁の議論、荒唐無稽・意味不明な話であり、第三国ルートを考えれば仰る通りなんですよね。
最先端プロセスの半導体、iPhoneなどのスマホやPC、AI半導体など限られたものに使用してるだけですし。
中国が、歩留まりは悪いものの、それに近いものも生産しているからです。
ロシアの兵器生産を考えれば、ベラルーシの半導体レベルでも充分なんですよね。
ソ連時代の古い兵器と嘲笑されていましたが、最先端でないため、仰るような強みがあるのでしょう。
>ベラルーシにはかつてソ連の宇宙開発に使われたほどの半導体産業がある。ルカシェンコ大統領はソ連モデルの計画経済促進の一環として、需要があろうとなかろうと半導体業界の維持を心がけてきた。
>直近ではロシアが助成金プログラムの一環で、ベラルーシの半導体企業に投資もしているほどである。
(2023.7.19 ウクライナの反転攻勢は戦果不十分も プーチン大統領の危険な兆候 日経ビジネス)
異論があるわけではないんですが、先日ロシアのミサイルのパーツに多くの日米の半導体が使われてると報道があったように、西側が半導体供給を止めたらロシアは兵器生産が困難になるだろうという予測自体は間違ってなかったと思うんですよね
(実際、制裁をしなければ今より潤沢に高性能ミサイルを作り使ってただろうし)
それに制裁後、家電やらの迂回輸入が増大したように、ベラルーシでの半導体製造や中国からの半導体流入もそう多くはなく2022早期でのロシア制裁には意味はあった
仰る通りですね、自分はサプライチェーンの切替とも考えています。
初期は正規ルートが塞がれて品不足、代替ルートを確立して軌道に載ったかなと。
短期決戦で停戦していれば、仰る点、絶大な効果があったと思います。
北朝鮮は、国連安保理決議を含めて、世界で最も厳しい経済制裁を受けている国の1つですが、大量の欧米製部品を使えています。
ロシア制裁は、北朝鮮の経済性よりも参加国が少ないですから、仰るような迂回輸入を塞ぐのは難しいですね。
>判明した部品のうち75%が米企業に、16%が欧州企業に、11%がアジア企業にそれぞれ関連していたという。
>4分の3以上が2021年から23年の間に製造されたものであり、ミサイルが昨年3月以前に組み立てられたことはあり得ないと報告書は指摘した。
(2024年2月25日 ロシア発射の北朝鮮製ミサイル、部品多数が米企業に関連=英団体 ロイター)
日本の退役予定のホークをアメリカが買い取って支援って流れかなー
あとトルコのS-400はどうなったのやら
お疲れ様です
戦況とは関係ないですが最後の文で管理人さんの苦労が
良くわかったのでお礼の言葉を述べさせてください
色々と大変でしょうが貴重な情報を提供していただきありがとうございます
毎日両方のブログランキングボタンをポチポチしていますが、やっぱランキング1位だと目立つんですかね。
プロパガンダを廃した情報提供をして下さる数少ないサイトなので、余所でもソースとして引用されるせいで余計に叩かれたりするみたいですね。特にウクライナ側の戦況が悪化してからは八つ当たり気味に叩く方もいらっしゃるようで情報発信は大変だなと思います。
少なくても日本と韓国は本来送る余裕は無いかと思います
中国はロシアの10倍の人口とそれ以上の工業力を持っているので中国が今日、東アジアで全面戦争を決意すればウクライナの10倍以上のミサイルとドローンが飛んで来ます
逆にこっちに送って貰いたいくらいです
実際、韓国も26日くらいに防衛事業の委員会で、艦艇搭載型の弾道弾迎撃用のミサイルを購入する流れになったみたいですしね…
海でそうであるなら、陸はなおさらなわけで
正直ロシアって超大国の残滓でしかないのに、そんな国を消耗させるためにアメリカがウクライナに湯水のように軍事予算注ぎ込んでること自体ナンセンスに感じるね それ以上にタフな中国に焦点当てるべきでしょ…
ロシアを消耗させるために軍事支援していると考えるのが間違いかと
老いたりとはいえ世界の警官時代の(そして今の)アメリカの価値観でウクライナが戦ってるから支援してるだけ
露は超大国ソ連の大部分で中核だったわけです。露はソ連時代には構成する共和国や東欧を支援していてそれが大きな負担になっていました。超大国の残滓という評価は間違いでしょう。超大国の後継国というのが正しい評価です。その誤解が経済制裁で露は破綻するという間違った予測になってしまいました。各種天然資源豊富、食料・エネルギーは輸出大国。重工業大国、核軍事大国、宇宙大国(露のロケットなしには国際宇宙ステーションは運用不可能)。半導体はやや劣ると見られましたが、米も今ではiphonの完全国産化は不可能です。GDP韓国以下というのがウクライナ戦争初期にはやりましたが、その後の経過でGDPと国力・戦争能力とは何の関係もないというのがハッキリしました。ウクライナ戦争は金融経済と実体経済の戦いとも言われ、お金は用意できても武器・弾薬はありません。西側は自己を過大評価し露を過小評価しすぎました。ヒトラーのソ連過小評価と同じ轍を踏んでます。
孫子いわく「敵を知らず己を知らずば戦う毎に必ずあやうし」
202 X年
本日中国軍は黒部ダムを中心に各種弾道ミサイルを500発発射したとの情報
開戦2年目で最大級の攻撃と思われます
自衛隊報道官は追撃弾により95%を撃墜したと発表しています
一部追撃を逃れたミサイルが発電所に着弾した模様で
、官房長は本日の記者会見で国民へ一層の節電を求めています。
本日の円相場は1ドル274円40銭です
前日より24銭円高となり、方向感に欠いた相場となっています。
以上、19時のニュースになります。
こんな世の中にはならないで欲しい
欲しい欲しいと言ったところで、中国側の都合次第ですから、日本側の願望は配慮してくれんでしょう。むしろ、そのための反撃能力というもので。
同規模の反撃が数回できる程度の巡航ミサイル・弾道弾は持っておくべきでしょうね。発電設備が移動できないのは中国側も同じ。あるいは70%程度しか迎撃されず、与えた被害が大きくなるかもしれないが、まあそれは仕方がない。
しかし、仮に日本が少々の数を追加で貰っても、大勢には影響無さそうです。
もうこれは部品も含めた製造工場を建造して、大量生産できる体制を整える以外に無さそうです。
しかし、どれぐらいの生産能力があれば足りるのか?
ロシアが撃ってきた巡航ミサイルと弾道ミサイルが、2年間で8千発ぐらいでしたっけ?
同じ数を迎撃に使うなら、単純計算で1年間に4000発は必要となりますな。
これは大変なことになってきました。
何処の国も総力戦に移行した場合、開始から数年の間、景気は良くなるがそれ以降はマイナス面が目立ち始め景気が悪化するので、
常識的に考えればロシアもいずれは景気は悪くなり生産力も低下していくのでしょうけど、西側としてはそこまで待てないんですよねぇ
あとロシアに常識が通じるかどうかわからないのもあるか…
ウクライナは高価な迎撃ミサイルをやたらと撃ちすぎだと思いますが
攻撃を受ける側(一般国民)からしたら飛んでくるミサイルは全部落としてほしいのは分かります
あまり迎撃を渋ると経戦意思に影響するでしょうし難しいですね
たぶんウクライナは弾種識別 目標とされてるものをあまり把握出来ないまま迎撃してるんじゃないかなと。
ロシアの巡航ミサイルは時にヘアピンカーブするしデコイ弾も使う。ショイグもウ軍の迎撃発表は間違いが多い(迎撃率ではなく弾種見極め的な面で)
まあこれはロシア軍も同じでかなりデコイに引っかかってる感じはある。ADM-160 MALDってのに釣られクマーしてるらしいから。
ウクライナ西部だけでもNATO軍は防空任務のみして航行の自由作戦でもしないとキリがないですね
もうウクライナは降伏すべきなんですよ
勝ちの目が見えない、ポーランドとの国境からパトリオットの防空網作っていかないといけない、そしてそれを維持するために破壊されたのを補充しないといけない。そんなことアメリカくらいしか出来ない、
そしてそれをやると東アジア有事に対応出来ない。
だから日本の為にも降伏して欲しい、岸田が提供するとか言い出したら困る。
防空網がないなら一方的にやられるのみ。
歩兵で都市に籠って爆撃機の攻撃吸わせて時間稼ぎなんてあんなのやっていいのはファミコンウォーズだけです。
そろそろキッシーもレガシーを残すことを考えて、中SAMとガンタンクを提供します、と言ってほしいな。
代わりに10式の車体で新型ガンダンク Mk-II作ろうぜ
費用及び展開速度を考えるとプラットフォームはトラックか装輪装甲車とすべきでしょう。
空中目標が高機動若しくは長射程兵装を使うことに備え、こちらも機関砲と共に短SAMを装備する。
ドローン対策として高出力マイクロ波発振器を備える。
あれ?アメリカとロシアに既に似たような車体があるような。
最終的に日本がパトリオットシステムを車両一両単位ずつ(ランチャー・レーダー・指揮・発電機・通信それら単体では兵器に成り得ないから)で無償提供することに100円賭けます。
西側がやるべきはとりあえず①ウクライナの防空支援と、②各国それぞれの防空強化および③西側全体の武器(防空機能関連)生産能力の大幅拡張の3つ。
③ができないと①②に積極的になりにくい現実を踏まえると誰がこれをやる実力があるのかがポイント。
これへの1つの可能性は、日本が①手持ちパトリオットを数基拠出(形式は米国経由の玉突き)、②③は日本企業がライセンス生産等でパトリオットシステムとミサイル両方の生産能力を大幅強化をパッケージで米国等と合意することだろうな。
ドイツとか韓国とか工業生産能力が高い国が頑張らんとウクライナも崩壊するけど西側の防空が不安定になりすぎてロシアや中国や北朝鮮等への抑止力が低下しすぎるわ。
ソ連時代からの軍事ドクトリンである「飽和攻撃」を地道にやり続けてついに目標を達成した。という所でしょうか。
しかもロシア側には「お代わり」はいくらでも出せる体制が既に確立しているという。
ウクライナ側もミサイルやドローン攻撃はやっていますが、生産供給能力がロシア側に比べて明らかに劣っている上、その生産インフラも破壊されて購入資金含めて輸入に頼りきりでは勝負にならない。
下手にロシアにドローン攻撃すると倍返しで報復されるという、パレスチナ同様の悪循環に陥っていても、やらないとスポンサーと自国民にアピールすら出来ない、負けが確実な無意味なチキンゲームですねぇ。
155mm砲弾1発が2000ユーロとして、1ユーロ170円としたら、1発34万円。
ロシアを上回る日産1万発を実現しようとしたら、年1兆2410億円。
まあ、そんだけ量産したら、1発の値段は長期的には半額になりそうだが。
出せる出せないでいえば、EU、アメリカ、日本の経済規模なら出せなくもない金額ではある。
かつてコロナ予算として1年で77兆円を出した日本が本気だせば、ウクライナはあと10年は戦える。
金はでても物がない。EUの100万発の約束もも30%しか納入できなかった。NATOの大砲は精密だが耐久性に欠け泥とホコリのウクライナでは長持ちしない。共喰い整備でやりくりしているが現場での修理も不可能なのが多いらしい使える大砲そのものがなくなりつつあるようだ。各国からの寄せ集めの兵器は整備・修理に手が回らない。倉庫、鉄道、発電、配電網などが攻撃され物流に支障が出ている。そもそもウクライナの予備軍を使い果たしつつあり人的資源が尽きつつある。金の支援はすでに意味がなくなっており武器を送っても使える兵士がいない。NATOは核戦争覚悟で参戦する気はないし参戦しても勝てる見込みはない。まあ日本が亡ぶような選択はしない方が利口ではないかな。
昨年末から検討しているはずの日本がアメリカに輸出するパトリオットシステムって、結局弾薬のみなのか、システム全体なのか。(雰囲気からしたら後者な気がする)
報道見る限り、はっきりしなくて一日八時間しか眠れない。
ぐっすりじゃねーか
報道からは弾薬のみっぽいですけどね
日本本土や原発なんかに通常弾の弾道ミサイルで攻撃するワケないじゃん。
初撃で核攻撃してくるに決まってるでしょ?日本なんてウクライナみたいに占領・支配する価値ゼロ。日本人は一人残らずあの世行きだよ。中途半端に攻撃する必要がない。日本と戦うときは【特別軍事作戦】じゃなくて【戦争】なんだから。
そんな妄想抱いていても何も解決しないけど
ロシアが払底はしなくとも蓄積を取り崩す形で各種長距離兵器を減らしているのは確かだ。そして、欧米は防空手段のストックに頭を悩ませている。
従って、ロシアが勝手に兵器を減らしてくれているうちに防空兵器を蓄積しようと考えるのもわかる。
ウクライナに渡しても、すぐに使ってしまうだろうしロシアの長距離兵器を更に大きく減らせるという話にもならないだろう。ここらが悩ましい所だね。
従って、既存の考え方を完全に変えた防空手段を提供する必要がある。地対空ミサイルのリソースは限りがある。では空対空ミサイルの流用やより小型の地対空ユニットの転用や試験投入はどうだろう?大型で本格的な装備は躊躇するとしても、何も与えない訳にはいかない。
そこらへんでどんな妥協点を見出そうとするんだろうね欧米は。
もう一つの考え方としては、防空ミサイルを提供するのではなく長距離ミサイルを提供する事だね。
要するに…敵を近づけなくする事や蓄積拠点を破壊する事で発射前になんとかしようという考え方だ。
そこらへんから、長距離攻撃手段提供に寛容になりつつあるのもわかる気がする。攻勢防御という事かな。
台湾の親米新政権が独立指向すれば中共は台湾に軍事侵攻するだろがアメリカが参戦
しなければ日本本土は中共からミサイル攻撃されないだろうアメリカ政府しだいだ
日本に最悪なのは北朝鮮が韓国の親北反米勢力と連携して韓国に侵攻する第二次朝鮮
戦争であり自動的にアメリカが参戦する日本全ての軍事基地を使い米国連軍が日本政府
の承諾なしに朝鮮半島に出撃できるから北朝鮮の弾道ミサイルで日本本土は攻撃される
日本が憲法改正せず核抑止力を持たないなら数100基以上の迎撃ミサイルを実戦配備
するしかないウクライナに軍事支援してる余裕など全くない。
管理人さんに質問なんですが、
>ここはウクライナ人、ロシア人、ウクライナを応援する人、ロシアを応援する人、専門家などを馬鹿にしたり侮辱する場所ではないので、
このあたりのガイドラインはありますか?
私は心情的にはウクライナに全く同情してませんが、ウクライナ兵には同情してるスタンスなのですが、
だからこそ、絶望的な状況で死守命令出してるウクライナ政府には批判的です。
またウクライナ軍(そんな戦果あるわけねーだろ)やロシア軍(ウクライナ空軍何機あるんだよ)の広報、英国国防省やら情報局(弾薬ミサイル枯渇はいつ起こるんだよ)とそれをそのまま参考にしてる人は完全にプロパガンダと認定して馬鹿にしてるんですが、ダメですかね。
正直当事者のウクライナロシア双方はまだしも英国はウクライナ兵を騙して戦場に送り込んでいるようにしか見えないから悪質だと判断してます。
英国シンクタンクは一年目でロシアは2000~2300両損失した、稼働戦車の半分を失ったとか言っていたのに、英国は二年目の議会への報告書でロシア軍は2400両を損失したとしている。
なお同時期ごろにロシアの軍需企業は二千両損失で、補充も二千両で拮抗してるとしているのを見たことがある。
英国は馬鹿にされるか悪質なプロパガンダとして批難されてしかるべきだと思うのですけどね。
普通の戦線は様子見の色彩が強いので銃弾の応酬の割に死傷者がかなり低いのですが…
ソ連やロシアの場合は進めるだけ進めっていう考え方で突っ込ませてくるのでそうはいかなくなるのですよね。
当然、死を回避し易い戦場というのもあるんですが、場合によってはそんな簡単にはいかないみたいな状況も出てくるのかと。
なので、まるで攻勢を受けている側だけが愚かに違いないみたいなのはちょっとどうかと…
それから、これはおかしいんじゃないかな?という話は管理人さんも納得だと思うんですよ。元々管理人さんは双方の主張を上げて、そこで矛盾する内容からより実践的な観測を行う外部観察グループの計算と照らし合わせるという事をしてらっしゃいます。
ただし、それを指摘する時に相手に対して罵声を飛ばしたり、見下しを強めたり、個人的な展開希望から妙なあげつらいをするというのは管理人さんの趣旨に合わないという事をおっしゃっているのだと思います。
また、当時の計算が違っていたり、そもそも対象とする車種が多かったり(軽装甲戦闘車量も含むか戦車のみかとか)、回収されることで何度目かの撃破を1両で受けてたりとかもするのと、そもそもどっちもプロパガンダしてるのはむしろ前提みたいなもんですから…ちょっと捉え方が違うのかも知れませんね。
大本営発表とか特攻とか言って日本のみにあれこれ言う人も当時アメリカが自国で幻の大戦果を連呼し続けていて敵鑑への特攻精神を賛美して基地の名前にまでしたりしてた事からは目を背けたりしますし。そもそも戦争なんかどっちもミスや愚かな事をするものなんですよ。むしろミスや愚かな事をしないなんてのが奇跡的なくらい稀有な話です。
戦果誤認や戦意高揚はわかるけど、当事国ではないのに議会報告とメディア発表が違うのは悪質としか
英国の弾がなくなるという誤報でどれだけ無理に戦わされたのかと思うとね