中国関連

中国、無人化した低コストの戦闘機「J-7」を飛ばして台湾空軍の負担増を狙う

中国空軍は無力な無人標的機として活用していた戦闘機J-7を「台湾空軍の負担を増やすために使用し始めた」と香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が報じている。

参考:Why has China’s PLA started sending ‘grandpa fighter jets’ to test Taiwan’s air defences?

台湾で起こっている事象は航空自衛隊にも襲いかかってくるかもしれない

中国軍機による台湾の防空識別圏への接近・侵入や領空侵犯は日常化して台湾空軍は想像を絶する回数のスクランブル(緊急発進)を実施しているのだが、昨年10月に当時の国防部長官だった厳徳発氏は「今年だけで2,972回のスクランブルを行い8億8,649万ドル(約920億円)の費用がかかった」と証言するなど台湾側のパイロットや戦闘機に無視できない負担を強いており、今年3月に「比較的速度の遅い中国軍機に対するスクランブルは戦闘機ではなく無人航空機で対応する」と新しい方針を打ち出したばかりだ。

出典:Public domain 中国空軍のJ-7

しかし中国軍は先月実施した島嶼包囲演習でJ-10やJ-11と共に退役したはずの第2世代戦闘機「J-7」を台湾の防空識別圏に侵入させたため注目を集めていたが、中国軍関係者によるとIDF(経国)やF-16に近いレーダー反射断面積(RCS)値をもつJ-7を無人化して台湾の防空網に負担と混乱を引き起こせるかテストするために使用したと述べており、シンガポールのラジャラトナム国際学院(RSIS)で安全保障問題を研究するベン・ホー氏も「アゼルバイジャン空軍に習い無人化したJ-7を防空網制圧ミッションの囮と利用するのは良いアイデアだ」と指摘している。

つまり退役(一部地域で現役)した大量のJ-7を無力な無人標的機として活用していたが、これをJ-10やJ-11の代わりに台湾の防空識別圏に向けて飛ばせば台湾空軍は巡航速度が早い正体不明機の確認に有人戦闘機を向かわせるしかなく、有事の際にJ-7を飛ばせば有人戦闘機の迎撃リソースを無駄にさせるか地上配備型防空システムのランチャー位置を暴露させることが出来るため台湾側にとっては非常に厄介な問題になるという意味だ。

出典:航空自衛隊

J-7の作戦半径は日本本土に届くレベルではないものの尖閣諸島や沖縄には十分届くので、台湾で起こっている事象は航空自衛隊にも襲いかかってくるかもしれない。

防衛省は2020年度に実施された緊急発進(スクランブル)回数は725回だったと今年4月に発表したが、中国福建省の基地から中国軍機が離陸すると同時に那覇基地から空自の戦闘機を発進させるなど大幅に対応を強化すると策定した2019年度の方針を本年度から転換、スクランブル対象機を絞り込むことで緊急発進の回数抑制に努めている。

なぜ2年で方針を転換したのか防衛省は具体的に説明していないが、恐らく緊急発進で酷使されるF-15Jの問題や対領空侵犯措置任務に今後投入されるF-35Aの運用コストが関係しているの可能性が高く、豪グリフィス大学アジア研究所のピーター・レイトン氏も「中国は航空自衛隊に毎日プレッシャーを与え続けることで戦闘機やパイロットを消耗させ日本の航空戦力のバランスを崩すことを狙っている」と指摘しており、2011年からの10年間で空自は中国軍機に5,034回もの緊急発進を強いられレイトン氏の指摘通り戦力の一部に問題を抱えてしまったのだろう。

出典:航空自衛隊

もし2021年以降も2019年基準で対領空侵犯措置任務を実施すればF-15Jの機体寿命はあっという間に消耗され、今後投入されるF-35Aが同じレベルでスクランブルを行えば高価な運用コストが予算を直撃することになるので早々に2019年基準を放棄したのかもしれないが、無人のJ-7が日本領空を侵犯する可能性が高い飛行ルートで接近してくれば空自はスクランブルを実施するしかない。

運用コストが安価で無人のJ-7に運用コストの高いF-35Aで対応することになれば本当に悪夢としか言いようがない。

関連記事:中国軍機へのスクランブルに忙しい台湾空軍、F-16Vの運用コストは1時間あたり約58万円
関連記事:日本の空に忍び寄る問題、航空自衛隊が2020年度に実施したスクランブル回数は725回

 

※アイキャッチ画像の出典:Public domain 中国空軍のJ-7

米国、積極的に同盟国の次世代戦闘機開発に協力して相互運用性を確保すべき前のページ

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コメント

    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    懐かしきエリア88が実現した!
    うれしくはないけどな

    2
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      えぇーっと、エリア88はF-20でしたが、何か?

        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        砂漠空母が運用してたのは無人のF/A-18だよ

        2
        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        思い切り外してくれてありがとうw

        • 匿名
        • 2021年 7月 13日

        そう言えば、爺さんあのF-20を何処から調達したのだろう?

          • 匿名
          • 2021年 7月 13日

          それは聞くなよニヤリ

          2
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    引退した戦闘機は無人標的機としてよく運用されるのでこう言う用途にはぴったりですね。
    大してコストをかけずに相手に負担をかける事ができますから日本や台湾に重くのし掛かってきますね。

    10
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      古いF-4ファントムとか練習機とか、保管してあるなら無人機に改造して中国に嫌がらせしましょうかね……それでも物量は負けるが。

      2
        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        そんなものは無いし、あったとしても自衛隊に嫌がらせ用無人機なんてものに割り当てる人的・物的・金銭的余裕はない

        自衛隊の戦闘機の稼働率は世界最高レベルの80-90%近くと言われているけど、これは良いことではなく、全く余裕がない(もし予定外の任務が追加されても対応できなかったり、戦闘や事故によって損失が出た場合の補充機が僅かしかないカツカツな状況)ということ

        第一もう中国軍機やロシア機の警戒空域侵入に対しての自衛隊スクランブル発進率は下がる一方(警戒空域に侵入されてもスクランブル発進しない率が増えている)とすでに押し負けている

        14
          • 匿名
          • 2021年 7月 12日

          「稼動率」じゃなく「可動率」でしょ。
          配備数中稼動できる状態にある機体の割合が世界最高レベルてこと。
          常時80~90%も稼動できるわけがない。

          8
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    スクランブルと同時に電波情報傍受して乗っ取りを時間を掛けて実施有事の際は妨害を掛ける
    平時から相手に情報を渡す事がどれだけ危険かを知らしめる。
    時間は掛かるかも知れんが本邦の無人機が完成する頃にはその対策も出来るやも知れん。

    1
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      これ無人戦闘機やドローンみたいな高尚なものじゃなくて、ゴミ処理ついでのハラスメント行為なので傍受されたり、乗っ取られたりしてもさして問題ない。
      何か特定の攻撃目標があるわけでもないのでルーチンで飛ばして、相手が迎撃に戦力割いてくれれば儲けもの、無視されても燃料切れるまで飛んで相手の領土のどこかに墜落してくれればいいなくらいなもの。

      15
        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        今はそうかも知れんが、同機に「武装型」や自爆目的での複合(爆弾抱えて自爆)等は起こらんとも言えないし
        他の無人機と同様のシステムを使っているかも知れん=有事に分かる?
        中国衛星電波の妨害には有効だと思うが(暗号化の解析が出来ればだが)

        2
        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        相手の領土に落ちちゃまずいだろ。
        巡航ミサイル撃ち込むのと変わらんぞ?

        10
          • 匿名
          • 2021年 7月 12日

          実際そんな感じ。有人機と別方向から進行させて、戦力を分断させるのが目的で、防衛側は空戦では役に立たない囮と分かっていても、素通りさせたら何らかの被害が出るかもしれないので対応しなきゃいけなくなる。

          6
            • 匿名
            • 2021年 7月 13日

            上の人は、有事ではなく平時の場合問題になることを指摘しているのかと 
            >相手の領土に落ちちゃまずい

            2
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    そろそろ、領空侵犯に対し実害を加えるべきですね。

    5
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      中国による領空侵犯って年何回あるんです?
      調べ方が悪いのか、尖閣諸島での一件しか見つからなくて詳しい方よろしくお願いします。

      5
        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        統幕が情報を出してるのでそちらをどうぞ
        下記は2020年度の纏めです

        リンク

        9
          • 匿名
          • 2021年 7月 12日

          ありがとうございます
          資料を見る限り中国の領空侵犯は2件ですね。
          こうしてみるとロシア(ソ連も)の領空侵犯は圧倒的ですね

          8
        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        過去52年間で公表された領空侵犯数は43件あります。

        このうち、中国の領空侵犯数は2件であり、全体の4.7%になります。

        いずれも、魚釣島空域への領空侵犯であり、侵犯した機種は Y-12と無人機でした。

        6
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      領空侵犯に対する作法ってのが国際法で決まっていてだね
      問答無用で撃墜するわけにはいかんのよ

      5
        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        バレればね。
        乗っ取りやらEMPやらで「墜落」させて保護して、
        厳重抗議の上で返却してやれば良い。
        おっと、うっかり南の離島に送っちゃった。
        まあ一つの中国だから問題ないよね?

        5
          • 匿名
          • 2021年 7月 12日

          国際社会から信用されるにはきっちり証拠出さねばいけないんだよ
          火器管制レーダー照射の件のようにね

          君の発想は関東軍や

          12
            • 匿名
            • 2021年 7月 12日


            ああ、そうだね。
            日本が何かした、と主張するなら証拠を出さなきゃね。

            2
              • 匿名
              • 2021年 7月 12日

              なんで?やねんw
              国際法や諸条約を無視して好き放題やれってどんだけ無茶苦茶言ってるか自覚がないのか

              10
                • 匿名
                • 2021年 7月 12日

                いやだから日本が好き放題やった証拠は?

                1
                  •  
                  • 2021年 7月 12日

                  簡単。
                  九カ国条約違反

                  君は国士様か
                  つまらんな

                  6
                  • 匿名
                  • 2021年 7月 12日

                  相手側は相手側で、日本が無法な行為をやったと主張する
                  そこで証拠が必要なわけ

                  正しく国際法規に則った対処をしたって証拠がね
                  どんだけ自分に都合のいい妄想しかできないのかと

                  4
                    • 匿名
                    • 2021年 7月 12日

                    その辺りをきっちりこなしてきた結果、正直バカと言われても誠実な対応をした結果が今の日本への信頼に繋がってることに気づけよ。

                    7
                      • 匿名
                      • 2021年 7月 13日

                      面白いと思って書いた事が受けず、意固地に成ってるだけかと。

                      4
        • 匿名
        • 2021年 7月 15日

        軍用機や所属不明機は問答無用で撃墜しても問題ないよ

        2
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    以前の記事で台湾空軍は負担軽減の為に足の遅い大型機のスクランブル対象には無人機で対応する方針とあったのでそこのところが気になります
    日本もいい加減できない、無理。はやめて無人機分野をなんとかしないとその、大変困る

    11
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      F-15を飛ばし続けるのもF-35でスクランブルするのも現実的じゃないし何かしら別の対策は考えないとな

      11
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      問題はそれやろうとするとグロホ以上の高級機が必要になって結局F-3の随伴UAVに落ち着くところ
      だからと言ってこれ以上の開発スケジュール加速も難しい

      5
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    那覇基地には2個中隊しか配備されてなかったはずなのでF35が配備される事はないと思うけど、まぁ大変よね

    2
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      中隊って何ですか?

      ひょっとして、飛行隊のことかな?

      6
        •   
        • 2021年 7月 12日

        2個飛行中隊の1飛行隊編成ね

        最近増強されたかされるようだが

        2
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    お返しに中国へも嫌がらせしようず。

    トルコ、一応西側諸国だろ?

    3
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      元々中国は、米軍の偵察機の領空侵犯に悩まされていて、
      やられて嫌だったことを台湾や日本に仕掛けている様です。

      6
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      アメリカでさえ中国に気をつかうのにトルコが喧嘩売るわけないじゃん
      むしろ中国にさらに接近して地中海のパワーバランス崩しかねないのに何いってんだこいつ

      5
      • HY
      • 2021年 7月 14日

      トルコもギリシャに喧嘩売ったり、オスマントルコを夢見たりとある意味中国染みてきているからダメでしょ。

    • すえすえ
    • 2021年 7月 12日

    日本もいやがらせ用の無人機作るか?
    レーダー反射がそれなりに大きくてスピードがそこそこならいいんだよね
    民間機の改造でもいいからいいのないかな?

    2
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      コストの問題があるので、難しいと思います。
      中国の場合は用途廃止なった戦闘機を改造しているのでコストが低いと思われます

      12
        • A
        • 2021年 7月 12日

        ファントム爺さん!

        • 匿名
        • 2021年 7月 13日

        F-104の無人機改造での知見だと、寧ろFBW導入以前の古い機体は不向きだって。
        ちなみに、F-104の無人化の際にあがった課題は次の様です。

        >①米国製の機体で詳細な機体データが日本国内に無い
        >②設計が古く、無人化とそれに伴うFBW化適性の欠如
        >③着陸速度が315km/hと速い
        >④地上操縦装置と機体動作の遅延(0.15秒)
        >⑤地上操縦による操縦感覚の難化
        >⑥滑走路長の制約と墜落への非許容性の大きさ

        あとUF-104や、その他日本の無人機については、下記まとめサイトが詳しいです。
        リンク

        2
      • HY
      • 2021年 7月 14日

      何故、中国への嫌がらせに同じ方法を考える?政治的に挑発すればいいじゃん。対中批判決議を出し、台湾と友好を深め、サプライチェーンから中国を締め出す。

      2
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    中国は退役したJ-6を特攻ドローンや無人標的機に改造しているけど、今度は退役したJ-7を無人機に改造しているのか。
    J-20と無人機型のJ-7を連携させたら見応えはありそう。

    4
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    日本も中国に盛大な嫌がらせしないとな

    9
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      嫌がらせは手数が多い方が強いからなぁ

      10
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      スクランブル対応可能な安い機体調達かな。少し前になんかの新聞で読んだけどF-3は調達単価50億目標でF-35よりスクランブル対応メインに当てるとかあったな。

        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        >F-3は調達単価50億目標

        さすがに画餅すぎませんかね

        12
          • 匿名
          • 2021年 7月 13日

          デフレが進行してその値段だったりして。
          その場合は、日本経済が壊滅的被害で、F-3整備がそもそも無理かな?

    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    大石英司の小説でよんだ。
    あの人特殊部隊とかいいからずっと正規軍の話書いて欲しい

    3
    • 名無しの権兵衛
    • 2021年 7月 12日

    無人機がADIZ超えて領空に侵入して、空自が撃墜したら国際法上の問題になるんかな?

    1
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      撃墜とか言っている奴ら記事よく読めよ
      防空識別圏で撃墜したら日本が悪いことになって不利な立場にたたされるぞ

      14
        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        撃墜と言ってる奴は皆「領空」と明記してるっぽいけど?

        7
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    F-4があるし、近代化改修できない旧式のF-15もあるでしょ、それを使えばいいじゃない

    2
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      F-15のほうはまだ現役機なので多少マシだけど
      退役させたF-4を再度整備して飛ばすのは日本だと難しいかと
      ・退役させた旧式機体飛ばすって航空基地周辺の住民対策ががが
      ・多分既存の人員は既に転属なりしてるので再度を人員割り当てして更に維持
      ・資機材やら底ついてそうな消耗品を維持できるレベルで再度調達

      2
        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        その昔UF-104って無人標的機がありましてな…。

        つか双発大型機のF-4やF-15じゃ使い古しでも全然安上がりじゃないので今の日本にゃあんまり向かない手だなぁ。
        F-2も飛べるなら残存機の部品取りに回せ、って話になっちゃうし。
        素直にそれ用の無人機を開発した方が良さそう。

        5
          • 匿名
          • 2021年 7月 13日

          >その昔UF-104って無人標的機がありましてな…。

          硫黄島での限定運用だっけ?
          うろ覚えだけど、本土でやるには電波の空き状況が問題だったかな。
          省庁間の力関係で。

      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      F-4は展示品以外はもう重機の餌になってるだろうよ
      日本には余剰になった戦闘機を保管できる場所もなければ、高温多湿の環境で保管に向く環境にもない
      F-15の初期型だって、無人化させる改修にどれだけのお金がかかるのやら……

      日本にはラジコンにして飛ばすのにちょうどいい機体はないよ

      5
        • 匿名
        • 2021年 7月 13日

        その点F-104は規模的には、無人機改造母機として適当だったかも。
        機体が古すぎて、FBW化するにはEMSとかの面で問題起きてた様だけど﹙素でのノイズ対策がプアだった﹚。
        そんな古い機体でも金を掛けたら出来るのだけど、低コストでの囮用途には不向なのだろうね。

      • 匿名
      • 2021年 7月 13日

      あなたF-15の運用コストがどれくらいかわかった上で話してるの?こんなもの不要で古い旧式機がメインだから日本で言うならF-104とかF-86とか。アメリカで無人機だとF-16だから格の違いを感じる。

      中国のはいくら使い捨てに出来ると言っても最低限の整備とかしなきゃならんだろうし、嫌がらせ頻度上げればエンジンとかパーツを駄目になってくるから、使い捨てるなら戦力減か戦力として確保し続けるなら結果的に負担になるんじゃないかな。主力機の訓練がてら嫌がらせする方がまだ益になるんじやないかね。

        • 匿名
        • 2021年 7月 15日

        J-7系はまだパーツ製造続いてるし飛行時間辺りのコストはパキスタンでF-16の3分の1以下ぐらいだった筈で消耗合戦続けていけば不利なのはどう考えても台湾側
        J-7なんてもう二線級以下の数合わせで退役待ちの機体なのだから使い潰したところで戦力減もなにもない
        現行主力の機体とでは運用コストが段違いな上に訓練は最大効率で訓練成果を得る為に緻密に計画立てて行うのに訓練がてら嫌がらせなんて訓練効率を阻害し非効率的なリソース消耗を引き起こすだけでしょ

        2
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    どうせ入ってこないんだし、無視すればいいんじゃない。

    4
      • 匿名
      • 2021年 7月 13日

      日本が無視するように十分に飼い慣らしたあとで、実際に人が乗った攻撃機が。。。
      有人機ベースの無人機だと、無人機か有人機か、レーダーでは見分けがつかん(から目視確認の飛行機飛ばす)というところが、ミソなので。

      5
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    世界中で手に余してるグロホを引き受けて、
    グルグルぐるぐる飛ばして囮にしよう!、
    撃ってくれたら、そこはそれ…

    1
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    中国がほぼ自己完結できる形で戦闘機を生産し、低性能ながら最近まで新規生産していて、
    保守部品は未だに生産輸出しているから整備保守が可能、単発機、安価だからこそ出来る荒業だな

    中国以外の国ではちょっと真似出来ないなこれは
    デビスモンサンにあるらしい300機ちょっとのF-16A/Bが今更まともに動くとも思えないしなぁ…
    部品周りで一番面倒なF100自体は部品のアテがあるけど、うーん…

    7
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    領空に入らず民間航路とはかぶらない空域や高度を飛ばすんだろうけど、事故やインシデントの要因が増えそう。
    無人機しかも飛ばしてるのが中国軍だと、何かあった時の対応がスムーズにいくとは思えないので。

    2
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    どうだろう。
    本質的には、発展性のない旧式有人機改造の無人機を
    長期多数運用するシステムということだよね。

    時代遅れの消耗補用品の生産ラインを維持しなければいけないし
    運用コストが必ずしも安いとは言えないでしょう。

    現用機や新たな無人機に割くリソースが減るわけだから、
    我々にはむしろ好都合では。

    3
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      故障率とそれに付随して維持整備費もバスタブ曲線を描くから、普通に考えたら旧式機を継続的に運用するのはめちゃくちゃ大変そうだよなぁ
      このサイトでも旧式機を無理に運用して維持費の高騰に悩んでるっていう西側諸国の話はたくさん取り扱ってるのに、中国だけその枠から外して考えるのは無理がある

      1
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      そこちょっと勘違いで退役機を飛べるように維持するんではなく、大量に持っている退役機の中で飛べる機体があるから、捨てる前に囮にしようぐらいの軽い運用。
      途中で墜落したところで敵国の近くだし、使えなくなったところで元々廃品利用なので問題ない。

      11
        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        多数機を運用する場合は、共食いだと短期間に稼働率が低下すると思うな。

        つまり、台湾進攻にあたって短期間に1回限りで運用するならともかく、
        そこそこ長期間にわたって台湾や日本を圧迫するには、
        システムとして向かないと思う。

      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      J-7は最新型(J-7G)がまだ現役で古いタイプは練習機になっているので、
      消耗補用品は普通に生産しているし調達もできる。
      それにJ-7はMiG-21と同様に構造が簡単なので整備や維持管理が容易。
      J-7を飛ばすだけだったらコスパは良いと思うよ。

      3
        • 匿名
        • 2021年 7月 12日

        その生産ラインを今後も維持していくのかということ。
        これから有人無人のいろんな最新鋭機が出てくるというのに。

        中国のロジスティックや航空産業が無秩序雑然化していくなら
        むしろ好都合と思うな。

          • 匿名
          • 2021年 7月 13日

          退役した一部を無人機に改造しているので生産ラインは完全に閉じないでしょうけど、中国軍はJ-5やJ-6も無人攻撃機に改造して数百機運用中ですので、中国軍は秩序整然にロジスティックを組んでいると思いますよ。

          8
      • 匿名
      • 2021年 7月 14日

      長期多数運用てのはどうでしょうね。
      無人標的機として運用してたのを台湾への嫌がらせ作戦に活用してるてことでは?
      機体単位で耐久寿命が近づいたら実弾標的機として消耗する扱いじゃないかと。

      1
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    中共も日本もやる気あんのか?
    日本はやらないのが既定路線だが。

    1
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    やはりF35を補完する低コスト戦闘機を調達しなきゃいかんのだろうか……もしくは完全自律無人戦闘機の早期実現?

    1
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    日本相手に領空ぎりぎり飛行するいやがらせなら、旧型の哨戒機や旅客機を無人化するはずで
    いずれそういうのが毎日のように飛んでくるようになるだろうね

    1
    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    自律で離着陸までするのだろうから大したもんだ
    TACOMとか先行して手を付けるのはいいが、実らないのはなぜなのか

      • 匿名
      • 2021年 7月 13日

      無人J-9は標的機として活用してるやつの転用だから、少なくとも離着陸は遠隔操縦でしょ。
      この手の無人標的機は一般的にそうですよ。

    • 匿名
    • 2021年 7月 12日

    なんか、お安くスクランブルする方法って無いのかねぇ…

    2
      • 匿名
      • 2021年 7月 12日

      長SAM配備して侵犯したら即撃ちゃいいんだよ
      遥か手前で炸裂するかただ通り過ぎるかはあなた次第

      4
        • 匿名
        • 2021年 7月 13日

        防空識別圏は領空じゃなく、公海上だと、何度言えば。。。
        領空に入る前に相手が誰か、確かめる空域だから。
        防空識別圏上で撃墜したら、0:10で日本の非になる。

        5
          • 匿名
          • 2021年 7月 13日

          せっかち?
          侵犯といえば領空領海でしょ

          6
          • 匿名
          • 2021年 10月 27日

          「侵犯」は防空識別圏じゃなく、領空だと、何度言えば。。。

    • 匿名
    • 2021年 7月 13日

    今日本がドローンでやられて一番嫌な事ってこれだよなぁ…
    ついにやり始めやがったかって感想
    ジャマーなり欺瞞信号なりでお持ち帰り出来りゃカウンターになるんだろうけどさ

    1
    • 匿名
    • 2021年 7月 13日

    >昨年10月に当時の国防部長官だった厳徳発氏は「今年だけで2,972回のスクランブルを行い8億8,649万ドル(約920億円)の費用がかかった」と証言
    「今年だけで」だから1~9月間で2,972回のスクランブルを行ったことになるのかな。
    もしそうなら1日当り11回弱、1年間の数字として計算しても8回強てことになるわけで大変な負担ですね。
    台湾の防空識別圏は中国内陸部に及んでいますのでこんなことになるのかもですが。
    ちなみに日本の場合2020年度のスクランブル回数は716回で1日当り2回弱です。

    1
    • 匿名
    • 2021年 7月 13日

    無人戦闘機の配備が現実化して、防衛省はもちろん焦っているでしょう
    意味のないGDP1%枠は、防衛大臣が明言している通り、来年度予算案では撤廃されるでしょう
    予算がなければ、官僚は何もしませんし

    2
      • 匿名
      • 2021年 7月 13日

      予算をひねり出すために対中国では出番の少ない陸自を縮小すればよいのでは。

        • 匿名
        • 2021年 7月 13日

        災害大国で、東南海地震のような広域災害も遠からず起きる事が予見されている中、陸自の過剰な規模縮小は避けて欲しい。
        少子化と縮小している日本社会の一環で、陸自も縮小するのは仕方ないのだろうけど。

        6
      • 匿名
      • 2021年 7月 13日

      GDP1%枠なんてもう存在しないの。
      いつの時代の話をしている?

      2
      • 匿名
      • 2021年 7月 14日

      今年度の防衛白書で、岸防衛相が台湾防衛に踏み込んだようです
      リンク

      2
    • 匿名
    • 2021年 7月 13日

    海の方で軍艦の識別信号を発した、民間中古船を多数、南沙を頻繁に航行させる、という記事が以前ありましたね。
    ミサイルや魚雷の1発でもつんでやしないかと、中国を疲弊させる目的だとか。
    その空軍版ですね。
    日本も宇宙空間で中国大陸を縦断するような、観察衛星と称する軍事衛星を、、、無理か。

    1
      • 匿名
      • 2021年 7月 14日

      それは便衣兵なのではないか?

    • 匿名
    • 2021年 7月 13日

    少ない投資で相手の資金により多くのダメージを与える。専守防衛の日本では取れない手段されてやられっぱなしやんどうすんの?
    こういう挑発行動も平時から当然取りうるオプションの一つなんだろうなぁ。お行儀の良い日本にはそれを正当化できる人が誰もいない

    4
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