中国は予想通り本土から台湾上空を通過する実弾射撃を行い注目を集めており、さらに人民解放軍は台湾周辺海域の演習に原潜を伴う空母打撃群を派遣したと発表した。
参考:PLA aircraft carrier group with nuclear-powered submarine joins drills around Taiwan
参考:China Launches Missiles Over Taiwan
予測通り中国は演習初日に台北上空を通過する実弾演習を実行してみせた
台湾上空を通過する弾道ミサイル自体は違法(領空の概念は大気圏外には適用されない)ではないものの「予定された着弾海域へのコースを外れれば攻撃とみなされる可能性」があるため、飛行コースや着弾地点を人里離れた場所に設定することが通例だが、中国や台湾の軍事アナリストは米下院議長の台湾訪問に強く反発するため「台湾の東側に設定された演習海域に向けて中国本土から実弾射撃を行う可能性が高い」と予測、実際に中国は演習初日に台北上空を通過する実弾演習を実行してみせた。
Video from the PRC MOD
— shows the DF-15 short-range ballistic missile being fired from several locations
— unclear if other missiles were used
— includes a map showing 16 pins landing in closure areas 2/ pic.twitter.com/XER7s6Broq— M. Taylor Fravel (@fravel) August 4, 2022
中国人民解放軍は計16発(防衛省発表9発)の短距離弾道ミサイルや長距離ロケット弾を発射、内9発(防衛省発表5発)が台湾と日本に跨る海域=EEZ内に着弾、この中の何発かが台北上空を通過した可能性が高く、台湾国防部は演習初日に人民解放軍の戦闘機22機(J-11×8機、J-16×2機、Su-30×12機)が中国と台湾の中間線を越えたと発表している。
今回の演習は7日午後12時まで続く予定で、人民解放軍は台湾周辺海域の演習に原潜を伴う空母打撃群を派遣したと発表(青島から7月31日に空母「遼寧」が出港、海南島から8月1日に空母「山東」が出港しているが、どちらが演習にするのかは不明で遼寧と山東が合流して1つの空母打撃群を形成するとの見方もある)しており、今後以降の演習は1日目を上回る激しいものになるだろう。
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🇨🇳PLAN Type 055 Nanchang (101) destroyer detailed top shots
(Via wb/利刃斩海飞剪艏) pic.twitter.com/7fJjChp36F— Jesus Roman (@jesusfroman) August 1, 2022
因みに人民解放軍が保有する055型駆逐艦の細部まで写った画像が登場して注目を集めている。
関連記事:元米政府関係者、中国の台湾侵攻は18ヶ月以内に発生する可能性がある
関連記事:中国軍が演習を開始、台湾国防部は事実上の海上・航空封鎖だと非難
※アイキャッチ画像の出典:People’s Liberation Army
遼寧って青島に帰ったんじゃなかったっけ
演習だけの生ぬるい事態で終わるのかね。
台湾を包囲して金門島を収復。
合わせて独立謳い外国勢力呼び込む外患誘致売国奴の資産凍結制裁を名目に
蔡政権に打撃与えないと示しがつかんでしょ。
まぁそれはそれで蔡政権は台湾予算をますます米国兵器購入にあてて売国してキックバックで潤いそうだけど。
収復って漢字、それぞれは日本語で使用頻度の高いけど「しゅうふく」って読む場合、日本語では見ないなぁ、大抵は、修復だしね。
日本語でも収復って単語はあるし、国土回復って意味らしいけど、そんな時は、国土の回復といったような表現が一般的だと思う。
ここ最近感じていたモヤモヤがすっきりしました。
ありがとうございます。
香港という実例があるのによくまあそんな雑な印象操作を恥ずかしげもなく書けるもんだ。
そのキモの太さにはある意味感心する。
中国のMLRS(PCH-191やPHL-03)が使うロケット弾は、アメリカのMLRSが使うロケット弾より射程が長いので、福建省の海岸付近から発射すれば台北に届くのよね。
特にPCH-191は世界最大級の誘導弾を使用できる。
中南海は世界中に中国脅威論を思い出させたかったわけですね。
ウクライナ侵略で世界の中国に対する意識が薄れている中、ご苦労様です。
やってることは、ほんと、北朝鮮の親分で大朝鮮って感じだな・・・。
中国侵攻時の動きはこれでだいたい予想もついたんだろうから、これで米軍と台湾で実戦のシミュレーションをして備えることもできるかな。今回で開戦でなければ・・。
米軍のシュミレーションでは中国軍と台湾周辺で戦った場合、現状の戦力では押されるという結果だったみたいだけど、やはり沿岸部のレーダーサイト、防空システム、地対艦ミサイルシステムとも同時に交戦しながら戦闘機や水上艦とどつき合うのはきつそうだな
防衛省の発表では、5発の弾道ミサイルが日本のEEZ(先島諸島南方沖合)に着弾したと。
つまり中共国は、日本にとって北朝鮮並みの危険な国家ということです。
日本では日常茶飯事だぜ!(北朝鮮)
アメリカに売られたケンカなのに台湾に嫌がらせするくらいしか出来ないってのは情けない。
下院議長がアメリカを出国する前は威勢の良いこと言ってたけど、結局は弱いもの苛めして憂さ晴らししているだけ。
わざわざ海水浴場に海兵隊集めたり国内向けのプロバガンダしなきゃ威厳も保たれない現状、台湾侵攻とか無理でしょ。
と作文してみたけど、どうかな?
「情けない」と考えるのは違うと思いますね。
中国はペロシ氏訪台を口実にして、台湾海峡の「中間線」を無視するようになり、台湾東部や台湾領海内で軍事演習をするようになりました(中国は前述の行為を今後も繰り返すと思われます)。
一方のアメリカは第三次台湾海峡危機と異なって、台湾の東側海域で監視するにとどまっており、中国に配慮してICBM発射実験を延期しています。
米政府はペロシ氏の訪台に否定的でしたし、最初から米中政府は互いの妥協点を決めていたと思いますよ。
中国問題というのは問題の核心が「中国によるエスカレーション」にありますよね
今や毎日のように自衛隊はスクランブル発進を強いられ、尖閣周辺をウロウロし、定期的に潜水艦が潜水したまま領海に侵入し、少し前には小笠原諸島の沖合で堂々と漁をしました。
今回、中国側は「ペロシが訪台したから」という口実でエスカレーションを進めましたが、
そもそもエスカレーションをずっと進めてきたのは中国で、ペロシが行こうと行くまいと早晩こういう事はいずれやるわけです。
今回のペロシ訪台という、自分の専売特許だった筈のエスカレーションを米側からもエスカレーション進められた事で見えたのは中国の「攻撃に対する弱さ」と、これまでの中国のエスカレーションの狙いです。
結局あそこまでペロシの身の安全について脅迫しておきながら、ペロシの乗った飛行機に過去の米軍哨戒機の時のように体当たりすらしてこなかった事で見えたのは、
中国のエスカレーションを執拗にジリジリ進めてきた狙いは、戦わずに相手の心が折れる事を期待してるわけです。
戦うと勝つ自信なんか全く無い事が伺えますし、中国側は勝負所は恫喝までという事を自覚してるという事です。ビビらせて相手をヘタれさせる所に全勝負をかけています。
だから非常に意義がありましたし、これは今後、西側から戦争へのエスカレーションを進めていけば
中国は軍事衝突というオプションが使えない(使ったら負けるから)以上、窮地に陥る事を示唆しています。
中間線を無視したり、日本のEEZで堂々とこれから軍事訓練をやるでしょう。
こっちはその度にどんどん台湾との国交回復に向けた交渉を始めて煽りまくっていけばいい。
EEZで更に派手に軍事演習しかする手段が無く、それは中国のリソースを多く消費するものですから西側の勝ちパターンに入れます。
今後のバイデン大統領の手腕に注目です。バイデン自体にはそんな事やる気なんかサラサラないでしょうが、
中間選挙がヤバいとか支持率が低すぎるとかそういう焚き付けで動く特性はあるので期待は全然出来ると思います。
トランプの国境の壁さへ建設続行を言い出すくらいですから
やっぱり055型格好いいな
ソヴレメンヌイ輸入から20年でここまで変わるのか…
20年前なんて
「中国海軍には艦隊防空艦がからっきしだから、F-2の対艦ミサイル飽和攻撃で全滅だ」
なんて言ってたのに、今じゃ055型や山ほどいる052D型、遼寧、山東艦載機に、F-2が狩られかねないヤバイ海軍に進化してしまった
この海軍どこまで膨張するんだろ
12式改良型もしばらく先の現状、中国の空母打撃群相手に通用しそうなのはF-35と潜水艦位しかいないですね…
ユーロファイターとか買わなくて本当に良かったと思うし、F-35だけは民主党政権に感謝してる
ウクライナにしてもだけど具体的な打開策はおろか妥協策さえないのが痛い…
そして台湾に対して米政府は水面下で徴兵制の復活を提言してるとあるけど
人口2300万と関西地方並み、国情から産業の自立化が急務で深刻な労働力不足、22年の国家予算は約8.8兆円
そんな台湾に再び徴兵制ってのもほぼ不可能ではないかな。
かといってアメリカから台湾への大規模支援も望めないしほんと難しい…