米大統領選挙と台湾総統選挙が共に2024年に実施されるため、安全保障分野に精通した元米政府関係者は「18ヶ月以内に中国の台湾侵攻が起こるかもしれない」と主張した。
参考:China could invade Taiwan before the 2024 US presidential election: sources
米下院議長の台湾訪問について「米国と中国の対立を加速させただけだった」と指摘する米メディアも登場している
元インド太平洋軍司令官のデービッドソン大将は昨年「中国の台湾侵攻は2027年までに実行されるかもしれない」と述べたが、トランプ政権時代の安全保障分野に精通した元政府関係者は「18ヶ月以内に中国の台湾侵攻が起こるかもしれない」と明かし注目を集めている。
中国の習近平主席は今年11月の党大会で「3期目となる主席再選(任期5年)」を果たす可能性が高く、米大統領選挙と台湾総統選挙が共に2024年に実施されるため元政府関係者は「再選を果たした習近平主席にとって今後18ヶ月間は台湾侵攻へのチャンスが存在する。バイデン政権はアフガニスタンをタリバンに明渡し、ウクライナに侵攻したロシアにも中途半端な制裁しか加えられなかったため、中国は米国の力が弱まっていると考えているため台湾への侵攻リスクは劇的に高まった」と述べている。
まぁトランプ氏が2024年の大統領選挙に出馬する意向なので、トランプ政権時代の「元政府関係者」が主張する内容をどこまで本気で受け取っていいのか疑問だが、話の筋書き自体は整っているため無視することも出来ない。
因みに米下院議長の台湾訪問について「米国と中国の対立を加速させただけだった」と指摘する米メディアも登場している。
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※アイキャッチ画像の出典:kremlin.ru / CC BY 4.0
どんどん世界が混沌と化していく…。いつどこで何が起きたっておかしくない…。あっちこっちで火種が暴発し始めてるし、もはやどこが味方なのかすら分からなくなりそうだ。
>「米国と中国の対立を加速させただけだった」と指摘する米メディア
対立自体は自明に近いし、いまさら何言ってんだという感もありますが、やり方が中途半端なのは同意ですね。どうせ刺激するなら空母打撃軍2つくらい持ってこなけりゃ、本気で抑止する気はないと考えられても仕方ないのでは。
事前の分析でも中国は動かないと分析してたので、米軍を持ってきてないとも、どこかで解説していた気はしますが。
今回のペロシ氏の訪台は中国抑止ではなくて、米中対立をエスカレートさせましたからね。
バイデン政権は中国と戦争をするつもりは無いですし、
空母打撃群を台湾海峡に派遣したら今回は戦争になる可能性があります。
ペロシ氏を乗せた航空機は南シナ海を避けて飛行したので、
第1列島線内は米軍でも安易に介入できないのかもしれません。
エスカレートさせたという解釈をすると中国側の意図に載ってしまいます。
エスカレートさせたのではなく、外交カード作成に中国側が引っ掛かったというのが西側から見た正解です。
今回のペロシの訪台は、別に中国を軍事威嚇する行為ではないのにも関わらず、
中国は大規模に兵を動員してしまいました。
これによって、今後米高官が訪台する度に同じ事をしてリソースと士気を消耗させてしまう立場に追い込まれました。
だから米高官は毎月台湾行けばいいんです。
勿論中国はしんどいから辞めて欲しいという裏ルートでのコンタクトがあるでしょうから、
その際に辞める条件として「沖縄・台湾の防空識別圏への飛行を辞める、尖閣への領海侵入や日本のEEZでの海洋調査を辞める」
というのを条件で突き出せば一気に「中国人含めて誰も死なずに」平和にもっていけます。
ロシアの対応を見てもわかりますが、独裁国家は口先では勇ましいことを言いますが、
実際に西側が行動を起こせば、直接対抗策をとることは出来ず、
こっちが頻繁に繰り返せば、黙らざるを得ないというのが実態です。
ハイマースの提供は許さないはずだったのに、4台、8台、16台、20台と増えていっても
もはや何も言い出さなくなりましたよね。
ロシアのウクライナ問題と中国の台湾問題はまた別ですけどね。
台湾が独立を公式宣言してアメリカが「一つの中国」政策をやめた時に、直接対抗策を取らないと中共は自壊するので、中共はほぼ間違いなく戦争を始めます。
見方が違うと思いますよ
「台湾が独立を宣言して」じゃなく「中国が統一を決心したとき」に戦争は起きる
中国は台湾封鎖の演習を毎月するだけだと思いますよ。
今回の軍事演習で中国が消耗したという証拠がないですし、演習せずとも中国軍の活動範囲を台湾東部まで拡大するだけで、簡易的な台湾封鎖(訓練)を常時行えます。
一番損をするのは台湾ですね。
バイデン政権はペロシ氏の訪台に否定的でしたし、今後どうなるかは未知数ですな。
米国は台湾有事は「起こるもの」と捉えて行動しているフシは以前よりありました。
規模がどの程度を想定しているかはともかくとしても、
結局は遅かれ早かれの話にシフトしていた感はありましたので、
エスカレートさせた、という表現が適切なのかどうなのか
まぁ、ウクライナの件もありますから聞き流していい話ではありませんね。
ちょうど今ぐらいの雰囲気が、去年の年末ぐらいにあったよなぁ。
まぁ、どうせ起きないよって誰もが思ってる時期。
大いにあると思うよ。
雨の経済状況鑑みれば。
西側がエネルギー不足の最中、中は安い露産がバンバン入るし、
露も大歓迎。雨も産油国だが状況は。。
だいたい雨は、いつも中途半端なんだよ。
ええカッコしいで首突っ込んで、飽きたら撤退。
中東も北も、此度も台に。
そのうちウクも。
ウクライナも台湾も陥落すると西側にダメージが大きいから、簡単には見捨てないと思いますよ
ウクライナはNATOとロシアが地続きになるか、ヨーロッパに北朝鮮のようなならず者分断国家が生まれる
台湾はまず世界屈指の半導体製造国、地理的にも第一列島線の対中ラインも破られ、グアムが前線になり、沖縄も敵勢力下に取り残され孤立無援になる
どちらも西側にとって避けたいシナリオのはずです
パイプライン燃えてますよ
コメント内容と併せ、「雨」「ウク」表記が趣深いですね。
Zを感じると申しますか。
ご満悦なのはペロシ氏だけのような気がする。
習主席、バイデン大統領、蔡総統の3名は冷や汗をかいているのでは。
先日の米中首脳電話会談のお陰か中国はまだ”自制”しているレベルなので、
米中会談が続いているうちは18ヶ月以内に台湾有事は発生しないと思う。
次だれが行くかにかかっていると思いますよ。
次の大物政治家が台湾に誰が訪問するかが分水嶺になります。
理想をいえば、米国以外、とりわけ欧州の政治家が台湾に訪問することになれば、
ことは米中対立に留まらない話になりますから、それ自体が抑止力として機能することになります。
同時に、中国が最も嫌がることでもある。
個人的なペロシの好き嫌いはともかく、予想される「次の展開」がどう起こるかにかかっていることも事実です
一番適任である安倍元総理が今はいないというのが痛恨ですね(実行してくれたかは不明ですが)
ここはジョンソン元首相に期待してみたいところです。
何の権限もありませんが、象徴という意味では有意義です。
正直安倍元総理の出番ではない、もっと言えば日本の政治家の出番ではないと思う
日本は中国を暴発させず適度な距離感を取りながら交易を続けるという、ウクライナとロシアでいうウクライナ側のポジションにいる
ロシア同様いずれ暴発する事は予想できるが、出来るだけ先伸ばしにしなければ日本は最前線になる(韓国が中国とやりあうとは思えない)んだから
欧州やカナダなど、他のG7の元大統領に期待ですが今中国との関係を悪化させるのはイギリス以外には得策ではないでしょうね
安倍氏以外、適任はいなかったと思いますよ。
米国においても、太平洋およびその接続海域防衛の象徴となっているのも安倍氏なので、
日本人が考えているよりも遥かに影響力があったのも安倍氏でした。
米国における政治学の教本(教材)にも、現役の政治家として教材となる数少ない(米国現職大統領ですら稀)人物といえば、どれほどシンボリックなのか推して知るべしです
安倍氏は、クアッドの象徴的人物だったからね。
クアッドの存在そのものが台湾有事に対する抑止力なわけだから、
適任は他にいなかったと思う
チェコの上院議長が訪台した時は非難しただけで終わっています。
中国はアメリカの「一つの中国」政策の方を重視していますね。
ペロシの個人的政治的理由で影響考えてなかったのでしょうね
アメリカNo3が台湾の訪問とか、理由に関係なく中国は引けなくなってしまう
ギリギリの軍事的な強い反応しないと、習近平の国内政治的基盤に大ダメージになるのは予想されてた
からこそアメリカ政府も、中国は言葉で済む範囲の関係者しか台湾に派遣してなかった
ペロシがあそこまで致命的な外交無知だとは、ぜんぜん分からなかったです
最も可能性が高いのは、現在の海上包囲からのそのまま実戦だろうな。
台湾の隣国は政治的混乱の最中にあるし(向いている方向が違うだけで国防的にスルーするべきではない)
海上封鎖に実効性出すために、適当な理由つけて臨検するだけで
台湾には大ダメージになるでしょう、半年もされたら台湾は持たないし
アメリカの本心がどこにあるのかが分からんからそこにも警戒は必要
対立解消の名目に極東戦力撤退とかになったら元も子もない
中国では”2035年に台湾に行こう”という歌が(ゴリ押しで)流行ってるし、
台湾海峡を横断する道路と高速鉄道の計画も勝手に推進してるから、内政、世論の面での準備事態は着々と進んでいるんだよね。
だからもう何が起こっても驚かない。ウクライナ侵攻の前例もあるし。
中国が本当にコトを起こすかどうかは習近平が賢いかどうかでしょうね
中国はこれから経済が長期低迷していきます。一方でここ十年でアホみたいに建艦してますので、十年後には
一気に艦艇のメンテナンスが出来ずに今の規模の海軍は維持できなくなると見込まれます。
つまり、中国は今が米軍との戦力差が縮まっている軍事力のピークなんですよね。
このパターンはワシントン軍縮条約が切れて建艦競争が始まった後の日本の立場と同じです。
当時も、このままで行けばアメリカに艦艇数で圧倒されるという分析は出ており、アメリカと戦力差が小さいのは今しかないという分析でした。
それで事前演習で負けるという結果が出てるにも関わらず開戦に踏み切ったアホが東條英機です。
そもそも工業力で負けてる日本にとっては有難いワシントン条約破棄をしたのが岡田啓介という日本の無能総理ですが。
習近平はこのアホよりは頭良い事を期待します。
言うて東條は就任時は既に開戦不可避だったしまぁ…
>それで事前演習で負けるという結果が出てるにも関わらず開戦に踏み切ったアホが東條英機です。
しゃあないやん、ここで日和ったら国民から突き上げられて政権が転覆しかねない、という段階だったんですから。非難すべきは開戦を決定したこと自体じゃなくて、政府や陸海軍幹部が開戦を回避するためのサンドバック役をやらなかったことだと思ってますし、どこまで行ってもマスコミと国民が馬鹿だったというだけの話ではないかと。
個人的には台湾侵攻にはまだまだ準備が足りない、と思ってしまいます。
政治スケジュールとして予想できるのは理解できますが、軍事的合理性からすると台湾を降伏や傀儡樹立に持っていくのはまだ無理でしょう。
第一に上陸を伴う正攻法での制圧を目指すならば、それに必要な揚陸艦・輸送艦の数や上陸に向けた訓練がまだまだ足りないですよね。いくら海峡の空海路を確保できても、台湾国内の制圧には本当にノルマンディーと同等以上のレベルでの上陸作戦とロジが必要でしょう。
第二に上陸を伴わない海上封鎖やハイブリッド戦を駆使した制圧を目指すにしても、台湾だけでなく中国自身が海から切り離された状態を耐えなくてはならない点です。今の黒海のように周辺海域が戦闘地域として航行が著しく制限されれば、経済制裁も相まって内地からの輸送力だけで支えきれず国民や経済は相当な負担を強いられるでしょう。文字通り台湾と飢えの我慢比べをするような策です。
これに加えて米軍の本格参戦という悪夢もあるわけで、いずれにせよPLAは短期で決着させなければならず、現在~2年程度ではそれを達成する能力はないと思います。
ただそうした能力を今後は着実に伸ばしてくるでしょうし、我々も時間があるからと言って特にゲームチェンジャーとなりうる策も持ち合わせてない点が難しいところです。
訪問により、米国は危険を押してでも台湾を守るというメッセージを中台に示せたのは良かったですね
シーレーンや列島線を中国の海洋進出から守りたい日本にとっても心強いものでした
ただ、バイデン大統領はペロシ下院議長の訪台について聞かれて「国防省は反対しているが……」としどろもどろな回答
ペンタゴンが反対という事はかなり際どいアプローチだったんだと思います
大統領が有力政治家の突発的な行動を止められない状況も結構危険な気がしますね
米国というか”ペロシ氏”が示しましたね。
バイデン政権は終始「ペロシ氏個人の判断」という説明ですね。
三権分立がしっかりしているのか、バイデン大統領の影響力が低いのか…。
これがあってのペロシ台湾訪問なのですね。
ウクライナ侵攻直後くらいに「2022年秋にも中国が台湾進攻」というニュースを見た記憶があります。理由は「中国の経済成長が頭打ちで焦っている」とか書いてあったような。「ロシアの戦いっぷりを見て諦めた」とも。
コメント後に全文を読んだらタイトルから受けた印象と全然違っていました。
日本は対地ミサイルを開発中だし台湾もハリネズミ戦略ができるほどの弾は無い。アメリカの対地ミサイルはすべて開発中で、300㎞程度の戦略爆撃にまったく使えないATACMSしかない。
近いうちに戦争があるというのも納得できるだろう。
流石に後一年半は早すぎない?空母機動部隊だってようやく山東が本格稼働し始めて2艦隊何とか組める様になったって感じだし強襲揚陸艦なんかは一·二番艦が演習始めたばっかりで練度錬成にまだまだ時間掛かるでしょ。003型空母二番艦と075型強襲揚陸艦八番艦の練成終る位じゃ無いと。(2030年代前半位かな)
>中国は米国の力が弱まっていると考えているため台湾への侵攻リスクは劇的に高まった
中国には特に米国の抑止力は及んでいなかったと思いますよ。
台湾関係法は米へ派兵義務を課していないし、通常の同盟国のような在外米軍の駐留やまともな共同訓練、軍事協定などは米台間にはないし、国交すらなく、そもそも核武装国同士である米中が正規戦を行うはずもないですよね。
中国からすれば、米の戦略的曖昧さなど存在せず、台湾へコミットしないことは確実視していたはずです。
やろうと思えばいつでも侵攻できたでしょう。
ただ経済的に割に合わない(おそらくこれからも)というだけだと思います。
上陸どころか海上封鎖もできるとは思えないんだけど
今回の演習だってあんなとこで海上封鎖なんてできるわけない みんな沈没することになる
結局台湾が戦う準備してればいいだけだと思う
欧米が開発した兵器より中国が開発した兵器のほうが優れてることなんてないよ
重要なのは食料と燃料の備蓄かな
米国の内部事情によるところがあるのでは。
米国指導者層の間では、”いずれ中共と雌雄を決する” と言うのは共通認識と思います。
今年の11月に中間選挙が予定されていますが、現状、民主党は劣勢と思います。
民主党が負ければ、ペロシ氏の権力は、本人の当落を含めて過去のものとなるのでは。
なので、ペロシ氏は自らの生存(政治的、法的、他)を目指して行動したのでは。
”台湾を見捨てない” とするメッセージを送るのは大事なことなのですが。
今回の中共の対応で、”いずれ中共と雌雄を決する” 時期は決まったかもしれません。
貿易を続けなければ生きていけない中共側に、勝ち目は無いと思います。
元、関係者なら、そんな感じかなぐらいに聞くべきだな、これは・・・。
これが、現役の人ならかなり危機的状況で大問題な事態に突入したんだなと思うが。
>因みに米下院議長の台湾訪問について「米国と中国の対立を加速させただけだった」と指摘する米メディアも登場している。
いずれ始まる戦争が一年早いか遅いかの違いだと思うな。
もう中国と言う風船は、かなり大きくなってると思うので・・・・。
珍しく日本の防衛省(政府?)が、開発の完了していない12式SSM改やASM-3改を実戦配備しようとしている事からも、近々中国が動くという確度の高い分析が、米政府内に有るという事でしょうね。
またSNSを使った世論の撹乱工作も激化して来ている(例えば、ヤフコメの政府施策に批判的なコメントに対する肯定的な評価数と、世論調査の結果の乖離の拡大している)様に見えることからも、台湾併合のロードマップの存在と、その最終ステップが近づいていることが窺えます。
中国はロシア支援に国力割きそうだからロシアとウクライナの戦争が膠着か決着するまでは、動かさないと思う。
中国にとってもアメリカの兵器の情報手にいれるチャンスだし2035年に台湾にいこうの歌どおりに中国が拡張している軍が台湾占領圧勝出来る軍備整うまでは無理に戦争しないじゃないかな。ロシアのウクライナ占領地域を中国が経済的に手にいれるチャンスがあと一年後以上にきそうですしね。
ウクライナもロシアも疲弊して弾薬がどちらも足りなくなっているみたいですからウクライナ戦争はあと一年で休戦か停戦かどちらかの敗北か膠着状態になりそう。ロシアもベラルーシの弾薬全て提供してもらったみたいだからあとはウクライナの冬がどちらにほほえむかですしね。