EUによる総額500億ユーロのウクライナ支援はハンガリーの拒否権発動に直面して不発に終わったが、加盟国27ヶ国の全会一致が必要ない「Bプラン」による200億ユーロの融資が検討されており、非軍事分野におけるウクライナの資金不足は解決する可能性が高い。
参考:EU readies €20bn plan B to fund Ukraine
非軍事分野におけるウクライナの資金不足は解決する可能性が高い
EUによる総額500億ユーロ(4年間で補助金170億ユーロ+融資330億ユーロ)のウクライナ支援はハンガリーの拒否権発動に直面して不発に終わり、来年の2月1日に特別首脳会議を開催して再度協議が行われる見込みだが、ハンガリーの説得に失敗した場合のBプランが明らかになった。
EUの関係者は「2月1日の特別首脳会議でオルバン首相が500億ユーロの支援を支持するのが最も現実的な方法」と前置きした上で「市場から資金を調達するBプランを検討している」と明かし、これはCOVID-19のパンデミック下で安価な1,000億ユーロを融資を加盟国に提供した方法に似ており、500億ユーロのウクライナ支援と最も異なるのは「実施に加盟国27ヶ国の全会一致が必要ない」という点だ。
このBプランに必要なのはドイツやオランダといった信用格付けの高い国による債務保証で、EUは最大200億ユーロの資金を市場から調達してウクライナに提供することを想定しているらしく、英国のFinancial Times紙は「これが実現すればウクライナは財政赤字を維持でき、紙幣を刷ることによるインフレのリスクを回避できるようになる」と說明しているが、同時に「当初支援と比較した場合のデメリットは資金供給が融資に限定され補助金が含まれていない点だ」と指摘している。
但し、EUの関係者は「加盟国とウクライナの二ヶ国間で補助金を提供する可能性がある」と言及しており、Bプランの正体はEUの通常予算から予定していたウクライナ支援を「市場からの融資」と「二ヶ国間での補助金」に置き換えて「ハンガリーの拒否権発動を回避する」というものらしい。
どちらにしてもEUによる経済支援は「ウクライナの2024年度会計に間に合う」と言われており、非軍事分野の資金不足は解決する可能性が高い。
関連記事:ハンガリー首相、拒否権発動で500億ユーロのウクライナ支援を阻止
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※アイキャッチ画像の出典:European Union
日本も積極的にウクライナ情勢に姦よするべき。パトリオットシステムの直接供与など、
出来ることはある。少なくとも、北海道や日本海で積極的に軍事訓練・演習を行うなど、「関特演」みたいなことをやって、
圧力をかけてみるのもアリだとおもっている。
お金や兵器供与だけではない手段も検討してほしい。
お言葉ですが、そういった考えは、相手を刺激するだけであり、この状況下では国益にもかなわないでしょう。
ロシアは敵性国である事と同時に、資源が豊富であり、利益をもたらす相手でもあります。単純に敵か味方かで物事を考えて良いほど、世の中は単純ではありません。
幸いに、海に囲まれた日本は、ロシアにとっては攻め辛い相手でもあるのです。
今後の事を考えれば、深く関与しないことが国益だと感じます。
刺激するべきだろ
刺激して相手の負担を増やして弱らせた方が
はるかに国益に繋がるよ
あなたの言っている刺激しない策は
むしろ
逆 効 果
なんですよ
そもそもハンガリーがロシアに傾倒してるのは資源で首根っこ掴まれてるからですからねぇ
ロシアとの経済交流は経済侵略でしかないでしょ、仲深めてもその内在日ロシア軍基地作らせろとか反ロシアデモ銃撃して徹底的に弾圧しろって圧力掛けられるだけでは?
信用も信頼も出来ない隣人なんて危なすぎて距離はとっても近づきたくはない
>ロシアとの経済交流は経済侵略でしかないでしょ
インドはロシアと上手く付き合っています。ただまあ、これはインドが人口大国であるのと距離の壁もあるので、ハンガリーや日本の条件とは一緒に出来ませんね。
参考になるのは、露土戦争を9度も戦いながらもロシアとのバランス外交を続けるトルコや、ナゴルノ・カラバフ戦争でアゼルバイジャンに負けることになり、ロシアに不満を述べつつもウクライナ戦争特需をもぎ取ってもいるアルメニアなどかと。
「シベリアの力2」が通る予定のモンゴルなども、ロシアへの信頼などは皆無でしょうが、陸続きの隣国である以上、そこには真剣な国防と貿易の駆け引きがあります。アフガンなどもソ連時代の恨みは忘れるはずもありませんが、今は割り切って中露に接近しています。
「信用も信頼も出来ない隣人なんて危なすぎて距離はとっても近づきたくはない」というのが人情というのも分かりますが、【近づいて腹を探り合う】ことをしなければ外交や貿易は成り立ちません。ビジネスライクと思い、割り切って向き合う覚悟が問われるかと。
また、少子高齢化が進み一人あたりGDPも下がり始めた今の日本には、貿易相手を選り好みしていられるほどの余裕もなく、「嫌だ嫌いだやりたくない」と駄々こねても貿易利益は転がり込んではこないので。例え嫌いな相手であっても、石油はガスは必要だ、と。相手が圧力をかけてくるなら、それを回避する手段もまた外交です。
利益や資源が豊富でも
敵性である限り
その利益は国を蝕む毒になるんですよ
逆らえなくなりますよ
利益こそがー!って言っていた連中の言葉に従った結果
日本はどうなりましたか?
利益があるかどうかで事を進めて良い程単純では無いんですよ
操られるだけの国になってしまいますよ
ドイツの様に
敵か味方かというより
明らかな敵の場合は確実に倒さないと国益を損ないます
国益をどころか国そのものを失います
どうされたのですか?
随分と余裕がなさそうです。
確かに、日本は操られるだけの国で間違いないですね?
アメリカに。
全くです。
如何に米国の経済力が強大で我が帝国が貿易と石油を依存しているとしても、暴戻支那を支援する不倶戴天の敵である以上七生報国して必ずやこれを打ち倒し、大東亜共栄圏を打ち立てる外に道はありません。さもなくば我が国は亡国となり、アングロサクソンの世界支配を阻む物は居なくなるでしょう。
日本は、ロシアの隣国ですからね。
G7他国のように、核保有国・離れた国ではありません。
ドイツ・フランス・イタリアなど、ロシアから離れているEU・NATOのヨーロッパが主体となって(非アメリカ)、バルト海で合同演習を勝手にやればいいわけです。
そうなりますよね。
ただ、この戦争で削られているのは、本当は誰なのか?
個人的には、この戦争から距離を置いている権威主義国家やグローバルサウスが、相対的に力を付けて、それが西側に対する反発の原動力になることは、構造的にも容易に想像できます。彼らは、歴史的にもやりすぎています。
それだけに、隣国でもある日本は、実を取るべきだと思っています。
まさに、仰る通りです。
日本の資産も、買われてまくっていて、日本人が下請けに転落しつつあるんですよね…。
ニセコも有名なのですが。
中国人観光客の話は、有名な一例かと。
中国の旅行サイト(旅行代理店)・中国資本の飛行機・中国資本の日本旅館やホテル・中国資本の家電量販店・在日中国人がアテンド・銀聯カードやアリペイで決済・消費税は免税(外国人旅行客)など、日本にお金が落ちにくくなっています。
概ね同意だけど、一つだけ言わせてほしい
グローバルサウスは別に力をつけてはいないから
単に、どんな小さな国でも国連では同じ一票をもってるってだけ
その票の力なだけで、国連での決議などが関係ない場面ではグローバルサウスの力はほとんど発揮されてない
一応、相対的にと書いています。
あと、グローバルサウスの中にも色々とあると思いますので、その件だけ書いておきます。
情弱かよ
グローバルサウスが国連の投票だけに頼ってる訳無いだろ
色んな所で暗躍してるぞ
例えばどこで暗躍してるんですか?
具体例出して説明したら?
私も同じ方向の考えです。
日本の本当の敵は中国共産党です。(中国人の個人を否定しているのではありません)
その場合、意外にロシアがポイントになるのです。中国共産党に対するためには、日本は後方のロシアを味方につければ安心ですが、最低限、ロシアの中立が必要です。ロシアが中国に接近するのが、日本にとっては実は最悪なんです。
核戦争の恐れにおいて、ロシア+中国の核になれば、アメリカは同盟があっても絶対に手を出しません。
ウクライナとロシアは同じような体質の国ですが、地政学的に日本にとってウクライナは重要ではありません。(ウクライナ人の個人を否定しているのではありません)
隅田川花火大会のために花火屋さんが1年間花火を作り貯めるように、総火演の為に必死で期限切れ近い弾薬を集めていると聞いたことがあるのですが、そんな景気の良い実弾演習ができるような予算が自衛隊にあるのでしょうか。
ハンガリーはEUの中で、ハブられるのかな。
「EUの中で、ハブられる」といった大奥的な発想では、戦乱の時代は生き抜けないでしょう。先に滅びるのは、ハブって自己満足に浸るしか能がないほうです。そもそも、機能不全を起こしているEUという機構が極右の台頭下では長持ち(10年以上を指します)しません。
魔女狩りの理屈ではハンガリーの次にポーランドを排除し、次にルーマニアと延々続きます。極右が台頭した国を全て省くならイタリアやオランダもやがて弾かれ、フランスやドイツも欠けていきます。
「生き馬の目を抜く」とは時に出し抜いて先手を打つ決断力や実行力が不可欠です。隣と歩調を合わせてさえいれば終身雇用が約束された時代が終わった、日本のように。
バスに乗り遅れるなで枢軸に加盟した大日本帝国という国をご存知ないようで。
かつてのハンガリーも枢軸に加盟して酷いことになりましたな
>バスに乗り遅れるなで枢軸に加盟した大日本帝国という国をご存知ないようで
存じてはおります。満州に一方的に侵攻して国際連盟を離脱し、英米の報じる国際秩序を乱した制裁対象国家ですね。
>かつてのハンガリーも枢軸に加盟して酷いことになりましたな
はい、ドイツ帝国を中心とする枢軸に加盟して酷いことになったからこそ、ドイツ連邦共和国を中心とするEUへの猜疑心が強いのでしょう。EUに加盟し続けて酷いことになることを恐れる故に。
かつてファシズムに傾倒した国家のように
ハンガリーもポピュリズムや権威主義に傾倒してるんだよね
ハンガリーが独裁色を強めた権威主義化してる事をご存知ない?
勝利するのが権威主義側だと言うのならあなたには何も言う事はないな
>勝利するのが権威主義側だと言うのならあなたには何も言う事はないな
権威主義を、「権威をたてにとって思考・行動したり、権威に対して盲目的に服従したりする個人や社会組織の態度を指す」と定義するなら、2024年以降の国際競争(戦争を含む)において、権威主義は敗れると考えています。
“民主主義”や“人権”という権威をたてにとって思考・行動し、異なる価値観を持つ中東やインドなどの国々へ自分達の伝統的な権威に盲目的に服従することを求める者達が敗れ去ることになると。イスラエルもユダヤ的権威主義だと考えています。
ロシアのプーチン、ベラルーシのルカシェンコ、トルコのエルドアン、ハンガリーのオルバン。彼らは独裁的性質を強く持つ僭主であり、彼らの率いる政権は戦争を躊躇わない“力の原理”に偏った行動を取る【権力主義】と思っています。彼らは実力主義であり、形骸化した権威(国連やEUなど)よりも実行力を重んじる、権威主義の一種の対義語として。
この【権力主義】は、最高権力者の能力が今の国力に反映されやすい性質を持ち、“優れた独裁者に率いられる権力主義国家”は非常に脅威であり、トランプとバイデンの内ゲバに象徴される腐敗した民主主義体制のままでは負けることになると考えています。そうした危惧が地盤にあるからこそ、極右はさらに伸びていくのだと。
よって、私の考えでは「独裁色を強めた権威主義化」はありません。独裁色を強めることは権威主義を弱め、権力主義を強化するものと取るためです。なので、御身とは意見が噛み合わず、何も言うことがない状況となることもあるでしょう。
なお、今の中国については、共産党という古いイデオロギーに拠る部分が強いため、“権威主義”の国家かと。ただし、一国二制度に代表されるように、【権力主義】の側面も併せ持っている。
前提がまず違うね
腐敗した民主主義というが、民主主義の欠点と言われる衆愚政治を持ち込んだのがトランプなどのポピュリズム、権威主義の連中だから
権力主義とは何を言っているか理解不能なんだが
ルサンチマン的な視点かね?
横からですが失礼します。語の混乱がありましたので議論とは別に、政治論で語られる民主主義で整理しようかと。
まず前提として21世紀一部北朝鮮などを除いてほとんどの国で選挙を行っており、そういう意味で民主主義の形式を取っております。ロシアもアメリカも民主主義です。
そのなかで民主主義の失敗の類型として幾つかの形式があり、一つは権力を握った党などが権力を集中させたり対立者を抑圧したりする、いわゆる権威主義化です。
もう一つ、主権者の政治的知識の欠如から資質のない代表を選出する衆愚政治化です。
この類型でロシアなどは権威主義ですが、対立語として民主主義と一概に言うことは困難です。特にこんなんなじだいにおいて西側もレッドパージなどどの国も対立軸に対して抑圧政策で権威主義化が進んだ事例もあります。
此方が本題ですが、民主主義の失敗を引き起こす大きな原因として、権威主義化も衆愚政治化も両方を引き起こすのが報道への介入などの情報統制です。
欧米もプロパガンダを大々的に行っていることが衆知化しているなか、磐石な民主主義体制といえないのが問題です。権威主義化した民主主義対不安定化した民主主義という構図で、民主主義の団結と謳った欧米が権威主義化で揺らいでる現状があります。
これはトランプを持ち出すまでもなく、トランプを産み出すアメリカにしたのはプロパガンダと情報統制の暴露が相次ぎ、その嫌悪感から陰謀論、ディープステートが騒がれたからです。
横からなんですが、まともに議論したいなら「ああああ」でもいいから識別子を付けてください。
正直こんな馬鹿馬鹿しい言葉遊びにこんなツリー伸ばして名乗りをあげるほど価値があると思えませんね
民主主義だ権威主義だと本当にどうでもいい
これまでもこれからも陣営まとめて国力の大きい方が勝つだけだろうに
>勝利するのが権威主義側だと言うのならあなたには何も言う事はないな
>民主主義だ権威主義だと本当にどうでもいい
同じ方の発言ですかね?
名前がないので判別がつかず。
議論する気がなさそうなところですが指摘を。
>これまでもこれからも陣営まとめて国力の大きい方が勝つだけだろうに
これは明確に違います。
国際関係において陣営は常に流動的です。陣営を大きくするために各陣営は他国と関係、干渉して陣営に引き込みます。
分かりやすい例で、第二次世界大戦、連合国にソ連とアメリカが加入したのが対枢軸の勝利に繋がりましたが、どちらも議論と実動として枢軸に近づく可能性もありました。
ウクライナも同じで揺れ動いた結果、親欧派になってます。
トランプ政権化した場合を憂うのはまさにこの懸念があるからでしょう。
権威主義というより
暴力主義だぞあいつら
暴力主義が勝ったら駄目だろ
日本も危うくなるぞ
>暴力主義が勝ったら駄目だろ
世界大戦の戦勝国は全て、暴力で勝った結果の地位です。暴力で負けることが駄目なのであり、勝てば正義とされるのが国際連合を作った国々のあり方です。
日本の特殊な憲法で育った方々の中に、貴方のような思想が出るのも無理からぬことだとは思いますが。
じゃあ、「レス不要」さんとでも付けといてくださいよ。
まともに議論する気も無いのに迷惑千万。
匿名性を卑怯にいいように使って自分のルサンチマンを陳列する場所じゃない。
「今のEUはソ連が歩んできた負の歴史の喜劇的な模倣者となっている
「かつてソ連は「自由」な「国家共同体」を謳いながら、実際のところその方針のほとんど全ては、加盟国の一部に過ぎない者達によって頭越しに決定され、
多くの加盟国はそれを「受け入れる」か「破滅」かの二択を常に強いられていた。
EUがソ連に比べて優れている点は、頭越しに決定された方針を受け入れない自由がある事だ。
ブリュッセルから口笛の音が聞こえても、我々には無視する自由がある。故に、彼らの模倣は喜劇の枠で収まる。
ブリュッセルにいる者たちが、自らの強みを自覚していることを望む」
これはそのハンガリーのオルバン首相がEUを批判した時の演説の一部ですが
ソ連とEUという二つの多国家共同体を知る人物ならではの重みを感じる言葉だと思います。
我々には、自らの支持する思想を守り、敵対する思想を攻撃するため、専制・全体主義を否定しているはずがいつの間にか全体主義によっていってしまう歴史的傾向が存在します。
ハンガリーのような異質な存在への対応に、EUの民主主義の真価が問われているのかもしれません
下世話な話になりますが。
日本国外務省のHPでは、ハンガリーのエネルギー事情は、2022年について。
”エネルギーの輸入依存率は約54%(石油は86.9%、天然ガスは67.2%)と高く、
輸入量のうち、石油の 40.9%、天然ガスの95%をロシア産が占めている(2022年)。
エネルギー別発電割合は、原子力が44.6%、 天然ガスが25.2%となっている(2022年)。”
と記述があります。
ここで、原発ですが、ハンガリーの原発は全て旧ソ連製で、燃料もロシア製とのこと。
言い換えると、電力の約60%がロシア依存となります。
天然ガスはほぼ100%、石油は40%依存となります。これでは逆らえないでしょうね。
なんらかの変化(?)が必要でしょうか。
ちなみにEUは、2025年初頭には、非ロシア産天然ガスに切替完了予定としています。
予定の中にハンガリーが入っていると思いたいところですが。どうなのでしょう。
ハンガリーは石炭火力を復活させないと乗り切れないような気がします。
ここで、ハンガリーが努力を見せないようだと、問題になるでしょうか。
また聞きですみませんが。
スイスはドイツ経由の天然ガスに切り替えたと聞いています。
想像ですが、ドイツからパイプを伸ばしたのでは。
オーストリアも、ロシア産からの脱却を図っているとの記事も読んだことがあります。
パイプがスイスへ行ったならば、オーストリアは途中でしょう。
残るはハンガリーですね。オルバン首相はどうするつもりでしょう。
現在、ロシアからのガスの通行料でブルガリアと揉めているそうですし。
その件でブルガリアを脅しているそうですし。(シェンゲン協定の件とか)
ロシアからの石油パイプラインは、ウクライナを横断しているでしょうし。
ヨーロッパですが、ロシア産のLNG依存は悪化しているんですよね。
ベルギー・スペイン・オランダが主な輸入ルートで、EUはロシア産LNGを輸入規制の対象外にしており、戦争開始2021年2月から見れば増えています。
ハンガリーが、ロシア産パイプライン経由の天然ガスで言われていますが、こういった事情もあります(EUの建前と現実です)。
LNGは、LNG受入基地の気化装置・備蓄のために、数年単位の時間も必要なんですよね…。
(2023年11月14日 ロシア産LNGを輸入し続けるEU~天然ガスの脱ロシア化までの道のりは遠い 土田 陽介 三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
> ヨーロッパですが、ロシア産のLNG依存は悪化しているんですよね
その土田氏のレポートの中で、パイプライン経由の分を含めた全体ではEUのロシア産天然ガスの輸入量は今年第3四半期までの時点で前年比60%減となってますので補足しときます
仰る通りです。
ロシアに対する、経済制裁の本当に難しい点ですよね…
大元を辿れば、中国製品・インド製品、サウジアラビア産などの軽油やナフサなど、ロンダリングしたものになっているでしょうし。
ヨーロッパに、インフレが直撃して、制裁が効果を発揮していない形になっていますよね…。
スイスとオーストリアについて説明をありがとうございます。
EUでは、近日、ロシア産石油および石油製品の輸入禁止を敷く様ですね。
スイスの問題はそれで片付くのでしょうか。
天然ガスは、パイプライン経由は劇的に減少したそうですね。
残るは液化天然ガス(LNG)になるのでしょうか。
ロシアはその方向を頑張っている様ですね。
これは船輸送ですから、別にロシアでなくても良いのでしょう。
中東産でも、米国産でも。そんなふうに思います。
荷下ろし場所はオランダかドイツでしょうから。
ドイツはLNG輸入の基地を建設しているとも聞きます。
EUのトップや官僚たちは、選挙で選ばれているわけではありません。だから、EUが各国を指導したり引っ張る仕組みは、実は民主主義の面からは逆行になっています。
また、今回のBプランは借款のようですね。そうなると、そのお金でウクライナに不用な兵器を売ったり、自国の兵器産業が潤う各国はプラスになります。
しかし、日本は、その借金の補填をする役割になるとマイナスのみです。また、ウクライナが勝っても負けても、現在支援されている中の莫大な借金は残ります。
仰る通りです。
ウクライナは、多重債務になっていまして、債務整理の際に大きな問題が生じます。
200億ドルの旧債務(国債)をペンディングしたまま、ニューマネーを注入しているんですよね。
本来であれば、旧債務を債権放棄・債務整理した後に、資金を注入て再建します。
日本は、もの凄い不利な条件を受け入れているんですよね…。
ウクライナ国債の新発債を買われる方も、債権者平等の原則によるリスクを、買った瞬間から負う事になるんですよね(応援での喜捨として、理解されているのであれば問題ないのですが…。)。
>ウクライナ国債を保有する海外債権者は今週、約200億ドルの国債について、2年間の支払い凍結で合意。
(2022年8月13日 ウクライナ「デフォルト状態」、S&Pとフィッチが格下げ ロイター)
Bプラン・2国間支援のデメリットは、各国の政治的な負担が極めて大きい点です。
個別に債務保証するのであれば、ドイツ・オランダなどの議会を通過する事が不可欠でしょう。
日本を見ていると麻痺しますが、ウクライナへの喜捨は2兆円近くに増えており、ほとんど議会で議論せずに拡大していくのは異常な訳です…。
ヨーロッパは政権交代が相次いでいる中で、本当に可能であるのか注目したいと思います(オランダは右派政党が躍進しています)。
まず外交は政府の専任事項
支援などに限れば議会で予算審議を経て可決されるので議論はされてるな
異論があれば提議すればいいだけ
G7会議ではG7+六カ国で共同声明が出ており、ウクライナとの個別協定を結ぶ事でNATO加盟までの支援継続が約束されてる
その他に、侵攻直前にはウクライナとイギリスポーランドで小協商が結ばれており支援し続けるのは決定事項だね
>外交は政府の専任事項
今の日本は、沖縄を除けばほぼそう言い切って構わないと思います。(普天間基地などを巡っては、沖縄知事が政府の外交方針に逆らって行動を起こすこともある)
ただ、欧州の国々はその限りではないかと。マドリードとバルセローナ、パリとマルセイユ、ベルリンとミュンヘン、ローマとミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ナポリ、シチリア。そして、分離独立戦争に至ったキエフとドネツク・ルガンスク。
歴史的に見ても、時の政府の外交方針に反して大都市や地方自治州ごとに別個に動くことの多い、割拠志向の強い土地柄でした。ポーランドのように隣国らに分割される例もあり、流通業者や農民が独自に国境を封鎖することもあります。中央政府以外の動向にも、注視していく必要はあると思います。
それらの問題とドンパスを一緒にするのはまったくの見当違いだな
ドンパス問題では独立派のトップがギルキンに代表されるようにロシア人がトップとして送り込まれたロシアによる明確な不安定化工作だよ
手順や手続き、ルール約束を遵守する国とは違う
まあそのルールを悪用されて機能不全になっている面はあるが
>それらの問題とドンパスを一緒にするのはまったくの見当違いだな
どの国境紛争も都市対立も、内の問題と外の問題の両方が必ずあります。私の論点は、「一緒に論じることが見当違いかどうか」ではなく、キエフの外交の方針だけで、ドンバスの政治状況は決まらず、周辺諸国との関係も注意深く見ていくべき、というものです。
そして、はい、隣国の相互干渉もまた絶対に起きるものです。通商関係、難民問題一つあるだけで、否が応でも。また、既存のルールに明記のない問題など常に発生していき、その都度対応を行い制度の改革を怠らないようにしなければ、おっしゃる通り機能不全に陥ります。
それならまずマイダンがヌーランドらの仕掛けた明確な不安定化工作なんだが
一般的にはそうですね。
ただ、日本だけを見ても、沖縄のように県レベルで問題になるケースもあるわけです。
ヨーロッパで見ても、国内世論に一定の配慮するのは、重要でしょうね。
アメリカ議会でもそうですが、金額の多寡・内容の妥当性を検証する事は重要です。
政治的な体力を、無用に削る必要もないでしょう。
ここまでの問題点を見ていきますと、決定事項が、必ずしも実行されるかどうかは不透明という意味で、混迷しているのも事実ではないかと思われます。そこが難しい所なのではないかと感じます。
>「市場から資金を調達するBプランを検討している」
今のEUは、検討から実行に移すまでに数ヶ月かかることがざらにあるのが懸念点。
>「EUは最大200億ユーロの資金を市場から調達してウクライナに提供することを想定」
景気後退が始まっているユーロ圏の銀行や市場が、果たして融資する余力があるのか。余力があるとしてもそれを自国の民を後回しにしてウクライナのために使ってくれるのか。
結局のところ「やってます感」を出すだけの建前のように感じる。無論、欧州委員会などには本気で取り組んでいる議員もいるのだろうが、欧州議会選挙を6月に控え、各国の自国優先派を抑えるほどの政治力を発揮できるとも思えない。
「非軍事分野の資金不足は解決する可能性」はあるのだろうが、「ウクライナの2024年度会計に間に合わせる」ために骨を折ってはくれないだろう。金は出したんだから、多少遅れても多めに見ろと、結局遅れるような気がしてならない。
EUの責任であるような物言いだがそれは違うでしょ
EUの責任に決まってんだろ
そもそもEUが対露リスクをまともに考えてノルドストリームや軍事予算の削減をやってなけりゃこんなことになってない
断言するがヨーロッパ情勢の不安定さはEUにまともな統治能力がなかったからだ
なんでEUの責任になるんだ?
ロシアを敵視しているのは米英であって、フランスやドイツは特段敵視なんてしていない。
ウクライナ戦争になった原因は、米英とウクライナの外交にあるんだから、
EUは濡れ衣着せられてるだけでしょ。
それに、ウクライナ戦争がEUの責任と言うなら、
台湾有事が起きた場合、中国と貿易し続けた日本の責任と言うのですか?
ウクライナをEU加盟候補国としたのはEUであり、無責任とは言えません。より深い関係を結ぶことを許可したのはEUという機構側で、この12月にも加盟へ向けた手続きを開始するとハンガリーの首相を退席させた上で決めました。
ただ当然、ウクライナの国難そのものは、ウクライナの責任です。EUの支援ありきで戦争計画を組んだのは、彼らですので。EUにあるのは、「支援すると言って煽った側」の責任です。
ウクライナではなく全面的にロシアの責任ね
なるほど、貴方はウクライナの政治・軍事・経済・司法・外交など、国権および国政において全面的にロシアが責任を負う立場である、という意見なのですね。
ウクライナには自分の責任で為せる政治的行動は一切認められておらず、全責任はロシアに帰属するものであると。まあ、4州同様に全土がロシアに併合されてしまった場合は、そうなるのでしょうが。
そりゃあ、兵を引き揚げないかぎりは、全面的にロシアの責任でしょうね。文句があるならウクライナ国内から兵を引き揚げてから主張すればいい。
そんな「バカって言った方がバカなんだい」みたいな
小学生の駄々じゃないんだからもう少しマシな言い返し考えた方がいいと思いますよ
理性的に対話しようとしてきている相手に失礼でしょう、それは
しかし、それが本質では?
現に他国に侵攻自国領土を拡大し既成事実化しようとしている段階で、侵略側の主張と被侵略側の主張を天秤にかけられるわけがないでしょう。
上記されてる保証国、オランダは右派政権となることとドイツが財政危機に陥ってるのが懸念ポイントかと。
憲法裁判所が債務過剰を認めないことから起きましたが、先日政府がまとめた修正予算・財政案でも農民への補助削減に各地で反対デモが起きてます。
格付けが高い債務保証なのは確かなので両国が承認すればすんなり通る可能性もありますが、両国内部から反対される可能性はあるかと。
ドイツも右派政権ありうる
仰る通りです。
EU官僚が、選挙なし・世論を無視できる仕組みのため、民主主義ではない・ガバナンスの欠如、こういった批判は多いですね。
ガバナンスの欠如ではないな
衆愚政治化しないよう議院内閣制のような仕組みがあり
EUの議会制度も同じような代表制
過剰に反支援派を重視しているようだが、ウクライナ支援すべきと考えている人達も多数いる事を忘れていないかな?
それでガバナンスの欠如というのはおかしな論理だよ
EU官僚とEU議会は、別ですよ。
官僚とは政治家の意思に沿って動く
だから官僚無答責なんだが知らないようで
官僚は普通に責任追及されると思いますが……官僚無答責は初めて聞きました。EUの原則でしょうか?
自分も、EUにそんあものがあるとは初めて聞きました。
勉強のために教えて下さい。
何か出典はあるのですか?
どこの国でも議会と官僚は別組織ですよ
日本も含め選挙で官僚を選ぶ国なんてないでしょう
英国がEU離脱する時も理由の一つに挙げられていましたね。
仰る通りです。
有名な話と思ってたのですが、日本ではあまり知られていないのかもしれないですね…。