インド太平洋関連

台湾が米クラストと無人機ベースの長距離攻撃兵器を共同開発、海外輸出に期待

台湾の聯合報は23日「国家中山科学研究院と米クラストが共同でMQM-178ベースの長距離攻撃兵器を共同開発している」「低コスト巡航ミサイルのニーズに適合するため国内ニーズだけでなく『海外輸出の可能性』に期待している」と報じ、推定射程は1,000kmに達するらしい。

参考:看好外銷市場!中科院證實與美商研製長程攻擊型無人機

ニーズが生まれつつある「低コスト巡航ミサイル」に属するシステムなので面白い存在になるかもしれない

米クラストはXQ-58Aの開発で防衛市場から注目を集めているが、無人標的機のBQM-167AやMQM-178、BQM-167Aをベースに開発した低コスト無人機=UTAP-22コマ、MQM-178をベースに開発した低コスト無人機=エアーウルフ、同社の極秘プログラムとして開発が進められているステルス無人機戦闘機=タナトス、僚機への空中給油能力が特徴の無人機戦闘機=クローン・レンジャーなども存在し、XQ-58Aは海兵隊から正式プログラムに指定され、ドイツ空軍向けバージョンの共同開発も決まり、米国を代表する大型無人機企業へと成長を遂げている。

出典:U.S. Air Force photo by Master Sgt. John McRell

海外でも米クラストの無人機に関心を示す国が増加する中、台湾の聯合報は23日「国家中山科学研究院と米クラストが共同でMQM-178ベースの長距離攻撃兵器を共同開発している」「国家中山科学研究院が9月の見本市で発表する“勁蜂4號”もMQM-178の変種であることが判明した」「この長距離攻撃兵器の射程は推定1,000kmにも達する」「但し、国家中山科学研究院は“勁蜂4號”について『軍の要請によって開発されたものではない』『国家中山科学研究院と米クラストが独自に共同開発したもの』『9月の見本市でデモンストレーショを行う』と述べた」と報じた。

聯合報も「このタイプの長距離攻撃兵器について台湾軍が関心を表明したことはないが、勁蜂4號は『低コスト巡航ミサイルのニーズ』に適合するため国内ニーズだけでなく『海外輸出の可能性』に期待している」と指摘しており、中々興味深い動きだ。

出典:Defense Innovation Unit

国家中山科学研究院が単独で低コスト巡航ミサイルを開発しても関心を集めなかったかもしれないが、無人分野で大きな注目を集める米クラストと組めば、米クラストの製品ポートフォリオに加えられるシステムとして開発すれば話は別で、しかもニーズが生まれつつある「低コスト巡航ミサイル」に属するシステムなので面白い存在になるかもしれない。

にしても、MQM-178をベースにした長距離攻撃兵器を「低コスト巡航ミサイル」と呼ぶのが正解なのか「一方通行型無人機(自爆型無人機)」と呼ぶのが正解なのか本当に分からない。

関連記事:XQ-58Aを開発したクラスト、エアーウルフの飛行テストに成功したと発表
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※アイキャッチ画像の出典:Kratos

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コメント

  • コメント (11)

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    • 幽霊
    • 2025年 8月 28日

    無人機とミサイルの境目がだんだんなくなっていきますね

    20
      • 不謹慎ですが
      • 2025年 8月 28日

      特攻とか人間魚雷とか。
      ミサイルは、飛び道具の意味。そのため、矢もミサイルの場合があるらしい。
      排他じゃなく、かつもありなんでしょう。

      1
      • nachteule
      • 2025年 8月 29日

       ミサイルが誘導されて自らの推進力進む飛翔体みたいな感じだから、明確な定義が無い以上それに当て嵌まるならミサイルなんでしょう。と言うかこんな分類は設計/製造元が言ったもん勝ちみたいな物ではある。

       無人機との境目が無くなって行くと言うけれども、プロペラで飛行し降着装置を備えた基本使い捨てでは無く高性能な光学機器を備えた無人機をミサイルなんて言う人はいません。プログラムで飛行するか何かしらの誘導をされ長射程で高温のガスを推進力にするミサイルの要素を持つ無人機だけがそんな扱いを受けるだけで無人機全てにそれが当て嵌まる訳では無い。

      1
    • SDI
    • 2025年 8月 28日

    地対空ミサイル防空網から外れてる目標狙いて、低コスト長航続距離なら需要があるのかもと存じます。
    ウクライナ製巡航ミサイル・フラミンゴの記事が掲載された時、皆が指摘していた誘導装置の妨害にどれ位対応できるのかが購入する国々を選ぶカギとなるのかと。

    1
    • リンゴ
    • 2025年 8月 28日

    またアメリカの思惑に翻弄されない事を祈る

    3
    • ななし
    • 2025年 8月 28日

    台湾有事の際に活躍したら売れるでしょうね

    3
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2025年 8月 28日

    いろんな所で作られていくなぁ
    競争と発展で更に低コスト化していくんでしょうな

    3
    • あまつ
    • 2025年 8月 28日

    だから「クラスト」じゃ無いって~のにと思って改めて過去記事見たら近年のはみんな「クラスト」になってる・・・。
    『XQ-58A ヴァルキリーを開発したクラトス社、エアーウルフの飛行テストに成功したと発表』では「クラトス」になってるけどリンクの表記は『XQ-58A ヴァルキリーを開発したクラ”スト”社、エアーウルフの飛行テストに成功したと発表』になってるからこの辺で管理人氏の意識が書き換えられたっぽい。
    この記事でも最後に『※アイキャッチ画像の出典:Kratos』って載せてるんだから一度音読してみる事をお勧めする。

    12
      • 足柄
      • 2025年 8月 28日

      ところどころ日本語がおかしいのは仕様なんよ
      たぶんゆっくり系転載避けなんじゃない

      AI動画も含めて馬鹿だらけになってるし
      早く炎上系が原価割れで稼げない時代が来ないかな

      16
    • p-tra
    • 2025年 8月 28日

    標的機をOWAドローンにする流れ、いいな。
    自衛隊もやって欲しい、自衛隊はドローンに関して
    遅れてるとか色々言われてる間、標的機を転用すれば
    すぐできるのにってずっと思ってたわ。

    2
    • レプタリアン
    • 2025年 8月 28日

    低価格無人機が各国色々出して来るけど
    一番肝になるのは相手の対空ミサイル射耗させる囮ドローンじゃないかなと思えてきた

    5

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