JANESは24日「ベトナム国防省はK9調達の意向を表明して韓国政府に協力を要請した」「ベトナムは155mm榴弾砲を108門調達したと考えている」と報じ、Hanwha Aerospaceも「ベトナム政府関係者がK9導入を検討するため当社を訪問した」と明かした。
参考:국방부 “베트남, 한국산 K-9 자주포 도입 의사 밝혀”
参考:Vietnam outlines intent to procure K9 howitzer
JANESはよれば人民軍は155mm榴弾砲を108門調達したいと考えているらしい
韓国メディアは23日「ベトナムを訪問したキム·ソンホ国防次官がホアン・スアン・チエン国防次官と会談し、K9を含む韓国製装備導入と防衛産業分野の協力拡大に関する意思を表明した」「国交正常化30周年を迎えた韓国とベトナムは両国関係の包括的戦略的パートナー格上げで合意しており、これに合わせて国防分野でも交流や協力を拡大させる」と報じていたが、JANESも「ベトナム国防省はK9を人民軍向けに調達する意向を表明した」と報じている。
JANESは24日「ホアン・スアン・チエン国防次官は韓国製兵器システムを評価し、K9を含む韓国製装備の人民軍導入を含む防衛産業協力を拡大する意向を表明、そのための協力を韓国政府に要請した」「さらに両国は海上安全、サイバーセキュリティ、ロジスティクス等の分野でも協力を強化することで合意した」と報じ、Hanwha Aerospaceの関係者もJANESの取材に対して「ベトナム政府関係者がK9導入を検討するため当社の施設を訪問した」と明かした。
ベトナム人民軍は旧式化したM114とM101を更新するため新しい大砲を必要としており、JANESはよれば人民軍は155mm榴弾砲を108門調達したいと考えているらしい。
関連記事:英陸軍の次期自走砲、スナク首相がベルリンでRCH155調達を発表
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※アイキャッチ画像の出典:Hanwha Aerospace
韓国とベトナムの双方にとっていいことだが、私の関心はベトナムが北朝鮮をロシアをどう考えているかだ。
ベトナムと中国の話は時たま出てくるが、東アジアは依然として多くの人にとって未知の話が多い。
韓国の産軍共同体が更に軍事技術に磨きを加えて、東アジアの安全保障に具体的な貢献をできるかも知れない。
韓国の政治には期待してはいけない。
ベトナムは共産主義国なのに155mm砲弾を使用しているとは意外だ。
恐らく北ベトナムは大砲をあまり保有せず(ジャングルのゲリラ戦が主力)、南ベトナムはアメリカ製の重火器を大量に保有していたので、北が南を併合したときに155mm規格の大砲の方が多くなったのだろう。
ベトナム人民陸軍の火砲·自走砲は旧ソ連製がメインで152mm·122mmですね。
ロシアは国外に供給する余裕は無いでしょうし、中国からは買いたくない。
残された選択肢の中でK-9になったのだと思います。
イスラエルとの軍事技術交流もあるし、今後は西側装備の導入が進みのかもしれませんね。
あと、ベトナム戦争時もジャングル戦がメインというのは映画等のイメージが強いのかも。
当時も数千輌の戦車、数万門の火砲、ジェット戦闘機やSAMも保有する重装備の軍隊でした。
ゲリラ戦は専らベトコンの役割り。
ご指摘ありがとうございます。
152mmと155mmの両規格を併用するとなると補給が面倒になりますね。
若しくは弾が余っている陣営から供給できるので融通が利くかもしれません。
”旧式化したM114とM101を更新”
東側火器とは体系が違うと思うのだけど、
まだ維持するつもりなのかな?。
また、それほどの価値があるものかな?。
不思議に思います。
小銃もアメリカが残していったM16を近代化して使ってるので混在は元々、ベトナム戦争時代からの感覚で気にしないのかもしれません。
イギリスの自走砲がRCH155になって、チーム・サンダーUKが片手間になってますし、今なら良いコストや条件でK9契約できるでしょうね。
WIKIを見ると旧ソビエト規格の野砲や自走砲がありますが、砲弾を含めてチェコに売却しないかしら…
替りがすぐに調達できないだけに無理ですが。
K9シリーズの隆盛はすごいものがありますね。現地生産にすごく積極的ですが、現地生産国がさらに輸出する場合はどうなるのか気になります。契約上回避しているとは思いますが、そのうち本国韓国K9と別国生産K9が採用を争う未来が来るかもしれませんね。
インドとかそういうことやりそうな印象
ライダイハン問題は?