対領空侵犯措置任務(スクランブル)のため那覇空港から離陸しようとした航空自衛隊の戦闘機F-15Jにエンジントラブルが発生、離陸を中止したと報じられている。
参考:空自那覇のF15またトラブル 滑走路25分間閉鎖、民間機も遅延
那覇基地所属の戦闘機F-15Jでエンジントラブルが頻発する理由は?
今月20日、那覇基地に駐屯する航空自衛隊第9航空団所属の戦闘機F-15Jが対領空侵犯措置任務(スクランブル)のため那覇空港から離陸滑走中、エンジンの異常に気がつき離陸を中止するトラブルが発生したと報じられている。このトラブルの影響で那覇基地の第一滑走路は25分閉鎖され、那覇空港を出発する民間機3便に遅延が発生した。
那覇基地によればF-15Jのエンジントラブルの原因について「調査中」と話しているが19日にも離陸滑走中のF-15Jがエンジントラブルで離陸を中止しており、こちらの原因についても詳細を明らかにしていない。さらに今月16日には小牧基地所属の空中給油対応輸送機KC-130Hがエンジントラブルで那覇基地に緊急着陸しており、立て続けに発生したトラブルの原因について注目が集まっている。

出典:航空自衛隊 F-15J
因みにF-15Jにエンジントラブルが立て続けに発生するのは、沖縄や南西諸島空域に対する中国軍機の領空侵犯が急増して機材の保守が追いついていなか、機材が予想を超えるスピードで消耗しているのかのどちらかである可能性が高いと管理人は思っている。
那覇基地に駐屯する南西航空方面隊が受け持つ沖縄や南西諸島空域でのスクランブルは2003年まで回数が少なかったのだが、2004年から徐々に増え始め2019年に実施された対領空侵犯措置任務の回数は計947回、そのうち中国軍機に対するスクランブルが675回と飛び抜けて多く、同空域を担当する第9航空団所属のF-15Jは他の航空団のF-15Jより酷使されているはずだ。
補足:今年上半期の対領空侵犯措置任務回数は計371回で、その内の194回が那覇基地に駐屯する南西航空方面隊によるもの
もしエンジントラブルの原因が上記の理由に帰するのであれば「保有する戦闘機の定数引き上げ」や「飛行隊の増設」など具体的な措置を講じる必要があり、これを放置すれば今後も機材トラブルが頻発していくことになろうだろう。
そう言えば台湾は今年、中国軍機の領空侵犯2,972回に対応するため8億8,649万ドル(約920億円)の費用を支払ったと報告されており、中国が沖縄や南西諸島への干渉に本気になれば現在沖縄に配備さえている航空戦力だけで対領空侵犯措置任務に対応するのは確実に不可能だ。
飽くまで中国が沖縄や南西諸島への干渉に本気になればの話だが、、、
※アイキャッチ画像の出典:航空自衛隊 F-15J
戦闘機をこういう形で消耗させられるのはきついな。
中共とロシアは、空自機の燃料代と整備費用を賠償しろや。
これは実質的に中国による攻撃
これもある種の戦いなのだと認識しないと、この国は敗ける
スクランブルは戦闘行動だからね
パイロットは飛行時間が戦闘時間と記録されるはず
冷戦期のソ連機に対応していた千歳基地のスクランブル回数も900回を優に超えていたが当時は情報が余り出てこなかった事と
F-15Jが未だ新しかった為トラブルのニュースは少なかった。
9空には頑張れ!と応援をしたい。
まだ開発中だけどT-7Aを購入して代用できないのかな?
いやインターセプトできないスクランブルに何の意味が?
日本のEEZでレーザー照射されてもなにもできないんだからT-7Aいやセスナでもいいと思う。
レーザーじゃなくてFCレーダー照射な?
トルコ海軍にレーダー照射されたフランス海軍にも是非同じ事を言ってください
フランスのやつはリビア沖で日本のは日本のEEZ。フランスは激おこでギリシャに武器提供。日本は遺憾の独り言言ってるだけ。
いや、マジでスクランブルの意味分かって書き込んでんのか?
中露の大型双発戦闘機を相手にインターセプトし付かず離れずを維持しながら領空への侵入を拒むには敵機と同等かそれを凌駕する速度性能、加速性能、旋回性能、飛行高度がなけりゃ話にならんの理解してるか?
F-15がスクランブル任務に適しているのはこれら飛行性能が高いレベルでまとまっているから。
T-7Aなんてスクランブルに出した所で、中露の戦闘機に追い付けんで振り切られるだけ。
ただの空中散歩にしかならんわ。
武装ろくに積めんから普通に舐めプされて終わるよ
海上で米軍が軽武装の沿海域戦闘艦で哨戒しようとして中国軍に追いかけ回されたでしょ?
あれと同じ事が空で起きるだけ
そんな短足なゴミいれるぐらいならPre-MSIP全機をJSI改修した方がマシだわ。
三菱F-1よりはマシかも
代わりに無人機でも出しとけ
こっちも嫌がらせで向こうの防空識別圏に航空機を送り込めばいい。
それいつも思ってるわ
ロシア製の方がエンジン消耗速いんだからピンポンダッシュ合戦にしてやればいいのにね
領空侵犯するんじゃなきゃ別に9条にもひっかからんだろうに
そうだとしても空自より機体数が多いからね。もちろん高性能双発機の数も多い。それにアメリカがF-22で防空識別圏入ったら。後日報復でTu-95、A-50などでアメリカの防空識別圏に入り報復されたのでそれが日本にも来るかもね。牽制に過ぎないけど。
メーデー民としては、パイロットの勤続披露も気になる。
敵基地攻撃能力は賛否両論だけど、持ってれば敵も防空に一定の戦力を割かざる負えなくなるから、
結果的にスクランブルの負担軽減に繋がるんじゃないかと期待してる。
あと、俺のジェットエンジン♂も酷使しすぎてヤバイ
異物吸い込んで爆発しろ。
下ネタなら笑えるやつだけにしといて。
航空自滅戦か~
領空侵犯は撃墜できるようにしないときりがない。
あと激安ドローンで中国の防空識別圏を彷徨く。
戦争は数だぜアニキ
考え方を変えて、毎日複数回尖閣地域へRECONを出してはどうでしょうね。
給油機付きにすれば、あちらの領空近くまでラクに行けるでしょう。
あちらに合わせるより、現地で要撃しては?(撃っちゃいけませんが)
下地島空港を使うべきだと思うけど、50年前の屋良覚書などが…
彗星迎撃のためのメテオスイーパーです、という名目で美少女飛行隊を配備しようぜ。
ストラトスフォーかと思ったら、ストラトスフォーだった。
2003年に美少女×メカ×百合とかほんとあれだったな。
JMSIPがJSI改修する予定と、PreMSIPがF35に置き換わる大きな変わり目の時期に入ってるから、
機材の在庫量調整とかで苦労してるのかもしれんな。
「保有する戦闘機の定数引き上げ」や「飛行隊の増設」とか言ってるけど
なぜ「保守備品の備蓄増」や「保守要員の増員」等おそらく財政的に最も懐にやさしく且最も整備不良の解消に直結するであろう案が真っ先に上がらないのだろうか
何が原因か想定することの違いが原因では
回転の速いローテーションによる急激な摩耗が原因ならスクランブルに使う機体を増やすことが根本的な解決策になるし、純粋に保守の問題なら「保守備品の備蓄増」や「保守要員の増員」等が解決策になる
で管理人はローテーションに原因があると想定したと
その部品を使って整備する時間は?
世の中C整備というのがあるんやで?
現場のプロ達にはそんなこと百も承知だろうけど
ただでさえ少ない自衛隊予算の中から国民にも分かりやすい成果を出すってなるとやはり正面装備中心になってしまうのでは
何せ最終的な予算決定権は財務官僚&議員様だから……
ハコだけ建ててハイOK、管理維持運用なんのこと?って事例がこの国には数多くありますし……
ちょっと気になるニュースですね。
今回トラブルを起こした機体は、Pre-MSIP機なんでしょうかね。
J-MSIP機はJSIで延命してさらに使い倒す予定ですよね。
JSIで改修しても
機体寿命は大丈夫なの
それも延長措置されるのかい?
インターセプト専用でF16v追加購入できたら良いのにね
機種転換教育訓練のことを考えたら、F-35の配備を急いだ方が訓練もスムーズで早いのではないでしょうか。
那覇基地つまり沖縄だったら人民解放軍の手先が入り込んでワザと小さな不具合を仕込んでるんじゃないの? 大きな不具合仕込んで事故が起こったら徹底的な調査が入ってしまうから、スクランブル中止で済む程度の不具合なのさ。
スクランブルを中止する不具合を自在に仕込めるようにしておけば、いざ尖閣って時に最も重要な那覇基地のF-15Jを無力化したも同然だからね。
基地外に陣取る陽動作戦要員もいますからね。
ただ、こういう工作はまさに開戦という時に突然やらないと、効果はありません。平時にやっても修理されてそれで終わりです。
燃料に砂糖でも混ぜられてたりしてw
もう支那の領空侵犯機は撃ち落としてもいいんでない?
別に中国軍は領空侵犯していないよ。
領空侵犯をする素振りを見せているだけで。
旧ソ連のように、侵犯機は民間機といえども撃墜という鉄の掟を公表したら、パッタリと止むだろうけど、
支那の手口としてかならず日本の民間機がルート外れただの言い掛かりつけて強制着陸、人質にされるだろうね。
奴らには法遵守の意識がない、常識が通じない
尖閣漁船衝突事件でも人質をとられた。共産党は人間じゃないから、我々人類の常識で考えてはいけない。
まあ中露の狙い通りだよね。
根本的な対策は
>「保有する戦闘機の定数引き上げ」や「飛行隊の増設」など
なんだろうけど、増やすったって当面出来るのは「F-15pre機の退役先延ばし」くらい?
流石にF-4はもう引っ張れんだろうし、今更F-2の再生産も難しい。
F-35の導入加速も日本がしたいからってすぐ出来る事じゃないしなぁ。
なるほど、自衛隊機にやたらとスクランブルさせて
相手の出方を探り、F15を酷使させ、国防費を無駄に浪費させる
さすが中国やな、なんで対方策を打ち出さないのかな
日の丸はアホやなw
日本語惜しいですね
あと一文字ーッ!
最期の詰めが甘かったーッ!!
対領空侵犯措置がそういうせめぎ合いだと知らなかったのは貴方を含め少数派ですよ。
こうやってジリジリ防衛費で圧迫されてジリ便になるなら中国に屈した方が正解なのでは?
微塵の疑いもなくそう思いませんよ。
どうしようもなく追い詰められても、中国に屈するぐらいならアメリカに身売りするし。
チベットやウイグルにはなりたくありません
屈してねぇから日本て国が存在してるんだけどね
屈した国ってのは歴史から消えてるんだからさ
そして日本は過去2000年以上大陸からの侵攻許したこと有りません
大陸国は過去の例に習ってまた滅びたらいいんでないかね?
燃える揚陸艦、墜落する新鋭機、そしてトラブルを起こす空自機…
偶然が重なるとそれは必然だ。
ボーイングの体たらくも何かの意思が介在しているような気がしてならない。
CTUや公安にはもっと頑張って貰いたい。
言うまでもなく機体の耐用時間は厳密に決められている。
現状以前の数倍以上に戦力を漸減されていると見るべきだ。
もはや戦争は始まっているのではないか?
まあ中国本土から飛んでくる方が機材は消耗するけどね
あっちはバンバン買い替えてるんだろうか
本当に石破はふざけた事してくれたよな
F-2のラインまだ閉じていなかったらまだなんとかなったのに
空自戦闘機は昔から共食い上等な整備状況ですからね
稼働機は相当少なくなってるでしょう
予算最優先のF-15Jでも稼働率30%台では?
それってどこの韓国軍? KF-16やAEW&Cの稼働率ってどれくらいだっけ?
お宅のところのグローバルホークは納入10ヶ月目でもう稼働機が半分だそうですね
共食い整備で3機稼働状態にするそうですが
1年保たずに1機が完全に置物になるのにはびっくりですよ
空自の稼働率については元将官の尾上氏が告発してますね
正直スクランブルと訓練に使う機体確保すら難しいのでは?
輸送機や練習機と言った予算優先度の低い機体はもうずっと動かなくて放置してある機体ばかりだし
ありゃ「『共食い整備が行われてしまっている』『理想とする稼働率90%を達成できてない』という兵站屋の愚痴」でしかなく
米国あるいは世界的な平均よりも稼働率が落ちる、という話ではありません。
それと勘違いしてる人がいますが共食い整備をすると短期的には数字上の稼働率は上がります。「常態的かつ無計画」に行われれば長期的には稼働率低下につながりますが
計画的に行われ、短期的あるいはF-15の様な近い将来に退役・近代化改修する機体であれば長期的にも稼働率維持につながります。
もちろんそれはそれとして後方にもっと予算を回すべきとは思いますが、それは正面装備の費用を回すのではなく単純に防衛費を増額して行うべき事ですね。
あれは激震走ったなF-15でも共食いで飛べない機体ばかりて
F-2は9年部品欠品で飛行できなかった機体まであるって話題になったけど俺らの想像超えてく惨状なのかもよ
共食い整備ってのは不具合を一部の機体に「シワ寄せ」する方法なんだから、
やるとなれば1機2機が長期間動かなくなるのは当たり前です。
共食い整備をしてるにも関わらず「数ヶ月以上動かない機体が10機も20機もある」のであれば大問題ですが「1機が9年動かない」のは別に騒ぐ様なことではありません。
むしろ「生きてる部品をあっちゃからこっちゃへ、こっちゃからあっちゃへして見かけ上の稼働率を上げる」、という最悪の事態には至っておらず、計画的かつ実効性のある「比較的まともな共食い整備」が行われている事の証左です。
ええ…共食いしてたのかよ…
那覇空港に行ってみればよく分かると思うけど朝昼晩夜と休みなくスクランブルが見られる日もある。
今回はエンジンだがその前は車輪とか部品が落ちたとか疲弊の激しさを思わせるようなトラブルが起きている。
中国の目的はそれでしょう。向こうは航空機は何でも良い。爆撃機でもプロペラ機でも輸送機でも戦闘機でも何でも良い。
日本はF15しか出さないのは分かっているからな。当然F15がくたびれてくる。向こうも金が相当掛かるだろうが
同じく空自にも費用負担がかかり機体もくたびれるわけで日本は分が悪い。
機体も他の部隊のF15を借りたりローテーションしたりしているようだが痛みは酷くなりいつまで追従できるのか
不安になる。実質F15とF2と未だ実戦で使いえないF35だけでは心許ない。
防衛省はどう対応するのか戦略があるのだろうか?現場に押し付けるだけではいずれ綻びが出ると思うが。
そのためのJSIであり、F-35Aであり、次期戦闘機計画でしょう。
どれも後手に回った感は否めませんが、情勢を鑑みれば妥当だったとは思います。
翻って考えるにF-2の調達数削減などの政治パフォーマンスが、防衛省及び自衛隊と言う現場の足を引っ張ったため、しわ寄せが出た結果、今回の様なトラブルが起きたと愚考いたします。
仰る通り防衛側は相手側よりも、常に強い手札を切り続けなければなりません。
特にF-15J(DJ)は40年も防衛を担ってきた機体です。
後継機の調達に何の憂いも無いことを願って已みません。