米国務省は19日「バーレーンにM1A2/SEPv3を売却する可能性を承認して議会に通知した」と発表、推定22億ドルの売却内容にはM1A2/SEPv3×50輌、M88A2×4輌、M1110×8輌、M1150×8輌などが含まれており、M60A3/TTSを更新するためのものだろう。
参考:BAHRAIN – M1A2 ABRAMS MAIN BATTLE TANKS
台湾、オーストラリア、ポーランド、ルーマニアの列にバーレーンが加わる
米国務省は19日「バーレーンにM1A2/SEPv3を売却する可能性を承認して議会に通知した」と発表、推定22億ドルの売却内容にはM1A2/SEPv3×50輌、M88A2×4輌、M1110×8輌、M1150×8輌、HASB×8基、各種弾薬、サポート車輌、スペアパーツ、保守、訓練などが含まれているが、バーレーンが承認された範囲内で米企業と契約交渉を行うため、最終的な調達数と契約額は国務省の発表と一致するとは限らいない。
バーレーンがM1A2/SEPv3を調達する意図は今のところ不明だが、順当に行けばM60A3/TTSを更新するためのものだろう。
因みにリマ戦車工場の生産能力は月12輌(15輌という説もある)で、米陸軍向け以外にも台湾向けのM1A2T×108輌、ポーランド向けのM1A1/FEP×116輌とM1A2/SEPv3×250輌)、オーストラリア向けのM1A2/SEPv3×75輌、ルーマニア向けのM1A2R×54輌を受注しており、この列の最後にバーレーンは並ぶことになる。
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※アイキャッチ画像の出典:Photo by Polish Armed Forces Public Affairs
このM60A3TTSもウクライナに行くのかな。
M60T仕様に改修してから、送れないかな。
M88って、何時も思うが手持ちの分をA2に改修すればいいと思うのだが。
送られたM1戦車はロシア側のドローンにボコボコにされてるし
(弾薬の誘爆を狙ってブローオフパネルが狙われてるそうな)
まずその対策を講じておく必要があると思う
兵站や整備に労力を割く余裕の無い現在のウクライナにとっては、電子機器だけ最新型にしたM60の方がM1なんかよりずっと役に立つのでは。
弾薬がレオパルド1A5と共用しているのならば同じ任務の自走砲としては使えそうですね。
理想は改修時間が賭けられればサブラIIまで持って行きたいですね。
3月19日のキーウ・ポストの記事に。
M1A1/レオ2/チャレンジャーについて。
「高額で高価な重装甲の NATO 戦車は
ロシア・ウクライナ戦争ではほとん
どが重量超過の戦車だった」という見出しで、
後悔しているような記事を書いています。
高額な自走砲になってしまっている、とのこと。
実際のところはどうなのでしょう。
M1A2がバーレーンにデリバリーされるまで、ウクライナとの戦争が続いていればそうなるかもしれないですね
M1A2の行列に並んでいる国はUSA、台湾、オーストラリア、ポーランド、ルーマニアが先頭に並んでるので、早くて十年以内。
M60の中古を待つより、M10ブッカーを発注した方がまだマシでは
アメリカが送ったのがM1A1でM60ではない時点で色々お察し…
性能不足なのに重量級でしかも際立ってでかいので、M60を送るくらいならば、T-72の派生モデルを世界中からかき集めたほうがよいという判断なのでは。
M1はLEOPARD2供与のための政治的かませ犬では
多分T72を含めたソ連系戦車は数があっても弾薬、乗員が足らずこれ以上の戦力化は出来ないでしょう
アメリカは、M60シリーズを持っていないのでは。
Ⅿ60とT72の車体にトルコが開発した新砲塔(MZK)を搭載すれば良いのでは?これで当面は問題ないのでは?砲塔のライセンス生産が出来ればとても良いと思いますよ、旧型再利用。
リンク
記事拝見しました。
他のサイトでもこちらの砲塔が取り上げられていましたがどうやら自動装填装置付105mm砲らしいです。
現在ウクライナでは同じ105mm砲搭載のレオパルト1の供与が進められていますがその資金提供国はみんなのお財布ドイツ君、オランダ、デンマークだったはずであり、それらの国がトルコに投資する可能性はかなり低いでしょう。
自国で準備できるものは自国で用意したいでしょうからね。
付け加えて資金にゆとりのある国にはもうM60は殆ど残っていないはず
とはいえミリオタとしては魔改造戦車の活躍は見てみたいものですよね!
リマの工場の業務はリビルトじゃなくて完全に新車?
未使用のドンガラのエイブラムスが大量にあるから整備して中に組み込むともどっかで読んだし、実際はどうなんだろ?
バックオーダーに対して生産力が小さいけど、拡張する気は無いんだな。
”部品レベルまで分解してから保管している” と、
どこかで読んだ記憶があります。
そうなると、中古部品を使った”新造” でしょうか。
WW2の時のベッカー機関みたいと思いながら読んだ憶えがあります。
実際、そのくらいしないと、性能保証はできないような気がします。
以前CSの番組で視聴しましたが自動車のフルレストアと同じで全ばらしからのリビルド/アップデートを含めた内容でしたね。
出荷先に合わせた改修も容易ですね。
私も見た事が、車体や砲塔を吊るして巨大サンドブラスト機に入れて研磨してましたね。
バーレーンって外務省によれば正規軍8,200人準軍事組織11,260人なんですけれど要るのかしら?
M1A2みたいな金のかかるMBTを50輌も運用する規模じゃないよな
まあ普通の国なら西側の役に立たないデブ戦車よりT-72B3の工場でも誘致した方がいいだろうけど、バーレーンならデブ戦車の方がいいかもね
西側の戦車が役に立たないと言うのはおかしい。それぞれの状況や運用者に適しているかという話。
だからバーレーンみたいな島国なら役に立つだろうって言ってるじゃん
普通の国じゃ局所防衛用の重戦車じゃ主力戦車たりえないけどね
単純に計算すると一両あたり40億か50億くらい?
あれこれ含まれてるとはいえ三十年前はエイブラムスって一両3億しなかったんじゃなかったかな?
インフレって凄すぎ。ボッタクリな気もするが。
一両3億は米軍納入時のハードウェアのみの値段で消耗品、予備部品、開発費償却を含めるともっと高くなると30年位前の戦車雑誌の記事に書かれてました。
どうせなら120S M60-2000の方が面白いんだけどな。