米陸軍のデヴィッド・ペトレイアス元大将は16日、ロシア軍の構造的な欠点について「専門性の高い下士官が不足し経験の浅い徴兵された兵士に頼っていることだ」と指摘した。
参考:Invasion reveals a host of weaknesses in Russia’s military
ロシア人は驚くほどプロフェッショナルではなく基本的な戦術タスクの遂行レベルも低水準
米CNNの取材に応じたデヴィッド・ペトレイアス氏はイラク戦争で空挺師団を指揮した経験をもつ米陸軍の元大将で、ウクライナでの戦争について興味深い指摘と見解を披露しており、要約すると以下の通りになる。

出典:Минобороны России
1:ロシア軍のパフォーマンスについて
ロシア軍の酷いパフォーマンスの原因は「プーチンの野望を阻止して祖国の存続やアイデンティティを守ろう」と固く決意したウクライナ人にもあるが、ロシア人は驚くほどプロフェッショナルではなく基本的な戦術タスクの遂行レベルも低水準で、通常なら無人機に発見され砲撃を受けるような主要幹線道路上に車列を作るなんてしないし、ロシア軍は40マイルもの車列を木の陰に分散させるだけで何日にもかかっている。
本来ならロシア軍のアドバンテージになるはずの航空機と地上部隊との一体運用も行われておらず、地上部隊に対する近接航空支援も全く行われていないし、寧ろ空からの攻撃しかしていない。しかしロシア軍の精密誘導兵器の命中精度が思ったよりも良くなく、どんなに控えめに見てもウクライナ空軍の戦闘機は現在も飛んでいるため「飛行場の滑走路破壊」という初歩的な戦術目的も未達成なはずだ。
さらに米国や西側諸国の軍隊にとって重要な強みの「強力な下士官」がロシア軍には少なく、高い専門性を要求される下士官不足を補うためロシア軍は「経験の浅い徴兵された兵士」を多用しており、特に輸送車輌のドライバーや整備部隊といった分野には徴兵された兵士が沢山いるため兵站業務が不得意である。

出典:U.S. Air Force photo by J.M. Eddins Jr. 米空軍のサイバー部隊
2:ロシア軍のサイバー攻撃や作戦立案について
ウクライナ軍の指揮管制システムをダウンさせることも、ゼレンスキー大統領の自由なネットへのアクセスも遮断することが出来ずにいるロシア軍自慢のサイバー攻撃はクリミアの時ほど印象的ではなく、これはロシア軍がサイバー攻撃を多用し過ぎてきたためウクライナ側が対処法を学習(西側の支援もあった)していまい効果が薄れてしまったのだろう。
ロシア軍司令部の戦場、敵戦力、作戦のあらゆる側面、最小戦力単位による作戦に至るまで全て評価と分析が極めて不十分だ、特に民間施設やインフラへの攻撃がウクライナ人の抵抗心を弱めるのではなく「ロシア人への憎しみ」をさらに高めていることに気がついていない。

出典:Public Domain 大量のモロトフ・カクテルを用意するキエフ市民
3:市街戦について
一般的な市街戦の鉄則に則れば防衛側1人に対して攻撃側は最低でも5人必要で、創造的な戦いを駆使するウクライナ軍相手ならロシア軍は大量の兵士を必要とするのにそれがない。ただマリウポリの戦いは包囲した都市を砲撃で無差別に攻撃しているため、飢餓と戦いながら抵抗を続けるウクライナ側と市街戦に引きずり込まれたくないロシア側との我慢比べるになるだろう。
4:ロシアが中国に支援を要請したことについて
米当局の報告が正しければロシアは特定の兵器システムや軍需物資を使い果たしつつあるという意味だが、これに中国が応じるかは非常に難しい問題だ。
ロシアが侵略しようとしているウクライナの主要貿易国は中国で、前例のない3期目の主席選出を秋に控えている習近平にとってロシア支援の影響で中国経済に何らかの制裁を招くようなイレギュラーは避けたいと考えるだろうし、少なくとも北京五輪を乗り切った習近平は再選が確定する秋までドラマチックな展開は望んでいないだろう。

出典:DoD News photo by EJ Hersom
5:ウクライナでの戦いにおける米国やNATOについて
アフガニスタンからの撤退を見た多くの人々は「米国は信頼できるパートナーではなくなり衰退しつつある大国」だと受けとったかもしれないが、ウクライナ問題に対する対応でバイデン政権は世界に「米国が信頼できるパートナーであり衰退しつつある大国ではない」と示せただろう。
そしてプーチン大統領はウクライナ侵攻で「偉大なロシアの再来」を狙っていたものの結果的には「偉大なNATOの再来」を招いただけだった。
6:この戦いの出口について
1つ目はソ連のアフガニスタン侵攻より酷い泥沼の戦いに発展する可能性、2つ目は双方に大きな被害が出ることを認識した両国が交渉による決着を図る可能性、3つ目はプーチンがクレムリンから去り後任政権が愚かな政策の撤回に踏みる可能性(後任政権がプーチンの政策を堅持する可能性もある)、4つ目はウクライナがロシアに勝利する可能性で、もしウクライナ軍がロシア軍を打ち破ればドンバスやクリミアの奪還に動くかもしれないし、今度はゼレンスキー大統領がプーチン大統領に条件を突きつけるかもしれない。
ただ短期的に最も可能性が高いのは泥沼の戦いに発展することで、この勝敗の行方は不透明でもロシア国民が経済的な窮乏、インフレ、失業などに悩まされることだけは確実だ。
以上がペトレイアス元大将の指摘と見解で中々興味深いものがある。
関連記事:米欧州陸軍の元司令官、10日以内でロシア軍は積極的な戦闘が不可能に
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※アイキャッチ画像の出典:Mil.ru / CC BY 4.0 ロシア軍のT-72B
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プーチンの後って誰だろ。メドベージェフ? あの人もやべー奴らしいけど…
毒殺されそうになった反プーチンのアレクセイ・ナワリヌイなら、なんとかなるかな?
今、拘束中らしいけど
米国は戦後統治で苦戦しペトレイアスらの空挺がモデルケース作り上げたが露軍さんそもそも大規模戦闘終結宣言さえいつになるか分からず戦後統治の話する前に統治する都市が消え去るの確実だから金輪際米国さんのモノマネ禁止な!
指摘もなにも、ロシアの下士官がへっぽこなのはソ連時代からの伝統だよね。もともと職業軍人じゃなくて、徴兵の中から選抜して促成栽培という文化だったし。
下士官どころか士官すら怪しいからな
公表されてないから詳細は分からないけど、今回の現状からすると
下士官・士官・将官全てが微妙なのしか残ってないのかも
どこぞのドイツは下士官・士官を2万人以上リストラして再建が大変になってるけど
再建もしないのと同じ状態で戦争してるのがロシアなんでしょう
これが事実ならロシアはアフガン侵攻から何も学んでいないことになる。アフガン侵攻時に指摘されたのは砲兵がチームの長を失うと、残された兵士が地図を読めず砲撃できなくなると言う事。それを見た北朝鮮が砲兵の全てに北朝鮮式の座標軸を設定したハンドブックを与え、韓国全土が例え指揮官を失っても射撃できるよう教育されている。今回もほとんどが傭兵したばかりの兵士であり、兵士に対する基本的な考え方がプロとは思えない。
中国とロシアの違いは権力闘争において、中国は生命を奪うことはしない暗黙の諒解があるけど、ロシアは生命を奪うのをためらわないという説がある。
スターリンも脳溢血後に暗殺されたという観測が根強いし、糖尿病の悪化で死去したと云われるアンドロポフも西側情報筋は暗殺と考えているらしい。
プーチンが政権を手放す可能性は極めて低いと思うが、政権交代があるとすれば暗殺しかないのだろうな。
交代する人物がプーチンよりましであるかはまったく分からない。
自分にはロシア側に勝利の目がまるで見えない。
開戦から20日経っても国土の2割も掌握できず、最重要かつ国境から近いキエフは占領はおろか包囲も出来ずに足踏み状態。
補給も出来ないばかりか本国の補給物資が枯渇しはじめ中国に援助を依頼する状況。
兵の士気が低いだけでなくこの記事のように練度も低い一方で、ウクライナ側は自国を守るため死に物狂いで食料や物資が不足しても創意をもって徹底抗戦するはず。
食料も武器も燃料も不足した状態で敵国内に足止め状態で消耗しながら、戦局を打開できる目処も無い。この状況でウクライナ全土の掌握なんて夢物語に思える。ロシア軍こそ振上げた拳の落し処に頭を抱えてるんじゃないだろうか。
>そしてプーチン大統領はウクライナ侵攻で「偉大なロシアの再来」を狙っていたものの結果的には「偉大なNATOの再来」を招いただけだった。
皮肉だなぁ。
国際経済から切り離され、自慢の兵隊も泥にハマる。
もはや大国として振る舞うことはできないだろう。
しかし核保有国の独裁者が、最後の最後で何をするのか。
我々はまだそれを知らない。
ひところ可変翼の戦闘機が流行しましたが(トーネードとかミグ23とか)、あれは滑走路はどうせ敵に破壊されるだろうから、急造の滑走路や道路からも離陸できるSTOL性が必要という考えだったそうですね。
敵軍の滑走路を破壊するのは基本であり、ロシアもやろうとしたので破壊された滑走路はあるけれど、戦闘機を運用できるくらいは残っている。それは何故かといえば「正確に滑走路を狙う精度に欠けているから」という理由しか考えにくいのでしょう。実際ミサイルが滑走路を大きく外れて着弾している映像を見ました。
「この戦いの出口」として泥沼になる可能性が高いと言ってますが、この方はイラクで泥沼を散々やってるので経験上そう予想するのでしょう。でもそう予想するなら「バイデンの対応がベスト」という評価はおかしくないかなぁ。アメリカがそれを望んでいるのでなければ。
あんな精度だと今ブルーチームが恐れている極超音速対艦ミサイルのツィルコンも怪しいものだ。アメリカが超音速対艦ミサイルをなかなか採用しないのも命中精度が悪いのが理由の一つだとか。
叩かれることを承知で、あえてここは、異を唱えます。
「Escalate to de-escalate」
という言葉をご存知でしょうか?
クリミア危機以降、2018年のアメリカの核戦略見直しの折、今回のようなロシアによる戦争リスクが研究がされていました。
6番に上げた、戦争の出口に関わる話で、アメリカはロシアによる戦争において、ロシアの核兵器使用のリスクを排除できていなかったのです。
核兵器とは本来、国家生存にかかる時のみ使用されるとするのが原則でした。
が、2020年において、プーチンは大統領令により、「核による拡大抑止」を承認しました。
この「拡大抑止」を詳細に書くとなると長くなるため省略しますが、簡単にいえば、
核戦力以外の通常戦力であっても、それがロシアに対する驚異と判断すれば核兵器使用する、ということが盛り込まれています。
つまりどういうことかと言うと、ロシアは核兵器を持たないウクライナとの戦争において、通常戦力による抗戦がロシアの国体に驚異を与えると判断すれば、核兵器を使用することができるということを意味しています。
戦争に負ければ国体(政権)が維持できないのであれば、いわゆる絶滅戦争を行ってでも勝利を目指すということです。
なので、6番にロシアの勝利という出口(最悪な出口ですが…)を入れないのは違うのではないかと思います。
ここに至った時、Escalate to de-escalateの「de escalate」の部分の対処をアメリカが誤る可能性も捨てきれません。
バイデン大統領の欧州訪問にもよりますが、今の所、米国政府はNATO加盟国の防衛の明言を避けており、
的確な対処を行えるかとなると疑問符がつくのではないかと考えます
一例としてリンクを上げておきます。
リンク
リンク
ここ以外でも、お時間のある人は調べてみてください。
講釈しきれるほど簡単な問題でもないですし、解釈もそれぞれでてくると思います
自分もその辺を懸念してます。
プーチンがこのまま泥沼の戦いをだらだらと続けるとは思えない。
最近よく聞くのがロシア軍が現状の戦局を打破するためにBC兵器を使用してくることですが、そんなことをしたらNATOが報復すると言われるけれど、ではそれはどのような方法で?
直接介入ならそれは核エスカレーションに繋がる。
その時、第3次世界大戦は絶対に回避するとエスカレーションの段階が上がる前から公言してしまうバイデンに、核エスカレーションを適切に対応できるのか心配でならない。
昨日、防研の高橋杉雄さんが「核に対して核を使わないという先例を作れない、例えウクライナが同盟国でなくても」と話されていたのが印象的でしたが、果たしてバイデンにその決断ができるのだろうか。
核兵器を使うと、ますます出口戦略が見つからないですね。ロシア滅亡以外に。
仮に西側が核で報復しなかったとしても、国が亡びるまで制裁されるだけでしょう。核保有国を核で脅すことはできないですし。中国もさすがに見限るでしょう。
「核に対して核を使わないという先例を作れない」というのは、核報復の【確証】こそが核抑止力の本質なので、核で報復しない先例を作ってしまうと、核抑止に基づく現在の世界安全保障体制が崩壊するということを言ってるのでは。
なので、核で報復しない、という選択肢は採れないです。
本当に難しい問題です。
ナガサキを最後に77年間に渡り、核兵器が使用されてないのは、けっこうきわどい綱渡りで、
アメリカはその後に朝鮮戦争やベトナムでも使用検討だけはやったし、キューバ危機とか第4次中東戦争かな、ソ連はもう核を使うつもりで用意していたとか。カストロも毛沢東も革命のためなら核戦争も辞さないとか言ってたし。
踏み留まれたのは、反戦反核平和運動そのものの効果というよりも、長期に渡る原爆被害が周知されるにつれて、再び核の引き金を引いてしまうと自らがとんでもないしっぺ返しを喰らうのに気がついてくれたのが大きい。
問題は人権人命を軽視する専制国家ほど核へのハードルが低いこと、それは国民よりも国家体制を優先するから。
我ら西側の戦いとは、奴ら独裁、専制、共産党国家どもに根気よく人権と自由を植えつけることに尽きます
>そしてプーチン大統領はウクライナ侵攻で「偉大なロシアの再来」を狙っていたものの結果的には「偉大なNATOの再来」を招いただけだった。
これには大きなクエスチョンマークを付けざるを得ない。
情報提供と武器支援がウクライナ抵抗に役立っているのは事実だが、本気でウクライナ侵攻を阻止したかったのならバイデンの不介入発言は完全な失策だったし、戦闘機の提供を議論しているうちにロシアに先に圧力をかけられてレッドラインの基準をしれっと下げられてしまった。
ウクライナはNATO諸国の支援によって持ちこたえているのは確かだろうけど、それを「偉大なNATO」というのは手前味噌もいいところだろう。
たぶんドイツはじめNATO参加国の軍備の強化方針や連携の強化(トルコですらギリシャなどとの関係改善に動きだした)あたりのことを言ってるんだと思う
ぶっちゃけウクライナ戦争前のNATOは、NATOの存在意義をみんな忘れて分裂状態に近かった
開戦前のNATO加盟国の足並みの乱れがロシアをつけあがらせたのは間違いないですね。
ただ、偉大なNATOの再来とは、開戦後のNATO諸国の対応を褒め称えて言ってるのではないです。
ロシアの脅威の前に、ヨーロッパ諸国が国防の重要性を再認識し、国防予算の増額して、NATOの旗印の下に再結集しようと動き出したことを言ってるんですよ。
冷戦終結後、存在意義が揺らいでいたNATOの価値が復活したのは間違いないですから。
ロシアの徴集兵は全体の三割程度なので、職業軍人の方が多いはずなんですけどね……
ただ、この戦争で明らかになったのはウクライナの善戦とロシアとNATOのへっぽこぶり(前者は軍事的能力、後者はエスカレーションラダーを上がる覚悟の欠如)のような気がします。
— 先日の「ロシア軍少将の殺害」ですが、兵士の能力が低いと、少将を失ったことのダメージも大きかったりするでしょうか。
— まさか作戦が実行できなくなったりしないですよね。
>創造的な戦いを駆使するウクライナ軍相手ならロシア軍は大量の兵士を必要とするのにそれがない。
ロシアの大隊戦術グループ(BTG)は砲兵部隊が強力だけど歩兵部隊が少ない。
だからBTGは市街戦に不向きな編成(都市を砲撃で無差別に攻撃するのは得意)。
そしてロシア軍は人材育成や指揮統制の情報化が芳しくなかった。
だから将官が前線に出て指揮せざるを得ない状況になっている。
BTGについては元空自の薗田浩毅氏がツイッターで詳しく紹介していますね。
>>「米国が信頼できるパートナーであり衰退しつつある大国ではない」と示せただろう。
核にビビッて戦闘機援助すら躊躇ったビビりを世界に示した事は忘れないだろう。
面子主義の中国は、世界に露呈した今秋の台湾上陸を行うかもしれない。その時、アメリカは台湾関係法にある米国介入オプションを行使しないと、中国に見られても仕方がないだろう。
強大な力を持っていても、安全保障は「なめられたら無効」な事を再認識するべき。
ゼレンスキーさん余計な事いっちゃいましたねぇ これは日本じゃウクライナ支持さめちまうぞ
日本人からすればアレだんだろうけど、真珠湾攻撃は宣戦布告の不手際でだまし討ちの形になったのは事実なんだから「卑怯な攻撃」の引き合いに出されても文句のつようがないでしょ?
アメリカ議会でパールハーバーと911に触れた件かな?
まぁ、私も日本人として面白くはないけど、反面仕方ない事かなとも思う。
ウクライナ大統領として各国に扶けを求めるのに必要な事を、各国の国民に最も響く言葉で喋っているというだけだろうから。
もし来週あたり日本国会でのスピーチが実現したら、今度は“ロシアの核テロ”を「ヒロシマ・ナガサキ」に比定して非難するかも知れない。
そんなもんだよ。
ヒロシマナガサキは言及しないでしょうね。
アメリカと日本ではうくら
ヒロシマナガサキは言及しないでしょうね。
アメリカと日本ではウクライナにとっての重要度は天と地の差がありますから。
戦闘という実務は下士官の能力
いやまったくその通りで、
しかしこの発言は、アメリカの言わざる本音がウクライナの泥沼化だと吐露した印象なんだけど
ウクライナの失敗でプーチン政権がすぐに倒れるとかは期待していないだろ、じわじわと追い込んでいくためには、ウクライナを捨て石にするつもりか
「伝統的に物量と火力と残虐性で問題を解決してきた共産圏の軍隊が、時代の変化と自国の衰退に向き合って米国式の専門性が高い少数精鋭の軍隊を志向する」という流れは中国が絶賛挑戦中ですが、ロシアも同じ試練に晒されていて、なおかつ中国ほど軍の改革に潤沢な資金や厳しい人事統制を提供できなかった事について考えさせられますね。
ロシア帝国は西欧(や場合によってはアジアの途上国にすら)軍隊の質で負けて正面衝突したときに瓦解させられるというのをずっと経験している訳ですが、これも長い目で見るとロシアがやってきたことの繰り返しなんですかね。
投入された戦力の中味を詳しく調べている訳じゃ無いが。
反プーチンの部隊が懲罰部隊的な位置付けで戦力投入されて擦り潰されたとかなら、戦後のプーチン政権はクーデターの可能性に怯えなくて済むとかあるんかな。
戦力として微妙で邪魔な奴らが消え、最新鋭装備のプーチンに忠誠を誓う部隊が残り強権発動しますとかだとロシアの今後は暗そうだが。