米陸軍のジョージ参謀総長は「馬鹿げた方法でM1E3を開発するな」を指示して開発期間を半分以下に圧縮、AUSAのパネルディスカッションでも開発関係者は「完璧ではない90%の解決策は理想的な100%の解決策よりも遥かに優れた答えでスピードこそが勝利をもたらす」と述べた。
参考:Next-gen tank to reach soldiers for testing by end of 2026
参考:M1E3 Abrams Next-Gen Tank “Pre-Prototype” To Be Delivered By End Of Year
もう特注品は必要なく商用向け技術でもリスクが許容できるなら採用、理想を追求するのではなく開発スピードを重視する
米陸軍はM1Abrams、M2Bradley、M113の後継車輌、歩兵旅団戦闘団向けの火力支援車輌、地上無人車輌を対象にしたNext Generation Combat Vehicle構想を推進し、Abramsの正統な後継車輌の開発が本格するのは2020年代後半、量産車両が登場するのは2030年代と予想されていたため、それまでの繋ぎとしてSEPv4開発を予定していたものの、ノーマン准将は2023年9月「将来の戦場は戦車に新たな課題を突きつけている。Abramsは重量を増やすことなく能力を強化するのが難しく、ウクライナでの戦争は兵士の包括的な保護の必要性も浮き彫りにした」と述べ、SEPv4の開発中止してM1E3の開発を発表した。

出典:U.S. Army Photo by 1st Sgt. Luisito Brooks
これまでのAbramsに対するアップグレードは重量増=機動性の低下と兵站の負担増で成立しており、54トンだった初期重量はSEPv3で66.8トンに到達、GDLSはSEPv4について「新技術の追加はAbramsの重量をさらに押し上げるだろう」と言及していたが、ウクライナ戦争の教訓は「戦車の保護能力」に疑問を投げかけ、M1E3の「E」という名称は「簡易な修正よりも重要な技術的変更」を、これまでのような「能力の継ぎ足し」ではなく「抜本的な改良」を意味するが、SEPv4の開発を中止に追い込んだ最大の要因は徘徊型弾薬やFPVドローンの脅威に対応できないためだ。
ノーマン准将も「Abramsが最も効果を発揮する戦術は機動し続けることで、そのための機動力と火力を備えているが、静止状態ではあらゆる脅威に対して脆弱になる。FPVドローンなどの上の脅威に対してAbramsの装甲は薄すぎる。M1E3では直接攻撃を受ける前面、側面、背面、地雷や即席爆発装置の影響を受ける車体下に加え、トップアタック攻撃を受ける上面の保護能力の強化に取り組んでいる。このトップアタック・プロテクションにはアクティブ防護システム(APS)が含まれる」と述べ、M1E3はトランプ政権が推し進める陸軍改革の中でも「開発を加速させるべき」という評価を確保している。

出典:Минобороны России
さらにDefense Newsの取材に応じたもジョージ大将も「2023年9月21日に陸軍参謀総長へ就任した直後『M1E3の初号機生産までに65ヶ月間かかる』と告げられ、開発チームに『馬鹿げた方法で開発するのを止めろ』『必要なら現実的なリスクを受け入れろ』『異なる目的のため作られたポリシーや規制に縛られるな』『法的、道徳的に許容可能な全てのものを利用し、リスクを0にするためのあらゆるリスクを管理しようとするな』『なぜならリスクは常に存在するからだ』と指示して多くの自由裁量権を与えた」と明かし、開発期間を半分以下に圧縮したと明かした。
陸軍最高技術責任者のミラー博士も「これまで陸軍は技術の成熟に10年もかかる調達スケジュールを厳格に守ってきた」「今日下した決定が30年後も正しくあるためには全てのリスクを理解する必要があるからだ」「さらに我々は開発者の自発性や柔軟性を全く許可していない」「彼らは大げさに指示された解決方法通りのものを納品することに腹を立てている」と述べ、陸軍と産業界はM1E3の開発において従来とは異なる連携が必要だと訴えていたが、開発を担当するGeneral DynamicsはAUSAで「今後12ヶ月以内にM1E3のプロトタイプが実戦部隊に配備されテストされる」と言及。

出典:U.S. Army photo by Sgt. David Resnick
AUSAのパネルディスカッションに登壇したGDのディープ氏は「今後12ヶ月以内にM1E3のプロトタイプを実戦部隊に配備する」「これを実際に使用する兵士に触れてもらいM1E3の良いとこや駄目なところに関して率直な意見をもらう」「それから直ぐにM1E3の提供を開始する」「これは10年後の話ではなく2年~3年以内を予定している」「この開発スピードはモジュール性、オープンアーキテクチャ、デジタルエンジニアリングのお陰で、商用向けに実用化されている技術やコンポーネントの流用も重要な役割を果たした」と述べているのが興味深い。
“完璧ではない90%の解決策は理想的な100%の解決策よりも遥かに優れた答えだ。何故なら100%の解決策は実現までに多くの時間がかかるため、これに辿り着いた頃には理想的な解決策でなくなっているからだ。つまり全てにおいて考え方が変わったのだ。戦場に対してだけでなく兵士に能力を届けるアプローチにおいても、誰もが「スピードこそが勝利をもたらす」と信じている”

出典:General Dynamics Land Systems
地上戦闘システムの開発責任者を務めるハウエル大佐も「現在時点で1基100万ドルするエンジンの供給先は限られ、これを構成する部品の入手先も世界で数ヶ所しかない。しかし商用向けに切り替えれば故障したエンジンを国内の最も近い拠点に持ち込むだけで1万ドル以下で修理できる。もう特注品は必要ない」と、ミラー博士も「プロトタイプの実戦配備を急いでいるのは何が上手く機能し、何が機能しないのかを実戦環境から学ぶためだ」と述べている。
“もう実戦部隊からのフィードバックに3年も4年も時間を掛けない。時間内に得られたフィードバックのみを反映した改良バージョンを2027年に配備できるようにする。我々が最も避けたいのは実験部隊のみでテストを行い、実戦部隊の戦車兵が初めてM1E3が見た時、もうどんな修正も不可能な完成バージョンにならないことだ。従来のアプローチで実戦部隊からのフィードバックを戦車に反映するのは6年後だった”

出典:Abovfold/CC BY 4.0
M1E3開発に関与する関係者の発言は「武器開発に関するアプローチが根本的に変更された」「システムの部品を全て特注品の軍用規格で構成する必要はない」「商用向け技術で生じるリスクが許容可能ならスピードを重視しろ」「開発完了後に実戦部隊からのフィードバックを始めるな」「戦場の勝利に最も貢献するのは必要されるタイミングに届かない理想的な解決策ではない」と言ったところで、M1E3の開発期間は65ヶ月間ではなく30ヶ月間を目標にしているため、M1E3の本格導入は2028年~2029年までに始まるのだろう。
因みに「実際に使用する兵士に触れてもらう」という言及はM1E3に限った話ではなく、兵士が新しい技術に触れることで組織や認識の変革を加速させるラボベースではなくユーザー主導の取り組み=Transformation in Contactのことで、この取り組み結果を受けてジョージ陸軍参謀総長も9月「今後2年間で25個歩兵旅団戦闘団(IBCT)を新しい機動旅団戦闘団(MBCT)に再編する」と発表し、IBCTから再編されたMBCTはドローン能力、電子戦能力、電磁スペクトルに対するカモフラージュ能力、歩兵小隊車両による機動性を獲得する。
| 従来構成の部隊とArmy TIGER実証旅団の戦闘能力 | ||
| 従来構成 | Army TIGER | |
| 隠れた敵の認識力(認識数/識別率) | 11件/25% | 47件/95% |
| 火力支援の効率(排除した敵兵士数) | 165人 | 344人 |
| 1対1の戦闘における勝率 | 20.1% | 76.0% |
| 小隊単位の生存率 | 20.4% | 79.6% |
| 1対1の夜間戦闘における勝率 | 0.8% | 74.5% |
| 小隊単位の夜間戦闘における生存率 | 1.3% | 98.7% |
韓国ではウクライナとロシアの戦争が勃発する前からAIや無人システムの研究開発、これを応用した戦闘能力のフィールドテストや評価を大々的に行っており、特に韓国陸軍は民間主導で開発が進む第4次産業革命技術(ロボット工学、人口知能、IoT、仮想現実、拡張現実、複合現実など)を取り入れて戦闘効率や生存性を高める戦闘システム=Army TIGER4.0の開発を2019年に開始し、これまでの戦闘実験で「Army TIGERが実装された部隊は認識力、戦闘勝率、生存性で従来構成の部隊を圧倒する」と実証され、Army TIGERの実装は旅団から師団に規模が拡大された。
第10山岳師団の第3旅団司令官を務めるグロネック大佐も無人技術の導入がもたらす戦闘効果について「統合多国籍即応センターの訓練で実施された砲撃任務の90%がドローンの監視下で行われ、攻撃精度が向上したため任務達成に必要な射撃量が50%削減されたにも関わらず、攻撃の殺傷効果は300%も向上した」と述べており、各国のドローン戦争に対する立場も「戦場を観察して教訓を分析する段階」から「分析結果を戦力構成に範囲させる段階」に移行しつつある。
追記:ハウエル大佐は「M1E3のプロトタイプは年末までに納入される」と言及しており、ディープ氏が言及は「2026年10月までにプロトタイプを実戦部隊に配備する」ではなく「2026年10月までにプロトタイプのフィードバックを受ける」という意味かもしれない。
追記:ハウエル大佐が言及した「1基100万ドルするエンジンの~」は武器開発全般について「究極の性能を追求するため特注品だけらけになって運用や保守に問題を抱えるぐらいなら、許容できる範囲で性能を妥協したり、リスクを受け入れて入手性のよい商用技術を採用する方がマシ」という意味合いなので、M1E3に商用エンジンを使用するということではありません。
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※アイキャッチ画像の出典:Photo by Sgt. Timothy Massey





















商業向け技術には高い確率で中国製が入っていると思います。完成品はMaid in USAでも部品、素材レベルではかなり。これは許容できないリスクに相当するでしょう。
そこも踏まえた上での商用利用でしょう?自動車メーカーだって規制に引っかかる部品とか将来問題となる物はありませんかみたいな質問をサプライヤーにします。
もちろんリスクに思う事をしっかり確認しないと意味が無いんですがこれは中国フリーな部品ですかの質問だけで済む話。
10式でも射撃に係る部品は国産で精度を求めた特注品でおばちゃん達の手作り、それを精度を妥協し数が出る商用のロボット量産ラインで作られた物に変更すれば入手性が上がり価格も劇的に下がるでしょう。
代わりに遠距離の命中率を犠牲にする事になりますが許容できない程の精度低下になるかは分からない。そんな話ではないですか?
ぶっちゃけ中国は完成品では益々強くなっていってるけど、資本財は未だ西側が圧倒的に品質で勝ってるからそこまで気にしなくて良いと思うんだよね
ところ部品をおばちゃん達が手作業で作ってるかは知りませんが、大抵の場合それは精度のためでなく採算が取れないから手作業でやってるのであって、ロボットの生産ライン立ち上げても投資回収できませんよ
なぜロボットの生産ラインを立ち上げても投資回収できないか?
それは特定の装備品に最適化しているが故に他の用途では競争力が無く、従って生産数が限られるからです。
100点満点に拘らずとも90点80点を許容できるのであれば調達先の選択肢や価格品質に優れる汎用品に軍配が上がる場合があるだろう、と言うのがnachteuleさんの書き込みの趣旨と読みましたがいかがでしょう。
COTSというのは正にそこを狙った概念ですよね。
「採算が取れないから手作業でやってる」については、
『数量×単価』の値が小さく、損益分岐点を超える事が出来ないケースをイメージされているのでは?
開発に時間をかけていると、その間に戦訓対策やら、情勢の変化やらと色々な横やりが入り、それを盛り込んだり対応しようとして、気がついたら最初のコンセプトはどこへやら、という状態を避けるためでしょうか。
これが吉と出るか凶と出るかは、やっぱり時間をおかないと結論は出ないかも。
「完璧を目指すよりまず終わらせろ(Done is better than perfect)」、というザッカーバーグ氏の言葉が正しい事が、また証明された
ぶっちゃけ80点ぐらいでも良いとは思うけどな
残念ながらそれが許されるのは人が死なないし、金銭的な損失もないSNSだからなんですよね。
ITでも人の命やお金が関わるインフラに近い分野は極めて時間とお金がかかるもので、工夫はできても検証のプロセスはなくすことはできないです。
戦車だったら、ドローンの統合は多少の不具合があっても大体許容範囲かもしれないけれども、足回りや砲、砲弾
装甲、APS etc…の信頼性は重大な事故を起こすと命に関わるし、FCSがまともに機能しないとこれも命に関わる。
あんまり同意できません。
インフラと兵器は命に関わるという点では似てますが、やっぱり別ものでしょう。
戦争は敵がいるという点でインフラ設計とはまるで違います。
1000ドルのFPVドローンだって300万ドルの戦車を殺せるし、如何によく考えて
作っても破壊される時は一瞬です。
だからこそある程度はラフにならないと何もできなくなります。
工芸品みたいなものを作っても意味がありません。
完璧な計画を来週実行するくらいなら、次善の計画を今、断固として実行すべきだ ジョージ・S・パットン
中国は既に次期戦車(100式戦車)を配備しているので、アメリカも急がねばなりませんな。
>現在時点で1基100万ドルするエンジンの供給先は限られ
じゃあ普通にディーゼルにしなよw。ディーゼルエレクトリックもいい。
近年の自家用車の技術トレンドとして、エンジンの排気量を下げてターボ過給で出力を稼ぎ、低速域をモーターアシストでカバーするそうです。ここは排気量を0にしてターボとモーターによる駆動システム、つまりガスタービンエレクトリックなんてどうだろうか。ガスタービンは発電専用で最適回転数による運転によって燃費が良くなるかもしれません。
ウーン……これはトランプ政権になってよかったんじゃないんですかね。
100パーセント完璧を求めるという発想が今まだ全く成熟していないドローンや無人機が戦力の中核になろうとしている段階で被源氏的というか非効率ですから。
そしてこんな感じで大なたを振るえるのは結局トランプだけでしょう。
やっぱり彼は求められる形で大統領になったのだと思います。
色々騒ぎも起こしてますが、俯瞰してみると(比較的)些細な問題です。
米国の製造業が以下に衰退しているかを露呈させる事は民主党政権では無理だったでしょうし、その場合は気が付いたら本当にどうにもならなくなっていたと思われます。
ウーン……これがなんでトランプ政権の手柄になるのかよくわからないですね。
>ジョージ大将も「2023年9月21日に陸軍参謀総長へ就任した直後『M1E3の初号機…
>2023年9月21日
本来1政治家でしかない大統領が当たり前に軍事という高度に専門化されたものに対して大ナタを振るものだと思ってるなら頭MAGAかNAZIかなと。
結局重箱の隅を楊枝でほじくるような事を繰り返していたら、物事が前に進まない、って事だろう
トランプ氏は少々極端であるにしても、ビジネスを前に進めるにはどうすれば良いかは理解している
それは期限を切って、ひたすらPDCAサイクルを回さないといけないって事だ
これが分野を問わず開発では必要な思考なんだよ
予算も時間も限られているし、100%完成なんてのはあり得ないんだから、決断する人間の存在は重要だし手柄くらいくれてやっても良いのでは?
トランプ大好きクラブの人って論理の流れが不明なんだよな
いちいち書かないとわかんないだろうけど、この件の責任者が就任したのは2023年と記事にあるのだから、これはバイデン政権中なわけで
そもそも制服組でもない軍内部の人事に政権が積極的に干渉するようになったのってトランプ政権だけであって、本来は空爆に効果がなかったといった将官を政権が首にするなんてありえない出来事。
利権かなにかで強硬に反対する人物がいて話が前に進まないのを、トランプがぶった切ったとか、どっかになにかソースで書かれてたらトランプの手柄だろうけど、どこにそんなことが書いてあるんですか?
だから要は、なんでこの記事でいきなりトランプの名前が出てきて褒め始めるの?MAGAなの?
不思議なのは何故バイデン政権時代からもう分かっていた、決まっていたことをバイデン時代中に始められなかったのか。ジョージ大将の就任が2年前なのに、その間に改革を断行できなかったのは何故?陸軍改革を開始してバイデンの数少ない事績としてもっと誇れたのに。
明日の最前より今日の次善を謳う割には、バイデン時代にも始められた事を、今になって取り組み出したようにも見えてしまうが。
何と言うかバイデン時代から話は進めてあったんだろうけど、結局陸軍改革が断行されたのはトランプ就任後だし、開戦からトランプ就任まで時間がかかりすぎたのは何故?明日の最善より今日の次善だと分かってんなら開戦から話を進めておけば良かったんではと。
バイデン氏が進める意欲があるならある意味これは選挙対策にも成り得たのでこの戦車の件に限らず開発期間を短縮する方向性は出したはずです。
ですが、米軍全体の開発調達システムを変えるという話が出て来たのはあくまでもトランプ政権になってからの事です。
記事を見ても、
>2023年9月21日に陸軍参謀総長へ就任した直後『M1E3の初号機生産までに65ヶ月間かかる』と告げられ
とありますが、これは政権が変わるまでは注文を出しても動くに動いてくれなかった事を指していると思われます。だからこういう話が表に出なかった。
バイデン政権がせかしていたなら、そもそももっと早くこの話は前に出てきていたでしょう。それが何故今かというのはどう見ても政権交代の影響です。何故ならこれは方法論の変化であって、蓄積した研究結果などが今出て来たとかでは無いからですよ。
まあ言ってることは正しいけどどうせ口だけだと思う。
本当に戦車のエンジンを専用設計から商用ベースにしたら今の形態
とは全く違うはず、どう考えたって60トンを運べる訳ないもの。
もちろん商用ベースの部品で作った戦車を設計したら相当使えるとは思う。
エイブラムスよりは間違いなく消耗戦に強いし、アップグレードも
容易でしょうね、でも本当にやる気ある?
今の戦車の装甲は距離〇〇メートルから発射された口径〇〇のAPFSDSに抗堪できる…
みたいな想定で作られている訳で、それをまるっと捨てないと絶対実現できない。
戦車対戦車の戦闘なんか起きない、もしくは敵の戦車はFPVで片付けるから不要!
くらいの割り切りがいる、どうせそこまでラディカルにはなれないだろう。
エンジンを丸々商用にするんじゃなく、ミサイルの問題提起で言われてたような専用工具を使わず一般的な工具で作れる設計にするみたいな話ではなかろうか
行き着くところは3Dプリンターで出力される戦車だったり。
だったらいいんですけど、開発工期を発注側が批判して削減するって聞いていい予感なんてしないんですよね。
開発畑として、労働者が死ぬほど酷使されるか、必要なフェーズゲートをいくつも省くかしてなんとかなんで…そしてこれは半分とかいう開発としては悲鳴もの…
自動運転みたいな技術ではないにしろ、試験1回目で人が死ぬみたいなことにならなければいいのですが…
追記
まあ今回はプログラムでいうOSSを使えるところは短縮しろという指示なのでしょうが
OSSを使うみたいなところで本当に使えるのか、という検証フェーズを待たずにでた上の声の工期は信用できないですね…
>現在時点で1基100万ドルするエンジンの供給先は限られ、これを構成する部品の入手先も世界で数ヶ所しかない。しかし商用向けに切り替えれば故障したエンジンを国内の最も近い拠点に持ち込むだけで1万ドル以下で修理できる。もう特注品は必要ない
商用で需要がないから特注品を使ってるわけで…
商用で流通している部品の規格を使って設計しろとかそういう話だと思います。
限界まで性能を追求するのでは無く、安定稼働と部品の調達を容易にしたいという話でしょう。
ボルトやナットに至るまでそれ自体が特注であるのはある意味仕方がないとは言え、そのボルトやナットの規格に至るまで完全に特注品だと軍需工場でしか生産が出来なくなります。
しかし、軍事用規格として品質なり材質なりが変わると言うだけならば民間の工場でも調達出来る可能性があります。工具についても専用品を作る必要が無く、民間で流通している高品位なものを転用するだけでよくなる。
このような流れはドローンが主力の一つとして受け入れられた事も理由の一つかと思います。
ウクライナもロシアも主に中国製などの民生品を改造したりして利用している。つまり、これらは民間で流通してる部品や工具などで整備や補修が行われている事になる。こういうものとの一本化もしたいなら「軍専用の独自規格」は不要のものと言えるでしょう。
アメリカ陸軍の新しいAFVの開発が失敗し続けている理由は、要件の積み込み過ぎ(なぜそうなるのかは様々な要因が考えられて、恐らく簡単に解消できない根が深い問題)だと思われるので、「リスクが高くなることを承知してプロセスを省略しました」だと問題の根本的な解消にはつながらない気がしますね。
epirusのreonidasの小型版を搭載できないのかな?ドローンに積めるような、小さいタイプありましたよね。