米国関連

米紙、スロバキアの選挙結果はゼレンスキー大統領への圧力になりうる

ニューヨーク・タイムズ紙は1日「ウクライナと国境を接する国が『弾薬を1発も送らない』と発言した人物に投票したことはゼレンスキー大統領への圧力を高めるだろう。これはトランプ前大統領の復帰やポーランドの選挙結果を懸念しているEUにとっても頭の痛い問題だ」と指摘した。

参考:Unease in the West as Slovakia Appears Set to Join the Putin Sympathizers
参考:Премьер Польши предостерег Зеленского от тесного союза с Германией

2024年以降も戦い続けるには「政治的に支援国を結束させる新しい何か」が必要なのかもしれない

スロバキアの選挙結果は事前に予想されていたものとは言え、もうウクライナに1発の弾薬も送らないと約束する「SMER」の勝利は欧米諸国に深刻な懸念を引き起こし、ニューヨーク・タイムズ紙は1日「ウクライナと国境を接する国が『弾薬を1発も送らない』と発言した人物に投票したことはゼレンスキー大統領への圧力を高めるだろう。これはトランプ前大統領のホワイトハウス帰還やポーランドの選挙結果を懸念しているEUにとっても頭の痛い問題だ」と指摘している。

出典:Quirinale.it

“スロバキアは歴史的にロシアへの同情的感情を抱いている国で、今のところフィツォ元首相(SMERの党首)がどの様な政権を作るのかは不明だが、イタリアのメローニ首相のように現実主義に傾く可能性もある。しかしスロバキアの選挙結果は『ウクライナ支援に拠出する資金を国内投資に回すべきだ』という無言の圧力が欧米で強まっている現れであり、米国でも下院の共和党が訪米したゼレンスキー大統領との会談を拒絶し、ウクライナ支援に対するホワイトハウスとのギャップが表面化している”

“ウクライナへの武器支援を停止し、この戦争を誘発させた責任を西側諸国やウクライナに等しく負わせることを掲げたフィツォ元首相の勝利もその一例で、特に地方や農村部において社会保守主義、ナショナリズム、反LGBQのレトリック、手厚い福祉政策が反リベラルに対する効果的なアジェンダあると証明された。今のところ戦争に対する疲弊は西欧よりも中欧で深刻化しており、スロバキアの例は『隣国に迫る脅威を理由に心からウクライナを支持しているわけではない』とを示している”

出典:Kremlin.ru / CC BY 4.0

“今年3月の世論調査でスロバキア人の51%が『戦争の主な原因が西側諸国やウクライナにある』と回答したことや、大量のウクライナ人難民の流入に対する不安、EUに対する小国の憤り、ロシア対する同情的な感情をフィツォ元首相は巧みに利用したが、ハンガリーのオルバン首相とはイデオロギーが異なるため現実主義者であるという評価もある。ただスロバキア、ハンガリー、セルビアがプーチン大統領に対する大きな同調を示しているため中欧での潮目は変わりつつある”

“ウクライナの熱烈な支持者で150万人以上の難民を受け入れてきたポーランドもウクライナ産穀物の輸入を禁止し、最近の両国関係はぎくしゃくしている。さらに選挙を控える与党=PiSは強烈な民族主義政党で『反ロシア』を堅持しているものの、ナショナリズムや保守的な価値観は寧ろオルバン首相やフィツォ元首相に近く、選挙でPiSが勝利すれば欧州の結束をさらに弱体化させるだろう。欧州では『ポーランドがEUを離脱するのではないか』という突飛な噂も囁かされているが、これは戦争が助長した緊張の高まりを示唆するものである”

出典:PRESIDENT OF UKRAINE

以上がニューヨーク・タイムズ紙が主張した内容の要約で、欧米の政治的立場は「ロシアが侵略を開始したのだからウクライナを支援するのは当然だ」という考えだけで推し量れない事情や思惑が存在し、ウクライナが2024年以降も戦い続けるには「政治的に支援国を結束させる新しい何か」が必要なのかもしれない。

因みにポーランドのモラヴィエツキ首相は1日「国連演説で不適切な発言したゼレンスキー大統領はドイツと緊密な関係を結ぼうと考えているようだが、ドイツは常に中欧の首脳を通じてロシアの立場を説明したがると警告しておく。ドイツが5,000個のヘルメットを送ろうとした時、最もウクライナを支援したのはポーランド人で、100万人を超えるウクライナ人難民を受け入れたのもポーランドだ」と述べ、ドイツに接近するウクライナを牽制した。

関連記事:イタリアのメローニ首相、支持率低下を招いてもウクライナ支援継続を約束
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※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE

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コメント

    • StF
    • 2023年 10月 02日

    ロシアはドネツク・ルハンスク両州を占領して一応は戦争目的達成の名分が立つとすれば、長期戦の構えは現状維持の粘り勝ち狙いに見えます。
    現状で戦争前ラインにはヘルソン・ザポリージャ・ドネツク州の一部まで奪回が進み、お隣のスロバキアが穏やかでいられるのはそこまで。以前から係争地のド・ル両州のみならず、クリミアまで奪回すればジャイアントキリングで、ロシア相手に大勝ちするような隣国はむしろ脅威になるでしょう。

    ロシアのウクライナ征服をスロバキアが願うとは思えませんし、むしろウクライナ優勢の先読みがロシア勝利(現状ラインの粘り勝ち?)を願う形に現れているのではないでしょうか。
    他方、隣国ロシアの疲弊は日本の利益なので、ウクライナ支援が支持されるのは理屈の通る話だと思っています。

    12
      • たむごん
      • 2023年 10月 02日

      仰る通り、隣国に対する警戒感は常々あるのは当然ですね。
      ウクライナの政権・世論が、10年後にどうなっているか分からないわけですから。

      ロシアの疲弊が、日本の利益になる事も仰る通りです。
      ただし、欧米から前面に押し出されて壁にされたり、日本にヘイトが向かないように、絶妙な匙加減が重要になると考えています。

      24
      • minori
      • 2023年 10月 02日

      どうでしょうか。

      ウクライナからロシアが完全に撤退しなければ、G7はロシアに対する制裁を解除するべきではないでしょうし、実際しないでしょう。その場合はロシアは遠からず破綻することになります。ウクライナからの撤退はロシアにとってもマストです。

      一方のウクライナは戦争に勝っても負けても、生産年齢人口の若い世代だったり、男性だったりが損なわれた人口構成が歪な状態になっています。ロシアから国土を守り切ったとしても、東欧の脅威になるような政治体制をとったなら、ウクライナも遠からず破綻するでしょう。

      そもそもウクライナは戦後にNATOやEUへの加盟を目指すはずです。周辺諸国に対して狂犬のように振舞うことは出来ないのではないでしょうか。

      14
        • nachteule
        • 2023年 10月 03日

         少なくともあなたが言うマストは今のロシアにとってベターでも無い。戦争を始めた以上終わらせ方が重要ですが現状のクリミア含めの支配地域放棄するなら相応の条件が無いと引けないでしょう。まだロシアは無条件降伏するレベルに無いなら尚更です。

         引き際を間違えた以上は制裁解除ぐらいで持ち直すとは思えませんし、国として早いか遅いかだけの話で終わりが見えているのは変わりない。ロシアンリスクが顕在化した以上は侵攻前の状態に復帰出来るかも怪しいと思います。

         撤退したらほぼ何の責任も負わずに国際社会に元通り復帰させロシアへ経済的な支援をしてガタガタの経済建て直すぐらいの大盤振る舞いを提示するなら撤退もあり得そうですがそんな事を世界が許しますかね。

        3
          • minori
          • 2023年 10月 03日

          ≫国として(略)終わりが見えている

          ロシアはソ連崩壊から一度立ち直った国です。経済制裁をやめれば、今回もまた勝手に立ち直ります。資源国って強いですよ。

          ≫国際社会に元通り復帰

          侵攻前ほどの尊厳を回復できるかは別として、国際社会には必ずかえってきますよ。WW2後の日独だってかえってきました。ある程度以上に大きい国は世界と無縁ではいられないのです。だからこそ、どういう条件で復帰を認めるかが重要です。

          13
      • ポンポコ
      • 2023年 10月 03日

      ロシアの疲弊は日本の利益か?少数意見ですが、

      ロシアの疲弊とウクライナ戦争が、ロシアを中国に接近させるので、これが日本にとって最大の不利益です。日本の主敵の中国共産党対策に、インドとロシアとの関係は大事でした。

      見解の違いですので、これはさておき、

      スロバキアの選挙の影響は限定的かもしれません。消極的にはなるでしやうが。

      なぜなら、EUやアメリカの意向に真っ向から反対は難しいからです。スロバキアは、EUには借款的なものや経済依存もあると思うのです。

      スロバキアの国民からすれば、EUの官僚などは選挙で選らばれたわけでもないのでフラストレーションは溜まるかもしれまさんが、それは経済的にも仕方のないことです。

      本心と言うなら、ドイツのシュルツ首相でさえ、本心はそれほどウクライナ支援に傾倒しているのではないと思います。

      最終的にレオパルドを供与しましたが、それまでに実はわりに抵抗しているわけです。ショルツは、アメリカ(バイデン)の意向には逆えないという要素も確かにあると思います。

      スロバキアやドイツの政治家も、ロシアとウクライナの経緯とかは、肌で知っている人たちも多いですからね。日本人の本心とは違う複雑なものがあ
      ると思います。

      以下は2022年の統計ですが、

      ロシアからEUへの天然ガスの国別の内訳は一番はドイツです。激減しましたが、陸のウクライナ経由のパイプラインは、まだ活きていてEUのパイプライン経由の輸入の半分はまだロシア産です。

      ノルウェーや英国産のパイプライン経由は増えてなく、増えたのはアメリカ産ですが、価格が高いのでドイツ経済に打撃です。

      原油輸入のロシア産の割合は、ドイツの場合は2割に減りましたが、スロバキアはまだほぼ100%ロシア産です。

      ロシア産の肥料の輸入ですが、ドイツは前年比274%の増加、スロバキアは160%の増加です。

      経済的にも複雑です。

      7
    • lang
    • 2023年 10月 02日

    まあ海外資金援助であれ、海外派兵であれ危ない国に支援する=自国へ混乱を輸入する というのは証明されてきたのではないでしょうか そこら辺のリスクが議論されてるのは見たことがないですね

    割とウクライナ支援は各国頑張ってたとは思いますが、結果だけ見るとインフレが加速し、移民難民が負担になり、さらに親ロ派などの過激派が政治勢力を拡大していくと・・・

    ベトナム戦争では上層部が、兵士の薬物使用を黙認した結果大量の薬物中毒者が生まれました それどころか、戦場で死んだ兵士の棺の中に薬物を入れて米国内に密輸してたそうです 終わりのない麻薬地獄のきっかけですね あとヒッピーも

    今では大規模派兵ではなく、特殊部隊を世界に送ってますが案の定、監視の緩い外国で薬物や買春の味を覚えてしまい、国内でも蔓延してるそうです

    長い間続いた中東戦争も、結局は勝利は得られず国家の威信は崩壊し、国民をコントロールできず米国も無法地帯化しました シカゴ、フィラデルフィアあたりは、イラク戦争中の米軍の三倍死者がでるそうな・・・

    まあ介入は慎重にということで

    7
    • VIVA
    • 2023年 10月 02日

    ウクライナの明日ではなく、自国の今日の方が一般庶民にとっては大事だからね
    これからロシアも大勝ちすることもないから、良い加減ここらで休戦したらどうなの?ってのがヨーロッパの本音なのかもね

    30
    • たむごん
    • 2023年 10月 02日

    西側という定義を頻繁に見かけるのですが…
    日本とドイツだけでも、対中国・対ロシアの国益が一致せず、日本は苦労してきました。

    ドイツは、中国の言い分を聞いて経済重視、南シナ海や東シナ海の安全保障問題は放置。
    ドイツのエネルギーは、ロシアから安い天然ガスを大量調達して、日本のエネルギー調達を叩きまくってきたわけです。

    各国ごとに国益が違いますし、ウクライナやロシアとの関係度合いも違う訳です。
    EUは、ドイツ独り勝ちが続いてきましたから、それに対する他国の反発も根強いです。

    23
      • かくさん
      • 2023年 10月 02日

      ドイツ不況に対するEU圏の冷笑ってポツポツ記事になるけど、経済中心地の悪化なんて巡り巡って自分に返ってくるだけなんだよね
      不況なんて連鎖するし他人の不幸を笑ってたら自国の経済が悪化しただけなんて話

      14
        • たむごん
        • 2023年 10月 02日

        仰る通りと思います。

        まあドイツは、不法移民問題や環境問題を、上から目線で語って東欧とも揉めていましたから。

        今は、不法移民を拒否したり、石炭をガンガン燃やしたりして、掌返しですかね。

        18
    • 謎の密使
    • 2023年 10月 02日

    しかし、こうして見ると欧州はバカ国家揃いかとツッコミたくなりますな……
    幾ら何でもウクライナが勝ち過ぎるからと言って支援を止めれば「赤信号みんなで渡れば怖くない」となって雪崩現象が起きるのは必然なのに(米国もそう言う状況だし)
    ロシアが勝てば間違い無くバルト三国やポーランドへのお礼参りは必至だと言うのに、呑気過ぎるとしか言い様が有りませんわ(匙をぶん投げる)
    註・今までのロシアの損害を元にして、それは有り得ないと言っている人はロシアの底力を知らないとしか言い様が無い

    19
      • タチコマァ
      • 2023年 10月 02日

      スロバキアがロシアに同情的という記事の内容ですが、具体的にどういう意味合いなんでしょうかね?
      不勉強故に分かりませんが旧WTO圏は基本的にソヴィエトに抑圧されてたわけで……それこそNATO加盟はその反動でスロバキアもまた同じ筈なのですが……

      6
        • 通りすがりA
        • 2023年 10月 02日

        ソ連以前の歴史も学ぶことをおすすめします。
        21世紀に生きる人間に多いが、まるで20世紀から歴史が始まったような言い方をする。
        ソビエトの前にはロシア帝国、ロシア・ツァーリ国、モスクワ大公国があり、更に遡ればキエフ・ルーシやノヴゴロド公国などの多様なルーシ諸国に行き着く。「スロバキア」はスラブ人であることをアイデンティティとする国、国民国家以前の領域で同胞意識を持つ人々が一定数いるのは当然であり、ラテン人、ケルト人、ゲルマン人らのカトリック教国家群とは同じ価値観基盤を有するとは限らない。

        31
        •  
        • 2023年 10月 02日

        スロバキアはセルビアを焼け野原にするという恫喝の結果NATOに加入しただけで反ソ連感情を拗らせて喜んでNATOに加盟したわけじゃない
        遅れた旧東側の国が先進的な西側の戦列に加われて喜んでいるというのは甚だ自意識過剰な考え方にすぎず、現実ではスロバキアはNATO加盟の頃からずっとロシアに同情的

        34
      • 匿名
      • 2023年 10月 02日

      なんか論旨と御礼参りって言い草が以前いた人を彷彿とさせますがそれは置いといて、ロシアがどれだけ余力があったとてNATO相手の全面戦争に踏み切るほど向こう見ずかと言うとどうなの、とは思う。

      17
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2023年 10月 02日

      >ウクライナが勝ち過ぎるからと言って支援を止めれば
      スロバキアの世論はそういう事ではないですよ。とっとと戦争終わってロシアからの原油・ガス輸入をさせろという世論です

      >ロシアが勝てば間違い無くバルト三国やポーランドへのお礼参りは必至
      ロシアが本気でNATO加盟国に喧嘩を売る気なら、もっと大胆にやるでしょう
      ウクライナ紛争においてNATOとの戦争にならないように互いに気を使っているのに、どうしてこういう発想になるのかが疑問です。何かしら明確な根拠があるのでしょうか?

      28
    • 霞ヶ浦
    • 2023年 10月 02日

    ポーランドのEU離脱はあり得なくもないと思うけど、そうなると本気で警戒が必要になるな

    2
    • ひろゆき
    • 2023年 10月 02日

    米国はもう2正面を戦えない
    じゃあどこを優先して守るべきか?って考えた時に米国の頭にあることは、アングロ・ファイブ構成国の多くが存在し自身の安全保障に関わってくる太平洋地域を中国からどう防衛するかって事で、旧東欧なんて最悪なくても米国の安全保障には直結しないからいらないって事をハンガリー含めて一部の旧東欧諸国忘れてるんだよな
    米国はどんどん衰退していくしリソースを無限ではない
    ここで支援をやめてロシアを増長させたら将来的に中国に手一杯になった米国と融和的なドイツ・フランスに切り捨てられてスロバキア君ロシアに併合されて死ぬで

    25
      • 航空太郎
      • 2023年 10月 02日

      2004年に加入した後発のスロバキアがロシア寄りになってNATOの結束を乱すなら、出てけって話になりますからね。NATOは対ロシアの軍事同盟なんだから、それに沿わないなら追い出すくらいの真似はしてもおかしくない。NATOは米軍の力がなければ、力は半減どころじゃありませんからね。アメリカの意向は無視できません。

      17
        • ひろゆき
        • 2023年 10月 03日

        そうなんですよね
        NATOにとって本当に必要な国はトルコみたいな海峡を抑えることができる国だからブルガリア、スロバキアやハンガリーとかの内陸国や黒海沿岸国は別に…て感じなのでトルコの真似して多国間クリンチ外交をやっている併合するマンのロシアに痛い目見させられるぞって彼らに言いたいです

        4
    • ブルーピーコック
    • 2023年 10月 02日

    ポーランドでは再来週の総選挙絡みの大規模デモがニュースになってたな。ただし与党の支持率が最大野党より優勢な上、支持率3位の政党であるコンフェデレーションは反ウクライナを掲げて求心力を高めているときた。
    ポーランドとウクライナの関係は、管理人さんの言う通り「政治的に支援国を結束させる新しい何か」が無いと冷える一方だろうな。

    11
    • たむごん
    • 2023年 10月 02日

    仰る通りです。
    ヨーロッパは、ロシアとの安全保障をアメリカに押し付けて、ロシアから美味しい部分(安いエネルギー)を享受してきたわけです(ヨーロッパの外交が上手いとも言えます)。

    EU・ユーロブロックを作ったわけですからね(GAFAMなど、米国企業に制裁も繰り返しています)。
    独仏が、ヨーロッパの安全保障を主導して、応分の負担を負えばいいわけです。

    アメリカにとって冷酷な話ですが、東欧の国が切り捨てられかけて懇願された方が、国益になるかもしれません。

    15
    • TA
    • 2023年 10月 02日

    > 因みにポーランドのモラヴィエツキ首相は1日「国連演説で不適切な発言したゼレンスキー大統領はドイツと緊密な関係を結ぼうと考えているようだが、ドイツは常に中欧の首脳を通じてロシアの立場を説明したがると警告しておく。ドイツが5,000個のヘルメットを送ろうとした時、最もウクライナを支援したのはポーランド人で、100万人を超えるウクライナ人難民を受け入れたのもポーランドだ」と述べ、ドイツに接近するウクライナを牽制した。

    ダーリンはウチのモノだっちゃ😍

    2
    • 匿名
    • 2023年 10月 03日

    スロバキアは、同じ民族のロシアに同情的な上に、減らした備蓄増やして、ロシアから石油やガス輸入したいからな。
    またロシアとウクライナの汚職もあり、隣国に武器渡したくはないからな。
    戦争研究所でも、ウクライナの汚職無くさないと、ロシアに勝てないいわれてるぐらいだしな。
    隣国どおしが、世界中で一番仲悪いしな。

    6
    • ウルフリック
    • 2023年 10月 03日

    スロバキア人がスラブ系だから親ロシアなのは良いとして、だったら同じスラブ系であるウクライナに同情しないのは何でか分からんすよ。スロバキア人のこの判断に民族意識を理由に上げるのは違うと思いますがね

    8
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