ウクライナ空軍は「ロシア軍が発射したミサイルの総数は7,400発で約1,600発を迎撃した」「S-300/S-400が全体に占める割合は約1/3」「Iskander-Mは約900発」と明かし、ニューヨーク・タイムズ紙は「高価な迎撃弾を供給し続けることは困難だ」と指摘した。
参考:Russians launch 7,400 missiles at Ukraine since beginning of war – Ihnat
参考:Ukraine’s Patriot Defenses at Work: Shuddering Booms and Bursts of Light
参考:Сколько “Кинжалов” запустила РФ с начала войны и сколько сбили: ответ Воздушных сил
支援資金は青天井ではないので選択と集中が必要だと散々指摘されてきたが、、、
ウクライナ空軍のオレシュチュク司令官は「2022年2月24日以降にShahed-131/136を3,940機中3,095機、Kh-101/555/55を1,360発中1,045発、Kalibrを834発中397発、Iskander-Kを154発中62発撃墜し、これらの迎撃率は約85%だ」と発表したが、イグナト報道官は「2022年2月24日以降、ロシア軍は7,400発もの様々なミサイルを発射して約1,600発を破壊した。この7,400発という数字にはS-300、S-400、Kh-22、弾道ミサイルなどが含まれている」と明かし、S-300やS-400の対地攻撃モードで発射されたミサイルの割合は全体の約1/3、Iskander-Mは約900発だと付け加えた。
種類 | 兵器名 | 発射数 | 撃墜数 |
無人機 | Shahed-131/136 | 3,940機 | 3,095機 |
Lancet | 不明 | 不明 | |
KUB-BLA | 不明 | 不明 | |
計 | 3,940機 | 3,095機 | |
巡航ミサイル | Kh-101/555/55 | 1,360発 | 1,045発 |
Kalibr | 834発 | 397発 | |
Iskander-K | 154発 | 62発 | |
対艦ミサイル | Kh-22 | 不明 | 不明 |
K-300P | 不明 | 不明 | |
弾道ミサイル | Iskander-M | 約900発 | 不明 |
Tochka | 不明 | 不明 | |
S-300の対地攻撃モード | 約2,400発 | 不明 | |
S-400の対地攻撃モード | |||
キンジャール | 追記:63発 | 追記:25発 | |
計 | 追記前:5,663機 追記後:5,711発 | 追記前:1,519発 追記後:1,529発 |
ロシア軍が発射した無人機(商用ドローンやFPVドローンを除く)にはLancet、KUB-BLA、Orlan-10などもあるため、ウクライナ軍が撃墜した無人機の数は3,095機を超えるのは確実だが、特に興味深いのは各種ミサイルの発射総数と迎撃率だろう。
7,400発の中には侵攻初期に使用されたTochka、昨年のオデーサ攻撃に使用されたK-300P(P-800の地上発射バージョン)、戦闘機で運用しているKh-31PやKh-59などが含まれる可能性が高く、ここに滑空爆弾(JDAM-ERに相当するUMPKキットを取り付けたFAB-500)がカウントされているのかは不明だが、7,400発から5,663機を引いた残数=1,737発にKh-22、K-300P、Tochka、キンジャール、Kh-31、Kh-59が含まれいるのは間違いない。
![](https://grandfleet.info/wp-content/uploads/2024/01/RA_2024_0107_01.webp)
出典:Mil.ru/CC BY 4.0
ウクライナ軍が迎撃可能な巡航ミサイルの迎撃率は約85%と高いものの、弾道コースを飛んでくるミサイル(Iskander-M、Tochka、S-300/S-400の対地攻撃モードで発射される迎撃弾、キンジャール)はパトリオットシステム以外で対応できず、高高度から目標に急降下するKh-22、10m~15mの低空を超音速で飛んでくるK-300Pも迎撃困難なので、発射されたミサイル半数以上(乱暴な計算で言えば80%)がウクライナの何処かに着弾している。
但し、着弾したミサイルの全てが目標に命中しているとは考えにくく、逆に計1.1万発ものShahed-131/136や各種ミサイルを撃ち込まれてもウクライナ側は継戦能力を維持出来ているため「長距離兵器だけでウクライナを屈服させるのは難しい」と解釈することもできるが、ニューヨーク・タイムズ紙は6日「高価な迎撃弾をウクライナに供給し続けることが出来なくなるだろう」と指摘した。
![](https://grandfleet.info/wp-content/uploads/2022/12/Patriot_missile_systems_1222.jpg)
出典:U.S. Army photo by Sgt. Alexandra
パトリオット中隊を指揮するウクライナ人指揮官はニューヨーク・タイムズ紙の取材に「このシステムは弾道ミサイルを効果的に迎撃できる数少ないシステムの1つだ」「弾道ミサイルがもたらす死傷者の数を考えるとパトリオットが救った命の数は数千人規模だろう」と述べたものの、ホワイトハウスと国防総省の当局者は「200万ドル~400万ドルもするパトリオットの迎撃弾をウクライナに供給し続けることが出来なくなるだろう」と警告したらしい。
パトリオットシステムはレーダー(AN/MPQ-53もしくはAN/MPQ-65)、管制システム(AN/MSQ-4ECS)、発電機(150kW×2基)、通信アンテナ、ランチャー、迎撃弾で構成され、1つのパトリオットシステムにはM983で牽引されるランチャー(PAC-2弾なら4発/PAC-3弾なら16発)が6輌から8輌含まれ、システム自体に約4億ドル、ランチャーに装填するミサイルに約6.9億ドル(PAC-2弾は約200万ドル×32発+PAC-3弾は約400万ドル×128発/両弾を半々に装填して2回分)の費用が必要なるため、1つのパトリオットシステムの総費用は約11億ドル=約1,600億円だ。
![](https://grandfleet.info/wp-content/uploads/2024/01/US_2024_0107_03.webp)
出典:U.S. Army photo by Capt. Royal Reff/Released
戦略国際問題研究所は2022年のレポートの中で「米国がウクライナに提供した単一兵器の中でパトリオットシステムは最も高価だ」「最新の予算文書によるとパトリオットシステムの調達費用は約12.7億ドル=約1,800億円に上昇する可能性がある」「米陸軍は迎撃弾は年180発調達していたが2023年には252発(10.3億ドル)の増加した」「米陸軍が取得したPAC-3MSEの総数は約1,600発(旧バージョンのPAC-3を幾つ保有しているかは言及なし)」と指摘。
米空軍のブレマー大佐は昨年1月「ロシア軍は地対空ミサイルを枯渇させることで航空優勢の確保を狙っている」「これはミサイルやドローンを使用した世界初の空中消耗戦だ」と、ミリー統合参謀本部議長も「ウクライナ上空を保護する最も安価な方法は地上配備型の防空システムだ」「10機のF-16をウクライナに提供するには10億ドルの費用がかかる」「この10機を維持するには更に10億ドルの費用がかかる」「つまり10機の戦闘機提供にかかるコストは20億ドルだ」と述べたことがある。
![](https://grandfleet.info/wp-content/uploads/2023/01/US_F16_20230129.jpg)
出典:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Valerie Halbert
要するに「支援資金は青天井ではないので選択と集中が必要だ」という意味で、(ミリー議長の数字が正しいなら)提供が決まっている42機のF-16提供と運用にかかるコストは84億ドル=1.2兆円も必要だ。
勿論、無限の支援資金があるなら戦闘機と防空システムの両方を追求するのが正しいと思うが、ロシアはF-16提供を見越してイランや北朝鮮から弾道ミサイルの調達を進めており、既に北朝鮮製の弾道ミサイル(KN-23)はウクライナに向けて発射されていることが確認されている。
![](https://grandfleet.info/wp-content/uploads/2024/01/north_korea_2024_0105_01.webp)
出典:public domain
果たしてウクライナはロシアによるミサイル攻撃を乗り切れるのだろうか?数ヶ月後(恐らく春以降)に登場するF-16は投資に見合った活躍を見せるのだろうか?
因みにウクライナ空軍は2022年末「ロシア軍は旧式の5V55Rを6,000発以上も保有している」と指摘したことがあるので、まだ5V55Rの在庫はたっぷりあるのかもしれない。
![](https://grandfleet.info/wp-content/uploads/2022/11/Russian_missile_stockpile_1122.jpg)
出典:Oleksii Reznikov ウクライナ軍が11月に発表したロシア軍のミサイル備蓄量(推定)と2月23日以降のミサイル生産量(推定)
追記:イグナト報道官は7日「2022年2月24日以降にロシア軍は63発のキンジャールを発射した」「パトリオットが配備された2023年5月4日以降に25発のキンジャールを撃墜した」と明かした。
関連記事:デンマーク国防省、ウクライナへのF-16AM提供が最大6ヶ月遅れると言及
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関連記事:オランダのルッテ首相、ウクライナに初納入するF-16の準備開始を表明
関連記事:ロシア軍、北朝鮮から入手した弾道ミサイルをウクライナに向けて発射
関連記事:米国のミリー議長、ウクライナへのF-16提供コストは10機で20億ドル
関連記事:世界初の空中消耗戦に挑むウクライナ、戦闘機提供は勝利の助けにはならない
関連記事:ウクライナ軍が巡航ミサイルを54発撃墜、但しS-300の迎撃弾がベラルーシ領に着弾
※アイキャッチ画像の出典:Ministry of Defense of Russia
実際の迎撃率はウクライナ側の発表とかなり異なるみたいですね
SNSにキンジャールの着弾シーンを上げたウクライナ人は当局に逮捕されているみたいで
真実を伝えるのは難しいみたいです、軍需工場や備蓄倉庫、発電設備も燃えてるのが上がってました
英国国防省&米国戦争研究所「経済制裁によりロシアの半導体は枯渇し兵器の製造は止まる。ミサイルも弾切れになる(断言)」
現実はこれか
なぜ願望を予測として垂れ流すのか
ウクライナ人をその気にさせて戦わせるために決まってるじゃないですか。
国力は衰えても外道っぷりは少しも衰えてませんね。
ベラルーシや中国でも、そもそも半導体を作っていますからね…。
ミサイル製造には、最新の半導体ではなく、古い半導体で充分ですし。
仰る通り、甘い甘い願望ですね。
EUやアメリカからロシアへの輸出は規制されているようですが、ロシア企業は対ロシア制裁に参加していない国を経由して軍民両用製品を輸入しているようです。いわゆるゴースト貿易です。
例えば、UAEやトルコ、ガザフスタンなどでおこなわれ、米国やEUは中国やUAEの関連企業に制裁を課したそうですが、対ロシア制裁に参加しない国はいくらでもあるのでイタチごっこでしょう
思うのですが、ロシアにとって、現段階の北鮮のSRBMよりも
S-300迎撃弾の方が扱い易い様な気がします。
少なくも、発射に失敗する割合は少ないのでは。
そして、ウクライナにとっては6,000発ともされるS-300迎撃弾は
自国の迎撃体制にとって障害なのでしょうか。
今後、S-300迎撃弾の保管場所での爆発事故(いわゆるタバコの不始末?)
が増えそうな気がします。
という願望ね
…仮に1割くらいが不発だったり、事故で吹き飛んだりしたとしても、
コスト面での優位は揺るがないのでは?
ウクライナもドローン攻撃をしている訳で、ドローンはS-300で迎撃できる。在庫は取っておきたいだろう
それにS-300は射程距離が短いし、発射のために本来なら防空用である発射台を移動しないといけない
やはり防御用と攻撃用は分けたい
正直その”タバコの不始末”って揶揄キライ
自分たちがなんかされたらテロで、自分たちがなんかやっても相手の不始末とか、
ダブスタ野郎やんけ(元がイギリスだし)
サイバー攻撃とかされても被害者面すんなよと思う
> ダブスタ野郎
ロシアは侵略者でウクライナは防衛者という違いがある事を認識出来てないのかwww
その違いがあるんだから、ロシアのウクライナに対する全ての攻撃は(目標の軍民を問わず)テロで悪。ウクライナのロシアに対する全ての攻撃は(目標の軍民を問わず)正義の反撃だ。覚えとけ。
顔真っ赤で草
よく覚えておきます。力なき正義は無意味どころか自分の首を絞めるだけだったと。
つまり「善」と「悪」を定義する権利さえ掌握すれば、何でもアリってことですね!
閃いた
よくウクライナが善、ロシアが悪の01理論かざしてますけどコンピューターか何かですか?善悪について語ったところで停戦も終戦も平穏な日常も帰ってきません。
プロパガンダにどっぷりハマっちゃったんだね。
刮目せよ!
そこから、這い上がるるんだ!
KN-23は昨年もずいぶん日本海にテスト発射してましたから、信頼性は低くないと思いますよ(むしろ玄武-2のほうがあやしいかも)。
あと、S-300の迎撃弾では射程が短くてキーウに届かないのですね。
キーウに届く弾道ミサイルがなくなってしまうとパトリオットを前進配備され、先日のように航空機を撃墜されてしまうのでパトリオットを3セットともキーウにしばりつけておきたいから、ほぼ完全に迎撃されるのはわかっていてもキーウにキンジャールやイスカンデルM(やKN-23)を打ち込んでおく必要があるというわけですね。
管理人さんも書いていますが、ロシアは北朝鮮以外にもイランからも短距離弾道ミサイルを輸入しようと画策しているようですから、月産40発以上とも言われているイスカンデルMが枯渇しかかっているのは間違いなさそうです。
あと、パトリオットばかり取り上げられますが、アスター30も弾道弾迎撃能力はあるような触れ込みでしたが、こちらの戦果はどうなっているのか興味があります。
それと、ロイターが先日NATOが1000発ほどパトリオットの迎撃弾を発注するとの記事を出してましたが、日本のようにEUの国がライセンス生産をするのであれば生産量自体が増加するので明るいニュースだと思います。
北鮮なんていう単語をポンと出てくるのが何か凄い。
普段そういう人なんだなあと。
>なぜ願望を予測として垂れ流すのか
だって、そのときの有権者の支援支持が得られなければ、今すら無いわけだし、予測だから外れることもあるって、有権者も当然、わかってるわけですよ。
むしろその当然の事実を後付けでギャーギャー騒ぐのって、そっちのほうがダサくて野蛮じゃない?
くらいのことを、あいつらは紅茶飲みながら言うぞ。
キエフに何らかの飛翔体を打ち込んでおけば
ウクライナと背後の西側は
高額な防空兵器を消費して
勝手に消耗していく事に。
ぶっちゃけ慣性誘導しか出来ない
スカッドミサイルでも目的には足るわけで
北やイランみたいな安い下請けから
囮のミサイルを大量購入すれば
新しいミサイルは温存もできる。
ロシアの物量でこれをやられると
正直お手上げだろうな。
とまあ、ロシアが都市攻撃中心に切り替えて以来1年以上同じようなことは言われ続けてきたわけですが、結局ウクライナの防空システムの無力化は実現していないわけで。つい最近も高価な戦闘機が連続で撃墜されてましたよね。
ロシア側がいくら成果があると自己満足に浸って惰性的に続けても、本来の目的が達成できなければ意味がないでしょう。
資金もリソースも枯渇してきて
前線が目に見えて崩れてますから
効果覿面ですよ。
そもそもキエフが暇になれば、
他に戦力を回されますし
守る方は囮にも全力で対処するしかないからね。
消耗戦において、継続は力なりってことです。
でも結局、弾切れになったウクライナ上空をロシア軍機が我が物顔に飛び回るどころか、腰の引けた滑空爆弾攻撃を強いられているようでは前線の航空優勢すら得られているのかも怪しいですからね。「継続は力なりのはずだ、近々結果が出せる」で、ずるずる1年以上も結果が出ていないのはどうかと。
「1年以上も」などという貴方が勝手に決めた時間的目安は何の意味も有りません。何年掛かろうが、ロシア側がその時間を許容できる体制なら何の問題も無いですよ。
貴方のコメントからはロシアを必要以上に蔑む意図しか感じられませんが、Ukrainska Pravda紙が2023年の戦いを総括する記事の中で自戒として発した言葉を読んだほうがいいです。
「自分達で作り出した罠に嵌った」
「我々はロシア人を嘲笑し、軽蔑し、無能で馬鹿な集団として描かなければ敵に同調していると疑われた」
「社会全体がロシアを必要以上に蔑んだことが今年の結果を招いた」
2024年でもなお、ロシアを無能で馬鹿な集団として嘲り続けるなら、他人の失敗から学ぶこともできない頑迷さと無能さを晒すだけです。
ウクライナの人達は実際に痛い思いしてますから自省する余地もあるのでしょうが、私含め海外で騒いでるだけの人々は痛くもない(実際は生活負担は増えてるのでしょうが)からなかなか自戒することは難しいのでしょうねぇ…
「1年たった今もいまだに弾切れになっていない」という事実を指摘しただけなのに、そこまで思い詰められてもねえ。
言ってて恥ずかしくならないですか?次の選挙までに
目立った戦果が出なければ落選しそうとかならともかく、
事実上2年でも3年でも時間を掛けられる状況で1年という
数字に拘って評価しようとすることは理解に苦しみます。
異なる見方や意見を尊重しましょう。自身の見方や意見と異なるからとって「言ってて恥ずかしくならないですか?」は余計です。
失礼いたしました。
いや、1年で結果が出ていないのに2年、3年で結果が出る蓋然性はありますまい。
あきらめずにチャレンジし続ければ結果が出るというのであれば、それこそ精神論というものでしょう。
夏休みの宿題は約40日かけてやれば良い訳です。
最初の1週間で終わらなかった人に「1週間で
終わらなかったことは40日でも終わらない」とか
言いますか?ロシアは北朝鮮やイランや中国から
どんどん弾薬が届くから気長に戦えます。一方で
ウクライナ側は、少なくともアメリカは支援を
一時停止し、他もどんどんそれに続きそうな気配
です。この状況でロシア側を精神論と言いますか?
私も一言失礼しますが、1年の結果がどうのこうのは好きに判断していいですが、相手の意見をまとめる際に言ってもないことを追加しないようにお願いします。近々結果がでるともチャレンジうんぬんも誰も発言しておりません。話の趣旨が分かりにくくなりますし、読み直しに時間がかかりますので・・
私も軍事目標ではないアパートや病院に(シャヘドのような安価な兵器はともかくとして)高価な弾道ミサイルや巡航ミサイルを撃ち込んでどういう意味があるのかとずっと疑問に思っていました。
発電所や変電所を狙って電力網を壊滅させて継戦能力を奪うというのは一定の合理性はあったとは思います。
ですがTVで小泉悠さんが、それらのミサイル攻撃はあまり軍事的には意味はないとしながらも、「でも戦略爆撃ってそういうものですからね」と言っていたのを聞いて目からうろこが落ちたような気分でした。
まあ、いやがらせということですね…
つまり、戦略爆撃としては規模が小さすぎていやがらせ止まりだったということでしょう。ましてや、電力事情が危機的に悪化した前の冬に比べて明らかに攻撃効率が落ちていますからねえ。
精神的勝利の見本みたいなレス。
都市攻撃だけでなく各地の戦線で
押されてる事実からいつまで目を
晒し続けるおつもりですか?
×晒し
◯逸らし
はて、ミサイル攻撃の話からいきなり陸戦に話に逸らされますか。
まあでも陸戦についていうなら、マクロで見れば同じマップ上で長期継続的に観察できるレベルの変化でしかない事実に目を逸らしていませんかねえ。
本気で疑問なのですが、貴方の見解として、ウクライナが
勝てそうだと「本気で」思いますか?ロシア側は少なくとも
現状、時間制限は特に無いのですよ(プーチンが寿命を迎える
レベルで長引かなければ)。陸戦にせよミサイルにせよ、別に
首都キーウまで進撃(破壊)の必要も無く、支援の弾薬が尽きて
ウクライナに戦う手段が無くなったらゲームセットです。
キーウまで進撃しなければ、弾薬は局所的に逼迫はしても尽きることはないでしょうね。支援は細ることはあっても途絶えることはないし、自前で調達もできるでしょう。
結局何をもって「勝つ」とするかの定義によりますが、ロシア軍のウクライナ国外への撤退ぐらいであれば十分可能でしょう。
>結局何をもって「勝つ」とするかの定義によりますが
ゼレンスキーが1991年の国境に戻すことを事実上の勝利条件に掲げています。
非軍事目標への打撃となる戦略爆撃は、軍事目標となる拠点に防衛集中できる相手に対しても、経済活動阻害と厭戦感情を刺激する有効性がありますね
厭戦に関してはベトナムみたいな超長期戦だったり開戦初期に限る話であれば逆ですが、特に今ウクライナ内部の情勢が問題になる中では効果が期待されるでしょう
非軍事目標への攻撃は国際法違反になるのですけれど、狙っていたのは軍事目標で迎撃弾のせいでそれただけとなんとか言いながら、ずっと戦略爆撃を続けているわけで、コストパフォーマンスは良くないにしても続ける意義があるとロシアは考えているのでしょうね。
戦争は民間人を守るためにも行っているので、こういった軍事的にはそれほど意味がない攻撃も軽視してよいわけではもちろんありません。
1度目の冬に耐えている以上「期待された」の過去形でしょうね。2度目となれば、ウクライナ側は対応するし、実際昨年に比べて攻撃効果は落ちているように見えますね。ロシア側としては規模を拡大すべきでしょうが現在に至るまでそうなっていない、というよりそうできないボトルネックがどこかに存在するのでしょう。
本家本元の「戦略爆撃」というのは都市と市民を標的にして、厭戦気分を蔓延させることで陸戦を省き勝利を得るというものです。第一次世界大戦の反動で半ば願望として組み立てられたこの理論はことごとく失敗し(スペイン内戦、ロンドン爆撃、重慶、ベルリン、ドレスデン、東京、原爆・・・)、いずれの事例でも戦勝をもたらせませんでした。
都市への攻撃が爆撃機をドブに捨てるだけであった一方、工場などへの攻撃はある程度効果があり、これが今の我々の認識(戦争になれば都市や工場が爆撃される=戦略爆撃)に通じているかと思います。
日本人にとっては東京や原爆のイメージが強く、戦略爆撃を受ければすわ敗北とすら感じられますが、実際は決定打を与えることはできない性質のものです。
「軍事的にあまり意味はない、戦略爆撃とはそういうもの」とは実に言い得て妙だと思います。しかしこれが現代では対空ミサイルで確実に防げるものになってしまったため、無視することが出来なくなりました。防げるなら迎撃せざるを得ず、使えば前線と共用の弾薬は消耗する。
それ自体にあまり効果はないが、間接的に得られる成果が大きくなってしまった。なんとも不思議な状態ですが、現代は戦略爆撃が復権した時代といえるかもしれません。
北の将軍様のミサイル取得単価が安ければロシアにどんどん送ってキエフに撃ちまくれば西側兵器の空中消耗戦を仕掛けられるな。
援助はロシアを間接的に削る投資とゼレンスキーは言ってたけど北の将軍様の登場で逆に消耗させられる側になった感ある。
どんまい。
砲弾の不良品で大恥かいたから北も威信を掛けてミサイルを献上するだろうな。
技術者や軍事顧問も現地入りして必死でやってるだろ。
失敗したら収容所行きなのだから。
そう思います。
食料と油の調達は北鮮にとって死活問題でしょうし。
一定割合の不良品が混ざっても構わないから兎に角短期で量を収めて欲しいという話になってるのでは?
北朝鮮のミサイルで軍事施設2か所破壊されたと記事が上がってました
おっしゃる通り、安いミサイルで敵に被害を与えるなら儲けもんですよね
それ面白い方式ですね。
北朝鮮自体食料に難を抱える国だと認識してたので戦争などまともにできないと
でも今回のことでロシアが今後バックアップするとしたら話が変わってきますね。
結果論ですが、ゼレンスキーのおかげでアジア情勢はますます不安定になりそうです
そう考えるとウクライナって日本の国益に反することばかりしてるな
というか、支援国に対してもっと感謝して謙虚になって欲しい。
侵攻被害者なので同情していたのに、ポーランドへの恩仇とかで
助けてあげなくちゃという気持ちが完全に吹っ飛びましたもん。
正直なところ、北朝鮮製のミサイルとアメリカ製の防空システムの交換では人件費や輸送費のコストを考えると、西側は完全に大赤字ですね。
その上、北・東・南から包囲されているので全面をカバーせねばならず、肝心の前線は守れていない状況。キエフだけ守っても前線が堕ちれば意味がなく、前線に配備すれば通常の砲弾やランセットなどの脅威にもさらされる。そして、支援金が来ないので予算も組めない、兵隊も不足し追加動員も資金不足でままならない…詰んでますね、これは。
北朝鮮からすれば、原油・小麦・肥料などを獲得できるうえに、軍事技術まで手に入れられるわけですからね。
備蓄してきた弾薬をどんどん融通するでしょうし、新規生産も喜んで行うでしょう。
ウクライナ製のものが、北朝鮮のICBM(大型エンジン)に関与した疑惑が、国会でも議論された有名な話である事を思い出しました。
日本人から見れば、『ただの藪蛇』、メディアは騒いでますけど。
(衆議院 第193回国会 安全保障委員会 第10号(平成29年8月30日(水曜日))
北朝鮮はもう中露の砲弾工場としての役割に特化し、原油と農作物はロシアから、
日用品は中国から貰って海産物はロシアに漁港を貸す代わりに分け前を頂く分業
体制構築すれば国民が餓死せずに済むようになって今よりずっと幸せかもですね。
仰る通りですね。
北朝鮮が輸出するものは、『何もない同然』だったんですけどね。
北朝鮮は、ウクライナ戦争で、勝利した国の1つだと考えています…。
北朝鮮の国民は日々飢えに苦しんでいるので所謂「国ガチャ」大外れです。
弾薬と引き換えに贈った穀物と原油で北朝鮮人が餓死や凍死を免れるなら
プーチンは右手で沢山の人を殺すために左手で沢山の人の命を救ったことに
なるんですよね…。アレ?軍事侵攻なんてせずにその費用や労力を世界で
飢えに苦しんでる人々の救済とか国内の産業や学術の振興に回していれば
今頃戦争犯罪者じゃなくてノーベル平和賞受賞者となっていたのでは?
日本の場合、こちらの対艦ミサイルがどれだけ敵艦にたどり着けるかですね。
ウクライナと同等のことは敵にも可能と考えると
単純計算だと敵艦30隻に各1発命中させるのにミサイルが200発必要なことになります。
迎撃困難な超音速ミサイルの早期配備が待ち遠しいです。
同意します。
今回の空襲の結果を見る限り、狙った場所にもよるでしょうが、
亜音速の巡航ミサイルですと、あまりチャンスはなさそうですから。
某国ネタで言えば、そのうち特殊部隊員を派遣して
PMCで外貨稼ぎするんじゃ無いかな。
人口規模に対して兵員が多すぎで
特殊部隊だけで10万人居るし。
すでに建設作業員の名目で
かなりの人員を送り込んでるらしいですし。
武装集団を受け入れるのは、受け入れ側も管理が大変なので。
北朝鮮の労働者は鉄道建設なんかに従事してて、かなり重宝されているとのこと。
ロシア本土からドンパス経由でマリウポリあたりまで、直通で行ける鉄道線路を敷設して兵站を強化するそうで。
結局、戦争は兵站なんですよ。ロシアの強さはそこなんです。前線がちょっとぐらいやる気がなくてメタメタでも、兵站が強靭なら最後は物量で押し潰せる。
あの国はその点だけは徹底してますね。
具体的なコスト感は知らないけど、ロシアの格安ドローンで金欠ウクライナの高価な迎撃ミサイルを在庫尽きるまで消耗させればウクライナ上空を丸裸にできるという認識?
迎撃してても数で来られたら撃墜出来ないのがあって被害出るし、ウクライナは支援頼りで自前で補給出来ないからいつかは尽きますからね。
西側は生産が追いつかないし、高価だからそんなに供給出来ないから余計に。
後は記事でも書いてる通りF-16なんか供与するのにかかる費用に、それを維持する費用を考えると……航空機と迎撃ミサイル片方しか維持出来なくなりそうですし。
砲弾やミサイルに限った話ではないけど、戦時の供給のギャップ(リードタイム?)をどうやって埋めるかも今後の課題よなあ。結局は生産の継続や備蓄が最善策なんだろうけど、それ以外の選択肢をどうやって増やすか。
中国やインドのように3Dプリンターでミサイルのパーツを作るとしても、それはそれとして資源は必要だし。
儲からなければ民間企業は参加したがらないのが資本主義の泣き所ですね
生産設備を作れ、増強しろと言っても需要が続くかわからないのに巨額の設備投資に踏み切るのは難しいので、NATOのように複数国の需要をまとめ上げて年単位の発注計画をまとめ上げないと話しが進まない
国営の軍需工場を作れば解決するのでしょうけど、平時には無用の長物となるので税金の無駄遣いと叩かれるのは目に見えています
実際維持するのが大変だから民間も国営も軍事関連を縮小して来て、軍需の生産供給能力に工業力が下がったのが西側諸国ですもんね。
ヨーロッパに至っては弾薬とかの原材料はロシアからの輸入に頼ってた始末ですし。
後は国がやるにしても民間の力を借りないといけないし、民間からしたらいずれ需要無くなるの分かってるのでそんな投資したくないのもありますよね。
高価な兵器は、高性能で、安心感があることから、宣伝するには良いものの、いざ消耗戦を仕掛けられると問題が浮き彫りになりますね。。
やはり、必要な機能で適度な性能に抑え数を揃える事も、今後重要になりそうです。
しかし、今回の戦争で気がついた事ですが、北朝鮮を完全に侮っていたのですが、間違いだったかもしれません。今回のような戦争においては、やらせてみたら、むしろ強いのでは?とも思えます。
仰る通りです。
高度な兵器は、生産が国際分業されているものも多く、『各国が認めなければ紛争当時国に送れない時がある』『入れ替えに時間がかかる』というのも教訓と思います。
カタログスペックだけでは分からないのですが、自国で生産が完結する兵器は、カタログスペック以上に強いと言えます。
そうですね、思うのは、そういった高度な兵器が、意外にも比較的小規模な紛争向けということに気がつきました。何故なら、相手の弾数が、そもそも少ないから、尽きることも無く無双できます。国同士の対称戦争になると、やはり数に勝るものは無いのかもしれませんね・・
プロパガンダに洗脳されていたのかもしれませんが、例えば今韓国と北朝鮮が激突したとして、ハイテクを要した韓国の一方的な蹂躙になるのでは?と思っていましたが、北は中露とも隣接しており、そうでもなさそうです。
仰る通りと思います。
北朝鮮は核保有国なのも、厄介なんですよね。
北朝鮮=ロシアの関係が強化されており、SLBM・原子力潜水艦の技術を確立すれば、米軍が直接介入しない事を念頭に置く必要があります(ウクライナ戦争の教訓)。
北朝鮮の長距離砲・長距離ロケット砲(弾数の力)により、ソウルの広域首都圏(人口の過半数)は迎撃できず荒廃。
第2次朝鮮戦争は何のメリットもないでしょうね…。
はい、「ソウルは火の海」発言は、ハッタリではなかった事が分かりました。
上の方でも不良品で恥かいただとか舐めたこと言ってるコメントがありますが、北は十数年前の延平島砲戦で南に完勝してるわけです
それも旧世代の牽引砲で一応最新鋭の自走砲を相手に
舐めていい相手ではありませんよ
何百万規模で動員するWW2の頃の戦争を準備をしている国なんですから
北の砲弾が不良品と言う情報もどこが出所か怪しいもんですよね。
不良品どころか品質が良いなんて情報も有りますし、実際北からの砲弾を受け取ったロシアは砲弾投射量で圧倒し戦線を押しまくってます。
北朝鮮が国の生命線である砲弾をテキトーに作ってるわけ無いんですよね。
皆様の仰る通りです。
砲弾の不良品、それって、そもそも何なんですかね?
品質のばらつき(標準偏差)の事を、報道では言ってるっぽいんですけど。
マリンカ・バフムートの街の様子を見れば、散布界が広がっても、どうでもいいレベルですよね。
6σを目指すような製品ではないですし…
そもそも旧ソ連兵器のドクトリンが、「精度が低くても数を集めて敵のある場所を更地にしてしまえ」ですからね。
既に砲弾投射量でウクライナとロシアでは4倍の差が付いてるそうです。そりゃマリンカも廃墟になりますね。。
まさに仰る通り、本質と思います。
個人的には、北の不良品情報は、ウクライナ勝ってる情報と似たようなものだという認識です。当然、数があれば、不良品もあるでしょうが、そこまで使えないとしたら、もうロシアは使っていないでしょう。
西側の兵器は高価で高性能な分数を揃えにくくて、度々整備が必要なんですよね。
数より質を重視して、整備して長く使うって考えで軍縮して来たのもありますが、非正規戦や短期決戦で正規の軍隊との長期戦消耗戦を考えてないんですよね。
兵器も弾薬も消耗品で使い捨てって考えをしてなかったというか、まあ、ウクライナのような兵器や人の犠牲を西側がすれば、政権が責任追及されて吹っ飛ぶと思いますけど。
北朝鮮は休戦とはいえ戦時下の国なので、兵器にしろ弾薬にしろ生命線だから気をつけてるんでしょうね。
後は国境から韓国が人口集中してるソウルに大砲届くからこそ余計に。
(個人的な意見ですが)前線で大量に消費する砲弾・大砲などを優先すべきだと常々考えています。
キエフの重要政庁・施設はもちろん重要ですが、キエフはそもそも後方であり、最前線の将兵の方が補充が難しくなっている今では貴重でしょう。
世界はウクライナ中心に回っておらず、喜捨は有限であり、各国には内政があります。
例えば、日本は能登半島地震の被害・混乱もあり、それ所ではありません。
金正恩総書記でさえ見舞いの電報があるのに、ゼレンスキー大統領からは何もありません。
米英加、台湾・トルコ・韓国などの首脳から直接メッセージ・声明がある中で、日本人の見てる人は見てると思いますよ。
本当ですね、
日本もウクライナには少なくない支援をしているはずですが・・
だから見舞いのメッセをくれというわけではないのですが、やはりここら辺の配慮のなさが現在のキエフ政権の外交下手なとこなのだと納得できます。
仰る通りです。
ゼレンスキー大統領・ウクライナは、本当に外交下手ですよね。
『イスラエル連帯』『イスラエル全面支持』は、真っ先で早かったですけどね…
ゼレンスキー大統領は、電報・声明・twitterでさえ無理なのですから、台湾有事・極東有事で何の期待も出来ないと、日本人も目を覚ますでしょう。
だって、しょうがないじゃない、人形なんだもん!
が、財産は蓄える力はある。
1/5時点で一応ウクライナ政府からの見舞いメッセージは来てるみたいです。ゼレンスキーが直接かはしりません。
逆にロシアからはありません。
それに関して個人的に最悪なのは東日本大震災の時は物資・寄附の援助から支援隊の派遣などたくさんしてくれていたロシアとの関係が冷え込んでしまったことですね。
仮に次の軍事侵攻があるなら日本がターゲットになる可能性が高くなったのと、資源国への融通が利かなくなるのはかなりの痛手ですね。
ウクライナ大使館のアカウントは発信、日本の外務省が発表した一覧に名前はありますね。
2兆円の対価としては、返しやすい形だと思うんですよ。
仰る通り、ロシアとの関係悪化は痛手ですね。
ウクライナから受取れる物は何もないですし、高い資源を買う事になれば、日本はますます貧乏になっていきます…。
「ミサイルやドローンを使用した世界初の空中消耗戦だ」のミサイル、ドローンの部分が重要なんでしょうが空中消耗戦自体は第二次世界大戦からこっちよくあったような。
最近の事例からすると湾岸戦争との対比が適切のような気がします。
まったくその通りでして、米空軍のブレマー大佐とやらの分析、認識、解釈はそこからしてまた間違っている、分析や認識の誤りに誤りを重ねているわけです。
朝鮮戦争のMiG-15の大群によっても、ベトナム戦争の北ベトナム軍のSAー2の乱れ撃ちによっても、多くのアメリカ軍のB-29やB-52が撃墜され、アメリカ軍は休戦や撤退を余儀なくされました。第四次中東戦争ではエジプト軍のSA-7でイスラエル空軍の戦闘機が大損害を出し、キャンプデービッド合意になりました。
湾岸戦争では、イスラエル軍のパトリオットミサイルがイラク軍のスカッドミサイルを迎撃しましたが、イスラエル軍がイラク軍に勝利したわけではなく、イラク軍がクウェートから撤退したのは大規模な地上戦の結果です。
太平洋戦争の日本軍は、ドローンなどなくても生身のパイロットを使って飽和自爆攻撃を行いましたが、ガソリン切れで先に力尽きました。もっとも朝鮮戦争やベトナム戦争での消耗戦で先に力尽きたのはアメリカ軍の方だったのです。
仮にF-16の80億ドルを全部迎撃弾の調達に使っても2000~4000発で足りないのでは
そもそもお金出したらそれすぐに用意できるのかって話ですし
撃ち返せないミサイル防衛なんて結局成り立ちませんね
イスラエルの例でC-RAMやBMDシステムはなんとなく盤石なものであるかのような印象を持つ向きもありますが、あれはイスラエル国家の青天井の資金力とパレスチナやアラブ諸国の厳しい台所事情があればこそ均衡しているだけなんですよね(過去の大規模攻撃では2回システムを飽和させられている)。それは日米が構築している太平洋地域のBMDにしろ韓国が作ろうとしている韓国型キルチェーンシステムの防空部分でも一緒ですが、迎撃弾が提供するのはあくまで一時的・局所的な防空であって、それですら攻撃と防御のコスト性は圧倒的に非対称です。イスラエルがそうしたり日本が敵基地攻撃能力で試みようとしているように、本来であれば迎撃システムが有効な間に即応部隊や長距離攻撃兵器でもって攻撃者の火点を叩いて無力化させるのが筋でしょう。なんて事は軍事当局者は大なり小なり理解しているでしょうが、それでもウクライナがロシア奥地の火点や生産拠点を攻撃出来ないようになっている政治状況は見ててはがゆいですね。
NYタイムズとNewsweek・Forbesって、ウクライナ情勢については真反対な報道姿勢やなぁ…
日本でも読売と朝日、さらには東京新聞では、同じ事に対してもその論調が全く違うのが当たり前なのと同様です。
NYタイムズはともかく、ニューズウイークはCNNと並ぶ民主党リベラル派ですし、フォーブスなんて単なるアメリカ版の「東洋経済」(トンデモな与太記事が定評)ですから。
シンキフカで、ウクライナ軍相手に多連装ロケットと熱気化爆弾で、ロシア軍はロシア軍ごとロケットで猛攻かけてウクライナ軍攻撃しているみたいだから、独裁国家は強い。