Kyiv Independentは23日「ロシア軍が大砲の射程圏までハルキウに前進して企業やインフラを破壊すれば、住民を追い出すことができ、ウクライナ第2の都市が生み出す富を奪う事ができる。そうなればロシアはハルキウから徴収できる歳入を断つことができる」と指摘した。
参考:Russia’s latest offensive into Kharkiv Oblast is stretching Ukrainian defenses
軍は要塞建設を丸投げし、地形を活用すると考えもしない人々によって要塞が建設された
Kyiv Independentは「ロシア人がハルキウ北東部で達成したい目標は『ハルキウからの人口流出』『領土の奪取』『予備戦力の誘引』の3つだ。敵は複数の集落を制圧することに成功し、ウクライナ軍も同方面に予備戦力を投入しているため、少なくともロシア人は2つの目標は部分的に達成したように見える」と報じ、同紙の取材に応じた国内外の専門家も中々興味深い視点を提供している。
ロシア軍は侵攻直後にハルキウ方面で奪取した領土の大半を失い、2023年にクピャンスク方面で攻勢を仕掛けたものの、特に成果はなく双方に大きな死傷者を出しただけだった。Center for European Policy Analysisのフェデリコ・ボルサリ氏は『クピャンスク方面の守りが硬すぎると判断したロシア人は攻撃軸をベルゴロド州の国境からハルキウ方面に変更した』と指摘したが、ウクライナ第2の都市を直接占領するには数十万の兵力が必要で、現在のロシア軍にそれだけの余裕はない。
Kyiv Independentの取材に応じた専門家らは「ハルキウを直接占領できなくても大砲の射程圏まで前進して企業やインフラを破壊すれば、都市に住む住民を追い出すことができ、ウクライナ第2の都市が生み出す富を奪う事ができる。そうなればロシアはハルキウから徴収できる歳入を断つことができ、ウクライナはハルキウ防衛のためより多くの戦力を投入しなければならなくなる」と述べ、戦力不足に陥っているウクライナ軍は薄く引き伸ばされ、各戦線の戦力密度がロシア軍に対抗できなくなると全てがバラバラになる恐れがある。
Foreign Policy Research Instituteのロブ・リー氏も「ウクライナ軍はハルキウ方面に増援を送るためザポリージャ方面とドネツク方面から戦力を引き抜いた。そのため同方面での前進が容易になり、ロシア軍の試みは上手くいっているように見える。さらにロシアは追加の戦線を開いてウクライナ軍に新たな撤退を強いるかもしれない」と指摘したが、ハルキウ方面での領土喪失はウクライナ国内に別の問題を引き起こしている。
政府高官や専門家は事前に「5月~6月の間にロシア軍の新たな攻勢が発生する」と警告、ボルサリ氏も「ウクライナ軍はロシア軍の特殊部隊がハルキウ方面を綿密に偵察していたことを知っていた」と、ウクライナ人軍事アナリストのマショヴェッツ氏も数週間前から「ロシア軍がブリャンスク、クルスク、ベルゴロドで戦力を増強している」と、Centre for Defence Strategiesのケヴリューク氏も「ロシアはクルスク州に集結させた兵力と装備を密かにベルゴロド州に移動させた」「これは明らかな攻撃準備だった」と指摘。
それにも関わらずハルキウ方面で領土喪失が起こってしまったため、ロシア軍の攻撃はウクライナ軍の不意や不備を突いたように見え、Black Bird Groupのパシ・パロイネン氏も「ウクライナ軍はロシア軍の攻勢を概ね把握していたため、領土喪失に関する責任の押し付け合いや非難合戦が盛んに行われている。ウクライナ軍に対する信頼は皆無に近いため集落喪失は完全な準備不足と受け取られている」「ウクライナ軍は領土喪失に対する世論の圧力を受け、費用がかかる反撃を開始する可能性が高く、そうなれば限られた予備戦力を使い果たすかもしれない」と指摘した。
なぜウクライナ軍がベルゴロド州での動きを見逃したのか、なぜ事前の対応を行わなかったのか正確な理由は不明だが、政府顧問のスタパック氏は「もっと明確な攻撃の前兆を容易に掴むことができると考えていたため、軽微な攻撃の前兆を軽視していたのかもしれない」と、リー氏とボルサリ氏は「これはウクライナ軍の人員不足に原因があるかもしれない」「経験の浅い部隊は国境の警戒や前線に近い場所での陣地建設など多くのことを同時に行っていたため国境地域での小さな動きを見逃した可能性がある」と述べている。
ゼレンスキー大統領は2023年11月末に要塞建設を急ぐよう指示、ハルキウ方面の要塞建設について「最も進んでいる」と称賛していたが、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「ハルキウの防衛計画に欠陥がある。戦術的状況を考慮しないまま建設された要塞は現在の戦闘に使用できない。第1防衛ラインはリプシに建設されたものの何らかの理由で『高台の尾根』ではなく『尾根の下』に建設され、この支配的な高台は第1防衛ラインに含まれていなかった。高台の尾根は兵士自身が掘った塹壕でカバーされおり、この陣地の数と質はロシア軍の攻撃を食い止めるという任務に対して不十分だ」と指摘。
ボルサリ氏もKyiv Independentの取材に「要塞建設を始めるのが遅すぎたのだ。ウクライナは春の間に要塞建設を進めようとしたが、ロシアと同レベルの要塞を今回の攻勢に間に合わせるなら、少なくとも昨年の秋から要塞建設を始めるべきだった。ロシアはハルキウ周辺の要塞要素が他の地域よりも密度が低いと知っていた」と述べたが、他の専門家は「要塞化が遅れているのはハルキウだけではなく戦線全体の問題だ」と考えている。
3重化された防衛ラインの第1線建設は前線部隊が、第2線建設は工兵部隊が、第3線建設は民間企業が担当したが、ハルキウ州では要塞建設の資材調達に関連する架空取引が5月に発覚しており、リー氏とスタパック氏は「ハルキウ州で建設された要塞の一部は地形の活用が考慮されていない」と指摘し、Kyiv Independentも「これは軍が要塞建設を丸投げし、地形を活用すると考えもしない人々によって要塞が建設されたことを意味する」と報じている。
さらにDEEP STATEやブトゥソフ氏は「前線部隊は工兵部隊は要塞建設に必要な機材を持っていない」と再三訴えていたが、Kyiv Independentも「最前線の要塞建設は戦闘旅団に任されているものの、多くの旅団は土木工事用の機材を持っておらず、自前で要塞を建設するのが難しい」と、リー氏も「経験豊富な第57旅団や第92旅団はハルキウでの攻勢が始まる前に同地域に配備されていたが、地形を最大限活用した要塞(第1線のこと)を築くには時間が足りなかった」と指摘しており、要塞建設に必要な機材の欠如は領土喪失を招いた要因の1つであるのは間違いない。
事実かどうかは不明だが、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは23日夜「第57自動車化歩兵旅団と第71猟兵旅団の部隊がボルチャンスクに到着済みで、25日までに第82空中強襲旅団の4個大隊、第31機械化旅団の4個大隊、第1特務旅団の4個大隊を含む14個大隊も到着予定だ」「増援の総兵力は最大8,000人だ」「ボルチャンスク周辺への増援が止まらないためロシア軍の前進は停滞するしかない」と言及しており、パロイネン氏が言及した通り、領土喪失に対する世論の圧力を受けて「費用がかかる反撃」を準備している可能性がある。
関連記事:ウクライナ軍がボルチャンスク北市内の中央を保持、まもなく追加増援も到着か
関連記事:シルスキー総司令官、ハルキウ方面の敵は損害を被って成功していない
※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
誘因と安全地帯作り、あわよくば領土拡大でしょうからおおむね成功してるのではないかと
越境したロシア軍に五個大隊、最大でも五千人くらい?後方の部隊あわせて五万くらい
それにたいして充足率はわかりませんが複数の旅団と20個大隊とか送っているから数万規模ですよね。充足率がまともなら五万くらいはいるはず
ここにこれだけ集められれば、ウクライナ側の予備はほぼいなくなる
スーミ州や東部で攻勢に出るのではなかろうか
出来るだけ少人数で、出来るだけ大人数を釘付けにすることが出来れば、他戦線の状況に対してメチャクチャコスパがいいすね。
ロシアは後詰めを何に使うつもりなのかな?
どうですかね。
本来ならば大規模な戦闘がなく2年間に少しづつ蓄積された手元の物資をだけ使って、他戦線に兵站的負担なく進めるのが理想だったはずですが、結局ただでさえ早いとはいえない侵攻速度がトーンダウンしちゃってますからね。単に戦線を広げて兵站的負担が増しただけ、という見方もできますな。
兵站はそれぞれの戦域でキャパがあるんだよ。
何故ならウクライナ国内の交通インフラが限られてるので
ハルキウに関して言えばロシアと国境を接しているのでその心配がないということ。
供給再開のイベントがトリガーとはいえ、十分に計画済みと思われるの地域への攻撃ですから必要以上の他戦線への負荷は無いと思われます。
増援への過剰反応が負荷増大の可能性としては考えられますが、それはこれから見えてくる話だと思います。
それはまあその通りかと。
そうなると50個大隊?の総反攻が真であるならロシアとしても計画外のリソースを振り向けなければいけなくなるし、ただのハッタリなら過剰反応しないで済ませられるのかは見ものだと思います。
これが塹壕?無礼を承知で申し上げるがこれでは墓穴ではないか
共同墓地ってやつだよ、最近の都会の流行りだよ
日本の全国各地にある、なんとか公園の方が、立派に見えますね。
ウクライナ軍前線部隊、本当に不憫ですね…
わしも、ロシア軍ために掘って上げたと思った。
プーチンはハリコフ方面での攻勢の目的が都市制圧ではないと表明していたけど、本音はどこにあるんだろうね
実際に攻勢をかけてみたら想像以上に占領地域が拡大できたから、勢いを落とさずにこのままハリコフでの陣地戦に持ち込むつもりなのかどうなのか…
この発言がブラフかどうかはともかく、敢えて言うことで注目は高まりました。
軍事的には市を占領するのは困難窮まるので、実際言葉通りの発言ですがプランはいくつか用意されてるかと思いますね。
一気に国境まで押し戻せたら良いですが、戦線が膠着したら各地から引き抜いた部隊を元の場所に戻せなくなりますし、無理な反撃で打撃を受けたらさらなる援軍が必要とかになる恐れもありますね。
北朝鮮「射程の長い主体砲を作ってソウルを射程圏内に収めたらよくね?」
あの国って軍事思想じゃ超先進的なんじゃなかろうか・・・
韓国の首都ソウルが国境から僅か40kmしかないのが不安で仕方がない。韓国人はソウルに住むことに執着しているようで人口の半分近くがあそこに集中している。現代の大砲は射程30kmぐらいなので、少し進軍すればソウルを射程内に収めることになる。多連装ロケット砲なら射程70kmなのでもっと簡単だ。北朝鮮は大砲と多連装ロケット砲を合計1万両保有しているのでプロパガンダ通り「ソウルを火の海」にできる。
東アジアの軍事力の要である韓国が何故このような事態を放置しているのか。確かにソウルは歴史的に重要な場所だが首都とするのは統一を果たした後ということにして、もう少し離れた地点に首都を移すべきです。
最悪届かなくても自分の住む都市が危険だと判断したら、みんなパニックになって我先にと逃げだすよ
何年か前にあった将棋倒しみたいなことも起きるだろうね
そして受け入れ許容を越えた地方都市に混乱とパニックが伝播していく
民族的に重要らしい
民間人の心構えはともかく、位置的に危険なのは軍部も分かってるからあの手この手で戦えるように都市計画レベルで作ってるみたい
マンションを要塞として使えるよう向きを決めてるとか、鉄道を寸断できるよう障害物を用意(爆破して倒して使う)してるなどなどtwitterに書かれてたよ
いや真面目な話、現時点でも「ソウルの北半分」は軍事境界線からの北朝鮮軍の砲撃(射程40km)を普通に食らいますよ。
ロケットアシスト弾使用の主体砲(射程54km)ならソウル全域が砲撃可能です。
それでもソウルからの首都機能移転がなかなか進まないのは、ソウル以外に大量の住人を抱えられるような土地が無く、同時に「首都以外はド田舎」というソウル住民のエリート意識の為に首都移転反対の裁判が起こされたりして、あまり進んでいないそうです。さすがに政府機能だけは太田辺りに即移せるようにはなってるらしいですが。
ソウルに日本の東京以上の一極集中してるんですもんね。
北朝鮮の砲弾製造能力考えたらソウルを火の海にする能力はあるでしょうし、もし何か間違って朝鮮戦争再開なんてしようものなら韓国一気に人口の大半消えません?
韓国の人口の1/4がソウルとその周辺の住民ですから、大パニックは必至でしょう。
もう何年もやっていなかった、警報と同時に一斉に地下室に非難する「民防衛訓練の日」は去年復活させたらしいですが。
朝鮮戦争の時は、ソウルの北の春川や洪川などで防戦して3日ほどの時間を稼いだのに、結局はソウルの市街戦に突入して、まだ味方部隊や住人が市内に残ってるのを無視して、漢江の橋を渡っていた避難民ごと爆破して市内から撤退してますからねぇ。
現在、ロシア軍が居座っているところにでも、強固な陣地を作られれば、奪還は困難になりますし、ウクライナとしては、ロシア軍を早期に追い出したいところでしょうが。。
しかし、本当にウクライナは後手後手になっていますよね。
春の目覚めよりも分の悪そうな反撃作戦はやめなされ。
持久してても良いことないけど、これ以上事態を悪化させる必要は無いだろう。
仮にウクライナの継戦能力を奪うこと自体ががゼレンスキーの計略だというなら別に良いけど。
国防軍、ハリコフ前線でロシア軍を阻止、反攻を開始-ウクライナ軍参謀本部
公表したからにはウ軍は実施するでしょうしボルチャンスク市で川の向こうまで撤退しなかった理由もこれなんだろうなと。ただ増援8千人で押し返すのは・・・かなり厳しそうだが。
正直砲兵戦力劣位、航空優勢なし、低地側という条件考えると倍いても押し返せないと思います
前の反攻作戦の時でももう少し戦力差とか条件マシだったのにあの結果ですから
しかもロシア軍、当初の奇襲で迅速に高台を確保してるから、今頃は陣地もできてると思うぞ。
高台で陣地構築してるロシア軍相手に、今のウクライナ軍が反撃して追い出せるかっていうと。
敵を拘束する上で重要な地域を最初の一手で抑えているあたり、露軍の戦術は洗練されているように見受けられる。
このハリコフ侵攻の目的の記事は、ウクライナ側からの推測の記事ですね。
侵攻したロシア軍は数個大隊の規模なので、当初のロシア軍の目的は、緩衝地帯作りのためだと思います。ベルゴトロ州への砲撃や侵入を防ぐための。
ウクライナ軍は、ハリキウ方面にも増援をかき集めて対応しています。
このハリキウ方面にかぎらず、ほとんどの戦線で膠着したり、ロシア軍が少し進んだりしていますね。
最大の問題は、ウクライナの野戦軍が滑空爆弾や砲撃で少しずつ消耗を続けていることだと思います。その損失の大きさが、動員忌避や動員数の減少にも影響していると思います。
項目としては妥当だけど、緩衝地帯が抜けていて。優先順位が違うかもとは思う。しかし、この点は現状断定は難しそう。
一つは南部攻勢で使い潰した工兵の不足、もう一つは一年以上もの間ローテーションが機能してこなかった結果、軍組織が動脈硬化を起こしている可能性があるのではないか。
例えば塹壕の掘り方にしても、砲弾ではなくFPVが負傷原因の最大の要因になっている現在では対ドローンネットや退避壕のない塹壕は墓穴と変わらない。
しかしその実態は前線部隊では常識でも後方の要員にまでは共有されておらず、結果的にノウハウのない兵士や民間人が掘った前線の現実を反映しないお粗末な塹壕が点在することとなる。
ハリコフは、ロシア国境からあまりにも近すぎるため、繁栄を維持するのは難しかったでしょうね。
ロシアとの交易・ドンバスの各種資源・アゾフ海・黒海へのアクセスがあって、都市競争力がありました。
残念ですが、今の状況ならば、荒廃していく一方になるでしょうね…
ハルキウと言えば、T80戦車を設計した戦車工場を思い出す。ロシアのT80系統の生産がピリッとしない原因がソ連時代の主力工場のここがウクライナにあるのが原因の一つなんだろうけど。現状、どのくらい生産しているんだろう。良い加減、西に工場疎開しているのかな。
正直、今だに、T-72の系統とT-80(T64?)の系統の違いが良く判らない。サイズ感も見た目似ているし、自動装填装置は違うけど。廉価版T72と高級版T64と聞いても、ディーゼル版のT64・T80の高級加減がわからない。
戦車生産、自分も仰る点、気になっています。
ハルキウの戦車生産は、記憶ベースですが、あまり上手く言っていないというのを見かけた気がします。
レストアの素材は、写真では大量にあるように見えます。
エンジンなど、各種部品の大量調達が大きな問題になりそうですね。
ロシアが、生産設備・部品を残しているのが訳分からないわけで、ウクライナが部品がないとしても普通な気はしています…(自衛隊も旧車の部品調達すぐできないでしょうし)
>エンジンは取り外されているようで、もう動くことはないと思うが、見た目はまだきれいだし、取り寄せできるならオブジェとして庭に置きたい!
>「修理するには、別の車両を分解して部品を入手しなければならない」
> 司令官によれば、この整備工場では昨年2月24日の侵攻開始以降、ロシア軍が置いていったか、ウクライナ軍が鹵獲したロシア製の装甲車を100台は扱ってきた。
(2020.8.6 戦車の墓場、ウクライナのハリコフ戦車修理工場 ミリレポ)
(2023年3月5日 ロシア軍から鹵獲の戦車を修理 秘密の整備工場 ウクライナ AFP)
(2023.05.13 国産の新型戦車「オプロート」を実戦投入へ、ウクライナ CNN)
追記です。管理人様の過去記事です。
ウクライナの国策が、既存施設への投資よりも、新施設・新型戦車への投資を重視していた可能性がありそうです…
>…手持ちのT-72をアップグレードするか、アップグレード作業を行う工場新設に2億ドルを投資したほうが「遥かに有益だ(まだまだT-72の運用国が多いため戦後、同車のアップグレード事業で海外市場に参入できる可能性もあるとも言及)」
(2023.03.22 ウクライナでのパンター製造は現実的なのか? それとも非現実的なのか? 航空万能論)
T-72とT-80は開発された当初はかなり違う部分があったんだけど、T-72がアップグレードされた今ではエンジン、ギア、装填装置くらいしかないかなと思う
ただ加速力、エンジン始動までの時間、後退速度、装填速度に優れてるので間違いなくT-72より優秀
戦争の原則はただ一つ
戦力の高い側が勝つ
ウクライナ兵の愛国心で勝とうとするのは人種的優越、思想的優越、大和魂、で勝とうとするのと同じくらい無謀であるだけです
これらは身内の受けはいいですが歴史上常に裏切られました
今回、自由民主主義の思想的優越を信じる人がまだいるのは義務教育の敗北とウクライナ兵と彼らに無意味な死を命令しなければならない指揮官に対する哀れみを感じます
彼ら後方でエアコンの効いた部屋でコーラを飲んでいる人間は寒空の中掩体を掘っていたりトラックの中で仮眠している兵士の気持ちをわかっているのでしょうか?
口だけで円匙一つ持たない人達を思い出して嫌な気分を思い出しました
週末だけでも少し穴を掘ってくれたら今も誇りを持っていたのですが
日本人は先の大戦であれだけ精神論で痛い目を見たのに70年過ぎた今もまたウクライナ人の道徳的な精神性を論拠に野蛮なロシア人を罰するべきだという稚拙な議論を繰り返していて、人間という生き物の学習性の低さを感じずにはいられないですね
ナショナリズムや政治的イデオロギーはすぐに単純な善悪二元論に結びつくという意味で非常に厄介な存在かもしれません
まったくもって仰る通り。
戦局は紆余曲折あるにせよ戦場での勝敗で言えば、最初からロシアに軍配が上がるのが目に見えていたわけであると思うが、本気でウクライナが勝てると思っている方もいるのもなのだろうか?YouTubeのウクライナ戦況解説動画という名の応援動画のコメント等を見れば、ウクライナに栄光あれ!的な記載見ると本当に寒気がするがあれはウクライナ応援する自分に酔っているのだろうか。
なによりロシアにもウクライナにもお互いの正義があり、戦争になっているわけで日本としては旧ソ連の仲間割れなんて気にせず、しゃもじを追加で両国に送って放置で良い。
「ウクライナに栄光あれ!」
あれは本当に何なんでしょうね?昔からウクライナに馴染みがあるとも思えません。要はニワカであるだけでなくミーハーであり、つまるところ少しでも日本が戦争に傾けば「日本万歳!」とか叫ぶ層なんでしょうが、日本の立ち位置を考えれば、何としても戦争は回避するべきもので、そういう連中の声に世論が簡単に動く状況も容易に想像できますし、勘弁願いたいところです。
ジオン公国のような台詞ですよね
仰る通り、既視感が凄く、本当に当初の目的は達成できてるのと。
台湾沖軍軍事演習を中国やってますが、ヨーロッパ諸国の『大々的な中国批判』見かけたりニュースで取り上げられたでしょうか?
ウクライナ支援、対中国でヨーロッパ巻き込みも、大きな建前の1つだったはずです。
インドは、ロシアとの関係を密接に続けています。
ベトナムは、対中国を見据えて舵を切って、ロシアとの首脳会談という話しがでています。
韓国は、大統領就任式に大使を派遣して、代理なりを立てています。
日本外交、対中国にロシアが加わるのかどうかを考えれば、気付けばかなり強硬な立場で突出させられてるんですよね…(経済面は、それなりに残してありますね)
(2024/3/19 インドのモディ首相「プーチン氏との協力を楽しみにしている」 再選に祝意 産経新聞)
(2024年3月26日 ベトナム書記長、プーチン大統領を招待 電話会談で安保など議論 ロイター)
(2024/05/24 プーチン露大統領ら各国首脳、ベトナムのラム新国家主席に祝電 ベトジョー)
(2024年5月8日 日米欧、就任式ボイコット ロシア大統領、韓国は出席 共同通信)
インドは本当にのらりくらりと上手いですよね。そして、それによって特別欧米との関係も険悪でもありません。
ただ、インドほどの大国、今より強くなれば、野心というものが出てくるのが人間でしょうから、今後10年でどう変わるかは分かりませんが。。要は、世界中から睨まれる国の一つになり得るとも思えるわけで。
仰る通りです。
インドも過去、世界のGDPかなりの割合を占める大国でしたからね。
今後も、注目したいと思います。
前書くかどうか迷ったけど、インドはいかんせんグローバルサウスだから求められるものが違う
しかも核持ってて中国と(実際に)殴り合うことも厭わない国是だからどっちつかずでも許されてるだけ
10年後今の中国、ロシア枠になるかというと不確定だと思う。結局、民主主義の国に手さえ出さなきゃ西側も先鋭化しないのは今までの中国屋ロシアをみれば明らかだし、技術にしても自国で育成・成熟させるぶんには問題視のしようがないから。
核保有国の強み、非核保有国の限界を感じますね。
核や軍事力だけでなく経済的にも人口ボーナスの真っただ中なのが強い
万万が一西側経済からはぶられても独立独歩でいけるぐらいだし、逆にインドの経済に欧州・米・ロシアともアクセスしたい
訂正
「どっちつかずでも許されてる」じゃなく「どちらにも肩入れしないだけで両者から評価される」です。評価するのは外国なので。
*大枠では中国もここ(どちらかに本気で兵器類を支援したらすぐ片がつくがしない)
インドは根強い反西の面がありつつも明確な民主主義で西とは別種の民主主義勢と言うことも出来る国です。
他国への軍事的な向きはというと地域の問題が解決していないため、インパ又は印中以外に手を伸ばす可能性は非常に低いんじゃないですかね。そして双方WWの頃から睨み合っていて今は核もあるので膠着しています。
国内でも問題が少なくないため10年程度では解決しないでしょう。個人的には1世紀後に同じ事をしていても全く不思議じゃないと思います。
ハリコフや周辺地域からの人口流出に関しては、それが大規模かつ長期間続くのであれば税収減以上の効果をもたらす可能性もあります。仮にリプシが占領されて都市が砲撃圏内に入ったとしても、それだけでは不十分だとは思いますが。
ウクライナの国内避難民の正確な数は不明なれど、制度面での正式な避難民は24年に入った時点で500万弱。広義では更に多いでしょう。
これらの人々の経済活動や被支援は必ずしも順調とは言い難く、近頃の電力施設への打撃が産業活動の縮小に結び付けば、最終的な避難先を国外に移す可能性が十分にあり得ます。
あくまで合法的かつ制度上での分類に限りますが、国外への避難者は国境を出る時点では動員対象外か免除条件を満たしている人々であるため、軍事的な人的資源に直接の影響は無いでしょう。しかし国外避難民には兵士・動員対象者の家族や恋人も多く含まれます。そういった人々が避難先への定着を決めた場合、国内に残る人々に間接的な影響を与えるやもしれません。
これは経済・人口面での研究や調査においてですが、(国外避難民の定着を大きな原因の一つとする)戦後の追加流出は重要視されている要素です。現実に志願兵が不足している状況では経済・心理的な要素も軽視は出来ないでしょう。
1/5にウクライナ軍がベルゴロドを一晩中砲撃し住民が飛内したようです。1/8ロシアからミサイル等で報復したが、ロシア国内が砲撃されないようにするためなので、(ロシア談)ロシア軍は砲撃されない距離まで前進すると思われます。
アメリカが当初、支援した兵器で直接ロシア国内を攻撃するなと言っていたと思いますが、ドンバス地方のロシア系住民を守る特別軍事作戦ならロシア1国と対峙すればよいのですが、ウクライナ・ロシアの2国間の戦争になると、ロシアの同盟国ベラルーシが北からくるので、あっという間に負けが決定するのが米国の武器製造業者にはこまるんでしょうね。
数十年芸人をやっていた方と若いフランスの大統領もわからなかったようですが・・・。
ロシアはちゃんと真面目(?)に戦争してますね
日本だとといまだにロシアはゾンビアタックしてるような報道を散見しますが…
T-90Mも今年度生産されたのは、ドローン対策が施されているようです
他所の記事によると、ロシアの参謀次長が捕まったとか。
これが本当ならば、トップ(プーチン大統領)は変わらないとして、
戦役の方向が変わったりするのかしら?。
目的ではなくやり方、が。
国防相変えてから引き締めが始まったようですね
プーチン氏は、本質的には「外交と軍事はからっきしダメ」かつ「内政手腕だけ特化的に優秀」なんですよ。
ロシアを戦争経済に変化させて兵站生産を一気に増やして戦線を安定化させたのと同時に。戦争経済で資金と権限を手に入れた国軍が暴走するのを防ぐために、人事にテコ入れして国軍派の力を削いでいるわけです。戦争を終わらせて経済を戻すときに、軍需コングロマリットは邪魔になりますからね。
こういうところがプーチンらしさ、という感じですね。
ため息しか出ない。東ウクライナ人民共和国で手を打とう
また、他所の記事によると。
ロシアはエストニアとの国境のナルヴァ川の国境表示ブイを一方的に撤去したとのこと。
これは、軍事的挑発行為なのでしょうね。
NATOと開戦するつもりなのでしょうか。
NATOと開戦するつもりがないから、やってるんでしょう。
緊張高めれば、エストニアに武器が集まるんで、攻めにくくなりますので。
すると、NATOがウクライナに回せる支援量が減ると。
言われるようだとすると。
おそらくは、ドイツか英国の現役兵が現地に増えるのでしょう。
あるいは、もっと近くのスウェーデンやフィンランドの、これも現役兵かな。
ウクライナ向けの提供品が減ることは無いもの想像します。
イギリス・フランスがスロバキア支援して抗戦すればナチスは第二次世界大戦を起こせなかったかもしれない
ウクライナに支援してロシアを削るしかない