オレシュチュク空軍司令官は27日「東方向でロシア軍のSu-34を撃墜した」と発表、これが事実なら17日以降にロシア軍は10機の航空機を失ったことになるが、ロシア人もアーチャーやNASAMSランチャーの破壊を主張している。
参考:Українські військові збили ще один Су-34 РФ
参考:Воздушные силы уничтожили второй за день российский Су-34
Su-34撃墜を裏付ける視覚的証拠はなく、ロシア人ミルブロガーも撃墜を否定している
オレシュチュク空軍司令官は27日「昨日のロシアのパイロットはミサイルを回避したものの常にそう出来ると限らない」「東方向でロシア軍のSu-34を撃墜した」と発表、これが事実なら17日以降にロシア軍は10機の航空機を失ったことになる。
但し、オレシュチュク空軍司令官が言及したSu-34の撃墜が何処で発生したのか今のところ不明で、これを裏付ける視覚的証拠(そもそも航空機の撃墜を裏付ける視覚的証拠が登場するのは稀)もなく、ロシア人ミルブロガーのFighterbomberは「(オレシュチュク空軍司令官が言及したSu-34の撃墜は)ナンセンスだ」と否定しているが、ウクライナに利する主張をロシア人が正直に認めるとも考えにくいため何も断言できない。
因みにロシア軍がLancetでアーチャーを破壊した映像、ザポリージャ方面でNASAMSランチャーをIskanderで破壊した映像が登場している。
こちらもウクライナ軍が本物そっくりの囮を使用しているため、本当に破壊出来ているかは不明だ。
追記:ウクライナ軍参謀本部が毎日発表するロシア軍兵士の損失数は「戦死者数」なのか「死傷者数」なのか曖昧だったが、Ukrainska Pravdaの取材に「死傷者数だ」と回答、つまり41万1,550人(27日時点)という数字はロシア軍の死傷者数で、ゼレンスキー大統領の言及(ロシア軍の死者は18万人で負傷者と合わせると50万人の死傷者を出した)と整合性がとれた。
追記:オレシュチュク空軍司令官は27日「14時頃に東方向で別のSu-34を撃墜した」と発表して撃墜されたSu-34の写真を公開した。これが事実なら17日以降にロシア軍は11機の航空機を失ったことになる。
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※アイキャッチ画像の出典:Oleg Belyakov./CC BY-SA 3.0
確定情報ではないもののパトリオット破壊との内容で動画が出回ってますね。最近のロシア軍用機の相次ぐ撃墜からも前線近くに防空兵器が移動しているのは確かで、事実の可能性もありますが、続報や公式発表が無いので噂レベルでしょうね。
NASAMSなのかパトリオットなのかS-300なのかよくわからん感じですが、いずれにせよ対空兵器を前線に出すと破壊されやすくなるというジレンマがありますね
損失が増えると防空が脆くなりますが、かといって対空を強化しないと前線が滑空爆弾の釣瓶打ちでボコボコにされるという状況
判断するには双方から情報が出なさ過ぎる
もう少し待とう
こりゃステルス機が作られる訳だ
今の対空兵器の性能は非ステルス機には生き辛過ぎる
NASAMSの方は派手に爆発炎上してるから間違いないと思う
ウクライナのデコイは精工に出来ていますが偽装の為だけに流石に爆発物を搭載してまではいないでしょうし本物と考えた方が良さそうではありますね
アウディーウカ方面など、前線からの報告はこれまで通り滑空爆弾の大規模な使用を報告しており、現時点ではウクライナ側のゲリラ的防空戦闘はロシア航空宇宙軍の活動を抑止するレベルには至っていないと評価すべきだろう。
深刻に不足する長距離SAMの弾薬が手に入る見込みは西側供給網の問題から薄く、野戦防空は今後も劣化し続ける可能性が高い。
ウ軍の野戦防空が後方のロシア機撃墜を狙って前方展開すればその分破壊されるリスクも上昇する。
露側情報源はここ数日相次いで自走砲やレーダー、SAMランチャーなどの高付加価値目標への攻撃映像を公開しており、前線の活発化に伴いSEAD作戦も行われていると予想できる。
アメリカ軍なら最初にSEADと制空任務を実行→爆撃機と巡航ミサイルで高価値目標の殆どを破壊→最終段階で陸軍を投入し止めを刺す、という手順で、陸軍を投入するのは戦争開始から2週間程度要します。ウクライナ侵攻では戦争開始2日目で陸軍を投入しており、日米の専門家によると「航空機の運用が粗末過ぎる」「空襲及び巡航ミサイルの命中精度が低過ぎる」終いには「ロシア軍は衝撃的に弱い」と散々な言われ様でした。私もロシア軍のSEADの話は聞いてないので、ロシア軍にはSEAD用の部隊及び兵器が欠如していると思っていた。
ロシア軍は空軍力が貧弱過ぎるので、陸軍に防空部隊を付随させる方法で空の脅威に対処してきた。更に近年発展が著しいドローンを囮として送り込むことでSAMの無駄打ちを画策した。そのロシア軍が今となって積極的にSEADを行うとすれば、SAM部隊の位置特定及び攻撃手段において何らかのノウハウを確立したと思われます。
ロシア軍機の撃墜報告が、増えているように感じますね。
首都・大都市などの防空部隊を(被害を覚悟して)、前線に近い位置に動かしているのか、今後に注目したいと思います。
やっぱり攻め込んで前に出るとどうしても落とされますね
今後ウクライナにF-16が供与されたとしても前に出すと危なそうです
>ウクライナ軍参謀本部が毎日発表するロシア軍兵士の損失数は「戦死者数」なのか「死傷者数」なのか曖昧だったが、
ぜったいワザと曖昧にしてただろう。
ゼレンスキーが公式に述べたから辻褄合わせるために死傷者数にしただけで。
でもザルジニーが述べた数字やアウディーイウカだけで47000人が戦死したという国営放送の数字とも合わない。
長期的に10機なら普通ですが、急に増えましたからね。しかし、防空システムの位置特定とか破壊というのはけっこう困難なものなんですね。ドローンによる攻撃も加わりましたし、戦車も戦闘機も辛い時代になりましたね。今後、どのような対策がとられるのか?
歩兵は尚更生き辛い地獄
ドローンに直接追いかけられるとか、生きた心地しないでしょうね。。
航空機の撃墜は視覚情報が出にくいからな。
ロシア領内で落ちた時は誰かが撮影してUPするからわかるのだけど。
ウクライナ側は国民の統制が割と効いてるから分かりにくいけど後日パイロットの葬儀で発覚することある。
空軍の上層部にプーチンの怒りが降らんか心配だね、落ちたのがフランカーだけに
落ちたとされてるのはフランカーじゃなくてフルバック
プーチンの髪の毛前線がフルバック
地に降る(戦闘)爆撃機…
貴重な航空戦力を削れて結構なことですが
なぜ今まで前に出さなかったのか 危なくなったからリスクを取りに来たのかな
首都が大事なのはわかりますが、前線の人たちはバンバン死んでるので痛みは分かち合うべきじゃないでしょうか
やっぱり首都と前線では命の重みが違うのかな
ウクライナ軍の後退で前線位置が下がってるので、
それに合わせて進行してるロシア陸軍のエアカバーの為に、ロシア空軍が前に出てると考えるのが合理的では?
ウクライナ軍の後退を理由にするには撃墜ポイントがかなり後方だし、前線のたった数キロの前進でSu-34がボコスカ落とされるようになるのは不可解だから、ウクライナ軍の防空ミサイルの前方配備が行われたか、A-50の墜落でロシア軍の防空能力が落ちてると考えたほうが自然では
ロシア空軍の位置よりも活動量の変化が主要因と考えるほうが合理的では。
前線位置の変化といっても、今年に入ってから一番変化してるところで5kmも変化していないでしょ?
2年前の開戦時から1年以上、開戦初期を除いてロシア空軍の活動は低調で、対NATO抑止力を考えて温存してるというような観測もあった。しかしそれが昨年から変化して、ロシア空軍の活動量が増加した。今回のアウディーイウカ戦や他の地域での限定的な攻勢に合わせて、ロシア空軍の活動量も増えているので、これが被撃墜数が増えている主要因ではないか?
位置で考えるなら、単なる前線位置よりも何倍も変化の余地がある、対空ミサイルの位置が変化した可能性のほうが高いだろう。
langさんの言うように、ウクライナ軍がリスクを取って地対空ミサイルを前に出している可能性は十分にありえる。
NASAMSが本物かどうかは確かめようがないのであまり興味はないのですが、弾道ミサイルであるイスカンデルの精度の高さには驚きました。1ヶ月程前にロシア軍が破壊したIRIS-Tが、実はデコイであったことが話題になりましたが、そこでもイスカンデルは的確に命中させていました。 ロシアのミサイルに何かしらの変化があったのか、たまたまなのかは分かりませんが、もしこの命中率が恒常化するなら大変な脅威となりそうです。
現代でもイスカンダルやイスカンダルの技術は世界に大分ばらまかれてるんでしたっけ?
将来的に恐ろしい事になりそうです。
ロシアの対地ミサイルはこの1年で大幅に改良されて、同じ名前の武器で括れなくなるレベルになったという記事をこのブログで読んだ記憶があります
ウクライナが兵器と戦術を改良しているようにロシアも同様にやっているわけです
前からこれくらいの精度はある感じでしょう。橋にピンポイントで当てていたのがまぐれなのか分からなかったけど、実際に小さな目標でも狙えてしまっている辺り光学誘導は精度が高い感じはする。
逆に言うとイスカンデルMの精度が高い以上は攻撃対象は余程の価値が無い限り使われない気がするんだよね。精度が悪いから無差別攻撃前提で使用しますにはならないだろうから、イスカンデルMを使用した場合はロシアのいいわけ、ウクライナの発表とか注意してみたら何か見えてくる物あるんじゃないかな。
ロシア側は滑空爆弾に手応えを感じて量産しているようですから、ウクライナ側がリスク負ってでも対空火器を前進させるのは納得の行く推移ですね
破壊動画がデコイだったかはこれからの航空機撃墜報告ペースから間接的に判るのでしょう
SU34と35の撃墜の話はチラホラ聞くんだが、27がこの戦争で落とされたみたいな話は全然聞かないが(私が熱心に追ってないだけかもしれないが…)、Su27って流石のロシアでももう完全な旧式扱いで一応居るけど、あまり戦力として扱われてない2軍…下手すりゃ3軍みたいな扱いなんだろうか。
黒海でリーパーに燃料ぶっかけたくらいしか聞かないけど。
正直なところ、Su-27系列の機体はSu-34以外ろくに判別できてないと思う
これはウクライナが悪いって話じゃなくて、平時の自衛隊のスクランブルですら機種の判別を間違うくらいの難易度だから戦時の戦果確認じゃなおさら困難だろうから
だから撃墜したのがSu-27だろうが、Su-30だろうが、Su-33だろうが、とりあえず発表はSu-35撃墜でいい
流石にカナード付きは判別できるからSu-30は撃墜発表されてるよ
この手のは証拠がないのをいいことにロシア国防相の広報おじさんも毎日のようにウクライナの航空機撃墜したと言い張ってるのでいまいち信じてません。
事実なら新たにもらったか温かくなったので都市防衛の防空兵器を前線に持ってきたのかな?
そして前線に持ってきたのでロシアに防空兵器をガンガン潰されているとみるべきかな?
どうもパトリオットもランチャーを複数破壊されているようですし。
最近は海と空に関してはウクライナ側、陸に関してはロシア側の発表が信用できる気がする
陸はウクライナが防衛局面だから攻勢側より戦果報告がしづらいのよね…。
海と空は大戦果(誇張無し)が続いてるから情報を出しやすいのだと思われ。
ボディカウントゼレンスキーがポロリしたから死傷者にして尚40万と50万食い違い…どうなってんですか。
第二次世界大戦時の日本軍の戦闘、爆撃機開発は開戦3年目あたりから急速に発展したが
量産化技術が貧弱で資源不足と米軍の輸送破壊,工場空襲で壊滅した
ロシアの軍産複合体企業は戦時量産に成功し、3年目から新型兵器の開発と実戦配備に移行
からウクライナとの停戦など有り得ない 実戦の最初が極超音速ミサイル「ツィルコン」か
兵器の電子装置は先端半導体など必要ないむしろ枯れたEMP耐性の高い電子部品が必要だ
ツィルコンが実戦使用されたなんてどこ情報ですか?
ツィルコンに真空管でも載ってる情報もあったんですか?
他所の記事を読むと。
ロシアは、沿ドニエストル地域から、シャヘド136をオデーサに向け撃ったとか。
聖域代わりに使うのでしょうか、それとも戦域の拡大はこの辺りから始まるのかな。
予め仕込んでおいた場所なのでしょうが、とことん腐った国と思います。