ドイツのメルツ首相とフランスのマクロン大統領は「米国への依存度と重複する防衛システムを減らさなければならない」と欧州統合を訴えたが、ベルギーのフランケン国防相は「2つ存在する第6世代戦闘機計画が欧州統合の失敗を示している」「FCASとGCAPは統合されるべきだ」と主張した。
参考:Macron, Merz vow closer defense ties in reboot of French-German couple
参考:Belgian defense minister: FCAS, GCAP 6th-gen fighter projects show Europe failing to integrate
ロシアの脅威が高まって欧州統合が切実になればなるほど「FCASとGCAPの統合」という選択肢が頻繁に登場し、極東に位置する日本の都合は顧みられないだろう
メルツ党首率いるキリスト教民主・社会同盟は社会民主党との連立で首相指名が確実視されていたものの、1回目の投票で過半数に達しないという衝撃的な敗北を喫したが、各党が調整を行った後の再投票で首相に選出され新政権を樹立、初の外遊となるフランスを訪問してマクロン大統領と会談し「次世代戦車、戦闘機、長距離ミサイルといった現行の計画を超える能力開発のため仏独計画を加速させる」「共通の戦略課題に対する実務協議のため仏独防衛・安全保障協議会を設立する」と発表。
Das Versprechen eines Aufbruchs und derselbe Anspruch: Europa voranbringen. Es liegt an uns, das zu schaffen. Willkommen in Paris, @Bundeskanzler! pic.twitter.com/2Pfu0LzyQT
— Emmanuel Macron (@EmmanuelMacron) May 7, 2025
特にメルツ首相は「これは欧州にとって独仏の新たなスタート」「欧州は競争力を高めるため結束を高めなければならない」「我々は英国との非公式な外交・安全保障協力協定、ポーランドとのヴァイマル・トライアングル同盟などの枠組みを更に発展させていく」と述べ、両首脳はLe Figaroへの共同寄稿の中で「独仏は欧州主導の防衛力整備を推進し、米国製システムへの依存度と重複する防衛システムを減らし、標準化と相互運用性を確立させなければならない」と訴えたが、この問題には2つの顔がある。
マクロン大統領は2023年6月「ベルギーがFCASプログラムにオブザーバー資格で正式参加する」と、ベルギーのデドンデール国防相も「12月にオブザーバー資格の契約に署名し、2025年6月にFCASプログラムへ正式参加する」と明かしたが、ダッソーのトラピエ最高経営責任者は「ベルギーがFCASに関心を示しているという話は非常に良いニュースだが、なぜF-35を選択した国々をプログラムの仲間に迎えなければならないのか、なぜベルギー人に仕事を分け与えないといけないのか理由がわからない。これを強制されるなら私は戦うだろう」と主張。
イタリアやスペインも独仏が進める次期主力戦車=Main Ground Combat System(MGCS)計画への参加も要請しているが、今のところ両国は「対等な立場での計画参加」を認めておらず、欧州主要国のドイツとフランスは「安全保障政策の政治的な団結」を呼びかけても「経済的な団結」を否定している格好で、ベルギーのフランケン国防相はBreaking Defenseの取材に「欧州が別々の第6世代戦闘機プログラムを推進していることに不満がある」と述べた。
“誰もが欧州防衛、欧州の防衛統合について語っているのに、欧州では別々の第6世代戦闘機プログラムが2つある。少数のグループが別々の計画を同時に進めるのは得策ではない。能力が重複する別々の戦闘機を開発するには推定500億ユーロもの費用が必要だ。これは馬鹿げた途方もない額で、我々が(欧州統合に)到達出来ていないこと示す一例に過ぎない。この2つの計画は統合されるべきで、欧州の第6世代戦闘機を1つにすれば世界中に売りやすくなるが、そこに至っていないことに不満を感じる”

出典:GlobalCombatAir
“もっと欧州の統合と協力を深化する必要があるのに、2つの戦闘機計画は本当に悪い例でもっと改善しなければならない。もしかしたら(計画を進めている国々は)気に入らないかもしれないが、これは欧州が進むべき道ではない。申し訳ないが(FCASとGCAPの統合を)今後も訴え続ける”
欧州統合など他人事の日本から見れば「FCASとの統合なんてとんでもない」という意見で溢れかえるのは目に見えているものの、欧州統合の必要性を認識している国々の立場からすれば「重複する能力開発に重複投資している場合ではない」と危機感を感じるのも、無人戦闘機の台頭が予見されているため「海外ニーズの奪い合いを演じている場合ではない」というのも理解出来るが、FCASとGCAPを統合すれば規模と資金の問題が改善しても「船頭が増える=政治的な意思決定とワークシェア配分の問題が複雑化する」という新たな問題に直面するだろう。

出典:Tiraden/CC BY-SA 4.0
結局、米中以外で第6世代戦闘機を単独開発するのはリスクが高く、欧州や日本にとっては何をどう選択してもトレードオフで、ロシアの脅威が高まって欧州統合が切実になればなるほど「FCASとGCAPの統合」という選択肢が頻繁に登場し、そこでは極東に位置する日本の都合は顧みられないはずだ。
現にフランケン国防相が訴えるFCASとGCAPの統合は「欧州視点の都合」で語られており、日本視点の都合は一切登場しない。
関連記事:FCASとGCAPの統合、Airbusは3年以内に統合協議が始まる可能性に言及
関連記事:英議会がGCAPに関する報告書を公開、強力な航空戦力は国家主権の本質
関連記事:エアバスがFCASとGCAPの統合を主張、戦闘機ビジネスに規模の経済は不可欠
関連記事:テンペストとFCASは統合されるべき、伊空軍参謀長の発言に関心が集まる
関連記事:相互運用性の確保が重要と説く独空軍トップ、欧州の戦闘機計画を統合すべき
関連記事:経済的に無理、英国と欧州の次世代戦闘機プログラム統合を訴えるエアバス
※アイキャッチ画像の出典:GlobalCombatAir
船頭多くして船が山に上るのを避けるために、用途と利害が比較的衝突しない3カ国で始めた物語なんですよ・・・
ほっといて欲しいですわ
MBT-80や欧州戦闘機を忘れたのだろうか
GCAP陣営としてはFCAS陣営を完全無視することが最大の支援なんじゃないかな。
絶対その方が早く安くFCASできるよね。
イタリアの方針はいまいちはっきりしないけど、少なくとも日本とイギリスはFCASの統合なんて欠片も考えてないし大丈夫でしょ
そもそもダッソーすら統合否定してるし
イタリアは政府というより主にレオナルドが計画統合を主張してましたが、いわゆるGIGO条約締約後は言わなくなりました。
仏独が主導するFCASより、GIGO条約で日英伊同格の権利を保証されているGCAPの方が国益になると踏んだのかもですね。
現代に至っても欧州の日本に対するイメージって俺達が決めれば奴等ははい喜んでと追従してくるって思ってるんでしょうし、実際そうなるのが悔しいですね。
元々英国議会の証言でも技術とノウハウはイギリスとイタリアが持ってるので日本の役割は資金と生産技術って言われてましたし、元からFCAS内での日本の立ち位置は事実上ビリだったということでしょう。
なのでFCASの完成は日本が切望してた時期に間に合わないことは確定で、仕様等も日本の意見は通らないのでしょう。欧州からは日本は眼中にないのだから。
いよいよ期日に間に合わせるためにはアメリカのF-47のモンキーモデルを土下座して売ってもらうしかなくなってきた。
失礼
文中のFCASはGCAPの間違いです。
そもそも参加してもいないFCASで日本がビリもクソもないでしょうし納期なんてまったく関係ない。
FCAS内での日本の立ち位置は事実上ビリだったなんて話は聞いたことがないし、聞こえてくる情報を見るとそんなことはないと思うんですが。
向こう側も日本を無視できるほど余裕ないでしょ。
訂正
FCAS→GCAP
日経が日本は英伊から2周遅れなんだあって記事を最近出してたよ
検索してみたらKTN氏の記事じゃないですか。w
フランスとドイツがGCAPの人気と、日本の航空機製造能力に激しく嫉妬している。と捉えれば良いのですね‥アメリカからはF-47よりF/A-XX買った方が対艦ミサイル攻撃と空母運用の事も考えると良いかと。
色々とツッコミどころ満載のコメントだと思うのですが、GCAPから日本が抜けたらエンジンどこが作るんですかね?
FCAS陣営に至っては、高出力エンジン作れる国がいない中、実績のないドイツがエンジンを作りたいと言い出したりで迷走しですが。
そんな卑下するほど、日本のポジションは悪くないですよ?
その時は共同開発先のロールスロイスが単独で作るとは思います。ただしIHIと同レベルの耐熱素材を用意できるかは分かりません。
仰るとおりロールスロイスが主体となって、EJ200辺りを元に性能向上版を作ることは可能だと思います。
ただ、ものがあるXF-9と比較して技術的なハードルが飛躍的に上がりますし、日本が買わないとなると開発費の回収は怪しくなりますし
ユーロジェットターボが外注先になることで、西独伊三国の顔色を伺う必要も出るしで、イギリスにとって何の得も無いと思うのですが…。
RRとしても、IHIの下請けする方が安全に儲けられるわけで…。
ジェットエンジン開発の技術基盤という点では実績的にも RR>IHI ですよ。
RRがIHIに確実に劣るのはCMC要素技術です。RRが構想していたテンペスト用スモールコア・アダプティックエンジンを実現するにはIHIの協力が必須だったのだと思います。
文谷氏によるとIHIは部品メーカーとしては優秀だけど、エンジン全体を設計する能力は不足しているとのこと。P1のF7エンジンは想定していた半分の周期で整備しなければならず、技術的に容易な低圧圧縮機が破損する酷いシロモノなんだとか。「エンジンの故障頻発」の辺りは耐久試験をケチっただけなのかもしれない。
「技術的に容易な低圧圧縮機」の時点で氏の機械設計や技術開発に対する不見識が伺えますね。
まあ技術屋ではないので仕方な…くはないな。金取って記事書いて技術について述べてるんだから。
文谷氏の機械設計や技術開発に対する不見識はともかく、想定していた半分の周期で整備しなければならないのが事実なら、耐久性に問題があるのだから「酷いシロモノ」という表現も間違いではないな。
不見識かつ悪意溢れる偏向報道をする自称ジャーナリストに機密情報渡す関係筋なんているはずないので内容もあてになりませんね。
ブリテンファイターテンペストでSu-57同等品ですかね?
FCASとGCAPの統合に関する記事の共通点
→言ってるのが全てFCAS側
まあ発作みたいなもんです。これからも定期的に似たような記事を見かけることでしょう。
イギリスがトチ狂わない限り統合はありません。
いつから英国が狂っていないと錯覚していた?
ネタっていうのは分かるけどGCAPに関してはイギリスは航空機産業の命運を賭けて本気で付き合う気なので…
政府と産業界の温度差はあるよね。
正直「独仏との共同開発を1番嫌がってるのはイギリス」までありますからね。
サウジやオーストラリアやカナダを誘うことはあってもFCASとの統合は仏が抜けても抜けなくてもあり得ない気がします。
フランス参加のFCASと一緒だなんてお国第一が前面に出すぎて駄々っ子の結果ラファールの二の舞が目に見えてる
どうせまた出力不足のスネクマのエンジンをごり押しして載せるようにしろだのなんだの言い始めるんだぜ?
その前に、機体規模が全く違う。
全然別の観点なので前も後もないでしょう。
まあつまり「何をどうやっても統合はない」という話かと。
欧州の戦闘機開発でタイフーンとラファールがどう言う経緯で開発されてきてて、第四世代機もF-16、タイフーン、ラファール、グリペン、ロシア製戦闘機と無茶苦茶に入り乱れてマトモに統合出来てない歴史を見てると、威勢だけは良いとしか言えないです。
統合を主張している人達って、逆にサブプランが無いの怖くないのかなって思うんですけどね。
西側という括りで見て、GCAP、F-47、FCASと3種の計画が存在していることに、個人的には安心感を覚えます。
自国の開発が失敗しても、最悪成功したものを買えば良いわけですし。
まぁ、戦闘機開発はグレートゲームの一環ですし、ベルギー程度の国が何を言ってもあんまり影響ないでしょうけど。
言ってしまえば立場の違いの話。
開発権を持つ当事者にとっては技術的独立性が最優先になるが、出来上がったものを買うしかない立場の国からすれば皆が同じ買い物してユニットコストもランニングコストも下がる方が良い。
GCAPに関して言えば今のところ順調に推移しており、せっかく少ない船頭で回してるのに口を出す輩が増える事の利点が無い。
FCAS側にしてもラファールで作った市場をダッソーが手放す道理が無く、結局は当事者不在で(開発利権に噛めない)第3者が統合しろと叫ぶだけでおわるだろう。
この手の主張はGCAPが飛んでも、FCASが飛んでも言い続けると思うので、無視しかない
開発資金だけ出して口は出さないって言うなら考えてもいいかもしれないけど、結局なんのかんの混ぜっ返してF-35の二の舞にするルートしか見えないな……
一つにまとめたらぐちゃぐちゃになるのは目に見えてる。
少なくとも日本は艦載機はいらないんだし、航続距離を削られたら困る。
GCAPにもFCASにも関係ない部外者のベルギー人が仕事欲しくて御題目唱えてるだけの話をまともに取り合う必要があるんだろうか
この2つの開発計画の参加国でこのベルギーの言舌に乗るのなんてFCASにおけるフランスの発言力を削りたいドイツくらいだろう
まあそうなればFCASに愛想尽かしたフランスが単独開発に踏み切る可能性が高いけど
サウジアラビアのパートナー参加がほぼ決定したため、リッチな潜在的な顧客を確保できたことで、GCAP陣営のEU国(イタリア)も、口先はどうあれ強欲なフランス・ドイツの産業界を輪に入れるような動きはしないでしょうね。イギリスは、タイフーンで戦闘機に対する機能的なニーズの異なる国との共同開発には懲りてるでしょうし。
統合統合行ってるのはFCAS側の国ばかりで、グズグス言ってる国は、一向に進まないFCASに対して今の所着実に前進しているGCAPを乗っ取り、欧州統合機として技術だけいただいた上で日本を弾き出して漁夫に利を得ようという身勝手な考えでしょう(まぁ、国ってそんなもんですけど)。いろんな国がGCAPに興味を示してきている中、イギリスもイタリアもわざわざ利益を仏独に分けてやるほどお人好しなわけもなく、一緒にしたらしたでまたぞろ仕様で揉めまくってやり直しになるのが確実な以上、表向きはどうあれ適当にあしらうと思います。
ベルギーとかは、パートナー国の列にお並びくださいとなるでしょうね。
日本も、機数的にはF-2の後継ということで90機程度としていますが、大口ユーザーとしての発言権を維持するためにも、英、伊よりも多くすべきでしょう。理想的にはF-35Bを海自に移管して、空いた枠をF-3/GCAPで埋めることで、調達数を130機程度とするのが理想だと思います。海自には、空自の洋上プラットフォームではなく、海軍として艦載機に求められる運用ができるというメリットもありますし。
こちらは金満サウジが金出してくれる(予定)のが
心強いですよね
90機程度がF-2後継分としての調達ならば、F-15J近代化改修機能力向上型68機の更新機が次期戦闘機(GCAP)の派生型になる可能性がありますね。
90機程度にはF-2Bも含まれるわけで、今のところGCAPには複座型のアナウンスが無いことを勘案すると予備機を合わせ70機程度になるのでは。一方でF-15J近代化改修機能力向上型の完全退役は2050年代と言われています。
個人的見解ですが、両方を合わせGCAP系列の調達数は140ないし150機程度になるのではと推測していますがどうでしょう。
複座型は私も無い気がしますがF-3の90機はF-2後継として調達されたうえで
別途高等練習機を調達するんじゃないですかね
戦闘飛行隊は13個飛行隊約320機が最新の定数で今後は飛行隊が大きくなっていくようです
日本は離脱して米のF-35近代化改修計画に乗った方が良いんじゃね
そんないつ完成するかも分からない戦闘機にうつつを抜かしている暇なんて無いわ
F-35一本化はまずいでしょう。これから問題が出てきたときどうしようもなくなるしアメリカに完全依存することになる。
F-35の現状のシステム群の更新が未定となっていますし。F-47の価格の半分で近代化できると謳ってますが、具体的なその価値すら未定なんで無理ですね。
F-47の価値もF-22より安くするとは言ってますが、機体単価の200億円以上の価値なのか諸々込みの400億円以上の価格なのか分かりませんし。
F-35はF-35でblock4すら「いつ完成するかも分からない」訳ですが。
このサイトを見るだけでも、散々F-35のアップデート問題が出ているというのに。
あと、F-15改修でわかったように、アメリカ製の戦闘機の変更はとてつもなく金と時間がかかる。
あと、ノウハウ蓄積と、技術継承のためにも、自国で戦闘機開発は必須よね。
サウジの他、カナダ、オーストラリア、インドが関心を示しているGCAPは世界規模の計画。欧州のためじゃないんですよね。
GCAPが始まった時は、こんなに注目される計画になるとは思わなかったですよ
むしろ注目されるのはFCASの方だと思っていたので
しかもイタリアは未だにGCAPの導入を明言してないので、現時点での顧客は日英だけで「EUの顧客」っていないんですよね。
とは言えこの情勢でイタリアが買わないと言う選択肢が無いからなあ
ここまでしといてこのままF-35しか買わないとかFCAS買う未来が見えない
「欧州の計画、という割にまだEUの顧客いねーじゃん」という話なので、イタリアに選択肢があるかないかとかはあんまり関係ないかと。
イタリアは買うとは言ってない。
飼わない可能性なんてほぼ無いのになんでこんなに必死なの?
あえて言わなくても皆結果はわかってるでしょ
最終的にイタリアが買う買わないの話してるんじゃなくて、
「現時点でEUの確定顧客すらいないのに『欧州の戦闘機開発事業(でEUの財布から出るコストが無駄になるからFCASと統合すべき)』という文脈で語るのは不適当」という話なので。
『呉越同舟』という言葉がありますが、まとまらないのはそれよりも厳しいなと。
建前では安全保障の目標を掲げていますが、経済的な利害が一致していない(国同士パイの奪い合い)というのが見て取れますね。
リスクヘッジしたいなら、それこそ2つのうち成功した方を買えばいいじゃない。F-35みたく「計画に参加してない国には売らない!」(キリッ)とはどちらも言って無いわけだし。
兵装に関してMBDAも交えて協議してたもれ。
GCAPはもう最初から外販プランを明示して余計な茶々をシャットダウンした方がいいような。
kickstarterみたいに黙ってプレッジしておけば何年何月に早期デリバリーみたいな。
GCAPとFCASの統合なんて冗談じゃ無いよ。
下手すればF35と同じかそれ以上に悲惨な末路を辿るのは目に見えてる!
GCAP=欧州機という認識ならそうなるか
単純な話、欧州統合の大義の為ならばベルギーは我が国の製造担当部分を放棄してイギリスに与えると言えるのかっていうね
絶対言わんでしょ?
現状イギリスはGCAPでイニシアチブ握れてるのにわざわざお山の大将やめて他山の一兵卒になりに行くわけ無いじゃない
日本の都合どころか英伊の都合だって考えちゃいませんよ
FCASってGCAP以上に進捗の話を聞かないというか仏と独西の勢力争いが激しそうな厄介な代物
今更GCAPに合流されたら初飛行は2050年くらいになるんじゃなかろうか
トルネードやタイフーンでフランスと統合できなかったというか、結局タイフーンですら結局各国好き勝手にレーダーを統合し始めたり、輸出する、しないで揉めているので、統合など夢のまた夢では…
輸出に関しても、英連邦周りになりそうだしね。アメリカのシェアは落ちるだろうけど。フランスは現状維持できそう。
>能力が重複する別々の戦闘機
いや全然重複しないんで。
仕様の決定で5年も10年も揉めることの方が2機開発するよりはるかにもったいないよ。
ユーロファイター離脱したり自動車会社とろうとしたりウクライナ戦争でも対処の足並み揃わなかったりしたところとは組まないでほしいな
イタリアが統合できねぇーよって記事出してたわ。
少なくともイタリアはするつもりはなさそう。
そもそも周りが海に囲まれてる日本やイギリスやイタリアみたいな海洋国家と
フランス・ドイツ・ベルギーみたいな大陸国家の求める戦闘機が同じなわけがない
今回の印パの戦闘で中国製兵器が見かけ倒しではない可能性が高くなったから
日本としてもこれ以上GCAPの完成を遅らせるわけにはいかない
総合して中国の第6世代より早く生産可能な機材になるのか?
GCAPが上手い事進んでいるもんだから入れなかった国からはこういうちょっかいが今後もあるでしょうね。
無理筋な話で横やり入れようとするより
GCAPが完成したら売ってくださいと話を通しに来る方がよっぽど賢いと思うのですが。
サウジに対する取り扱いを見ていても、
パートナー国は歓迎だが正式な参加国を増やすつもりはないというのは
日英伊で認識一致しているので日本が追い出されるのではとビクビクすることも無いかと。
>ダッソーのトラピエ最高経営責任者は「ベルギーがFCASに関心を示しているという話は非常に良いニュースだが、なぜF-35を選択した国々をプログラムの仲間に迎えなければならないのか、なぜベルギー人に仕事を分け与えないといけないのか理由がわからない。これを強制されるなら私は戦うだろう」と主張。
日本も英国も(イタリアも潜在的には)F-35ユーザーだし、英・伊はF-35の開発・製造パートナーであることを考えるとダッソーがうんと言わないんじゃないか? これだと
2つ統合なんてしたら今世紀中には飛ばんだろ
まあ統合するならテンペストの時から言ってた様に「参加国が独自仕様の派生機を開発する」選択肢があるから、仏は艦載機を、独西は陸上機を個別に開発すればいいよ。
日英伊はこのままGCAPの開発を続けるから。
ベルギーは好きに交渉してどれでも好きなの買えば良い。
清々しいまでの日本無視。いつもの欧州仕草。
ベルギーについては「俺にも仕事くれ」なんだろうけど。このままじゃ何もないからね。
あと英国議会が日本は資金と生産技術だけとか言ってるってコメントあったけど、その英国議会とやらへ報告に日本のステルス技術やエンジン技術に感銘受けたってのもあるんだけど、これは無視か?。自説に都合のいいソースしか出さないのはフェアではないよ。エンジンだってIHIは確かにすごい試作エンジン作ったけど、それが持続的長期的に性能維持できるか、支障なく量産できるかは全く別の話。戦闘機エンジンについてはRRに一日の長があるのは紛れもない事実。だからエンジンも共同開発になったんだし。
とはいえイタリアも苦言を呈しているように、英国が共同開発でも二枚舌発揮して自国技術は過剰に秘匿してるっぽいので、GCAPも順風満帆とはならないと思います。
>イタリアも苦言
レオナルドが自身の都合から先走りして英側に早急な情報提供を迫り、英側がまだ検討中と回答したことへの不満表明を指しているのでしょうか。
とすれば、レオナルド側の要求には理解できる部分もあるのですが、開発事業はGIGO実施機関が全体をコントロールすることになっているので、ある意味条約に定められたルール無視の越権的要求でもありました。
英国側の対応は自国技術の過剰な秘匿を意図したものではなかったと思います。
ベルギーが自国の国益でFCASにオールインすればいいだろう。勝手に巻き込むな。
😏oO(争え… もっと争え……!!🤣)
一種の白人至上主義であって付き合う必要はない
別に今そうなってるんじゃなくて、欧州の兵器開発が複数系統になるのは昔からですよね?
欧州(西欧)には複数系統になるぐらいの国力、技術力、需要があるとポジティブな理解をするべきでは?
ベルギーの国防相という軽量級の人の発言で、進行中の巨大な流れが変わるとは思えんけど。
(「流れの変化」という点で)強いて言えばこれで「ベルギーはますますダッソーに煙たがられてFCAS入りが遠のいた」んじゃないですかね。
スペイン参加もエアバスやドイツの意見が無理やり通った形だし、ベルギーの姿勢もエアバスのそれと見ても良いのでは?
ダッソーくらいしか戦闘機作れるメーカーがいない中で、ダッソーをここまで軽視しているFCASは狂っているとは思うが、フランスも独自開発に舵切る姿勢はないし(昔ほどフランスにも自由がないのか?)。
双方の使用用途が違うし、輸出面でも共同生産国の意図つでも反対すれば輸出できなくなったタイフーンが事例となりますので、船頭が多くなり生産分担が増える2つのプログラムを合体させるのねは?と思います。
機体そのものではなく中身のアビオニクスやら、無人機と連動させるシステム等で両プログラムでの開発情報の共有(統一はアカン)などで協力していけば混乱なく計画も進められるのではないかなと希望。
コストはかかるけれど、用途違いがあると肺へ第六世代機の開発が2種類あるのは最悪保険にもなあるでしょうね。
取り敢えずは日本政府か防衛相でも色々と外向の発言もしてほしいですね。
無計画な統合に何の意味もないのはF-35の未達でよく思い知らされたとばかり思っていたが…
F-35の問題解決もF-47、GCAP、FCASの戦力化も未定なのに、何故選択肢を減らす必要があるのかが分からん。統合した第6世代戦闘機計画がポシャった段階で米からも中露からも遅れるのが確定する事になるのに。政治面での統合と経済面での競争をご都合主義的に間違えるのはもう辞めてほしい。企業間の競争は資本主義社会で必要で、政治のお題目とは関係ない。