日本が開発を行う次期戦闘機「F-X」の支援国を米国→英国に変更するというニュースについて英国紙は「研究資金の問題が解決するかもしれない」と報じている。
参考:Japan turns to Britain in the battle for the skies
残念ながら日本との協力に対する英紙の評価は「日本の防衛産業界がもつ技術力」よりも「日本政府の豊富な資金力」に高いポイントを与えている
戦闘機F-2の後継機となる次期戦闘機「F-X」のインテグレーション=各システムの統合作業について日本政府はロッキード・マーティンからの支援を受ける方向で調整に入っていたが、産経新聞や読売新聞などの日本メディアは一斉に「日本は英国との共同開発に方針を転換した」と報じており、Telegraph紙は興味深い視点でこのニュースを報じている。
米国製兵器は優れた性能を備えているものの「技術のブラックボックス化」と「導入国に課す厳しい運用制限」を敬遠する国も多く、常に米国を選択し続けてきた日本が英国との協力を模索し始めたことについて「他国と同じように米国のやり方に嫌気がさしたのかもしれない」と指摘しているが、日本が英国主導のテンペストプログラムに参加するのではないかという憶測については「実現不可能だ」と否定。
Telegraph紙の取材に応じたAgency Partners LLPのニック・カニンガム氏は「日本と米国は幅広い安全保障分野に関する協定=日米安保を締結しているため英国が米国の代わりに日本最大の技術的同盟国になるのは難しく、日本が米国以外のプログラムパートナーになるとは到底考えられない。さらに日本は独自の戦闘機開発計画に固執しているのでサブシステムを共同で研究して成果を持ち帰るレベルの協力にとどまるだろう」と述べている。
カニンガム氏は「戦闘機プログラムを成立させるためには数十億ポンドもの研究資金が必要で少数の量産機でこれを回収するのは難しく、英国やフランスのように技術があっても資金のない国にとって海外輸出は『プログラムの生き死にを左右する重要な問題』だが、幸いにもテンペストプログラムのパートナーには海外輸出を得意とするイタリアとスウェーデンがいる。ここに日本が加われば研究資金の問題が解決するかもしれない」と指摘しており、日本との協力で英国が最も期待しているのは「資金力」だと言っているのと同義だ。
Telegraph紙は「近隣諸国との緊張が高まる日本政府は国防予算の増額(約750億ポンド)約束しているので、彼ら(防衛省)は本当に多くの資金を持っている」と述べて記事を締めくくっており、残念ながら日本との協力に対する英紙の評価は「日本の防衛産業界がもつ技術力」よりも「日本政府の豊富な資金力」に高いポイントを与えている。
勿論、ディフェンスメディアが記事を書けば違った視点での見た方も出てくると思うが、今のところ英国系のディフェンスメディアは「日本のF-X開発に英国が参加するかもしれない」というニュースに大きな反応を示していない。
関連記事:日本が次期戦闘機を日英開発に転換した理由、米国が乗り気ではなかった
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※アイキャッチ画像の出典:財務省 令和2年度防衛関係予算のポイント
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まあ、忌憚のない意見ということである意味貴重ではあるのかも
こっちはこっちでアドーアの悲劇の件があるから諸手を挙げて歓迎とはいかないしね
そりゃあもう、英軍といえば金が無い。
金が無いと言えば英軍ですから。
F-Xの話は以前からですが、防衛費増額の話が出ていますから、諸外国の兵器メーカーや政府は、いろいろと日本に話を持ち込んでくるでしょうね。
なお、国内防衛産業は防衛省の支払いが渋すぎて撤退しまくりな模様
なんにしろ強くて自国で自由に改修出来る戦闘機が手に入ればなんだっていい、面子やらプライドなんぞ犬でも食わん
次期戦闘機の調達数って90機のままなのだろうか、GDP比2%にするなら戦闘機の定数やら人員の確保を頑張らなきゃって思うがそもそも現状ですら満足なバンカーが無いし基地の警備体制が危ういという
来年度の予算案が早く知りたい
>調達数って90機のままなのだろうか
調達数はまだ決まっていませんよ。
中期防衛力整備計画(平成 31 年度~平成 35 年度)では
>将来戦闘機について、戦闘機(F-2)の退役時期までに、将来のネットワーク化した戦闘の中核となる役割を果たすことが可能な戦闘機を取得する。
となっているだけです。文面からすればF-2に続き残余F-15J更新の含みはあります。
来年度から防衛予算GDP比2%になるわけではありませんし、主要装備や隊員の定数増を検討中という話は今のところ聞きませんね。
防衛装備品の研究開発はAI活用や無人機等による人的リソース省力化の方向です。無人機は主要装備に該当しないので基本的に定数はありません。
正直、「BAE等がいる英国に、日本がまともに提供出来る技術なんてあるの?」と常々思っていたからこの報道は胸がスッキリしましたわ…
バードウェアとしてのレーダーとか、それ以前の素子とかCCV周りとかはいけてると思う
まあ基本的に日本は金を出して技術をもらう立場ですからね。
軍事関連の技術はやっぱり海外の先進国の方が高いと思います。
レーダー技術はまだ日本は進んでいる方かと思いますし、細かい技術には競争力があるものもあると思います。
ただMRJもそうだったように、日本は要素技術はあってもそれをつなぐ技術のレベルが低いので、そのあたりの知見と経験を得てほしいものです。
どちらかと言えば、日本は素材・部品屋的な面は強いのですがインテグレーターとしてはまだまだ雛鳥という印象ですが…
それでも地道に成果は積み上げてきたと思うので、F-3開発で英国との共同開発から学びを得てインテグレーターとしてもジャンプアップ出来れば… と期待しています
>インテグレーターとして
それF-2のときのF-Xでアメリカから指摘されてたやつやないですか……
航空分野のインテグレーションはほんとに鬼門ですよね、日本は。
高価とはいえ、P-1, C-2は良くまとめ上げられたと思います。ただ継続して開発し続けなければ人員を維持できないですから、今後も共同開発で知見を維持できれば良いのですが。
軍事ガチ勢の欧州先進国と国防を疎かにしてる日本を比べても無駄
F-X開発に際して英国に協力を仰ぐ部分はインターオペラビリティやシステムインテグレーション部分についてであり
それ以外は日本国内で既に要素研究も開発も完了しているので
その一点を論ずるなら資金面のメリットだけだと思うのは当然だろうが、他の点の技術面の比較をして論ずるのは違うと思う。
何より近年の日英の経済・軍事面も含めた関係の深化は対米自立も含んだ政治的な意味の方が大きいので
F-Xを見て日英協力の狙いは一概に資金である、と書くのは完全にtelegraphのアオリ記事だな
>サブシステムを共同で研究して成果を持ち帰るレベルの協力
まともに提供出来る技術がなかったらこんな協力は成立しないんだが。
レーダー関連やエンジンの耐熱素材関連、機体構造技術や三次元複合材、高出力パワー半導体や2波長QDIP等の高性能センサーや、革新的なクラウド・シューティングを実現する「戦闘機用統合火器管制システム」や、同じく革新的な、FCPを作成できるミッションシステム などなど、日本にアドバンテージがある技術は数多くあります。
これらは、イギリスとの技術交換の際に日本側の手札となるような、日本に優位性があると思われる技術です。
英国だって自国の素材開発技術を育てたいでしょうし日本製と比べ多少性能が落ちたとしても自国製を開発して使う選択肢は十分にあり得るのでは?
> BAE等がいる英国に、日本がまともに提供出来る技術なんてあるの?
に対する「あるよ。アレとかコレとか」という回答に
「英国も自国の技術を育てたい」「性能が落ちても自国製使う選択肢は十分にあり得る」…って全く噛み合ってない様な。
レスズレだったらごめん。
日本が英国より優れた技術を持っているのはまったくその通りなんだけど
英国が欲しがっているのが日本の優れた技術を取り入れた高性能戦闘機ではなく
自国か自国に近しい国の持てる技術の範囲内で開発した戦闘機だった場合
日本が如何に高い技術力を持っていても要らないのでは?と言いたかった
だからその話は元のコメントからの流れから外れてるんだってば。
問われてるのは「イギリスとの技術交換の際に日本側の手札となる」かどうかであって、実際に英国が手を伸ばすかどうか、代償に何を差し出すか、は交渉次第であってまた別の問題なんだよ。
それに「英国が欲しがらない可能性」はそりゃ0ではないけど、「可能性が0ではない」を言い出したら話は何一つ進まない。
せめて何かしら(それこそ三流タブロイド紙であっても)英国側からそうした主張が出てるならともかく、「原点にして頂点が提示した技術を英国が要らないかもしれない」ぅてのはただの貴方の妄想(ですらない言葉遊び?)でしょ?
原点にして頂点さん を呼び捨てにしてしまいました。すいません。
じゃあエンジン素材とかいらないんだな>イギリス
要らない可能性はある
自分で作ったほうが多少性能は劣っても技術力は育つしトータルでは得と判断してるのかも
自国でできるのに日本に頭下げる理由もなかろーよ
結局お金か。いいものできたらいいけど….
でもまぁFーXでいつか全部国産でできる時があるのだろうか。中国のj -20や、ロシアのSU-75、KF-X(?)に対抗できるようになったらいいなぁ
F-Xは、敵のA2/AD環境下かつ敵の方が数が多いような戦場(数的劣勢下かつA2/AD環境下)で、敵のステルス戦闘機を確実に撃破する能力も求められているので、J-20やSu-75(まだ完成してませんけど)に対抗どころか圧倒できて当たり前ですね。
Su-75と同じくまだ未完成ですが、KF-Xに至っては第4.5世代戦闘機なので、もっと圧倒できて当たり前ですね。
あくびが出るほど、進展がないなぁ。
国際武器市場を知らないお坊ちゃんの財布が狙いということですが、
日本も資金的に余裕がないから、お互い協力しましょ。
真面目な話、F-3戦闘機だけでなく、僚機の開発・配備も必要だから、
開発コストは、今想定している額の数倍に膨れると思われるけど、
どこからそんなお金出てくるのか、不思議に思うわ。
本当に国家存亡の危機なら予算はいくらでも降りるはず
日英ともロシアや中国の脅威は実は大したことないと認識しているから何年も揉められる
本当にそうならいいけど
ウクライナロシア戦争の開戦前夜もそうだったけど
ヤバい時ほど正常性バイアスが働いて何もできないことは普通にあるし、そもそも崖っぷちに来てから備えてもどうにもならないからね
本当にヤバければ誰もゼニカネは惜しまないというのは正しいけど、ヤバいかどうかの認識の共有は出来ないし
出来たところでそれは手遅れなのよね
台湾有事まで見積もって5年以内を指摘されているのに
何を悠長の事言ってるんだよ!って思うわ
起こるか起こらないかは置いておいて、5年でできる事全てやっとかないと
逆に5年しかないんだわ。
というか最初から、日本としては金を出すことで、共同開発の実績を作ろうとしているのだと思っていました。
日本はアメリカ以外と組んだことが、ほとんどありませんからね。
金だろうが技術だろうが最後まで協力さえしてくれればそれでいいでしょ
自衛隊には頑張って良い物を作ってもらいたいですし
頑張れ日本!頑張れ自衛隊!話が纏まった時は宜しくイギリス!
出てきた頃のF16みたいなシンプルな戦闘機は無理なんだろうな。
あれこれ要求が出てきて変な形になる心配。
日本メディアが「共同開発」なる語を使っているのがしっくりこない
イギリス企業にお金を払って開発を手伝ってもらいます、ということよね?
ロッキード・マーティンが第一候補だった頃は「アメリカと共同開発」なんて書き方じゃなく「アメリカの支援を受けて開発」と謙虚に書いていたのに
「共同開発」と「支援を受けて」の違いは両者の力量の関係ではなく計画への関わり方の部分なので、
「『支援を受けて』と謙虚に」という受け取り方は完全に的外れかと。
F-X開発への関わり方がロッキードとBAEでは異なるということですか
それは初耳でした、ありがとうごさいます
米国相手だと、開発されたものはサブシステムも含めて日本限定だろうから、「支援」、
英国相手だと、サブシステムの一部でも英国使用を期待しての「共同開発」、
といった所ではないかな?
多分に願望成分多めの用語使い分け、と解釈しています。
願望成分多めでも何でもなくその通りでしょう。
英国経済視点のこの記事ですら「サブシステムを共同で研究して『成果を持ち帰る』」と書いてますし、
例えばテンペスト用の実証エンジン開発へのIHIの協力にしてもRRのリリースその他を見る限りIHI(をはじめとする日本)の技術以外に英側のメリットはありません。
>技術以外に英側のメリットはありません。
結果論だけど、時間と金、
特に代替え不可能な時間を稼げるのが大きいかと。
英国の立場だと、サブシステムそのものを採用する義務は無いでしょうし。
ん? そこ「テンペスト用の実証エンジン開発」に限った話してるの理解してます?
日本がビタ一文出さないテンペスト用の実証エンジン開発でIHIの協力の結果として開発時間が短縮できるなら間違いなくIHIの技術が寄与してる事になると思いますけど?
元ネタは、F-2後継の開発ですよね?
そこでの成果の転用だと、テンペスト側はそれを独自開発する時間や金を浮かせる事になるかと。
「日本の資金が目当てでない例」として、その部分では
>例えばテンペスト用の実証エンジン開発へのIHIの協力
に話を絞ってるんですよ。
問題文の「ただし〇〇なものとする」を読み飛ばして×もらってたタイプですか?
正直例として不出来と見なしていましたが、
「結果論だけど、時間と金、
特に代替え不可能な時間を稼げるのが大きいかと。」
そりゃ言いたい結論ありきならその結論を封じてる例は不出来に見えるでしょうね。
F-2後継機開発での
「サブシステムを共同で研究して『成果を持ち帰る』」
が前提な事を忘れていませんか?
F-2後継機開発の話だとそうやって話がボヤけるから、
日本が金を出してない事業に絞って話をしてる訳ですが。
理解いただけないなら回答は不要です。
何だか、自己肯定感と他者攻撃性が無駄に高い様に感じます。
別に、アメリカは格上だけどイギリスとは対等だ、なんて自負から表現を変えたわけじゃないと思うけどね。
普通にそのまま読めば「支援を受ける」というのは基本的に三菱が設計して必要な部分だけアメリカの助言を受ける、ということだろうし、「共同開発」というのは相手側の関与がより強まる、より開発に意見を出してくる、という意味になる。
それでも日本は国産戦闘機の第一歩が踏み出せる。
テンペストもF-3も素晴らしいものになるのならそれでいい。
その結果は日本にとって必ず大河の一滴になる筈。
先入観を土台にした論評でしかないからなあ
こんなものだろと思うわ
実際にどうなのかはこの先明らかになるのだし、そもそも英国に一日の長があるのは日本としても認めるところ
と言っても日本から得るのが本当に金だけとも思わないがね
あと、金はホント大事
米国製ミサイルの運用互換性だけはなんとしてでも確保してほしいところ
それが成されなければどんなに優れた機体が出来ても意味がない
米製ミサイルが使えないと「いざ有事の際に頼りない」なら分かるけど「意味がない」は言い過ぎかと。
そもそも中短AAMと対艦ミサイルは国産で一通り揃ってるんだから意味がない訳はない。
有事(長期継戦時)における弾薬供給についても対艦はおそらくJSMが主になるし、主AAMがJNAAMになるならついでにミーティア統合もできるだろうから、
有事で弾薬が枯渇しても他国からの支援はそれなりに受けられるでしょう(支援してもらえるかどうかは別問題)。
もちろんF-35やF-15JSI、あるいは在日米軍と弾薬を相互に供与できないのは非効率だし頼りないので
>米国製ミサイルの運用互換性だけはなんとしてでも確保してほしい
には全力で同意しますが。
実際のところ、英国当局がエンジンの耐熱素材やレーダー関連で日本の技術を評価しているから共同研究なんてしているわけで、軍事系メディアでもないところがどう論評していようがどうでもよいでしょう
日本関連の記事、特に次期戦闘機の話題はアクセス数が稼ぎやすいのか重要度の高くないニュースも取り上げているようですね
英国当局がエンジンの耐熱素材やレーダー関連で日本の技術を評価しているって公式に発言した情報じゃないでしょ?
貴方がどう感じるかは個人の自由だけど、気に食わない記事はアクセス稼ぎだと文句をつけるのは子供の癇癪と同じだよ。
米国も英国も次期戦闘機の開発に日本の技術協力を前提にしてない。
一方の日本は米国か英国の協力を必要としてる立場である事を考えればれば、自ずと日本の立ち位置が見えてくるんじゃないの?
>英国当局がエンジンの耐熱素材やレーダー関連で日本の技術を評価しているって公式に発言した情報じゃないでしょ?
2021年9月に日本と英国の官民でサブシステムの協力に係る具体的な協議を実施しています。
これは、同年7月の合意を受けた英国側が来日しての形となりました。
参加者は、日本側は 防衛省/三菱重工/IHI で 英国側は 国防省/BAE/Rolls-Royce(RR) でした。
そしてこの協議では、特に英国側はテンペスト用エンジンで基本設計から日本の協力を希望しているといいます。
来日したRR担当者は日本の素材技術に注目していると繰り返し述べました。
他にも、RRの防衛担当部門が「テンペストのコアエンジンの小型化などで日本の技術は魅力的」と発言しています。
また英国は、レーダー関連でも日本の技術力を頼りにしていますね。
エレメントレベルDBFというレーダ技術の共同開発事業であるJAGUAR(次世代RFセンサ)では、日英の知見を集約し、両国で1台ずつ計2台のレーダ技術実証機を作成する手筈になっています。
>米国も英国も次期戦闘機の開発に日本の技術協力を前提にしてない。
英国は、少なくともレーダー技術やエンジン技術の分野において、日本の協力を必要としていることが少なくとも現時点で判明していますね。
航空分野での過去の日英共同開発だと、民生エンジンが実績あるけど、
R.R.が日本に共同開発を持ちかけて来たのは、別に日本の技術協力を期待した訳ではないかと。
勿論、共同開発するに足るだけの技術力を日本が備えている事は前提になるけど﹙開発の場でも「無能な働き者」は害悪なので﹚、
当時破産のダメージを抱えていたR.R.にとり難問だった資金的な補強の側面が強かったかと思います。
今日の英国も潤沢な予算がある訳ではなく、共同開発している案件の有無から単純に「日本の技術力を頼りにしている」と解釈するのはどうかな?、と感じます。
「日本の協力を必要としている」分野があること自体は否定しませんが。
前のコメントで既述した通り、2021年9月に実施された協議で、特に英国側はテンペスト用エンジンで基本設計から日本の協力を希望しているといいます。
来日したRR担当者は日本の素材技術に注目していると繰り返し述べました。
そして、エンジンの共同実証事業に対する日本の出資が報じられてない中、英国はこの実証機に303億円を投じ製造も行うなど英国主体の出資です。
つまり、『英国は実証機の題目で日本の技術を取り込め、日本は英国の金で設計参加でき共通化の判断にも資する』ということになります。
なので、英国側の狙いは日本の技術ではなく資金という解釈は根本的に間違っていると考えます。
なお、日英のテンペスト向けPFRT用エンジンの協力に係る形態は、以下のようになるでしょう。
英国は事前報道からも日本の耐熱素材技術に注目しており、コアエンジン周辺での協力になるでしょう。
タービンディスクについて日本エアロフォージ等の大型鍛造設備もあるため、量産時には製造でも関与すると思われます。
よって、英国のテンペスト向けPFRTエンジンは、日本と共同開発したコア(圧縮機+燃焼器+高圧タービン)に、自国技術を組み込むものとなるでしょう。
日本の耐熱素材が必要なら、GEやサフランがやった様に、素材メーカとの合弁会社を興せば良い筈です。
R.R.がその手のではなくIHIと組むのは、手数を必要としていたからと解釈しています。
高圧部:R.R.、低圧部:IHI、の棲み分けに収まると予想しています。
> 素材メーカとの合弁会社を興せば良い筈です。
いやそれ「興せば良い」とか軽くいう様な内容?
部品の生産や開発協力を依頼するより遥かに「重い」話だと思うんだけど。
既にGEなどが実績作っているので、
個人的には同じくらいだと思っています。
リターンやリスクがやや大きいのが、合弁会社の方ですが。
>既にGEなどが実績作っているので、
根拠になりません。
他企業の技術・製品が継続して必要な時に、普通に「外注」や「共同開発」や「開発支援」する方が「合弁会社を設立する」なんて離れ業より実績の数で言えば桁違いに多いんですから。
コストもリスクもリターンもややどころかこれまた桁違いに大きい話ですよ。
素材レベルではこういう話も
「日本の技術はスゴイぞ。。。という単結晶合金の話」でググると出てくる
英国が日本の技術を欲しているかは別として、日本の素材開発技術が高いというのは客観的事実ではあると思う
結局日本すげーはオフィシャルな発表ではなく、なんか日本の技術力が高いから英国がほしかがるだろうって話だよね。
米国も英国も次期戦闘機の開発に日本の技術協力を前提にしてなかったけど、日本は米国か英国の協力を前提にしてる。
これこそ客観的な事実じゃないの?
日本の技術が無くても次世代戦闘機を完成させられる米英
米英の協力無しに次期戦闘機を完成させられない日本
別に日本sageがしたいわけじゃないけど、妙な日本ageは大嫌い
性能が優れているから日本製が採用されるはずだ、採用されなければおかしい、ってちょっとピュアすぎない?って思う。
兵器開発って政治そのものなのに
日本がトップランナーな先端技術があるのは客観的事実。これは強み。
近年は世界的ベストセラーになるような製品開発に成功してない、或いは積極的でないために貴重なな経験値や基盤を失いつつあるのも客観的事実。これは弱み。
経済停滞に陥った中で企業も政府も開発リスクを敬遠するようになった。現在の中国との大きな違いはここ。
一方だけを取り上げての恣意的なageたりsageたりは無意味、と私は思っています。
米英の協力がないと次期戦闘機を完成させられないというのは誤認があるのでは。
自力開発はかなりの範囲で可能だが、現在の実力からいって目標達成には多大なリスクを伴う(大幅な遅延と費用超過を招く可能性大)という評価が的を射ているのかと。
今回の事業形態(日本主導は譲れないが国際協力の可能性を追求)を選択したのはそれが最大の理由と思います。
少し「日本上げ、日本下げ」にこだわりすぎでは
大本コメはともかく、自分の書き込みは過度な日本上げにならないよう注意して書いたつもりなので少し冷静になってください
あと「日本の技術はスゴイぞ。。。という単結晶合金の話」で出てくる記事も、読めばただ日本上げしてるわけじゃないのは分かると思います
逆に公式には「日本がカネを出す」とも言ってないけど
共同開発で金を出さないなんて…
あぁ、インドネシアな事例があるかな。
日本は、そんな同類に堕ちるような事は避けて欲しいけど。
F-2の共同開発費は防衛省が出してます。
テンペストの実証用エンジンの共同開発費は英国が出します。
共同開発だからって両者が成果物を求めてるとは限りませんから。
個人的には、F-2を共同開発と評したのは誤りだったと思っています。
同じような仕組みの経国のとかみたいに「技術協力を受け」とすべきだっただろうと。
少なくとも英国(のRR)は「テンペスト用エンジンの開発に日本の技術協力を前提にしている」と公式に発言していますよ。
公式リリースとして
> ロールス・ロイスは、次期戦闘機用エンジン実証機の開発・提供を、株式会社IHIと共同で実施します。
>エンジン実証機の共同開発は来年初頭からの開始を予定しており、英国は計画、デジタル設計、革新的な製造開発に3,000万ポンド(約45億円)の初期投資を行います。 さらに2億ポンド(約303億円)の英国資金を投入して実物大の実証機の開発を行います。
> 日英の業界からなるチームは、両国の次期戦闘機の要件を満たすべく、互いの技術を補完しあい、よりクリーンな次世代動力と推進力を促進する技術を提供します。
という内容を出しています。
RRのリリースですし、英国が金出すんですから当然「次期戦闘機」はテンペストの事です。
実証用エンジンの開発には十分な金額である300億円(XF9-1の約2倍)を英国が出すのですから日本の資金が目的ではありません。
それってテンペストの計画が立ち上がった時点のコメントなら英国は日本の技術を必要としてると言えるけど、違うでしょ?
くだらない言葉狩りだなぁ。
それを言ったらF-Xだってほぼ純国産も選択肢には一応あったんだから米英の支援を必ずしも必要とはしてない、って話になっちゃうよ。
※ただの言葉狩り返しなのでマジレス不要です。
悪いけど自分は日本の防衛産業が世界からどう見られているか興味があるから、こういった話題を取り上げてくれる管理人に感謝してる。
日本すげーがしたいだけなら別のところでやってくれ。
「技術を評価」する話ならこのブロクの過去記事でも出てたよ
「耐熱素材やレーダー」とはいってないじゃん!とかならはあそうですかだけど
>英国防省のジェレミー・クイン調達担当次官は「我々の高度な技術を補完できるほど日本の技術力は大きな進歩を遂げており、両国の協力は英国軍と自衛隊が軍事技術の革新の最前線に留まることを確実にさせる」と述べ、テンペストプログラムの責任者を務めるバーソン氏も「日本との協力は世界を打ち負かすエンジン技術を共に開発するWin-Winの機会で、高度なエンジンシステムを実証するため日本に投資し協力することは私たちの国の産業を後押しし最先端の軍事技術開発能力を維持するのに役立つ」と主張した。
>エンジンの実証事業で英国側の代表を務めるであろうロールス・ロイスは「我々は日本の顧客や産業界のパートナーと長年にわたって関係を築いてきた、日英両国の産業界チームは両国の将来戦闘機に対する要求によりクリーンなエンジンを提供できる。エンジンの実証事業は世界最高の能力を結集するエキサイティングな機会であり、航空宇宙産業の将来にとって基礎となる革新的で重要な技術の開発を可能にする」と述べている。
リンク
アクセス数稼ぎがあっても私は気にならないですね。
記事の内容も濃く、これほどの内容のサイトなら広告収入を求めても全く問題ないと思いますよ。
このような記事を日本語で無料で読めるのはありがたい限りです。
そもそも進展がさっぱりなんだから、ちょっとでも動きがあれば取り上げたくなるのは普通じゃね?
JNAAM以外の英国が開発している兵装関係で何か共同開発や購入できるものがあると良いですね
単なる予想だと、JNAAMは試作止まりと見ています。
ベースのミーティアが複数の国に利権があり、
特に﹙JNAAMで日本が担当する﹚シーカー部分は確かタレスとかMBDAイタリアなど第三国が係わっているから。
日本向け限定での量産でも交渉が難航し、そのまま流産かな?、と。
だからこそJNAAMは「取得を前提とした開発事業着手」ではなく「共同研究事業」として進めてきてる訳で。
流産したら「英国と協力してAAM-4Bを小型化・ダクテッドロケット化(あるいはインテグラル・ロケット・ラムジェット化)する事業」に切り替えるだけでしょう。
日英はちょっと余計な開発費と時間が掛かって、英以外の欧州国は元手0での稼ぎ口を失うだけかと。
JNAAMがミーティアをベースとしたのは
①ミーティアの構成品や試験基盤を活用した研究経費及び期間の効率化
②日英間の協力関係の強化等に資するとともに、多国間共同開発体制の具体的事例
の情報収集
が目的ですね。
そして日英共同研究の第2段階終了までに、
「コスト、ワークシェア、インテグレーション、日英の研究開発要領の違い等による開発事業のリスクが高いレベルにあると認識」
との見解が出ていますね。
ある意味、②に関する成果と言えると思います。
あと、ミーティアにはJNAAMとは別口のロードマップもあるようだし、
英国は良いとこ採り出来そうな旨い立場についたな、との印象を持っています。
それを踏まえた第三段階としてあわよくば、で
>METEORパートナー国との段階的な信頼関係構築
も視野には入れつつも
> 高速・長射程のダクテッド・ロケット・エンジンに係る技術基盤の確保
> 研究試作事業を通じた日英の信頼関係構築による将来の共同事業の可能性拡大
> 試作活動を通じた日英の研究開発要領の相互理解
> 適切なリスク管理に基づく日英共同研究事業の継続
と、単独または日英での開発も可能な下地も構築した上で
>JNAAM能力の実証及びJNAAMの能力を把握した上での次ステップの適切な判断
をする、と言ってると解釈してます。
はい、日本の立場で「あわよくば」ですね。
英国が同調する義務は無い、が前提で。
そこは英国じゃなくてMETEORパートナー国でしょ。
わざわざ切り出して英国関連はその後にまとめてるのに。
まあ「あわよくば」に乗っかって話をまぜっ返したいだけなのかも知らんけど。
英国の立場だと、
①ミーティアのパートナーに日本が入る
②日英共同開発のMRAAMにのる
③MBDAイタリアが奮起して開発した従来路線のミーティアを選択
の三択どれでも良いと見なしています。
「英国は良いとこ採り出来そうな旨い立場」と評した次第です。
①か②は、日本にとり都合の良い選択て、故に「あわよくば」の単語を利用させて貰いました。
横からですいませんが、
英国が①②③の三択どれでも良いとみなしている客観的根拠のご教示をお願いします。
期待に添えないでしょうが、
単純に英国の損得について考え述べたつもりです。
①の、仮にJNAAMがミーティア後継プロジェクトとなったケースですが、
シーカー部はミーティアでの英国担当領域ではない点と、日本という市場拡大もあり、英国に実害は無いだろうと。
日本がミーティアのメンバー入りしなかった場合、②と③の動きになるかと思います。
③は、単なる現行路線なので、それはそれで英国にとり問題無いですよね?
②が、仮に日本限定モデルだとして、そのワークシェアを英国が奪えるのなら英国にとり純増です。
また願望混みですが、仮に②が③を圧倒する商品価値があった場合、英国は日本と共に②を国際市場で売る選択も出てくると。
英国にとってはどれが上手くいっても損では無いよね?、といった単純な話しです。
英国はどれでもいいなら余計「英国が同調」云々は関係ないでしょ。
そこ(①か③か)で重要なのはMETEORパートナー国の反応。
「あわよくば」は、「うまく行けば。好機を得たら。」の意味合いですね。
で、「METEORパートナー国との段階的な信頼関係構築」て①となるのは、「日本」にとり「あわよくば」ですよね?
英国のは、「英国は良いとこ採り出来そうな旨い立場についたな、との印象を持っています」の説明的なものです。
もちろんそーゆーつもりで使ってますよ。
で、そこのハードルは主に英国以外のパートナー国であって「英国の同調」はあんまり関係ないでしょ?と言ってます。
何故「良いとこ取り云々の説明」をそこに乗っけてくるのか全く理解できません。
話し合いが噛み合わないなぁと思っていましたが、読み直して何となくボタンの掛け違い箇所に気付きました。
>>はい、日本の立場で「あわよくば」ですね。
>>英国が同調する義務は無い、が前提で。
>そこは英国じゃなくてMETEORパートナー国でしょ。
これ、『日本の立場で「あわよくば」ですね』に対してのコメントだと解釈していました。
ちなみに後者の『英国が同調する義務は無い、が前提で』は、
英国が他のMETEORパートナー国に対して、日本の代理人的な役をする義理は無い
といった感じで記したつもりです。
恐らく、その後のやり取りは、完全に無駄だったのだろうな、とも。
過去記事(2022・2・23)に、「防衛装備庁がJNAAMのプロトタイプ試射関連費用として3.5億円を確保した」とジェーンズが報じた旨、紹介されています。
事実なら下記の課題はクリヤできたか目処が立って順調ということでしょう。
第3段階での性能的達成課題は、
a)現有装備品(AAM-4B)と比べ、胴径を小型化しつつ同等以上の探知性能を実現
b)予測型目標検出処理による目標検出能力向上
c)距離分解能向上によるクラッタ対処能力の向上
英側は第2段階の結果からこれを評価し第3段階移行に合意したと見るのが妥当かと。
日本側はこの性能仕様の改良ミーティア相当MRAAMを、できるだけ低リスク、低開発予算かつ短開発期間で手に入れたい。
以上を踏まえて、
①ですが、現状では日本側の事情で実現不能と思います。
ミーティア・プログラムに参加するには、最低でもプライム企業であるMBDAとの提携が必須と思われますが、MBDAはミサイル専門の武器製造民間企業であり、防衛装備移転三原則の絡みと技術流出の恐れから政府は許可できないでしょう。
次に③ですが、MBDAがJNAAS相当以上の改良を独自に実現できるなら、そもそも第3段階に進み試作・実証試験を行う理由が英側にありません。予算の無駄遣いですから共同研究は第2段階で終了です。
残る②ですが、英主導とはいえミーティア・プログラムは多国間共同開発事業です。
「METEORパートナー国との段階的な信頼関係構築」に成功し、利害関係をうまく調整できれば、その段階で「取得までを前提とした開発事業着手」が可能になります。
MBDAと三菱電機の関係も、エンジンの共同研究開発同様、両国の監督下における協業ということになり問題無いと思います。
ということで①③は無く、成否は別として②が必然と予測してます。私の知らない離れ技があるかもしれませんが。
日本視点では基本的には同意します。
おそらく②か②′(英国の協力を受けて、あるいは共同研究事業で得た成果を元にほぼ国産)が現実解でしょう。
ただ英・欧の③がないかといえばそれはまた別の問題、というかビジネス上ほぼ確実にあるんじゃないですかね。
そして英国が②③どちらにどれだけ肩入れするかは未知数です。
まあ個人的にはAAM-4Bのダクテッドロケット化+翼の小型化で英国はF-35への統合を手伝ってくれれば、というのが理想かなぁ。
バーナーキングさんへ
a、b、c はステルス機探知性能の向上に係わる技術なわけですが、MBDAでは将来に渡り開発出来ないなんてことは無いし、英国もカウンターステルスに係わる改良が不要とは考えていないでしょう。
取得までの所要期間と開発予算の問題じゃないでしょうか。英国が日本と組むとすれば動機はそこだと思います。
英国側の都合で③を選択する可能性もあるのは同意します。
②が成るとしても不確定要素が多くどういう形態になるか現時点では不透明という点も概ね同意です。
>Telegraph紙の取材に応じたAgency Partners LLPのニック・カニンガム氏
そもそもAgency Partners ってなんやねんって思ったら株屋やんけ
“We are an independent equity research partnership with traditional values and a focus solely on institutional clients. We specialise in sectors of the equity market where we feel we can add value with our highly rated analyst teams. ”
リンク
AP LLPを株屋と表現するのはサッカー選手や野球選手をスポーツ選手と一括りに表現するようなものだよ。AP LLPは市場分析を専門にする会社でNick Cunningham氏はそこのaviation analystね。
きっと貴方は記事の内容に不満で株屋と表現すればインチキ臭がするだろう思ってるんだろうけど、やり方が小狡いよ。
ご懸念は尤もですがテレグラムって大衆紙ですしね…。日本の全国紙や週刊誌と同じで、専門家の意見というよりは平均的読者層の意に沿う内容に寄っていくのかなあという気がします。
日本のミリタリー界隈の認識では日本の軍事技術は米国はともかく欧州には肩を並べるか追いついたという認識の人が多いですが、ヨーロッパのそれも安全保障関係者でない人の一般認識としてはやはり「金はあっても技術がないアジアは我々(欧州)の助けを常に求めている」という考え方の人が一定数居るようですし、そういった人々に迎合するような内容の記事もしばしば目に入ります(日本で言う韓国下げ記事みたいなもの。この種の偏見フィルターは日本から中国や韓国や他のアジア諸国を見るときにも露骨に生じている)。
ただやはり、全体として英国側の日本側プログラムに対する理解があまり及んでいないのかな?という不安は感じますね。何も同じものを作るなら国産にこだわる理由ないんじゃ…テンペストの予定仕様そのままじゃ日本で役に立たないから自前でやらなきゃいけないんじゃ…
F-Xのが共同開発になってもテンペストに参加するとは一言も行ってないのでは…
ATD-Xだの心神だのX2だのといって騒いでいたのは数年前だっけ? 自国で戦闘機を作ろうという話は、ずいぶん前からあった。ステルス戦闘機を自国で作ろうという話も90年代からあったらしい。
部外者で外野でしかないけれど、ずいぶん時間かかるなあと‥。中国が、おんぼろだのなんだの言われても、形にするのは早かった。本気度が違うのかなあ、資金力以前に。感心している場合ではないと思うが。
若いころ、この事業に携わった技術者も、定年退職が間近になっても、未だ実機を見ることなく終わりそう、なんてことがあっても不思議なさそう。
中国も長年ソ連製戦闘機そのものや独自改修機の国内生産がせいぜいでした。急激な技術的進展があったのは開放政策による経済力急成長からです。その間戦闘機等の技術開発に投入する資金と人的リソースも日本とは桁違いに急拡大しました。
バブル崩壊後の経済停滞に直面した当時の日本と違って、失敗のリスクを許容できるだけの意欲と資金力があったと言えるかと。
それまでは入手できなかった最新鋭機や開発技術者を、当時経済的困窮状態にあったロシアから移転できたのが基礎になったと思われます。西側技術もあの手この手で導入しましたしね。
余談ですが、日本における高出力レーザ兵器の研究開発は40年以上前から延々と続いている事業です。
当初は防衛庁から大学の研究室等に、可能性を探るため情報収集を目的とした研究委託が行われました。当時高出力レーザの博士論文研究で係わった方から聞いた話ですが、受け取った参考資料にレーザ砲をF-15Jに搭載したイラストがあったそうです。
在職中に完成を見ない研究開発なんてのは意外にあると思いますよ。
どこにそんなことが書かれてるんだ?読解力に問題があるんじゃないか。
そもそも、英国のテンペストプログラムが他国の参加を募集しているのは、防衛協力関係と資金が欲しいから。
それと、日本の技術が全面的に劣っているとか有り得ないと思いますよ。
英国は日本を金づるとしか見ていない様だ
「絵に描いた餅」「技術無し」「金づる」
まさにトルコのTF-Xと英国の関係と同じと言える
最大仮想敵だったロシアがあの体たらくなイギリスはできるだけ自国の技術でそこそこの戦闘機を作りたい
日本は自由世界の力を集めて世界最高性能一騎当千の戦闘機を作らないと中国に負ける
そうだとしたらかみ合うわけがない
やれやれ、これでようやく「いっそ日本のFXをテンペストプログラムと一緒にしちゃえば」と英国面に堕ちた妄想家が減りますね。日本の技術は確かに進歩しているけど、戦闘機開発としての実績は米英の足元にも及ばないからね。次世代戦闘機という一大事業のコア技術に触れさせてくれるはずはないし、こっちの技術を当てにするはずがない。当てにするのは金だけです。
日本もまた外国技術ばかりを当てにせず、一大事業として自前のコア技術を確保しておきたいところ。これからコツコツと実績を積んでいけばいいのです。未来の子や孫たちの為に。
自分は金だけだとは思わないが、「資金計画」だって立派な開発計画の一つなんだし、資金が足りなくて開発が進まないのは、そもそも開発計画がきちんとしてないから。(技術的な裏付けができてなくて、開発費が高騰、も元はエンジニアリングの問題。)
それを踏まえれば、我が国のF-3開発はイギリスよりしっかりしてると思う。
まぁ、協力するのは良いことだけどね。イギリスは資金(+技術?)、日本は時間とインテグレート関連でメリットがあるから。
アフィブログ並のしょうもない煽り記事ですね。そもそも単一ソースでこの話題を語るのが間違っているし、文章を読んでみても結論ありきの論述に見える。
なら見にくるなよwwお前が嫌ならコメントせずに立ち去ればよかろうにww