フーシ派の脅威を「限定された軍事的対応で抑え込むのは難しい」と懸念されていたが、遂にフーシ派の攻撃を受けた商業船で船員が死亡し、CNNは「空爆はフーシ派の攻撃を阻止するのに役立っておらず戦略を変更する必要がある」と報じている。
参考:U.S. strikes on Houthi targets not working, says military analyst
参考:Houthi Red Sea strikes kill first sailors, as ballistic missile threat proliferates
予想された通りの結果、限定された軍事的対応でフーシ派の脅威を抑え込むは不可能
イエメンのフーシ派はパレスチナ人との連帯を示すため「イスラエルに関連した船舶」や「イスラエルに向かう船舶」への攻撃を宣言、そのためスエズ運河を経由する海上輸送は混乱をきたし、米国と英国は共同でフーシ派に対する空爆を1月10日から開始したものの、脅威は収まる気配がなく「限定的な軍事的対応による解決」を疑問視する声が多かった。

出典:X経由 イラン製ロケット弾から派生したファレク
ニューヨーク・タイムズ紙は米当局者の話を引用して「空爆は敵の攻撃能力を20%~30%ほど損傷もしくは破壊したに過ぎない」「フーシ派の標的を見つけるのが予想以上に困難」「米国や西側諸国はフーシ派の防空拠点、司令部、弾薬庫、無人機やミサイルの製造拠点といった情報収集にリソースを費やして来なかった」「この問題を解決するには外交的アプローチと中東地域における米国の力の限界を理解する謙虚さが必要」と指摘。
海運業界の関係者も「今回の攻撃が短期的に役立つとは思っていない」「フーシ派のドローンやミサイルはどこからでも簡単に発射できる」「この攻撃で航行の安全が確保されたとは思っていないため紅海に誰も戻ってこないだろう」と述べていたが、遂にフーシ派の攻撃を受けた商業船で船員が死亡。
Houthis Kill Innocent Civilians with Missile Attack
At approximately 11:30 a.m. (Sanaa time) Mar. 6, an anti-ship ballistic missile (ASBM) was launched from Iranian-backed Houthi terrorist-controlled areas of Yemen toward M/V True Confidence, a Barbados-flagged, Liberian-owned… pic.twitter.com/W1H0GP4Y6i
— U.S. Central Command (@CENTCOM) March 6, 2024
これを受けてCNNは「空爆はフーシ派の攻撃を阻止するのに役立っておらず戦略を変更する必要がある」と、Breaking Defenseも「我々を驚かせているのは移動目標に対する弾道ミサイルの命中率だ。市場からデュアルユースのコンポーネントが幾らでも手にはいるため、誘導精度が飛躍的に向上した弾頭ミサイルは戦術的に有効な兵器に変貌した」と指摘している。
因みに「移動可能な兵器システムを空からの攻撃で破壊するのは困難」とウクライナでも証明されており、ハドソン研究所のブライアン・クラーク氏は「高価な兵器システムでフーシ派のドローンやミサイルを迎撃し続けるのは持続性の面で米海軍にストレスをもたらす」と警告していたことがある。

出典:U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class William McCann/Released
“米海軍が紅海で実施している作戦はSM-2の在庫を消耗させるだろう。海軍の艦艇には127mm砲、CIWS、ESSM、SeaRAMといった安価な迎撃手段も搭載されているが、これによる対処は射程距離がSM-2よりも短いため高価なプラットフォームと乗組員にとって大きなリスクが伴う。海軍の多層式防衛に対する概念や『できるだけ遠くから脅威を排除したい』という願望を考えればSM-2以外の迎撃オプションを選択する可能性は低い”
“艦艇は将来的に現在よりも多くの脅威と対峙する可能性が高く、これへの対処能力は「安価な攻撃手段の登場に関連した迎撃コスト」と「艦艇の物理的なサイズと洋上で再装填できない垂直発射システムセルに関連した弾庫容量」の問題に直面し、もはや高価な迎撃手段だけではどうにもならない”

出典:Photo by Petty Officer 1st Class Ryan Seelbach
要するに「安価な無人機や簡素なミサイルの登場」によって空からのアプローチが値下がりし、対処すべき空中の脅威が大幅に増えたにも関わらず、これに対応する迎撃手段の概念が旧時代(高価な空からのアプローチに対する対応手段は高価でも持続可能)ままなので、クラーク氏は「艦艇は安価な攻撃手段に対してSM-2を必要としない新しい概念の防御手段が必要」「防衛用無人機やEWシステムといった技術の組み合わせが可能性をもたらすかもしれない」と主張しているのだ。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Navy Photo by Petty Officer 2nd Class Nicholas Russell
昔のように対空砲ハリネズミにするべきかな
着弾寸前で撃墜できることに望みを掛けて、多層防御を投げ捨てるなんて、なかなか出来ないことだよ。
240万ドルのSM2をケチったせいで、20億ドルする駆逐艦を失った船長、という称号を得たいと思う者は、ひとりも出て来ないだろうさ。
更に発想の転換が必要かもしれません。
20億ドルもする駆逐艦ではなく、もっと安価でそこそこの性能の艦を多数建造するという選択もありだと思います。
イージスシステムは空母や迎撃指揮専用艦のみ搭載、あとは長距離速射砲を多数搭載したハリネズミ艦がデータリンクで得たデータを基に迎撃といったシステムです。
ウクライナが使ってる水中ドローンで沈められそう、イージス艦とかも
>我々を驚かせているのは移動目標に対する弾道ミサイルの命中率だ。
昔は中国の対艦弾道ミサイルを笑っていたけど、今は実用的な兵器になっちゃったか。
無人水上艇も登場したし、対艦兵器の選択肢や種類が増えて、海軍のストレスはどんどん増える一方ですな。
武装勢力が海上封鎖とはたまげたなぁ
まあそれは一言で武装勢力と言っても、一国の首都を占領し、一国の精鋭部隊を接収し、一国の官僚機構を掌握した武装勢力だからでしょう
AK撃つしか能の無いゲリラに、統治など出来るのか? と思う方も居るかもしれませんが、フーシ派の中核であるフーシ一族には、千年間部族間の争いを調停して来たムハンマドの子孫と言う背景がありまして、いささかバージョンは古いでしょうが、統治のノウハウは持っているのです
実際、イエメンの官僚機構と人員を、概ねそのまま採用し、入れ替えるにしても段階踏んでいるあたりは、イラク占領した際に、バアス党員をパージした連中より分かっている、と言えるでしょう
もっとも古いのも確かでして、フーシ派の指導者は米英の空爆が始まった際、「米英と戦えるのは光栄だ」と発言したそうですが、これは戦国の猛将じみた発想で、まあ近代的ではないですね
村上水軍とか九鬼とか上総・安房の海賊衆とかいっぱいありましたよ
空爆じゃ壊滅出来ないのは過去のあれこれで分かってそうなものなのに…。
本当に何とかしたいなら地上部隊を出して制圧しないとだけど、アメリカは泥沼になったら嫌だし選挙もあるし、アメリカが出来ないならイギリスでは無理でしょうね。
そのうち海軍の艦隊にミサイルやドローン当たって、撃沈とかするんでしょうね。
米欧の後押しで高価な装備を持つサウジ軍が何年も猛攻を続けたが、アンサールアッラーは本気だしジハードなんで全然怯まず逆にぼっこぼこの返り討ちにしてサウジ側が手打ちに奔ったんだよ。
パトリオットだのM1だのF-15だの誘導爆弾だの米軍の最も高価で良い装備を持つサウジ軍が惜しみなく戦ったが負けたので、米軍はイエメン陸戦に突っ込む勇気というか蛮勇はゼロだろう。大砲も戦車もヘリも攻撃機もミサイルも何にもなく、RPGと軽機とAKとボルトアクションしか持たないムジャヘディンにさえ20年戦った挙句、叩き出された米軍が、実はハイテクで超戦慣れしてるアンサールアッラーに陸戦で太刀打ちできるかといえばそれは無理ゲーすぎる。正直、米軍を叩き出したベトナム軍より遥かに士気が高く異常に強い。おまけに周りの国々は冷淡ないし敵対的だし。米軍はイラクを追い出されかけていてシリアにも居続けられなりつつあるようだ。
大体において、商船が紅海を安全に通過できないかといえばイスラエル関係でさえなければ米英他でさえ実はそんなことはない。今でも紅海を多くの非イスラエル・米欧他以外の船が行き来している。だが、イエメン攻撃によってアンサールアッラーを敵に回したので米英他の参戦国関係の船も全面的に通れなくなってしまったんではっきり言って馬鹿としか言いようがない。まあ、商船保護そのものは口実でしかなく、ジェノサイドイスラエル決死擁護のためなんで、米欧他だがイスラエルと無関係な商船が通れなくなってもいいのだからしょうがない。F-18が撃墜されたり高額な偵察ドローンが複数撃墜されたり、金塊を撃ち込むような高額なミサイルをどかどか撃つのも惜しくはないのだろう。それが米欧他の偉い人金持ちを除く自国民と外国にどう映るかなんて連中には気にならないのだろうし。
米軍でも駆除できないものをロシア、ウクライナが互いに中々、狩れないのも当然か。
HIMARS破壊は運とヘマと努力の組み合わせの大金星なんだろう。
地上軍送り込んでフーシ派を殲滅するしか無いんじゃないかと
いくらかかるか知らんけど
フーシを熱狂支持する一般住民の、刺すような敵意の中を行軍するのは、米軍としても、さぞ厳しいものがあろう。
かと言って、サウジ側(政府軍支配地域)から進軍したら、紅海まで死ぬほど距離あるしな。
それをやるくらいなら、ガザ虐殺の名目でイスラエルのネタニヤフ政権を退陣に追い込んで、イエメンと和解したほうが安上がりでしょうね。
何より、ガザも全く収束への道筋が見えない。ガザも泥沼化、紅海も泥沼化というアフガンの二の舞を演じるよりは、外交的立ち位置の変更が求められる段階に入りつつあると。
また、「地上軍送り込んでフーシ派を殲滅」そのものが、「アフガンに地上軍送り込んでタリバンを殲滅」と同じ絵空事に終わる危険性も高すぎます。短期的に潰しても、10年後にフーシ派が復権するのでは何の意味もないですし。
>ガザも全く収束への道筋が見えない。
そう認識していながら、ガザと同等の人口比で国土が広く正規軍を有し国外からの支援もあるウクライナを、ロシアならば屈服し得ると期待するのは歪んでますな。
簡単なことですよ。
ウクライナ人は国境を越えれば戦争とバイバイ。
パレスチナ人は逃げ場はない、降伏という選択最初からはないです。
「ジェノサイド」という言葉をよく理解してください。
>ウクライナ人は国境を越えれば戦争とバイバイ。
そう考えるウクライナ人が多数であれば、緒戦の段階でとっくに戦争は終わっていますよ。既に戦争は2年以上過ぎているのに、2年3か月後にそういう状態になる蓋然性はないです。現実を見た方がよろしい。
>>現実を見た方がよろしい。
ブーメランで草
それなら結構なことじゃないですか。
お互い、大いに現実は見た方がよろしい。
紅海のシーレーン死んでしまいましたね。
北極海航路の重要性が増すので、ロシアとは上手くやる必要があるのは変わらないでしょう。
低速のドローン相手ならともかく弾道ミサイルに安価な迎撃手段は無理でしょ
電子戦くらいか?
詰んでる
スエズ運河や紅海が使用できず不利益を被っているエジプトサウジアラビアを主体とした反シーア派連合軍が攻め込まないかなと淡い期待
数年前にサウジが介入しするも反撃されててすぐに撤退、挙句SRBMを製油所関連近くに警告として打ち込まれてビビっているのが今のサウジアラビアですが。
チキンな自分らと違ってイスラエルと戦ってくれてるフーシ派とサウジやエジプトが戦うわけないでしょ。
本来パレスチナと同じスンニ派のエジプトサウジが戦わないといけないくらいなのに
だから米英が地上軍を派遣しないといけないわけ。
ちなみにイエメンは人口3000万いてその大部分はフーシ派の所にいる。政府側って砂漠の殆ど人のいない所にしかいないし、欧米やサウジらの支援で何とか政府軍という傀儡政権があるだけだし
WWⅡみたいになって来ましたが、当時を反省して各地の船員組合で戦争には協力しないなんて話しは負けてしまった日本限定の事なんでしょうか
先進国・または中進国の船長1人と後進国の何十人の船員、ならば積荷は保険かかってるから死んでもどうでもいい資本主義の回答ですね
ウクライナ戦争でもそうですが責任なんてものは上はぜつ
ごめんなさい
ウクライナ戦争でもそうですが、責任なんてものは上は絶対に取らずに現場おろしでフィニッシュです。
ゼレンスキーもプーチンももちろん、ネタニヤフもフーシのトップ誰か知りませんが絶対に責任なんて取りません。
酷い話しだな
✕当時を反省して各地の船員組合で戦争には協力しない
◯船も船員も根こそぎ徴用しておきながら、ろくに補償もせずに支払いを踏み倒した、日本政府の戦争には協力しない
が認識として正しい。
✕日本政府は補償を支払いもせず踏み倒した
〇日本政府は支払う気だったが連合国の要請(実質命令)で補償に100%課税せざる負えなくなった
あと別に補償打ち切られたのは海運だけじゃなくあらゆる産業でしょう
それなら船員組合は、日本政府ではなく連合国のことを恨んでいるはずだけど、実態は日本政府のことを許さず今でも深く恨んでるよね。
これは、彼らがお門違いの恨みを続けているという認識かな?
お門違いとまでは言いませんが、補償を全くしてないというのは明らかに間違いです
連合国(特にソ連)の意向で戦時補償債務こそ打ち切りましたが、昭和21年末から始まった計画造船と復興金融金庫の発足で朝鮮戦争が終わるまでに海運に600億円が投じられていますし、朝鮮戦争の休戦によって造船業が不況に陥った際には造船用鋼材の価格引下げ、租税優遇、臨時船質等改善助成利子補給法と可能な限り日本政府は海運をサポートしているでしょう
GHQの洗脳みたいなもんでしょそれ
民間船でも容赦なく沈めている連合軍がどうみても悪いのにね
専門家もそう言っていたけどASBMはまともな命中率を期待できないから使い物にならない論は一体なんだったのか
西側の専門家がアホなだけだろ。
1960年代に実戦配備されてるキッチン(Kh-22)の時点で、高高度突入モードは事実上の対艦弾道ミサイル攻撃で、マニューバもアクティブレーダーホーミングも出来てたっちゅーに。
タンカーは低速で航路も明確だから弾道ミサイルを当てるのは難しくない。
使い物にならない論は高速で不規則に動き回る対軍艦の話。
フーシ派の攻撃を受けた商業船(TRUE CONFIDENCE)は全長183m・最高速度18ノットなので、もっと大型の空母や強襲揚陸艦は命中を期待できそうな気が(護衛艦の迎撃は考慮しない場合)。
そもそも30ノット前後で不規則に動いても、弾道ミサイルの速度には対処できないと思う。
いやいや、かつてミリオタや軍事専門家が対艦弾道ミサイルの有用性を否定していた理由は軍艦の速度と回避行動云々ではなくて、弾道ミサイル側のCEPと突入時の速度からしてシーカーが使い物にならないと断定していたのが9割でしたよ
そもそもシーカーが機能して追尾しているなら速度だの機動性だのは些細な問題になってしまいます
米英軍の攻撃前にイランや何処かからフーシ派に情報が伝わっていて、すでにもぬけの殻だった、なんて記事もあったから、反撃するなら発射直後を感知してミサイルを打ち込むくらいしないとだめだろうな
実際、紅海にはイランの駆逐艦だかフリゲート艦だかがいるそうですね
海運の安全確保や海賊への対処などの任務のためだそうな
・真の策源地であるイランを叩かないと駄目
・でもイランを叩くと核武装を誘発するから無理
つまり詰んでる
アメリカを筆頭とした西側とされる国々の優位が音を立てて崩れていっているようで恐ろしくて仕方ない
金銭的に裕福とは言えないが曲がりなりにも豊かと言える生活を送れているのは今の国際体制のお陰でしかない
私の生活の為に非西側世界には不利な状態でいて貰わないと困る
>私の生活の為に非西側世界には不利な状態でいて貰わないと困る
その潔さには脱帽です。私も堂々と己に有利な国際社会を望むと主張する人間でありたい。
ただ、私はおそらく自分の生活が保てるなら中露陣営に鞍替えすることを厭いません。西側に属したところで貧しくなる一方ならば、見切りをつけて捨てるでしょう。
無論、国家が国民の自由を尊重する方針を捨て、思想統制を強める道を選んだならばまた話は違うでしょうが。非国民と弾圧されることを逃れるだけの処世術もまた必要になるでしょうし。
昔読んだ、伊藤計劃氏の『虐殺器官』って小説を思い出しました……
あれも、主にアメリカの安寧と繁栄のために、貧しい国や政情不安定な国に貧乏くじを引いてもらおう、みたいな話だった気がします。
他によって破壊されるなら対抗のしようもありますが、西側自身が破壊してるんで付ける薬も無いですね…
西側の政財界が人権も国際秩序も投げ捨ててイスラエルと沈んで行きたいのだから、どうしようもありませんわ
今回のイラン総選挙で更に反米の超強硬派が大躍進したので、このまま核武装に踏み切る可能性が高まったと思います。
なんとかするためには地上侵攻しかないっていう話はまあそうなんだけど、この20年間を無駄にし続けてきた米軍に既にアフガン紛争やイラク戦争の頃の圧倒的な力はなく、泥沼化してウクライナと同じような状態に引きずり込まれるだろう
反欧米パワー(ほとんど反米だと思うけど)で回ってる国を舐めすぎですね
欧米が介入すると待遇がどんなに悪くてもやる気がでるわけです
これは多分ロシアもそうで、欧米が明確にウクライナについて支援したからロシア人もやる気だすわけです
つまり欧米ってのは敵国に士気バフを与えるわけですね
逆に妙な行動原理で味方にデバフを与えるから構造的に欧米サイドが常に負けるのは必然なんですよ
うーむ遂に死者が出てしまいましたか
遅かれ早かれではありましたが
しかし西側もイスラエルの今のネタニヤフ暴走内閣とっちめて入植やめさせる方が手っ取り早く思いますね
コスパ以前に目的達成しても瑕疵ばかり残る負の遺産にしかならないのではありませんかね、現在の対イスラエル支援は
自身の攻撃能力の2,3割を代償に、イスラエルとの関係が不明な商船に対しいくらの攻撃を行う、という取引は明らかに割に合ってません。SM2の消耗など比較にならない。物質本位で考えれば普通に考えれば無意味なはずはなかった。
そして紅海は、イスラエルや”親イスラエル国”だけが利用しているわけでもなく、フーシの理念がなんにせよ、国際物流の不安定化がその達成に資するとも甚だ思えません。
なのに攻撃を継続する以上は、フーシには私の理解を越えたものがあるのか、単純にハマス同様に損得勘定ができない山賊でしかないか。そのどちらかなんでしょうね。
んーとりあえず山賊、海賊の類と言う認識は少なくとも誤りですね
それはソマリアの海賊と比較すれば分かるはずです。そちらはほら身代金という狙いがありましたね
こちらは、まあ聞こえてきません。この行為によって金銭的な利益を求めていません。別物です
まあ理解できない存在としておく方が無難だと思いますよ
>理解できない存在
イスラム圏における「血族の結束」と「宗教への執着」は我々西側の人間にとって理解不能なほど強力であり、この性質故に移住先でも現地人と交流を持たず、前近代的な風習を守り続けるため特に欧米諸国では忌み嫌われている。パレスチナ人という同族を異教徒から解放することは彼らにとってこの上ない大義である。
まあ西洋人も中世までは「宗教に執着」しており、エルサレムという聞いたこともない土地の奪還のため貴族からゴロツキまでもが私財を投じて十字軍に参加したものだ。
たとえばイランがフーシをけしかけて、英米を泥沼の地上戦に引きずりこませようとするなら、その策略をなぜ英総選挙や米大統領選を控える今試みるのかという話になるし、そもそもこの程度で地上戦やるわけもないですよね。
”防衛用無人機やEWシステムといった技術の組み合わせが可能性をもたらすかもしれない”
そうだと思います。
無人偵察機と無人攻撃機で対処するべきでは。
無人攻撃機はスティンガーミサイルを運用できると良いですね。
艦隊側は護衛すべき船舶と陸地の間に位置して、艦砲とRAMを使える様にしては。
対艦弾道弾?以外にはSM2は勿体無い様な。
ついに貧乏人でも大国相手に戦争ができる時代になってきたってことですね。空爆も費用対効果が得られず、地上戦なんてもってのほか。自由主義陣営にはしょっぱい時代がやってきました。